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ドクツ・エルツ会談

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2014/4/6 12:39
ゲスト    投稿数: 0

レーフェン「ふむ、私に異論はない。レーヴェ総統、そなたと会うのは昨年の式典以来だな。私としてもこのような形で会うことを望んではいなかった。しかし嘆いていても仕方ない。私は私のできることをドクツに提示しに来た。」

レーフェンは侍女の一人から数枚の紙を受け取る。

レーフェン「この書類を見てもらいたい。これはドクツとの交渉断絶を宣言した後から私がエルツを発つまでに私のもとへ届けられた民たちの嘆願書だ。このようにエルツ国民はドクツを嫌っていない。それどころか好いている。先ほどレーティア様にも伝えたがエルツはドクツの一番の友だ。

よって私は、エルツとドクツの友好条約を結ぶべきだと考えている。
もちろん、この現状でそれを言うことがどれだけ高慢かはわかっているつもりだ。
エルツ政府に代わってドクツには謝罪をしよう。」

レーフェンはレーヴェたちに頭を下げる

レーフェン「だが、憎しみや怒りから生まれるものは、悲しみしか呼ばない空虚なものだ。我々新興国を支えてきた国として寛大な答えが聞きたい。どうだ?レーヴェ新総統閣下!」

投票数:0 平均点:0.00
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2014/4/6 13:16
ゲスト    投稿数: 0

レーヴェ「友好条約ですか、勿論異論はありません。
我が国はエルツを外交優先指定国にしていますし、今回の一件も友好条約の締結という解決がお互いにとってプラスでしょう。
我が国は争いを好みませんし、ドクツの世論も平和的解決を望む声が圧倒的に大きいです。
両国の信頼は民と民の間ですでに揺るぎないものとなっていることを今実感しております。
そのため、私はレーフェン皇帝の提案する友好条約の締結に全面的に賛成致します。」

レーティア「流石私の意思を継いでくれたレーヴェ総統閣下です、レーフェン皇帝、私からも賛成致します。」

投票数:0 平均点:0.00
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2014/4/6 13:29
ゲスト    投稿数: 0

レーフェン「お二人からの賛意感謝する。では。」

レーフェンはこれまた侍女から一枚の紙を受け取る

エルツとドクツの友好条約(仮)
前文 エルツ、ドクツ両国は両国の友好関係の維持のため、最大限の努力を行う
第一条 エルツとドクツの間に外交的対立はない
第二条 エルツとドクツ両国は永久的友好関係にあることを誓う
第三条 エルツ、ドクツ両国は、両国の不利益となるようなことを行わない
第二項 もし、両国のうち一方が不利益を被ると判断した場合、事前に一方に報告する義務を負う
第四項 エルツ、ドクツ両国は、両国の国民間の交流を絶えず行う

レーフェン「私自らが考えた。友好の書である。これにドクツ総統の署名が頂きたい。」

駐在武官が小声でドクツの二人に耳打ちする

駐在武官「我らが陛下は、条文などについては知識が疎いので経験豊富なお二方の意見での変更があれば何なりと申し上げてください」

投票数:0 平均点:0.00
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2014/4/6 19:07
ゲスト    投稿数: 0

レーヴェ「拝見致しました、災害や怪獣の出現時にはお互いに支援・協力しあうという内容を追加してみては如何でしょう?ほかは問題ありません。」

レーティア「ドクツは記述せずとも支援をする方針のままですが、両国の民にとってもわかりやすいよう追加すべきと思います。」

投票数:0 平均点:0.00
前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2014/4/6 19:13 | 最終変更
ゲスト    投稿数: 0

レーフェン「そちらの意見に従い。一文を追加した。これでよければ、これにドクツ総統の署名をいただき今日の会談を終わりとしたい。

エルツとドクツの友好条約(仮)
前文 エルツ、ドクツ両国は両国の友好関係の維持のため、最大限の努力を行う
第一条 エルツとドクツの間に外交的対立はない
第二条 エルツとドクツ両国は永久的友好関係にあることを誓う
第三条 第一項 エルツ、ドクツ両国は、両国の不利益となるようなことを行わない
    第二項 もし、両国のうち一方が不利益を被ると判断した場合、事前に一方に報告する義務を負う
第四条 両国は怪獣出現などの災害時に互いに協力、支援を行いあう
第五条 エルツ、ドクツ両国は、両国の国民間の交流を絶えず行う

  朕は帝国の君主として臣下にこの条約の批准を契らせるを約束する。 エルツ帝国連邦皇帝
          ---レーフェン・フォン・エルヴァシウス---

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2014/4/6 19:17
ゲスト    投稿数: 0

私、ドクツ第三帝国総統ティアナ・レーヴェはエルツとドクツの友好条約に正式に調印します。

ドクツ第三帝国総統
ティアナ・レーヴェ

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2014/4/6 19:31
ゲスト    投稿数: 0

レーフェン「ありがとう。ドクツ総統の温情に感謝する。ここからはもうすぐ来るマクシミリアンと交代しよう。」

レーフェンがレーティアの前に立ち

レーフェン「ところでマクシミリアンはレーヴェ総統と二人で話がしたいそうだ、我々はその間別室にでも移動しておしゃべりでもしませんか?」

そっと手をつかむ

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2014/4/7 0:49
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レーヴェ「こちらこそ感謝致します、短時間でしたが話せてよかったです。」

レーティア「えぇ、私でよければお相手させて頂きます、レーフェン皇帝」

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2014/4/7 1:18
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レーティア、レーフェンの二人は部屋から出て代わりにマクシミリアン宰相が部屋に入ってきます。

マクシミリアン「レーヴェ総統遅れました。エルツ帝国宰相マクシミリアンでございます。この度はエルツ側の謝罪、そしてドクツとエルツ間での友好条約に関する事務的な話をさせていただきます。

まずはじめにエルツ帝国連邦が先刻行った協定の破棄ですが、撤回します。エルツ帝国連邦は一度結んだ協定を易々と破るようなことはいたしません。それをご理解いただいたうえで今回の事件は極めて内的なミスであった。そう認識していただきたいのです。いかがでしょうか。

また事務的な話になりますが、エルツとドクツとの間のビザの廃止、ドクツ製牛肉の輸入規制解除、両国航空便の再開、両国貨物船の両国貿易港の自由停泊権 等を認めていただきたい。PTOに属する貴国が決定しづらい問題があるならば我が国は譲歩も否みません。」

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2014/4/7 1:26
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レーヴェ「宰相マクシミリアン殿、お会いできて光栄です。
今回の件は両国にとって立ちはだかる壁となりましたが、友好条約という形で解決に至って本当によかった。

協定の件、勿論大歓迎です、貴国の鋼鉄は品質もよく、我が国の予定している大規模都市整備や、軍需産業開発に大きな貢献をしてくれることは間違いないでしょう。
引き続き定期輸出をお願い致します。

ビザの廃止は議会の承認がいるので2日ほどかかりますが、問題ありません。
牛肉の輸出も勿論再開致しましょう、注文があればすぐにお送りできると思います。
航空便はすぐに担当官に手配致します、自由停泊ももちろんすぐに手配致しましょう。
譲歩だなんてとんでもないです、両国にとっての試練だったと考えれば、今回の件も笑い話になる日は遠くないでしょう。」

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