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2: 2018-03-24 (土) 20:07:33 yuriusu ソース 現: - no date - ソース
Line 1: Line 1:
- &font(Red){現在公開可能な情報}; 
-ユリウス王国とは・・・ 
-人類が逃げ込んだ巨大な島に移民たちによって建国されたとされる国である。 
-農林業を主体としており、近年では国土広大化政策に最も力を注ぐ国家である。 
- 
-歴史・・・ 
-200年前、人類は、突如出現した化物により滅亡の淵に立たされた。生き残った人類は、宇宙へ進出し、そこで生活圏を築くことで辛うじてその命脈を保っていた。人類は200年もの間、平和を謳歌している。 
-655年 4月 ユリウス王国建国 
- 
-通貨・・・ 
-ユリウスロンドがユリウス国内に流通している正式な紙幣である。 
- 
-ユリウス国王・・・ 
-ユリウス建国時に関わったとされる最も古い王家である。ユリウス王国の最高権力者でありその実態は謎に包まれている。 
- 
-とある農夫の都市伝説・・・ 
-暑い夏の日、とある農夫はいつも通り農作業に勤しんでいた。地面を掘っていると何か古い書籍が出てきた。何だろうと疑問に思い、中身を見てみると書かれていたことは衝撃的な内容だった。「ユリウス国王は民を記憶操作し、洗脳している」「人類は決して化物によって滅んでいない、初代ユリウス国王の関わったとされる悪魔との契約によって人類は滅亡の一歩手前まで追い込まれた。」「来るべき時、セニオリス人は覚醒し、世界と共に滅亡する」等と書かれていた。農夫は仕事を中断し、一日中、その書籍に熱中していた。今まで考えたことも無かったユリウス王国の歴史と国王の真の実態がそこには書かれていた。その日の夜、居酒屋で友人とその日にあった不思議な書籍について話していた。「変な本だろう?」農夫の友人はいくらか怪訝な顔でそう訊いた。 そして糸口酒を飲んだ。二人は場末の酒場の奥まった場所にあるテーブルに向かい合って座っていた。農夫はたいてい仕事の後で唯一の友人である彼とそこで酒を飲んでいた。 
- 
-その日、農夫は仕事が終わるとどちらから誘わというわけでもなく彼と酒場に入り、そこで昨夜の出来事を打ち明けた。この友人なら誰かにもらすはずはないとおもったのだ。「俺達はもしかしたらユリウス国王によって操られているのかもしれないな」と農夫は言った。「なあ、そもそもセニオリス人ってのはいったいーーーー」友人は咳払いをして農夫の言葉を遮り、そして酒場の中を見回した。酒場にいる客は酒を飲んだり、看板娘を口説いたり、大声でしゃべることに忙しいらしく、そりらを見ている者は誰も居なかったそれでも農夫もそれ以上壁について話すことをやめた。 
-もし誰かに聞かれでもしたらあっという間に騒ぎになる。「まあいいじゃないか」と友人は気を取り直して言った。「これまで通りここで暮らせばいい。平凡な人生に変わりはないけど、毎日仕事があって酒が飲める。それで十分だ。そうだろ?」「ああ」と農夫は言った。「その通りだ。この話はなかったことにしてくれ、結局のところ、俺にはそれが似合ってるんだろう。」 
- 
-しかし翌日農夫は仕事場に姿を表さなかった。次の日も、その次の日も農夫は仕事には来なかった。農夫の友人は彼の家を何度か訪問したが、いつ行っても農夫はいない。また農夫には親兄弟も連れ合いも親しく付き合ってる友人もいないから、彼の行方をに心当たりある人間はひとりも見つからなかった。農夫の友人はどうしようかと迷ったが、やはり農夫の試みも含めた全ての出来事を自警団に話した。そして翌日か自警団と警察による大々的な合同捜索が始まった。それは1人の平凡な農夫ーーユリウス王国に対して反旗を翻す犯罪者なのだが・・・ーーその行方を捜すにはいささか大仰に過ぎるものだった。何故彼らがここまで躍起になるのか、農夫の友人は理解できなかった。しかし農夫はとうとう見つからず、彼が見つけたとされる本もついに発見されることはなかった。そしてまた農夫の友人はある日突然姿を消し、その行方は現在も不明のままである。 


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