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ラングレー通信社 ブリュノールの首都ラクールにある通信社。 | ||
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5月 09 (日曜日) 2010 | ||
新報ラングレー 第二号 | 03:19 | |
◇──*──*──*──*──*──◇ 新報ラングレー 第二号 ◇──*──*──*──*──*──◇ ***Topics********* ・解散総選挙、結果は? ・大統領選開催、その座は誰の手に? ・新大統領の抱負要約 ****************** ◎━解散総選挙、結果は?━◎ 大統領の解散宣言により行われた今回の総選挙、いったいどうなったのか。 まずは、発表の前に主な政党の主要政策・政治志向を掲載。 【社会党】<与党第一党> ・先進国に対する限定取引で安定収入を得る ・各産業の労働者の就労・収益権利確保 【労働党】<与党第二党> ・平等な社会へ ・政治は労働者のためにあれ 【共和国連合】<野党第一党> ・安定していた共和国連合政権時代への回帰 【民主党】<野党第二党> ・農業国同士である天鶴とのコネクション構築 ・フリューゲル農業組合を立ち上げ、世界的に農業需要拡大へ 【ブリュー自由連合】<大型の革新派新政党> ・農業輸出先の計画的拡大 ・同じ農業国である天鶴とは対立、販路独占へ -------------------------------------------------- これらの看板を掲げて行われた総選挙。 結果は以下の通りである。 政党名 獲得数(増減) 社会党 26(-223) 共和国連合 122(-75) 民主党 296(+275) 労働党 0(-64) 自由連合 126(+126) その他 4(-42) 無所属 3(+3) このような結果により、民主党が単独で過半数の議席を獲得し、単独与党となった。 国民の目には、世界的に需要が少ない農業の輸出活性化と、拡大に向け強調路線で行くべきとうつったようだ。 ◎━大統領選開催、その座は誰の手に?━◎ 解散総選挙に伴ない、大統領選もあわせて行われた。 立候補者(敬称略)は、ドミニク・ブレ(社会党、男)、エリック・ガルドン(共和国連合、男)、ニコラ・カバネル(自由連合、男) レティシア・エルネ(民主党、女) -------------------------------------------------- 数値は有効票数内における割合 第一回選挙 レティシア・エルネ(民主党) 38.4% ニコラ・カバネル(自由連合) 30.2% エリック・ガルドン(共和国連合) 22.9% ドミニク・ブレ(社会党)8.5% 過半数獲得者なし、規定に則り上位二候補による第二回選挙(決選投票)を開催。 第二回選挙(決選投票) レティシア・エルネ(民主党) 72.2% ニコラ・カバネル(自由連合) 27.8% 以上の結果により、新大統領は民主党推薦候補のレティシア・エルネ氏に決定した。 ◎━新大統領の抱負要約━◎ 新大統領レティシア・エルネ氏による抱負を、当社編集部により編集。 要約文を以下に掲載する。 『私たちはまず、前政権が振り回した関係各国に対して謝罪しなければなりません。 その上で私たちは、根幹である農業を軸に、世界へ拡大していかなければなりません。 そのためには、農業を世界的に需要拡大の傾向に持っていく必要があります。 私たちは農業で生きることができ、その食料を糧に各国はより商業や工業などの産業に特化できるとなれば、これほど良いことはないでしょう。 私たちは手を取り合い、我が国の、そして世界の発展への礎となるのです。』 | ||
5月 03 (月曜日) 2010 | ||
新報ラングレー 初回号 | 00:23 | |
◇──*──*──*──*──*──◇ 新報ラングレー 初回号 ◇──*──*──*──*──*──◇ ラングレー通信社ではこの度、新報ラングレーとして改めて、発行する運びとなりました。 ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。 ***Topics********* ・大統領支持率大暴落、国民の政治不信はピークに ・国民に衝撃!いや、笑撃?我が国の影響力 ・主要都市で自由主義派団体による暴動が同時発生 ・天鶴公式見解に驚きの声、同調する声も ****************** ◎━大統領支持率大暴落、国民の政治不信はピークに━◎ どうやら我が国が世界的に影響力のある国だというのは、幻影だったらしい。 9月13日現在、バジル・ダマーズ大統領の支持率は10.6%にまで低下した。 この危険水準を遥かに下回る支持率には、いくつかの理由がある。 一つは、『我が国の悪評が聞かれない理由は、世界的にも影響力があり、やるべきことはやってきたからだ』という、以前より国民に信じられてきた、大統領の持論である。幾度となく聞かれ、聞きあきたほどにだ。 しかし、国民による我が国の認識の大前提であった大統領の持論が、この度、音をたてて崩れ去ったのである。崩れ去った真相はこうだ。 我が国はシャイボ共和国に対して食料供給の打診を行った。それだけ聞けば良いことに聞こえるだろう。しかし現実は違った。シャイボ共和国は天鶴帝国に対し食料供給の打診を行っており、我が国がその打診に対して首を突っ込み、無い影響力を掲げ横入りする形で強引に食料供給を打診し、場を混乱させたにすぎないのだ。 あまりの外交能力の低さと、今まで強豪国の幻影を見せられてきたという現実に幻滅し、国民が大統領にノーを突きつけた。 解散総選挙や大統領選挙も時間の問題であろう。 ◎━国民に衝撃!いや、笑撃?我が国の影響力━◎ 我が国は強大な影響力を持っているとのたまったのは誰だろう。いや、バジル・ダマーズ大統領なのだが。 大暴落記事においてもお伝えしたが、影響力などという幻想は、実際は皆無であった。 この現実を突きつけられた国民は、笑うもの、復讐に燃えるもの、失意に飲まれるもの、様々なものがおり、あらゆる感情に襲われた国民の苦悩が伺える。 復讐にもえるものには、自らの手で団体を作り上げ、活動を行っているものもいる。 代表的なのは『ブリュー自由連合体』と呼ばれる団体で、各主要都市に政経塾を設け、政党設立を目標に掲げている団体である。この団体が最近国民に注目されているのだ。 このような状況では現政権は、世界に対する影響力どころか、国内への影響力も皆無に等しい、と国民に認識されているのではないだろうか。 いつぞやの、我が国が強豪国であるなどと信じ込んできた我々は、競争をしなくても大丈夫だと誤認し、社会主義的な位置に陥っていたのかもしれない。 ◎━主要都市で自由主義派団体による暴動が同時多発━◎ 我が国の主要都市で自由主義派政治団体『ブリュー自由連合体』による暴動が発生した。 発端はそれぞれの都市でブリュー自由連合体がデモを行ったことだが、それがきっかけとなり国民の怒りが暴走したのである。 最大規模の暴動が起こったプロヴァンス(3,14)は、ほぼ壊滅といった状況にあり、最低限の復興が急がれている。 ブリュー自由連合体代表のニコラ・カバネル氏は、 『農業を根幹とする我が国の産業に異論はない。 だがあまりにも稚拙な外交、偽りのみで支えてきた政権に対しもう我慢は出来ぬ。 産業の根幹は変えることなく正しい道に進むためには、我々が政権をとり、舵を取っていかなければ実現できないであろう。 我々は政党立ち上げ、現大統領を失墜させ、本当に影響力のある国に変える。』と述べている。 ◎━天鶴公式見解に驚きの声、同調する声も━◎ 天鶴帝国の公式見解によりもたらされた我が国の真実の姿に、国民は混乱を極めている。 都市では暴動が起こり、死傷者が大量発生、経済活動にも多大な影響が出ている。 街の声としても、『我々は一度手を引き態勢を立て直さなければらないだろう。あまりにも無理やりすぎる。』という声や、『生産量世界一という看板を維持するだけのために農業優遇政策を取り続けるのはいい加減馬鹿げている』との声が聞かれ、天鶴帝国の公式見解に同調するものも居ることが浮き彫りになっている。 既存政党のうち、野党第ニ党の民主党は、天鶴帝国の見解に賛同し、支持率を上げている現状があるのだ。 解散総選挙が行われた場合、野党第一党の共和国連合、自由を掲げ立ち上げを目論むブリュー自由連合体、天鶴に賛同し支持率を上げている民主党の戦いになるのかもしれない。 | ||
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