Re: エルツ帝国への照会

照会した理由についてだが国際機関が発行する貴国の21098期より以前の砲弾貯蔵量は国際的指標に基づく「欠乏」状態であったことは第三国である我が国でも観測することができた。

しかしながら、21099期586年1月下旬に貴国は砲弾10万トンもの大量の砲弾をアルドラド帝国より輸入されていることが判明した。これも輸出入に関する報告書を各国は提出しており、これも第三国でも閲覧することができるために判明した。

貴国はフランドル・フランセーズ地域に合計300発もの通常弾頭のミサイルを発射したことが公表されている。この300発のミサイル攻撃には3万トンの砲弾が必要とされる。相当大量な量であり、「欠乏」状態の国では相当な負担になると考える。

また、アルドラド帝国と貴国の関係性は王室間での関係で交流があるものの、2月にはフランドルと国際法上交戦する国に砲弾10万トンを供与するほどの関係性があるとは到底思えない。たとえ、砲弾備品の購入だとしても現時点で代金だと思われるものは国家間取引で貴国より一切観測されていないことからその線は考えにくいと思われる。

アルドラド帝国が戦争直前の国に尚且つ大量の砲弾を輸出し、輸入したエルツ帝国は輸入の翌週には砲弾1万5000トンを消費する大攻勢に出たのは極めて興味深い。何らかの関係性をエルツ帝国とアルドラド帝国の間にあると見るのが妥当な考えだと思われる。

よってエルツ帝国には砲弾10万トンをどのような理由でアルドラド帝国より渡されたのかについてご説明願いたい。