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|最大都市|クリソプレーズ| |最大都市|クリソプレーズ|
|最高指導者|廃止| |最高指導者|廃止|
-|政治体制|社会主義共和制|+|政治体制|社会主義二大政党制|
|公用語|英語・新語  &color(White,White){ニュースピーク};| |公用語|英語・新語  &color(White,White){ニュースピーク};|
|建国|616年11月初旬| |建国|616年11月初旬|
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|2018年7月22日|政治に関する情報を更新| |2018年7月22日|政治に関する情報を更新|
|2018年11月4日|改憲に伴い政治欄を大幅更新| |2018年11月4日|改憲に伴い政治欄を大幅更新|
 +|2019年1月2日|地理・政治を中心に情報を更新|
*概要 [#o13d81af] *概要 [#o13d81af]
- カルセドニー島入植地・カルセドニー島共和国及びカルセドニー連合を前身とする社会主義政権。764年に行われた憲法制定議会選挙で労働党・連合党の左派連立政権が誕生したことで成立した。カルセドニー連合では形式的なものだった議会制民主主義を本格的に導入したためサンディカリスム政権とは言えなくなったが、労働組合の影響力はまだ残されている。+ カルセドニー島入植地・カルセドニー島共和国及びカルセドニー連合を前身とする社会主義政権。764年に行われた憲法制定議会選挙で労働党・連合党の左派連立政権が誕生したことで成立し、それ以降は両党の勢力が右派勢力を上回っていることで成り立っていた国制だったと言えるが、803年に改憲が行われたことで社会主義国家としての立場はより強くなった。カルセドニー連合では形式的なものだった議会制民主主義を本格的に導入したためサンディカリスム政権とは言えなくなったが、議会議員の選出制度が労働組合組織と連続していることから労働組合の影響力は今でも国家の中枢にかかわっている。
**国名 [#c4aef1c4] **国名 [#c4aef1c4]
- カルセドニー社会主義連邦共和国の名称は、サンディカリスムを唱える連合党とそれに否定的な労働党の妥協の産物である。すなわち、社会主義国家であることは明記されているがその先に踏み込むことは避けたものであるといえる。カルセドニー島共和国、カルセドニー連合ではそれぞれ正式国名に「Island」「Islands」が入り、この違いも強調されていたが、現国名からはこの語は外されている。+ カルセドニー社会主義連邦共和国の名称は、サンディカリスムを唱える連合党とそれに否定的な労働党の妥協の産物である。すなわち、社会主義国家であることは明記されているがその先に踏み込むことは避けたものであるといえる。カルセドニー島共和国、カルセドニー連合ではそれぞれ正式国名に「Island」「Islands」が入り、連合時代にはこの違いも強調されていたが、現国名からはこの語は外されている。
**国旗 [#h8b25434] **国旗 [#h8b25434]
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 連合の行政区画であった市を統合した州を引き継いでいるが、州は地方政府としての役割のみが与えられ連合時代に存在した議会に議員を送り込む権利は失われた。その結果中央集権化が進んでおり、特に中央政府に反対するガーネット諸島のセビーリャ系移民の反発が大きい。  連合の行政区画であった市を統合した州を引き継いでいるが、州は地方政府としての役割のみが与えられ連合時代に存在した議会に議員を送り込む権利は失われた。その結果中央集権化が進んでおり、特に中央政府に反対するガーネット諸島のセビーリャ系移民の反発が大きい。
 カルセドニーの国土は5州1準州と2特別市、2連邦直轄地から構成されている。連合時代はかなり広範な権限と連合議会の政務院に議員を派遣する権利があったが、権限は縮小され政務院も廃止されたためかなり地位が低下している。カルセドニー島共和国時代にあった共和国行政区は準州に格上げされた東ジャスパー地域以外は全面的に解体され、それらの地域は各州に編入されている。  カルセドニーの国土は5州1準州と2特別市、2連邦直轄地から構成されている。連合時代はかなり広範な権限と連合議会の政務院に議員を派遣する権利があったが、権限は縮小され政務院も廃止されたためかなり地位が低下している。カルセドニー島共和国時代にあった共和国行政区は準州に格上げされた東ジャスパー地域以外は全面的に解体され、それらの地域は各州に編入されている。
- 803年の改憲の結果州政府の主要な役職はほぼすべてが中央政府から派遣されるようになり、権限は一層に小さくなっている。以下の情報は764年の開国直後の情報であり、やや古いことに留意されたい。+ 803年の改憲の結果州政府の主要な役職はほぼすべてが中央政府から派遣されるようになり、権限は一層に小さくなっている。
***ウェスタンカルセドニー州 [#ga6d3a70] ***ウェスタンカルセドニー州 [#ga6d3a70]
 カーネリアン、ウェストカーネリアン、サードオニクス、コーサイトの4市及び旧グロッシュラーライト島行政区の北側、グロッシュラーライト北島を含む州。カルセドニーでもっとも古くから栄えた地域で、築100年以上の建物が並ぶ歴史地区があちこちに広がる。ウェストカーネリアン市西部の港は国内最大であり、貨物取り扱い量は極めて多い。  カーネリアン、ウェストカーネリアン、サードオニクス、コーサイトの4市及び旧グロッシュラーライト島行政区の北側、グロッシュラーライト北島を含む州。カルセドニーでもっとも古くから栄えた地域で、築100年以上の建物が並ぶ歴史地区があちこちに広がる。ウェストカーネリアン市西部の港は国内最大であり、貨物取り扱い量は極めて多い。
- 歴史的には、カルセドニー革命の際は最後まで旧政府を支持した地域であり、現在も共和党や進歩党の支持者がかなり多い。グロッシュラーライト北島は連合時代まで聖樹林が形成されており、国内の食料供給を行っていたが鎖国期間中の「豊作危機」によって生産量が急減したため聖樹林は全て伐採されて木材供給用の照葉樹林に植え替えられている。+ 歴史的には、カルセドニー革命の際は最後まで旧政府を支持した地域であり、改憲以前は共和党・進歩党の地盤であったが、両党の勢力が衰え、改憲により社会主義二大政党制が採用されて以降は地域としての明確な支持政党は存在しなくなっている。グロッシュラーライト北島は連合時代まで聖樹林が形成されており、国内の食料供給を行っていたが鎖国期間中の「豊作危機」によって生産量が急減したため聖樹林は全て伐採されて木材供給用の照葉樹林に植え替えられている。
***エライ州 [#v7594302] ***エライ州 [#v7594302]
- エライ海岸に面したムトロライト、アメシスト、アメトリン、シトリンの4市にジャスパー工業区、ジャスパーランドを編入して形成された州。国土の北端に位置しているため比較的冷涼な気候であり、国内の短期旅行の目的地として栄えている。旧共和国時代は国営だったジャスパーランドは民営化され、“ハッピーマウス”の映画が放映されているなどアトラクションは大きく変わっている。革命の際は最後まで旧政府の支配下にあったが、地域内では連合支持派と旧政府支持派が小競り合いを繰り返しており、現在も共和党と労働党が支持を争っている。+ エライ海岸に面したムトロライト、アメシスト、アメトリン、シトリンの4市にジャスパー工業区、ジャスパーランドを編入して形成された州。国土の北端に位置しているため比較的冷涼な気候であり、国内の短期旅行の目的地として栄えている。旧共和国時代は国営だったジャスパーランドは民営化され(大統領府が運営していた旧共和国時代から生産搬送配給委員会の運営に代わったことを指しており、私企業の存在はカルセドニー国内では許されていない)、“ハッピーマウス”の映画が放映されているなどアトラクションは大きく変わっている。革命の際は最後まで旧政府の支配下にあったが、地域内では連合支持派と旧政府支持派が小競り合いを繰り返していた地域である。
***アゲート州 [#j73e2bf6] ***アゲート州 [#j73e2bf6]
- 旧共和国時代の「東部地域」であるアゲート、ジャスパー、モスアゲートの3市が構成している州。本土にある4州の中で唯一3市から構成されているため人口が少ないが、与えられている権限に関しては他の州と差はない。最も早い時期は民政党、その後社会、民主党が支持基盤とした地域であり、州政府所在地のアゲート市はかつてのアゲート反乱事件の発生地としても知られ、カルセドニー革命の際も激戦地となるなど左派の勢力が強い。現在は労働党・進歩党が支持を分けている。+ 旧共和国時代の「東部地域」であるアゲート、ジャスパー、モスアゲートの3市が構成している州。本土にある4州の中で唯一3市から構成されているため人口が少ないが、与えられている権限に関しては他の州と差はない。最も早い時期は民政党、その後社会民主党が支持基盤とした地域であり、州政府所在地のアゲート市はかつてのアゲート反乱事件の発生地としても知られ、カルセドニー革命の際も激戦地となるなど左派の勢力が強い。改憲以前は労働党・進歩党が支持を分けあっていた。
***エラキス州 [#i6129e5d] ***エラキス州 [#i6129e5d]
- カルセドニー島の南部、ブラッドストーン、ヘリオトロープ、ユーファストーンの3市とかつてのパイロープ島行政区、その内部にあるスティショバイトの4市からなる州。国土の南端近くに位置し、熱帯気候に近い。ユーファストーン港はカルセドニーの南口であり、この州のみならずアゲート州の対外貿易もこの港を中心として行われている。この地域、特にブラッドストーン市はカルセドニー革命の発祥地であり、現在も強力に左派を支持している人が多い。労働党支持が根強いが、労働組合の活動も活発であり連合党の支持層もこの地域に集中している。+ カルセドニー島の南部、ブラッドストーン、ヘリオトロープ、ユーファストーンの3市とかつてのパイロープ島行政区、その内部にあるスティショバイトの4市からなる州。国土の南端近くに位置し、特に州南部は熱帯気候に属する。ユーファストーン港はカルセドニーの南口であり、この州のみならずアゲート州の対外貿易もこの港を中心として行われている。この地域、特にブラッドストーン市はカルセドニー革命の発祥地であり、現在も強力に左派を支持している人が多い。労働党支持が根強いが、労働組合の活動も活発であり連合党の支持層もこの地域に集中している。近年トリディマイト市がブラッドストーン市の南部に新設された。
***ガーネット州 [#haf494f7] ***ガーネット州 [#haf494f7]
- カルセドニー南西部のガーネット諸島のうち、グロッシュラーライト北島を除くアルマンディン・スペサルタイト・ウバロバイト・グロッシュラーライト南の4島からなる州。モリオン、デマントイド、ツァボライトの3市が含まれている。山岳地帯に森林が広がる地形であり%%(元々は人工島の設定だったとか言うやつは誰だ)%%、平野に市街地の広がる本土と比べ人口は少ない。また、連合時代に移民(セビーリャ戦争・ヴァノミス危機で流入したセビーリャ系・ヴァノミス系難民が多い)を強制移住させた結果、人口の過半がセビーリャ系などの他民族で占められており、そのためか中央政府が開発予算を回さずに貧困が進んだ結果治安が悪化している。過激派は中央政府からの独立を主張しているが、それも政府による締め付けの原因となっている。当然のことながら左派政権を支持するものはほとんどおらず、共和党がほぼ完全な形で州内の支持を集めている。+ カルセドニー南西部のガーネット諸島のうち、グロッシュラーライト北島を除くアルマンディン・スペサルタイト・ウバロバイト・グロッシュラーライト南の4島からなる州。モリオン、デマントイド、ツァボライトの3市から成立していたが、「南の風」の活動の結果4市(カロベニス、コロンハルス、ルシエンテス、ヘファイストス)が新設された。新たに山岳地帯に森林が広がる地形であり%%(元々は人工島の設定だったとか言うやつは誰だ)%%、平野に市街地の広がる本土と比べ人口は少ない。 
 + また、連合時代に移民(セビーリャ戦争・ヴァノミス危機で流入したセビーリャ系・ヴァノミス系難民が多い)を強制移住させた結果、人口の過半がセビーリャ系などの他民族で占められており、そのためか中央政府が開発予算を回さずに貧困化が進んだ結果治安が悪化している。過激派は中央政府からの独立を主張しているが、それも政府による締め付けの原因となっている。当然のことながら左派政権を支持するものはほとんどおらず、共和党がほぼ完全な形で州内の支持を集めていた。共和党を議会から完全に締め出す形となった改憲は当然ながらガーネット州内では猛反発を受け、一時は暴動寸前になったため現在では中央政府がかなり妥協しており、中央処理委員会が派遣すると定められている州知事も州内で選出されたものを中央政府が承認しているなど、事実上の半独立地域と化している。
***東ジャスパー準州 [#s7abb92f] ***東ジャスパー準州 [#s7abb92f]
- 旧共和国時代の「宗教地区」をそのまま引き継ぎ、準州として自治権を与えた地域。便宜上エライ鉱山島も領域に含んでいる。人口が極めて少なく、州知事も民選ではなく中央政府からの任命によるなど、その権限は州に比べると著しく低い。共和党の支持基盤ではあるが、人口が少ないため国政への影響はあまり大きくない。+ 旧共和国時代の「宗教地区」をそのまま引き継ぎ、準州として自治権を与えた地域。便宜上エライ鉱山島も領域に含んでいる。人口が極めて少なく、州知事も改憲以前から民選ではなく中央政府からの任命によるなど、その権限は州に比べると著しく低かった。改憲後は州の権限が小さくなった一方で準州はさほど変化していないためその差は縮まっている。共和党の支持基盤ではあったがあ、人口が少ないため国政への影響はあまり大きくなかった。現在でもその状況はあまり変わっていない。
***1.クリソプレーズ特別市 [#vdcbde0f] ***1.クリソプレーズ特別市 [#vdcbde0f]
- カルセドニー島入植地時代から首都機能がおかれているクリソプレーズ市は現在も特別市として州に属さずに広範な自治権が認められている。但し、市としての権限はクリストバライト特別市と同様のものとなり、旧共和国時代のような「唯一性」は失われた。経済的にはウェスタンカルセドニー州との結びつきが強く、当然ながら共和・進歩両党の支持基盤となっている。+ カルセドニー島入植地時代から首都機能がおかれているクリソプレーズ市は現在も特別市として州に属さずに広範な自治権が認められている。但し、市としての権限はクリストバライト特別市と同様のものとなり、旧共和国時代のような「唯一性」は失われた。経済的にはウェスタンカルセドニー州との結びつきが強く、改憲以前は当然ながら共和・進歩両党の支持基盤となっていた。
***2.クリストバライト特別市 [#ta1799ec] ***2.クリストバライト特別市 [#ta1799ec]
- かつて資源輸出国による9ヶ国会議が行われ、WTCOの設立に関する[[クリストバライト条約>国際交易協力機構条約]]が締結されるなど経済的な中枢となってきたクリストバライト市もクリソプレーズ市同様特別市としての地位を与えられた。経済都市として政治的には中立性を重んじ、現在も4大政党の支持率は拮抗している地域である。このことが左派色の強い周辺州との合流を望まなかった一因ともされる。+ かつて資源輸出国による9ヶ国会議が行われ、WTCOの設立に関する[[クリストバライト条約>国際交易協力機構条約]]が締結されるなど経済的な中枢となってきたクリストバライト市もクリソプレーズ市同様特別市としての地位を与えられた。経済都市として政治的には中立性を重んじ、現在も各政党の支持率は拮抗している地域である。このことが左派色の強い周辺州との合流を望まなかった一因ともされる。
***3.ヨリクシ共和国軍駐屯地 [#u039ea03] ***3.ヨリクシ共和国軍駐屯地 [#u039ea03]
- 同盟国であったヨリクシ共和国の駐屯地が廃止されることなく維持されている。同国が鎖国政策を継続したため、カルセドニー社会主義連邦共和国の成立後は交流が消滅したが、同国の軍基地は解体されることなく、隊員に対してはカルセドニー国民としての権利とヨリクシ軍人としての特権の両方が与えられている。+ 同盟国であったヨリクシ共和国の駐屯地が廃止されることなく維持されている。同国が鎖国政策を継続したため、カルセドニー社会主義連邦共和国の成立後は交流が消滅したが、同国の軍基地は解体されることなく、隊員に対してはカルセドニー国民としての権利とヨリクシ軍人としての特権の両方が与えられている。現在ではこの地域はヨリクシ軍記念公園として一般に解放されており、ある種の娯楽施設のような様相を呈している。
***4.国会議事堂 [#y16b3429] ***4.国会議事堂 [#y16b3429]
- 1000平方キロメートルもの莫大な敷地を使って建設された国会議事堂。あまりにもばかばかしい大きさだが、解体するのももったいないためそのまま維持されている。+ 1000平方キロメートルもの莫大な敷地を使って建設された国会議事堂。あまりにもばかばかしい大きさだが、一度作ったものを解体するのももったいないためそのまま維持されている。時折解体して跡地に内務公安委員会の本部庁舎を建設する案が冗談として口にされるが、「内務公安委員会が経済のことを理解できず、結果として商業が衰退する」という謎の理由で毎回却下されるのが恒例となっている。
*歴史 [#oda7d67d] *歴史 [#oda7d67d]
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 803年の改憲により、共和国議会は「労働者」に被選挙権を与えることが明確化され、労働者としての経歴が条件に満たないものは議員としての資格を有さないものとされた。選挙制度も全600議席であることは改憲前と変わっていないが、議員任期が20年に短縮され10年ごとに半数の300議席を会見するものとされた。議員の選出枠は自主管理連合組織を(あるいは複数の自主管理連合組織のグループを)単位として与えられ、居住地域をベースにした議員の選出は行われていない。現在の議員は全て自主管理連合組織の代表委員を前職にしている。改憲前も労働・連合両党の議員はこのような経歴が多かったが、共和党の議員は連合組織の「アドバイザー」などの“非労働者”出身者が多数を占めていた(このような経歴を持つ議員が誕生することはもはやないと言える)。  803年の改憲により、共和国議会は「労働者」に被選挙権を与えることが明確化され、労働者としての経歴が条件に満たないものは議員としての資格を有さないものとされた。選挙制度も全600議席であることは改憲前と変わっていないが、議員任期が20年に短縮され10年ごとに半数の300議席を会見するものとされた。議員の選出枠は自主管理連合組織を(あるいは複数の自主管理連合組織のグループを)単位として与えられ、居住地域をベースにした議員の選出は行われていない。現在の議員は全て自主管理連合組織の代表委員を前職にしている。改憲前も労働・連合両党の議員はこのような経歴が多かったが、共和党の議員は連合組織の「アドバイザー」などの“非労働者”出身者が多数を占めていた(このような経歴を持つ議員が誕生することはもはやないと言える)。
 +
 +|>|>|>|>|>|>|>|>|~各党議席数|h
 +|~政党|>|>|>|~労働党|>|>|>|~連合党|
 +|~年次|>|CENTER:改選枠|合計|増減|>|CENTER:改選枠|合計|増減|
 +|803|127|104|''231''|---|173|196|''369''|---|
 +|810|158|~|''188''|+31|142|~|''144''|-31|
 +|820|~| | | |~| | | |
**専門委員会 [#z69375ad] **専門委員会 [#z69375ad]
- 連合の専門委員会を受け継ぎ、自主管理基礎組織・労働組織・連合組織・専門委員会の4段階による構成は変化していない。改憲前は大統領が全ての専門委員会をまとめるトップとして機能していたが、大統領の廃止により各専門委員会はそれぞれ委員長を選出し、9人の委員長が行政府のトップである幹部会を構成することとなった。 + 連合の専門委員会を受け継ぎ、自主管理基礎組織・労働組織・連合組織・専門委員会の4段階による構成は変化していない。改憲前は大統領が全ての専門委員会をまとめるトップとして機能していたが、大統領の廃止により各専門委員会はそれぞれ委員長を選出し、9人の委員長が行政府のトップである幹部会を構成することとなった。この結果、各専門委員会の独立性はかなり強くなっており、各委員会の専権的な部分では他の委員会に意見を求めずに政策が実行されることも多く、カルセドニーの独自性でありながら混乱の種ともなっている。 
- 全ての自主管理連合組織はいずれかの専門委員会に所属している。専門委員会は共和国の大統領府の専門委員会がもとになっており、700年代初頭の混乱を招いた原因を排除するためとして大幅な再編が行われている。連合時代には外交関係の委員会は存在しなかったが、開国にあたって外交委員会が新たに設けられた。以下に委員会の一覧と各委員会の説明を示す。+ 全ての自主管理連合組織はいずれかの専門委員会に所属している。専門委員会は共和国の大統領府の専門委員会がもとになっており、700年代初頭の混乱を招いた原因を排除するためとして大幅な再編が行われている。連合時代には外交関係の委員会は存在しなかったが、開国にあたって外交委員会が新たに設けられた。 
 + 以下に委員会の一覧と各委員会の説明を示す。
-中央処理委員会(Comission on Central Processing:Comcenp) -中央処理委員会(Comission on Central Processing:Comcenp)
- 共和国の法務委員会(裁判部門)、財務委員会がもとになった。行政運用の中枢で、司法、人材管理及び記録を行っている。+ 旧共和国の法務委員会(裁判部門)、財務委員会がもとになった。行政運用の中枢で、司法、人材管理及び記録を行っている。各州に知事を派遣することや、被選挙権を承認するための資格の発行なども行っており、権限はかなり強力である。労働党の強力な支持基盤である。
-内務公安委員会(Comission on Internal Security:Cominsec) -内務公安委員会(Comission on Internal Security:Cominsec)
- 共和国の法務委員会(検察部門・警察部門)がもとになった。連合内の秩序維持がその任務であり、非常に広範な権限を有している。+ 旧共和国の法務委員会(検察部門・警察部門)がもとになった。連合内の秩序維持がその任務であり、非常に広範な権限を有している。こちらも労働党の支持基盤である。
-軍部委員会(Comission on Armed Force:Comaforce) -軍部委員会(Comission on Armed Force:Comaforce)
- 共和国の防衛委員会がもとになった。鎖国政策をとっているとはいえ、対外侵略の可能性が否定できない以上防衛能力は有しておかなければならない。+ 共和国の防衛委員会がもとになった。鎖国政策をとっているとはいえ、対外侵略の可能性が否定できない以上防衛能力は有しておかなければならないとの考えの下連合時代から設置されており、カルセドニー軍は全て軍部委員会の指揮下にある(もちろん、対外行動には外交委員会の承認が必要であるし、宣戦布告など重要な議題には幹部会全体の同意を必要とする)。革命後から労働党共産派の権力の源泉となっており、開国時に労働党が分裂した後もそれは変わっていない。
-動力委員会(Comission on Power:Compow) -動力委員会(Comission on Power:Compow)
- 共和国の国土社会保障委員会(インフラ部門)・鉱業資源委員会がもとになったが、カルセドニーは現在ウラン鉱山しか保有していないため鋼鉄・銀などに関する部門は廃止されている。ウラン燃料の管理だけではなく、交通システム、水・電気及び廃棄物系の維持管理を行っている。+ 共和国の国土社会保障委員会(インフラ部門)・鉱業資源委員会がもとになったが、カルセドニーは現在ウラン鉱山しか保有していないため鋼鉄・銀などに関する部門は廃止されている。ウラン燃料の管理だけではなく、交通システム、水・電気及び廃棄物系の維持管理を行っている。労連両党が支持基盤を取り合っている委員会である。
-生産搬送配給委員会(Commission on Production, Logistics and Commissary:Comploc) -生産搬送配給委員会(Commission on Production, Logistics and Commissary:Comploc)
- 共和国の国土社会保障委員会(社会保障部門)・経済委員会(産業部門)がもとになった。食料及び工業生産品の配給を行う。+ 共和国の国土社会保障委員会(社会保障部門)・経済委員会(産業部門)がもとになった。食料及び工業生産品の配給を行う。現在は連合党の勢力圏としておおむね固まっている。
-住環境委員会(Comission on Housing Preservation and Development:Comhousepred) -住環境委員会(Comission on Housing Preservation and Development:Comhousepred)
- 共和国の文部科学委員会(教育部門)がもとになった。「住環境」となっているが、これはすなわち「市民が心地よく生活できる環境」のことであり、実際の役割は教育・娯楽・保育所経営及び保養となっている。メディアもここに所属している。+ 共和国の文部科学委員会(教育部門)がもとになった。「住環境」となっているが、これはすなわち「市民が心地よく生活できる環境」のことであり、実際の役割は教育・娯楽・保育所経営及び保養となっている。メディアもここに所属している。テレスクリーンの放映番組を決定しているのもここであるが、テレスクリーンの運用についてはしばしば内務公安委員会との間で調整が行われている。こちらも比較的連合党の勢力圏である。
-研究設計委員会(Comission on Reserach and Design:Comred) -研究設計委員会(Comission on Reserach and Design:Comred)
- 共和国の文部科学委員会(研究部門)がもとになった。文字通り新技術について研究・設計を行う。試作品の作成までは行うが、その開発と完成は技術委員会(多くの場合、技術委員会に委託された自主管理連合組織)が行うことになる。+ 共和国の文部科学委員会(研究部門)がもとになった。文字通り新技術について研究・設計を行う。試作品の作成までは行うが、その開発と完成は技術委員会(多くの場合、技術委員会に委託された自主管理連合組織)が行うことになる。労連両党の勢力圏として定まっているとは言えない。
-技術委員会(Comission on Technical Services:Comtech) -技術委員会(Comission on Technical Services:Comtech)
- 共和国の経済委員会(技術部門)がもとになった。あらゆる工業生産品の生産設備並びに電子および機械業務システムの維持管理を行う。+ 共和国の経済委員会(技術部門)がもとになった。あらゆる工業生産品の生産設備並びに電子および機械業務システムの維持管理を行う。労連両党の勢力圏として定まっているとは言えない。
-外交委員会(Commision on Diplomacy:Comdiploma) -外交委員会(Commision on Diplomacy:Comdiploma)
- 開国に際し新たに設けられた。外交・貿易・国民の海外渡航など諸外国とのかかわりがある業務を全面的に受け持つ。共和国の外務委員会からは組織を引き継いでいない。+ 開国に際し新たに設けられた。外交・貿易・国民の海外渡航など諸外国とのかかわりがある業務を全面的に受け持つ。共和国の外務委員会からは組織を引き継いでいない。新しい組織であるということもあり、労連両党が激しく表を奪い合う激戦地区である。外交委員長もかなりの頻度で入れ替わっており、そのたびに外交方針が変更されるため問題となっている。
**(廃止)大統領 [#s3a80519] **(廃止)大統領 [#s3a80519]
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**主要な政治家 [#a2a76790] **主要な政治家 [#a2a76790]
-***レクハ・アメトリン [#g44f59c8]+***労働党 [#q0e534e3] 
 +-レクハ・アメトリン
 初代大統領。労働党共産派の派閥長として連合末期のカルセドニーで勢力を伸ばし、憲法制定議会選挙の実施に同意、選挙で第1党となり大統領の座を獲得した。裏工作には長けているが国民からの知名度は低く、実際のところかなり影が薄い。  初代大統領。労働党共産派の派閥長として連合末期のカルセドニーで勢力を伸ばし、憲法制定議会選挙の実施に同意、選挙で第1党となり大統領の座を獲得した。裏工作には長けているが国民からの知名度は低く、実際のところかなり影が薄い。
 憲法の3選禁止規定のため785年末に大統領の地位を退き、政界から引退した。  憲法の3選禁止規定のため785年末に大統領の地位を退き、政界から引退した。
-***トリク・ユーファストーン [#nc460a23]+-ケレシ・ブラッドストーン 
 + 開国直後は生産搬送配給委員長を務めていたが、ユリウス事変のためトリクが辞任した後を受けて外交委員長に就任した。生産搬送配給委員長時代はヴォルネスクとの農業支援協定を締結、外交委員長としてはレゴリス帝国との共同声明を発表するなどかなり右傾的な外交政策を展開している。連合党などからは批判を受けているが、「社会主義世界の発展は右派との対立を招いては困難である」としてあくまで社会主義の理念に基づいた外交を展開していると本人は主張している。 
 + 
 +***連合党 [#yf357501] 
 +-トリク・ユーファストーン
 連合の最後の大統領(任期750年~764年)。労働党の組合派に属し、750年に連合大統領に就任、755年、760年と3選を果たした。労働党共産派及びそれを支持する軍と対立、非合法化されていた共和党の合法化を752年9月8日のカルセドニー革命50周年記念式典に際し特別恩赦、その後も裏で共和党・進歩党と協調しつつ両党の訴える憲法制定議会選挙の実施に同意、組合派を率いて労働党から離脱、連合党を結成して選挙に臨んだ。しかし、世界革命路線を唱える連合党は国民からさめた目で見られ、結果として連合党は惨敗、共和・進歩両党との連立交渉においても扱いを軽んじられた。これに対し労働党は連合党の切り崩しを図り、労働党が連合党にかなり妥協することで社会主義連邦共和国の成立に至った。労働党からは「自己批判したとはいえ裏切り者は裏切り者」右派からは「裏切り者」扱いであり、政界での評判はかなり悪い。ただし、国民からの人気はそれなりにある。  連合の最後の大統領(任期750年~764年)。労働党の組合派に属し、750年に連合大統領に就任、755年、760年と3選を果たした。労働党共産派及びそれを支持する軍と対立、非合法化されていた共和党の合法化を752年9月8日のカルセドニー革命50周年記念式典に際し特別恩赦、その後も裏で共和党・進歩党と協調しつつ両党の訴える憲法制定議会選挙の実施に同意、組合派を率いて労働党から離脱、連合党を結成して選挙に臨んだ。しかし、世界革命路線を唱える連合党は国民からさめた目で見られ、結果として連合党は惨敗、共和・進歩両党との連立交渉においても扱いを軽んじられた。これに対し労働党は連合党の切り崩しを図り、労働党が連合党にかなり妥協することで社会主義連邦共和国の成立に至った。労働党からは「自己批判したとはいえ裏切り者は裏切り者」右派からは「裏切り者」扱いであり、政界での評判はかなり悪い。ただし、国民からの人気はそれなりにある。
 第24回共和国議会選挙で連合党が第1党に躍進した後、大統領に推されたが固辞し、副代表のペレネ・モスアゲートにその席を譲った。連合党代表にはとどまったが、次回の代表選挙で代表職からも引くことも表明している。  第24回共和国議会選挙で連合党が第1党に躍進した後、大統領に推されたが固辞し、副代表のペレネ・モスアゲートにその席を譲った。連合党代表にはとどまったが、次回の代表選挙で代表職からも引くことも表明している。
-***ロニア [#f6c03f4a]+-ペレネ・モスアゲート 
 + 連合党の副代表で第2代大統領。無名の1党員であったがトリク・ユーファストーンが秘書官として採用したことから一気に地位を伸ばし、信じられないほどの若さで連合党の副代表に抜擢された。そして、連合党が第24回共和国議会選挙で勝利をおさめたことから、トリクの主張で大統領の地位を獲得した。まだ就任したばかりで、あまりにも急に頭角を現したこともあり政治主張はあまり知られておらず、これからの活動が注目されている。 
 + 
 + 
 +***共和党・進歩党 [#a03c76da] 
 +-ロニア
 共和党の党首。旧世界の5大氏族の出身者で、旧世界の消失の直前に「連邦」の海外領であるエーリック合衆国島に渡って行方不明になっていた。そこで死んだと考えられていたが、実際は同地で独自に宇宙船を建造、旧世界からカルセドニー計画とは別に脱出に成功していた。「ルヴァース」と称する別の惑星に漂着したロニア及びエーリック人の集団は当該惑星で国家を形成したが、この惑星も衰退により消滅の危機にさらされたため再度脱出、長い旅路を経てフリューゲルに漂着した。本来リヨルやルナハと同世代であるロニアは数世代前の人物であるが、長距離宇宙飛行のウラシマ効果によって壮年のままフリューゲルに到達した。その後氏族信仰が形を変えた「ルナ教」の勢力に現人神として祭り上げられ、ルナ教が共和派と結びついて共和党を結成する際に名目的な党首とされた。ただ、ルヴァースでは士官評議会の外交担当として国連組織の結成にも携わったとされるロニアが政治的に無能な人物であるかはいまだ不明である。  共和党の党首。旧世界の5大氏族の出身者で、旧世界の消失の直前に「連邦」の海外領であるエーリック合衆国島に渡って行方不明になっていた。そこで死んだと考えられていたが、実際は同地で独自に宇宙船を建造、旧世界からカルセドニー計画とは別に脱出に成功していた。「ルヴァース」と称する別の惑星に漂着したロニア及びエーリック人の集団は当該惑星で国家を形成したが、この惑星も衰退により消滅の危機にさらされたため再度脱出、長い旅路を経てフリューゲルに漂着した。本来リヨルやルナハと同世代であるロニアは数世代前の人物であるが、長距離宇宙飛行のウラシマ効果によって壮年のままフリューゲルに到達した。その後氏族信仰が形を変えた「ルナ教」の勢力に現人神として祭り上げられ、ルナ教が共和派と結びついて共和党を結成する際に名目的な党首とされた。ただ、ルヴァースでは士官評議会の外交担当として国連組織の結成にも携わったとされるロニアが政治的に無能な人物であるかはいまだ不明である。
 ただし、以上の情報は全てロニアの述懐と共和党の主張であり、彼が本当に旧世界にルーツを持ち上記のような数奇な運命を辿ってきたかは断定することはできない。  ただし、以上の情報は全てロニアの述懐と共和党の主張であり、彼が本当に旧世界にルーツを持ち上記のような数奇な運命を辿ってきたかは断定することはできない。
 連合時代のロニアはガーネット州で自主管理組織による連合、「南の風」を立ち上げ、これが現在も共和党の最大の支援団体となっている。  連合時代のロニアはガーネット州で自主管理組織による連合、「南の風」を立ち上げ、これが現在も共和党の最大の支援団体となっている。
-***ケレシ・ブラッドストーン [#v2e81051] +-ダグラス・シェリダン 
- 労働党。開国直後は生産搬送配給委員長を務めていたが、ユリウス事変のためトリクが辞任した後を受けて外交委員長に就任した。生産搬送配給委員長時代はヴォルネスクとの農業支援協定を締結、外交委員長としてはレゴリス帝国との共同声明を発表するなどかなり右傾的な外交政策を展開している。連合党などからは批判を受けているが、「社会主義世界の発展は右派との対立を招いては困難である」としてあくまで社会主義の理念に基づいた外交を展開していると本人は主張している。 + アーネスト士官評議会の科学代表だった人物で、現在は「南の風」からヴェニス株式会社に取締役として送り込まれている。ルヴァースでは甲殻類種族との接触に携わったと言われ、科学者でありながら政治的な力もある人物。かなりの高齢だが、まだ引退するつもりはないらしい。同名の息子(ダグラス・シェリダン・ジュニア)がおり、弁護士として活動している。
- +
-***ペレネ・モスアゲート [#j5d9f003] +
- 連合党の副代表で第2代大統領。無名の1党員であったがトリク・ユーファストーンが秘書官として採用したことから一気に地位を伸ばし、信じられないほどの若さで連合党の副代表に抜擢された。そして、連合党が第24回共和国議会選挙で勝利をおさめたことから、トリクの主張で大統領の地位を獲得した。まだ就任したばかりで、あまりにも急に頭角を現したこともあり政治主張はあまり知られておらず、これからの活動が注目されている。+
#region(カルセドニー連合成立初期のの政治家) #region(カルセドニー連合成立初期のの政治家)
- +-レンデ・アゲート
-***レンデ・アゲート [#p1acfa73]+
 カルセドニー革命を主導し、現在も労働党書記長・連合大統領として国家元首の地位にある。アゲート市の中産階級の生まれで、675年から695年にかけての共産党の地下活動期にその手腕を発揮、700年の第9回大統領選挙において共産党から発展した労働党の候補となった。選挙そのものには僅差で敗れたものの、リヨネ・アメシストの老衰死隠蔽事件から始まる情勢混乱の中でも指導力を発揮、大統領の座を獲得した。  カルセドニー革命を主導し、現在も労働党書記長・連合大統領として国家元首の地位にある。アゲート市の中産階級の生まれで、675年から695年にかけての共産党の地下活動期にその手腕を発揮、700年の第9回大統領選挙において共産党から発展した労働党の候補となった。選挙そのものには僅差で敗れたものの、リヨネ・アメシストの老衰死隠蔽事件から始まる情勢混乱の中でも指導力を発揮、大統領の座を獲得した。
 黒髪に黒い口髭を蓄え、がっしりした体格を持ち、そのカリスマ性から市民からは「ビッグ・ブラザー」と敬意を込めて呼ばれている。  黒髪に黒い口髭を蓄え、がっしりした体格を持ち、そのカリスマ性から市民からは「ビッグ・ブラザー」と敬意を込めて呼ばれている。
-***レンク・モスアゲート [#zb171ad5]+-レンク・モスアゲート
 モスアゲート市の生まれだが、685年の国土再開発計画に参加しユーファストーン市に移住、そこで市知事となった。687年に行われた大統領選挙法改正の積極的な推進者として一躍有名になり、所属していた社会民主党内で頭角を現した。その後、第8回・第9回の大統領選挙でリヨネの有力な対抗馬となったが、カルセドニー革命においてはレンデ率いる労働党に後れを取り、社会民主党は労働党の衛星政党化を余儀なくされた。  モスアゲート市の生まれだが、685年の国土再開発計画に参加しユーファストーン市に移住、そこで市知事となった。687年に行われた大統領選挙法改正の積極的な推進者として一躍有名になり、所属していた社会民主党内で頭角を現した。その後、第8回・第9回の大統領選挙でリヨネの有力な対抗馬となったが、カルセドニー革命においてはレンデ率いる労働党に後れを取り、社会民主党は労働党の衛星政党化を余儀なくされた。
-***ラリネ・ブラッドストーン [#ub9bb887]+-ラリネ・ブラッドストーン
 カルセドニー革命の際の連合軍の総司令官。長く南方方面軍第3軍団(ヨリクシ共和国駐屯部隊)の軍団長を務め、本国に帰任してからは南方方面軍の副司令官を務めていた。しかし、革命の勃発の際に「ブラッドストーン市出身である」ことを理由に軍司令官に解任されそうになったため、逆に司令部の要員(ほとんどが南部諸市の出身)を味方につけ、軍司令官を射殺して南方方面軍の統帥権を握った。その翌日にはブラッドストーン市内でレンデと会見し、連合側の最大戦力として革命の成就に貢献した。その後連合のComaforceの最高責任者に任じられている。  カルセドニー革命の際の連合軍の総司令官。長く南方方面軍第3軍団(ヨリクシ共和国駐屯部隊)の軍団長を務め、本国に帰任してからは南方方面軍の副司令官を務めていた。しかし、革命の勃発の際に「ブラッドストーン市出身である」ことを理由に軍司令官に解任されそうになったため、逆に司令部の要員(ほとんどが南部諸市の出身)を味方につけ、軍司令官を射殺して南方方面軍の統帥権を握った。その翌日にはブラッドストーン市内でレンデと会見し、連合側の最大戦力として革命の成就に貢献した。その後連合のComaforceの最高責任者に任じられている。
-***高麗宮 [#x9531598]+-高麗宮
 石動第三帝国の直衣宮九代皇帝の第一皇女で、直衣宮の奔放な教育の結果山岡帝国大学に進学後に社会主義に傾倒した。帝大大学院で博士号を取得後、社会学研究者として活動する傍ら、皇族の身でありながら石動共産党の名誉顧問となった。  石動第三帝国の直衣宮九代皇帝の第一皇女で、直衣宮の奔放な教育の結果山岡帝国大学に進学後に社会主義に傾倒した。帝大大学院で博士号を取得後、社会学研究者として活動する傍ら、皇族の身でありながら石動共産党の名誉顧問となった。
 石動第三帝国における社会主義に関する経験を買われ、労働党に加わっている。党内でも人気の高い人物である。&color(White,White){カルセドニーの政治家に美女はいなかったから当然};  石動第三帝国における社会主義に関する経験を買われ、労働党に加わっている。党内でも人気の高い人物である。&color(White,White){カルセドニーの政治家に美女はいなかったから当然};
-***キウィン・ウェストカーネリアン [#f43f4c82]+-キウィン・ウェストカーネリアン
 共和国時代の外務委員長で、リヨネの老衰死隠蔽に最も深くかかわっていた人物とされる。カルセドニー革命の混乱の中、大統領府のメンバーがことごとく戦死、ないし処刑された中で1人だけ脱出に成功し、現在は国内のどこかに潜伏しているとされる。労働党によって革命の最大の敵とされ、連合市民の激しい憎悪が向けられている。毎日早朝に共和国時代の遺産であるホログラム映像で町中に現れ、労働党を批判し、鎖国体制の破棄など極めて反動的な演説を行う。これに対し憎しみを込めた罵倒を加え、石を投げ、レンデ・アゲート大統領を称える叫びをあげる“二分間憎悪”は連合市民の朝の習慣となっている。  共和国時代の外務委員長で、リヨネの老衰死隠蔽に最も深くかかわっていた人物とされる。カルセドニー革命の混乱の中、大統領府のメンバーがことごとく戦死、ないし処刑された中で1人だけ脱出に成功し、現在は国内のどこかに潜伏しているとされる。労働党によって革命の最大の敵とされ、連合市民の激しい憎悪が向けられている。毎日早朝に共和国時代の遺産であるホログラム映像で町中に現れ、労働党を批判し、鎖国体制の破棄など極めて反動的な演説を行う。これに対し憎しみを込めた罵倒を加え、石を投げ、レンデ・アゲート大統領を称える叫びをあげる“二分間憎悪”は連合市民の朝の習慣となっている。
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|レゴリス帝国|B|C|セニオリスへの干渉は国内では賛否両論である。| |レゴリス帝国|B|C|セニオリスへの干渉は国内では賛否両論である。|
|ヘルトジブリール社会主義共和国|B|A|世界一の社会主義国家でありながらヴェニス社を乗っ取りつつある。| |ヘルトジブリール社会主義共和国|B|A|世界一の社会主義国家でありながらヴェニス社を乗っ取りつつある。|
-|普藍共和国|C|C|極めて介入主義的な国家であるようだ。| +|普蘭合衆国|C|C|極めて介入主義的な国家であるようだ。| 
-|中夏民国|B|C|安定しているのか怪しいが盟邦は盟邦。+|中夏人民共和国|B|C|盟邦は盟邦だが単独行動は慎んでほしい。
-|ヴォルネスク・スラヴ共和国|B|B|情勢はかなり安定している。このことには隔世の感がある。+|ヴォルネスク・スラヴ共和国|B|B|安定して成長していたがセニオリスの暴走の巻き添えで爆発した。
-|ギルガルド社会主義共和国連邦|B|A|急速に成長した社会主義の同志。|+|ギルガルド社会主義共和国連邦|B|A|急速に成長した社会主義の同志。政府が少々低速だが。|
|ノイエクルス連邦|A|A|近年情勢不安が著しい。ヴォルネスクと立場が逆転している。| |ノイエクルス連邦|A|A|近年情勢不安が著しい。ヴォルネスクと立場が逆転している。|
|ヨリクシ共和国|A|A|永遠の盟邦。永遠のままに終わってしまうのだろうか。| |ヨリクシ共和国|A|A|永遠の盟邦。永遠のままに終わってしまうのだろうか。|
|ロムレー湖畔共和国|B|B|コーデクス主義者の動向に注目される。| |ロムレー湖畔共和国|B|B|コーデクス主義者の動向に注目される。|
-|セニオリス共和国|B|B|烈普の被害者。断じて我が国に責任はない。|+|セニオリス共和国|B|B|かなり軍備の制限を余儀なくされるようだ。残当。|
|カドレン共和国|A|B|資本主義国家だが期待できる新興国。| |カドレン共和国|A|B|資本主義国家だが期待できる新興国。|
-|香麗民国|B|C|政体が安定する気配を見せない幹半島の今日。明日は分からない。|+|香麗民主帝国|B|C|政体が安定する気配を見せない幹半島の今日。明日は分からない。|
|ローレル共和国|B|B|WTCOの盟邦として安定した関係が築かれている。| |ローレル共和国|B|B|WTCOの盟邦として安定した関係が築かれている。|
-|散花国連合共和国|B|B|よく分からない資源輸出国その1。| 
|バルト湾岸連合諸国|B|B|よく分からない資源輸出国その2。| |バルト湾岸連合諸国|B|B|よく分からない資源輸出国その2。|
|御岳大社領御岳山諸島|A|B|頼むからもう少し活動頻度を上げてほしい。| |御岳大社領御岳山諸島|A|B|頼むからもう少し活動頻度を上げてほしい。|
 +|カズカズ共和国|B|B|かなりの速度で国家としての体裁を整えている。案外期待できる?|
-※ほかにフェネグリーク帝国・カタルシア王国・アオリィカ王国・セビーリャ自治政府・オリシエント王国・カズカズ共和国が利益代表部を設置している。+※ほかにフェネグリーク帝国・カタルシア王国・アオリィカ王国・セビーリャ自治政府が利益代表部を設置している。
**現在有効な条約・協定の一覧 [#cd78d209] **現在有効な条約・協定の一覧 [#cd78d209]
-***カルセドニー社会主義連邦共和国とラルティスタ社会主義共和国に於けるウラン鉱山開発支援協定 [#kbbeefa7] 
- ラルティスタ社会主義共和国へのウラン鉱山開発支援を定めた協定。766年3月中旬成立。 
- 
-#region(協定全文) 
- 
-<カルセドニー社会主義連邦共和国とラルティスタ社会主義共和国に於けるウラン鉱山開発支援協定> 
- 
-カルセドニー社会主義連邦共和国を甲国とし、ラルティスタ社会主義共和国を乙国として次の協定を締結する。 
- 
-第1条 甲国並びに乙国は下記の条項を履行する義務を負うものとする。 
-第2条 甲国は乙国へ資金13兆5000億Va及び建材2億3000万トンを援助する。 
-第3条 乙国は第2条による甲国からの援助物資の到着を確認次第、速やかにウラン鉱脈の探査並びに鉱山整備、また港湾の整備を行うものとする。 
-第4条 乙国は第2条による甲国からの援助物資を原則として第3条に定められた開発に用いるものとする。 
- 第1項 但し、本条第2項、第3項に定める場合には乙国は援助物資を他の開発等に充てることが可能となる。 
- 第2項 ウラン鉱脈の探査並びに鉱山整備が早期に終了し、援助物資が残った場合、乙国は援助物資を他の開発等に充てることが可能となる。 
- 第3項 両国が協議を行い、必要と認めた場合、乙国は援助物資を他の開発等に充てることが可能となる。 
-第5条 乙国でのウラン鉱脈の探査が難航した場合、甲国は乙国へ追加支援を行う。 
- 第1項 甲国が乙国へ追加支援を行う場合、その具体的な内容は乙国の希望に基づき甲国が決定する。 
-第6条 乙国はウラン鉱脈の探査並びに鉱山整備が終了し、ウラン鉱山のレベルが最大になり次第、下記に定める取引を行う。 
- 第1項 乙国は甲国に対し、燃料3億ガロンを定期輸送するものとする。 
- 第2項 甲国は乙国に対し、燃料3億ガロンの定期輸送の対価として、資金3兆Vaを定期送金する。 
-第7条 第6条に基づき行われる取引は定期輸送開始日より10年(360期)を契約期間として定める。 
-第8条 第7条に定められた契約期間の終了後も取引は継続されるが、以下に定めた場合、両国は取引を終了させることができる。 
- 第1項 両国が取引を終了することで合意した場合、取引は直ちに終了する。 
- 第2項 第7条に定められた契約期間の終了後は、一方の締約国がもう一方の締約国に対し取引の終了を通告することによって取引は終了する。 
-第9条 両国は必要に応じて協議を行い、本協定の改廃について決定する。 
- 
-#endregion 
- 
***カルセドニー社会主義連邦共和国とヴォルネスク・スラヴ共和国に於ける農業振興に係る支援協定 [#j923db99] ***カルセドニー社会主義連邦共和国とヴォルネスク・スラヴ共和国に於ける農業振興に係る支援協定 [#j923db99]
 ヴォルネスク・スラヴ共和国の農業化を支援する協定。766年10月下旬成立。  ヴォルネスク・スラヴ共和国の農業化を支援する協定。766年10月下旬成立。
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 我々の声明を機に、人為的に資源不足を創出する国家が減ると共に、工業国を志す一部新興国がそのような国家に転落することが無くなることを期待している。  我々の声明を機に、人為的に資源不足を創出する国家が減ると共に、工業国を志す一部新興国がそのような国家に転落することが無くなることを期待している。
 +
 +#endregion
 +
 +***ヘルトジブリール社会主義共和国及びカルセドニー社会主義連邦共和国、ギルガルト社会主義共和国間における、相互経済協力の為の貿易協定 [#mb19a6a5]
 + 社会主義3ヶ国の貿易関係の安定化を図る協定。811年2月14日成立。
 +
 +#region(協定全文)
 +
 +-''第1条'' ヘルトジブリール社会主義共和国、カルセドニー社会主義連邦共和国及びギルガルド社会主義共和国(以下締約国)は以下の条項を履行する義務を負うものとする。
 +-''第2条'' 締約国は相互の経済協力を深める。
 +-''第3条'' 締約国は付属議定書に定められる通りの各種物資を定期輸送する。
 +-''第4条'' 付属議定書に定められた定期輸送の継続が困難になった締約国は、それを速やかに他の締約国に通知しなければならない。
 +-''第5条'' 第4条に基づく通知を行った締約国は一時的に付属議定書に定められた定期輸送を中断することができるが、定期輸送の再開が可能になった時点でそれを直ちに再開する義務を負い、中断期間に他の締約国が被った損害があればそれを補填しなければならない。
 +-''第6条'' 第5条に示される他の締約国が被った損害は輸送されなかった定期輸送物資として定義される。
 +-''第7条'' 付属議定書は締約国全ての同意により修正される。
 +-''第8条'' 但し、付属議定書の修正がある締約国の定期輸送物資を変更しない場合、その締約国の同意を経ずして付属議定書を修正することができる。
 +-''第9条'' 本協定から離脱する締約国は、その36期以上前に協定からの離脱を通知しなければならない。
 +-''第10条'' 1締約国が協定からの離脱を通知したとき、他の締約国は速やかに協議を行い、当該締約国が離脱した時点で効力を有する付属議定書修正の策定を行わなければならない。
 +-''第11条'' 本協定は、締約国が1未満となった時点で効力を失う。
 +-''第12条'' 締約国は必要に応じて協議を行い、全ての締約国の同意に基づいて本協定を改廃する。
 +
 +''付属議定書''
 +-カルセドニー社会主義連邦共和国はヘルトジブリール社会主義共和国に銀1.7万トン及び資金23兆Vaを定期輸送する。
 +-ギルガルド社会主義共和国はヘルトジブリール社会主義共和国に銀8000トン及び資金10兆Vaを定期輸送する。
 +-ヘルトジブリール社会主義共和国はカルセドニー社会主義連邦共和国に商品100兆Va相当を定期輸送する。
 +-ヘルトジブリール社会主義共和国はギルガルド社会主義共和国に商品38兆Va相当を定期輸送する。
 +
 +#endregion
 +
 +***カルセドニー社会主義連邦共和国とカズカズ共和国に於ける治安維持協定 [#s9428ce6]
 + カズカズ共和国における怪獣退治などの治安維持業務を請け負う協定。811年9月下旬発効。
 +
 +#region(協定全文)
 +
 +<カルセドニー社会主義連邦共和国とカズカズ共和国に於ける治安維持協定>
 +
 +カルセドニー社会主義連邦共和国を甲国とし、カズカズ共和国を乙国として次の協定を締結する。
 +
 +-第1条 甲国は、乙国内に於ける治安上の問題を予防、解消するため、武器使用を含む必要と認められる行動を、自己の判断において行うことができる。
 +--第1項 第1条の行動を実行するに当たり、甲国は乙国にそれを通知する義務を負う。
 +-第2条 本協定が定める「治安上の問題」とは、「反乱軍」及び「怪獣」に限定される。
 +-第3条 乙国は、甲国の実施する治安維持活動に対して中止を要請でき、その際、甲国は直ちに行動を中止する。
 +-第4条 本協定は無期限とし、両締約国のどちらか一方が協定を終了する旨もう一方に伝達するまで有効となる。
 +
 +#endregion
 +
 +**効力を失った条約・協定の一覧 [#d70ecc2f]
 +***カルセドニー社会主義連邦共和国とラルティスタ社会主義共和国に於けるウラン鉱山開発支援協定 [#kbbeefa7]
 + ラルティスタ社会主義共和国へのウラン鉱山開発支援を定めた協定。766年3月中旬成立、同国の消滅により失効。
 +
 +#region(協定全文)
 +
 +<カルセドニー社会主義連邦共和国とラルティスタ社会主義共和国に於けるウラン鉱山開発支援協定>
 +
 +カルセドニー社会主義連邦共和国を甲国とし、ラルティスタ社会主義共和国を乙国として次の協定を締結する。
 +
 +第1条 甲国並びに乙国は下記の条項を履行する義務を負うものとする。
 +第2条 甲国は乙国へ資金13兆5000億Va及び建材2億3000万トンを援助する。
 +第3条 乙国は第2条による甲国からの援助物資の到着を確認次第、速やかにウラン鉱脈の探査並びに鉱山整備、また港湾の整備を行うものとする。
 +第4条 乙国は第2条による甲国からの援助物資を原則として第3条に定められた開発に用いるものとする。
 + 第1項 但し、本条第2項、第3項に定める場合には乙国は援助物資を他の開発等に充てることが可能となる。
 + 第2項 ウラン鉱脈の探査並びに鉱山整備が早期に終了し、援助物資が残った場合、乙国は援助物資を他の開発等に充てることが可能となる。
 + 第3項 両国が協議を行い、必要と認めた場合、乙国は援助物資を他の開発等に充てることが可能となる。
 +第5条 乙国でのウラン鉱脈の探査が難航した場合、甲国は乙国へ追加支援を行う。
 + 第1項 甲国が乙国へ追加支援を行う場合、その具体的な内容は乙国の希望に基づき甲国が決定する。
 +第6条 乙国はウラン鉱脈の探査並びに鉱山整備が終了し、ウラン鉱山のレベルが最大になり次第、下記に定める取引を行う。
 + 第1項 乙国は甲国に対し、燃料3億ガロンを定期輸送するものとする。
 + 第2項 甲国は乙国に対し、燃料3億ガロンの定期輸送の対価として、資金3兆Vaを定期送金する。
 +第7条 第6条に基づき行われる取引は定期輸送開始日より10年(360期)を契約期間として定める。
 +第8条 第7条に定められた契約期間の終了後も取引は継続されるが、以下に定めた場合、両国は取引を終了させることができる。
 + 第1項 両国が取引を終了することで合意した場合、取引は直ちに終了する。
 + 第2項 第7条に定められた契約期間の終了後は、一方の締約国がもう一方の締約国に対し取引の終了を通告することによって取引は終了する。
 +第9条 両国は必要に応じて協議を行い、本協定の改廃について決定する。
#endregion #endregion
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*経済 [#bbc73d00] *経済 [#bbc73d00]
 共和国時代に整備された現代都市を引き継ぎ、主産業は商業である。他国から輸入した商品の流通・分配に特化した経済体制を取っており、高い収益性を誇る一方で商品輸入が途絶えると経済がほぼ停止してしまう弱点を持つ。  共和国時代に整備された現代都市を引き継ぎ、主産業は商業である。他国から輸入した商品の流通・分配に特化した経済体制を取っており、高い収益性を誇る一方で商品輸入が途絶えると経済がほぼ停止してしまう弱点を持つ。
- 労働党は鎖国にあたり、「国内において必要な消費財を全て賄う」としているが、その具体的な手段については示されず、結果として連合経済は半ば崩壊、国民は貧困に苦しんだ。開国後も商品供給についてはかなり少ない状態が続いており、経済は決して豊かではない。+ 労働党は鎖国にあたり、「国内において必要な消費財を全て賄う」としているが、その具体的な手段については示されず、結果として連合経済は半ば崩壊、国民は貧困に苦しんだ。開国直後もその状況は続いていたが、ストリーダ・ヘルトジブリール両国からの商品輸入が拡大したことで経済成長が続き、現在ではフリューゲル随一の経済大国の地位を取り戻している。
**産業 [#qeec949b] **産業 [#qeec949b]
***農林水産業 [#g92976ba] ***農林水産業 [#g92976ba]
- 共和国時代に急激に進められた都市化によって、現在はカルセドニー島の居住域全体が都市化され、食料生産は完全にガーネット諸島や東部ジャスパー地域の聖樹林に頼っている。聖樹林の生産量が鎖国中に激減したため、国民の平均摂取カロリーは鎖国前の2500キロカロリーから開国直前の1350キロカロリーまで低下した。+ 共和国時代に急激に進められた都市化によって、現在はカルセドニー島の居住域全体が都市化されており、食料生産はガーネット諸島や東部ジャスパー地域の聖樹林に頼っていた。聖樹林の生産量が鎖国中に激減したため、国民の平均摂取カロリーは鎖国前の2500キロカロリーから開国直前には1350キロカロリーまで低下した。
 主要な生産物は聖樹林から収穫される果物で、かつてはエライ海で漁業もおこなわれていたが、海底油田の爆発事故が頻発することにより汚染がひどくなったため現在は漁業は停止されている。そのため、畜産設備の廃止と相まってカルセドニー国民のタンパク源は大豆などに依存する状態となっており、「カルセドニーの肉事情はヴォルネスク以下」とされる。  主要な生産物は聖樹林から収穫される果物で、かつてはエライ海で漁業もおこなわれていたが、海底油田の爆発事故が頻発することにより汚染がひどくなったため現在は漁業は停止されている。そのため、畜産設備の廃止と相まってカルセドニー国民のタンパク源は大豆などに依存する状態となっており、「カルセドニーの肉事情はヴォルネスク以下」とされる。
 + 中夏やセビーリャなどから食料が輸入されているため、食料備蓄そのものは潤沢だが、「費用対カロリー」ばかりを気にする政府の輸入方針により、カルセドニーの食事は極めて味気ないものとなっている。
***鉱工業 [#hf9ced33] ***鉱工業 [#hf9ced33]
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***商業 [#h3da5f67] ***商業 [#h3da5f67]
- 連合の主力産業であり、年間1000兆Va近い売り上げをたたき出す(ポテンシャルのある)経済の柱である。しかし、鎖国政策によって外国からの商品輸入が途絶え、開国後も状況に対した変化はないため現在は生活必需品については配給制、嗜好品についてはほとんどが闇市場で取引されている。+ 連合の主力産業であり、年間1000兆Va近い売り上げをたたき出す(ポテンシャルのある)経済の柱である。しかし、鎖国政策によって外国からの商品輸入が途絶え、開国後もしばらくは状況に対した変化はなく、生活必需品については配給制、嗜好品についてはほとんどが闇市場で取引されていた。現在は商品輸入量が急増したこともあり比較的豊かな経済が実現されている。
*生活・文化 [#t7446f46] *生活・文化 [#t7446f46]
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**食事 [#i9c91b1f] **食事 [#i9c91b1f]
- 食料をほぼ聖樹生産に頼っているため、国内で供給される食料は全域でほぼ似通っている。“フードバット(食料樽)”と呼ばれる食料槽に入れられた食料を生産搬送配給委員会が配給しており、これが市民の最低限の食事として提供される。これ以外の食料はすべて嗜好品扱いされており、市場(多くはヤミ市)で取引されている。BBBと呼ばれる清涼飲料が有名であり、その爽やかな味わいは連合内で非常に高い人気を有している。+ かつては食料をほぼ聖樹生産に頼っており、今でも特定国からの輸入に大きく依存しているため、国内で供給される食料は全域でほぼ似通っている。“フードバット(食料樽)”と呼ばれる食料槽に入れられた食料を生産搬送配給委員会が配給しており、これが市民の最低限の食事として提供される。これ以外の食料はすべて嗜好品扱いされており、市場(多くはヤミ市)で取引されている。BBBと呼ばれる清涼飲料が有名であり、その爽やかな味わいは連合内で非常に高い人気を有している。
**娯楽 [#h683eb7a] **娯楽 [#h683eb7a]


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