Re: いざなみ講和会議

　全関係国の出席を確認しました。これより萬州・和寧民主共和国との講和、もとい同国の降伏に関する、我が石蘇同盟で決定された条約を以下に提示します。問題ないようでしたら萬州・和寧民主共和国の署名を願います。

【萬州・和寧民主共和国の石蘇同盟に対する降伏に関する条約】

　本条約は萬州・和寧民主共和国が石蘇同盟に対し降伏を行い、法的戦闘状態を解消するために定められた条約である。石蘇同盟両国の軍隊は増強を受け、萬和に最後の打撃を加える用意を既に整えた。この軍事力は、萬和の抵抗が止まるまで、同国に対する戦争を遂行する一切の同盟軍の決意により支持され且つ鼓舞される。石動第三帝国・スコッチランド共産主義同盟・萬州・和寧民主共和国は各々本条約に署名すべし。

第一条　本条約の成立を以て石蘇同盟と萬州・和寧民主共和国は一切の戦闘を終止する。
第二条　萬州・和寧民主共和国が現下に於いて実効支配している領域内には、8万人以上16万人以下の石蘇同盟統合軍が駐屯することが認められる。また石蘇同盟はこれら統合軍の統帥機関として同盟統合軍最高総司令部を領域内に置く。
第二条　萬州・和寧民主共和国は現下に於いて実効支配している和寧半島の領有権を放棄し、在石動和寧国民団が樹立する大和寧帝国正統後継政府に速やかに譲渡する。
第三条　大和寧帝国正統後継政府は統治に関して十年間、同盟統合軍最高総司令部の助言を受ける。
第三条　萬州・和寧民主共和国は現下に於いて実効支配している領域から和寧半島を覗いた地域を、萬州人居留地域・中夏人居留地域にそれぞれ分割し、自治政府を置く。これを以て萬州・和寧民主共和国は解消する。
第四条　第三条に於ける自治政府は同盟統合軍最高総司令部並びに大和寧帝国正統後継政府より十年間の軍政指導を受ける。十年後の進退については大和寧帝国正統後継政府に一任される。
第五条　萬州・和寧民主共和国の政府要職は一様に、大和寧帝国正統後継政府の法律に則り処罰される。