ノルスモール地方問題の解決に向けた国際会議

31:Re: ノルスモール地方問題の解決に向けた国際会議
TRT 09/11 20:47

レゴリス国際統治委員会のウルタード議長とノイエクルス連邦商務省レゴリス復興開発支援局の一致した見解は「レゴリス経済は自立すべきでありいかなる経済的支配も受け入れるべきではない」であることをまずお伝えしておきます。

我々の意図するものはレゴリス経済全体を服属させることではなく、ただ適正に資源生産と貿易を管理することで真に人間性豊かな自立経済開発を支援することです。
ノルスモール連邦は特に本土では顕著でしたが、殆ど分断されない巨大な単一経済圏として機能していました。ノルスモール連邦にはノイエクルス本国と同じくらいの工業設備があり、世界的に見ても十分すぎるほどの商業人口を抱えていました。巨額の貿易を行い、国際的にも豊かな国家として認識されていたはずです。
しかしその実、彼らは豊かだったでしょうか?紛争が絶えず、上層部は腐敗し、大土地所有と貧困、天然資源利益の不正な分配がはびこってたというのがノイエクルス国立エルネスト貧困問題研究センターがまとめた報告書の内容です。

復興開発支援局の狙いは荒廃した大都市から幸か不幸か追い出された人々を受け入れる、美しく平等で腐敗のない自立した農民による大地を作り上げることです。
土地改革による自立農の創出が社会安定のために役立つことは既に半世紀近く前のノイエクルスで実証されています。
今こそレゴリス帝国は腐敗と貧困の支配する世界から抜け出し、輝ける大地と森林に取り囲まれた「素晴らしき新世界」を目指すべきなのです。

少なくとも国際統治委員会はこの線でハイネセル地方の復興計画をまとめつつあります。委員会案ではハイネセル地方の人口は300万人を目安として構成され、大都市は1つも存在しません。
もちろん経済安定に考慮し、産業は農業、商業、観光をバランスよく配置する予定です。



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