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- カルセドニー社会主義連邦共和国 へ行く。
4: 2018-03-23 (金) 22:48:53 Chalcedony | 5: 2018-03-29 (木) 20:25:54 Chalcedony Attached file: 宗教.png |
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|通貨|カルセドニー・ダラット| | |通貨|カルセドニー・ダラット| | ||
- | *更新情報 [#ucdb0434] | + | *更新情報 [#s0444aee] |
|~日時|~更新内容|h | |~日時|~更新内容|h | ||
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|2018年3月23日|主要な政治家を加筆、外交に関する情報を追加| | |2018年3月23日|主要な政治家を加筆、外交に関する情報を追加| | ||
|2018年3月25日|政党、外交の項目を編集| | |2018年3月25日|政党、外交の項目を編集| | ||
+ | |2018年3月29日|宗教の項目を編集、条約に関する情報を追加| | ||
- | *概要 [#baf28061] | + | *概要 [#o13d81af] |
カルセドニー島入植地・カルセドニー島共和国及びカルセドニー連合を前身とする社会主義政権。764年に行われた憲法制定議会選挙で労働党・連合党の左派連立政権が誕生したことで成立した。カルセドニー連合では形式的なものだった議会制民主主義を本格的に導入したためサンディカリスム政権とは言えなくなったが、労働組合の影響力はまだ残されている。 | カルセドニー島入植地・カルセドニー島共和国及びカルセドニー連合を前身とする社会主義政権。764年に行われた憲法制定議会選挙で労働党・連合党の左派連立政権が誕生したことで成立した。カルセドニー連合では形式的なものだった議会制民主主義を本格的に導入したためサンディカリスム政権とは言えなくなったが、労働組合の影響力はまだ残されている。 | ||
- | **国名 [#j1f6ff5a] | + | **国名 [#c4aef1c4] |
カルセドニー社会主義連邦共和国の名称は、サンディカリスムを唱える連合党とそれに否定的な労働党の妥協の産物である。すなわち、社会主義国家であることは明記されているがその先に踏み込むことは避けたものであるといえる。カルセドニー島共和国、カルセドニー連合ではそれぞれ正式国名に「Island」「Islands」が入り、この違いも強調されていたが、現国名からはこの語は外されている。 | カルセドニー社会主義連邦共和国の名称は、サンディカリスムを唱える連合党とそれに否定的な労働党の妥協の産物である。すなわち、社会主義国家であることは明記されているがその先に踏み込むことは避けたものであるといえる。カルセドニー島共和国、カルセドニー連合ではそれぞれ正式国名に「Island」「Islands」が入り、この違いも強調されていたが、現国名からはこの語は外されている。 | ||
- | **国旗 [#q6389290] | + | **国旗 [#h8b25434] |
カルセドニー連合と同様のものを使用している。 | カルセドニー連合と同様のものを使用している。 | ||
背景はカルセドニー島共和国のものと同じ青赤の2色(ただし、青は若干深い青に変わり旧世界の連邦旗と同様の色になっている)だが、アナルコ・サンディカリスムのイメージに寄せるため中央ではなく右上から左下にかけて区切られている。この旗はサンディカリスム色が鮮明ではなくなった現政権でも維持された。また、共和国旗の背景色は「旧世界との連帯」を示すものだったが、現国旗の赤は社会主義を、青はカルセドニーを取り囲む海を表している。左上の大きい星はカルセドニー島を表しており、右側の十字に並ぶ6つの小さな星は南部・西部のガーネット諸島を表している。共和国旗では黄一色だった星が黄縁に赤になっているのは、現政権のの社会主義を象徴している。 | 背景はカルセドニー島共和国のものと同じ青赤の2色(ただし、青は若干深い青に変わり旧世界の連邦旗と同様の色になっている)だが、アナルコ・サンディカリスムのイメージに寄せるため中央ではなく右上から左下にかけて区切られている。この旗はサンディカリスム色が鮮明ではなくなった現政権でも維持された。また、共和国旗の背景色は「旧世界との連帯」を示すものだったが、現国旗の赤は社会主義を、青はカルセドニーを取り囲む海を表している。左上の大きい星はカルセドニー島を表しており、右側の十字に並ぶ6つの小さな星は南部・西部のガーネット諸島を表している。共和国旗では黄一色だった星が黄縁に赤になっているのは、現政権のの社会主義を象徴している。 | ||
- | *地理 [#f3a8d994] | + | *地理 [#zd9bc661] |
&ref(T25323.png){空撮写真}; | &ref(T25323.png){空撮写真}; | ||
&size(10){703年7月初旬時点の空撮写真(当時の人口:9457万8千人)}; | &size(10){703年7月初旬時点の空撮写真(当時の人口:9457万8千人)}; | ||
- | **国土 [#k0474b65] | + | **国土 [#d6a9fea0] |
カルセドニーの国土は北半球の温帯~亜熱帯地域に位置し、南部は熱帯に属する。国土は概して平坦で、カルセドニー島中央のクリソプレーズ首都特別区南方~アゲート市にかけて東西に傾斜の緩やかな丘陵地帯がある以外に大規模な山脈は存在しない。特に北部には大平原が広がり、大都市圏をなす。中部以南の沿岸地域や東部を流れるカルセドニー最大の河川、ジャスパー川の流域には広大な照葉樹林が広がり、その面積は世界でも有数である。 | カルセドニーの国土は北半球の温帯~亜熱帯地域に位置し、南部は熱帯に属する。国土は概して平坦で、カルセドニー島中央のクリソプレーズ首都特別区南方~アゲート市にかけて東西に傾斜の緩やかな丘陵地帯がある以外に大規模な山脈は存在しない。特に北部には大平原が広がり、大都市圏をなす。中部以南の沿岸地域や東部を流れるカルセドニー最大の河川、ジャスパー川の流域には広大な照葉樹林が広がり、その面積は世界でも有数である。 | ||
- | **行政区画 [#w19ea5ee] | + | **行政区画 [#d4f75296] |
連合の行政区画であった市を統合した州を引き継いでいるが、州は地方政府としての役割のみが与えられ連合時代に存在した議会に議員を送り込む権利は失われた。その結果中央集権化が進んでおり、特に中央政府に反対するガーネット諸島のセビーリャ系移民の反発が大きい。 | 連合の行政区画であった市を統合した州を引き継いでいるが、州は地方政府としての役割のみが与えられ連合時代に存在した議会に議員を送り込む権利は失われた。その結果中央集権化が進んでおり、特に中央政府に反対するガーネット諸島のセビーリャ系移民の反発が大きい。 | ||
- | *歴史 [#pdad97e5] | + | *歴史 [#oda7d67d] |
[[カルセドニー史]]を参照のこと。特に、カルセドニー連合の成立過程については[[カルセドニー革命]]が詳しい。 | [[カルセドニー史]]を参照のこと。特に、カルセドニー連合の成立過程については[[カルセドニー革命]]が詳しい。 | ||
- | *政治 [#md6b082f] | + | *政治 [#id35a179] |
- | **政策スライダー [#x5d5982e] | + | **政策スライダー [#k9c67022] |
|>|>|>|~カルセドニー社会主義連邦共和国:急進的左翼|h | |>|>|>|~カルセドニー社会主義連邦共和国:急進的左翼|h | ||
|民主的|----◆-----|独裁的|民主化は社会主義政権により半端に終わった| | |民主的|----◆-----|独裁的|民主化は社会主義政権により半端に終わった| | ||
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764年に公布された連合憲法による政治制度を示す。 | 764年に公布された連合憲法による政治制度を示す。 | ||
- | **大統領 [#y8d414b7] | + | **大統領 [#s3a80519] |
連邦共和国の元首はカルセドニー島共和国、カルセドニー連合に引き続き大統領である。共和国時代の大統領とは異なり、国民の直接選挙ではなく、共和国議会によって任命される。任期は10年間と定められており、10年経過するごとにその時点の共和国議会により新たな大統領が指名される。任期は延長されたが、この仕組みは連合から引き継いでいる。ただし、連合時代には不文律に過ぎなかった再選制限が明文化され、2期20年を上限としている。連合時代には議会の下に置かれていた各専門委員会が大統領に直属する形となったため、行政府の長としての権限は比較的強大になった。 | 連邦共和国の元首はカルセドニー島共和国、カルセドニー連合に引き続き大統領である。共和国時代の大統領とは異なり、国民の直接選挙ではなく、共和国議会によって任命される。任期は10年間と定められており、10年経過するごとにその時点の共和国議会により新たな大統領が指名される。任期は延長されたが、この仕組みは連合から引き継いでいる。ただし、連合時代には不文律に過ぎなかった再選制限が明文化され、2期20年を上限としている。連合時代には議会の下に置かれていた各専門委員会が大統領に直属する形となったため、行政府の長としての権限は比較的強大になった。 | ||
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|初代大統領|レクハ・アメトリン|労働党|764年~| | |初代大統領|レクハ・アメトリン|労働党|764年~| | ||
- | **共和国議会 [#b5253116] | + | **共和国議会 [#t32da7b4] |
憲法制定議会選挙実施に当たる主要4党同意により、憲法制定議会を共和国議会として引き継いだ。定数は600で、10年ごとに200議席が改選されることになっている。選挙方式は市を単位とした比例代表制で、阻止条項が設けられているため主要4党以外が議席を獲得することは難しい。 | 憲法制定議会選挙実施に当たる主要4党同意により、憲法制定議会を共和国議会として引き継いだ。定数は600で、10年ごとに200議席が改選されることになっている。選挙方式は市を単位とした比例代表制で、阻止条項が設けられているため主要4党以外が議席を獲得することは難しい。 | ||
- | **専門委員会 [#t170d4c7] | + | **専門委員会 [#z69375ad] |
連合の専門委員会を受け継ぎ、自主管理基礎組織・労働組織・連合組織・専門委員会の4段階による構成は変化していない。ただ、各専門委員会は大統領に直属するよう変更され、国家経済の全てを取り仕切っている(全国民が官僚だと思えばよい)。 | 連合の専門委員会を受け継ぎ、自主管理基礎組織・労働組織・連合組織・専門委員会の4段階による構成は変化していない。ただ、各専門委員会は大統領に直属するよう変更され、国家経済の全てを取り仕切っている(全国民が官僚だと思えばよい)。 | ||
全ての自主管理連合組織はいずれかの専門委員会に所属している。専門委員会は共和国の大統領府の専門委員会がもとになっており、700年代初頭の混乱を招いた原因を排除するためとして大幅な再編が行われている。連合時代には外交官帰依の委員会は存在しなかったが、開国にあたって外交委員会が新たに設けられた。以下に委員会の一覧と各委員会の説明を示す。 | 全ての自主管理連合組織はいずれかの専門委員会に所属している。専門委員会は共和国の大統領府の専門委員会がもとになっており、700年代初頭の混乱を招いた原因を排除するためとして大幅な再編が行われている。連合時代には外交官帰依の委員会は存在しなかったが、開国にあたって外交委員会が新たに設けられた。以下に委員会の一覧と各委員会の説明を示す。 | ||
Line 119: | Line 120: | ||
開国に際し新たに設けられた。外交・貿易・国民の海外渡航など諸外国とのかかわりがある業務を全面的に受け持つ。共和国の外務委員会からは組織を引き継いでいない。 | 開国に際し新たに設けられた。外交・貿易・国民の海外渡航など諸外国とのかかわりがある業務を全面的に受け持つ。共和国の外務委員会からは組織を引き継いでいない。 | ||
- | **自主管理基礎・労働・連合組織 [#nbea7cfe] | + | **自主管理基礎・労働・連合組織 [#e25c5b7a] |
共和国の時代の全ての企業はこの自主管理基礎・労働・連合組織に再編された。全ての市民はその職場である自主管理基礎組織に所属しており、基礎組織は労働組織に、労働組織は連合組織に、そして連合組織はいずれかの専門委員会に必ず所属している。つまり、全ての市民は組織を通じて委員会に所属していることになり、どの委員会に所属するかが市民の人生最初の、そして最大の選択となる。初等教育を終えた全ての少市民は中等教育へ進む際に委員会を選び、この時に選択した委員会による専門教育を受けることになる。 | 共和国の時代の全ての企業はこの自主管理基礎・労働・連合組織に再編された。全ての市民はその職場である自主管理基礎組織に所属しており、基礎組織は労働組織に、労働組織は連合組織に、そして連合組織はいずれかの専門委員会に必ず所属している。つまり、全ての市民は組織を通じて委員会に所属していることになり、どの委員会に所属するかが市民の人生最初の、そして最大の選択となる。初等教育を終えた全ての少市民は中等教育へ進む際に委員会を選び、この時に選択した委員会による専門教育を受けることになる。 | ||
- | **政党 [#g0f78f07] | + | **政党 [#z968ba48] |
現憲法下の議会は、市を単位とする比例代表制を採用する一方で全国の集計結果において一定の得票率を獲得していない政党には議会が与えられない阻止条項を設けており、労働党・連合党・進歩党・共和党の4党以外が議席を獲得することは困難になっている。この4党のイデオロギーや政策について以下で述べる。 | 現憲法下の議会は、市を単位とする比例代表制を採用する一方で全国の集計結果において一定の得票率を獲得していない政党には議会が与えられない阻止条項を設けており、労働党・連合党・進歩党・共和党の4党以外が議席を獲得することは困難になっている。この4党のイデオロギーや政策について以下で述べる。 | ||
- | ***労働党 [#tc090b52] | + | ***労働党 [#m014a720] |
-党史 | -党史 | ||
Line 148: | Line 149: | ||
-766年5月中旬:レクハ談話により政治的右派に+1 | -766年5月中旬:レクハ談話により政治的右派に+1 | ||
- | ***連合党 [#h0406343] | + | ***連合党 [#kf0b9073] |
-党史 | -党史 | ||
Line 165: | Line 166: | ||
|介入主義|-◆---|孤立主義| | |介入主義|-◆---|孤立主義| | ||
- | ***進歩党 [#ebc5ba1e] | + | ***進歩党 [#me808238] |
-党史 | -党史 | ||
Line 182: | Line 183: | ||
|介入主義|--◆--|孤立主義| | |介入主義|--◆--|孤立主義| | ||
- | ***共和党 [#p046ee8b] | + | ***共和党 [#a3fc8848] |
-党史 | -党史 | ||
Line 198: | Line 199: | ||
|介入主義|-◆---|孤立主義| | |介入主義|-◆---|孤立主義| | ||
- | **主要な政治家 [#eab8d4f6] | + | **主要な政治家 [#a2a76790] |
- | ***レクハ・アメトリン [#g351bad1] | + | ***レクハ・アメトリン [#g44f59c8] |
初代大統領。労働党共産派の派閥長として連合末期のカルセドニーで勢力を伸ばし、憲法制定議会選挙の実施に同意、選挙で第1党となり大統領の座を獲得した。裏工作には長けているが国民からの知名度は低く、実際のところかなり影が薄い。 | 初代大統領。労働党共産派の派閥長として連合末期のカルセドニーで勢力を伸ばし、憲法制定議会選挙の実施に同意、選挙で第1党となり大統領の座を獲得した。裏工作には長けているが国民からの知名度は低く、実際のところかなり影が薄い。 | ||
- | ***トリク・ユーファストーン [#u7baaad8] | + | ***トリク・ユーファストーン [#nc460a23] |
連合の最後の大統領(任期750年~764年)。労働党の組合派に属し、750年に連合大統領に就任、755年、760年と3選を果たした。労働党共産派及びそれを支持する軍と対立、非合法化されていた共和党の合法化を752年9月8日のカルセドニー革命50周年記念式典に際し特別恩赦、その後も裏で共和党・進歩党と協調しつつ両党の訴える憲法制定議会選挙の実施に同意、組合派を率いて労働党から離脱、連合党を結成して選挙に臨んだ。しかし、世界革命路線を唱える連合党は国民からさめた目で見られ、結果として連合党は惨敗、共和・進歩両党との連立交渉においても扱いを軽んじられた。これに対し労働党は連合党の切り崩しを図り、労働党が連合党にかなり妥協することで社会主義連邦共和国の成立に至った。労働党からは「自己批判したとはいえ裏切り者は裏切り者」右派からは「裏切り者」扱いであり、政界での評判はかなり悪い。ただし、国民からの人気はそれなりにある。 | 連合の最後の大統領(任期750年~764年)。労働党の組合派に属し、750年に連合大統領に就任、755年、760年と3選を果たした。労働党共産派及びそれを支持する軍と対立、非合法化されていた共和党の合法化を752年9月8日のカルセドニー革命50周年記念式典に際し特別恩赦、その後も裏で共和党・進歩党と協調しつつ両党の訴える憲法制定議会選挙の実施に同意、組合派を率いて労働党から離脱、連合党を結成して選挙に臨んだ。しかし、世界革命路線を唱える連合党は国民からさめた目で見られ、結果として連合党は惨敗、共和・進歩両党との連立交渉においても扱いを軽んじられた。これに対し労働党は連合党の切り崩しを図り、労働党が連合党にかなり妥協することで社会主義連邦共和国の成立に至った。労働党からは「自己批判したとはいえ裏切り者は裏切り者」右派からは「裏切り者」扱いであり、政界での評判はかなり悪い。ただし、国民からの人気はそれなりにある。 | ||
- | ***ロニア [#c8db8941] | + | ***ロニア [#f6c03f4a] |
共和党の党首。旧世界の5大氏族の出身者で、旧世界の消失の直前に「連邦」の海外領であるエーリック合衆国島に渡って行方不明になっていた。そこで死んだと考えられていたが、実際は同地で独自に宇宙船を建造、旧世界からカルセドニー計画とは別に脱出に成功していた。「ルヴァース」と称する別の惑星に漂着したロニア及びエーリック人の集団は当該惑星で国家を形成したが、この惑星も衰退により消滅の危機にさらされたため再度脱出、長い旅路を経てフリューゲルに漂着した。本来リヨルやルナハと同世代であるロニアは数世代前の人物であるが、長距離宇宙飛行のウラシマ効果によって壮年のままフリューゲルに到達した。その後氏族信仰が形を変えた「ルナ教」の勢力に現人神として祭り上げられ、ルナ教が共和派と結びついて共和党を結成する際に名目的な党首とされた。ただ、ルヴァースでは士官評議会の外交担当として国連組織の結成にも携わったとされるロニアが政治的に無能な人物であるかはいまだ不明である。 | 共和党の党首。旧世界の5大氏族の出身者で、旧世界の消失の直前に「連邦」の海外領であるエーリック合衆国島に渡って行方不明になっていた。そこで死んだと考えられていたが、実際は同地で独自に宇宙船を建造、旧世界からカルセドニー計画とは別に脱出に成功していた。「ルヴァース」と称する別の惑星に漂着したロニア及びエーリック人の集団は当該惑星で国家を形成したが、この惑星も衰退により消滅の危機にさらされたため再度脱出、長い旅路を経てフリューゲルに漂着した。本来リヨルやルナハと同世代であるロニアは数世代前の人物であるが、長距離宇宙飛行のウラシマ効果によって壮年のままフリューゲルに到達した。その後氏族信仰が形を変えた「ルナ教」の勢力に現人神として祭り上げられ、ルナ教が共和派と結びついて共和党を結成する際に名目的な党首とされた。ただ、ルヴァースでは士官評議会の外交担当として国連組織の結成にも携わったとされるロニアが政治的に無能な人物であるかはいまだ不明である。 | ||
ただし、以上の情報は全てロニアの述懐と共和党の主張であり、彼が本当に旧世界にルーツを持ち上記のような数奇な運命を辿ってきたかは断定することはできない。 | ただし、以上の情報は全てロニアの述懐と共和党の主張であり、彼が本当に旧世界にルーツを持ち上記のような数奇な運命を辿ってきたかは断定することはできない。 | ||
#region(カルセドニー連合成立初期のの政治家) | #region(カルセドニー連合成立初期のの政治家) | ||
- | ***レンデ・アゲート [#x4d1f821] | + | ***レンデ・アゲート [#p1acfa73] |
カルセドニー革命を主導し、現在も労働党書記長・連合大統領として国家元首の地位にある。アゲート市の中産階級の生まれで、675年から695年にかけての共産党の地下活動期にその手腕を発揮、700年の第9回大統領選挙において共産党から発展した労働党の候補となった。選挙そのものには僅差で敗れたものの、リヨネ・アメシストの老衰死隠蔽事件から始まる情勢混乱の中でも指導力を発揮、大統領の座を獲得した。 | カルセドニー革命を主導し、現在も労働党書記長・連合大統領として国家元首の地位にある。アゲート市の中産階級の生まれで、675年から695年にかけての共産党の地下活動期にその手腕を発揮、700年の第9回大統領選挙において共産党から発展した労働党の候補となった。選挙そのものには僅差で敗れたものの、リヨネ・アメシストの老衰死隠蔽事件から始まる情勢混乱の中でも指導力を発揮、大統領の座を獲得した。 | ||
黒髪に黒い口髭を蓄え、がっしりした体格を持ち、そのカリスマ性から市民からは「ビッグ・ブラザー」と敬意を込めて呼ばれている。 | 黒髪に黒い口髭を蓄え、がっしりした体格を持ち、そのカリスマ性から市民からは「ビッグ・ブラザー」と敬意を込めて呼ばれている。 | ||
- | ***レンク・モスアゲート [#f0153703] | + | ***レンク・モスアゲート [#zb171ad5] |
モスアゲート市の生まれだが、685年の国土再開発計画に参加しユーファストーン市に移住、そこで市知事となった。687年に行われた大統領選挙法改正の積極的な推進者として一躍有名になり、所属していた社会民主党内で頭角を現した。その後、第8回・第9回の大統領選挙でリヨネの有力な対抗馬となったが、カルセドニー革命においてはレンデ率いる労働党に後れを取り、社会民主党は労働党の衛星政党化を余儀なくされた。 | モスアゲート市の生まれだが、685年の国土再開発計画に参加しユーファストーン市に移住、そこで市知事となった。687年に行われた大統領選挙法改正の積極的な推進者として一躍有名になり、所属していた社会民主党内で頭角を現した。その後、第8回・第9回の大統領選挙でリヨネの有力な対抗馬となったが、カルセドニー革命においてはレンデ率いる労働党に後れを取り、社会民主党は労働党の衛星政党化を余儀なくされた。 | ||
- | ***ラリネ・ブラッドストーン [#nd32f559] | + | ***ラリネ・ブラッドストーン [#ub9bb887] |
カルセドニー革命の際の連合軍の総司令官。長く南方方面軍第3軍団(ヨリクシ共和国駐屯部隊)の軍団長を務め、本国に帰任してからは南方方面軍の副司令官を務めていた。しかし、革命の勃発の際に「ブラッドストーン市出身である」ことを理由に軍司令官に解任されそうになったため、逆に司令部の要員(ほとんどが南部諸市の出身)を味方につけ、軍司令官を射殺して南方方面軍の統帥権を握った。その翌日にはブラッドストーン市内でレンデと会見し、連合側の最大戦力として革命の成就に貢献した。その後連合のComaforceの最高責任者に任じられている。 | カルセドニー革命の際の連合軍の総司令官。長く南方方面軍第3軍団(ヨリクシ共和国駐屯部隊)の軍団長を務め、本国に帰任してからは南方方面軍の副司令官を務めていた。しかし、革命の勃発の際に「ブラッドストーン市出身である」ことを理由に軍司令官に解任されそうになったため、逆に司令部の要員(ほとんどが南部諸市の出身)を味方につけ、軍司令官を射殺して南方方面軍の統帥権を握った。その翌日にはブラッドストーン市内でレンデと会見し、連合側の最大戦力として革命の成就に貢献した。その後連合のComaforceの最高責任者に任じられている。 | ||
- | ***高麗宮 [#l639bfa5] | + | ***高麗宮 [#x9531598] |
石動第三帝国の直衣宮九代皇帝の第一皇女で、直衣宮の奔放な教育の結果山岡帝国大学に進学後に社会主義に傾倒した。帝大大学院で博士号を取得後、社会学研究者として活動する傍ら、皇族の身でありながら石動共産党の名誉顧問となった。 | 石動第三帝国の直衣宮九代皇帝の第一皇女で、直衣宮の奔放な教育の結果山岡帝国大学に進学後に社会主義に傾倒した。帝大大学院で博士号を取得後、社会学研究者として活動する傍ら、皇族の身でありながら石動共産党の名誉顧問となった。 | ||
石動第三帝国における社会主義に関する経験を買われ、労働党に加わっている。党内でも人気の高い人物である。&color(White,White){カルセドニーの政治家に美女はいなかったから当然}; | 石動第三帝国における社会主義に関する経験を買われ、労働党に加わっている。党内でも人気の高い人物である。&color(White,White){カルセドニーの政治家に美女はいなかったから当然}; | ||
- | ***キウィン・ウェストカーネリアン [#pa531290] | + | ***キウィン・ウェストカーネリアン [#f43f4c82] |
共和国時代の外務委員長で、リヨネの老衰死隠蔽に最も深くかかわっていた人物とされる。カルセドニー革命の混乱の中、大統領府のメンバーがことごとく戦死、ないし処刑された中で1人だけ脱出に成功し、現在は国内のどこかに潜伏しているとされる。労働党によって革命の最大の敵とされ、連合市民の激しい憎悪が向けられている。毎日早朝に共和国時代の遺産であるホログラム映像で町中に現れ、労働党を批判し、鎖国体制の破棄など極めて反動的な演説を行う。これに対し憎しみを込めた罵倒を加え、石を投げ、レンデ・アゲート大統領を称える叫びをあげる“二分間憎悪”は連合市民の朝の習慣となっている。 | 共和国時代の外務委員長で、リヨネの老衰死隠蔽に最も深くかかわっていた人物とされる。カルセドニー革命の混乱の中、大統領府のメンバーがことごとく戦死、ないし処刑された中で1人だけ脱出に成功し、現在は国内のどこかに潜伏しているとされる。労働党によって革命の最大の敵とされ、連合市民の激しい憎悪が向けられている。毎日早朝に共和国時代の遺産であるホログラム映像で町中に現れ、労働党を批判し、鎖国体制の破棄など極めて反動的な演説を行う。これに対し憎しみを込めた罵倒を加え、石を投げ、レンデ・アゲート大統領を称える叫びをあげる“二分間憎悪”は連合市民の朝の習慣となっている。 | ||
#endregion | #endregion | ||
- | *外交 [#a23841f9] | + | *外交 [#dcc31dd3] |
鎖国政策の終了後、複数の国と外交関係の開設に至った。労働党は積極外交に批判的だが、現在の外交委員長は連合党のトリク・ユーファストーンであるため、外交に関しては連合党が実権を握り、社会主義国を中心に友好関係を築いている。 | 鎖国政策の終了後、複数の国と外交関係の開設に至った。労働党は積極外交に批判的だが、現在の外交委員長は連合党のトリク・ユーファストーンであるため、外交に関しては連合党が実権を握り、社会主義国を中心に友好関係を築いている。 | ||
- | **外交関係を有する国の一覧 [#j8d9e839] | + | **外交関係を有する・有していた国の一覧 [#w1611d05] |
|~国名|~労|~連|~進|~共|~備考|h | |~国名|~労|~連|~進|~共|~備考|h | ||
|ストリーダ王国|A|B|A|A|重要な商品輸入国。| | |ストリーダ王国|A|B|A|A|重要な商品輸入国。| | ||
|ヘルトジブリール社会主義共和国|A|A|A|A|最大の貿易相手国。| | |ヘルトジブリール社会主義共和国|A|A|A|A|最大の貿易相手国。| | ||
+ | |レゴリス帝国|D|C|B|B|資源輸送保証原則という独自のドクトリンを持つ国。| | ||
|中夏民国|D|C|C|B|急速に勃興した新興国。| | |中夏民国|D|C|C|B|急速に勃興した新興国。| | ||
|ヴォルネスク・スラブ共和国|''B''|B|D|B|民族主義が若干穏健化した。| | |ヴォルネスク・スラブ共和国|''B''|B|D|B|民族主義が若干穏健化した。| | ||
Line 245: | Line 247: | ||
|バルバロッサ王国|C|A|A|A|新興国。ウラン鉱山開発してほしい。| | |バルバロッサ王国|C|A|A|A|新興国。ウラン鉱山開発してほしい。| | ||
|ラルティスタ社会主義共和国|B|A|A|A|社会主義の期待のホープ。| | |ラルティスタ社会主義共和国|B|A|A|A|社会主義の期待のホープ。| | ||
- | |ユリウス王国|D|C|C|B|セニオリスと関係が深いようだがまだ不安定。| | + | |ユリウス王国|Z|Z|Z|Z|論値。| |
- | ※ほかにセビーリャ自治政府に利益代表部を設置している。 | + | ※ほかにセビーリャ自治政府が利益代表部を設置している。 |
- | *経済 [#a93434bf] | + | **現在有効な条約・協定の一覧 [#cd78d209] |
+ | ***カルセドニー社会主義連邦共和国とラルティスタ社会主義共和国に於けるウラン鉱山開発支援協定 [#kbbeefa7] | ||
+ | ラルティスタ社会主義共和国へのウラン鉱山開発支援を定めた協定。766年3月中旬成立。 | ||
+ | |||
+ | #region(協定全文) | ||
+ | |||
+ | <カルセドニー社会主義連邦共和国とラルティスタ社会主義共和国に於けるウラン鉱山開発支援協定> | ||
+ | |||
+ | カルセドニー社会主義連邦共和国を甲国とし、ラルティスタ社会主義共和国を乙国として次の協定を締結する。 | ||
+ | |||
+ | 第1条 甲国並びに乙国は下記の条項を履行する義務を負うものとする。 | ||
+ | 第2条 甲国は乙国へ資金13兆5000億Va及び建材2億3000万トンを援助する。 | ||
+ | 第3条 乙国は第2条による甲国からの援助物資の到着を確認次第、速やかにウラン鉱脈の探査並びに鉱山整備、また港湾の整備を行うものとする。 | ||
+ | 第4条 乙国は第2条による甲国からの援助物資を原則として第3条に定められた開発に用いるものとする。 | ||
+ | 第1項 但し、本条第2項、第3項に定める場合には乙国は援助物資を他の開発等に充てることが可能となる。 | ||
+ | 第2項 ウラン鉱脈の探査並びに鉱山整備が早期に終了し、援助物資が残った場合、乙国は援助物資を他の開発等に充てることが可能となる。 | ||
+ | 第3項 両国が協議を行い、必要と認めた場合、乙国は援助物資を他の開発等に充てることが可能となる。 | ||
+ | 第5条 乙国でのウラン鉱脈の探査が難航した場合、甲国は乙国へ追加支援を行う。 | ||
+ | 第1項 甲国が乙国へ追加支援を行う場合、その具体的な内容は乙国の希望に基づき甲国が決定する。 | ||
+ | 第6条 乙国はウラン鉱脈の探査並びに鉱山整備が終了し、ウラン鉱山のレベルが最大になり次第、下記に定める取引を行う。 | ||
+ | 第1項 乙国は甲国に対し、燃料3億ガロンを定期輸送するものとする。 | ||
+ | 第2項 甲国は乙国に対し、燃料3億ガロンの定期輸送の対価として、資金3兆Vaを定期送金する。 | ||
+ | 第7条 第6条に基づき行われる取引は定期輸送開始日より10年(360期)を契約期間として定める。 | ||
+ | 第8条 第7条に定められた契約期間の終了後も取引は継続されるが、以下に定めた場合、両国は取引を終了させることができる。 | ||
+ | 第1項 両国が取引を終了することで合意した場合、取引は直ちに終了する。 | ||
+ | 第2項 第7条に定められた契約期間の終了後は、一方の締約国がもう一方の締約国に対し取引の終了を通告することによって取引は終了する。 | ||
+ | 第9条 両国は必要に応じて協議を行い、本協定の改廃について決定する。 | ||
+ | |||
+ | #endregion | ||
+ | |||
+ | ***カルセドニー社会主義連邦共和国とヴォルネスク・スラヴ共和国に於ける農業振興に係る支援協定 [#j923db99] | ||
+ | ヴォルネスク・スラヴ共和国の農業化を支援する協定。766年10月下旬成立。 | ||
+ | |||
+ | #region(協定全文) | ||
+ | |||
+ | <カルセドニー社会主義連邦共和国とヴォルネスク・スラヴ共和国に於ける農業振興に係る支援協定> | ||
+ | |||
+ | カルセドニー社会主義連邦共和国を甲国とし、ヴォルネスク・スラヴ共和国を乙国として次の協定を締結する。 | ||
+ | |||
+ | 第1条 甲国並びに乙国は下記の条項を履行する義務を負うものとする。 | ||
+ | 第2条 甲国は乙国の開発支援として資金30兆Vaを援助する。 | ||
+ | 第1項 本条で定められた援助は乙国の要請の後に送金される。 | ||
+ | 第3条 乙国は本条に定める開発を実施する。 | ||
+ | 第1項 乙国はインフラ指数・教育指数の双方が80以上になるように公共投資・教育投資を実施する。 | ||
+ | 第2項 乙国は周辺に十分な農業用地が確保できる地点に農業改良センターを建設する。 | ||
+ | 第3項 乙国は第2項に基づき建設された農業改良センターの周囲2HEXに農業人口2500万人を達成する程度のドーム型共同農場を整備する。 | ||
+ | 第4項 第1、第2、第3項に定められた開発後、第2条に基づく開発支援の残額は乙国政府が決定した乙国の農業振興政策に使用される。 | ||
+ | 第4条 第3条に定められた開発のため必要な建材を甲国は乙国に提供する。 | ||
+ | 第1項 本条に基づいて提供される建材1億トン当たり資金3兆Vaあるいはそれに相当すると甲国が認めた物資を乙国は対価として送金・輸送する。 | ||
+ | 第5条 第3条に定められた開発が困難になった場合、甲国は乙国に追加支援を行う。 | ||
+ | 第1項 本条に定められた追加支援の内容は乙国の希望に基づき甲国が決定する。 | ||
+ | 第6条 第3条に基づく開発により、乙国の食料生産が輸出に十分であると両国が判断した際に、乙国は甲国に食料を定期輸出する。 | ||
+ | 第1項 食料輸出の量及びレートは両国協議により決定、改定される。 | ||
+ | 第7条 第3条第1、第2、第3項に定められた開発が終了したのち、本協定は失効する。 | ||
+ | 本協定失効後も、第6条に定められた食料貿易は両国が合意する限り継続される。 | ||
+ | 第8条 両国は必要に応じて協議を行い、本協定の改廃について決定する。 | ||
+ | |||
+ | #endregion | ||
+ | |||
+ | *経済 [#bbc73d00] | ||
共和国時代に整備された現代都市を引き継ぎ、主産業は商業である。他国から輸入した商品の流通・分配に特化した経済体制を取っており、高い収益性を誇る一方で商品輸入が途絶えると経済がほぼ停止してしまう弱点を持つ。 | 共和国時代に整備された現代都市を引き継ぎ、主産業は商業である。他国から輸入した商品の流通・分配に特化した経済体制を取っており、高い収益性を誇る一方で商品輸入が途絶えると経済がほぼ停止してしまう弱点を持つ。 | ||
労働党は鎖国にあたり、「国内において必要な消費財を全て賄う」としているが、その具体的な手段については示されず、結果として連合経済は半ば崩壊、国民は貧困に苦しんだ。開国後も商品供給についてはかなり少ない状態が続いており、経済は決して豊かではない。 | 労働党は鎖国にあたり、「国内において必要な消費財を全て賄う」としているが、その具体的な手段については示されず、結果として連合経済は半ば崩壊、国民は貧困に苦しんだ。開国後も商品供給についてはかなり少ない状態が続いており、経済は決して豊かではない。 | ||
- | **産業 [#g260eb2f] | + | **産業 [#qeec949b] |
- | ***農林水産業 [#a9035574] | + | ***農林水産業 [#g92976ba] |
共和国時代に急激に進められた都市化によって、現在はカルセドニー島の居住域全体が都市化され、食料生産は完全にガーネット諸島や東部ジャスパー地域の聖樹林に頼っている。聖樹林の生産量が鎖国中に激減したため、国民の平均摂取カロリーは鎖国前の2500キロカロリーから開国直前の1350キロカロリーまで低下した。 | 共和国時代に急激に進められた都市化によって、現在はカルセドニー島の居住域全体が都市化され、食料生産は完全にガーネット諸島や東部ジャスパー地域の聖樹林に頼っている。聖樹林の生産量が鎖国中に激減したため、国民の平均摂取カロリーは鎖国前の2500キロカロリーから開国直前の1350キロカロリーまで低下した。 | ||
主要な生産物は聖樹林から収穫される果物で、かつてはエライ海で漁業もおこなわれていたが、海底油田の爆発事故が頻発することにより汚染がひどくなったため現在は漁業は停止されている。そのため、畜産設備の廃止と相まってカルセドニー国民のタンパク源は大豆などに依存する状態となっており、「カルセドニーの肉事情はヴォルネスク以下」とされる。 | 主要な生産物は聖樹林から収穫される果物で、かつてはエライ海で漁業もおこなわれていたが、海底油田の爆発事故が頻発することにより汚染がひどくなったため現在は漁業は停止されている。そのため、畜産設備の廃止と相まってカルセドニー国民のタンパク源は大豆などに依存する状態となっており、「カルセドニーの肉事情はヴォルネスク以下」とされる。 | ||
- | ***鉱工業 [#m62176fe] | + | ***鉱工業 [#hf9ced33] |
首都クリソプレーズ近郊に世界でも有数のウラン鉱山、エライ海上に「なんでも採れる山」(とある鉱山労働者)を有し、ウラン鉱脈・銀の採掘とその製錬などを行う工業設備がある。しかし、連合の工業は商業に比して非常に影が薄い。 | 首都クリソプレーズ近郊に世界でも有数のウラン鉱山、エライ海上に「なんでも採れる山」(とある鉱山労働者)を有し、ウラン鉱脈・銀の採掘とその製錬などを行う工業設備がある。しかし、連合の工業は商業に比して非常に影が薄い。 | ||
- | ***商業 [#qc408784] | + | ***商業 [#h3da5f67] |
連合の主力産業であり、年間1000兆Va近い売り上げをたたき出す(ポテンシャルのある)経済の柱である。しかし、鎖国政策によって外国からの商品輸入が途絶え、開国後も状況に対した変化はないため現在は生活必需品については配給制、嗜好品についてはほとんどが闇市場で取引されている。 | 連合の主力産業であり、年間1000兆Va近い売り上げをたたき出す(ポテンシャルのある)経済の柱である。しかし、鎖国政策によって外国からの商品輸入が途絶え、開国後も状況に対した変化はないため現在は生活必需品については配給制、嗜好品についてはほとんどが闇市場で取引されている。 | ||
- | *生活・文化 [#ce41a903] | + | *生活・文化 [#t7446f46] |
- | **祝祭日 [#a41c5f83] | + | **祝祭日 [#u601a1e8] |
|~名称|~日付|h | |~名称|~日付|h | ||
Line 278: | Line 339: | ||
なお、5月19日はカルセドニー島共和国の建国記念日であるが、現在でも引き続き祝われている。 | なお、5月19日はカルセドニー島共和国の建国記念日であるが、現在でも引き続き祝われている。 | ||
- | **教育 [#i6e1515c] | + | **教育 [#hd01e5c1] |
全ての国民は出生から14歳までの間“少市民”と呼ばれ、この年齢までが初等教育にあてられる。初等教育は全員基本的に同様のもので、住環境委員会が担当しているが、中等教育からは全ての国民がいずれかの専門委員会に割り当てられ、20歳前後までその専門委員会のもとで中等・高等教育を受ける。教育課程の終了後はその専門委員会に属する自主管理連合組織に就職することになる。 | 全ての国民は出生から14歳までの間“少市民”と呼ばれ、この年齢までが初等教育にあてられる。初等教育は全員基本的に同様のもので、住環境委員会が担当しているが、中等教育からは全ての国民がいずれかの専門委員会に割り当てられ、20歳前後までその専門委員会のもとで中等・高等教育を受ける。教育課程の終了後はその専門委員会に属する自主管理連合組織に就職することになる。 | ||
- | **食事 [#ob19fb43] | + | **食事 [#i9c91b1f] |
食料をほぼ聖樹生産に頼っているため、国内で供給される食料は全域でほぼ似通っている。“フードバット(食料樽)”と呼ばれる食料槽に入れられた食料を生産搬送配給委員会が配給しており、これが市民の最低限の食事として提供される。これ以外の食料はすべて嗜好品扱いされており、市場(多くはヤミ市)で取引されている。BBBと呼ばれる清涼飲料が有名であり、その爽やかな味わいは連合内で非常に高い人気を有している。 | 食料をほぼ聖樹生産に頼っているため、国内で供給される食料は全域でほぼ似通っている。“フードバット(食料樽)”と呼ばれる食料槽に入れられた食料を生産搬送配給委員会が配給しており、これが市民の最低限の食事として提供される。これ以外の食料はすべて嗜好品扱いされており、市場(多くはヤミ市)で取引されている。BBBと呼ばれる清涼飲料が有名であり、その爽やかな味わいは連合内で非常に高い人気を有している。 | ||
- | **娯楽 [#qcec5f16] | + | **娯楽 [#h683eb7a] |
国民の娯楽はすべて住環境委員会(及び住環境委員会に属する自主管理連合組織)がこれを提供している。連合時代の労働党の方針により、全ての家庭にテレスクリーン(一般的には“テレビ”と呼ばれるものとほぼ同様)が無償配布され、愉快なビデオショーが提供されている。テレスクリーンはビデオショーの提供のほかにメールやテレビ電話などの通信機能も備えており、その都合上カメラが付属している。 | 国民の娯楽はすべて住環境委員会(及び住環境委員会に属する自主管理連合組織)がこれを提供している。連合時代の労働党の方針により、全ての家庭にテレスクリーン(一般的には“テレビ”と呼ばれるものとほぼ同様)が無償配布され、愉快なビデオショーが提供されている。テレスクリーンはビデオショーの提供のほかにメールやテレビ電話などの通信機能も備えており、その都合上カメラが付属している。 | ||
- | **宗教 [#k57c1659] | + | **宗教 [#x02bc26d] |
連合時代の労働党の方針で、宗教的な要素は町からは排除されている。自宅内で神に祈ることは禁止されていないが、特定の宗教者が大規模な集会をすることはCominsecの興味を引くことになる。また、セビーリャ系十字教徒は危険分子として当局に監視されていることが多い。 | 連合時代の労働党の方針で、宗教的な要素は町からは排除されている。自宅内で神に祈ることは禁止されていないが、特定の宗教者が大規模な集会をすることはCominsecの興味を引くことになる。また、セビーリャ系十字教徒は危険分子として当局に監視されていることが多い。 | ||
+ | 近年行われた国勢調査では人口の30%は信仰する宗教を明確にしなかった。いわゆる「氏族信仰」が連合時代の地下活動で変容したことで成立した「ルナ教」が民族宗教として信仰されており共和党の支持基盤であるが、社会主義政権下で宗教の普及は停滞しており、「無宗教」(たいてい熱烈な社会主義者である)と回答する人がかなり多い。 | ||
+ | |||
+ | &ref(宗教.png){人口別宗教構成比}; |
- カルセドニー社会主義連邦共和国 のバックアップ一覧
- カルセドニー社会主義連邦共和国 のバックアップ差分(No. All)
- 1: 2018-03-16 (金) 22:40:14 Chalcedony
- 2: 2018-03-16 (金) 22:42:29 Chalcedony
- Attached file: Flag-U-Chalcedonym.png, Deleted an attach file: Flag-U-Chalcedonym.png at 2018-03-16 (金) 22:41:04, Attached file: T25323.png
- 3: 2018-03-18 (日) 15:19:07 Chalcedony
- 4: 2018-03-23 (金) 22:48:53 Chalcedony
- 5: 2018-03-29 (木) 20:25:54 Chalcedony
- Attached file: 宗教.png
- 6: 2018-04-14 (土) 22:04:28 Chalcedony
- Attached file: T27649.png
- 7: 2018-05-26 (土) 13:12:59 Chalcedony
- 8: 2018-06-08 (金) 01:09:47 Chalcedony
- 9: 2018-06-10 (日) 22:48:38 Chalcedony
- Attached file: alderamin2.jpg, Attached file: erakis2.jpg, Attached file: GarnetStar.jpg
- 10: 2018-07-16 (月) 17:03:39 Chalcedony
- 11: 2018-07-22 (日) 16:09:06 Chalcedony
- 12: 2018-11-04 (日) 23:10:52 Chalcedony
- 13: 2019-01-02 (水) 21:48:16 Chalcedony
- 14: 2019-01-05 (土) 14:48:43 Chalcedony
- 15: 2019-01-27 (日) 17:51:46 Chalcedony
- 16: 2019-02-09 (土) 18:04:43 Chalcedony
- 現: 2019-04-22 (月) 16:31:33 Chalcedony
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