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Re: サントテルザ会談

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ストリーダ王国

なし Re: サントテルザ会談

msg# 1.2
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1
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2016/1/21 23:13 | 最終変更
ストリーダ王国  半人前   投稿数: 40

ストリーダ王国首相 レベッカ・エッカーマン
 
 初めまして、ミハイル・スウィトナー大統領。
 この度は、急な首脳会談の申し出にも関わらず会談の場を設けていただいたことに深い感謝を申し上げます。本会談の契機については心が痛むものだと思っておりますが、私としてもウェールリズセを訪れ、スウィトナー大統領と会談を行えることは大変喜ばしく思っております。
 そして、本会談は両国の命運が掛かっており、悲劇を引き起こさないために有意義な会談にしたいと思っております。昨今の両国の隔たりを解消するだけでなく、両国が互恵・相互理解の精神で切磋琢磨し合っていく大切な機会となることを切に願っております。
 
 まずは、問題となった経済制裁措置とそれに関連することについて話し合いたいと思います。
 御存じの通り、この度のベルサリエーレ王国に対する措置の問題ならびに報道官の論争による緊張の高まりによって両国間で外交的摩擦が生じています。
 経済制裁措置の発動を決定した推移についての大方の説明は、先の緊急記者会見においてご説明した通りになります。当時、調査団の派遣はすでにクイーンズ連邦を中心に提案がなされており、第三国による調査としていました。しかし、ベルサリエーレ王国政府は提案したクイーンズ連邦の国情を理由に調査団派遣の案を反故にしていたとみられる対応をしていたと見受けました。調査国は第三国という説明を受けたからには、調査団派遣という提案自体を反故にすべきではなかったものと考えております。
 その対応を受けて、政府はベルサリエーレ王国政府が意図的に時間稼ぎを図っている可能性があると考え、証拠を隠滅する可能性・事態の更なる悪化も考慮してベルサリエーレ王国政府に対して具体的な措置を用いて、協力的な対応をするよう催促に取り掛かりました。
 しかし、今回の措置につきましては対応を急いだがために確実性が損なわれ、強引なものになったと考えており、本問題における我が国の対応で適切でなかったところがあると痛感しております。先日には、外務省を通して、正式に陳謝する旨をベルサリエーレ王国政府に伝え、制裁凍結による食料交易再開に向けた取り組みを図っております。制裁を実施した国の代表者として、混乱を与えうる措置を行った責任を重く受け止めており、その責任は最高責任者である私にあるものと考えております。
 しかしながら、同時に私は一国の指導者として国民を守る責任・義務もあります。使用した兵器に関して論議が行われておりますが、ベルサリエーレ王国政府が使用した兵器によっては水質汚濁等による農作物の汚染も考えられます。我が国はベルサリエーレ王国より食料を輸入しており、仮に汚染された食料が国内に流通した場合、国民の健康被害が発生する恐れも否定できません。そのような懸案も考慮した上でベルサリエーレ王国との食料交易停止という不本意な判断に至ったことを改めてご説明します。
 
 また、経済制裁措置に伴う報道官の論争による騒動に関してですが、当時の報道官の対応が混乱を招いて貴国に不快な思いを与えた責任を感じております。騒動が悪化するにつれて彼は引っ込みがつかなくなる事態に追い込まれていたと私は考えております。
 私は、任命責任者として今回の騒動の責任を取るとともに、この場を借りて心より直接お詫びを申し上げたいと思います。誠に申し訳ございませんでした。
 
 そして、両国の関係修復には貴国の協力が必要不可欠であると考えております。貴国の発表において調査の結果次第では制裁を実行した我が国に責任を取らせる旨を公言したことで、残念ながら我が国では貴国の考えている要求に対する不安感・警戒感や引くにも引けない雰囲気が広まりつつあります。
 つきましては、この問題に関して貴国の現在考えている我が国への対応についてお聞きします。私は、今まで積み上げてきた外交努力を全て火の海へ投げ込むことだけは避けたいと思っております。
 

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