レゴリス帝国・龍鮮王国首脳会談

477年(今上33年) 2月　レゴリス帝国首都　ブリンスト

レゴリス帝国と龍鮮王国の首脳会談です。龍鮮王国より議政府総理大臣、姜英哲が出席致します。

「はじめましてヴェルトミュラー総統閣下。フリューゲルの超大国である貴国に訪問して閣下と会談が叶うことを光栄に思います。」

レゴリス帝国からは帝国総統 リーゼロッテ・ヴェルトミュラーが出席します。

「こちらこそ初めまして、姜英哲閣下。私はレゴリス帝国で総統をやらせて頂いております、リーゼロッテ・ヴェルトミュラーという者です。以後お見知り置き下さいませ。そして、ようこそレゴリスへ。この私と、レゴリス帝国政府並びに帝国国民は姜英哲閣下を歓迎致します。

私としても、東方に於ける良識ある国家の1つである龍鮮王国を統べる姜英哲閣下と会談を行うことが出来て、大変光栄ですわ。今回の会談が実り多きものになることを期待しております。」

「祖国を高く評価していただき心より嬉しく思います。
私も実り多い会談ができることを期待しております。

今日は閣下に贈り物を一つ、宮廷衣装メーカーの龍鮮彩衣が制作しましたゴスロリ風チマ・チョゴリです。お気に召されましたか？」

※イメージ　http://suzume.moo.jp/ira064.html

「あら、凄く綺麗な服ですね。
生涯に一度はチマ・チョゴリを着てみたかったので、会談後に予定している晩餐会で着させて頂きますわ。

さて、本題に入りましょうか。
今回、我が国は貴国の御提案を受けてこの場を設けましたが、会談を提案なされたということは、貴国から何らかの御提案があるのでは？
と私は考えておりますが、そのような御提案の類等はあるのでしょうか？」

「レゴリス帝国と龍鮮は官民共に交流が深く、その絆は日々強くなってきております。

そこで、私は両国関係のさらなる発展のために「龍鮮・レゴリス不可侵条約」を提案させて頂きたいと思います。

【龍鮮王国・レゴリス帝国不可侵条約】(外務院作成)
第一条　本条約は龍鮮王国とレゴリス帝国間の相互不可侵を規定する。
第二条　龍鮮王国・レゴリス帝国は相互の武力行使発動を控える。
　第1項　禁止される軍事行動はミサイル発射、衛星破壊砲、レーザー発射、陸上部隊派遣である。ただし、怪獣、海賊出現国の援護をする場合はこの限りではない。
第三条　龍鮮王国・レゴリス帝国は第三国との間に発生した国際問題に対し相互に中立を保つ。
第四条　本条約の有効期限をフリューゲル暦で10年とし、締結国の異議がなければ自動的に更新される。
　第1項　本条約を破棄する場合は、破棄の半年前に通告する。

如何でしょうか。」

「我が国は貴国との不可侵条約締結を歓迎致します。
条文に関しては、姜閣下が提示なされたもので問題ありませんわ。
調印に移りたいと思いますが、如何でしょうか？」

「ありがとうございます。　では調印に移りましょう。」

용선 왕국　의정부국무총리　강영철
(龍鮮王国　議政府総理大臣　姜英哲)

「では私も調印致しましょう。」

レゴリス帝国総統 リーゼロッテ・ヴェルトミュラー

「さて、調印も済ませましたので、貴国から特に議題がないようでしたら本会談は終了としたく考えているのですが如何でしょうか？」

「はい、今日は閣下のお蔭でとても有意義な会談となりました。今後の龍鮮とレゴリスの友好が永久に続くことを願ってお別れの挨拶を述べさせて頂きたいと思います。」

「ええ、我が国としても今後の両国の関係が良好であることを願っておりますわ。
それでは、これにて会談は終了とさせて頂きます。」