エルツ帝国連邦とレゴリス帝国による首脳会談

今回の会談は非常に実り多きものと成り得たと実感しております。
グナイゼナウ内相閣下の云う通り、この両国の友好関係が更に深化し、繁栄することを願うばかりです。

大学群での講演についてですが、是非ともさせて頂きましょう。
さて、これを持ちまして本日の会談を終了とさせて頂きましょう。関係者の皆様方、お疲れ様でした。

ギルベルト・フォン・グナイゼナウ「ええ、本日は大変有意義な会となりました。これからも両国の関係は深化していくでしょうし、そのために必要な事を概ね話し合えました。これからもレゴリス、そしてエルツ両国の繁栄を期待しますよ」

エリカ・シュトラウス「会談が終わられましたら、ぜひ総統閣下にはエルツの誇る大学群に赴かれまして、エルツの前途ある学生たちにレゴリスの崇高な教えをご教授して頂きたいと存じます。本日は誠にありがとうございました」

全くです。さて、私からの議案はもう御座いませんが、グナイゼナウ内相閣下から何か議案等は御座いますでしょうか？
無いようでしたら、本会談を終了と致したいのですがどうでしょうか。

ギルベルト・フォン・グナイゼナウ「ええ、それでよろしいでしょう。大学の設立が両国の友好の懸け橋になることをせつに願うばかりです」

貴国が提案された博覧会の開催に賛同致します。それを通じて更なる企業交流が見込めるでしょう。
内容の詳細についてはまた後日詳しく調整する事と致しましょう。
（２）の両国の文化を取り入れた大学を両国共同で設立という提案についてですが、非常に素晴らしい提案と言えるでしょう。
両国の文化を取り入れる事は、即ち両国の文化交流がその大学で行われ、両国の文化に対する相互理解が深まるという事です。
更には、両国の文化に対する相互理解の深化は、やがて両国の友好関係深化にも繋がるでしょう。
我が国はこの提案を快諾致します。これについては後日事務レベルでの両国会議で詳細を詰めるということで宜しいでしょうか？

ギルベルト・フォン・グナイゼナウ「(1)についてはこの上なく素晴らしい提案です。今度エルツで両国による博覧会を開きましょう。そして(2)についてですがエルツは現在学問の面において整備が進んでおらず、軍事系の大学と言うものが無いと言ってもよいほどです。いい機会ですので両国の文化を取り入れた大学の両国の共同での設立と言うのは如何でしょう？」

では私も調印しましょう。

レゴリス帝国は本協定に調印する。

レゴリス帝国総統
ヴァルター・ディットリヒ
Walther Dittrich

両国代表の調印も済みましたので、レゴリス帝国とエルツ帝国連邦との間における不可侵条約は発効されたものと見做します。

さて、最後の議題となりましたが、両国の民間交流の更なる強化について話し合うと致しましょう。
現在、両国の間では大学に留学生を派遣するなどの民間交流を行っておりますが、更なる両国関係深化を図るために、
下記の事柄を行いたいと考えております。
１、両国の企業交流及び経済交流の促進
　現在、両国の企業による交流はまだ行われていないと聞いております。
ですから、今回をきっかけに両国の企業交流を促進したいと考えております。
　既に、我が国最大の企業グループであるレオン・レゴリスグループが、貴国のグフタスグループやメッサーシュヒット社との資本提携を行おうと考えているという話を聞いております。
他にも、我が国のブライアン・マリンスグループがレオン・レゴリスグループと共同で貴国に大規模な商業都市を建設したいという話も小耳に挟みました。
このように、我が国の企業は貴国との企業交流や経済交流に非常に意欲を見せておりますが故、是非とも両国間の民間交流や経済交流の促進に手を貸して頂きたいのですが、如何でしょうか？

２、両国間の大学派遣留学生制度の強化
　こちらについては、現在行われている両国間の大学における派遣留学生の制度を強化しようというものです。
現制度では所謂軍事系の大学はその対象外となっておりますが、今回を機に軍事系の大学もその対象にしようと我が国は考えておりますが、如何でしょうか？

ギルベルト・フォン・グナイゼナウ「ええ、では調印に移りましょう」

エルツ帝国連邦はこの条約に調印する

エルツ帝国連邦内相
ギルベルト・フォン・グナイゼナウ
Gilbert　von　Gneisenau

それは何よりです。では調印に移りたいと思いますが、如何ですかな？

ギルベルト・フォン・グナイゼナウ「これ以上ない提案です。その条項が含まれるのならばこの不可侵条約は両国にとって大変意味のあるものになるでしょう。」