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8: 2016-08-22 (月) 21:58:42 nazonohito ソース 現: 2018-03-06 (火) 11:47:27 nazonohito ソース
Line 1: Line 1:
 +この記事は7世紀後半時点でのカルセドニー島共和国について解説している。
 +現在の状況はカルセドニー連合やカルセドニー革命、カルセドニー史に詳しい。
 +
|正式国名|カルセドニー島共和国| |正式国名|カルセドニー島共和国|
|英名|Republic of Chalcedony Island| |英名|Republic of Chalcedony Island|
Line 5: Line 8:
|最大の都市|ウエストカーネリアン| |最大の都市|ウエストカーネリアン|
|建国|616年11月初旬| |建国|616年11月初旬|
-|面積|25.2万平方km(649年2月初旬時点)|+|現政体確立|621年5月中旬| 
 +|崩壊|703年7月初旬|
|言語|英語、日本語| |言語|英語、日本語|
-|元首|リヨネ・アメシスト大統領(651年~現在)|+|元首|リヨネ・アメシスト大統領(675年~703年)|
|政体|大統領制| |政体|大統領制|
-|通貨|Va((現在、新通貨の導入を検討している。))|+|通貨|Va
 +|国歌|進め、勝利は我にあり!&color(#FFFFFF,#FFFFFF){[[ :https://www.youtube.com/watch?v=HApoVEMDWEU]]};|
|所属同盟|ナウラ条約| |所属同盟|ナウラ条約|
Line 18: Line 23:
*地理 [#sb56dec7] *地理 [#sb56dec7]
- &ref(T23740.png){空撮写真}; + &ref(T24693.png){空撮写真}; 
-&size(10){659年6月初旬時点の空撮写真(当時の人口:6718万7000人)};+&size(10){685年11月下旬時点の空撮写真(当時の人口:7718万人)}; 
 + 
 +**市 [#b63e1b00]
 共和国の地方行政区画は「市」を単位に成り立っており、中心都市が形成された地域が順に市として扱われることとなっていた。また、中心都市が存在しない地域に関しては開発途上区とされ、共和国政府の直接の管轄のもと開発を進めることになっていた。627年の憲法では、市も「指定都市」とそれ以外の都市に分けられ、指定都市には選挙上の優遇が認められることとなった。しかし、659年に制度が改定され、現代都市が建設されていない地域も市として対等の扱いを受けるようになり、また、開発途上区は周辺の市へ編入され消滅した。  共和国の地方行政区画は「市」を単位に成り立っており、中心都市が形成された地域が順に市として扱われることとなっていた。また、中心都市が存在しない地域に関しては開発途上区とされ、共和国政府の直接の管轄のもと開発を進めることになっていた。627年の憲法では、市も「指定都市」とそれ以外の都市に分けられ、指定都市には選挙上の優遇が認められることとなった。しかし、659年に制度が改定され、現代都市が建設されていない地域も市として対等の扱いを受けるようになり、また、開発途上区は周辺の市へ編入され消滅した。
 + 659年の法律改正で、指定都市の制度はなくなり、各市には人口に比例した議席が与えられることになった。議席数はおおむね人口50万人につき1人である。以下に市として定められている地域を示す。人口などのデータは659年11月のものである。順番は旧制度化において指定都市として認められた順である。
#region(市) #region(市)
-**市 [#b63e1b00] 
- 659年の法律改正で、指定都市の制度はなくなり、各市には人口に比例した議席が与えられることになった。議席数はおおむね人口50万人につき1人である。以下に市として定められている地域を示す。人口などのデータは659年11月のものである。順番は旧制度化において指定都市として認められた順である。+-1.クリソプレーズ首都特別区
-***(1)クリソプレーズ首都特別区 [#t75ac924]+ (9,11)地点のクリソプレーズ市を中心としたクリソプレーズ首都特別区はその名の通り首都機能が置かれている。クリソプレーズ市は共和国民が初めて入植した地であり、長い歴史を持っている。過去に、第2次都市化闘争(620年9月)、巨大隕石の落下(621年9月)、火災(同)の3回にわたって壊滅的な被害を受けているが、その都度復興を果たしている。首都圏の内北東部の2ヶ所の近郊住宅地は621年の巨大隕石の被害を免れたため、現時点で国内最古の市街地が広がっている。 
 + 685年の国土再開発計画により、南西部に新市街(現代都市)が建設され経済的な重みも増しつつある。
- (9,11)地点のクリソプレーズ市を中心としたクリソプレーズ首都特別区はその名の通り首都機能が置かれている。クリソプレーズ市は共和国民が初めて入植した地であり、長い歴史を持っている。過去に、第2次都市化闘争(620年9月)、巨大隕石の落下(621年9月)、火災(同)の3回にわたって壊滅的な被害を受けているが、その都度復興を果たしている。人口は首都圏全体で340万人。このうち北東部の3ヶ所の近郊住宅地は621年の巨大隕石の被害を免れたため、現時点で国内最古の市街地が広がっている。+-2.クリストバライト市
-***(2)クリストバライト市 [#r4fe08be]+ (11,14)のクリストバライト市とその周辺都市圏を含み、人口は首都圏を上回っている。現代都市建設以来ジャスパー市に次ぐ共和国の商業地区であり、国の富の多くがこの地へ集まる。過去に目立った災害の被害も受けず、共和国最大の繁栄を謳歌している。ジャスパー市の国営市場の解体に伴い国内商業における重みが増してきたが、他地域も発展しているため現時点では比率的な重要性は下がった。
- (11,14)のクリストバライト市とその周辺都市圏を含み、人口は575万人と首都圏を上回っている。現代都市建設以来ジャスパー市に次ぐ共和国の商業地区であり、国の富の多くがこの地へ集まる。過去に目立った災害の被害も受けず、共和国最大の繁栄を謳歌している。ジャスパー市の国営市場の解体に伴い国内商業における重みが増してきたが、他地域も発展しているため現時点では比率的な重要性は下がった。+-3.カーネリアン市
-***(3)カーネリアン市 [#jfeb7adb]+ 現在のカーネリアン市の中心地は(8,8)だが、南東部の旧市街はカーネリアン入植地としてクリソプレーズ市に並ぶ長い歴史を持ち、クリソプレーズ市とは異なり災害の被害もなく発展を続けてきた。また、市街南西部の「建国記念碑」はカーネリアン入植地とリヨル・カーネリアン暫定総督を記念して644年9月に建設された。
- 現在のカーネリアン市の中心地は(8,8)だが、南東部の旧市街はカーネリアン入植地としてクリソプレーズ市に並ぶ長い歴史を持ち、クリソプレーズ市とは異なり災害の被害もなく発展を続けてきた。現在の人口は520万人。また、市街南西部の「建国記念碑」はカーネリアン入植地とリヨル・カーネリアン暫定総督を記念して644年9月に建設された。+-4.サードオニクス市
-***(4)サードオニクス市 [#ja0f1849]+ (11,9)地点のサードオニクス市はカーネリアン市とアゲート市の中間に位置することから名付けられた。ハギワ・サードオニクス前防衛委員長の基盤地域であり、住民にもタカ派が多い。625年に指定都市として認められ、人口は国内最大級である。
- (11,9)地点のサードオニクス市はカーネリアン市とアゲート市の中間に位置することから名付けられた。ハギワ・サードオニクス前防衛委員長の基盤地域であり、住民にもタカ派が多い。625年に指定都市として認められ、人口は570万人で国内最大級である。+-5.ウェストカーネリアン市
-***(5)ウェストカーネリアン市 [#lc870278]+ (6,10)地点に位置する都市で、627年9月に指定都市化が認められた。都市が建設される際に、住民がカーネリアン市の歴史に因んでこの名前が採用された。現在でもカーネリアン市との経済的なつながりは大きい。
- (6,10)地点に位置する都市で、627年9月に指定都市化が認められた。都市が建設される際に、住民がカーネリアン市の歴史に因んでこの名前が採用された。人口は市街のみだと570万人だが、周辺の農村地域(659年の制度改正で開発途上区から編入)を含めると685万人で、人口の点では国内最大である。+-6.コーサイト市
-***(6)コーサイト市 [#e06afadb]+ (6,7)に位置するカルセドニー島西北端の都市。630年7月に指定都市とされた。この都市は初めて計画都市として都市化され、人口は他の指定都市に比べやや少ないものの、公共設備は非常に充実している。
- (6,7)に位置するカルセドニー島西北端の都市。630年7月に指定都市とされた。この都市は初めて計画都市として都市化され、人口は周辺地域込みで533万人と他の指定都市に比べやや少ないものの、公共設備は非常に充実している。+-7.アゲート市
-***(7)アゲート市 [#v33c4a6c]+ (13,11)地点のアゲート市街とその周辺地区を含む。この地域は国内で最も反政府派の活動が活発であり、第2次都市化闘争の際は市南東部で反乱が発生、軍の駐屯地が襲撃される事態にまで発展した。そのせいか、政府には長らく指定都市として認められてこなかったが、632年1月の世界的社会不安の際に指定都市化を求めるデモ活動が発生、4月に指定都市化が認められた。その後左派が政権を獲得してから大幅なてこ入れが行われ、現在は他の都市に引けを取らない人口を持つ。
- (13,11)地点のアゲート市街とその周辺地区を含む。この地域は国内で最も反政府派の活動が活発であり、第2次都市化闘争の際は市南東部で反乱が発生、軍の駐屯地が襲撃される事態にまで発展した。そのせいか、政府には長らく指定都市として認められてこなかったが、632年1月の世界的社会不安の際に指定都市化を求めるデモ活動が発生、4月に指定都市化が認められた。その後左派が政権を獲得してから大幅なてこ入れが行われ、現在は445万人の人口を持つ。+-8.アメシスト市
-***(8)アメシスト市 [#t178a82e]+ (10,6)に位置するエライ海岸の都市。リヨネ現大統領の出身地であり、北部では珍しく民政党の支持が厚い。639年1月に指定都市とされ、685年に宗教設備の誘致も行われるなど話題の多い都市である。
- (10,6)に位置するエライ海岸の都市。リヨネ現大統領の出身地であり、北部では珍しく民政党の支持が厚い。639年1月に指定都市とされ、現時点での人口は505万人である。+-9.ムトロライト市
-***(9)ムトロライト市 [#i40f0e93]+ (8,5)に位置するカルセドニー最北の都市。「空いたスペースに押し込んだ」(政府関係者)と言われる強引な都市配置で知られ、市街地の一部は海へ張り出している。643年2月に「北部地域最後の現代都市」として指定都市となった。その後人口拡大策も取られ、「現代都市の標準形」と言われる570万人の人口((現代都市・防災都市・近郊住宅地5か所でこの人口になる。))を有している。
- (8,5)に位置するカルセドニー最北の都市。「空いたスペースに押し込んだ」(政府関係者)と言われる強引な都市配置で知られ、市街地の一部は海へ張り出している。643年2月に「北部地域最後の現代都市」として指定都市となった。人口は455万人で、アゲート市に並び国内最小規模の現代都市である。+-10.アメトリン市
-***(10)ノースジャスパー市 [#dc7bc0ce]+ もともとジャスパー市は国営市場が建設されている商業地区だったが、国営市場の解体に伴い南北に分割され、(13,8)に中心市街がある北部のみが643年6月にムトロライト市に続いて「ノースジャスパー市」として指定都市となった。675年にレハシ大統領が本市の市庁舎ビルで暗殺された。 
 + その後、685年の国土再開発計画により南東にシトリン市が建設されるにあたって名称を変更し現在の名称となる。この名称変更にはレハシ暗殺による負のイメージを払拭したいとの市の意向が働いていたという。
- もともとジャスパー市は国営市場が建設されている商業地区だったが、国営市場の解体に伴い南北に分割され、(13,8)に中心市街がある北部のみが643年6月にムトロライト市に続いて指定都市となった。現時点での人口は595万人である。+-11.ブラッドストーン市
-***(11)ブラッドストーン市 [#rc8a5f34]+ (9,16)地点に位置する都市で、アルマンディン海峡に面している。ブラッドストーンはヘリオトロープと同じ石を指し、事実上のヘリオトロープ市の衛星都市として計画されたが、海に面しているメリットを生かし経済が発展、ヘリオトロープ市に先駆けて646年12月に指定都市となった。
- (9,16)地点に位置する都市で、アルマンディン海峡に面している。ブラッドストーンはヘリオトロープと同じ石を指し、事実上のヘリオトロープ市の衛星都市として計画されたが、海に面しているメリットを生かし経済が発展、ヘリオトロープ市に先駆けて646年12月に指定都市となった。現在も発展途上で、現時点の人口は482万人だが、最終的には560万人の人口を有すると想定されている。+-12.ヘリオトロープ市
-***(12)ヘリオトロープ市 [#y16787ec]+ (12,17)地点に位置し、共和国の最南端にある市である。ヘリオトロープとは、「太陽を呼び戻す石」の意で、最南端、という位置が最も太陽に近い位置であることから命名された。652年10月に指定都市とされた、現在最も若い市である。 
 + その後、さらに南方にユーファストーン市、スティショバイト市が建設されたため「最南端の都市」ではなくなったが、歴史的な名前は今後も使われ続ける。
- (12,17)地点に位置し、共和国の最南端にある市である。ヘリオトロープとは、「太陽を呼び戻す石」の意で、最南端、という位置が最も太陽に近い位置であることから命名された。652年10月に指定都市とされた、現在最も若い市である。人口は現時点で417万人である。+-13.ジャスパー市
-***(13)モスアゲート市 [#v47bfe95]+ (15,12)地点に位置する都市で、以前は「サウスジャスパー市」と呼ばれていた。しかし、685年の国土再開発計画の関連でノースジャスパー市がアメトリン市に改名することとなり、サウスジャスパー市はジャスパー市に呼称が変更された。もともと、ジャスパー市というのはこの地域及びその北部の商業地域の名称であったので、元に戻った、という方が当たっている。
- (14,14)地点に位置する都市。アゲート市が実施した南部開拓運動により成立した地域なので、この名がある。経済的にはアゲート市との関係が非常に強い。そのためか、現時点でも現代都市の設置が認められていない。この地域は商業が未発達で、多くの住民がスペサルタイト島行政区の農場に通勤している。人口は207万人で、指定都市に比べると少ない。+-14.モスアゲート市
-***(14)サウスジャスパー市 [#f53cc222]+ (14,14)地点に位置する都市。アゲート市が実施した南部開拓運動により成立した地域なので、この名がある。経済的にはアゲート市との関係が非常に強い。そのためか、現時点でも現代都市の設置が認められていなかったが、近年「国内最後の現代都市」として建設が認められた。しかし、国際社会の商業力低下に伴い685年に国土再開発計画が決定されたため、「最後の」現代都市ではなくなった。
- (15,12)の防災都市を中心とした地域で、本来は市制が認められない状況だが、ジャスパー市の南北分割の際に例外的に市として認められた。一部の住民はすぐ北の国営市場へ通勤しているが、大部分は農業に従事している。ジャスパー市時代は繁栄していた地域だが、その経済力は全てノースジャスパー市に吸収されてしまい、国内の最貧地域となっている。人口は154万人で、労働力の市街流出が著しい。+-15.ユーファストーン市 
 + 
 + 685年の国土再開発計画の第1弾として建設された港湾都市。本土の最南端に位置し、南部にはアルフィク海が広がる。本市の建設費用は半分以上アゲート・モスアゲート両市の出資により賄われており、両市との経済関係が深い。 
 + 
 +-16.シトリン市 
 + 
 + 685年の国土再開発計画の第2弾として建設された都市。ノースジャスパー市が主に出資し、ノースジャスパー市はこれを記念して「アメトリン」市に改名した。なお、アメトリンはアメシストとシトリンのまじりあった石の名称であり、アメシスト市とシトリン市の中間にあることから決定された名称である。 
 + 
 +-17.スティショバイト市 
 + 
 +  685年の国土再開発計画の最後に建設された現代都市。パイロープ島行政区の中央に位置している。この地域は軍の管轄域であり、軍は強く反発したが結果的に経済的な理由で建設が決定された。市名はそのまま「パイロープ」とすることも予定されていたが、移住予定者の団体がこの名称を希望し、結局この名になった。国内初めての「カルセドニー島外の」現代都市である。
#endregion #endregion
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 現在の制度では共和国行政区として市に属さない共和国に直属する地域が定められている。共和国行政区として以下の地域が定められている。  現在の制度では共和国行政区として市に属さない共和国に直属する地域が定められている。共和国行政区として以下の地域が定められている。
-***[A]アルマンディン島行政区 [#mff9d56c]+#region(共和国行政区)
- 首都南方に建設された人工島で、軍事工場や畜産場など、国有施設が集中している。+-A.アルマンディン島行政区 [#mff9d56c]
-***[B]スペサルタイト島行政区 [#i53b0830]+ 首都南方に建設された人工島で、軍事工場や畜産場など、国有施設が集中していた。現在は食肉の生産を終了、森林地帯とロケット基地が整備されている。 
 + 
 +-B.スペサルタイト島行政区 [#i53b0830]
 アルマンディン島よりさらに南西、国家領域の南西端に建設されたアルマンディン島の倍の面積を持つ巨大な人工島で、こちらは農業特区とされている。同地域の農業規模は500万人規模に達し、国家全体の食料を賄っている。  アルマンディン島よりさらに南西、国家領域の南西端に建設されたアルマンディン島の倍の面積を持つ巨大な人工島で、こちらは農業特区とされている。同地域の農業規模は500万人規模に達し、国家全体の食料を賄っている。
-***[C]パイロープ島行政区 [#m7a23c3c]+-C.パイロープ島行政区 [#m7a23c3c]
- 領域の南東部に建設されたスペサルタイト島と同面積の人工島で、こちらは沿岸部に大森林が整備されている。同地には大規模な軍事工場が所在するため、特に認められた国家公務員とその家族以外は同行政区への立入が禁止されている。+ 領域の南東部に建設されたスペサルタイト島と同面積の人工島で、こちらは沿岸部に大森林が整備されている。同地には大規模な軍事工場が所在するため、特に認められた国家公務員とその家族以外は同行政区への立入が禁止されている。しかし、経済的な理由で685年に現代都市が建設された。
-***[D]ウバロバイト島行政区 [#f7e00db3]+-D.ウバロバイト島行政区 [#f7e00db3]
 スペサルタイト島の東に造成された人工島。  スペサルタイト島の東に造成された人工島。
-***[E]グロッシュラーライト島行政区 [#q2c81b51]+-E.グロッシュラーライト島行政区 [#q2c81b51]
- 国内における特有の生物などを保護する目的でアルフィク海の南部にあった小島を拡大、国立公園が整備された。+ 国内における特有の生物などを保護する目的でアルフィク海の南部にあった小島を拡大、国立公園が整備された。2つの島に分かれているが、それぞれグロッシュラーライト南島、北島と呼称される。北島は聖樹地域である。
-***[a]ムトロライト工業区 [#q901bd28]+#endregion
- ムトロライト市北西に建設された建材工場群。この地域で製造された建材は共和国の主要な外貨獲得手段となっている。+**その他地域 [#p8364fa5]
-***[b]ジャスパー工業区 [#f79c996c]+ 行政区ではないが、政府などが保有している地域を示す。
- ジャスパー市北部の軍事・建材工場群。+#region(その他地域)
-***[c]エライ海岸工業区 [#t09e3c92]+-a.ジャスパー工業区 [#f79c996c]
- ジャスパー市東部の建材工場・畜産場群。この地区の畜産場で生産される食肉ははアルマンディン島行政区のものとは若干風味が異なる。+ ノースジャスパー市(現アメトリン市)北部の軍事工場群。上の航空写真では685年に発生した地震の被害で壊滅、修復されていない場所がある。
-***[d]宗教地区 [#r3a7b3ee]+-b.宗教地区 [#r3a7b3ee]
 634年~635年にかけて整備された宗教地区。ゾロアスター教やキリスト教など、国内で比較的少数派の宗教者のための施設が並ぶ。  634年~635年にかけて整備された宗教地区。ゾロアスター教やキリスト教など、国内で比較的少数派の宗教者のための施設が並ぶ。
-***[e]ジャスパー特別区 [#w91dfec3]+-c.国会議事堂 [#w91dfec3]
- ジャスパー宇宙センター、国会議事堂など旧ジャスパー市のうち特に国家財産とされるものが並ぶ。共和国の「第二の首都」と呼ばれることもある。+ 共和国議会がここで開かれる。1000平方キロの巨大な敷地を持っており、議会側は「テロ対策だ」としているが、「土地の無駄遣い」と非難する声も上がっている。
-***[f]ジャスパーランド [#u6b3c9b8]+-d.ジャスパー宇宙センター
- 巨大遊園地。「何とかマウス」の類が人気を集めている。+ 数々の人工衛星が打ち上げられたロケット打ち上げ基地。空軍ではなく陸軍の管轄である。 
 + 
 +-e.ヨリクシ軍駐屯地 
 + 
 + ヨリクシ共和国の軍が駐屯している。同国の高い災害対応能力は世界に知られており、駐屯地建設の話が持ち上がった時は国中で誘致合戦が行われた。 
 + 
 +-f.ジャスパーランド [#u6b3c9b8] 
 + 
 + 政府が巨額の予算を投じて作り上げた巨大遊園地。「何とかマウス」の類が人気を集めている。 
 + 
 +-α.クリソプレーズ鉱山 
 + 
 + ウラン鉱の採掘がおこなわれている鉱山。 
 + 
 +-β.エライ鉱山島 
 + 
 + 鉄鉱⇒ウラン鉱⇒銀鉱⇒ウラン鉱と採掘される資源が高頻度で変わることで知られている。現在はウラン鉱が採掘されている。 
 + 
 +#endregion
*歴史 [#jc5369bc] *歴史 [#jc5369bc]
 +
 + カルセドニー史も参照のこと。
 +
**前史 [#iaea8adf] **前史 [#iaea8adf]
 旧世界北極海域の諸島を束ねていた国家(フリューゲル世界では単に”連邦”と呼ばれる)の政府が、世界全体の急速な衰退を憂慮し、恒星間移民プロジェクト「カルセドニー計画」を実施、それに参加した連邦住民が入植した場所がカルセドニー島である。連邦は有人宇宙船の打ち上げ経験がなく、気象・観測衛星等と同様のロケットを若干改良しただけの物で実施したため、計画に参加した多くの人々のうち、無事にフリューゲルまでたどり着いたのはごく一部に過ぎなかった。  旧世界北極海域の諸島を束ねていた国家(フリューゲル世界では単に”連邦”と呼ばれる)の政府が、世界全体の急速な衰退を憂慮し、恒星間移民プロジェクト「カルセドニー計画」を実施、それに参加した連邦住民が入植した場所がカルセドニー島である。連邦は有人宇宙船の打ち上げ経験がなく、気象・観測衛星等と同様のロケットを若干改良しただけの物で実施したため、計画に参加した多くの人々のうち、無事にフリューゲルまでたどり着いたのはごく一部に過ぎなかった。
- 連邦と移民船団との通信はロケット打ち上げ後まもなくして途絶(連邦はこの時点で滅亡したと考えられている)、計画参加者は連邦の指示なくしての独自行動を強いられることになったが、国民の連邦の一員としての意識は強かったため、初期の国名には「入植地」をつけ、連邦の構成区画であることを強調していた。+ 連邦と移民船団との通信はロケット打ち上げ後まもなくして途絶(連邦はこの時点で滅亡したと考えられている)、計画参加者は連邦の指示なくしての独自行動を強いられることになったが、国民の連邦の一員としての意識は強かったため、初期の国名には「入植地」をつけ、独立国家ではなく連邦の構成区画であることを強調していた。
**入植地時代~憲法施行まで [#mb3ad941] **入植地時代~憲法施行まで [#mb3ad941]
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 630年12月に行われた第1回大統領選挙の結果、リヨン・ジャスパーは正式に初代大統領として国民の支持を得ることとなった。国内、特に南部では発展が抑えられているとしてリヨンに否定的な見方も強いが、中西部の人口過密地帯ではリヨンの指示が厚く、これが結果的に大統領としての地位を盤石にしている。リヨンは憲法の制定にもかかわっており、自分の当選に有利な選挙制度を作ったと一部の強硬派は非難している。  630年12月に行われた第1回大統領選挙の結果、リヨン・ジャスパーは正式に初代大統領として国民の支持を得ることとなった。国内、特に南部では発展が抑えられているとしてリヨンに否定的な見方も強いが、中西部の人口過密地帯ではリヨンの指示が厚く、これが結果的に大統領としての地位を盤石にしている。リヨンは憲法の制定にもかかわっており、自分の当選に有利な選挙制度を作ったと一部の強硬派は非難している。
- 大統領就任後は積極的な内政・外交政策を展開、任期満了に伴う640年の第2回大統領選挙において再選を果たした。ただ、2期目となった640年代の外交政策では問題が目立ち、リヨンは次期大統領選に出馬しないことを表明した。その結果、650年末をもって大統領職を引いたが、大統領府の「ご意見番」的な立場で今だそれなりの発言力を有している。+ 大統領就任後は積極的な内政・外交政策を展開、任期満了に伴う640年の第2回大統領選挙において再選を果たした。ただ、2期目となった640年代の外交政策では問題が目立ち、健康状態の悪化もあってリヨンは次期大統領選に出馬しないことを表明した。その結果、650年末をもって大統領職を引いたが、その後も大統領府の「ご意見番」的な立場で今だそれなりの発言力を有していた。660年代に入って完全に政界から引退、669年に死去した。 
 + 621年から30年にわたり国家指導者を務めたリヨン・ジャスパーは「共和国発展の父」として永遠にその名が記憶されることだろう。
-***リヨネ・アメシスト政権【民政党・社会民主党】(651年1月~) [#r2a9498c]+***第1次リヨネ・アメシスト政権【民政党・社会民主党】(651年1月~670年12月) [#r2a9498c]
 リヨン大統領が出馬しなかった第3回大統領選挙において、リヨネ・アメシストは現職の外務委員長としての経験の豊富さなどが評価され、当時の野党民政・社会民主両党の推薦を受けて大統領選挙に出馬、与党勢力を破り大統領に就任した。おりしもヴァノミス危機など国際情勢が極めて不安定であり、ENECの盟主であるウェールリズセ連邦共和国、その対抗勢力の中で最も影響力のあるエルツ帝国双方と外相会談を行った経験のあるリヨネは大きな期待を内外から寄せられることになった。  リヨン大統領が出馬しなかった第3回大統領選挙において、リヨネ・アメシストは現職の外務委員長としての経験の豊富さなどが評価され、当時の野党民政・社会民主両党の推薦を受けて大統領選挙に出馬、与党勢力を破り大統領に就任した。おりしもヴァノミス危機など国際情勢が極めて不安定であり、ENECの盟主であるウェールリズセ連邦共和国、その対抗勢力の中で最も影響力のあるエルツ帝国双方と外相会談を行った経験のあるリヨネは大きな期待を内外から寄せられることになった。
 リヨネ大統領はアルドラド・ヨリクシ両国とのナウラ条約調印など、外交面で大きな成果を挙げたとみなされ、660年の大統領選挙で再選を果たしたが、その直前に経済委員長が辞任に追い込まれる((これに関しては「セビーリャに国家順位を抜かれたせいだ」という憶測が広まっている。))など、経済分野では比較的弱みが目立っている。  リヨネ大統領はアルドラド・ヨリクシ両国とのナウラ条約調印など、外交面で大きな成果を挙げたとみなされ、660年の大統領選挙で再選を果たしたが、その直前に経済委員長が辞任に追い込まれる((これに関しては「セビーリャに国家順位を抜かれたせいだ」という憶測が広まっている。))など、経済分野では比較的弱みが目立っている。
 666年の社会保障改革の際は民政党の社会保障改革反対派を支持し、次回大統領選挙の際には左右分裂した民政党のうち、右派の支援で立候補することを表明した。これに対し社会民主党は次期大統領選挙で異なる候補を擁立することを表明するなど、議会と大統領の溝が広がっている。  666年の社会保障改革の際は民政党の社会保障改革反対派を支持し、次回大統領選挙の際には左右分裂した民政党のうち、右派の支援で立候補することを表明した。これに対し社会民主党は次期大統領選挙で異なる候補を擁立することを表明するなど、議会と大統領の溝が広がっている。
 + 670年の大統領選挙でリヨネは社会民主党のレハシ・ウェストカーネリアンに敗れ退任した。
 +
 +***レハシ・ウェストカーネリアン政権【社会民主党】(671年1月~675年2月) [#y3767dde]
 +
 + 660年代後半のリヨネ政権と社会民主党の不和は第5回大統領選挙における社会民主党の独自候補擁立につながった。社会民主党はその社会保障政策などで国内の労働者から高い支持を受け、レハシ・ウェストカーネリアン代表を大統領の座に送り込んだ。
 + レハシは大統領就任直後に将来的な「自主管理社会主義政策」の導入を宣言、国内に衝撃を与えた。しかし、議会の過半数を社会主義に否定的な勢力が占める状況でレハシ大統領は効果的な政策を行うことができず、次第にその評価は下がっていった。そして、最後には無政府共産主義者により暗殺されることとなった。
 + 就任時の圧倒的な民衆の歓声からは想像できなかった鮮血の結末をレハシ大統領は迎えることとなってしまった。
 +
 +***第2次リヨネ・アメシスト政権【国民党・民政党】(675年3月~703年6月) [#g529daa3]
 +
 + レハシ大統領の暗殺を受けて急きょ行われた第6回大統領選挙は、事実上の挙国一致候補となったリヨネ前大統領が圧倒的得票で当選を果たした。その後、リヨネはレハシ政権ほどの活発な外交活動は見せなくなったものの、それでもアウクシリア条約の締結など成果を上げ、680年に三選(4回目の当選)を果たした。この際に社会民主党は独自候補を擁立して敗れたため、651年からの社会民主党の政権参加は680年をもって終了した。
 +
 +***社会主義革命 [#w00f1f86]
 +
 + カルセドニー革命を参照。
**年表 [#j2939525] **年表 [#j2939525]
-#region(前史+ 
-|~海域暦|<|<|h +#region(年表
-|2274年頃|旧世界の衰退により連邦が完全に孤立する|<| + 
-|2275年頃|カルセドニー計画の実施|<| +***前史(海域暦) [#u2d8e232] 
-|2276年1月|連邦の孤立を象徴する「裸の王様」事件の発生|<| +-2274年頃:旧世界の衰退により連邦が完全に孤立する 
-|2276年半ば頃|カルセドニー計画参加船団と連邦の間の更新途絶|<|+-2275年頃:カルセドニー計画の実施 
 +-2276年1月:連邦の孤立を象徴する「裸の王様」事件の発生 
 +-2276年半ば頃:カルセドニー計画参加船団と連邦の間の更新途絶 
 + 
 +***610年代 [#p259726f] 
 +-616年11月:船団がフリューゲル世界に到着、入植が開始される。 
 +-同年11月:入植地として選ばれた無人島に、移民計画の名から「カルセドニー島」の名が冠せられる。 
 +-617年5月:カルセドニー島西方沖で津波が発生、20万人が犠牲となる。国内初の大規模災害。 
 +-同年7月:ノホ・ヘレコ連邦との間でウラン鉱山開発支援協定に調印。この際に成蘭連邦王国との間で貿易トラブルが発生した。 
 +-619年3月:議事堂が建設され、議会制民主主義が確立する。 
 +-同年9月:クリソプレーズ入植地に首都設備が建設される。 
 +-同年10月:初めて大規模な暴動が発生、災難賞を受賞する。 
 +-同年11月:総督府陸軍が暴動を鎮圧、政府の支持率が一時的に回復する。 
 + 
 +***620年代 [#h7941f4b] 
 +-620年7月:再び首都近郊で暴動が発生する。 
 +-同年9月:暴動の被害を恐れた住民が首都から逃亡し、首都機能が停止する。このとき、リヨル・カーネリアン暫定総督が暴徒に襲撃され重傷を負う。 
 +-同年9月:総督府は再び陸軍を派遣して暴動を鎮圧するも、反乱軍が出現して内戦に発展する(アゲート反乱)。 
 +-同年9月:ノホ・ヘレコ連邦軍の攻撃で反乱軍は鎮圧される。 
 +-621年5月:第1回首長選挙が行われ、リヨン・ジャスパー外務委員長が当選する。首長名が大統領、国名が「カルセドニー島共和国」に変更される。 
 +-同年9月:クリソプレーズ市南西に巨大隕石が落下、200万人超の死者・行方不明者が発生する。現在に至るまで国内最大の災害死者数を記録している。 
 +-622年3月:クリストバライト市に現代都市が建設される。国内初の現代都市。 
 +-624年9月:カーネリアン市に現代都市が建設される。 
 +-625年2月:サードオニクス市に現代都市が建設される。 
 +-627年9月:共和国憲法が正式に発布される。 
 +-同年9月:ウェストカーネリアン市に現代都市が建設される。 
 + 
 +***630年代 [#i335243f] 
 +-630年7月:コーサイト市に現代都市が建設される。 
 +-同年12月:第1回大統領選挙が行われ、リヨン・ジャスパー大統領が65%の支持を集め正式に大統領に就任する。 
 +-631年9月:セビーリャ共和国で発生した反乱を空軍が鎮圧、海賊船を除いて初めて国防軍が戦果を挙げる。 
 +-632年1月:世界同時社会不安が発生、政権支持率が一時19%まで低下する。 
 +-632年4月:アゲート市に現代都市が建設される。 
 +-同年10月:クリストバライト市で資源輸出国9か国による国際会議が開催される。 
 +-633年11月:気象衛星「アルデバラン1」の打ち上げが行われるが、大気圏内で制御不能となり自爆、打ち上げは失敗する。 
 +-634年6月:旧クイーンズ連邦((当時大フリューゲル帝国を名乗っていたが、共和国はこの名称を認めず、公式の外交文書以外では旧ク連と呼称している))から宣戦される。 
 +-同年7月:旧ク連の敗戦を受け、政府は戦時体制を解除。 
 +-635年10月:国際指標上の先進国入りを建国から19年で達成。 
 +-636年5月:気象衛星「アルデバラン2」の打ち上げに成功。 
 +-同年7月:セビーリャ民主共和国への対応をめぐりウェールリズセ連邦共和国との関係悪化。 
 +-638年4月:観測衛星「ベテルギウス1」の打ち上げに成功。 
 +-638年12月:ジャスパー市にサンジラが出現。空軍が即時撃退に成功する。 
 +-639年1月:アメシスト市に現代都市が建設される。 
 + 
 +***640年代 [#x68c9a62] 
 +-640年11月:第2回大統領選挙でリヨン・ジャスパー大統領が再選。 
 +-643年2月:ムトロライト市に現代都市が建設される。 
 +-643年6月:ノースジャスパー市に現代都市が建設される。 
 +-同年11月:成蘭連邦王国との外交関係が正常化する。 
 +-646年12月:ブラッドストーン市に現代都市が建設される。 
 +-649年8月:迎撃衛星「アークトゥールス1」の打ち上げに成功。 
 + 
 +***650年代 [#j3a2a582] 
 +-650年11月:第3回大統領選挙でリヨネ・アメシスト外務委員長が当選する。 
 +-652年10月:ヘリオトロープ市に現代都市が建設される。 
 +-655年4月:ナウラ条約に調印、アルドラド帝国・ヨリクシ共和国との相互防衛条約が発効する。 
 + 
 +***660年代 [#ac3e8ce0] 
 +-660年11月:第4回大統領選挙でリヨネ・アメシスト大統領が再選。 
 +-666年9月:社会保障関連法案が成立する。 
 +-669年6月:蒼鋼国との鉱山開発支援協定に調印、640年代のラシニア社会共和国とのもの以来20年以上ぶりに他国に鉱山開発支援を行う。 
 +-同年10月:ノホ・ヘレコ連邦と共同で蒼鋼国の工業化支援協定に調印。この種の協定はヨリクシ共和国とのもの以来2例目。 
 + 
 +***670年代 [#m82b9352] 
 +-670年7月:軍事衛星「アンタレス1」の打ち上げが行われるが、発射前点検で整備不良が発見され打ち上げは失敗する。 
 +-同年11月:第5回大統領選挙でレハシ・ウェストカーネリアンが現職のリヨネを破り当選。 
 +-674年2月:御岳山諸島自治巫女共和国との相互安全保障条約「エンディバラ条約」を締結。 
 +-同年3月:蒼鋼国との相互安全保障条約「暁城条約」を締結。 
 +-675年2月:レハシ・ウェストカーネリアン大統領が無政府共産主義者により暗殺される。 
 +-同年3月:臨時で行われた第6回大統領選挙でリヨネ・アメシスト前大統領が圧倒的支持を受け当選。 
 +-678年1月:防衛衛星「ラス・アルゲティ」の打ち上げに成功。 
 +-同年6月:サン・ピエル共和国との相互安全保障条約「アウクシリア条約」を締結。 
 + 
 +***680年代 [#fb3aa4c2] 
 +-680年11月:第7回大統領選挙で、リヨネ・アメシスト大統領が三選を果たす。 
 +-681年6月:軍事衛星「アンタレス」の打ち上げに成功。 
 +-684年3月:ヨリクシ共和国建国50周年記念式典にリヨネ大統領が出席。 
 +-685年5月:国土再開発計画が実施され、第1弾としてユーファストーン市が建設される。 
 +-同年6月:国土再開発計画の一環としてシトリン市が建設される。また、この際にノースジャスパー市がアメトリン市に改名する。 
 +-同年8月:国土再開発計画の一環としてクリソプレーズ首都特別区南西に現代都市が建設される。 
 +-同年10月:国土再開発計画の一環としてスティショバイト市が建設される。 
 +-686年9月:国際交易協力機構条約が締結される。 
 +-687年9月:人口が8000万人に到達する。当時経済指標上で世界5位。 
 + 
 +***690年代 [#i2fbd053] 
 +-690年5月:汎用型大気軌道宇宙船(イレギュラー)「ガーネット・スター」の打ち上げに成功。 
 +-同年11月:第8回大統領選挙で、リヨネ・アメシスト大統領が史上初の四選。 
 +-692年10月:モリオン市が建設される。 
 +-693年5月:ラシニア社会共和国に出現した怪獣の討伐において、共和国で初めて衛星レーザーが実戦投入される。 
 +-693年11月:モリオン市が隕石の直撃で破壊される。 
 +-694年5月:モリオン市が再建される。 
 +-694年6月:デマントイド市が建設される。 
 +-694年9月:ツァボライト市が建設される。 
 + 
 +***700年代 [#zf323ad5] 
 +-700年11月:第9回大統領選挙でリヨネ・アメシストが3回連続5回目の当選。 
 +-701年1月:リヨネが議会でホログラムを用いた演説を行ったことが発覚。 
 +-同年11月:共和国裁判所がリヨネの失職と大統領選の実施を求める訴えを退ける。 
 +-702年2月:大統領府委員会委員長評議会が大統領選の実施を定めた特別立法を拒否。 
 +-同年3月:労働党など、特別立法の再可決を図るも必要数(4分の3)を確保できず否決。 
 +-702年9月:カルセドニー革命の開始。 
 +-703年7月:カルセドニー革命の終了、カルセドニー連合政府が鎖国を発表。 
#endregion #endregion
-|~フリューゲル暦|<|<|h +**主要な歴史上の出来事 [#l652bf14] 
-|616年|11月|船団がフリューゲル世界に到着、入植が開始される| + 
-|^|11月|入植地として選ばれた無人島に、移民計画の名から「カルセドニー島」の名が冠せられる。| +この項目はカルセドニー史に詳しい。 
-|617年|5月|カルセドニー島西方沖で津波が発生、20万人が犠牲となる。| + 
-|619年|3月|議事堂が建設され、議会制民主主義が確立する。| +#region(歴史上の出来事) 
-|^|9月|クリソプレーズ入植地に首都設備が建設される。| + 
-|^|10月|初めて大規模な暴動が発生、災難賞を受賞する。| +-カルセドニー計画 
-|^|11月|総督府陸軍が暴動を鎮圧、政府の支持率が一時的に回復する。| + 
-|620年|7月|再び暴動が発生する。| + 「海域」と呼ばれる旧世界において、旧連邦は度重なる周辺諸国の政府機能停止に危機感を覚えていた。旧連邦政府はいずれ「海域」全体が破滅すると考え、その前に人口の一部を他惑星に移住させる計画を立てた。それが、カルセドニー計画である。旧連邦は汎用型大気機動宇宙船”イレギュラー”の運用経験がなく、無人の人工衛星の打ち上げ経験のみしかなかったため計画は困難を極めたが、何とか実用に耐える有人宇宙船を作り上げて打ち上げた。しかし、大部分の宇宙船は粗雑な設計から故障を生じ、フリューゲルまでたどり着くことができたのはごく一部でしかなかった。 
-|^|9月|暴動の被害を恐れた住民が首都から逃亡し、首都機能が停止する。このとき、リヨル・カーネリアン暫定総督が暴徒に襲撃され重傷を負う。| + 旧世界の閣僚経験者のうち、生きてフリューゲルにたどり着いたのはリヨル・ハギワ・ルナリの3人しかおらず、そのうちハギワは陸軍、ルナリは海軍の軍人であったため統治者にはふさわしくないと判断されたためリヨルが暫定総督としてカルセドニー島入植地を統治することとなった。 
-|^|9月|総督府は再び陸軍を派遣して暴動を鎮圧するも、反乱軍が出現して内戦に発展する。| + 
-|^|9月|ノホ・ヘレコ連邦軍の攻撃で反乱軍は鎮圧される。| +-「裸の王様」事件 
-|621年|5月|第1回首長選挙が行われ、リヨン・ジャスパー外務委員長が当選する。首長名が大統領、国名が「カルセドニー島共和国」に変更される。| + 
-|^|9月|クリソプレーズ市南西に巨大隕石が落下、200万人超の死者・行方不明者が発生する。| + 旧連邦は「海域」全体の中で強国とは言えない国家だったが、海域のほかの国家がすべて崩壊したために「世界最大の経済大国」として表彰された((13800ターン杯獲得))。このことを「裸の王様」事件と言い、旧連邦時代の世界的な衰退を象徴している。カルセドニー計画参加移民船団は宇宙空間で旧連邦から通信を受け取り、この事件の発生を把握した。しかし、これが旧連邦と移民船団の最後の交信となった((旧連邦が13900ターン杯を獲得することはなかった))。 
-|622年|3月|クリストバライト市に現代都市が建設される。| + 
-|624年|9月|カーネリアン市に現代都市が建設される。| +-成蘭連邦王国との貿易トラブル 
-|625年|2月|サードオニクス市に現代都市が建設される。| + 
-|627年|9月|共和国憲法が正式に発布される。| + カルセドニー島入植地総督府は入植開始直後に国際社会にウラン鉱山開発に関する外資導入を表明した。外資導入には6ヶ国の参加が表明されたが、617年7月に総督府は国内の燃料事情が苦しい(当時の燃料備蓄は1500万ガロンまで落ち込んでいた)との判断から外資導入の公募を急きょ締め切り、その時点で支援協定案の提示があった4ヶ国のうち最も条件の良かったノホ・ヘレコ連邦と開発支援協定を締結することが決定された。しかし、結果的に公募から突然締め出された形になった成蘭連邦王国及びレゴリス帝国の代表は強い遺憾の意を表明し、特に成蘭連邦王国は正式な大使級外交関係開設を拒否する姿勢を見せた。 
-|627年|9月|ウェストカーネリアン市に現代都市が建設される。| + 当時の総督府はこの事態を重大だととらえておらず、リヨル・カーネリアン暫定総督兼外務委員長ではなくリヨン・ジャスパー外務副委員長を成蘭連邦王国との交渉にあたらせた。リヨンは成蘭側の心証を若干改善することには成功したが、結局両国の外交関係は長く利益代表部にとどまることとなる。 
-|630年|7月|コーサイト市に現代都市が建設される。| + 
-|^|12月|第1回大統領選挙が行われ、リヨン・ジャスパー大統領が65%の支持を集め大統領に就任する。| +-第1次都市化闘争 
-|631年|9月|セビーリャ共和国で発生した反乱を空軍が鎮圧、海賊船を除いて初めて国防軍が戦果を挙げる。| + 
-|632年|1月|世界同時社会不安が発生、政権支持率が一時19%まで低下する。| + カルセドニー島は長くほとんどの土地が農村だったが、619年9月にクリソプレーズ入植地に首都機能が設置されて以降その周辺に人口が集中、スラム化が進行した。そんな中で首都周辺で無政府主義を掲げる暴動が発生した。総督府は直ちに総督府陸軍を派遣してこれを鎮圧、このときは重大事にはならなかった。 
-|632年|4月|アゲート市に現代都市が建設される。| + 
-|634|6月|旧クイーンズ連邦((当時大フリューゲル帝国を名乗っていたが、共和国はこの名称を認めず、公式の外交文書以外では旧ク連と呼称している))から宣戦される。| +-第2次都市化闘争 
-|^|7月|旧ク連の敗戦を受け、政府は戦時体制を解除。| + 
-|635年|10月|国際指標上の先進国入りを建国から19年で達成。| + 第1次都市化闘争後、1年弱の間国内で暴動は発生せず、危うい均衡が続いていた。しかし、620年9月に再び暴動が発生、一時は首都が完全に暴徒に制圧され政府機能が停止する事態となった。この際に事態の収拾のため自らクリソプレーズ市街に出たリヨル・カーネリアン暫定総督が暴徒に襲撃され重傷を負った。 
-|638年|12月|ジャスパー市にサンジラが出現。空軍が即時撃退に成功する。| + この直後に開かれた総督府内の会議でハギワ・サードオニクス防衛委員長が総督府内でイニシアチブを握り、委員長間の互選によって暫定総督代行に就任した。ハギワは就任直後に当時の暫定議会であった住民会議の解散と自身に対する全権委任を要求したが、総督府内で猛反発にあったためこの計画は頓挫した。しかし、ハギワはクリソプレーズ市街の暴徒をかなり強硬的なやり方で軍事鎮圧し((住民側に100人以上の死者が出たことが後の調査で判明した))、国内の安定化を図った。 
-|639年|1月|アメシスト市に現代都市が建設される。| + 
-|640年|11月|第2回大統領選挙でリヨン・ジャスパー大統領が再選。| +-アゲート反乱 
-|643年|2月|ムトロライト市に現代都市が建設される。| + 
-|643年|6月|ノースジャスパー市に現代都市が建設される。| + 一方で、首都から東へ150km離れたアゲート入植地では総督府陸軍1個大隊が駐屯して中央の混乱の波及を防いでいた。しかし、ハギワの強硬な暴徒に対する軍事介入の報が伝わり、アゲート入植地の反政府勢力がこれに対して蜂起、総督府陸軍の駐屯地を襲撃した。駐屯地内部でも反乱が発生するなど適切な対応が取れなかった陸軍側は装甲車などの装備を放棄して首都方面へ敗走、蜂起勢力は駐屯地を制圧して装備を鹵獲した。 
-|646年|12月|ブラッドストーン市に現代都市が建設される。| + 敗走した陸軍部隊から情報を得たハギワ暫定総督代行は617年のウラン鉱山開発支援協定以来関係が深かったノホ・ヘレコ連邦に反乱の鎮圧を依頼、ノホ・ヘレコ連邦空軍の爆撃によって蜂起勢力は駐屯地ごと消し飛んだ。 
-|650年|11月|第3回大統領選挙でリヨネ・アメシスト外務委員長が当選する。| + 
-|652年|10月|ヘリオトロープ市に現代都市が建設される。| +-第1回首長選挙 
-|655年|4月|ナウラ条約に調印、アルドラド帝国・ヨリクシ共和国との相互防衛条約が発効する。| + 
-|660年|11月|第4回大統領選挙でリヨネ・アメシスト大統領が再選。| + 621年に入り、ハギワの強権的な方針は総督府内の反感を強めていた。その中でリヨル・カーネリアンに代わって外務委員長に就任していたリヨン・ジャスパーが総督府内の反ハギワ派のリーダーに推され、621年5月にリヨンはハギワ政権に対するクーデターを敢行した。総督府内にハギワの味方をする者はおらず、ハギワは暫定総督代行からの退任を余儀なくされ、もとの防衛委員長に戻された。 
-|666年|9月|社会保障関連法案が成立する。|+ リヨンは総督府内で暫定総督代行あるいは第2代暫定総督に就任すると見られていたが、静養中だったリヨル暫定総督の意見で国家指導者を決める国民投票が行われることとなった。しかし、当時リヨン以上に知名度のある政治家はおらず、リヨンは圧倒的な得票を集めて国家指導者に選出された。 
 + 国家指導者の名称は暫定総督代行が予定されていたが、リヨンの希望で「大統領」に変更され、国名も「カルセドニー島共和国」に変更された。現在ではこの第1回首長選挙が行われた621年5月19日を共和国の建国記念日としている。 
 + 
 +-巨大隕石の落下 
 + 
 + 共和国の建国直後、621年9月8日にカルセドニー島を最大の災厄が襲った。首都クリソプレーズ市の南西60kmの地点に直径2kmの巨大隕石が落下、直径90kmの巨大なクレーターが生じクリソプレーズ市は爆風で壊滅的な被害を受けた。大統領府(入植地時代の総督府)のメンバーはかろうじて被害を免れたが、200万人を超える死者が発生する未曽有の大災害となった。 
 + これ以降、670年現在に至るまでカルセドニー島に巨大隕石による被害はなく、この際の被害は共和国史上最大のものとなっている((共和国は究極災難賞を受賞していない))。 
 + 
 +-憲法制定 
 + 
 + 621年の第1回首長選挙と並行して第1回共和国議会選挙が行われたが、基本的に政治的権力は大統領府に集中していた。そのため、議会側では三権分立の確立と憲法の制定を求める声が強くなっていった。625年に憲法制定に向けた有識者会議が設置され、627年に正式に憲法が公布された。 
 + 憲法制定はリヨン大統領が中心となって進めたためか、大統領の任期は20年と極めて長く、3選まで許容されるため最大60年大統領を同一人物が務めることができる「終身大統領制」と揶揄されるようなものとなった。 
 + 
 +-セビーリャ共和国への軍事・経済支援 
 + 
 + 626年に建国されたセビーリャ共和国はサルバドール・プラダ・ルシエンテス大元帥の統治のもと、建国直後より鉱山開発の外資導入を発表していた。共和国は外資導入に参加を表明し、ウラン鉱山・銀鉱山合わせて資金60兆Va、建材10億トンの援助を行った。これは当時の共和国の経済規模を考えると相当な負担であった。 
 + しかし、ファシスト党独裁のセビーリャ共和国は国内が極めて不安定であり、セビーリャ共和国の言う「共産主義者」「劣等人種」がたびたび反乱を起こしていた。大統領府、特に防衛委員長のハギワはセビーリャにおける反乱に強硬な軍事介入を行い、最終的に8次にわたってセビーリャ共和国の反乱軍に対し爆撃を行った。セビーリャ共和国が独裁国家であることは当時から国際社会の懸念となっていたが共和国は「すでに多額の投資を行っている」ことから撤退を決断できず、状況をいたずらに悪化させていった。 
 + 
 +-フリューゲル同時社会不安 
 + 
 + 632年1月に国際的な社会福祉に対する不安感から発生した((システム的には社会保障指数1あたりの幸福度向上効果が0.35から0.2に引き下げられたのが原因))フリューゲル同時社会不安は世界中に混乱を巻き起こした。国内で反乱が頻発したテークサット連合、一時的な警察国家への移行を余儀なくされた昭栄国の両国が最も大きな被害をこうむったが、共和国でも政権支持率が一時19%まで低下する重大事態となった。 
 + 630年に憲政下初めて行われた第1回大統領選挙で大統領に当選していたリヨン・ジャスパーはこの事態に対し強いリーダーシップを発揮し、事態を早期に収拾することに成功した。反リヨン派が多いアゲート市の現代都市建設を認めたことが特に大きく、政権支持率は結果的に同時社会不安以前より高くなった。 
 + 
 +-クリストバライト9ヶ国会議 
 + 
 + 共和国は他の資源輸出国と資源、特に鋼鉄の価格についての協議を行っていたが、その中で某国が「鋼鉄にとどまらず資源輸出国全体での国際会議の開催」を提唱したため、共和国が会場を提供し当時国内最大の現代都市だったクリストバライト市において9ヶ国会議が開催された。しかし、9ヶ国中2ヶ国((ゴルカ連邦共和国及びエウシウワンジャ共和国))は会議に出席の連絡をよこしたのみで代表を派遣せず、そのまま滅亡するなど会議は初めから課題が多く、結局何ら実を結ぶことなく解散した。 
 + 
 +-旧ク連からの宣戦布告 
 + 
 + 628年4月に建国されたクイーンズ連邦は民主化移行を進めており、共和国は総督代行選挙の監査人を派遣していた。しかし、クイーンズ連邦においてウェールリズセ連邦共和国大使の殺害事件が発生、ほぼ同時に民族進歩党員プリヘーリヤ・マトヴェーエヴナ・アヴェルチェヴァ(ガトーヴィチ系移民)が総督代行に当選、自らを皇帝と称し国名を大フリューゲル帝国に変更、全世界への宣戦布告を行った。 
 + 共和国はこれに対し戦時体制への移行を開始したが、1週間のうちに大フリューゲル帝国は滅亡、共和国が戦火にまみれることは結局なかった。その後、大フリューゲル帝国は共同管理区域クイーンズとして戦勝国のウェールリズセ連邦共和国・エーラーン教皇国によって占領下におかれたが、最終的に国際法の処断により消滅した。 
 + 
 +-セビーリャ動乱 
 + 
 +'''詳細はセビーリャ戦争を参照のこと''' 
 + 
 + 636年3月、セビーリャ共和国政府がウェールリズセ連邦共和国に対し、「我が国で民間人虐殺が行われたなどという事実は一切ございません。虚偽の情報の削除を求めます」とする通信を送信した。しかし、ウェールリズセ連邦共和国がこのような情報を公開したことはなく((フリューゲルアンソロジー「[[ウェールリズセ外務省マニュアル:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=502]]」にセビーリャが民間人を虐殺していると(事実に反する)記載がされていたが、本件はゲーム内の外交や政策には無関係である。))、ウェールリズセ側はセビーリャの無礼な外交に対して謝罪と説明を求める通告を発した。 
 + 直後の636年5月、セビーリャ共和国国家保衛警察がクーデターを起こし、サルバドール大元帥及びバルドメロ・エンシーナ・レイバ外務大臣、その他政府首脳部を逮捕、セビーリャ民主共和国への体制移行を宣言した。セビーリャ民主共和国政府(マルティン・エルモーソ・セルベト国家保衛警察総監を元首とする警察国家体制)はウェールリズセ連邦共和国に対し、「全責任は前政権にある」という旨の説明を行ったが、ウェールリズセ側はその説明を認めず、セビーリャに対する内政顧問団の派遣(実質的に内政権)を要求した。 
 + ウェールリズセはセビーリャに各国に対する貿易の削減などを貿易関係国との協議をせずにセビーリャに要求、共和国政府はこの事態を危険視しセビーリャと貿易関係があったエルツ帝国・成蘭連邦王国・石動第三帝国と本件に関する協議を開始した。しかし、ウェールリズセはこの協議を「攻撃的策動」だと断じ、共和国に対し最後通牒を発した。共和国は当時軍事的にウェールリズセをはるかに下回っていたため、ウェールリズセの一方的な主張に一切反論を行うことなく最後通牒の要求に応じた。 
 + 当時のリヨン・ジャスパー大統領は「軍事力の不十分だった当時の我が国がファシストに支配された国家を外交交渉でどうにかできると考えたことが誤りだったのだろう」と後に述懐している。 
 + 
 +-ヨリクシ共和国への経済支援 
 + 
 + 634年に建国されたヨリクシ共和国は新興国の中では珍しく鉱山開発支援を受けずにウラン鉱山の開発に成功した((鉱脈探査を一発で引き当てる幸運があった。))。共和国はヨリクシ共和国との関係強化を図り、工業化支援協定並びに治安維持協定を締結した。治安維持協定については655年にナウラ条約の発効と同時に失効したが、工業化支援協定は現在も有効で、ヨリクシ共和国の商品は我が国で非常に多く取引されている。 
 + 
 +-憲法改正 
 + 
 + 639年に共和国議会は憲法改正の発議を行い、国民投票の結果改憲案が可決された。主な内容は大統領の任期を20年から10年に短縮するもので、これで650年まで任期があったリヨンは640年に任期を満了、大統領選挙が実施されることになった。 
 + 
 +-成蘭連邦王国との関係正常化 
 + 
 + 643年、成蘭連邦王国政府から大使級外交関係開設についての打診があり、事務レベル協議の末643年11月17日付で正式に大使級外交関係が開設された。両国の関係は617年の建国直後から利益代表部にとどまっていたが、四半世紀を経て関係が正常化した。このことについて、リヨン・ジャスパーは「私の大統領在任期間(621年~650年)の中で最も喜ばしい出来事であった」と後に通信社への寄稿文の中で述べている。 
 + 
 +-リヨネ大統領の就任 
 + 
 + 650年の大統領選挙では、健康状態などを理由に引退を表明したリヨン・ジャスパーの後継者争いが注目されていたが、左派政党の支援を受けたリヨネ・アメシスト外務委員長が大統領に当選した。 
 + 
 +-ナウラ条約調印 
 + 
 + 655年4月、共和国はヨリクシ共和国・アルドラド帝国との間の相互防衛条約であるナウラ条約に調印した。アルドラド帝国とは共和国が燃料輸出国だったころからの長い燃料取引を継続しており、工業化支援協定を結んだヨリクシ共和国の次に経済関係が深い国家である。両国とは630年代から同盟協議を重ねてきていたが、655年になってついに結実した形になった。 
 + 
 +-蒼鋼国への経済支援 
 + 
 + 669年に建国された蒼鋼国はこの時期かなり少なくなっていた開発能力の高い新興国であり、共和国は建国された直後にウラン鉱山開発支援を行い、さらにノホ・ヘレコ連邦と共同で工業化支援協定を締結した。 
 + 蒼鋼国とはのちに安全保障条約が締結され、今後の関係の発展が期待される。 
 + 
 +-石動第三帝国、アルビオン連盟王国とサン・ピエル共和国の外交対立 
 + 
 + 673年、石動第三帝国及びアルビオン連盟王国は「サン・ピエル共和国に対する共同要求」を発表、サン・ピエル共和国の「無礼な外交」に対する非難を述べたうえで同国の事実上の属国化を要求した。サン・ピエル共和国はこれを事実上拒否し、石亜両国の対サン・ピエル宣戦は時間の問題であるかに思われた。 
 + 共和国は軍備を有さないサン・ピエル共和国が石亜両国の攻撃で破滅すること、石亜両国が本件で国際社会から非難を浴びることを予測、これを回避し、本件を穏便に収めるため仲介を提案、両陣営がこれを受け入れたため協議が行われ、石亜両国の要求を事実上呑む形の条約の締結が最終的に行われた。しかし、ソサエティが石亜両国を非難、結局石亜両国はソサエティとの関係を決定的に損ねたあげくサン・ピエル共和国の権益を手放すことになった。 
 + この後両国、特にアルビオン連盟王国はサン・ピエル共和国との関係改善に動き、同国の資源を非常に高額で輸入する条約を締結、同国との貿易は現在のサン・ピエル共和国の主要な資金獲得源となっている。 
 + 
 +-御岳山諸島自治巫女共和国との安全保障条約締結 
 + 
 + 674年、レハシ政権は御岳山諸島自治巫女共和国との安全保障条約締結を行った。両国間の外交関係は御岳山巫女衆臨時政府以降不透明になっていたため、協議は主に両国がともに国交を持つアルビオン連盟王国内でそれぞれの在亜大使を介して行われた。そのため、条約の調印も安全保障条約とは直接関係ないアルビオン連盟王国内の都市エンディバラ(旧スコッチランド共産主義同盟首都)で行われた。 
 + 
 +-蒼鋼国との安全保障条約締結 
 + 
 + 674年、御岳山諸島自治巫女共和国に続いて蒼鋼国との安全保障条約締結を行った。両国は工業化支援協定以降経済関係を深めていたが、それが結実した形となった。 
 + 調印式は蒼鋼国首都暁城府で行われたが、結果的にそれがレハシ大統領の最後の対外活動となる。 
 + 
 +-レハシ大統領暗殺 
 + 
 + 675年2月10日、レハシ大統領が遊説先のノースジャスパー市で無政府共産主義者により暗殺された。共和国は副大統領職を置いていなかったので、一時は政府機能がストップする緊急事態になったが、大統領府委員会委員長評議会が大統領の持っていた権限を代行することで政府機能の長期停止は避けられた。 
 + 直後に行われた大統領選挙ではリヨネ前大統領が主要3政党(国民党・民政党・社会民主党)全ての支持を受けて圧倒的得票を獲得して当選した。 
 + 
 +-サン・ピエル共和国との安全保障条約締結 
 + 
 + 678年6月、共和国はサン・ピエル共和国との安全保障条約「アウクシリア条約」の締結に踏み切った。サン・ピエル共和国は先の石亜両国との外交軋轢以降不安定な外交状況が続いていたが、この条約で同国は完全に主権を回復、共和国はその後ろ盾となった形となった。 
 + 
 +-アルドラド帝国の滅亡 
 + 
 + 680年11月下旬、長く政府機能の停止が続いていたアルドラド帝国がついに滅亡した。同国の軍事力に防衛の多くを依存していた共和国は、大きな軍事面での打撃を被ることになった。 
 + 
 +-国土再開発計画実施 
 + 
 + アルドラド=エルツ帝国の滅亡の影響が抜け切れていない685年、ウェールリズセ連邦共和国が国内の公共投資不足による暴動をきっかけとして外宇宙移民プログラムを実施、フリューゲルから消滅した。第1次セビーリャ戦争以降外交関係が事実上消滅していた共和国は直接的な影響を受けることはなかったが、大商業国であったウェールリズセ連邦共和国の滅亡は世界の商品需要を大幅に低下させることになり、結果としていくつかの工業国で進行していた財政危機が一気に表面化した。 
 + 共和国はこの国際的な経済停滞を憂慮し、国内の商品需要増加のため、長く停止していた現代都市の増設に踏み切った。ユーファストーン、シトリン、クリソプレーズ新市街、スティショバイトの4市が685年中に建設され、共和国の経済力は大幅に押し上げられることとなった。 
 + 
 +-国際交易協力機構結成 
 + 
 + 686年9月24日、国際交易協力機構条約(通称:クリストバライト条約)がクリストバライト市において締結され、国際交易協力機構(WTCO)が発足した。機構は主に加盟国間の経済協力を目的としたものだが、一部の国家では「陣営としての性格が強く、戦争抑止効果を期待したもの」との反応が見られた。これについて大統領府は特に意見表明を行っていないが、国際交易協力機構条約第5条が戦争の抑止を企図するものであることはほぼ間違いない。 
 + 
 +#endregion
**人口 [#y7424132] **人口 [#y7424132]
- 人口は建国以降都市化闘争の時期を除いて一貫して伸び続け、621年8月に人口1000万人、626年5月に人口2000万人、628年8月に人口3000万人、633年3月に人口4000万人、641年4月に人口5000万人、650年11月に人口6000万人、667年7月に人口7000万人を達成した。+ 人口は建国以降都市化闘争の時期を除いて一貫して伸び続け、621年8月に人口1000万人、626年5月に人口2000万人、628年8月に人口3000万人、633年3月に人口4000万人、641年4月に人口5000万人、650年11月に人口6000万人、667年7月に人口7000万人、680年5月に人口7500万人、687年9月に人口8000万人、695年2月に人口8500万人を達成した。
 &ref(population.png){人口};  &ref(population.png){人口};
Line 225: Line 489:
*政治 [#x10c7d1c] *政治 [#x10c7d1c]
**政策スライダー [#c69db0bd] **政策スライダー [#c69db0bd]
 +***691年時点 [#uf73c918]
-|民主的|--◆----|独裁的|議会制民主主義だが大統領の権限が大きい+|>|>|>|~カルセドニー島共和国:自由経済派|h 
-|地方分権|---◆---|中央集権|左派政権は地方を重視した政策を行っている+|民主的|---◆------|独裁的|議会制民主主義だが大統領の権限が大きい
-|保守主義|----◆--|革新主義|「新興国」としての気概こそ共和国の宝+|政治的左派|-----◆----|政治的右派|左派の勢力は蘇りつつある
-|開放社会|-◆-----|閉鎖社会|移民からなる国のため閉鎖的ではない+|解放社会|--◆-------|閉鎖社会|セビーリャ・アルドラドとの関係消滅で若干閉鎖社会に寄った
-|自由経済|---◆---|計画経済|社会民主党は社会主義化を計画している+|自由経済|---◆------|中央計画経済|675年以降次第に自由経済に戻った
-|攻撃主義|------◆|防御主義|防衛艦隊の群れ+|常備軍|◆---------|徴兵軍|いつの間にか国際社会一の大軍を常備している
-|陸軍重視|----◆--|海軍重視|弱い空軍、山盛り海軍+|タカ派|------◆---|ハト派|国際情勢の変化を反映しややタカ派寄りに
-|精鋭|----◆--|大軍|軍人数だけは一人前| +|介入主義|-------◆--|孤立主義|経済を維持するだけの勢力は必要だが、地雷は踏みたくない|
-|孤立主義|--◆----|介入主義|もうセビーリャはこりごりだ!|+
-**国家機能 [#ib149e99]+※中の人はHoIのプレイ経験がありません(EU2はあります)。 
 + 
 +**中央政府 [#ib149e99] 
 + 
 +#ref(RCI-Government.png);
 627年9月中旬、正式に憲法が発布され、630年より施行された。以下は憲法に定められている制度である。  627年9月中旬、正式に憲法が発布され、630年より施行された。以下は憲法に定められている制度である。
Line 242: Line 510:
***大統領 [#ld45154a] ***大統領 [#ld45154a]
- 大統領は国民の直接選挙によって選出される。任期は10年で((639年の国民投票により20年から改正された。))、4選は禁止される。大統領は大統領府を設置し、各種委員会の委員長を任命する。大統領には議会の解散権、議会を通過した法案への拒否権((大統領が拒否した法案は議会の4分の3以上の多数で再可決されない限り、法律とはならない。))、条約の締結権などが認められている。第1回大統領選挙((621年に行われた第1回首長選挙とは異なる。))は630年10月に公示され、12月に投開票が行われた。+ 大統領は国民の直接選挙によって選出される。任期は10年で((639年の国民投票により20年から改正された。))、4選は禁止される。大統領は大統領府を設置し、各種委員会の委員長を任命する。大統領には議会の解散権、議会を通過した法案への拒否権((大統領が拒否した法案は議会の4分の3以上の多数で再可決されない限り、法律とはならない。))、市議会が指名した市知事の拒否権、条約の締結権などが認められている。第1回大統領選挙((621年に行われた第1回首長選挙とは異なる。))は630年10月に公示され、12月に投開票が行われた。 
 + 
 +|歴代大統領||所属政党|在任期間|h 
 +|初代大統領|リヨン・ジャスパー|国民党|631年~650年(20年間)| 
 +|第2代大統領|リヨネ・アメシスト|民政党・社会民主党|651年~670年(20年間)| 
 +|第3代大統領|レハシ・ウェストカーネリアン|社会民主党|671年~675年(4年強)| 
 +|第4代大統領|リヨネ・アメシスト|挙国一致政権|675年~680年(6年弱)| 
 +|~|~|国民党・民政党|680年~703年(23年半)|
***大統領府 [#rbfd0d07] ***大統領府 [#rbfd0d07]
- 大統領府は各種の委員会からなる。委員長の任命・罷免権は大統領に与えられているとされているが、基本的に当該委員会のトップ事務官が任命されるため、政権交代などがあっても委員長は後退しないことが多い。大統領府の667年1月時点の各委員長は以下の通り。+ 大統領府は各種の委員会からなる。委員長の任命・罷免権は大統領に与えられているが、長い間各委員会のトップ事務官が委員長に任命されることが慣例化しており、大統領の任命によるものはなかった。だが、レハシ政権は自身の側近を積極的に委員長のポストにつけ、議論を巻き起こしていた。 
 + 684年現在の委員長はレハシ政権期のものをおおむね引き継いでいる。これは670年までの第1次リヨネ政権期の委員長が大部分高齢で引退したことが要因である。
|~委員会名|~委員長|~担当分野|h |~委員会名|~委員長|~担当分野|h
-|農務委員会|ヲルハ・アメシスト|農業の発展| +|農務委員会|セルク・ムトロライト|農業の発展| 
-|経済委員会|リンロ・クリストバライト|商工業の発展| +|経済委員会|ヘンネ・アゲート|商工業の発展| 
-|財務委員会|レルネ・ジャスパー|国庫金の管理| +|財務委員会|クシア・ヘリオトロープ|国庫金の管理| 
-|法務委員会|キウィア・コーサイト|国内法の整備| +|法務委員会|ラノト・クリストバライト|国内法の整備| 
-|鉱業資源委員会|ラリア・ブラッドストーン|鉱山の整備・管理| +|鉱業資源委員会|アドリアン・カソルラ・コマス((セビーリャ系))|鉱山の整備・管理| 
-|教育社会保障委員会|レーン・クリストバライト|国民の教育・社会保障の整備+|国土社会保障委員会((教育社会保障委員会と名乗っていたが、教育関連の権限は文部科学委員会へ移された。))|コーネ・モスアゲート|インフラ・社会保障の整備
-|外務委員会|リヨナ・クリソプレーズ|対外交渉| +|外務委員会|キウィン・ウェストカーネリアン|対外交渉| 
-|防衛委員会|ルナリ・パームグラネット|怪獣等の脅威からの防衛|+|防衛委員会|ルナテ・パームグラネット|怪獣等の脅威からの防衛
 +|文部科学委員会((スポーツ委員会から改称された。))|キウィン・ウェストカーネリアン|スポーツ大会・教育振興|
***共和国議会 [#g8eb143f] ***共和国議会 [#g8eb143f]
 入植地時代の住民議会が発展的解消を遂げて成立した機関で、憲法では立法権が認められている。議会は一院制で、中選挙区比例代表並立制を採用している。中選挙区は人口が200万人を超え、政府に指定都市として定められた市((現代都市が建設された都市))は8、定められていない市は3の定数で候補者に直接投票する形で選挙が行われる。比例代表制は全国集計で、中選挙区として割り当てられていない議席が比例代表制で争われる。議員の任期は10年とされている。  入植地時代の住民議会が発展的解消を遂げて成立した機関で、憲法では立法権が認められている。議会は一院制で、中選挙区比例代表並立制を採用している。中選挙区は人口が200万人を超え、政府に指定都市として定められた市((現代都市が建設された都市))は8、定められていない市は3の定数で候補者に直接投票する形で選挙が行われる。比例代表制は全国集計で、中選挙区として割り当てられていない議席が比例代表制で争われる。議員の任期は10年とされている。
- 議会定数は共和国議会の設置後長らく100議席とされてきたが、指定都市の増加に伴い比例代表議席が減少、652年のヘリオトロープ市の指定都市化に伴い比例代表議席が消滅してしまったため、660年の第5回共和国議会選挙以降総議席数が250へと増加した。+ 議会定数は共和国議会の設置後長らく100議席とされてきたが、指定都市の増加に伴い比例代表議席が減少、652年のヘリオトロープ市の指定都市化に伴い比例代表議席が消滅してしまったため、660年の第5回共和国議会選挙以降総議席数が250へと増加した。また、この際に指定都市制度が廃され、中選挙区1つあたりの議席数は純粋な人口比例となっている。
#region(第1回共和国議会選挙後(~630年)) #region(第1回共和国議会選挙後(~630年))
Line 334: Line 611:
#endregion #endregion
 +
 +#region(第6回共和国議会選挙後(671年~680年))
 +
 +|~政党名|~議席数|~政治的スペクトル|~増減|h
 +|国民党|86|中道右派|+18|
 +|民主連合|7|右派|-5|
 +|民政党|29|中道左派|+8|
 +|社会民主党|117|中道左派|+19|
 +|共産党|6|左派|+2|
 +|その他、無所属|5|---|---|
 +
 +#endregion
 +
 +#region(第7回共和国議会選挙後(681年~690年))
 +
 +|~政党名|~議席数|~政治的スペクトル|~増減|h
 +|国民党|130|中道右派|+44|
 +|民主連合|18|右派|+13|
 +|民政党|55|中道左派|+26|
 +|社会民主党|38|中道左派|-79|
 +|その他、無所属|5|---|---|
 +
 +#endregion
 +
 +#region(第8回共和国議会選挙後(691年~700年))
 +
 +|~政党名|~議席数|~政治的スペクトル|~増減|h
 +|国民党|105|中道右派|-25|
 +|十字教民主連合|20|右派|+2|
 +|民政党|43|中道左派|-12|
 +|社会民主党|75|中道左派|+37|
 +|その他、無所属|7|---|---|
 +
 +#endregion
 +
 +#region(第9回共和国議会選挙後(700年~))
 +
 +|~政党名|~議席数|~政治的スペクトル|~増減|h
 +|国民党|80|中道右派|-25|
 +|十字教民主連合|9|右派|-11|
 +|民政党|22|中道左派|-21|
 +|社会民主党|46|中道左派|-29|
 +|労働党|92|左派|---|
 +|その他、無所属|1|---|---|
 +
 +#endregion
 +
 +***大統領府委員会委員長評議会 [#qfc181a7]
 +
 + レハシ・ウェストカーネリアンは選挙時から「大統領権限の縮小」を公約に掲げ、大統領の権利であった「議会の立法に対する拒否権」を廃止する改憲を主張していた。レハシは大統領当選後、「大統領委員会委員長評議会」を設置、法案への拒否権を評議会に移管した。
 + 評議会の定員は22名で、8名は大統領府委員会委員長((大統領府委員会委員長の任命権は大統領にあるので、実質的に大統領の任命枠である。))、14名は各市から1名ずつ公選で選ばれた市自治委員長(後述)が務める。
 +
 +**地方制度 [#x520a613]
 +
 + カルセドニー島共和国の行政区画は上述の通り「市」及び「共和国行政区」を単位として成り立っている。
 +
 +***市 [#kd44ca07]
 +
 + 市の長は市知事で、公選制ではなく市議会の指名と大統領の承認によって任命される。現行の627年憲法では大統領に市議会(任期4年、定数100)が指名した市知事を拒否する権利が与えられているが、今までに大統領がこの権利を拒否したことはない。
 + また、市知事とは別に、中央政府に対する市の代表者として「市自治委員長」を1名市の住民の直接投票により選出する。市自治委員長は大統領府委員会委員長評議会に議席を有し、国政への参加が可能となる。ただし、現在市自治委員長を大統領府委員会委員長評議会に派遣しているのは685年の国土再開発計画より前から市制を認められていた14市のみである。
 +
 +***共和国行政区 [#d630ab70]
 +
 + カルセドニー本島外の周辺諸島(近年「ガーネット諸島」という呼称が浸透している)は共和国行政区とされ、市と比べ自治権が限定的である。共和国行政区のトップは行政区長で、大統領が任命権を有している。各行政区内の都市地域(現代都市が所在するHEX)については限定的な市制(市議会・知事の制度はあるが市自治委員長はなし)が認められているが、周辺地域については防災都市住民を含めて市制への参加が認められていない。
 + 現在政府は共和国行政区を段階的に解体、これらの地域に本土の市と同様な高いレベルの自治権を与えることを決定、具体策を検討中である。
**政党 [#e39f0cac] **政党 [#e39f0cac]
-#region(憲政以前に成立した政党) 
***国民党 [#wd247bb4] ***国民党 [#wd247bb4]
- 憲法の制定された627年から650年にかけて政権与党を務めた政党。経済政策や国際的にも極めて高い水準の社会保障など、数々の成果を挙げており、国内での勢力は強い。ただ、東部~南部にかけての農村地帯の都市化には消極的な立場を取っているため、この地域の住民からの支持は低い。第4回共和国議会選挙では大きく議席を減らし、第1党ではあるものの、左派政党に後れを取り下野することとなった。また、国民党政権の末期に社会保障費の大幅削減を実施したため、一部の支持層が離脱し、勢力はさらに減少した。 + 旧世界の保守派が中心となって結成した、建国以来の長い歴史を持つ政党。カルセドニー島が「入植地」から「共和国」となり、共和国議会に政党が進出して以降、リヨン・ジャスパー初代大統領の支持政党として勢力を保った。共和国の経済発展を党是の第一に掲げており、特に北部の商工業者からの高い支持を集めている。一方で、東南部の発展が遅れた原因の多くは国民党の政策によるとみなされており、これらの地域からの支持は薄い。そのため、この地域に地盤を持つ民政党との連立を現在は選択している。 
- 666年の社会保障改革による混乱の際に左派勢力全体に対してのネガティブ・キャンペーンを展開、ある程度支持を取り戻したと推測されている。+ 
 +|>|>|~国民党:社会保守派|h 
 +|民主的|-◆---|独裁的| 
 +|政治的左派|---◆-|政治的右派| 
 +|自由経済|◆----|中央計画経済| 
 +|介入主義|--◆--|孤立主義|
***民政党 [#jb01d03d] ***民政党 [#jb01d03d]
- 島東南部を支持基盤とする最大野党。同地域の都市化推進、国民党の推進する積極的な外交政策への批判などが主な立場で、セビーリャ共和国への投資政策の失敗が明らかになった630年代後半以降、支持率が急速に伸びている。第4回共和国議会選挙では大きく議席を伸ばし、社会民主党と連立政権を成立させた。 + 建国当初から存在し、東南部の農村地帯を支持基盤としていた政党。左派政党としては当初からかなり穏健・中道路線を行っていたが、国民党と協調することが多くなった670年以降はもはや右派政党と化している。 
- 第5回共和国議会選挙で勢力を減らし、多くの幹部が辞任に追い込まれた。666年の社会保障改革の際に一部の議員が離党、現在は左右に分裂している。+ リヨネ・アメシスト大統領との関係は国民党より深く、議席数で大きく国民党に水をあけられながらも政府内での発言権を維持しているのはこれが原因である。
-***共産党 [#o3453b98]+|>|>|~民政党:自由経済派|h 
 +|民主的|◆----|独裁的| 
 +|政治的左派|--◆--|政治的右派| 
 +|自由経済|--◆--|中央計画経済| 
 +|介入主義|---◆-|孤立主義|
- 社会主義経済の実現を党是に掲げる政党。二大政党と比べ支持基盤は極めて弱いが、一定の支持を確保しているため議席が維持されている。+***労働党 [#o3453b98]
-#endregion+ かつては共産党を名乗っていた。国民党・民政党と並ぶ長い歴史を持つが、675年のレハシ大統領暗殺の際に実行犯に資金を流していたことが判明、20年間の選挙への候補者擁立を禁止された。しかし、そのことがかえって中央政界と離れた労働組合などとの関係を強化することにつながり、地方政治での発言力は無視できないものとなりつつある。レハシ暗殺の負の歴史を払拭するため、695年に選挙への参加が再び可能になった際に党名を労働党へと変更した。 
 + 
 +|>|>|~労働党:急進的左翼|h 
 +|民主的|---◆-|独裁的| 
 +|政治的左派|◆----|政治的右派| 
 +|自由経済|----◆|中央計画経済| 
 +|介入主義|----◆|孤立主義|
-#region(憲政後に成立した政党) 
***保守党 [#v4aa4af6] ***保守党 [#v4aa4af6]
- 中部~北部の都市圏にかけて支持を集める政党。国民党と比較的政策は似ているが、都市圏の経済強化を国民党よりも強力に推進している。東南部における支持はないも同然だが、640年の選挙では多くの議席を獲得した。次第に党の独自色を見せられなくなり、第4回共和国議会選挙では壊滅的な議席減となった。その後660年の選挙を控え、保守党は国民党に合流、解散した。+ 中部~北部の都市圏にかけて支持を集めていた政党。国民党と比較的政策は似ているが、都市圏の経済強化を国民党よりも強力に推進している。東南部における支持はないも同然だが、640年の選挙では多くの議席を獲得した。次第に党の独自色を見せられなくなり、第4回共和国議会選挙では壊滅的な議席減となった。その後660年の選挙を控え、保守党は国民党に合流、解散した。
-***民主連合 [#m2050a07]+|>|>|~保守党:社会保守派|h 
 +|民主的|--◆--|独裁的| 
 +|政治的左派|---◆-|政治的右派| 
 +|自由経済|---◆-|中央計画経済| 
 +|介入主義|----◆|孤立主義|
- 634年~635年に実施された東部の宗教地域の建設において、市民による署名をあつめ政府を動かした市民団体が母体の政党。ゾロアスター教、キリスト教など国内で少数派の宗教を信仰する人々から広く支持を集めている。この党の活動のためか、宗教間の対立は国内では弱い。 +***十字教民主連合 [#m2050a07] 
- 660年代以降のエーラーン教皇国の情勢不安、第2次セビーリャ戦争の際にセビーリャ十字教会が西岸州独立連合共和国への移転を拒否されたことなどを原因として国内の宗教勢力全体が衰勢にあり、現在支持は落ち込んでいる。+ 
 + 634年~635年に実施された東部の宗教地域の建設において、市民による署名をあつめ政府を動かした市民団体が母体の政党。ゾロアスター教、キリスト教など国内で少数派の宗教を信仰する人々から広く支持を集めている。 
 + しかし、エーラーン教皇国の滅亡に端を発した国内の宗教不信の影響で支持が落ち込み、それを回復するためにセビーリャ民族同盟と合体し、移民を相手に「抑圧された環境にある地域の解放」を訴えはじめた。セビーリャ地域の解放が現実的でないからか、現在はヴァノミス連邦情勢への介入をしきりに訴えている。 
 + 
 +|>|>|~十字教民主連合:専制独裁|h 
 +|民主的|---◆-|独裁的| 
 +|政治的左派|----◆|政治的右派| 
 +|自由経済|--◆--|中央計画経済| 
 +|介入主義|◆----|孤立主義|
***社会民主党 [#g396d2a7] ***社会民主党 [#g396d2a7]
- 共産党内部の穏健派が島を離脱、結成された穏健派社会主義政党で、結成直後から支持を集め、今ではもとの共産党を上回る勢力となった。ヴェールヌイ社会主義共和国のような民主主義と社会主義の両立を目指している。第4回共和国議会選挙では議席を伸ばし、民政党と連立与党を形成した。 + 共産党(現労働党)の穏健派が党を離脱して結成した社会主義政党だが、レハシ政権期を経て現在ではかなり急進的な政策を訴えている。レハシ・ウェストカーネリアンを大統領の座に送り込んだのがその人気の頂点で、現在は次第に勢力を労働党などに奪われつつある。 
- 第5回共和国議会選挙で大勝、以降社会保障改革・法人税増税を強く推進しており、一部右派からは「共和国の社会主義化を目指している」と批判されている。666年に社会保障改革法案を成立させたが、連立していた民政党が左右に分裂するなどの打撃を受けた。+ とはいえ、現実的な社会主義を訴える政党としては現在でも最も有力であることは変わりない。
-#endregion+|>|>|~社会民主党:社会民主派|h 
 +|民主的|-◆---|独裁的| 
 +|政治的左派|-◆---|政治的右派| 
 +|自由経済|----◆|中央計画経済| 
 +|介入主義|-◆---|孤立主義|
**国民 [#k9a1c014] **国民 [#k9a1c014]
***民族 [#r68e3807] ***民族 [#r68e3807]
- 国民は全て「カルセドニー計画」により旧世界から移住してきた住民とその子孫から成り立っており、単一民族国家である。また、旧連邦では名字を名乗る風習はなかったが、移住後に入植した場所に付けられた地名を名字として名乗る習慣が生まれ、現在は全ての住民が名字を持っている。このため、名字が同じだからと言って、必ずしも親族であるとは限らない。 + 国民の大部分は「カルセドニー計画」により旧世界から移住してきた“パームグラネット民族”と呼ばれる民族とその子孫であり、単一民族国家に近い。ただ、建国後の海外からの人口流入で次第に異なる民族の国民の割合が上がってきた。現在最も多いのはセビーリャ系で、国民全体の3%を占める。続いてヴァノミス動乱の際に難民として流入したヴァノミス系が2%ほどで、以下ヨリクシ系、アルドラド系と続く。 
- 建国後50年間に移民を多く受け入れたこともあり、667年時点では共和国民のかなりの割合が異なる民族で占められるようになった。最も多いのはセビーリャ系で、国民全体の3%を占める。以下ヨリクシ系、アルドラド系と続く。+ 
 + パームグラネット民族の名前は基本的に3音から成り立っており、初めの2音が属する氏族、最後の1音が個人名を表している。しかし、カルセドニー島入植地の成立以降、移住者は移住後に入植した地域の名称を、新世界で生まれた者は生まれた地域の名称を名字として名乗る習慣が生まれ、これが法制化されて現在に至る。そのため、名字が同じであることは単に同郷であることを示すにすぎず、親族関係を表すのは名前の初めの2音である。
***宗教 [#q72c9e67] ***宗教 [#q72c9e67]
- 旧世界では特定の宗教を信ずる習慣はなく、現在でも少数派である。ただ、特定の氏族((占い師などの一族であることが多かった。))に特別な能力があると信じ、その一族に権力を与える習慣が根付いていたが、近代国家の成立とともにそのような氏族の優越は法律上認められなくなった。また、それらの氏族の中で最大の影響力を持っていたルナ一族の宗家がカルセドニー計画に参加せず断絶している。このため、氏族信仰は現在、表面的にはほぼ見られない。 + 旧世界で一般に“宗教”として認知されるような信仰を持つものは少なく、現在でも少数派である。ただ、民族全体に特定の氏族に特別な能力があると信じ、その一族に権力を与える習慣が根付いていた。特に、ルナ、リヨ、ラノ、レハ、ロニの5族が「5大氏族」として尊重されることが多く、旧連邦の4共和国はそれぞれリヨ、ラノ、レハ、ロニの4族の支配地域により成り立っていた。ルナ一族はこれらの氏族の頂点に君臨する存在とされ、領地などと結びつくことは少なかったものの旧連邦の2人の大統領がどちらもルナ一族の出であるなど、その影響力は大きい。 
- 一方、諸外国の影響を受けゾロアスター教やキリスト教を信仰する者も少しずつ増加している。現在、ゾロアスター教徒は国内に200万人(人口の5%程度)、キリスト教徒は国内に50万人(人口の1%程度)存在するとされている。634年後半から635年にかけて政府が整備した宗教設備中心の国立公園は主にこの2つの宗教の施設によって構成されている。これらの宗教を信仰する人々は「ともに国内で少数派である」という考えのためか、宗教的な対立はほぼ見られない。 + ただし、これらの氏族の優越は旧連邦の成立以降“法律的には”認められなくなっており、旧連邦の大統領が特に世襲されたという事実はない。また、氏族信仰は表面的には認められなくなりつつあり、氏族の優劣が直接経済・政治的な利益に結びつくことはない。ただ、これまでの共和国の大統領が全て5大氏族の出である(レハシ・ウェストカーネリアンは一族との縁をほぼ切っていたが)ことなどを考慮すると共和国における氏族信仰が完全に失われたとは言えない。 
- 660年代のエーラーン教皇国の政府機能停止、キリスト教徒の多いセビーリャ自由共和国の惨状の影響で、国内で宗教離れが進みつつある。+ 
 + 一方、諸外国の影響を受けゾロアスター教やキリスト教を信仰する者も少しずつ増加している。現在、ゾロアスター教徒は国内に400万人(人口の4%程度)、キリスト教徒は国内に100万人(人口の1%程度)存在するとされている。634年後半から635年にかけて政府が整備した宗教設備中心の国立公園は主にこの2つの宗教の施設によって構成されている。これらの宗教を信仰する人々は「ともに国内で少数派である」という考えのためか、宗教的な対立はほぼ見られない。 
 + 660年代のエーラーン教皇国の政府機能停止~滅亡、キリスト教徒の多いセビーリャ自由共和国の惨状の影響で、国内でこれらの宗教に対する懐疑的な見方が広がっている。その結果として、旧来からの氏族信仰が再び勢力を盛り返しつつある。 
 + 
 +**外交 [#lfd06c4e] 
 +***外交関係を有する国家 [#cfe6230e] 
 + 
 +|~国名|~備考|h 
 +|レゴリス帝国|今でも世界最大の商業大国であり、商業生産高はカルセドニーの倍近い。| 
 +|ヴァノミス連邦(旧[[王国>ヴァノミス王国]])|他民族の分断国家で、情勢は常に不安定である。| 
 +|ガトーヴィチ帝国|鎖国直前に警察国家体制に移行している。| 
 +|ノホ・ヘレコ連邦|蒼鋼国への工業化支援を共同で行った。| 
 +|ヘルトジブリール社会主義共和国|今では世界最大の経済大国である。新興国支援に積極的な国の1つ。| 
 +|トリヴェント連邦|定期取引を一切行わない貿易政策は国際的に支持されている。| 
 +|テークサット連合|国内の防火対策が一切行われていないことで知られている。| 
 +|コーデクス共和国|コンピューター「CDX」が強い影響力を持つ国家。| 
 +|ヴェールヌイ社会主義共和国|民主主義の砦にして社会主義国家の盟主。| 
 +|ロムレー湖畔共和国|観光立国だが、軍事力は世界有数である。| 
 +|アルビオン連盟王国|平和友好条約を締結している。警察国家への移行は共和国の重大な懸念である。| 
 +|昭栄国|FENAの議長国だが、この同盟が国際社会に大きな役割を果たすことはあるのだろうか?| 
 +|アリア連邦|資金・食料と燃料・商品の定期貿易を行っている。| 
 +|石動第三帝国|世界第2位の商業大国だが、ソサエティとの関係はどうなるのだろうか。| 
 +|ストリーダ王国|世界最大級の工業大国だが、商業規模も大きい。| 
 +|トルキー社会主義共和国|経済規模が大きくなってきたが、財政は不安定な模様。| 
 +|タヂカラオ国|悠久の歴史を持つ大国で、アリア連邦と共に中立的な立場にいる。| 
 +|ノイエクルス連邦|世界最古の国家で、最近は経済も安定している。| 
 +|フリュー第二帝政(フリュー帝国)|石動第三帝国からの銀が止まり、経済力が一気に低下したようだ。| 
 +|ヨリクシ共和国|ナウラ条約における同盟国。カルセドニーの命綱。| 
 +|ラシニア社会共和国|FuCoSTOに加盟しているが、ヘルトジブリールとの経済関係も強い。| 
 +|西岸州独立連合共和国|社会主義国ではないが、SSPactに加盟している。| 
 +|サン・ピエル共和国|同盟国となった。これで他国の侵略を受けることはないだろう。| 
 +|蒼鋼国|暁城条約に基づく同盟国。貴重な新興工業国。| 
 +|御岳山諸島自治巫女共和国|エンディバラ条約に基づく同盟国。議会の力は弱いようだ。| 
 +|ローレル共和国|極めて多くの陣営から支援を受けている。世界で最も開かれた地ではなかろうか。| 
 +|大明帝國|萬州・和寧民主共和国崩壊以降関係がなかったが、近年外交関係が開設された。| 
 + 
 +***過去に外交関係が存在した国家 [#o1f822fc] 
 + 
 +#region(国交が消滅した国家) 
 +|~国名|~備考|h 
 +|共同管理区域セビーリャ|セビーリャ自由共和国中央政府の崩壊により、外交関係の継承が不可能になった。| 
 +#endregion 
 +#region(滅亡した国家) 
 +|~国名|~印象|~備考|h 
 +|ゴルカ連邦共和国|普通|石材の主要輸入先だったが、突如として消滅した。| 
 +|クイーンズ連邦|同情|全世界への同時宣戦布告の末、国際司法による処断により滅亡した。| 
 +|長州国|普通|地盤沈下をきっかけに政府機能が崩壊、食料不足に陥り全住民が逃亡、滅亡した。| 
 +|エウシウワンジャ共和国|普通|警察国家への移行後、反乱が頻発し、政府機能がが崩壊して滅亡した。| 
 +|フリスラーン帝国|普通|クリストバライト9ヶ国会議に参加した国家の1つ。| 
 +|ベルサリエーレ王国|普通|瓦辺戦争後、共和制へ移行したが、その影響で国内が混乱、滅亡した。| 
 +|ルフト共和国|普通|鎖国に近い政策を取り続け、最終的に滅亡した。| 
 +|ロヒキ人民共和国|普通|昭栄国の支援を受けていた国家だが、結局開発を放棄されてしまった。| 
 +|トロピコ共和国|良好|コマンドの入力ミスがどれほどの惨事を引き起こすかの好例だろう。| 
 +|成蘭連邦王国|良好|貿易トラブルを乗り越え、友好関係を建設する途上であったのだが……。| 
 +|エーラーン教皇国|普通|宗教大国の滅亡によって、世界のゾロアスター教徒に暗雲が立ち込めている。| 
 +|ボアーズィチィ帝国|微妙|民主政権(合州国)へ転換したが、政府機能が停止・滅亡した。| 
 +|エルツ帝国|良好|我が国の立場をある程度理解してくれた国の中の1つだったが……。| 
 +|フランク連邦|普通|建国後すぐに情勢混乱が発生、国土が反乱軍に踏み荒らされて滅亡した。| 
 +|アルドラド帝国|最高|ナウラ条約における同盟国で、共和国の最高の友邦の1国であった。| 
 +|ウェールリズセ連邦共和国|険悪|セビーリャ戦争以降、共和国最大の仮想敵国だった。| 
 +|エノテーク|感謝|政府機能が停止に近い中、長い間燃料を%%タダで%%売ってくれた。| 
 +#endregion 
 + 
 +***共和国が締結した条約等の一覧(締結順) [#hd8a2f15] 
 +-現在も有効なもの 
 + 
 +&size(16){・[[カルセドニー島共和国によるヨリクシ共和国に於ける工業化支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=513]]}; 
 + 
 +637年11月中旬発効 
 + ヨリクシ共和国の工業化支援について定めた協定。 
 + 
 +&size(16){・[[十河会議共同声明:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=562]]}; 
 + 
 +654年頃発効 
 + 昭栄国と発した農業国間の経済的な連帯を定めた共同声明だが、共和国の産業構造が商業重視に触れていくにつれて意義を失いつつある。 
 + 
 +&size(16){・[[ナウラ条約]]}; 
 + 
 +655年4月初旬発効 
 + ヨリクシ共和国・アルドラド帝国との相互防衛条約。アルドラド帝国滅亡により、現在はヨリクシ共和国と2国間で運用されている。 
 + 
 +&size(16){・[[アルビオン及びアイレランド立憲連盟王国とカルセドニー島共和国の友好及び平和条約:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=587]]}; 
 + 
 +669年頃発効 
 + アルビオン連盟王国との相互不可侵・貿易関係について定めた条約。 
 + 
 +&size(16){・[[アルビオン及びアイレランド立憲連盟王国とカルセドニー島共和国との共同宣言:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=588]]}; 
 + 
 +669年頃発効 
 + アルビオン連盟王国と発した「世界の紛争を平和的に解決すべき」という趣旨の共同宣言だが、サン・ピエル危機などの影響で実効性は低い。 
 + 
 +&size(16){・[[カルセドニー島共和国及びノホ・ヘレコ連邦による蒼鋼国に於ける工業化支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=589]]}; 
 + 
 +669年10月初旬発効 
 + ノホ・ヘレコ連邦と共同で実施した蒼鋼国への工業化支援について定めた協定。 
 + 
 +&size(16){・[[エンディバラ条約]]}; 
 + 
 +674年2月中旬発効 
 + 御岳山諸島自治巫女共和国との相互防衛関係について定めた条約。御岳山諸島自治巫女共和国はそれ以前国内が混乱しており、その影響でこの交渉はアルビオン連盟王国の仲介で行われた。条約がスコッチランドの都市エンディバラで行われたのもその影響である。 
 + 
 +&size(16){・[[暁城条約]]}; 
 + 
 +674年3月下旬発効 
 + 蒼鋼国との相互防衛関係について定めた条約。 
 + 
 +&size(16){・[[アウクシリア条約]]}; 
 + 
 +678年6月初旬発効 
 + サン・ピエル共和国との相互防衛関係について定めた条約。同国は“サン・ピエル危機”と呼ばれる外交的な問題の渦中にあったが、この条約で完全な外交的自立を取り戻している。 
 + 
 +&size(16){・[[ローレル共和国・カルセドニー島共和国における治安維持協定]]}; 
 + 
 +678年9月下旬発効 
 + ローレル共和国に於ける怪獣討伐支援(反乱軍は含まない)を定めた協定。付属議定書に基づき同国に陸空軍部隊を派遣している。 
 + 
 +-効力が失われたもの 
 + 
 +&size(16){・[[ノホ・ヘレコ連邦とカルセドニー島入植地に於けるウラン鉱山開発支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=448]]}; 
 + 
 +617年頃発効、620年3月下旬、「カルセドニー島入植地で産出する燃料の定期取引に関する公開入札」完了をもって満了、失効。 
 + 建国直後、ノホ・ヘレコ連邦から受けたウラン鉱山開発支援協定。この協定でカルセドニー島入植地は資金90兆Va、建材5億トンという莫大な支援を受け取り、しかも燃料定期取引の公開入札に入札国が現れなかったため結果的に一切対価を支払う必要がなかった。 
 + 
 +&size(16){・[[カルセドニー島共和国とセビーリャ共和国に於けるウラン鉱山開発支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=463]]}; 
 +&size(16){・[[カルセドニー島共和国とセビーリャ共和国に於ける銀鉱山開発支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=463]]}; 
 + 
 +ともに630年頃発効、636年5月下旬、セビーリャ共和国内の国家保衛警察のクーデターによる政権掌握をもって失効。 
 + 商業を主産業として定め、商品供給を獲得する必要が生じた共和国は、当時建国されたセビーリャ共和国に対し鉱山開発支援を行った。しかし、同国の内情を考慮せずに行われたこの支援は結果的にセビーリャ戦争とそれに伴うウェールリズセ連邦共和国との外交関係悪化を引き起こした。 
 + 
 +&size(16){・[[カルセドニー島共和国とトルキー臨時社会主義連合に於けるウラン鉱山並びに採石場開発支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=499]]}; 
 + 
 +636年7月中旬発効、642年頃(現実時間2016年3月17日)、トルキー臨時社会主義連合における「燃料輸出に関する公開入札」完了をもって満了、失効。 
 + トルキー臨時社会主義連合に行った鉱山開発支援について定めた協定。同国はこの鉱山開発から順調に経済発展を続け、最終的に世界有数の経済大国に成長したが、本協定は「共和国に何の利益ももたらさなかった」などとする批判もある。 
 + 
 +&size(16){・[[カルセドニー島共和国とヨリクシ共和国に於ける治安維持協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=530]]}; 
 + 
 +643年11月初旬発効、655年4月初旬、両国間の破棄合意によって失効。 
 + ヨリクシ共和国における治安維持支援について定めた協定。640年にヨリクシ共和国で発生した「蜂起軍」事件の際に同国とは共同で鎮圧にあたっており、それ以降同国との軍事関係が深まっていた。治安維持協定はナウラ条約が締結された655年4月初旬に失効したが、結局この協定に基づいた治安維持活動は一度も行われなかった。 
 + 
 +&size(16){・[[カルセドニー島共和国とラシニア社会共和国に於ける銀鉱山開発支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=532]]}; 
 + 
 +644年頃発効、646年4月頃、「セビーリャ自由共和国とラシニア社会共和国間の銀取引契約」の成立によって満了、失効。 
 + ラシニア社会共和国において行った銀鉱山開発支援について定めた協定。同国情勢は現在に至るまで安定しているとはいえず、この投資は「失敗だった」とする声が国内では大半である。 
 + 
 +&size(16){・[[カルセドニー島共和国のローレル共和国に於ける開発支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=606]]}; 
 + 
 +676年1月初旬発効、677年頃、協定第5条に基づき満了、失効。 
 + ローレル共和国の幸福度向上のための各種設備の建設費用支援について定めた協定。協定に定められた施設全ての建設完了に合わせて失効した。 
 + 
 +&size(16){・[[カルセドニー島共和国と蒼鋼国に於けるウラン鉱山開発支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=585]]}; 
 + 
 +669年6月中旬発効、670年11月下旬より開始された燃料定期輸送契約が675年11月下旬に満了、定期取引自体も683年4月初旬に終了した。 
 + 鉱山開発支援としては4例目で、「これまでで最もうまくいった」と評されている。蒼鋼国はこの鉱山開発で得た資金で産業化に成功し、今では共和国の商品供給のかなりの割合を同国産の製品が占めている。
-**軍事 [#r7e6de0d]+*軍事 [#r7e6de0d
 +**概説 [#b4c60351]
 旧来、共和国が入植地であったころには総督府陸軍と呼ばれる軍隊が存在したが、実質的に治安維持部隊に過ぎなかった上、総督府の私兵という扱いであった。また、必要性がなかったため当時は空海軍は存在しなかった。  旧来、共和国が入植地であったころには総督府陸軍と呼ばれる軍隊が存在したが、実質的に治安維持部隊に過ぎなかった上、総督府の私兵という扱いであった。また、必要性がなかったため当時は空海軍は存在しなかった。
Line 412: Line 937:
-第4次エノテーク反乱鎮圧作戦(658年10月初旬) -第4次エノテーク反乱鎮圧作戦(658年10月初旬)
-第5次エノテーク反乱鎮圧作戦(659年5月下旬) -第5次エノテーク反乱鎮圧作戦(659年5月下旬)
 +-ノースジャスパー市反乱鎮圧作戦(675年2月中旬)
 +-サン・ピエル共和国いのら討伐作戦(675年2月下旬)
 +-モスアゲート市いのら討伐作戦(685年6月初旬)
 +-サードオニクス市キングいのら討伐作戦(686年3月中旬)
 +-ローレル共和国キングいのら討伐作戦(690年6月中旬)
 +-ローレル共和国サンジラ討伐作戦(692年2月初旬)
 +-シャムレー民主共和国いのら討伐作戦(692年4月中旬)
 +-サン・ピエル共和国反乱鎮圧作戦(692年6月中旬)
 +-ラシニア社会共和国いのら討伐作戦(693年5月初旬)
#endregion #endregion
#region(軍事詳細) #region(軍事詳細)
-***陸軍 [#o91730db] 
- 陸軍は歩兵を主体としており、車両は輸送用のトラックとわずかな装甲車に過ぎない。ちなみに、この装甲車は先述したアゲート反乱の際に暴徒に奪われ、これより強力な装備のなかったアゲート駐屯地の総督府陸軍は壊滅的な打撃を受けている。 +**陸軍 [#o91730db] 
- 640年代に入り、装備が弱小であると指摘されるようになったため、主力戦車の開発が進められた。+ 
 + 総督府陸軍は弱小であったため、アゲート反乱を自力で鎮圧できない醜態を示した。そのため、共和国成立以降陸軍の強化が進められ、現在では合計45個師団を有する世界有数の陸軍組織へと成長した。 
 + 一方で、装備の更新は遅々としており、同盟国の装備などと比較された際に失笑されることも多い。 
 + なお、中央方面軍は航空宇宙部隊を有しており、各種人工衛星は陸軍の管轄である。 
 + 
 +***陸軍編成 [#d8aeb88b] 
 +-中央方面軍 
 +--1個機甲師団 
 +--2個歩兵師団 
 +--航空宇宙部隊 
 +-西方方面軍 
 +--1個機甲師団 
 +--4個歩兵師団 
 +--1個砲兵師団 
 +-東方方面軍 
 +--3個機甲師団 
 +--4個歩兵師団 
 +--2個砲兵師団 
 +-南方方面軍 
 +--3個機甲師団 
 +--10個歩兵師団 
 +--4個砲兵師団 
 +-諸島方面軍 
 +--7個歩兵師団 
 +--2個砲兵師団 
 + 
 +***陸軍装備 [#c1e4dba1]
&size(16){主力装備}; &size(16){主力装備};
-|~装輪装甲車”アルデラミン”|<|h +|~装輪装甲車“アルデラミン”|<|h 
-|&ref(alderamin.jpg){装輪装甲車”アルデラミン”};|重量:11t|+|&ref(alderamin.jpg){装輪装甲車“アルデラミン”};|重量:11t|
|^|全長:6.15m| |^|全長:6.15m|
|^|全幅:2.65m| |^|全幅:2.65m|
Line 431: Line 990:
|銃弾を通さない装甲を備えているが、武装は最低限に過ぎない。|<| |銃弾を通さない装甲を備えているが、武装は最低限に過ぎない。|<|
-|~主力戦車”エラキス”|<|h +|~主力戦車“エラキス”|<|h 
-|&ref(erakis.jpg){主力戦車”エラキス”};|重量:40t|+|&ref(erakis.jpg){主力戦車“エラキス”};|重量:40t|
|^|全長:9.54m| |^|全長:9.54m|
|^|全幅:3.25m| |^|全幅:3.25m|
Line 440: Line 999:
|軍の威信をかけて開発された主力戦車。|<| |軍の威信をかけて開発された主力戦車。|<|
-***空軍 [#sdd85dfa]+|~短距離地対空ミサイル“アルフィク”|<|h 
 +|&ref(Alfirk.jpg){短距離地対空ミサイル“アルフィク”};|重量:40t| 
 +|^|全長:9.14m| 
 +|^|全幅:2.80m| 
 +|^|乗員数:5名| 
 +|^|速度:80km/h| 
 +|^|兵装:地対空ミサイル×6| 
 +|非制空権下の強襲上陸作戦を想定して開発された対空ミサイルで、水上浮行可能。|<| 
 + 
 +|~汎用型大気軌道宇宙船“ガーネット・スター”|<|h 
 +|&ref(GarnetStar.jpg){汎用型大気軌道宇宙船“ガーネット・スター”};|重量:2000t| 
 +|^|全長:56.1m| 
 +|^|全幅:8.7m| 
 +|^|乗員数:7名| 
 +|^|速度:数km/s| 
 +|^|兵装:レーザー砲×1、対衛星23mm機関砲×2| 
 +|軌道上からのレーザー攻撃を行う有人宇宙船。|<| 
 + 
 +**空軍 [#sdd85dfa]
 空軍は長く地対地巡航ミサイル「アーリイズ1」のみを装備とする、空軍とは思えない組織であったが、640年代にようやく軍用航空機の開発を行った。現在は対艦攻撃機・迎撃戦闘機各1種を装備している。  空軍は長く地対地巡航ミサイル「アーリイズ1」のみを装備とする、空軍とは思えない組織であったが、640年代にようやく軍用航空機の開発を行った。現在は対艦攻撃機・迎撃戦闘機各1種を装備している。
 +
 +***空軍装備 [#i8d83378]
&size(16){主力装備}; &size(16){主力装備};
Line 466: Line 1045:
|迎撃戦闘機だが、対地ミサイルも装備できる。|<| |迎撃戦闘機だが、対地ミサイルも装備できる。|<|
-***海軍 [#y29c60d6]+**海軍 [#y29c60d6]
- 625年以降徐々に沿岸防衛艦隊の配備が進められた。防衛艦隊の活動領域は長く国家領域の西部~南部に集中していたが、北方海域の艦隊配備も進められ、651年現在では領海のほぼ全域に艦隊が配備されている。+ 625年以降徐々に沿岸防衛艦隊の配備が進められた。防衛艦隊の活動領域は長く国家領域の西部~南部に集中していたが、北方海域の艦隊配備も進められ、651年現在では領海の全域に艦隊が配備されている。
 装備艦艇は軽量のコルベット及び巡視艇に限られていたが、現在護衛駆逐艦(フリゲート)の建造が進められている。  装備艦艇は軽量のコルベット及び巡視艇に限られていたが、現在護衛駆逐艦(フリゲート)の建造が進められている。
 +
 +***海軍編成 [#n9c1f441]
 +
 +-第1艦隊
 +
 + エライ海岸の防御が主任務で、フリゲート1隻、コルベット34隻を有する。油田の爆発事故の損害が大きいため、「北方艦隊にだけは配属されたくない」と考える兵士が多い。
 +
 +-第2艦隊
 +
 + 南西部の島嶼群を防御する艦隊で、フリゲート1隻、コルベット30隻を有する。
 +
 +-第3艦隊
 +
 + パイロープ島行政区周辺に配備された艦隊で、フリゲート1隻、コルベット17隻を有する。
 +
 +-第4艦隊
 +
 + 首都の防衛が主任務の艦隊で、海軍総旗艦であるフリゲート「ガニメデ」とコルベット2隻を有する。この艦隊に配属されるのは海軍学校のエリートだけである。
 +
 +***海軍装備 [#p3bfc391]
&size(16){主力装備}; &size(16){主力装備};
Line 479: Line 1078:
|^|速力:37ノット| |^|速力:37ノット|
|^|兵装:76mm速射砲×1、40mm機銃×2、ミサイル発射筒×6| |^|兵装:76mm速射砲×1、40mm機銃×2、ミサイル発射筒×6|
-|^|艦載機:なし|+|^|艦載機:なし((画像は旧世界で運用されていた一番艦パラスのもので、こちらはヘリコプターの搭載が可能である。))|
|沿岸防衛を主任務としているため、海賊船に対抗できる装備しか備えていない。|<| |沿岸防衛を主任務としているため、海賊船に対抗できる装備しか備えていない。|<|
-#region(同型艦一覧) 
-|1番艦((正確には8番艦。1番艦パラス~7番艦フローラまでは旧世界の艦である。))|メティス| 
-|2番艦|ヒギエア| 
-|3番艦|パルテノペ| 
-|4番艦|ヴィクトリア| 
-|5番艦|エゲリア| 
-|6番艦|イレーネ| 
-|7番艦|エウノミア| 
-|8番艦|プシケ| 
-|9番艦|テティス| 
-|10番艦|メルポメネ| 
-|11番艦|フォルトゥナ| 
-|12番艦|マッサリア| 
-|13番艦|ルテティア| 
-|14番艦|カリオペ| 
-|15番艦|タリア| 
-|16番艦|テミス| 
-|17番艦|フォカエア| 
-|18番艦|プロセルピナ| 
-|19番艦|ベローナ| 
-|20番艦|アンフィトリテ| 
-|21番艦|ウラニア| 
-#endregion 
|~エウロパ級フリゲート|<|h |~エウロパ級フリゲート|<|h
Line 513: Line 1089:
|^|艦載機:ヘリコプター×1機| |^|艦載機:ヘリコプター×1機|
|戦闘能力はパラス級と大差ないが、ヘリコプターを搭載することができる。|<| |戦闘能力はパラス級と大差ないが、ヘリコプターを搭載することができる。|<|
-#region(同型艦一覧) 
-|1番艦|エウロパ| 
-|2番艦|イオ| 
-|3番艦|ガニメデ| 
-|4番艦|カリスト| 
-#endregion 
-#endregion+|~ハウメア級潜水艦|<|h 
 +|&ref(Eris.jpg){ハウメア級潜水艦};|排水量:1810トン((潜航時))| 
 +|^|全長:64.4m| 
 +|^|全幅:6.5m| 
 +|^|速力:22.5ノット((潜航時))| 
 +|^|兵装:533mm魚雷発射管×8| 
 +|^|艦載機:なし| 
 +|小型の通常動力潜水艦。その排水量にしては強力な武装を有する。|<|
-**外交 [#lfd06c4e] 
-***外交関係を有する国家・過去に外交関係が存在した国家の一覧 [#n3928874] 
- 
-|~国名|~備考|h 
-|ウェールリズセ連邦共和国|ENECの議長国。現在国際社会で特に大きな影響力を持つ国の1つ。| 
-|レゴリス帝国|言わずと知れた世界一の超大国。最近ストリーダに抜かれた。| 
-|エーラーン教皇国|政府機能が停止、世界のゾロアスター教徒に暗雲が立ち込めている。| 
-|ヴァノミス連邦(旧ヴァノミス王国)|専制王国から立憲王国&共和国の連邦へと変革を遂げた。| 
-|成蘭連邦王国|建国直後のリヨル政権の際に貿易トラブルがあった。| 
-|ガトーヴィチ帝国|鎖国政策に転換した模様。交易も中止された。| 
-|ノホ・ヘレコ連邦|かつてウラン鉱山の開発支援を受けた。| 
-|ヘルトジブリール社会主義共和国|世界最大級の経済大国へと成長を遂げた。| 
-|トリヴェント連邦|独自の貿易政策は世界的に支持されているようだ。| 
-|テークサット連合|ENEC加盟国。世界同時社会不安の際に特に大きな打撃を受けた。| 
-|コーデクス共和国|ENEC加盟国。| 
-|ヴェールヌイ社会主義共和国|FENA、ENECどちらともつながりのある有力な国家。| 
-|ロムレー湖畔共和国|観光立国。| 
-|アルビオン連盟王国|スコッチランド共産主義同盟が体制改革を行った国家。平和友好条約を締結している。| 
-|アルドラド帝国|ナウラ条約における同盟国。| 
-|昭栄国|我が国と同様、商農業を主軸としている。| 
-|アリア連邦|資金・食料と商品の定期交易を行っている。| 
-|石動第三帝国|以前食料の定期輸出を行っていた。| 
-|エルツ帝国|以前、外相会談が行われた。| 
-|ストリーダ王国|現時点で世界最大の超大国。| 
-|トルキー社会主義共和国|建材の原料の石材を供給してくれるありがたい国家。石材の生産を終了するらしいが……。| 
-|タヂカラオ国|建材を非常に安い価格で売却している。利益は出るのだろうか。| 
-|ノイエクルス連邦|マーガベル滅亡のため、対外貿易が縮小している。| 
-|フリュー第二帝政(フリュー帝国)|農業国から工業国へ転換を果たしたようだ。| 
-|ヨリクシ共和国|ナウラ条約における同盟国。カルセドニーの命綱。| 
-|ボアーズィチィ合州国|民主政権へ転換したが、現在政府機能が停止している。| 
-|辺境日ノ本人共和国|SLCNに加盟したらしい。現在政府機能が停止している。| 
-|大明帝国|萬州・和寧民主共和国の後継政権として国交を維持している、と政府は判断している。| 
-|ラシニア社会共和国|石動の同盟に加入、それ以降ほとんど同盟外の国家と貿易を行っていない。| 
-|西岸州独立連合共和国|燃料の定期輸入先。数少ない発展を続けている新興国。| 
-|エノテーク|燃料輸入の最大手。| 
-|サン・ピエル共和国|共和制に移行したが、国家方針で事実上の鎖国を行っている。| 
- 
-#region(国交が消滅した国家) 
-|セビーリャ自由共和国|中央政府の崩壊により、外交関係の継承が不可能になった。| 
#endregion #endregion
-#region(滅亡した国家) 
-|ゴルカ連邦共和国|石材の主要輸入先だったが、突如として消滅した。| 
-|クイーンズ連邦|全世界への同時宣戦布告などの暴挙を経て、最終的に国際司法による処断により滅亡した。| 
-|長州国|地盤沈下をきっかけに政府機能が崩壊、食料不足に陥り全住民が逃亡、滅亡した。| 
-|エウシウワンジャ共和国|警察国家への移行後、反乱が頻発し、政府機能がが崩壊して滅亡した。| 
-|フリスラーン帝国|政府機能低下の影響で反乱が発生、その鎮圧には成功したものの政府機能は回復せず、滅亡した。| 
-|ベルサリエーレ王国|瓦辺戦争後、共和制へ移行したが、その影響で国内が混乱、滅亡した。| 
-|ルフト共和国|鎖国に近い政策を取り続け、最終的に滅亡した。| 
-|ロヒキ人民共和国|昭栄国の支援を受け、鉱山開発を行った国家だが、結局開発を放棄されてしまった。| 
-|トロピコ共和国|コマンドの入力ミスがどれほどの惨事を引き起こすかの好例だろう。| 
-#endregion 
- 
-***共和国が締結した条約等の一覧(締結順) [#ff5878a1] 
-・現在も有効なもの 
--[[カルセドニー島共和国によるヨリクシ共和国に於ける工業化支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=513]] 
--[[十河会議共同声明:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=562]] 
--[[ナウラ条約]] 
--[[カルセドニー島共和国と蒼鋼国に於けるウラン鉱山開発支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=585]] 
--[[アルビオン及びアイレランド立憲連盟王国とカルセドニー島共和国の友好及び平和条約:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=587]] 
--[[アルビオン及びアイレランド立憲連盟王国とカルセドニー島共和国との共同宣言:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=588]] 
- 
-・効力が失われたもの 
--[[ノホ・ヘレコ連邦とカルセドニー島入植地に於けるウラン鉱山開発支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=448]] 
- 
- 620年3月下旬、「カルセドニー島入植地で産出する燃料の定期取引に関する公開入札」完了をもって満了、失効。 
- 
--[[カルセドニー島共和国とセビーリャ共和国に於けるウラン鉱山開発支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=463]] 
--[[カルセドニー島共和国とセビーリャ共和国に於ける銀鉱山開発支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=463]] 
- 
- 636年5月下旬、セビーリャ共和国内の国家保衛警察のクーデターによる政権掌握をもって失効。 
- 
--[[カルセドニー島共和国とトルキー臨時社会主義連合に於けるウラン鉱山並びに採石場開発支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=499]] 
- 
- 現実時間2016年3月17日、トルキー臨時社会主義連合における「燃料輸出に関する公開入札」完了をもって満了、失効。 
- 
--[[カルセドニー島共和国とヨリクシ共和国に於ける治安維持協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=530]] 
- 
- 655年4月初旬、両国間の破棄合意によって失効。 
- 
--[[カルセドニー島共和国とラシニア社会共和国に於ける銀鉱山開発支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=532]] 
- 
- 646年4月、「セビーリャ自由共和国とラシニア社会共和国間の銀取引契約」の成立によって満了、失効。 
*経済 [#w5efbaf2] *経済 [#w5efbaf2]
Line 611: Line 1107:
**農業 [#v382adb0] **農業 [#v382adb0]
- つい最近まで農業は国内の最大産業であった。本土の農村地帯に多くの農場が存在するが、現在スペサルタイト島行政区に巨大な国営農場が整備されている。同地の農業規模は1800万人に達し、国内の農場が全て集中している。中心に巨大隕石が落ちたらカルセドニーは死ぬだろう。+ 商業の発達以前、農業は国内の最大産業であった。本土の農村地帯に多くの農場が存在していたが、今は本土での農業は行われていない。現在スペサルタイト島行政区に巨大な国営農場が整備されている。同地の農業規模は1800万人に達し、国内の農場が全て集中している。中心に巨大隕石が落ちたらカルセドニーは死ぬだろう。 
 + しかしながら、685年の国土再開発計画により国内の農業労働人口は減る見通しとなった。食料自給を維持できるかが危ぶまれている。
**商業 [#sd6ee89b] **商業 [#sd6ee89b]
- 国内の主力産業で、年間の商業売上高は600兆Va(658年)に達している。後述するように工業がほぼ行われていないため、取引される商品はほぼ外国産である。商品の輸入先はかつてはガトーヴィチ帝国・アリア連邦が主だったが、現在はヨリクシ共和国からの輸入が全体の4分の3を占めている。+ 国内の主力産業で、年間の商業売上高は700兆Va(678年)に達している。後述するように工業がほぼ行われていないため、取引される商品はほぼ外国産である。商品の輸入先はかつてはガトーヴィチ帝国・アリア連邦が主だったが、一時はヨリクシ共和国からの輸入が全体の80%近くを占めていた。 
 + 次第に商品輸入先も多角化し、現在はヨリクシ工業に依存しているほどではない。とはいえ、輸入の約半分がヨリクシ製商品であることも事実である。
 &ref(shogyo.png){商業収入};  &ref(shogyo.png){商業収入};
Line 623: Line 1121:
 国内の工業は現代都市に付随する小規模なものである。旧来共和国は軽工業政策を取っており、工業生産高もそれに見合う程度だったが、630年7月に重工業化が実施され、工業生産高は大幅に向上した。  国内の工業は現代都市に付随する小規模なものである。旧来共和国は軽工業政策を取っており、工業生産高もそれに見合う程度だったが、630年7月に重工業化が実施され、工業生産高は大幅に向上した。
- しかしながら、原料の鋼鉄が不足するようになったため、現在重工業政策は終了している。+ しかしながら、原料の鋼鉄が不足するようになったため、現在重工業政策は終了している。そのため、工業生産力は極めて低い。 
 + 
 +**建材製造 [#a9e69993] 
 + 
 + 木材・石材を原料にした建材の生産は共和国の主力資金獲得源だが、西岸州独立連合共和国以降、政府機能の高い新興国が出現していなかったため、輸出が生産に追いつかず、倉庫には売れ残りの建材が山と積まれている。蒼鋼国との開発支援協定締結で建材の大規模消費が発生した。 
 + 
 +**砲弾製造 [#d99d1c8f]
-**建材製造 [#iffd6439]+ 共和国の砲弾製造能力は世界的に見ても高い。基本的に同盟国以外への砲弾輸出は許可されていなかったが、近年ノイエクルス連邦への砲弾輸出が行われた。
- 木材・石材を原料にした建材の生産は共和国の主力資金獲得源だが、西岸州独立連合共和国以降、政府機能の高い新興国が出現していないため、輸出が生産に追いつかず、倉庫には売れ残りの建材が山と積まれている。+*カルセドニー島共和国の成分分析 [#p712398c]
-**砲弾製造 [#sa0d1e22]+カルセドニー島共和国の62%は怨念で出来ています 
 +カルセドニー島共和国の36%は気の迷いで出来ています 
 +カルセドニー島共和国の1%はお菓子で出来ています 
 +カルセドニー島共和国の1%は理論で出来ています
- 共和国の砲弾製造能力は世界的に見ても高い。しかし、国際情勢の緊迫化などの理由から共和国は現時点では同盟国以外への砲弾輸出を承認していない。同盟国内ではヨリクシ共和国にかなりの量の砲弾を輸出しており、「資金不足に陥った際の最終手段」と政府にみなされている節がある。+怨念…………建国初期の外交の失敗を引きずっている 
 +気の迷い……敵を作りたくない優柔不断さ 
 +お菓子………エルツ先生には「肉」扱いされていたおいしいカルセドニー 
 +理論…………あちこちに分散しているマニュアルを読み比べて開発計画を決めている
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