ストリーダ王国・大幹帝国首脳会談

ストリーダ王国　ファルロイト特別区　首相官邸にて

ストリーダ王国からはレベッカ・エッカーマン首相が出席します。
　

　
エッカーマン首相「ストリーダ王国にようこそいらっしゃいました、丁純憲首相。この度はお忙しい中ストリーダ王国建国50周年記念式典へご出席いただき、誠に有難うございました。これまで貴国が我が国の自然災害時に多大な援助をしてきてくれたことを今でも忘れておらず、こうして貴国との会談が実現したことを大変嬉しく思っておりますと共にこれを機に両国の親睦と友好を深めてまいりたい所存です。
　また、私からのプレゼントとして第二回ルーシェベルギアス商工博覧会にも出展された王室特製の『ロイヤル・ハニービール』をご用意しましたので、帰国後にでもご賞味いただければ幸甚に存じます。」
　

丁純憲首相「先ずは、貴国の御建国50周年を改めてお祝い申し上げます。
また、名宰相の誉れ高いエッカーマン閣下にお会いできたことを光栄に思います。
貴国は国際平和を希求する文化国家であると共に、建国以来民主国としての歴史を重ねて来られた国で、私が所属する『国民民主連合』が模範としております。
こちらこそ、貴国との会談を嬉しく思います。
また、贈り物を頂きありがとうございます。ありがたく頂こうと思います。」

エッカーマン首相「名宰相など、私なんかには勿体ないほどのお言葉ですよ。私もお会いできて大変光栄です。
建国以来、諸外国の支援のおかげもあってストリーダ王国は高い幸福度や経済発展により安定した政治体制を確立できました。この度は建国から50年が経ちましたが、我が国とは比べ物にならない長い歴史と独特の文化を有する貴国は注目に値する国であります。

プレゼントも渡したことですので会談を始めようと思いますが、差し支えなければそちら側で議題を提示していただけると大変助かります。」

丁純憲首相「諸外国の支援もさることながら、今の貴国をつくられたのはストリーダ人の努力の賜物ですよ。

さて、議題というのは他でもありません。弊国で開催を目指している『仁河国際スポーツ大会』と『麗瑞商工博覧会』に貴国の支持と協賛を賜りたいと思います。

この文化行事を成功させて万国の交流と平和を実現させることが幹国民の悲願です。よろしくお願い致します。」

エッカーマン首相「喜んでお受け致しますよ。前回の商工博覧会に我が国の企業も出展しましたが、商工博覧会が事業拡大のきっかけとなった故に現在では国内最大規模の巨大企業に成長しました。商工博覧会は我が国の企業にとっても、大きなビジネスチャンスになることでしょう。また、スポーツ大会につきましても諸般の事情が許せば出来る限りの協力をして参りましょう。」

丁純憲首相「ありがとうございます。世界三位の経済大国にして、徳の高い良識ある民主国の貴国の協力はまさに、天佑神助と言えるでしょう。

さて、今日は、もう一つ提案がございます。
貴国と弊国の大学間で様々な分野の留学生の交換を活発化させていきたいと考えております。両国間の学術進歩と文化交流のためにもよろしくお願いします。」

エッカーマン首相「それは良い提案ですね。両国間の民間交流活性化に寄与することは当然でありますが、互いの学術文化の交流・発展にとって大変意義深いものであると確信しております。そのためならば政府としても貴国との留学交流を積極的に支援していきたいところであり、国内の大学に協力を呼びかけるように致しましょう。」

丁純憲首相「ありがとうございます。弊国でも大学に広く協力を呼びかけて参ります。

最後に、エッカーマン閣下に差し上げたいものがあります。
弊国の民族衣装、チマチョゴリ(치마 저고리)です。
お気に召されたでしょうか？」

エッカーマン首相「これはこれは、どうも有難うございます。私としては仕事の都合上いつもスーツばかり着ているので、こういう華やかで美しい衣装をいただけて嬉しい限りですよ。
せっかくの機会ですので、この後の共同記者会見の時に着させていただくことに致します。

加えてこちらからの提案となりますが、天安君皇帝・伊勢宮皇后両陛下及び丁首相閣下の我が国訪問の返礼としてフェリックス王太子・レオノーレ王太子妃両殿下が貴国訪問を希望されているとのことですので、政府として王太子ご夫妻の貴国訪問実現のために貴国のご協力を賜りますようお願い申し上げます。」

丁純憲首相「お喜び頂き光栄です。記者会見が楽しみです。

フェリックス王太子・レオノーレ王太子妃両殿下の御来訪の御希望に深く感謝申し上げ、官民を挙げて両殿下を奉迎致します。」