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2013 | 01
2012 | 12
帝政公論  大石動帝国大衆紙
12月 10 (月曜日) 2012
北畠総統、ECAS加盟踏み切る。野党からは反対の声も。 21:22   
 先手陛下御崩御からはや二年。北畠総統府は大神連邦王国の立ち上げたアルカディア経済国家共同体(ECAS)への加盟に踏み切った。立憲改革党、自由民本党ら野党からは統一レートに関して激しい反発があったが、最終的には皇帝陛下のご聖断により加盟に踏み切り、大神連邦王国からの承認を受ける事ができた。

 加盟国は今のところ大神連邦王国と我が国のみだが、瑞陵王国の参加も確定している。瑞陵王国は我が国がウラン鉱山開発支援を行った国だが、瑞陵王国のウラン鉱山開発支援に対する見返りである「我が国の指定するレートでの優先取り引き」を、事実上手放す形となる。この件は大神連邦王国側も問題視している様で、同国外務院は「ECASの宣言第一条に抵触する恐れがある」とまでほのめかしたが、我が国通信使は「両国同意の上での取引の為、第一条に抵触するとは認識していない」とした上で「統一レートには従う事を約束する」と伝えた。

 しかし、周知のとおり瑞陵王国は先帝陛下の国葬に際し成蘭第一王太子のような出席者も「哀悼の意」も無く、我が国との関係には非常に微妙な空気が流れており、臣民の間でも反瑞陵感情が高まっているのも事実である。



写真は宮城へ向かう加盟承認書を携えた我が国全権の車列。
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