自由経済連合

2:Re: 自由経済連合
 03/21 03:38

動議提出にあたり当国報道機関により発表された内容に連合協定第一条に触れるような不適切な表現があり、要らぬ誤解を招いた事を先ずお詫び致します。

我々の提案は連合間における物資流通の促進に辺り、加盟各国の数ヵ年ないし数十ヵ年中の開発方針を相互に交換し、その過程で必要になるであろう資源資材の需要を調べ、各国がその需要に対する供給を自国の開発方針の中に盛り込むというものです。
我々は長期的視野の中において予想されうる需要を見出し、各国は都合に応じて需要に対する供給を組み込むことで加盟国間における物流の促進、引いては各国の開発計画を加速させ、連合協定前文にある経済的安定の助長を達成することができると信ずるものです。

例えば既に商業化の促進を表明しているオーレリアでは今後は商品、次いで食糧の需要が高まるであろうから他加盟国は自国の国情や他加盟国の方針に合わせて供給を用意するかどうかを考える事ができる、という場を連合全体に設けたいのです。

近年設立されたフリューゲル経済圏連合(略称:FERU)の掲げる世界分業・資源分配と発想を同じくする所はありますが、とどのつまりこの2つは貿易を促進、かつ維持していく上で必要不可欠な発想であると我々は捉えています。
しかしFERUが先進国の支援による早期商業化、それに伴う資金力を以ってそれを達成するのに対し、我々自由経済連合は独立した各国のスタンスの中にこの2項目が組み込まれるように誘導することでこれを達成しようという考えです。

これらの部分を当国外政府長官が"生産調整"と表現した事がカアルハセヤ帝国報の道にある官房長官会見に繋がったと認識しており、重ねて当国の不手際を謝罪いたします。
また当国内政府が危惧している点も、一部加盟国の安定しない収入の中で需要に見合う供給を用意できるだけの財政的猶予ないし開発計画の余裕を疑問視している部分にあります。

以上のように我々は決して加盟各国に政策の転換を求めている訳ではない事をご承知頂き、本件について検討して頂く事を望むものです。

天鶴帝国全権特使
外政府主任外務担当官 歌合川 昌治



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