【Ti-LC護送機ハイジャック声明。ファイアリヒへの要請】

【Ti-LC護送機ハイジャック声明。ファイアリヒへの要請】
　
　繰り返し、ここに声明する。我々はティ・ラフィール連合国唯一の合法政権であるルセナール愛国軍事会議である。
　
　我々はルーシェベルギアスからティ・ラフィールへのTi-LC有力者の護送機に爆弾を仕掛け、機内にいた安全警備隊を処分した。今や護送機は我々の影響下にある。
　
　Ti-LCの彼らは今後のティ・ラフィールの復興と発展には無くてはならぬ有能かつ清廉な人物たちであり、彼らを粛正と虐殺を繰り返す現政権から救出することは、危険を冒す価値のある事業である。
　
　現在、護送機は愛国軍事会議の本拠ルセナールへと向かっている。しかしながら、燃料関係の都合により着陸と補給の必要性を感じている。
　
　直近の補給拠点はファイアリヒ連邦共和国ヘルリヒブルク国際空港である。
　
　来るべきティ・ラフィールの新政権と、ファイアリヒ連邦共和国との関係の改善と両国関係の発展の為、ルセナール愛国軍事会議は貴国空港への着陸の許可と燃料補給を要請致す。
　
（※ユーザー名がルーシェベルギアス公国 さんになっていますがルセナール愛国軍事会議と読み替えて下さい。）

ティ・ラフィール最高評議会及び外務部は、ファイアリヒ連邦共和国がヘルリヒブルク国際空港への
ハイジャック機の着陸及び補給を認めた場合、テロ支援を行う
極めて悪質な犯罪集団であるとの認定を行う旨を事前に通告する。

【外務部報道官・声明文】

【Ti-LC護送機ハイジャック声明。ファイアリヒへの要請２】

　我々の故郷、南部都市ルセナールに広がる大規模なスラム街は、プレハブ建築と、鉄骨さえなく僅かな衝撃で崩落するコンクリート素材で建造されている。
　それも、過去のアウセクリス蜂起に端を発する内戦で生まれた難民を収容するために、急遽建造されたものだからだ。しかも、キルヒアイゼン政権が難民に対して行った施策はここまでで、入れ物さえつくればよしとして、彼らは支持基盤の北部に引き籠もり、南部の復興に力を注ぐということはしなかったのである。
　
　南部の大公、アラン・メイスナーが南部都市群の復興を現政権に要求したとき、彼はメイスナーの火祭りなるキルヒアイゼン政権の自作自演の白色テロル陰謀によって謀殺された。そしてキルヒアイゼン政権は南部都市群を襲撃し、心ある元貴族たちは危険を冒しながらも国外へ亡命した。
　
　これが難民を産んだ歴史である。ノクティス講和会議以前も、以後も、難民は増え続け、ルセナールに貧困と犯罪が無くなることは無い。
　
　ここに我ら愛国軍事会議は諸悪の根源が南部の富と資源を北部に吸い上げる利権構造と、それを推進するキルヒアイゼン政権であると確信し、決起したのだ。
　
　国際社会の諸国ら！ 見識有るファイアリヒの方々よ！ ティ・ラフィールの国民が自らの道を開くため、難民のための政治を手に入れるために、貴国の力を我々に貸していただきたい。
　
　ティ・ラフィール万歳！ メイスナー万歳！

（※ユーザー名がルーシェベルギアス公国 さんになっていますがルセナール愛国軍事会議と読み替えて下さい。）

発：ヘルリヒブルク国際空港管制塔
宛：護送機
こちらは、ヘルリヒブルク国際空港管制官である。
本空港への着陸を許可する。3番滑走路へ着陸されたし。

発：外務省
宛：ティ・ラフィール連合国外務部
ハイジャックされた護送機が着陸後、滑走路から引き離すように誘導し、我が国の国家憲兵隊が生存者の保護及び犯人の拘束を行う。貴国の国民が搭乗している様だが、問題ないか。また、我々は主張の如何を問わず、あらゆるテロリズムを否定することを併せて通知する。

発：外務省
宛：ルーシェベルギアス公国外務部
ハイジャックされた貴国の護送機が着陸後、滑走路から引き離すように誘導し、我が国の国家憲兵隊が生存者の保護及び犯人の拘束を行う。問題はないか。

機長、副機長、乗添人は弊国ルーシェベルギアス航空の民間人であり、人命の確保について充分な配慮を頂きたい。