Re: 【Ti-LC護送機ハイジャック声明。ファイアリヒへの要請】

【Ti-LC護送機ハイジャック声明。ファイアリヒへの要請２】

　我々の故郷、南部都市ルセナールに広がる大規模なスラム街は、プレハブ建築と、鉄骨さえなく僅かな衝撃で崩落するコンクリート素材で建造されている。
　それも、過去のアウセクリス蜂起に端を発する内戦で生まれた難民を収容するために、急遽建造されたものだからだ。しかも、キルヒアイゼン政権が難民に対して行った施策はここまでで、入れ物さえつくればよしとして、彼らは支持基盤の北部に引き籠もり、南部の復興に力を注ぐということはしなかったのである。
　
　南部の大公、アラン・メイスナーが南部都市群の復興を現政権に要求したとき、彼はメイスナーの火祭りなるキルヒアイゼン政権の自作自演の白色テロル陰謀によって謀殺された。そしてキルヒアイゼン政権は南部都市群を襲撃し、心ある元貴族たちは危険を冒しながらも国外へ亡命した。
　
　これが難民を産んだ歴史である。ノクティス講和会議以前も、以後も、難民は増え続け、ルセナールに貧困と犯罪が無くなることは無い。
　
　ここに我ら愛国軍事会議は諸悪の根源が南部の富と資源を北部に吸い上げる利権構造と、それを推進するキルヒアイゼン政権であると確信し、決起したのだ。
　
　国際社会の諸国ら！ 見識有るファイアリヒの方々よ！ ティ・ラフィールの国民が自らの道を開くため、難民のための政治を手に入れるために、貴国の力を我々に貸していただきたい。
　
　ティ・ラフィール万歳！ メイスナー万歳！

（※ユーザー名がルーシェベルギアス公国 さんになっていますがルセナール愛国軍事会議と読み替えて下さい。）