日ノ本帝国に対する警告声明

我が国は日ノ本帝国の南西ヴォルネスクにおける非人道的殺戮行為について強く非難する。
貴国の行為は我が国としても看過できるものではなく、南西ヴォルネスクのみならず国際的な脅威となりかねないものである。
貴国に対して南西ヴォルネスクに対する攻撃の停止および同地域からの完全撤退を要求する。
貴国がこれ以上の非人道的行為を行うのであれば我が国としても宣戦布告を含めた手段を取らざるを得ないと考えている。

　我々は日ノ本の暴挙を肯定するつもりもないし、陸地破壊弾が非人道的という主張には頷けるが、そもそも非人道的な武器の使用に至らしめた経緯が何であるのか、貴国は吟味する必要があると思料する。
　ではミサイル兵器は人道的だろうか？ＮＯである。兵器である以上人道的なものなど何一つとして存在しない。貴国が日ノ本帝国の兵器使用を非難するのは結構なことである。勿論、非難を行う以上、五国協商が日ノ本帝国にミサイルなどの対人殺傷能力を有する兵器を用いて攻撃した場合、同様に非難を行うということであるから、我が国としては戦争防止のためにも非人道的兵器の使用に対する非難を歓迎する。

　神桜帝国政府の主張は理解不能である。国家の行為として、奇襲攻撃が国際的な信義に悖る、という主張であれば理解ができるが、貴国が非難しているものは非人道殺戮行為である。貴国の外交担当者は先ずは国際公用語の勉強から始めるべきではないかと思料する。

　第一、日ノ本帝国は戦争規定を無視しているが「宣戦布告を受けた側」である。この場合、日ノ本が非難されるべきは戦争規定の無視及び非人道的兵器の使用であり、貴国は事実を誤認している。また、戦争規定を遵守していれば、自衛権の行使は全ての国家が普遍的に有する固有の権利であると思料する。戦争規定の違反処分は国際司法裁判所によって為されるべきであり、第三国たる貴国が関与すべき事案とは判断し得ない。

我が国は宣戦布告なき攻撃に対して非人道殺戮行為と呼び非難したものであります。宣戦布告が無い以上、戦争ではなく一方的な殺戮攻撃であるという認識です。
我が国の介入の根拠としては、日ノ本帝国の行為は我が国を含む国際的な秩序を破壊しかねないこと、我が国と関係が深い国家が参戦すること、などが挙げられます。

私の言葉が聞き取れなかったようであるので、もう一度繰り返す。

日ノ本帝国は戦争規定を無視しているが「宣戦布告を受けた側」である。この場合、日ノ本が非難されるべきは戦争規定の無視及び非人道的兵器の使用であり、貴国は事実を誤認している。

　ここまで事実を誤認しているとなると、本戦争の発生事由を貴国は述べる事が出来るのか非常に疑問である。貴国と関係の深い国家が参戦しているから介入するという論は極めて利己的な外交、介入理由であると言わざるを得ない。

我が国の情報誤認と深き思慮無き発言に対してに深く謝罪いたします。
今後、同様のことが決して無いようにいたします。