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2014 | 02 | 04
Vitris News Network  Vitris News Network(VNN)ではヴィトゥリス共和国内情勢や国際情勢などをお伝えしていきます。
2月 10 (月曜日) 2014
【初回】ヴィトゥリス共和国成立 01:05   
【特別編】成立、第一回国民議会選挙

514年、6月21日。その日は――クラーシェ、ヴィトゥリス史の転換点、ターニングポイントとして刻まれました。2代の皇帝と、20年にわたって続いたクラーシェ誓約者同盟は大北方戦争で連合六ヵ国の数の前に苦戦、遂には皇帝シャルル・リュシー・オルレアールがケーニヒスベルクに亡命したために同盟はここにいたって連合国に降伏を申し入れ、タールウィル平和条約の締結によって大北方戦争は終戦しました。

しかし我々旧クラーシェ国民--ヴィトゥリス国民にとっては苦難の歴史の始まりでした。同盟は解体され、残された領邦はそれぞれ独立国として歩み始めたものの、焼け野原となった国土の建て直しは困難を極め、ついには他国へ移住する人々が続出。そんな中、カペラザルツ新地方でクラーシェに光を照らしたのは――ヴィトゥリス共和国の成立宣言。多くのクラーシェの人々が希望とクラーシェ時代の繁栄を取り戻してくれる事を期待し、このヴィトゥリスに移り住みました。成立宣言から10日、初めて行われた国民議会選挙では、グノーシス聖公会と呼ばれる新興宗教とシュトッテルンハイム姉妹が属する統一グノーシス主義連盟(Consolidation Societe Gnosticisme:CSG)が第一党となり、他主要3党と連立を組む事で政権が発足。CSGは今後政権運営に大きな影響力を及ぼすと見られています。しかしながら現在最も重要な事は、ヴィトゥリスがクラーシェの後継国であるのか、そうではないのかということです。カペラザルツ新地方はクラーシェには近いもののクラーシェの領土には含まれておらず、領邦でもないために、「独立した領邦にも条約は継承される」としたタールウィル平和条約の継承を行うのか否か、シュトッテルンハイム政権に注目が集まっています。

【宗教】グノーシス聖公会、第一回ヴァレンティノス会議開催

グノーシス聖公会では、先日初めてヴァレンティノス会議が開催され、ハイナ・シュレンドルフ大主教と他四主教が意見を交換しました。統一グノーシス主義連盟(Consolidation Societe Gnosticisme:CSG)が第一党となったことを祝し、政府に宗教庁の創設を求める案を全会一致で採択した他、今後の国内布教の在り方や、海外での布教なども検討されました。海外布教では、国際的影響力を持つゾロアスター教や、依然として信者数の多いキリスト教との教義対立は避けられず、いかにしてこの問題を解決するかが一番の議題となりました。また有力な布教先として挙げられているのは、ルーシェベルギアスや日ノ本といった旧クラーシェとも交流のあった国々で、今後の聖公会の活動に注目が集まっています。
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