石動第三帝国によるオリフスターク共和国に対するウラン鉱山開発支援交渉

　石動第三帝国とオリフスターク共和国による鉱山開発に関する交渉の場です。両国担当官のご出席を願います。

　我が国からは外務省国際協力局長の山科尭言が参加致します。

ミスター・ヤマシナ、お会いできて光栄です。えー、わたくし、外務省経済局長のバーディッタ・ラムチャンと申します。こちらは天然資源省のアキ・タッケジャ鉱物資源局長。彼の方が地学的な事項には詳しいですから……。

　お会いできて光栄です、ラムチャン局長閣下。
　さて、今回の協議は貴国への鉱山開発支援に関する協定の締結のために催させていただきました。以下の内容で問題が無いようでしたら、本協定へ署名願います。

石動第三帝国によるオリフスターク共和国に於けるウラン鉱山開発支援に関する協定

第一条　石動第三帝国はオリフスターク共和国のウラン鉱山開発を支援するにあたり、ウラン鉱脈調査・ウラン鉱山整備に必要な資金・建材を無償にて供与し、鉱脈探査に必要な技術者を派遣する。
第二条　オリフスターク共和国は石動第三帝国の物資供与を受けしだい、速やかに炭鉱山を廃止しウラン鉱脈調査を開始する。またこれが成功次第速やかにウラン鉱山をレベル5まで整備する。
第三条　オリフスターク共和国は燃料の取引に当たっては石動第三帝国との取引を優先しなければならない。

署名します。
今後、12,12に現有の石炭鉱付近において地球学的調査を行う所存です。技術顧問団の受け入れ体制についても官民一致してこれを整えて参ります。

　では我が国も署名いたします。

藤原正四位上外務省国際協力局長山科羽林鴻臚暁言(花押)

　次期に鉱脈探査費3兆Va、鉱山整備費7兆5000億Va及び建材1億5000万トンを送付いたします。また商工省鉱山局より技術顧問団20名を派遣いたします。
　貴国のウラン鉱山開発の成功をお祈り申し上げます。

　612年7月中旬までに六段階に分けて行われた第一次探査では、残念ながら捗捗しい成果が得られませんでした。第二次探査の時期は未定です。

612年11月より、顧問団の助言のもと二回に分けて追加調査を行い、条件の良いウラン鉱床を発見いたしました。これにともない、天然資源省の監督下にキブンハ鉱山会社を設立し、今後は採掘施設及び精製錬施設の整備、産出量の拡大を目指すこととします。

関係者一同、オリフスタークにおけるウラン鉱山事業の成功を心より歓迎申し上げます。