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- トルキー社会主義共和国 へ行く。
48: 2018-12-28 (金) 22:01:10 akai | 現: 2019-07-25 (木) 20:24:02 akai | ||
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Line 18: | Line 18: | ||
赤は労働党、革命の際流れた血、革命的思想、社会主義、情熱を表し、 | 赤は労働党、革命の際流れた血、革命的思想、社会主義、情熱を表し、 | ||
中央には社会主義の象徴である鎌と槌を | 中央には社会主義の象徴である鎌と槌を | ||
- | 左上にはイスラームのシンボルたる三日月と五芒星を配している | + | 左上にはイスラムのシンボルたる三日月と五芒星を配している |
*産業構造 [#xf9b7705] | *産業構造 [#xf9b7705] | ||
+ | 生産のために必要な各種生産施設(工場や社屋など)や、農業や居住のため必要な土地や建物などの不動産は全て国が所有することとなっている。 | ||
+ | 新たに社屋の建設や耕地の拡大など土地の改変を行う際には現地の地方自治体に届け出をし役人の現地調査を受けて認められる必要がある。市町村役所や県庁が調査した記録は国にも集計され、管理がなされている。 | ||
+ | また動産においても各種大型機械などの生産活動に必要な大掛かりな物については同様に国への届け出が必要である。こちらは通しの型式番号と機械の大まかな種別、現在の管理者・所在地の3種類のデータが管理され、管理者が公共機関である場合には点検の記録まで厳密に集計がなされていることもある。 | ||
+ | 国民の収入などについては扱いがやや煩雑となっている。まず営利法人の場合は直接に給料を支給せず、一月に一回毎にその期間の収入・支出を届け出、その届出を元に国が企業より資金を徴収する。その後国は徴収された額から各種税金を差し引き、その上で国民の収入を部門毎(独身、核家族など家族形態による分類が多い)に一定額に定め、分配する形で国民に支給する。この際特別な事情がなくその月に一定時間以上労働活動に従事していなかった者は支給対象から外されその月の収入を受け取ることができない。 | ||
+ | 次に個人事業主の場合は一月に一回ごとその期間の収入・支出を届け出、その届出を元にして国が求めた資金を納付する。残った売上げはその個人の判断にとされ、結果個人事業主には被雇用者よりもやや多額な現金の管理が委ねられることとなる。 | ||
+ | こうして受け取った現金は国民が良心に基づいて自由に用いていいとされ、各種商品の購入や預貯金などに回すことができる。 | ||
+ | 負傷や再就職の失敗などの特別な事情があり労働活動に従事できなかった者に関しては届け出を行うことで一定額の現金支給を受けることが可能であるが、一般的な健康な国民が受けられる支給額に比べると微々たるものであるのが現状である。 | ||
+ | これらの手続きや届け出の多くは現地の地方自治体を通じて行われるため、多量の届け出に対応するために地方自治体の担当部署や経済省労働収支局は人員が特に膨れ上がっている。また柔軟性の乏しい縦割り行政を生んでいるとの指摘も根強い。 | ||
+ | 教育や福祉、インフラなどの各種公共のサービスについては国の負担の元で無償で提供されることが定められている。 | ||
*国家構造 [#t6e40fcd] | *国家構造 [#t6e40fcd] | ||
Line 43: | Line 52: | ||
市区町村には必ず民主主義に基いて選出された10議席以上の議会と住民の直接選挙によって選ばれた首長が存在することになっており、運営はこの二元代表制を中心に行われることとなっている。 | 市区町村には必ず民主主義に基いて選出された10議席以上の議会と住民の直接選挙によって選ばれた首長が存在することになっており、運営はこの二元代表制を中心に行われることとなっている。 | ||
市区町村議会や首長の任期や選挙等は上位の県が決定することができ、国が定める地方自治の本旨に反しない限りはこの県の定めたものが適用される。 | 市区町村議会や首長の任期や選挙等は上位の県が決定することができ、国が定める地方自治の本旨に反しない限りはこの県の定めたものが適用される。 | ||
+ | |||
+ | **アンカラ特別行政州 [#paba6374] | ||
+ | &ref(アンカラ.png,mw:150,mh:100); &ref(アンカラ中心街.png,mw:150,mh:100); | ||
+ | 首都アンカラを中心とした地域を管轄する自治体。 | ||
+ | 議会、中央省庁、最高裁判所といった国の主要機関が集中した国家の要とも言える地域であり、社会主義の象徴として大規模な都市計画に基づき建設されたトルキー国内最大の計画都市である。 | ||
+ | 多くの組織の本部などが集中する地域でもあり、帝政期や内戦期を通じてトルキー国内の重要な都市に位置づけられていた。それゆえに内戦期には特に激しい戦闘が勃発した都市となり、長い動乱の内に史跡はほぼ全てが失われている。 | ||
+ | |||
+ | **イスタンベル特別行政州 [#h897d016] | ||
+ | &ref(イスタンベル.png,mw:150,mh:100); | ||
+ | トルキー国内最大の都市であるイスタンベルを中心とした地域を管轄する自治体。 | ||
+ | 国の主要機関は存在しないものの、トルキーの貿易において重要な位置にする海運の要所である。 | ||
+ | 帝政期の史跡も含めた伝統的な町並みが多く残される一方で、中心街は再開発により先進的なビル街に生まれ変わっている。 | ||
+ | トルキー正教会の中心的都市でもあり、東方正教会の宗教施設が各地に見られることも特徴である。 | ||
+ | ギリシヤ人が最も多く居住する地域だが、トルキー人が最多数派を占めるためギリシヤ語が見られることは多くない。その他にはクルディア人も居住している。 | ||
+ | |||
+ | **ブルシ県 [#bb704fcd] | ||
+ | &ref(ブルシ.png,mw:150,mh:100); | ||
+ | 県都はブルシ。ブルシはトルキー第四の都市である。 | ||
+ | 山麓に位置し、イスタンベル・アンカラからの交通の便が良いことから冬には多くのスキー客が訪れる。 | ||
+ | 緑のブルシと呼ばれるほど公園や緑地が多い町並みが特徴。環境への意識が高く、緑の党の重要な強力な基盤の一つともなっている。 | ||
+ | |||
+ | **イズマル県 [#w7c218a5] | ||
+ | &ref(イズマル.png,mw:150,mh:100); | ||
+ | 県都はイズマル。イズマルはトルキー第三の都市である。 | ||
+ | イスタンベルに次ぐ規模の港湾施設を有し、また伝統が残る沿岸部の町並みが美しいことでもよく知られる。 | ||
+ | |||
+ | **アンタリア県 [#s27b26e9] | ||
+ | &ref(アンタリア.png,mw:150,mh:100); | ||
+ | 県都はアンタリア。 | ||
+ | 地中海性気候の代表的な地域。夏は乾燥した南風が吹き込み、冬も北部の山脈に北風が遮られ暖かい。 | ||
+ | 国内有数の避寒地。見晴らしの良い海岸には高級住宅街も存在し、この地域に別荘を持つことは憧れとも言われる。 | ||
+ | |||
+ | **コンヤ県 [#jea5a996] | ||
+ | &ref(コンヤ.png,mw:150,mh:100); | ||
+ | 県都はコンヤ。 | ||
+ | 著名なイスラム教の施設が多く存在する宗教色の濃い街。 | ||
+ | 政教分離が徹底されて久しいトルキーにおいてもある種敬服を持たれ、中心部では今も厳かな雰囲気が街を包んでいる。 | ||
+ | 気候区分的にはステップ気候に位置する。夏場の乾燥により、地元女性が肌を守るためヒジャブなどを着用することも雰囲気の形成につながっていると言われる。 | ||
+ | アンカラとの交通の便が大きく改善されたことで、郊外はアンカラ都市圏のニュータウンとしての開発が模索されている。 | ||
+ | |||
+ | **カイサリ県 [#laca851f] | ||
+ | 県都はカイサリ。 | ||
+ | トルキー人とクルディア人の混合地域だが、街中の多くはトルキー語が使用されている。 | ||
+ | トルキー中部に位置し東西をつなぐ商業都市。 | ||
+ | 内陸のため気候は寒暖の差が大きくやや厳しい。 | ||
+ | |||
+ | **マラテヤ県 [#d4a06ef1] | ||
+ | 県都はマラテヤ。 | ||
+ | トルキー人とクルディア人が概ね半々となっているが、使用される言語はトルキー語が主流である。 | ||
+ | 農業が経済の主となっており、杏の生産が盛んであり、特に乾燥杏は国内生産のほとんどをこの県が担っている。 | ||
+ | |||
+ | **カリス県 [#e166b972] | ||
+ | 県都はカリス。 | ||
+ | トルキー人とアルミニア人の混合地域。近年は両民族の居住地域がより明確に別れつつある。 | ||
+ | 北部の高地に位置するため気温の年較差・日較差が共に大きい。 | ||
+ | 気候区分的には湿潤大陸性気候に位置する。 | ||
+ | |||
+ | **ディヤルバクラ県 [#gc684242] | ||
+ | 県都はディヤルバクラ。 | ||
+ | クルディア人が主流派。クルディア人居住地域の中心的な都市である。 | ||
+ | |||
+ | **ムシュ県 [#w139eef9] | ||
+ | 県都はムシュ。高地に位置する県であり、高地地中海性気候に位置するため夏は高温乾燥で、冬は冷え込み降雪が多い。 | ||
+ | クルディア人が主流派である。都市部ではトルキー語とクルディア語の共存が進んでいるが、クルディア語のみが使用され続ける地域も存在している。 | ||
+ | |||
+ | **エリジラム県 [#m21a8e7f] | ||
+ | &ref(エリジラム.png,mw:150,mh:100); | ||
+ | 県都はエリジラム。 | ||
+ | クルディア人とアルミニア人の混合地域。クルディア人は南部、アルミニア人は北部と概ね居住地域が別れている。 | ||
+ | このためにトルキーの中でも特にトルキー語の勢力が弱く、多少政情も不安定な傾向にある地域となっている。 | ||
+ | 県都付近はいざ知らず、農村部などに出てしまうとトルキー語がほとんど通じない場合もある。 | ||
+ | 海抜1000メートル超の高地に位置し、典型的な厳しい湿潤大陸性気候となっている。 | ||
+ | |||
*年表 [#i599bfb2] | *年表 [#i599bfb2] | ||
|631年8月|革命政権樹立| | |631年8月|革命政権樹立| | ||
Line 84: | Line 166: | ||
|~|BGCOLOR(#808080):選挙の結果によりギュルセル首相率いる共和-社民-緑連立政権が発足する。| | |~|BGCOLOR(#808080):選挙の結果によりギュルセル首相率いる共和-社民-緑連立政権が発足する。| | ||
|BGCOLOR(#808080):791年11月|BGCOLOR(#808080):ギュルセル首相の辞任のため、バラミール新首相が就任。| | |BGCOLOR(#808080):791年11月|BGCOLOR(#808080):ギュルセル首相の辞任のため、バラミール新首相が就任。| | ||
+ | |BGCOLOR(#808080):814年7月|BGCOLOR(#808080):バラミール首相の死去のため、第45回人民院選挙の結果に基づきアクス新首相が就任。| | ||
+ | |~|BGCOLOR(#808080):選挙の結果現政権は過半数を維持も、第一党は入れ替わり。83年振りに社会民主党から首相が選出される。| | ||
+ | |BGCOLOR(#808080):823年3月|BGCOLOR(#808080):緑の党の連立離脱表明によりアクス首相は人民院を解散。第48回人民院選挙が実施される。| | ||
+ | |~|BGCOLOR(#808080):選挙の結果現政権は敗北。エルドアン氏率いる43年振りの労働党単独政権が発足する。| | ||
+ | |823年8月|開国に伴う諸手続きが完了。約100年振りに外交活動が全面的に再開される。| | ||
+ | |825年5月|高密度都市地域に巨大隕石が落下。死者行方不明者は約1000万人に及ぶ惨事。| | ||
#region(選挙関連) | #region(選挙関連) | ||
-人民院 | -人民院 | ||
Line 131: | Line 218: | ||
|BGCOLOR(#808080):第42回|BGCOLOR(#808080):803年5月|BGCOLOR(#808080):-| | |BGCOLOR(#808080):第42回|BGCOLOR(#808080):803年5月|BGCOLOR(#808080):-| | ||
|BGCOLOR(#808080):第43回|BGCOLOR(#808080):808年5月|BGCOLOR(#808080):任期満了による| | |BGCOLOR(#808080):第43回|BGCOLOR(#808080):808年5月|BGCOLOR(#808080):任期満了による| | ||
+ | |BGCOLOR(#808080):第44回|BGCOLOR(#808080):813年5月|BGCOLOR(#808080):任期満了による| | ||
+ | |BGCOLOR(#808080):第45回|BGCOLOR(#808080):814年7月|BGCOLOR(#808080):バラミール氏の死去と解散による| | ||
+ | |BGCOLOR(#808080):第46回|BGCOLOR(#808080):817年9月|BGCOLOR(#808080):-| | ||
+ | |BGCOLOR(#808080):第47回|BGCOLOR(#808080):820年7月|BGCOLOR(#808080):開国後の経済政策の議論が始まる| | ||
+ | |BGCOLOR(#808080):第48回|BGCOLOR(#808080):823年3月|BGCOLOR(#808080):緑の党連立離脱による| | ||
+ | |第49回|828年3月|任期満了による エルドアン氏の政策の評価が問われる| | ||
+ | |第50回|833年3月|任期満了による 反資本主義の潮流が影響| | ||
+ | |第51回|838年3月|任期満了による| | ||
+ | |第52回|842年3月|-| | ||
-地方院 | -地方院 | ||
Line 164: | Line 260: | ||
|BGCOLOR(#808080):805年7月|BGCOLOR(#808080):第28期|~|BGCOLOR(#808080):-| | |BGCOLOR(#808080):805年7月|BGCOLOR(#808080):第28期|~|BGCOLOR(#808080):-| | ||
|BGCOLOR(#808080):810年7月|~|BGCOLOR(#808080):第29期|BGCOLOR(#808080):-| | |BGCOLOR(#808080):810年7月|~|BGCOLOR(#808080):第29期|BGCOLOR(#808080):-| | ||
+ | |BGCOLOR(#808080):815年7月|BGCOLOR(#808080):第30期|~|BGCOLOR(#808080):-| | ||
+ | |BGCOLOR(#808080):820年7月|~|BGCOLOR(#808080):第31期|BGCOLOR(#808080):開国後の経済政策が焦点| | ||
+ | |825年7月|第32期|~|エルドアン氏の政策の評価が問われる| | ||
+ | |830年7月|~|第33期|-| | ||
+ | |835年7月|第34期|~|-| | ||
+ | |840年7月|~|第35期|-| | ||
+ | |845年7月|第36期|~|-| | ||
#endregion | #endregion | ||
**636年11月初旬講和条例 [#va698fb6] | **636年11月初旬講和条例 [#va698fb6] | ||
Line 199: | Line 302: | ||
|12|777年7月~780年4月|アッバス・アクス|BGCOLOR(#FF5050):トルキー労働党| | |12|777年7月~780年4月|アッバス・アクス|BGCOLOR(#FF5050):トルキー労働党| | ||
|13|780年4月~791年11月|ジャフェル・ギュルセル|BGCOLOR(#FFA0FF):共和人民党| | |13|780年4月~791年11月|ジャフェル・ギュルセル|BGCOLOR(#FFA0FF):共和人民党| | ||
- | |14|791年11月~|デニズ・バラミール|BGCOLOR(#FFA0FF):共和人民党| | + | |14|791年11月~814年7月|デニズ・バラミール|BGCOLOR(#FFA0FF):共和人民党| |
- | 現在の政権は共和人民党-社会民主党-緑の党による連立政権である。 | + | |15|814年7月~823年3月|カスム・アクス|BGCOLOR(#FFA050):社会民主党| |
+ | |16|823年3月~|アフメト・エルドアン|BGCOLOR(#FF5050):トルキー労働党| | ||
+ | 現在の政権はトルキー労働党による単独政権である。 | ||
*政治 [#eef8665d] | *政治 [#eef8665d] | ||
Line 211: | Line 316: | ||
|常備軍|----◆--|徴兵軍|徴兵制度は国防の要だ| | |常備軍|----◆--|徴兵軍|徴兵制度は国防の要だ| | ||
|タカ派|----◆--|ハト派|フリューゲルは平和にあるべきである| | |タカ派|----◆--|ハト派|フリューゲルは平和にあるべきである| | ||
- | |介入主義|------◆|孤立主義|永続国家計画に基づく長期鎖国中である| | + | |介入主義|-----◆-|孤立主義|国家と国際社会の関係は常に複雑だ| |
**立法 [#tc6775e1] | **立法 [#tc6775e1] | ||
Line 220: | Line 325: | ||
これによって罷免させられた裁判官は今後永久に公務員の地位に就くことを禁止され、この権利が回復されることはない。 | これによって罷免させられた裁判官は今後永久に公務員の地位に就くことを禁止され、この権利が回復されることはない。 | ||
選挙においては憲法により「社会主義経済体制に反対する政党(743年改正)」の出馬は認めておらず、これにより資本主義の他、サンディカリスム、アナキズム、ファシズムなどといった政党の出馬を制限している。 | 選挙においては憲法により「社会主義経済体制に反対する政党(743年改正)」の出馬は認めておらず、これにより資本主義の他、サンディカリスム、アナキズム、ファシズムなどといった政党の出馬を制限している。 | ||
- | 議会は人民院と地方院からなる二院制であり、地方院は少数民族や地方関連の法案以外のものは全て人民院の決定が優先される。 | + | 議会は人民院と地方院からなる二院制であり、地方院は少数民族や地方関連の法案を話し合う場とされている。両院の構造やシステムには特段の差異はない。 |
675年7月までは人民院からなる一院制であった。 | 675年7月までは人民院からなる一院制であった。 | ||
- | 一般のものに対する議決に両院で差異がある場合は人民院の議決がそのまま通されるが、少数民族や地方関連のものに対しては地方院の議決が通される。 | + | 両院での議決に差異が生じた場合は両院評議会が設置されその可否が問われることとなる。基本的に話し合われる内容は少数民族や地方の関連があるかどうかであり、慣例においてはそれらに関連があると判断された場合は地方院の議決がそのまま通され、そうでない場合には人民院の議決がそのまま通されている。 |
- | また少数民族や地方関連のものに留まらずそれ以外にも多岐に関連する広域的なものに関しては、議決の後に両院評議会が開かれその可否が議論されることとなる。 | + | 一方で関連する事項が多岐に渡る、あるいは国家構造そのものに関連した場合に両院の議決が食い違い、審議不十分として否決とされたこともある。 |
***人民院 [#o9fe1f79] | ***人民院 [#o9fe1f79] | ||
人民院は定数400の比較的小規模な議会である。 | 人民院は定数400の比較的小規模な議会である。 | ||
Line 231: | Line 336: | ||
選挙は県や特別行政州をそれぞれ1区とした大選挙区制によって行われる。 | 選挙は県や特別行政州をそれぞれ1区とした大選挙区制によって行われる。 | ||
その選挙制度からそれぞれの区からは一度で10~50人もの当選者が出ることとなるため、各区では同じ政党の候補者が何人も乱立することが一般的となっている。 | その選挙制度からそれぞれの区からは一度で10~50人もの当選者が出ることとなるため、各区では同じ政党の候補者が何人も乱立することが一般的となっている。 | ||
- | -808年5月の第43回人民院選挙の結果 | + | -842年3月の第52回人民院選挙の結果 |
|CENTER:政党名||議席|h | |CENTER:政党名||議席|h | ||
- | |BGCOLOR(#FFA0FF):共和人民党||83| | + | |BGCOLOR(#FF5050):トルキー労働党||202| |
- | |BGCOLOR(#FFA050):社会民主党||82| | + | |BGCOLOR(#FFA050):社会民主党||96| |
- | |BGCOLOR(#50FF50):緑の党||41| | + | |BGCOLOR(#50FF50):緑の党||40| |
- | |BGCOLOR(#FF5050):トルキー労働党||164| | + | |BGCOLOR(#F00000):共産党||38| |
- | |BGCOLOR(#F00000):共産党||22| | + | |BGCOLOR(#FFA0FF):共和人民党||17| |
- | |BGCOLOR(#A0A0A0):無所属||8| | + | |BGCOLOR(#A0A0FF):公正党||5| |
+ | |BGCOLOR(#A0A0A0):無所属||2| | ||
|CENTER:定数||400| | |CENTER:定数||400| | ||
Line 248: | Line 354: | ||
//|BGCOLOR(#F00000):共産党| | //|BGCOLOR(#F00000):共産党| | ||
//|BGCOLOR(#FFA0FF):共和人民党| | //|BGCOLOR(#FFA0FF):共和人民党| | ||
+ | //|BGCOLOR(#A0A0FF):公正党| | ||
//|BGCOLOR(#A0A0A0):無所属| | //|BGCOLOR(#A0A0A0):無所属| | ||
Line 259: | Line 366: | ||
1つの選挙区から一度に20人以上の同党の当選者が出ることもある人民院の選挙とは異なり、比較的落ち着いた選挙戦が繰り広げられると言われている。 | 1つの選挙区から一度に20人以上の同党の当選者が出ることもある人民院の選挙とは異なり、比較的落ち着いた選挙戦が繰り広げられると言われている。 | ||
第一回の選挙は半数のみの選挙が行われた。 | 第一回の選挙は半数のみの選挙が行われた。 | ||
- | -810年7月の第29回地方院選挙の結果 | + | -845年7月の第36回地方院選挙の結果 |
- | |CENTER:政党名||第28期|第29期|合計||h | + | |CENTER:政党名||第36期|第35期|合計||h |
|BGCOLOR(#FF5050):トルキー労働党||64|69|>|CENTER:133| | |BGCOLOR(#FF5050):トルキー労働党||64|69|>|CENTER:133| | ||
- | |BGCOLOR(#FFA050):社会民主党||23|25|>|CENTER:48| | + | |BGCOLOR(#FFA050):社会民主党||31|28|>|CENTER:59| |
- | |>|>|>|>|BGCOLOR(#50FF50):チューリップ同盟|BGCOLOR(#E0FFE0):31| | + | |>|>|>|>|BGCOLOR(#50FF50):チューリップ同盟|BGCOLOR(#E0FFE0):28| |
- | |BGCOLOR(#50FF50):緑の党||10|9|19|~| | + | |BGCOLOR(#50FF50):緑の党||8|8|16|~| |
- | |BGCOLOR(#B0FFB0):緑のクルディア||7|5|12|~| | + | |BGCOLOR(#B0FFB0):緑のクルディア||6|6|12|~| |
- | |BGCOLOR(#FFA0FF):共和人民党||17|11|>|CENTER:28| | + | |>|>|>|>|BGCOLOR(#F00000):共産主義戦線|BGCOLOR(#F0E0E0):19| |
- | |>|>|>|>|BGCOLOR(#F00000):共産主義戦線|BGCOLOR(#F0E0E0):17| | + | |BGCOLOR(#F00000):共産党||6|4|10|~| |
- | |BGCOLOR(#F00000):共産党||6|6|12|~| | + | |BGCOLOR(#F05050):革命的マルクス主義研究会||5|4|9|~| |
- | |BGCOLOR(#F05050):革命的マルクス主義研究会||2|3|5|~| | + | |>|>|>|>|BGCOLOR(#E0C0FF):自由と正義の会|BGCOLOR(#F0E0FF):17| |
- | |BGCOLOR(#C05050):アルミニア民族共同体||3|4|>|CENTER:7| | + | |BGCOLOR(#FFA0FF):共和人民党||4|6|10|~| |
- | |CENTER:定数||132|132|>|264| | + | |BGCOLOR(#D050D0):クルディア民主主義党||3|3|6|~| |
+ | |BGCOLOR(#A0A0FF):公正党||1|0|1|~| | ||
+ | |BGCOLOR(#C05050):アルミニア民族共同体||4|4|>|CENTER:8| | ||
+ | |CENTER:定数||132|132|>|CENTER:264| | ||
**行政 [#c9f7a449] | **行政 [#c9f7a449] | ||
Line 281: | Line 391: | ||
内閣は議会の召集・解散を行うことが出来る他、最高裁判所の裁判官を任命することができる。 | 内閣は議会の召集・解散を行うことが出来る他、最高裁判所の裁判官を任命することができる。 | ||
議会が解散中に緊急の必要が生じた場合は臨時で法律に変わるものとして緊急閣令を下すことが出来、この閣令は議会の開会次第失効、または法案化される。 | 議会が解散中に緊急の必要が生じた場合は臨時で法律に変わるものとして緊急閣令を下すことが出来、この閣令は議会の開会次第失効、または法案化される。 | ||
+ | |||
+ | 内閣に属するとされる行政機関の主要なものとして以下が在る。 | ||
+ | -財務省 | ||
+ | -総務省 | ||
+ | -法務省 | ||
+ | -経済省 | ||
+ | -産業省 | ||
+ | -文化省 | ||
+ | -科学省 | ||
+ | -軍務省 | ||
+ | -外務省 | ||
+ | -国土省 | ||
+ | |||
+ | また内閣から独立した機関として会計検査院が存在する。検査権限は内閣に属する組織のみならず国会や最高裁判所にも及んでおり、行政機関の中では独特な地位を持っている。 | ||
**司法 [#gbcc34c1] | **司法 [#gbcc34c1] | ||
Line 299: | Line 423: | ||
|シンボルカラーは緑。国内では中道右派とされることがあるが、当てはまりにくい部分も多い。&br;アンカラ大学の環境問題について研究するグループが元となった政党であり、識者を交え政治政党となった現在においても複数の専門家集団を有するアカデミックな政党である。環境への影響が大きい産業開発の反対だけでなく、農業・漁業の拡大、科学・教育分野への投資の増加といった主張も行い、更には多文化主義に基づく異文化保護や平和主義、草の根民主主義といった独特な主張も行っている。一方で社会主義そのものに関しては消極的か無関心であると言われることがある。&br;他の政党とはやや異なる方向性のイデオロギーを持つことから、大きな政治的な流動がある中でも比較的安定した勢力を保つことが多く、地味ながら無視できない影響力を有している。|| | |シンボルカラーは緑。国内では中道右派とされることがあるが、当てはまりにくい部分も多い。&br;アンカラ大学の環境問題について研究するグループが元となった政党であり、識者を交え政治政党となった現在においても複数の専門家集団を有するアカデミックな政党である。環境への影響が大きい産業開発の反対だけでなく、農業・漁業の拡大、科学・教育分野への投資の増加といった主張も行い、更には多文化主義に基づく異文化保護や平和主義、草の根民主主義といった独特な主張も行っている。一方で社会主義そのものに関しては消極的か無関心であると言われることがある。&br;他の政党とはやや異なる方向性のイデオロギーを持つことから、大きな政治的な流動がある中でも比較的安定した勢力を保つことが多く、地味ながら無視できない影響力を有している。|| | ||
|BGCOLOR(#FFA0FF):共和人民党|Cumhuriyet Halk Partisi/CHP| | |BGCOLOR(#FFA0FF):共和人民党|Cumhuriyet Halk Partisi/CHP| | ||
- | |シンボルカラーは紫。国内では中道右派とされることが多い。&br;760年に従来までの「トルキー民主社会同盟(Türkiye Demokratik Sosyalist İttifak/TDSİ)」と「自由党(Özgürlük Partisi/ÖP)」他小規模な地域政党2党が合併し誕生した比較的新しい政党。&br;社会主義経済下における個人の自由や権利を拡大させることを主眼とし、さらなる民主化の促進をその弊害も厭わずに行うことを主張する自由主義、民主主義的な政党。社会主義経済の体制に民主主義の理念を組み込むことを提唱しており、生産計画策定の過程に労働者の直接の意見をより大きく取り入れることも模索している。党員数は国内では3番目であるが、上位との開きは大きく中堅政党として扱われる。|| | + | |シンボルカラーは紫。国内では中道右派とされることが多い。&br;760年に従来までの「トルキー民主社会同盟(Türkiye Demokratik Sosyalist İttifak/TDSİ)」と「自由党(Özgürlük Partisi/ÖP)」他小規模な地域政党2党が合併し誕生した政党。&br;社会主義経済下における個人の自由や権利を拡大させることを主眼とし、さらなる民主化の促進をその弊害も厭わずに行うことを主張する民主社会主義政党。社会主義経済の体制に民主主義の理念を組み込むことを提唱しており、生産計画策定の過程に労働者の直接の意見をより大きく取り入れることも模索している。党員数は国内では3番目であるが、上位との開きは大きく中堅政党として扱われる。|| |
+ | |BGCOLOR(#A0A0FF):公正党|Adalet Partisi/AP| | ||
+ | |シンボルカラーは青。国内では右派とされることが多い。&br;820年代の党勢を失っていく共和人民党より離脱した議員らが835年に形成した政党。&br;社会主義経済体制は民主主義の土台がなければ成り立たないとし、時に現状の体制を批判し真の民主主義の実現を強く求める社会自由主義政党。個人の良心と社会正義に基づいた体制を実現させることで国民全体が真に幸福な国家が完成されるとして個人の権利拡大も前面に押し出している。|| | ||
|BGCOLOR(#F00000):共産党|Komünizm Partisi/KP| | |BGCOLOR(#F00000):共産党|Komünizm Partisi/KP| | ||
|シンボルカラーは赤。報道においては労働党を薄めの赤としこちらを濃い赤にすることが多い。国内では左派~極左とされる。&br;636年11月以降の労働党の急激な民主化への舵取りに反発した党員らが離脱し結成された。&br;社会主義経済の堅持を望み、民主主義政治による社会主義経済体制の不安定化を強く警戒する非常に社会主義色の強い政党である。農業・工業をトルキーの国是と位置づけ、農工業の地位向上や開発促進や、社会主義経済体制の強化のため生産計画の厳守や産業の集団化などを主張する。&br;党内では従来の過剰な民主化を批判し社会主義の理念を忘れないよう主張する守旧派の他に、財産の共有化や憲法の社会主義色の強化など体制の中央集権化を主張する急進派が、743年に政治参加が合法化されたことに伴い共産党に合流し派閥を形成している。|| | |シンボルカラーは赤。報道においては労働党を薄めの赤としこちらを濃い赤にすることが多い。国内では左派~極左とされる。&br;636年11月以降の労働党の急激な民主化への舵取りに反発した党員らが離脱し結成された。&br;社会主義経済の堅持を望み、民主主義政治による社会主義経済体制の不安定化を強く警戒する非常に社会主義色の強い政党である。農業・工業をトルキーの国是と位置づけ、農工業の地位向上や開発促進や、社会主義経済体制の強化のため生産計画の厳守や産業の集団化などを主張する。&br;党内では従来の過剰な民主化を批判し社会主義の理念を忘れないよう主張する守旧派の他に、財産の共有化や憲法の社会主義色の強化など体制の中央集権化を主張する急進派が、743年に政治参加が合法化されたことに伴い共産党に合流し派閥を形成している。|| | ||
#region(その他の政党) | #region(その他の政党) | ||
- | -''緑のクルディア''(Yeşil Kürdia/YK) | + | - ''緑のクルディア''(Yeşil Kürdia/YK) |
クルディア人による地域政党。 | クルディア人による地域政党。 | ||
クルディア人居住地域における緑の党の代弁者的な存在であり、地域一丸となった環境政策への取り組みを主張している。 | クルディア人居住地域における緑の党の代弁者的な存在であり、地域一丸となった環境政策への取り組みを主張している。 | ||
Line 310: | Line 436: | ||
地域政党としては国内最大の党員数を誇る。 | 地域政党としては国内最大の党員数を誇る。 | ||
地方院において緑の党とともに会派「チューリップ同盟」を形成している。 | 地方院において緑の党とともに会派「チューリップ同盟」を形成している。 | ||
- | -''革命的マルクス主義研究会''(Devrimci Marksist Çalışma Grubu/DMÇG) | + | - ''クルディア民主主義党''(Kürdia Demokratik Partisi/KDP) |
+ | クルディア人による地域政党。 | ||
+ | 民主社会主義や社会自由主義の理念を受け継ぎ、クルディア人の権利拡大を穏健に実現させることを目標にしている。 | ||
+ | 地方院において共和人民党、公正党とともに会派「自由と正義の会」を形成している。 | ||
+ | - ''革命的マルクス主義研究会''(Devrimci Marksist Çalışma Grubu/DMÇG) | ||
共産主義の地域政党。 | 共産主義の地域政党。 | ||
クルディア人、アルミニア人の共産主義の研究組織が合流発展し構成。 | クルディア人、アルミニア人の共産主義の研究組織が合流発展し構成。 | ||
少数民族地域において活動し、少数民族間での共産主義教育の推進を目指している。 | 少数民族地域において活動し、少数民族間での共産主義教育の推進を目指している。 | ||
地方院において共産党とともに会派「共産主義戦線」を形成している。 | 地方院において共産党とともに会派「共産主義戦線」を形成している。 | ||
- | -''アルミニア民族共同体''(Ermeni Etnik Topluluğu/EET) | + | - ''アルミニア民族共同体''(Ermeni Etnik Topluluğu/EET) |
アルミニア人による地域政党。 | アルミニア人による地域政党。 | ||
アルミニア人の自治権拡大を主張し、「トルキー人とアルミニア人が穏健に共存する新体制」を目指している。 | アルミニア人の自治権拡大を主張し、「トルキー人とアルミニア人が穏健に共存する新体制」を目指している。 | ||
Line 321: | Line 451: | ||
#endregion | #endregion | ||
#region(選挙への出馬を認められていない政党) | #region(選挙への出馬を認められていない政党) | ||
- | -''資本と平和の民主主義''(Özgürlük ve Barış Demokrasisi/ÖBD) | + | - ''資本と平和の民主主義''(Özgürlük ve Barış Demokrasisi/ÖBD) |
内戦時代に資産を失った資産家集団らが結成した資本主義政党。 | 内戦時代に資産を失った資産家集団らが結成した資本主義政党。 | ||
現在の社会主義体制を「個人の自由を制圧し各々の人権をも剥奪せんと目論む腐敗」と位置づけ、その完全破壊と資本主義新政府の確立を目標とする。 | 現在の社会主義体制を「個人の自由を制圧し各々の人権をも剥奪せんと目論む腐敗」と位置づけ、その完全破壊と資本主義新政府の確立を目標とする。 | ||
主な活動としては社会主義経済体制の妨害を目的とした生産施設の破壊、法に反する資産の保有、違法薬物の密売を行っている。 | 主な活動としては社会主義経済体制の妨害を目的とした生産施設の破壊、法に反する資産の保有、違法薬物の密売を行っている。 | ||
- | -''民主党''(Demokrat Parti/DP) | + | - ''民主党''(Demokrat Parti/DP) |
資本と平和の民主主義において過激路線を嫌った分派が結成した資本主義政党。 | 資本と平和の民主主義において過激路線を嫌った分派が結成した資本主義政党。 | ||
主な活動はチラシの作成やボランティアへの参加、定期的な講座の開講などに留まっており、平和裏な資本主義経済体制への移行とそれによる「慈悲自愛に満ちた新社会の形成」を目指している。 | 主な活動はチラシの作成やボランティアへの参加、定期的な講座の開講などに留まっており、平和裏な資本主義経済体制への移行とそれによる「慈悲自愛に満ちた新社会の形成」を目指している。 | ||
一方で組織全体には法に反する資産保有の噂が存在し、実際に検挙された者も存在する。 | 一方で組織全体には法に反する資産保有の噂が存在し、実際に検挙された者も存在する。 | ||
- | -''自由民主党''(Liberal Demokrat Parti/LDP) | + | - ''自由民主党''(Liberal Demokrat Parti/LDP) |
760年頃まで存在した自由党の結成初期において、社会主義経済の支持を否定した党員らが離反し結成した資本主義政党。 | 760年頃まで存在した自由党の結成初期において、社会主義経済の支持を否定した党員らが離反し結成した資本主義政党。 | ||
旧称は「自由党」であり、国政に進出した自由党とは自由党(右派)などとして区別した。 | 旧称は「自由党」であり、国政に進出した自由党とは自由党(右派)などとして区別した。 | ||
Line 335: | Line 465: | ||
資本主義を掲げる政党の中では最大の党員数を誇る。 | 資本主義を掲げる政党の中では最大の党員数を誇る。 | ||
主な活動はロビー活動、チラシ・ポスターの作成、資本主義談話の開講である。 | 主な活動はロビー活動、チラシ・ポスターの作成、資本主義談話の開講である。 | ||
- | -''民族党''(Etnik Parti/EP) | + | - ''民族党''(Etnik Parti/EP) |
内戦時代の少数民族の独立過激派組織が合流発展し形成された政党。 | 内戦時代の少数民族の独立過激派組織が合流発展し形成された政党。 | ||
現在のトルキーの体制は少数民族差別に満ち溢れたものであるとし、トルキー人と少数民族が構成する諸共和国による連邦制に移行すべきだとする政党。 | 現在のトルキーの体制は少数民族差別に満ち溢れたものであるとし、トルキー人と少数民族が構成する諸共和国による連邦制に移行すべきだとする政党。 | ||
現在の第四共和政の黎明期には社会主義経済体制を容認し、選挙参加するとともに議会に議席を獲得することにも成功していたが、673年に出馬を禁止され現在ではファシズム政策を掲げトルキー人への差別を行い時に暴行事件にまで発展する過激派組織へと変貌している。 | 現在の第四共和政の黎明期には社会主義経済体制を容認し、選挙参加するとともに議会に議席を獲得することにも成功していたが、673年に出馬を禁止され現在ではファシズム政策を掲げトルキー人への差別を行い時に暴行事件にまで発展する過激派組織へと変貌している。 | ||
主な活動は少数民族居住地域における第四共和政打倒の喧伝、トルキー人への差別的チラシの作成である。 | 主な活動は少数民族居住地域における第四共和政打倒の喧伝、トルキー人への差別的チラシの作成である。 | ||
- | -''トルキー・アナーキスト連盟''(Türkiye Anarşist Federasyonu/TAF) | + | - ''トルキー・アナーキスト連盟''(Türkiye Anarşist Federasyonu/TAF) |
国家、軍など既存の権力組織の一切を否定し、自然な調和による社会の形成を主張する無政府主義政党。 | 国家、軍など既存の権力組織の一切を否定し、自然な調和による社会の形成を主張する無政府主義政党。 | ||
特に現在の社会主義経済体制について強く批判しており、資産の完全自己管理を要求している。 | 特に現在の社会主義経済体制について強く批判しており、資産の完全自己管理を要求している。 | ||
Line 346: | Line 476: | ||
#endregion | #endregion | ||
#region(かつて存在した政党) | #region(かつて存在した政党) | ||
- | -''トルキー労働者評議会''(Türkiye İşçi Konseyi/TİK) | + | - ''トルキー労働者評議会''(Türkiye İşçi Konseyi/TİK) |
トルキー労働党の前身。 | トルキー労働党の前身。 | ||
革命の際に主導した数人によって運営され、その下に革命のため尽力した人々が集う形になっていた。 | 革命の際に主導した数人によって運営され、その下に革命のため尽力した人々が集う形になっていた。 | ||
労働党への再編は超長期的なものとされていたが、636年11月の講和条例によって予定よりもかなり速く労働党へと再編された。 | 労働党への再編は超長期的なものとされていたが、636年11月の講和条例によって予定よりもかなり速く労働党へと再編された。 | ||
- | -''トルキー民主主義連合''(Türkiye Demokrasi Koalisyonu/TDK) | + | - ''トルキー民主主義連合''(Türkiye Demokrasi Koalisyonu/TDK) |
シンボルカラーは濃い青。 | シンボルカラーは濃い青。 | ||
労働党の強力な独裁を目指す路線に反対し、議会制民主主義こそ目指すべき本来の路線であるとする様々な政党が協力・活動するために連合し、そのまま党となったもの。 | 労働党の強力な独裁を目指す路線に反対し、議会制民主主義こそ目指すべき本来の路線であるとする様々な政党が協力・活動するために連合し、そのまま党となったもの。 | ||
他の政党とは異なり、全体的に保守的な考えを持つ政党で構成されている。 | 他の政党とは異なり、全体的に保守的な考えを持つ政党で構成されている。 | ||
民主主義を目指す政党として一部地域の支持を集め、中身の政策のズレを関係なしに636年11月まで正常に存在してきたが、労働党が民主化に踏み切ったために中身の政策のズレが危険な水準に到達し始め、将来的に分裂してしまうのではと危惧されていた。主要な構成政党は自由党、緑の党、社会民主党の三党だった。 | 民主主義を目指す政党として一部地域の支持を集め、中身の政策のズレを関係なしに636年11月まで正常に存在してきたが、労働党が民主化に踏み切ったために中身の政策のズレが危険な水準に到達し始め、将来的に分裂してしまうのではと危惧されていた。主要な構成政党は自由党、緑の党、社会民主党の三党だった。 | ||
- | -''トルキー民主社会同盟''(Türkiye Demokratik Sosyalist İttifak/TDSİ) | + | - ''トルキー民主社会同盟''(Türkiye Demokratik Sosyalist İttifak/TDSİ) |
シンボルカラーは青。 | シンボルカラーは青。 | ||
社会民主主義の中でもより国民政党として議会政治を尊重する民主社会主義を掲げ、現在の社会主義経済の「改良」を訴える中道左派政党。 | 社会民主主義の中でもより国民政党として議会政治を尊重する民主社会主義を掲げ、現在の社会主義経済の「改良」を訴える中道左派政党。 | ||
Line 361: | Line 491: | ||
民主主義連合解体のゴタゴタに紛れつつ結党された。 | 民主主義連合解体のゴタゴタに紛れつつ結党された。 | ||
かなり穏健な国民から支持されていた。 | かなり穏健な国民から支持されていた。 | ||
- | -''自由党''(Özgürlük Partisi/ÖP) | + | - ''自由党''(Özgürlük Partisi/ÖP) |
シンボルカラーは黄色。 | シンボルカラーは黄色。 | ||
社会自由主義を掲げ、社会主義経済の中での社会的な自由を訴える政党。 | 社会自由主義を掲げ、社会主義経済の中での社会的な自由を訴える政党。 | ||
Line 370: | Line 500: | ||
*地理 [#l52e68ac] | *地理 [#l52e68ac] | ||
+ | 国土の多くがケッペンの気候区分における地中海性気候に属するが、山岳部では気温が下がり高地地中海性気候や亜寒帯湿潤気候となる地域も存在する。冬には山岳部では降雪も見られる。 | ||
+ | 多くの地域において耐乾性の強い硬葉樹林が多く見られるが、冬の寒さが厳しい山岳部では針葉樹林がよく見られる。 | ||
+ | 旧世界時代にその原産地だったチューリップはフリューゲルにおいても栽培が続けられており、トルキーの主要輸出作物の一角をも担っている。 | ||
+ | その他気候を生かしたオリーブやコルクガシ、オレンジなど加工向けや嗜好品向けの作物の栽培が多い。 | ||
+ | 主食の小麦は内陸部のやや乾燥する地域においての栽培が特に多い。沿岸部・内陸部共に小麦のほとんどは冬に栽培される。 | ||
+ | 家畜は乾燥を好む羊やヤギが飼育される。 | ||
*文化 [#wa40cba5] | *文化 [#wa40cba5] | ||
Line 375: | Line 511: | ||
一方で独自の文化から生まれた料理も根付き、その代表例としてケバブが挙げられる。 | 一方で独自の文化から生まれた料理も根付き、その代表例としてケバブが挙げられる。 | ||
トルキー文化の代表としてよく挙げられることが多く、トルキーの一種の象徴的な存在にもなっている。 | トルキー文化の代表としてよく挙げられることが多く、トルキーの一種の象徴的な存在にもなっている。 | ||
- | またイスラーム国家でありながら、トルキーでの宗教事情が非常に世俗化したものであるということから、飲酒は自由に行われている。 | + | またイスラム教国家でありながら、トルキーでの宗教事情が非常に世俗化したものであるということから、飲酒は自由に行われている。 |
*国民 [#ka89947c] | *国民 [#ka89947c] | ||
Line 383: | Line 519: | ||
**宗教 [#b1bae6b2] | **宗教 [#b1bae6b2] | ||
社会主義国家であるが、信仰の自由は存在している。 | 社会主義国家であるが、信仰の自由は存在している。 | ||
- | イスラーム教スンニ派を国教とし、その他の少数宗教も認めている。 | + | イスラム教スンニ派を国教とし、その他の少数宗教も認めている。 |
- | イスラーム教が96.2%、トルキー正教会が1.1%、その他が2.7%となっている。 | + | イスラム教が96.2%、トルキー正教会が1.1%、その他が2.7%となっている。 |
- | そのうちイスラーム教の宗派は83%がスンニ派で、13%がアレヴィー派、残りの4%はその他の宗派である。 | + | そのうちイスラム教の宗派は83%がスンニ派で、13%がアレヴィー派、残りの4%はその他の宗派である。 |
+ | トルキーにおける宗教形態は非常に世俗的なものとなっており、戒律を全て厳格に守る信者らは少ない。 | ||
+ | また政治の場では憲法によって厳格な政教分離が定められており、トルキーの政治家において宗教の話題は重大なタブーとなっている。 | ||
**言語 [#r557adbb] | **言語 [#r557adbb] | ||
Line 399: | Line 537: | ||
外交使節を送った/送られた国のみ。順は特に意味はなし。必ずしも政府の公式見解とは一致しない。 | 外交使節を送った/送られた国のみ。順は特に意味はなし。必ずしも政府の公式見解とは一致しない。 | ||
|国名|備考|h | |国名|備考|h | ||
- | |カルセドニー連合|国交樹立時はカルセドニー島共和国。建国の際多大な支援を送ってくれた国。| | + | |カルセドニー社会主義連邦共和国|同じ社会主義国家。国交樹立時はカルセドニー島共和国。建国の際多大な支援を送ってくれた国。| |
|ヘルトジブリール社会主義共和国|同じ社会主義国家。SSpact加盟国。| | |ヘルトジブリール社会主義共和国|同じ社会主義国家。SSpact加盟国。| | ||
|ヴェールヌイ社会主義共和国|同じ社会主義国家。SSpact加盟国。| | |ヴェールヌイ社会主義共和国|同じ社会主義国家。SSpact加盟国。| | ||
- | |ヨリクシ共和国|-| | + | |ヨリクシ共和国|現在長期の鎖国中である。| |
|レゴリス帝国|-| | |レゴリス帝国|-| | ||
- | |西岸州独立連合共和国|かつての植民地であり、様々な問題を乗り越えながら別々の国家となった修正資本主義国家。同胞であるということもあり印象は良好である。国交樹立の際に諸問題を解決しており、さらに関係は深くなっていくものと思われる。SSpact加盟国。| | + | |西岸州独立連合共和国|かつての植民地であり、様々な問題を乗り越えながら別々の国家となった修正資本主義国家。現在長期の鎖国中である。SSpact加盟国。| |
|ストリーダ王国|-| | |ストリーダ王国|-| | ||
|ガトーヴィチ帝国|-| | |ガトーヴィチ帝国|-| | ||
+ | |ロムレー湖畔共和国|-| | ||
+ | |ローレル共和国|-| | ||
+ | |タヂカラオ国|-| | ||
|トラハト=ラシュハ連合王国|-| | |トラハト=ラシュハ連合王国|-| | ||
+ | |ギルガルド社会主義共和国|同じ社会主義国家。SSpact加盟国。| | ||
+ | |カドレン共和国|-| | ||
+ | |ライン共和国|-| | ||
+ | |ミルズ皇国|-| | ||
-かつて存在した国家 | -かつて存在した国家 | ||
|国名|備考|h | |国名|備考|h | ||
- | |セビージャ北部臨時政府|旧セビーリャ自由共和国。現共同管理区域セビーリャ。かつて国際問題を引き起こしており、言動には注視が必要である。| | + | |セビージャ北部臨時政府|旧セビーリャ自由共和国。現セビーリャ自治政府。現在は大規模な集約農業が行われ、フリューゲルの食料事情を支える地域の1つとなっている。| |
|フランク連邦|-| | |フランク連邦|-| | ||
|成蘭連邦王国|-| | |成蘭連邦王国|-| | ||
Line 424: | Line 569: | ||
|シャムレー民主共和国|同じ社会主義国家。| | |シャムレー民主共和国|同じ社会主義国家。| | ||
|ラシニア社会共和国|修正資本主義を採用する国家。| | |ラシニア社会共和国|修正資本主義を採用する国家。| | ||
+ | |中夏人民共和国|同じ社会主義国家。| | ||
+ | |冰州連合|-| | ||
//|国名|友好度|国交があるかないか|例えば軍事同盟を結成しているか等| | //|国名|友好度|国交があるかないか|例えば軍事同盟を結成しているか等| |
- トルキー社会主義共和国 のバックアップ一覧
- トルキー社会主義共和国 のバックアップの現在との差分(No. All)
- 1: 2016-03-17 (木) 23:35:58 akai
- 2: 2016-06-25 (土) 14:54:45 akai
- 3: 2016-07-01 (金) 14:42:19 akai
- 4: 2016-07-02 (土) 23:19:45 akai
- 5: 2016-07-04 (月) 20:00:20 akai
- 6: 2016-08-01 (月) 21:05:06 akai
- 7: 2016-08-07 (日) 20:16:13 akai
- 8: 2016-08-14 (日) 22:56:36 akai
- 9: 2016-08-21 (日) 16:02:26 akai
- 10: 2016-08-22 (月) 01:05:45 akai
- 11: 2016-09-02 (金) 18:13:08 akai
- 12: 2016-09-08 (木) 20:40:18 akai
- 13: 2016-09-09 (金) 18:00:17 akai
- 14: 2016-09-16 (金) 18:17:50 akai
- 15: 2016-09-17 (土) 16:00:49 akai
- 16: 2016-09-17 (土) 23:00:14 akai
- 17: 2016-09-18 (日) 13:05:51 akai
- 18: 2016-09-20 (火) 21:39:54 akai
- 19: 2016-09-21 (水) 23:46:54 akai
- 20: 2016-09-22 (木) 19:00:08 akai
- 21: 2016-09-27 (火) 20:24:00 akai
- 22: 2016-09-28 (水) 19:50:35 akai
- 23: 2016-10-08 (土) 21:34:51 akai
- 24: 2016-10-09 (日) 17:51:21 akai
- 25: 2016-10-13 (木) 18:39:30 akai
- 26: 2016-11-24 (木) 18:50:31 akai
- 27: 2016-12-03 (土) 13:11:06 akai
- 28: 2016-12-07 (水) 20:01:18 akai
- 29: 2016-12-10 (土) 13:51:44 akai
- 30: 2016-12-18 (日) 15:42:38 akai
- 31: 2016-12-19 (月) 20:47:01 akai
- 32: 2017-02-24 (金) 23:28:14 akai
- 33: 2017-03-17 (金) 19:21:38 akai
- 34: 2017-05-23 (火) 23:05:09 akai
- 35: 2017-06-25 (日) 23:31:43 akai
- 36: 2017-07-20 (木) 19:07:57 akai
- 37: 2017-07-22 (土) 06:49:05 akai
- 38: 2017-07-29 (土) 16:52:09 akai
- 39: 2018-10-16 (火) 01:43:58 akai
- 40: 2018-10-17 (水) 03:16:54 akai
- 41: 2018-10-17 (水) 20:55:48 akai
- 42: 2018-10-19 (金) 00:32:24 akai
- 43: 2018-12-18 (火) 23:47:31 akai
- 44: 2018-12-19 (水) 21:26:59 akai
- 45: 2018-12-22 (土) 17:39:50 akai
- 46: 2018-12-24 (月) 16:24:22 akai
- 47: 2018-12-24 (月) 21:41:21 akai
- 48: 2018-12-28 (金) 22:01:10 akai
- 49: 2019-01-02 (水) 23:45:44 akai
- 50: 2019-01-08 (火) 00:19:06 akai
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