Re: レゴリス帝国・ベルサリエーレ王国間における講和条約締結交渉

マルグリット・スリューフェン外務大臣
　我が帝国と貴国、ベルサリエーレ王国とは休戦以降講和条約締結のための交渉を続けておりましたが、無事本日の調印の日を迎えたこと、とても喜ばしく思います。途中他の参戦国らが先んじて講和条約締結を終えてしまうというアクシデントも発生致しましたが、本条約の締結を以って、すべての参戦国が講和条約を締結し、今次戦争の本当の終結を迎える事になります。最も、我が帝国がその幕引きを演じる事になるとは思いもよりませんでしたが……。さて、脱線が過ぎましたが、下記の条約を我が帝国は貴国に対して提示致します。異論がなければ調印をお願い致します。

レゴリス帝国・ベルサリエーレ王国間における講和に関するスパラト条約
第１条
　レゴリス帝国、及びベルサリエーレ王国間に於いて行われていた戦争は本講和条約を以って終結するものとする。
第２条
　両締結国は今次戦争において発生したあらゆる戦争責任を互いに追求しないことを確約する。
第３条
　ベルサリエーレ王国は賠償として同国海軍の強襲揚陸艦「ジェネラーレ・ベリザリオ・リルオーニ」「ジェネラーレ・ジロラモ・パーニ」の2隻、並びに同強襲揚陸艦に搭載されている予備機も含めた艦載機すべてとLL-1級エアクッション揚陸艇6隻をレゴリス帝国に引き渡す。それ以外の賠償については請求権をレゴリス帝国は放棄する。
第４条
　本条約は両国の調印を以って発効し、効力を有するものとする。