石動第三帝国・大幹帝国間首脳会談

足利尊子「そうですね…私の娘、晶子は今年高等学校を卒業するのですが、進学先として、是非貴国の防衛大学校へ行かせてやりたいと思っております。防大は私の母校でもありますし、私の跡を継いで征夷大将軍となる娘には、防大のようなすばらしい学校で学んで欲しいと思っています。

今から受験の準備をさせておりますので、合格の暁にはなにとぞよろしくお願いします」

丁純憲「それは良いお考えです。晶子様の合格を心より祈願致します。
また、これを機に、防衛のみならず様々な分野で今まで以上に留学生の交換ができるようにしていきたいと思います。」

足利尊子「ありがとうございます！
確かに様々な分野での留学生交流による学術の交流は大いに必要ですね。両国の文化交流も一層すばらしいもになると思います。」

今川範邦「ではこれにて、会談は終了と致しましょう」

足利尊子「この度は有意義な会談、まことにありがとうございました！
この後、皇帝陛下が宮中にて出席者の方々とのご陪食を催される予定ですので、閣下も是非お越し下さい。お待ちしております」

丁純憲「こちらこそ、初めての海外訪問で貴国を訪れ、大君殿下と会談できたことを心より嬉しく思います。
晩餐会、楽しみにしております。
幹国朝廷の官服(イメージ→)で参内させて頂きます。」

（会談より五日後の553年4月9日、在幹石動大使、足利尊子将軍の返書を奉じ参内。以下はその内容であります。）

大幹帝國皇帝陛下御禮宸筆於者、至恐悦極果報。
此度空母落成於者、甚有功大幹帝國精鋭技師御儘力。
謝代本朝皇帝與海軍與技師與社稷臣民。
可爲本朝與貴朝修好通信文物交流迄天壌無窮。
石動第三帝國武威、奉御仰付本朝皇帝、
上奏對大幹帝國皇帝陛下之事、如件。

明日香宮皇帝紀元百四十二〈是年己酉〉四月六日

源正二位征夷大將軍尊子（花押）

同日、宮内院内侍長(侍従長)、これを受け取り天安君陛下に奉上。

553年5月1日、天安君陛下の「大幹帝国海上防衛隊名誉領帥」叙任勅任状、領帥杖・領帥刀・領帥礼服を謹呈。金京福海防幕僚長領帥が公方府に届けに参内。

同日、足利尊子将軍殿下、直接これを拝領。