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ウェールリズセ外務省マニュアル

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  • なし ウェールリズセ外務省マニュアル (ゲスト, 2016/2/5 18:14)

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なし ウェールリズセ外務省マニュアル

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2016/2/5 18:14 | 最終変更
ゲスト    投稿数: 0

フリューゲルアンソロジー
フリューゲルアンソロジー
大事なことなので二回いいました。

裏設定、機密事項にまつわる噂話、異伝、サイドストーリーはこちらへどうぞ。
なお本フォーラムで投稿された内容がゲーム内の外交や政策には影響を与えないよう、ご留意ください。

(モデレータ: サイト管理者 )

ウェールリズセ連邦共和国外務省マニュアル
 ウェールリズセです。別段外交得意というわけでもないんですが、外交についてつらつらーっと書いてみることにしました。
 指針とかではなく、こういう外交の仕方もあるんだな程度に見てください。長文とか読んでらんないわーって人はブラウザバック。
 では簡単に『外交は何故やるのか』ということをおさらいした後に個別に解説しようかなと。
 
1.外交って何でやるの?

何でだと思います?
答えは簡潔です。国益のためです。
国益のためっていうと身も蓋もないので、とりあえず「自分の国の立場を国際社会で向上させ、かつ自国が他国よりも有利に立ち回るため」とでもしておきましょう。
学生が多いらしいぼーはこ住民のために分かり易くすると、甘酸っぱい青春(平穏な日々)を過ごすためにはスクールカースト(国際社会での立場)で上位に立つ必要があるということですね。
スクールカーストで下位の立場のままだと、怖い先輩(列強各国)にパシり(植民地)にされますよね。いじめられますよね。
実際の国益の定義からはズレてるかもしれませんが、まあゲーム的にはそういうことです。いじめられないように、パシりにもされないようにするためです。

まあ、軍事力や経済力だけ高くて外交全くしない国と、軍事力も経済力も高くて外交を積極的にする国では、どちらが印象が良いか?ということです。
まあ人それぞれかもしれませんが、外交は挨拶みたいなもので、この二つの例でいうと前者は挨拶もしない無愛想な野郎、後者は挨拶をしっかりする礼儀正しい好青年みたいなものです。
(俺コミュ障だから挨拶してくる奴マジ嫌いなんだけどっていう人は例外とします)

まあさらっとおさらいというか解説したところで、外交について話し出すとキリがないですが次に移りましょう。

2.外交交渉の可視化メリット
まあこれは色々で、ウェールリズセみたいに頻繁に会談しまくってフォーラムのスレッドを乱立するはた迷惑な……いえ、ちゃんと外交の過程を公開する人もいれば
淡々とPMとか通信で目立たないよう、かつ事務的に外交する人もいます。どちらがいいとは今回はあえていいません。
ウェールリズセ式とかいっていいのかわかりませんが、外交交渉をフォーラムでやる事の意義を簡単に羅列します。

・外交交渉の過程を他の国にも見やすく・かつ公開することで、その国がどんな国なのかを分かり易くする
要するに私は犬派なのか猫派なのか辛党なのか甘党なのか、その人(国)の性格を分かり易くするためです。
ぼーはこでは例えば「うちの国は民主主義最高!独裁国家は死ね」、「独裁こそが民衆の暮らしをよくする!民主主義など衆愚政治に過ぎない!」みたいな立場の国がいたとして
民主主義国家なら前者と付き合いたいと思うでしょうし(独裁国死ねはさておき)、独裁国家なら後者に親近感が沸きやすいのではと思います。

こういう事が分かると「おっ、こいつとは性格が合いそうだな/コイツとはマジ合わないわ」っていうのが分かって、他国の印象が変化しますね。

・めっちゃ外交頑張ってますアピール
とりあえず外交頑張ってますアピールしておくと、某社会主義の優等生から「あいつマジ老害、害悪、不要」とボロクソに言われずに済みます。
あと外交積極的なアピールすると他の国からなんか色々なアプローチされたりもします。ENECとか。FENAは知りません。

・いざという時の根拠
外交交渉を可視化するということは、約束を反故にされずに済みます。契約を結ぶ時に、契約書はしっかり作成しないといけませんよね?
外交交渉の可視化は、要するに契約書の作成のようなものです。外交交渉で合意した内容を反故されないためにも必要です。
第三者が交渉の内容を見れないと、最終的には言った言わない、やったやらないの水掛け論というか悪魔の証明が続きます。悪魔の証明って言葉格好いいですよね。誤用してないか心配です。

例えが下手すぎてつらいところですが、こんな理解をしてください。ウェールリズセが何で交渉をフォーラムでよくやるのか、という理由です。

3.外交交渉の目的
さて、最近ウェールリズセがやった外交交渉はまあ見れる範囲だとストリーダ王国さんとの会談、カルセドニー島共和国さんとの会談がありますがあれを見てどう映ったでしょうか?
「ウェールリズセうざいな、近寄らんとこ」と思われたらちょっと悲しいです。とりあえずストリーダ王国との会談を例を使いましょうか。

ストリーダとの交渉において争点となったのは以下の点です。
(1)ベルサリエーレに対する制裁が正しかったのか正しくなかったのか
(2)ベルサリエーレにどう対応するのか
まあ他にもありますが、瑣事なので省きます。

で、ストリーダとウェールリズセそれぞれの立場を洗い出します。
・ウェールリズセ
(1)ベルサリエーレへの制裁は拙速だったということにしたい,もしくは拙速だったという主張を通す
(2)ベルサリエーレに対する対応は今後どういう風にも動けるように適当に濁しておきたい,もしくは言質を取らせない

・ストリーダ
(1)ベルサリエーレへの制裁が拙速ではなかったということにしたい,あるいは事情があってやむを得なかったことにしたい(批判をかわしたい)
(2)ベルサリエーレへの対応でウェールリズセへの協力を求めたい、或はウェールリズセがどう動くか言質をとっておきたい
(あくまでストリーダ側のは想像なんで実際は違うかもしれませんが)

ストリーダは(1)の主張を行うために「ベルサリエーレがクイーンズの提案を拒んだから仕方なく、あと兵器で食糧が汚染されてるかもしれないから国民を守るために」みたいな主張をしました。
(2)の主張を行うために「君のとこはベルサリエーレ問題にどう対応するつもりなの?」と訊きました。
あくまでウェールリズセから見た場合なので、ストリーダ王国の名誉を毀損する意図はありません(本当です)

ウェールリズセはストリーダの(1)の主張を封じるために以下の主張を行いました。
「ベルサリエーレと話し合いもせずに殴りかかろうとしてるのはストリーダでしょ、ベルサリエーレから直接話を聞かずにクイーンズのいう事をそのまま信じるっておかしくない? 
 君のトコは輸入食糧の安全検査もしない三等国なの?」

また、(2)の質問を濁すために以下の返答を行いました。
「えーまぁ色々あるみたいだけど、詳しいこともわかってない状態ではっきりしたことはいえないなー。動くかもしれないし動かないかもしれないなー(教えたくないなー)」

まあこの辺りでストリーダを何が何でも悪いことにしたい(レッテル貼り)、あとベルサリエーレ問題には関わりたくないというウェールリズセ側の目的は達成されたのかもしれません。
達成されたと思っているだけかもしれませんが。客観的に見た時どうなのかは知りません。レッテル貼りはやりすぎると当然反感買うのでほどほどに。ほどほどのラインは自分で見極めて下さい。

で、まあ何が大事かというと、外交交渉をするからにはお互い何かしらの達成すべき目標があるかと思います。
それがない外交交渉はただの雑談です。親睦を深めるだけの行為です。(悪いことではないです)基本、外交交渉は外交上の勝ち負けを決めるゲームです(勝ち負けがないものも当然ありますが)
「相手が狙っていることは何か」という事を先ず考えて、こっちがどういう風に話を持っていきたいかを先ず明確にしましょう。こちらのもっていきたい方向に話を進められるかどうかが事が勝ち負けを左右します。
相手が狙っている事を封じたいなら、屁理屈でも何でも捏ねましょう。とにかく相手の主張が正しくないという事をしつこいくらい言い続けましょう。レッテル貼り最高。
あと「~~を"国際社会"は許さない」「ABE首相は"民意"を無視している!」とかも大事。相手によってはビビります。相手による。

大事なのは客観的に見た時に、どちらが正しく見えるかということです。相手からの印象が悪くなろうとたいした問題ではありません。いい事に越した事はありませんが。
この辺りはもうプレゼンとか、ディベートのようなものです。審判(国際社会)からの印象を相手よりもよくすることが外交交渉における鍵だとウェールリズセは思っています。
また、話したくない、あるいはこちらが不利だと感じる内容については濁すか誤魔化すか話をそらすことに専念しましょう。言い訳は重ねれば重ねる程不利です。
しつこく迫ってきたら「ケンカ売ってんのかオラ、どうしようがうちの勝手やろが、アンタ内政干渉やでこれ、そんな事していいと思っとるんか?」と返しましょう。大抵の人は諦めます。

大抵のプレイヤーは国際社会からの印象を気にせずにはいられません。印象は悪くなればなるほど滅ぼされやすいです(パラドゲー好きはバッドボーイレートという言葉がしっくり来るのでは)
典型的な例はクイーンズです。現実でも他国の大使を殺すという行為は戦争ものです。クイーンズの滅亡は残念でもなく当然の結果といえるでしょう。

ゲームなのである程度の事はゲーム的な事情で許容される場合もありますが、基本は現実世界でどういうことをしたらアメリカを始めとする西洋各国が正義の旗を掲げて攻め込んでくるか、という事を考えてみるとよいかもしれません。
ぼーはこで多い例は「非人道的行為」「他国への敵対的/挑発的行為」「利権絡み」です。
非人道的行為は最近だとヴァノミスとかベルサリエーレ、セビーリャの民間人虐殺とか、他国への敵対的/挑発的行為はクイーンズの他国大使殺害、利権絡みはレゴリスの資源輸送保障原則とか、エルツの帝国資源保護法とかが参考になるかもしれません。
独裁国は非人道的だという理由でよく消される事が多いです。口実を与えない事が一番大事です。かといって口実を与えないことばかり考えているとそのうち外交しなくなります。

●重要度
こちらがもっていきたい話の方向を考える>相手の狙っていることを見極める/どうすれば相手の狙いを封じれるかを考える>国際社会からの印象>相手国からの印象

4.外交ってしんどくない?
「こんなゲームにマジになっちゃってどうするの」
「正直長文外交とかやってられる時間ないわ」
「暇人乙、ニートか」

こんな声をよく聞きます。その通りです。外交文章作成に時間かけるなんてバカらしいことです。多くても1時間、精々10~30分程度で済ませられるようにしたいところです。
外交交渉にかける時間を短く・かつ早期にこちらの目標を達成するために重要なことは一つです。そもそも相手に反論の余地を与えないような外交を最初からしてしまうことです。
嫌われますが時間短縮にはもってこいです。

ウェールリズセがよくやるのはこれ。

「~~という議題らしいですが、貴国の見解を聞きたいです」

ここで相手の見解を全部引き出してしまいましょう。
「こんな事をして何か意味があるの?」 まああるかないかはともかくとして、これをやる理由は相手の主張を見て、どこに付け入る隙があるのかを見極めるためです。
その上で相手の隙を見つけたら徹底的に突きましょう。突ける所は突いて、突けない所は適当に流す、これが大事だと思ってます。
痛いトコロを突かれると大抵は正当化のために言い訳に転じます。言い訳に転じたらほくそ笑んで容赦なく追撃をいれましょう。

まあ逆の立場になった場合は、「自分が突かれて痛い所は何処だろう?」と自分の書いた文章を見て確認することです。
突かれたら痛いなと思うところは3でも書きましたが、適当に濁すかそもそも突かれないようにその部分は無視して適当に話を進めることです。
そうすれば攻守が楽になるのではと思います。

中には隙を作らないイヤなプレイヤーもいますが、隙を作らなかったら諦めましょう。
こちらも隙を作らずに五分五分で終わらせるか、こちらが隙を見せてしまったら上手いこと逃げましょう。外交は守り続けても勝てません。斧で殴らないと勝てません。
後はまあキーボードで文字を書く早さの問題なので、それは各自何とかしてください。

外交文章は論文のようなものです。自分の主張を明確にして、自説が正しい理由を述べ、敵対者から突かれないように自説を補強する。穴のない文章を作る事が求められます。
ウェールリズセも出来ていないので、まあ慣れで何とかしましょう。

なんか疲れたのでここまで書いて諦めました。後は個別に質問があれば、まあこのスレでレスを頂ければのんびり返事します。なさそう。

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