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19: 2016-12-01 (木) 16:50:14 nazonohito ソース
Attached file: T24693.png
現: 2018-03-06 (火) 11:47:27 nazonohito ソース
Line 1: Line 1:
 +この記事は7世紀後半時点でのカルセドニー島共和国について解説している。
 +現在の状況はカルセドニー連合やカルセドニー革命、カルセドニー史に詳しい。
 +
|正式国名|カルセドニー島共和国| |正式国名|カルセドニー島共和国|
|英名|Republic of Chalcedony Island| |英名|Republic of Chalcedony Island|
Line 6: Line 9:
|建国|616年11月初旬| |建国|616年11月初旬|
|現政体確立|621年5月中旬| |現政体確立|621年5月中旬|
 +|崩壊|703年7月初旬|
|言語|英語、日本語| |言語|英語、日本語|
-|元首|リヨネ・アメシスト大統領(675年~現在)|+|元首|リヨネ・アメシスト大統領(675年~703年)|
|政体|大統領制| |政体|大統領制|
|通貨|Va| |通貨|Va|
Line 29: Line 33:
#region(市) #region(市)
--1.クリソプレーズ首都特別区 [#t75ac924]+-1.クリソプレーズ首都特別区
 (9,11)地点のクリソプレーズ市を中心としたクリソプレーズ首都特別区はその名の通り首都機能が置かれている。クリソプレーズ市は共和国民が初めて入植した地であり、長い歴史を持っている。過去に、第2次都市化闘争(620年9月)、巨大隕石の落下(621年9月)、火災(同)の3回にわたって壊滅的な被害を受けているが、その都度復興を果たしている。首都圏の内北東部の2ヶ所の近郊住宅地は621年の巨大隕石の被害を免れたため、現時点で国内最古の市街地が広がっている。  (9,11)地点のクリソプレーズ市を中心としたクリソプレーズ首都特別区はその名の通り首都機能が置かれている。クリソプレーズ市は共和国民が初めて入植した地であり、長い歴史を持っている。過去に、第2次都市化闘争(620年9月)、巨大隕石の落下(621年9月)、火災(同)の3回にわたって壊滅的な被害を受けているが、その都度復興を果たしている。首都圏の内北東部の2ヶ所の近郊住宅地は621年の巨大隕石の被害を免れたため、現時点で国内最古の市街地が広がっている。
 685年の国土再開発計画により、南西部に新市街(現代都市)が建設され経済的な重みも増しつつある。  685年の国土再開発計画により、南西部に新市街(現代都市)が建設され経済的な重みも増しつつある。
--2.クリストバライト市 [#r4fe08be]+-2.クリストバライト市
 (11,14)のクリストバライト市とその周辺都市圏を含み、人口は首都圏を上回っている。現代都市建設以来ジャスパー市に次ぐ共和国の商業地区であり、国の富の多くがこの地へ集まる。過去に目立った災害の被害も受けず、共和国最大の繁栄を謳歌している。ジャスパー市の国営市場の解体に伴い国内商業における重みが増してきたが、他地域も発展しているため現時点では比率的な重要性は下がった。  (11,14)のクリストバライト市とその周辺都市圏を含み、人口は首都圏を上回っている。現代都市建設以来ジャスパー市に次ぐ共和国の商業地区であり、国の富の多くがこの地へ集まる。過去に目立った災害の被害も受けず、共和国最大の繁栄を謳歌している。ジャスパー市の国営市場の解体に伴い国内商業における重みが増してきたが、他地域も発展しているため現時点では比率的な重要性は下がった。
--3.カーネリアン市 [#jfeb7adb]+-3.カーネリアン市
 現在のカーネリアン市の中心地は(8,8)だが、南東部の旧市街はカーネリアン入植地としてクリソプレーズ市に並ぶ長い歴史を持ち、クリソプレーズ市とは異なり災害の被害もなく発展を続けてきた。また、市街南西部の「建国記念碑」はカーネリアン入植地とリヨル・カーネリアン暫定総督を記念して644年9月に建設された。  現在のカーネリアン市の中心地は(8,8)だが、南東部の旧市街はカーネリアン入植地としてクリソプレーズ市に並ぶ長い歴史を持ち、クリソプレーズ市とは異なり災害の被害もなく発展を続けてきた。また、市街南西部の「建国記念碑」はカーネリアン入植地とリヨル・カーネリアン暫定総督を記念して644年9月に建設された。
--4.サードオニクス市 [#ja0f1849]+-4.サードオニクス市
 (11,9)地点のサードオニクス市はカーネリアン市とアゲート市の中間に位置することから名付けられた。ハギワ・サードオニクス前防衛委員長の基盤地域であり、住民にもタカ派が多い。625年に指定都市として認められ、人口は国内最大級である。  (11,9)地点のサードオニクス市はカーネリアン市とアゲート市の中間に位置することから名付けられた。ハギワ・サードオニクス前防衛委員長の基盤地域であり、住民にもタカ派が多い。625年に指定都市として認められ、人口は国内最大級である。
--5.ウェストカーネリアン市 [#lc870278]+-5.ウェストカーネリアン市
 (6,10)地点に位置する都市で、627年9月に指定都市化が認められた。都市が建設される際に、住民がカーネリアン市の歴史に因んでこの名前が採用された。現在でもカーネリアン市との経済的なつながりは大きい。  (6,10)地点に位置する都市で、627年9月に指定都市化が認められた。都市が建設される際に、住民がカーネリアン市の歴史に因んでこの名前が採用された。現在でもカーネリアン市との経済的なつながりは大きい。
--6.コーサイト市 [#e06afadb]+-6.コーサイト市
 (6,7)に位置するカルセドニー島西北端の都市。630年7月に指定都市とされた。この都市は初めて計画都市として都市化され、人口は他の指定都市に比べやや少ないものの、公共設備は非常に充実している。  (6,7)に位置するカルセドニー島西北端の都市。630年7月に指定都市とされた。この都市は初めて計画都市として都市化され、人口は他の指定都市に比べやや少ないものの、公共設備は非常に充実している。
--7.アゲート市 [#v33c4a6c]+-7.アゲート市
 (13,11)地点のアゲート市街とその周辺地区を含む。この地域は国内で最も反政府派の活動が活発であり、第2次都市化闘争の際は市南東部で反乱が発生、軍の駐屯地が襲撃される事態にまで発展した。そのせいか、政府には長らく指定都市として認められてこなかったが、632年1月の世界的社会不安の際に指定都市化を求めるデモ活動が発生、4月に指定都市化が認められた。その後左派が政権を獲得してから大幅なてこ入れが行われ、現在は他の都市に引けを取らない人口を持つ。  (13,11)地点のアゲート市街とその周辺地区を含む。この地域は国内で最も反政府派の活動が活発であり、第2次都市化闘争の際は市南東部で反乱が発生、軍の駐屯地が襲撃される事態にまで発展した。そのせいか、政府には長らく指定都市として認められてこなかったが、632年1月の世界的社会不安の際に指定都市化を求めるデモ活動が発生、4月に指定都市化が認められた。その後左派が政権を獲得してから大幅なてこ入れが行われ、現在は他の都市に引けを取らない人口を持つ。
--8.アメシスト市 [#t178a82e]+-8.アメシスト市
 (10,6)に位置するエライ海岸の都市。リヨネ現大統領の出身地であり、北部では珍しく民政党の支持が厚い。639年1月に指定都市とされ、685年に宗教設備の誘致も行われるなど話題の多い都市である。  (10,6)に位置するエライ海岸の都市。リヨネ現大統領の出身地であり、北部では珍しく民政党の支持が厚い。639年1月に指定都市とされ、685年に宗教設備の誘致も行われるなど話題の多い都市である。
--9.ムトロライト市 [#i40f0e93]+-9.ムトロライト市
 (8,5)に位置するカルセドニー最北の都市。「空いたスペースに押し込んだ」(政府関係者)と言われる強引な都市配置で知られ、市街地の一部は海へ張り出している。643年2月に「北部地域最後の現代都市」として指定都市となった。その後人口拡大策も取られ、「現代都市の標準形」と言われる570万人の人口((現代都市・防災都市・近郊住宅地5か所でこの人口になる。))を有している。  (8,5)に位置するカルセドニー最北の都市。「空いたスペースに押し込んだ」(政府関係者)と言われる強引な都市配置で知られ、市街地の一部は海へ張り出している。643年2月に「北部地域最後の現代都市」として指定都市となった。その後人口拡大策も取られ、「現代都市の標準形」と言われる570万人の人口((現代都市・防災都市・近郊住宅地5か所でこの人口になる。))を有している。
--10.アメトリン市 [#dc7bc0ce]+-10.アメトリン市
 もともとジャスパー市は国営市場が建設されている商業地区だったが、国営市場の解体に伴い南北に分割され、(13,8)に中心市街がある北部のみが643年6月にムトロライト市に続いて「ノースジャスパー市」として指定都市となった。675年にレハシ大統領が本市の市庁舎ビルで暗殺された。  もともとジャスパー市は国営市場が建設されている商業地区だったが、国営市場の解体に伴い南北に分割され、(13,8)に中心市街がある北部のみが643年6月にムトロライト市に続いて「ノースジャスパー市」として指定都市となった。675年にレハシ大統領が本市の市庁舎ビルで暗殺された。
 その後、685年の国土再開発計画により南東にシトリン市が建設されるにあたって名称を変更し現在の名称となる。この名称変更にはレハシ暗殺による負のイメージを払拭したいとの市の意向が働いていたという。  その後、685年の国土再開発計画により南東にシトリン市が建設されるにあたって名称を変更し現在の名称となる。この名称変更にはレハシ暗殺による負のイメージを払拭したいとの市の意向が働いていたという。
--11.ブラッドストーン市 [#rc8a5f34]+-11.ブラッドストーン市
 (9,16)地点に位置する都市で、アルマンディン海峡に面している。ブラッドストーンはヘリオトロープと同じ石を指し、事実上のヘリオトロープ市の衛星都市として計画されたが、海に面しているメリットを生かし経済が発展、ヘリオトロープ市に先駆けて646年12月に指定都市となった。  (9,16)地点に位置する都市で、アルマンディン海峡に面している。ブラッドストーンはヘリオトロープと同じ石を指し、事実上のヘリオトロープ市の衛星都市として計画されたが、海に面しているメリットを生かし経済が発展、ヘリオトロープ市に先駆けて646年12月に指定都市となった。
--12.ヘリオトロープ市 [#y16787ec]+-12.ヘリオトロープ市
 (12,17)地点に位置し、共和国の最南端にある市である。ヘリオトロープとは、「太陽を呼び戻す石」の意で、最南端、という位置が最も太陽に近い位置であることから命名された。652年10月に指定都市とされた、現在最も若い市である。  (12,17)地点に位置し、共和国の最南端にある市である。ヘリオトロープとは、「太陽を呼び戻す石」の意で、最南端、という位置が最も太陽に近い位置であることから命名された。652年10月に指定都市とされた、現在最も若い市である。
 その後、さらに南方にユーファストーン市、スティショバイト市が建設されたため「最南端の都市」ではなくなったが、歴史的な名前は今後も使われ続ける。  その後、さらに南方にユーファストーン市、スティショバイト市が建設されたため「最南端の都市」ではなくなったが、歴史的な名前は今後も使われ続ける。
--13.ジャスパー市 [#f53cc222]+-13.ジャスパー市
 (15,12)地点に位置する都市で、以前は「サウスジャスパー市」と呼ばれていた。しかし、685年の国土再開発計画の関連でノースジャスパー市がアメトリン市に改名することとなり、サウスジャスパー市はジャスパー市に呼称が変更された。もともと、ジャスパー市というのはこの地域及びその北部の商業地域の名称であったので、元に戻った、という方が当たっている。  (15,12)地点に位置する都市で、以前は「サウスジャスパー市」と呼ばれていた。しかし、685年の国土再開発計画の関連でノースジャスパー市がアメトリン市に改名することとなり、サウスジャスパー市はジャスパー市に呼称が変更された。もともと、ジャスパー市というのはこの地域及びその北部の商業地域の名称であったので、元に戻った、という方が当たっている。
--14.モスアゲート市 [#v47bfe95]+-14.モスアゲート市
 (14,14)地点に位置する都市。アゲート市が実施した南部開拓運動により成立した地域なので、この名がある。経済的にはアゲート市との関係が非常に強い。そのためか、現時点でも現代都市の設置が認められていなかったが、近年「国内最後の現代都市」として建設が認められた。しかし、国際社会の商業力低下に伴い685年に国土再開発計画が決定されたため、「最後の」現代都市ではなくなった。  (14,14)地点に位置する都市。アゲート市が実施した南部開拓運動により成立した地域なので、この名がある。経済的にはアゲート市との関係が非常に強い。そのためか、現時点でも現代都市の設置が認められていなかったが、近年「国内最後の現代都市」として建設が認められた。しかし、国際社会の商業力低下に伴い685年に国土再開発計画が決定されたため、「最後の」現代都市ではなくなった。
Line 171: Line 175:
*歴史 [#jc5369bc] *歴史 [#jc5369bc]
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 + カルセドニー史も参照のこと。
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**前史 [#iaea8adf] **前史 [#iaea8adf]
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 就任時の圧倒的な民衆の歓声からは想像できなかった鮮血の結末をレハシ大統領は迎えることとなってしまった。  就任時の圧倒的な民衆の歓声からは想像できなかった鮮血の結末をレハシ大統領は迎えることとなってしまった。
-***第2次リヨネ・アメシスト政権【国民党・民政党】(675年3月~) [#g529daa3]+***第2次リヨネ・アメシスト政権【国民党・民政党】(675年3月~703年6月) [#g529daa3]
 レハシ大統領の暗殺を受けて急きょ行われた第6回大統領選挙は、事実上の挙国一致候補となったリヨネ前大統領が圧倒的得票で当選を果たした。その後、リヨネはレハシ政権ほどの活発な外交活動は見せなくなったものの、それでもアウクシリア条約の締結など成果を上げ、680年に三選(4回目の当選)を果たした。この際に社会民主党は独自候補を擁立して敗れたため、651年からの社会民主党の政権参加は680年をもって終了した。  レハシ大統領の暗殺を受けて急きょ行われた第6回大統領選挙は、事実上の挙国一致候補となったリヨネ前大統領が圧倒的得票で当選を果たした。その後、リヨネはレハシ政権ほどの活発な外交活動は見せなくなったものの、それでもアウクシリア条約の締結など成果を上げ、680年に三選(4回目の当選)を果たした。この際に社会民主党は独自候補を擁立して敗れたため、651年からの社会民主党の政権参加は680年をもって終了した。
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 +***社会主義革命 [#w00f1f86]
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 + カルセドニー革命を参照。
**年表 [#j2939525] **年表 [#j2939525]
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 +#region(年表)
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***前史(海域暦) [#u2d8e232] ***前史(海域暦) [#u2d8e232]
-2274年頃:旧世界の衰退により連邦が完全に孤立する -2274年頃:旧世界の衰退により連邦が完全に孤立する
Line 300: Line 314:
-同年8月:国土再開発計画の一環としてクリソプレーズ首都特別区南西に現代都市が建設される。 -同年8月:国土再開発計画の一環としてクリソプレーズ首都特別区南西に現代都市が建設される。
-同年10月:国土再開発計画の一環としてスティショバイト市が建設される。 -同年10月:国土再開発計画の一環としてスティショバイト市が建設される。
 +-686年9月:国際交易協力機構条約が締結される。
 +-687年9月:人口が8000万人に到達する。当時経済指標上で世界5位。
 +
 +***690年代 [#i2fbd053]
 +-690年5月:汎用型大気軌道宇宙船(イレギュラー)「ガーネット・スター」の打ち上げに成功。
 +-同年11月:第8回大統領選挙で、リヨネ・アメシスト大統領が史上初の四選。
 +-692年10月:モリオン市が建設される。
 +-693年5月:ラシニア社会共和国に出現した怪獣の討伐において、共和国で初めて衛星レーザーが実戦投入される。
 +-693年11月:モリオン市が隕石の直撃で破壊される。
 +-694年5月:モリオン市が再建される。
 +-694年6月:デマントイド市が建設される。
 +-694年9月:ツァボライト市が建設される。
 +
 +***700年代 [#zf323ad5]
 +-700年11月:第9回大統領選挙でリヨネ・アメシストが3回連続5回目の当選。
 +-701年1月:リヨネが議会でホログラムを用いた演説を行ったことが発覚。
 +-同年11月:共和国裁判所がリヨネの失職と大統領選の実施を求める訴えを退ける。
 +-702年2月:大統領府委員会委員長評議会が大統領選の実施を定めた特別立法を拒否。
 +-同年3月:労働党など、特別立法の再可決を図るも必要数(4分の3)を確保できず否決。
 +-702年9月:カルセドニー革命の開始。
 +-703年7月:カルセドニー革命の終了、カルセドニー連合政府が鎖国を発表。
 +
 +#endregion
**主要な歴史上の出来事 [#l652bf14] **主要な歴史上の出来事 [#l652bf14]
---カルセドニー計画+ 
 +この項目はカルセドニー史に詳しい。 
 + 
 +#region(歴史上の出来事) 
 + 
 +-カルセドニー計画
 「海域」と呼ばれる旧世界において、旧連邦は度重なる周辺諸国の政府機能停止に危機感を覚えていた。旧連邦政府はいずれ「海域」全体が破滅すると考え、その前に人口の一部を他惑星に移住させる計画を立てた。それが、カルセドニー計画である。旧連邦は汎用型大気機動宇宙船”イレギュラー”の運用経験がなく、無人の人工衛星の打ち上げ経験のみしかなかったため計画は困難を極めたが、何とか実用に耐える有人宇宙船を作り上げて打ち上げた。しかし、大部分の宇宙船は粗雑な設計から故障を生じ、フリューゲルまでたどり着くことができたのはごく一部でしかなかった。  「海域」と呼ばれる旧世界において、旧連邦は度重なる周辺諸国の政府機能停止に危機感を覚えていた。旧連邦政府はいずれ「海域」全体が破滅すると考え、その前に人口の一部を他惑星に移住させる計画を立てた。それが、カルセドニー計画である。旧連邦は汎用型大気機動宇宙船”イレギュラー”の運用経験がなく、無人の人工衛星の打ち上げ経験のみしかなかったため計画は困難を極めたが、何とか実用に耐える有人宇宙船を作り上げて打ち上げた。しかし、大部分の宇宙船は粗雑な設計から故障を生じ、フリューゲルまでたどり着くことができたのはごく一部でしかなかった。
 旧世界の閣僚経験者のうち、生きてフリューゲルにたどり着いたのはリヨル・ハギワ・ルナリの3人しかおらず、そのうちハギワは陸軍、ルナリは海軍の軍人であったため統治者にはふさわしくないと判断されたためリヨルが暫定総督としてカルセドニー島入植地を統治することとなった。  旧世界の閣僚経験者のうち、生きてフリューゲルにたどり着いたのはリヨル・ハギワ・ルナリの3人しかおらず、そのうちハギワは陸軍、ルナリは海軍の軍人であったため統治者にはふさわしくないと判断されたためリヨルが暫定総督としてカルセドニー島入植地を統治することとなった。
---「裸の王様」事件+-「裸の王様」事件
 旧連邦は「海域」全体の中で強国とは言えない国家だったが、海域のほかの国家がすべて崩壊したために「世界最大の経済大国」として表彰された((13800ターン杯獲得))。このことを「裸の王様」事件と言い、旧連邦時代の世界的な衰退を象徴している。カルセドニー計画参加移民船団は宇宙空間で旧連邦から通信を受け取り、この事件の発生を把握した。しかし、これが旧連邦と移民船団の最後の交信となった((旧連邦が13900ターン杯を獲得することはなかった))。  旧連邦は「海域」全体の中で強国とは言えない国家だったが、海域のほかの国家がすべて崩壊したために「世界最大の経済大国」として表彰された((13800ターン杯獲得))。このことを「裸の王様」事件と言い、旧連邦時代の世界的な衰退を象徴している。カルセドニー計画参加移民船団は宇宙空間で旧連邦から通信を受け取り、この事件の発生を把握した。しかし、これが旧連邦と移民船団の最後の交信となった((旧連邦が13900ターン杯を獲得することはなかった))。
---成蘭連邦王国との貿易トラブル+-成蘭連邦王国との貿易トラブル
 カルセドニー島入植地総督府は入植開始直後に国際社会にウラン鉱山開発に関する外資導入を表明した。外資導入には6ヶ国の参加が表明されたが、617年7月に総督府は国内の燃料事情が苦しい(当時の燃料備蓄は1500万ガロンまで落ち込んでいた)との判断から外資導入の公募を急きょ締め切り、その時点で支援協定案の提示があった4ヶ国のうち最も条件の良かったノホ・ヘレコ連邦と開発支援協定を締結することが決定された。しかし、結果的に公募から突然締め出された形になった成蘭連邦王国及びレゴリス帝国の代表は強い遺憾の意を表明し、特に成蘭連邦王国は正式な大使級外交関係開設を拒否する姿勢を見せた。  カルセドニー島入植地総督府は入植開始直後に国際社会にウラン鉱山開発に関する外資導入を表明した。外資導入には6ヶ国の参加が表明されたが、617年7月に総督府は国内の燃料事情が苦しい(当時の燃料備蓄は1500万ガロンまで落ち込んでいた)との判断から外資導入の公募を急きょ締め切り、その時点で支援協定案の提示があった4ヶ国のうち最も条件の良かったノホ・ヘレコ連邦と開発支援協定を締結することが決定された。しかし、結果的に公募から突然締め出された形になった成蘭連邦王国及びレゴリス帝国の代表は強い遺憾の意を表明し、特に成蘭連邦王国は正式な大使級外交関係開設を拒否する姿勢を見せた。
 当時の総督府はこの事態を重大だととらえておらず、リヨル・カーネリアン暫定総督兼外務委員長ではなくリヨン・ジャスパー外務副委員長を成蘭連邦王国との交渉にあたらせた。リヨンは成蘭側の心証を若干改善することには成功したが、結局両国の外交関係は長く利益代表部にとどまることとなる。  当時の総督府はこの事態を重大だととらえておらず、リヨル・カーネリアン暫定総督兼外務委員長ではなくリヨン・ジャスパー外務副委員長を成蘭連邦王国との交渉にあたらせた。リヨンは成蘭側の心証を若干改善することには成功したが、結局両国の外交関係は長く利益代表部にとどまることとなる。
---第1次都市化闘争+-第1次都市化闘争
 カルセドニー島は長くほとんどの土地が農村だったが、619年9月にクリソプレーズ入植地に首都機能が設置されて以降その周辺に人口が集中、スラム化が進行した。そんな中で首都周辺で無政府主義を掲げる暴動が発生した。総督府は直ちに総督府陸軍を派遣してこれを鎮圧、このときは重大事にはならなかった。  カルセドニー島は長くほとんどの土地が農村だったが、619年9月にクリソプレーズ入植地に首都機能が設置されて以降その周辺に人口が集中、スラム化が進行した。そんな中で首都周辺で無政府主義を掲げる暴動が発生した。総督府は直ちに総督府陸軍を派遣してこれを鎮圧、このときは重大事にはならなかった。
---第2次都市化闘争+-第2次都市化闘争
 第1次都市化闘争後、1年弱の間国内で暴動は発生せず、危うい均衡が続いていた。しかし、620年9月に再び暴動が発生、一時は首都が完全に暴徒に制圧され政府機能が停止する事態となった。この際に事態の収拾のため自らクリソプレーズ市街に出たリヨル・カーネリアン暫定総督が暴徒に襲撃され重傷を負った。  第1次都市化闘争後、1年弱の間国内で暴動は発生せず、危うい均衡が続いていた。しかし、620年9月に再び暴動が発生、一時は首都が完全に暴徒に制圧され政府機能が停止する事態となった。この際に事態の収拾のため自らクリソプレーズ市街に出たリヨル・カーネリアン暫定総督が暴徒に襲撃され重傷を負った。
 この直後に開かれた総督府内の会議でハギワ・サードオニクス防衛委員長が総督府内でイニシアチブを握り、委員長間の互選によって暫定総督代行に就任した。ハギワは就任直後に当時の暫定議会であった住民会議の解散と自身に対する全権委任を要求したが、総督府内で猛反発にあったためこの計画は頓挫した。しかし、ハギワはクリソプレーズ市街の暴徒をかなり強硬的なやり方で軍事鎮圧し((住民側に100人以上の死者が出たことが後の調査で判明した))、国内の安定化を図った。  この直後に開かれた総督府内の会議でハギワ・サードオニクス防衛委員長が総督府内でイニシアチブを握り、委員長間の互選によって暫定総督代行に就任した。ハギワは就任直後に当時の暫定議会であった住民会議の解散と自身に対する全権委任を要求したが、総督府内で猛反発にあったためこの計画は頓挫した。しかし、ハギワはクリソプレーズ市街の暴徒をかなり強硬的なやり方で軍事鎮圧し((住民側に100人以上の死者が出たことが後の調査で判明した))、国内の安定化を図った。
---アゲート反乱+-アゲート反乱
 一方で、首都から東へ150km離れたアゲート入植地では総督府陸軍1個大隊が駐屯して中央の混乱の波及を防いでいた。しかし、ハギワの強硬な暴徒に対する軍事介入の報が伝わり、アゲート入植地の反政府勢力がこれに対して蜂起、総督府陸軍の駐屯地を襲撃した。駐屯地内部でも反乱が発生するなど適切な対応が取れなかった陸軍側は装甲車などの装備を放棄して首都方面へ敗走、蜂起勢力は駐屯地を制圧して装備を鹵獲した。  一方で、首都から東へ150km離れたアゲート入植地では総督府陸軍1個大隊が駐屯して中央の混乱の波及を防いでいた。しかし、ハギワの強硬な暴徒に対する軍事介入の報が伝わり、アゲート入植地の反政府勢力がこれに対して蜂起、総督府陸軍の駐屯地を襲撃した。駐屯地内部でも反乱が発生するなど適切な対応が取れなかった陸軍側は装甲車などの装備を放棄して首都方面へ敗走、蜂起勢力は駐屯地を制圧して装備を鹵獲した。
 敗走した陸軍部隊から情報を得たハギワ暫定総督代行は617年のウラン鉱山開発支援協定以来関係が深かったノホ・ヘレコ連邦に反乱の鎮圧を依頼、ノホ・ヘレコ連邦空軍の爆撃によって蜂起勢力は駐屯地ごと消し飛んだ。  敗走した陸軍部隊から情報を得たハギワ暫定総督代行は617年のウラン鉱山開発支援協定以来関係が深かったノホ・ヘレコ連邦に反乱の鎮圧を依頼、ノホ・ヘレコ連邦空軍の爆撃によって蜂起勢力は駐屯地ごと消し飛んだ。
---第1回首長選挙+-第1回首長選挙
 621年に入り、ハギワの強権的な方針は総督府内の反感を強めていた。その中でリヨル・カーネリアンに代わって外務委員長に就任していたリヨン・ジャスパーが総督府内の反ハギワ派のリーダーに推され、621年5月にリヨンはハギワ政権に対するクーデターを敢行した。総督府内にハギワの味方をする者はおらず、ハギワは暫定総督代行からの退任を余儀なくされ、もとの防衛委員長に戻された。  621年に入り、ハギワの強権的な方針は総督府内の反感を強めていた。その中でリヨル・カーネリアンに代わって外務委員長に就任していたリヨン・ジャスパーが総督府内の反ハギワ派のリーダーに推され、621年5月にリヨンはハギワ政権に対するクーデターを敢行した。総督府内にハギワの味方をする者はおらず、ハギワは暫定総督代行からの退任を余儀なくされ、もとの防衛委員長に戻された。
Line 336: Line 378:
 国家指導者の名称は暫定総督代行が予定されていたが、リヨンの希望で「大統領」に変更され、国名も「カルセドニー島共和国」に変更された。現在ではこの第1回首長選挙が行われた621年5月19日を共和国の建国記念日としている。  国家指導者の名称は暫定総督代行が予定されていたが、リヨンの希望で「大統領」に変更され、国名も「カルセドニー島共和国」に変更された。現在ではこの第1回首長選挙が行われた621年5月19日を共和国の建国記念日としている。
---巨大隕石の落下+-巨大隕石の落下
 共和国の建国直後、621年9月8日にカルセドニー島を最大の災厄が襲った。首都クリソプレーズ市の南西60kmの地点に直径2kmの巨大隕石が落下、直径90kmの巨大なクレーターが生じクリソプレーズ市は爆風で壊滅的な被害を受けた。大統領府(入植地時代の総督府)のメンバーはかろうじて被害を免れたが、200万人を超える死者が発生する未曽有の大災害となった。  共和国の建国直後、621年9月8日にカルセドニー島を最大の災厄が襲った。首都クリソプレーズ市の南西60kmの地点に直径2kmの巨大隕石が落下、直径90kmの巨大なクレーターが生じクリソプレーズ市は爆風で壊滅的な被害を受けた。大統領府(入植地時代の総督府)のメンバーはかろうじて被害を免れたが、200万人を超える死者が発生する未曽有の大災害となった。
 これ以降、670年現在に至るまでカルセドニー島に巨大隕石による被害はなく、この際の被害は共和国史上最大のものとなっている((共和国は究極災難賞を受賞していない))。  これ以降、670年現在に至るまでカルセドニー島に巨大隕石による被害はなく、この際の被害は共和国史上最大のものとなっている((共和国は究極災難賞を受賞していない))。
---憲法制定+-憲法制定
 621年の第1回首長選挙と並行して第1回共和国議会選挙が行われたが、基本的に政治的権力は大統領府に集中していた。そのため、議会側では三権分立の確立と憲法の制定を求める声が強くなっていった。625年に憲法制定に向けた有識者会議が設置され、627年に正式に憲法が公布された。  621年の第1回首長選挙と並行して第1回共和国議会選挙が行われたが、基本的に政治的権力は大統領府に集中していた。そのため、議会側では三権分立の確立と憲法の制定を求める声が強くなっていった。625年に憲法制定に向けた有識者会議が設置され、627年に正式に憲法が公布された。
 憲法制定はリヨン大統領が中心となって進めたためか、大統領の任期は20年と極めて長く、3選まで許容されるため最大60年大統領を同一人物が務めることができる「終身大統領制」と揶揄されるようなものとなった。  憲法制定はリヨン大統領が中心となって進めたためか、大統領の任期は20年と極めて長く、3選まで許容されるため最大60年大統領を同一人物が務めることができる「終身大統領制」と揶揄されるようなものとなった。
---セビーリャ共和国への軍事・経済支援+-セビーリャ共和国への軍事・経済支援
 626年に建国されたセビーリャ共和国はサルバドール・プラダ・ルシエンテス大元帥の統治のもと、建国直後より鉱山開発の外資導入を発表していた。共和国は外資導入に参加を表明し、ウラン鉱山・銀鉱山合わせて資金60兆Va、建材10億トンの援助を行った。これは当時の共和国の経済規模を考えると相当な負担であった。  626年に建国されたセビーリャ共和国はサルバドール・プラダ・ルシエンテス大元帥の統治のもと、建国直後より鉱山開発の外資導入を発表していた。共和国は外資導入に参加を表明し、ウラン鉱山・銀鉱山合わせて資金60兆Va、建材10億トンの援助を行った。これは当時の共和国の経済規模を考えると相当な負担であった。
 しかし、ファシスト党独裁のセビーリャ共和国は国内が極めて不安定であり、セビーリャ共和国の言う「共産主義者」「劣等人種」がたびたび反乱を起こしていた。大統領府、特に防衛委員長のハギワはセビーリャにおける反乱に強硬な軍事介入を行い、最終的に8次にわたってセビーリャ共和国の反乱軍に対し爆撃を行った。セビーリャ共和国が独裁国家であることは当時から国際社会の懸念となっていたが共和国は「すでに多額の投資を行っている」ことから撤退を決断できず、状況をいたずらに悪化させていった。  しかし、ファシスト党独裁のセビーリャ共和国は国内が極めて不安定であり、セビーリャ共和国の言う「共産主義者」「劣等人種」がたびたび反乱を起こしていた。大統領府、特に防衛委員長のハギワはセビーリャにおける反乱に強硬な軍事介入を行い、最終的に8次にわたってセビーリャ共和国の反乱軍に対し爆撃を行った。セビーリャ共和国が独裁国家であることは当時から国際社会の懸念となっていたが共和国は「すでに多額の投資を行っている」ことから撤退を決断できず、状況をいたずらに悪化させていった。
---フリューゲル同時社会不安+-フリューゲル同時社会不安
 632年1月に国際的な社会福祉に対する不安感から発生した((システム的には社会保障指数1あたりの幸福度向上効果が0.35から0.2に引き下げられたのが原因))フリューゲル同時社会不安は世界中に混乱を巻き起こした。国内で反乱が頻発したテークサット連合、一時的な警察国家への移行を余儀なくされた昭栄国の両国が最も大きな被害をこうむったが、共和国でも政権支持率が一時19%まで低下する重大事態となった。  632年1月に国際的な社会福祉に対する不安感から発生した((システム的には社会保障指数1あたりの幸福度向上効果が0.35から0.2に引き下げられたのが原因))フリューゲル同時社会不安は世界中に混乱を巻き起こした。国内で反乱が頻発したテークサット連合、一時的な警察国家への移行を余儀なくされた昭栄国の両国が最も大きな被害をこうむったが、共和国でも政権支持率が一時19%まで低下する重大事態となった。
 630年に憲政下初めて行われた第1回大統領選挙で大統領に当選していたリヨン・ジャスパーはこの事態に対し強いリーダーシップを発揮し、事態を早期に収拾することに成功した。反リヨン派が多いアゲート市の現代都市建設を認めたことが特に大きく、政権支持率は結果的に同時社会不安以前より高くなった。  630年に憲政下初めて行われた第1回大統領選挙で大統領に当選していたリヨン・ジャスパーはこの事態に対し強いリーダーシップを発揮し、事態を早期に収拾することに成功した。反リヨン派が多いアゲート市の現代都市建設を認めたことが特に大きく、政権支持率は結果的に同時社会不安以前より高くなった。
---クリストバライト9ヶ国会議+-クリストバライト9ヶ国会議
 共和国は他の資源輸出国と資源、特に鋼鉄の価格についての協議を行っていたが、その中で某国が「鋼鉄にとどまらず資源輸出国全体での国際会議の開催」を提唱したため、共和国が会場を提供し当時国内最大の現代都市だったクリストバライト市において9ヶ国会議が開催された。しかし、9ヶ国中2ヶ国((ゴルカ連邦共和国及びエウシウワンジャ共和国))は会議に出席の連絡をよこしたのみで代表を派遣せず、そのまま滅亡するなど会議は初めから課題が多く、結局何ら実を結ぶことなく解散した。  共和国は他の資源輸出国と資源、特に鋼鉄の価格についての協議を行っていたが、その中で某国が「鋼鉄にとどまらず資源輸出国全体での国際会議の開催」を提唱したため、共和国が会場を提供し当時国内最大の現代都市だったクリストバライト市において9ヶ国会議が開催された。しかし、9ヶ国中2ヶ国((ゴルカ連邦共和国及びエウシウワンジャ共和国))は会議に出席の連絡をよこしたのみで代表を派遣せず、そのまま滅亡するなど会議は初めから課題が多く、結局何ら実を結ぶことなく解散した。
---旧ク連からの宣戦布告+-旧ク連からの宣戦布告
 628年4月に建国されたクイーンズ連邦は民主化移行を進めており、共和国は総督代行選挙の監査人を派遣していた。しかし、クイーンズ連邦においてウェールリズセ連邦共和国大使の殺害事件が発生、ほぼ同時に民族進歩党員プリヘーリヤ・マトヴェーエヴナ・アヴェルチェヴァ(ガトーヴィチ系移民)が総督代行に当選、自らを皇帝と称し国名を大フリューゲル帝国に変更、全世界への宣戦布告を行った。  628年4月に建国されたクイーンズ連邦は民主化移行を進めており、共和国は総督代行選挙の監査人を派遣していた。しかし、クイーンズ連邦においてウェールリズセ連邦共和国大使の殺害事件が発生、ほぼ同時に民族進歩党員プリヘーリヤ・マトヴェーエヴナ・アヴェルチェヴァ(ガトーヴィチ系移民)が総督代行に当選、自らを皇帝と称し国名を大フリューゲル帝国に変更、全世界への宣戦布告を行った。
 共和国はこれに対し戦時体制への移行を開始したが、1週間のうちに大フリューゲル帝国は滅亡、共和国が戦火にまみれることは結局なかった。その後、大フリューゲル帝国は共同管理区域クイーンズとして戦勝国のウェールリズセ連邦共和国・エーラーン教皇国によって占領下におかれたが、最終的に国際法の処断により消滅した。  共和国はこれに対し戦時体制への移行を開始したが、1週間のうちに大フリューゲル帝国は滅亡、共和国が戦火にまみれることは結局なかった。その後、大フリューゲル帝国は共同管理区域クイーンズとして戦勝国のウェールリズセ連邦共和国・エーラーン教皇国によって占領下におかれたが、最終的に国際法の処断により消滅した。
---セビーリャ動乱+-セビーリャ動乱
'''詳細はセビーリャ戦争を参照のこと''' '''詳細はセビーリャ戦争を参照のこと'''
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 当時のリヨン・ジャスパー大統領は「軍事力の不十分だった当時の我が国がファシストに支配された国家を外交交渉でどうにかできると考えたことが誤りだったのだろう」と後に述懐している。  当時のリヨン・ジャスパー大統領は「軍事力の不十分だった当時の我が国がファシストに支配された国家を外交交渉でどうにかできると考えたことが誤りだったのだろう」と後に述懐している。
---ヨリクシ共和国への経済支援+-ヨリクシ共和国への経済支援
 634年に建国されたヨリクシ共和国は新興国の中では珍しく鉱山開発支援を受けずにウラン鉱山の開発に成功した((鉱脈探査を一発で引き当てる幸運があった。))。共和国はヨリクシ共和国との関係強化を図り、工業化支援協定並びに治安維持協定を締結した。治安維持協定については655年にナウラ条約の発効と同時に失効したが、工業化支援協定は現在も有効で、ヨリクシ共和国の商品は我が国で非常に多く取引されている。  634年に建国されたヨリクシ共和国は新興国の中では珍しく鉱山開発支援を受けずにウラン鉱山の開発に成功した((鉱脈探査を一発で引き当てる幸運があった。))。共和国はヨリクシ共和国との関係強化を図り、工業化支援協定並びに治安維持協定を締結した。治安維持協定については655年にナウラ条約の発効と同時に失効したが、工業化支援協定は現在も有効で、ヨリクシ共和国の商品は我が国で非常に多く取引されている。
---憲法改正+-憲法改正
 639年に共和国議会は憲法改正の発議を行い、国民投票の結果改憲案が可決された。主な内容は大統領の任期を20年から10年に短縮するもので、これで650年まで任期があったリヨンは640年に任期を満了、大統領選挙が実施されることになった。  639年に共和国議会は憲法改正の発議を行い、国民投票の結果改憲案が可決された。主な内容は大統領の任期を20年から10年に短縮するもので、これで650年まで任期があったリヨンは640年に任期を満了、大統領選挙が実施されることになった。
---成蘭連邦王国との関係正常化+-成蘭連邦王国との関係正常化
 643年、成蘭連邦王国政府から大使級外交関係開設についての打診があり、事務レベル協議の末643年11月17日付で正式に大使級外交関係が開設された。両国の関係は617年の建国直後から利益代表部にとどまっていたが、四半世紀を経て関係が正常化した。このことについて、リヨン・ジャスパーは「私の大統領在任期間(621年~650年)の中で最も喜ばしい出来事であった」と後に通信社への寄稿文の中で述べている。  643年、成蘭連邦王国政府から大使級外交関係開設についての打診があり、事務レベル協議の末643年11月17日付で正式に大使級外交関係が開設された。両国の関係は617年の建国直後から利益代表部にとどまっていたが、四半世紀を経て関係が正常化した。このことについて、リヨン・ジャスパーは「私の大統領在任期間(621年~650年)の中で最も喜ばしい出来事であった」と後に通信社への寄稿文の中で述べている。
---リヨネ大統領の就任+-リヨネ大統領の就任
 650年の大統領選挙では、健康状態などを理由に引退を表明したリヨン・ジャスパーの後継者争いが注目されていたが、左派政党の支援を受けたリヨネ・アメシスト外務委員長が大統領に当選した。  650年の大統領選挙では、健康状態などを理由に引退を表明したリヨン・ジャスパーの後継者争いが注目されていたが、左派政党の支援を受けたリヨネ・アメシスト外務委員長が大統領に当選した。
---ナウラ条約調印+-ナウラ条約調印
 655年4月、共和国はヨリクシ共和国・アルドラド帝国との間の相互防衛条約であるナウラ条約に調印した。アルドラド帝国とは共和国が燃料輸出国だったころからの長い燃料取引を継続しており、工業化支援協定を結んだヨリクシ共和国の次に経済関係が深い国家である。両国とは630年代から同盟協議を重ねてきていたが、655年になってついに結実した形になった。  655年4月、共和国はヨリクシ共和国・アルドラド帝国との間の相互防衛条約であるナウラ条約に調印した。アルドラド帝国とは共和国が燃料輸出国だったころからの長い燃料取引を継続しており、工業化支援協定を結んだヨリクシ共和国の次に経済関係が深い国家である。両国とは630年代から同盟協議を重ねてきていたが、655年になってついに結実した形になった。
---蒼鋼国への経済支援+-蒼鋼国への経済支援
 669年に建国された蒼鋼国はこの時期かなり少なくなっていた開発能力の高い新興国であり、共和国は建国された直後にウラン鉱山開発支援を行い、さらにノホ・ヘレコ連邦と共同で工業化支援協定を締結した。  669年に建国された蒼鋼国はこの時期かなり少なくなっていた開発能力の高い新興国であり、共和国は建国された直後にウラン鉱山開発支援を行い、さらにノホ・ヘレコ連邦と共同で工業化支援協定を締結した。
 蒼鋼国とはのちに安全保障条約が締結され、今後の関係の発展が期待される。  蒼鋼国とはのちに安全保障条約が締結され、今後の関係の発展が期待される。
---石動第三帝国、アルビオン連盟王国とサン・ピエル共和国の外交対立+-石動第三帝国、アルビオン連盟王国とサン・ピエル共和国の外交対立
 673年、石動第三帝国及びアルビオン連盟王国は「サン・ピエル共和国に対する共同要求」を発表、サン・ピエル共和国の「無礼な外交」に対する非難を述べたうえで同国の事実上の属国化を要求した。サン・ピエル共和国はこれを事実上拒否し、石亜両国の対サン・ピエル宣戦は時間の問題であるかに思われた。  673年、石動第三帝国及びアルビオン連盟王国は「サン・ピエル共和国に対する共同要求」を発表、サン・ピエル共和国の「無礼な外交」に対する非難を述べたうえで同国の事実上の属国化を要求した。サン・ピエル共和国はこれを事実上拒否し、石亜両国の対サン・ピエル宣戦は時間の問題であるかに思われた。
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 この後両国、特にアルビオン連盟王国はサン・ピエル共和国との関係改善に動き、同国の資源を非常に高額で輸入する条約を締結、同国との貿易は現在のサン・ピエル共和国の主要な資金獲得源となっている。  この後両国、特にアルビオン連盟王国はサン・ピエル共和国との関係改善に動き、同国の資源を非常に高額で輸入する条約を締結、同国との貿易は現在のサン・ピエル共和国の主要な資金獲得源となっている。
---御岳山諸島自治巫女共和国との安全保障条約締結+-御岳山諸島自治巫女共和国との安全保障条約締結
 674年、レハシ政権は御岳山諸島自治巫女共和国との安全保障条約締結を行った。両国間の外交関係は御岳山巫女衆臨時政府以降不透明になっていたため、協議は主に両国がともに国交を持つアルビオン連盟王国内でそれぞれの在亜大使を介して行われた。そのため、条約の調印も安全保障条約とは直接関係ないアルビオン連盟王国内の都市エンディバラ(旧スコッチランド共産主義同盟首都)で行われた。  674年、レハシ政権は御岳山諸島自治巫女共和国との安全保障条約締結を行った。両国間の外交関係は御岳山巫女衆臨時政府以降不透明になっていたため、協議は主に両国がともに国交を持つアルビオン連盟王国内でそれぞれの在亜大使を介して行われた。そのため、条約の調印も安全保障条約とは直接関係ないアルビオン連盟王国内の都市エンディバラ(旧スコッチランド共産主義同盟首都)で行われた。
---蒼鋼国との安全保障条約締結+-蒼鋼国との安全保障条約締結
 674年、御岳山諸島自治巫女共和国に続いて蒼鋼国との安全保障条約締結を行った。両国は工業化支援協定以降経済関係を深めていたが、それが結実した形となった。  674年、御岳山諸島自治巫女共和国に続いて蒼鋼国との安全保障条約締結を行った。両国は工業化支援協定以降経済関係を深めていたが、それが結実した形となった。
 調印式は蒼鋼国首都暁城府で行われたが、結果的にそれがレハシ大統領の最後の対外活動となる。  調印式は蒼鋼国首都暁城府で行われたが、結果的にそれがレハシ大統領の最後の対外活動となる。
---レハシ大統領暗殺+-レハシ大統領暗殺
 675年2月10日、レハシ大統領が遊説先のノースジャスパー市で無政府共産主義者により暗殺された。共和国は副大統領職を置いていなかったので、一時は政府機能がストップする緊急事態になったが、大統領府委員会委員長評議会が大統領の持っていた権限を代行することで政府機能の長期停止は避けられた。  675年2月10日、レハシ大統領が遊説先のノースジャスパー市で無政府共産主義者により暗殺された。共和国は副大統領職を置いていなかったので、一時は政府機能がストップする緊急事態になったが、大統領府委員会委員長評議会が大統領の持っていた権限を代行することで政府機能の長期停止は避けられた。
 直後に行われた大統領選挙ではリヨネ前大統領が主要3政党(国民党・民政党・社会民主党)全ての支持を受けて圧倒的得票を獲得して当選した。  直後に行われた大統領選挙ではリヨネ前大統領が主要3政党(国民党・民政党・社会民主党)全ての支持を受けて圧倒的得票を獲得して当選した。
---サン・ピエル共和国との安全保障条約締結+-サン・ピエル共和国との安全保障条約締結
 678年6月、共和国はサン・ピエル共和国との安全保障条約「アウクシリア条約」の締結に踏み切った。サン・ピエル共和国は先の石亜両国との外交軋轢以降不安定な外交状況が続いていたが、この条約で同国は完全に主権を回復、共和国はその後ろ盾となった形となった。  678年6月、共和国はサン・ピエル共和国との安全保障条約「アウクシリア条約」の締結に踏み切った。サン・ピエル共和国は先の石亜両国との外交軋轢以降不安定な外交状況が続いていたが、この条約で同国は完全に主権を回復、共和国はその後ろ盾となった形となった。
---アルドラド帝国の滅亡+-アルドラド帝国の滅亡
 680年11月下旬、長く政府機能の停止が続いていたアルドラド帝国がついに滅亡した。同国の軍事力に防衛の多くを依存していた共和国は、大きな軍事面での打撃を被ることになった。  680年11月下旬、長く政府機能の停止が続いていたアルドラド帝国がついに滅亡した。同国の軍事力に防衛の多くを依存していた共和国は、大きな軍事面での打撃を被ることになった。
---国土再開発計画実施+-国土再開発計画実施
 アルドラド=エルツ帝国の滅亡の影響が抜け切れていない685年、ウェールリズセ連邦共和国が国内の公共投資不足による暴動をきっかけとして外宇宙移民プログラムを実施、フリューゲルから消滅した。第1次セビーリャ戦争以降外交関係が事実上消滅していた共和国は直接的な影響を受けることはなかったが、大商業国であったウェールリズセ連邦共和国の滅亡は世界の商品需要を大幅に低下させることになり、結果としていくつかの工業国で進行していた財政危機が一気に表面化した。  アルドラド=エルツ帝国の滅亡の影響が抜け切れていない685年、ウェールリズセ連邦共和国が国内の公共投資不足による暴動をきっかけとして外宇宙移民プログラムを実施、フリューゲルから消滅した。第1次セビーリャ戦争以降外交関係が事実上消滅していた共和国は直接的な影響を受けることはなかったが、大商業国であったウェールリズセ連邦共和国の滅亡は世界の商品需要を大幅に低下させることになり、結果としていくつかの工業国で進行していた財政危機が一気に表面化した。
 共和国はこの国際的な経済停滞を憂慮し、国内の商品需要増加のため、長く停止していた現代都市の増設に踏み切った。ユーファストーン、シトリン、クリソプレーズ新市街、スティショバイトの4市が685年中に建設され、共和国の経済力は大幅に押し上げられることとなった。  共和国はこの国際的な経済停滞を憂慮し、国内の商品需要増加のため、長く停止していた現代都市の増設に踏み切った。ユーファストーン、シトリン、クリソプレーズ新市街、スティショバイトの4市が685年中に建設され、共和国の経済力は大幅に押し上げられることとなった。
 +
 +-国際交易協力機構結成
 +
 + 686年9月24日、国際交易協力機構条約(通称:クリストバライト条約)がクリストバライト市において締結され、国際交易協力機構(WTCO)が発足した。機構は主に加盟国間の経済協力を目的としたものだが、一部の国家では「陣営としての性格が強く、戦争抑止効果を期待したもの」との反応が見られた。これについて大統領府は特に意見表明を行っていないが、国際交易協力機構条約第5条が戦争の抑止を企図するものであることはほぼ間違いない。
 +
 +#endregion
**人口 [#y7424132] **人口 [#y7424132]
- 人口は建国以降都市化闘争の時期を除いて一貫して伸び続け、621年8月に人口1000万人、626年5月に人口2000万人、628年8月に人口3000万人、633年3月に人口4000万人、641年4月に人口5000万人、650年11月に人口6000万人、667年7月に人口7000万人、680年5月に人口7500万人を達成した。+ 人口は建国以降都市化闘争の時期を除いて一貫して伸び続け、621年8月に人口1000万人、626年5月に人口2000万人、628年8月に人口3000万人、633年3月に人口4000万人、641年4月に人口5000万人、650年11月に人口6000万人、667年7月に人口7000万人、680年5月に人口7500万人、687年9月に人口8000万人、695年2月に人口8500万人を達成した。
 &ref(population.png){人口};  &ref(population.png){人口};
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*政治 [#x10c7d1c] *政治 [#x10c7d1c]
**政策スライダー [#c69db0bd] **政策スライダー [#c69db0bd]
 +***691年時点 [#uf73c918]
-|民主的|--◆----|独裁的|議会制民主主義だが大統領の権限が大きい+|>|>|>|~カルセドニー島共和国:自由経済派|h 
-|地方分権|-◆-----|中央集権|地方の権限は強化されつつある+|民主的|---◆------|独裁的|議会制民主主義だが大統領の権限が大きい
-|保守主義|----◆--|革新主義|左派の勢力が減退し、やや保守化が進んだ+|政治的左派|-----◆----|政治的右派|左派の勢力は蘇りつつある
-|開放社会|-◆-----|閉鎖社会|移民からなる国のため閉鎖的ではない+|解放社会|--◆-------|閉鎖社会|セビーリャ・アルドラドとの関係消滅で若干閉鎖社会に寄った
-|自由経済|-----◆-|計画経済|社会民主党は社会主義化を計画している+|自由経済|---◆------|中央計画経済|675年以降次第に自由経済に戻った
-|攻撃主義|------◆|防御主義|防衛艦隊の群れ+|常備軍|◆---------|徴兵軍|いつの間にか国際社会一の大軍を常備している
-|陸軍重視|----◆--|海軍重視|弱い空軍、山盛り海軍+|タカ派|------◆---|ハト派|国際情勢の変化を反映しややタカ派寄りに
-|精鋭|-----◆-|大軍|軍人数だけは一人前| +|介入主義|-------◆--|孤立主義|経済を維持するだけの勢力は必要だが、地雷は踏みたくない|
-|孤立主義|---◆---|介入主義|''もうセビーリャはこりごりだ!''|+
-**国家機能 [#ib149e99]+※中の人はHoIのプレイ経験がありません(EU2はあります)。 
 + 
 +**中央政府 [#ib149e99] 
 + 
 +#ref(RCI-Government.png);
 627年9月中旬、正式に憲法が発布され、630年より施行された。以下は憲法に定められている制度である。  627年9月中旬、正式に憲法が発布され、630年より施行された。以下は憲法に定められている制度である。
Line 458: Line 510:
***大統領 [#ld45154a] ***大統領 [#ld45154a]
- 大統領は国民の直接選挙によって選出される。任期は10年で((639年の国民投票により20年から改正された。))、4選は禁止される。大統領は大統領府を設置し、各種委員会の委員長を任命する。大統領には議会の解散権、議会を通過した法案への拒否権((大統領が拒否した法案は議会の4分の3以上の多数で再可決されない限り、法律とはならない。))、条約の締結権などが認められている。第1回大統領選挙((621年に行われた第1回首長選挙とは異なる。))は630年10月に公示され、12月に投開票が行われた。+ 大統領は国民の直接選挙によって選出される。任期は10年で((639年の国民投票により20年から改正された。))、4選は禁止される。大統領は大統領府を設置し、各種委員会の委員長を任命する。大統領には議会の解散権、議会を通過した法案への拒否権((大統領が拒否した法案は議会の4分の3以上の多数で再可決されない限り、法律とはならない。))、市議会が指名した市知事の拒否権、条約の締結権などが認められている。第1回大統領選挙((621年に行われた第1回首長選挙とは異なる。))は630年10月に公示され、12月に投開票が行われた。 
 + 
 +|歴代大統領||所属政党|在任期間|h 
 +|初代大統領|リヨン・ジャスパー|国民党|631年~650年(20年間)| 
 +|第2代大統領|リヨネ・アメシスト|民政党・社会民主党|651年~670年(20年間)| 
 +|第3代大統領|レハシ・ウェストカーネリアン|社会民主党|671年~675年(4年強)| 
 +|第4代大統領|リヨネ・アメシスト|挙国一致政権|675年~680年(6年弱)| 
 +|~|~|国民党・民政党|680年~703年(23年半)|
***大統領府 [#rbfd0d07] ***大統領府 [#rbfd0d07]
Line 561: Line 620:
|社会民主党|117|中道左派|+19| |社会民主党|117|中道左派|+19|
|共産党|6|左派|+2| |共産党|6|左派|+2|
-|その他、無所属|5|---|+|その他、無所属|5|---|---|
#endregion #endregion
Line 572: Line 631:
|民政党|55|中道左派|+26| |民政党|55|中道左派|+26|
|社会民主党|38|中道左派|-79| |社会民主党|38|中道左派|-79|
-|その他、無所属|5|---|+|その他、無所属|5|---|---| 
 + 
 +#endregion 
 + 
 +#region(第8回共和国議会選挙後(691年~700年)) 
 + 
 +|~政党名|~議席数|~政治的スペクトル|~増減|h 
 +|国民党|105|中道右派|-25| 
 +|十字教民主連合|20|右派|+2| 
 +|民政党|43|中道左派|-12| 
 +|社会民主党|75|中道左派|+37| 
 +|その他、無所属|7|---|---| 
 + 
 +#endregion 
 + 
 +#region(第9回共和国議会選挙後(700年~)) 
 + 
 +|~政党名|~議席数|~政治的スペクトル|~増減|h 
 +|国民党|80|中道右派|-25| 
 +|十字教民主連合|9|右派|-11| 
 +|民政党|22|中道左派|-21| 
 +|社会民主党|46|中道左派|-29| 
 +|労働党|92|左派|---| 
 +|その他、無所属|1|---|---|
#endregion #endregion
Line 579: Line 661:
 レハシ・ウェストカーネリアンは選挙時から「大統領権限の縮小」を公約に掲げ、大統領の権利であった「議会の立法に対する拒否権」を廃止する改憲を主張していた。レハシは大統領当選後、「大統領委員会委員長評議会」を設置、法案への拒否権を評議会に移管した。  レハシ・ウェストカーネリアンは選挙時から「大統領権限の縮小」を公約に掲げ、大統領の権利であった「議会の立法に対する拒否権」を廃止する改憲を主張していた。レハシは大統領当選後、「大統領委員会委員長評議会」を設置、法案への拒否権を評議会に移管した。
- 評議会の定員は22名で、9名は大統領府委員会委員長((大統領府委員会委員長の任命権は大統領にあるので、実質的に大統領の任命枠である。))、13名は各市から1名ずつ公選で選ばれたものが務める。+ 評議会の定員は22名で、8名は大統領府委員会委員長((大統領府委員会委員長の任命権は大統領にあるので、実質的に大統領の任命枠である。))、14名は各市から1名ずつ公選で選ばれた市自治委員長(後述)が務める。 
 + 
 +**地方制度 [#x520a613] 
 + 
 + カルセドニー島共和国の行政区画は上述の通り「市」及び「共和国行政区」を単位として成り立っている。 
 + 
 +***市 [#kd44ca07] 
 + 
 + 市の長は市知事で、公選制ではなく市議会の指名と大統領の承認によって任命される。現行の627年憲法では大統領に市議会(任期4年、定数100)が指名した市知事を拒否する権利が与えられているが、今までに大統領がこの権利を拒否したことはない。 
 + また、市知事とは別に、中央政府に対する市の代表者として「市自治委員長」を1名市の住民の直接投票により選出する。市自治委員長は大統領府委員会委員長評議会に議席を有し、国政への参加が可能となる。ただし、現在市自治委員長を大統領府委員会委員長評議会に派遣しているのは685年の国土再開発計画より前から市制を認められていた14市のみである。 
 + 
 +***共和国行政区 [#d630ab70] 
 + 
 + カルセドニー本島外の周辺諸島(近年「ガーネット諸島」という呼称が浸透している)は共和国行政区とされ、市と比べ自治権が限定的である。共和国行政区のトップは行政区長で、大統領が任命権を有している。各行政区内の都市地域(現代都市が所在するHEX)については限定的な市制(市議会・知事の制度はあるが市自治委員長はなし)が認められているが、周辺地域については防災都市住民を含めて市制への参加が認められていない。 
 + 現在政府は共和国行政区を段階的に解体、これらの地域に本土の市と同様な高いレベルの自治権を与えることを決定、具体策を検討中である。
**政党 [#e39f0cac] **政党 [#e39f0cac]
-#region(憲政以前に成立した政党) 
***国民党 [#wd247bb4] ***国民党 [#wd247bb4]
- 憲法の制定された627年から650年にかけて政権与党を務めた政党。経済政策や国際的にも極めて高い水準の社会保障など、数々の成果を挙げており、国内での勢力は強い。ただ、東部~南部にかけての農村地帯の都市化には消極的な立場を取っているため、この地域の住民からの支持は低い。第4回共和国議会選挙では大きく議席を減らし、第1党ではあるものの、左派政党に後れを取り下野することとなった。また、国民党政権の末期に社会保障費の大幅削減を実施したため、一部の支持層が離脱し、勢力はさらに減少した。 + 旧世界の保守派が中心となって結成した、建国以来の長い歴史を持つ政党。カルセドニー島が「入植地」から「共和国」となり、共和国議会に政党が進出して以降、リヨン・ジャスパー初代大統領の支持政党として勢力を保った。共和国の経済発展を党是の第一に掲げており、特に北部の商工業者からの高い支持を集めている。一方で、東南部の発展が遅れた原因の多くは国民党の政策によるとみなされており、これらの地域からの支持は薄い。そのため、この地域に地盤を持つ民政党との連立を現在は選択している。 
- 666年の社会保障改革による混乱の際に左派勢力全体に対してのネガティブ・キャンペーンを展開、ある程度支持を取り戻した。 + 
- 680年の選挙では大勝し、650年以来の政権与党の座に復帰した。+|>|>|~国民党:社会保守派|h 
 +|民主的|-◆---|独裁的| 
 +|政治的左派|---◆-|政治的右派| 
 +|自由経済|◆----|中央計画経済| 
 +|介入主義|--◆--|孤立主義|
***民政党 [#jb01d03d] ***民政党 [#jb01d03d]
- 島東南部を支持基盤とする最大野党。同地域の都市化推進、国民党の推進する積極的な外交政策への批判などが主な立場で、セビーリャ共和国への投資政策の失敗が明らかになった630年代後半以降、支持率が急速に伸びた。第4回共和国議会選挙では大きく議席を伸ばし、社会民主党と連立政権を成立させた。 + 建国当初から存在し、東南部の農村地帯を支持基盤としていた政党。左派政党としては当初からかなり穏健・中道路線を行っていたが、国民党と協調することが多くなった670年以降はもはや右派政党と化している。 
- 第5回共和国議会選挙で勢力を減らし、多くの幹部が辞任に追い込まれた。666年の社会保障改革の際に一部の議員が離党、左派議員は社会民主党へ合流した。現在は右派議員が中心となって活動しており、建国期のような改革への主張は少ない。 + リヨネ・アメシスト大統領との関係は国民党より深く、議席数で大きく国民党に水をあけられながらも政府内での発言権を維持しているのはこれが原因である。
- 680年の選挙で議席を伸ばし、国民党と連立与党を組んでいる。+
-***共産党 [#o3453b98]+|>|>|~民政党:自由経済派|h 
 +|民主的|◆----|独裁的| 
 +|政治的左派|--◆--|政治的右派| 
 +|自由経済|--◆--|中央計画経済| 
 +|介入主義|---◆-|孤立主義|
- 社会主義経済の実現を党是に掲げる政党。二大政党と比べ支持基盤は極めて弱いが、一定の支持を確保しているため議席が維持されている。第6回共和国議会選挙において議席を若干伸ばし、社会民主党と連立与党を構成していた。しかし、675年に発生したレハシ大統領暗殺事件に際し、犯人との金銭的な結びつきがあったことが判明、第7回共和国議会選挙において候補者の擁立が禁止された。+***労働党 [#o3453b98]
-#endregion+ かつては共産党を名乗っていた。国民党・民政党と並ぶ長い歴史を持つが、675年のレハシ大統領暗殺の際に実行犯に資金を流していたことが判明、20年間の選挙への候補者擁立を禁止された。しかし、そのことがかえって中央政界と離れた労働組合などとの関係を強化することにつながり、地方政治での発言力は無視できないものとなりつつある。レハシ暗殺の負の歴史を払拭するため、695年に選挙への参加が再び可能になった際に党名を労働党へと変更した。 
 + 
 +|>|>|~労働党:急進的左翼|h 
 +|民主的|---◆-|独裁的| 
 +|政治的左派|◆----|政治的右派| 
 +|自由経済|----◆|中央計画経済| 
 +|介入主義|----◆|孤立主義|
-#region(憲政後に成立した政党) 
***保守党 [#v4aa4af6] ***保守党 [#v4aa4af6]
- 中部~北部の都市圏にかけて支持を集める政党。国民党と比較的政策は似ているが、都市圏の経済強化を国民党よりも強力に推進している。東南部における支持はないも同然だが、640年の選挙では多くの議席を獲得した。次第に党の独自色を見せられなくなり、第4回共和国議会選挙では壊滅的な議席減となった。その後660年の選挙を控え、保守党は国民党に合流、解散した。+ 中部~北部の都市圏にかけて支持を集めていた政党。国民党と比較的政策は似ているが、都市圏の経済強化を国民党よりも強力に推進している。東南部における支持はないも同然だが、640年の選挙では多くの議席を獲得した。次第に党の独自色を見せられなくなり、第4回共和国議会選挙では壊滅的な議席減となった。その後660年の選挙を控え、保守党は国民党に合流、解散した。
-***民主連合 [#m2050a07]+|>|>|~保守党:社会保守派|h 
 +|民主的|--◆--|独裁的| 
 +|政治的左派|---◆-|政治的右派| 
 +|自由経済|---◆-|中央計画経済| 
 +|介入主義|----◆|孤立主義|
- 634年~635年に実施された東部の宗教地域の建設において、市民による署名をあつめ政府を動かした市民団体が母体の政党。ゾロアスター教、キリスト教など国内で少数派の宗教を信仰する人々から広く支持を集めている。この党の活動のためか、宗教間の対立は国内では弱い。 +***十字教民主連合 [#m2050a07] 
- 660年代以降のエーラーン教皇国の情勢不安、第2次セビーリャ戦争の際にセビーリャ十字教会が西岸州独立連合共和国への移転を拒否されたことなどを原因として国内の宗教勢力全体が衰勢にあり、現在支持は落ち込んでいる。+ 
 + 634年~635年に実施された東部の宗教地域の建設において、市民による署名をあつめ政府を動かした市民団体が母体の政党。ゾロアスター教、キリスト教など国内で少数派の宗教を信仰する人々から広く支持を集めている。 
 + しかし、エーラーン教皇国の滅亡に端を発した国内の宗教不信の影響で支持が落ち込み、それを回復するためにセビーリャ民族同盟と合体し、移民を相手に「抑圧された環境にある地域の解放」を訴えはじめた。セビーリャ地域の解放が現実的でないからか、現在はヴァノミス連邦情勢への介入をしきりに訴えている。 
 + 
 +|>|>|~十字教民主連合:専制独裁|h 
 +|民主的|---◆-|独裁的| 
 +|政治的左派|----◆|政治的右派| 
 +|自由経済|--◆--|中央計画経済| 
 +|介入主義|◆----|孤立主義|
***社会民主党 [#g396d2a7] ***社会民主党 [#g396d2a7]
- 共産党内部の穏健派が島を離脱、結成された穏健派社会主義政党で、結成直後から支持を集め、今ではもとの共産党を上回る勢力となった。ヴェールヌイ社会主義共和国のような民主主義と社会主義の両立を目指している。第4回共和国議会選挙では議席を伸ばし、民政党と連立与党を形成した。 + 共産党(現労働党)の穏健派が党を離脱して結成した社会主義政党だが、レハシ政権期を経て現在ではかなり急進的な政策を訴えている。レハシ・ウェストカーネリアンを大統領の座に送り込んだのがその人気の頂点で、現在は次第に勢力を労働党などに奪われつつある。 
- 第5回共和国議会選挙で大勝、以降社会保障改革・法人税増税を強く推進しており、一部右派からは「共和国の社会主義化を目指している」と批判されている。666年に社会保障改革法案を成立させたが、連立していた民政党が左右に分裂するなどの打撃を受けた。 + とはいえ、現実的な社会主義を訴える政党としては現在でも最も有力であることは変わりない。
- 670年には代表を大統領の座に送り込んだが、議会での勢力は議席数こそ伸びたものの若干減少した。さらに、レハシ大統領暗殺など左派勢力全体に対する嫌悪感が国内に広がり、680年の選挙では議席の7割を失う大敗を喫して下野することになった。+
-#endregion+|>|>|~社会民主党:社会民主派|h 
 +|民主的|-◆---|独裁的| 
 +|政治的左派|-◆---|政治的右派| 
 +|自由経済|----◆|中央計画経済| 
 +|介入主義|-◆---|孤立主義|
**国民 [#k9a1c014] **国民 [#k9a1c014]
***民族 [#r68e3807] ***民族 [#r68e3807]
- 国民は全て「カルセドニー計画」により旧世界から移住してきた住民とその子孫から成り立っており、単一民族国家である。また、旧連邦では名字を名乗る風習はなかったが、移住後に入植した場所に付けられた地名を名字として名乗る習慣が生まれ、現在は全ての住民が名字を持っている。このため、名字が同じだからと言って、必ずしも親族であるとは限らない。 + 国民の大部分は「カルセドニー計画」により旧世界から移住してきた“パームグラネット民族”と呼ばれる民族とその子孫であり、単一民族国家に近い。ただ、建国後の海外からの人口流入で次第に異なる民族の国民の割合が上がってきた。現在最も多いのはセビーリャ系で、国民全体の3%を占める。続いてヴァノミス動乱の際に難民として流入したヴァノミス系が2%ほどで、以下ヨリクシ系、アルドラド系と続く。 
- 建国後50年間に移民を多く受け入れたこともあり、667年時点では共和国民のかなりの割合が異なる民族で占められるようになった。最も多いのはセビーリャ系で、国民全体の3%を占める。現在の鉱業資源委員長もセビーリャ系移民である。以下ヨリクシ系、アルドラド系と続く。+ 
 + パームグラネット民族の名前は基本的に3音から成り立っており、初めの2音が属する氏族、最後の1音が個人名を表している。しかし、カルセドニー島入植地の成立以降、移住者は移住後に入植した地域の名称を、新世界で生まれた者は生まれた地域の名称を名字として名乗る習慣が生まれ、これが法制化されて現在に至る。そのため、名字が同じであることは単に同郷であることを示すにすぎず、親族関係を表すのは名前の初めの2音である。
***宗教 [#q72c9e67] ***宗教 [#q72c9e67]
- 旧世界では特定の宗教を信ずる習慣はなく、現在でも少数派である。ただ、特定の氏族((占い師などの一族であることが多かった。))に特別な能力があると信じ、その一族に権力を与える習慣が根付いていたが、近代国家の成立とともにそのような氏族の優越は法律上認められなくなった。また、それらの氏族の中で最大の影響力を持っていたルナ一族の宗家がカルセドニー計画に参加せず断絶している。このため、氏族信仰は現在、表面的にはほぼ見られない。 + 旧世界で一般に“宗教”として認知されるような信仰を持つものは少なく、現在でも少数派である。ただ、民族全体に特定の氏族に特別な能力があると信じ、その一族に権力を与える習慣が根付いていた。特に、ルナ、リヨ、ラノ、レハ、ロニの5族が「5大氏族」として尊重されることが多く、旧連邦の4共和国はそれぞれリヨ、ラノ、レハ、ロニの4族の支配地域により成り立っていた。ルナ一族はこれらの氏族の頂点に君臨する存在とされ、領地などと結びつくことは少なかったものの旧連邦の2人の大統領がどちらもルナ一族の出であるなど、その影響力は大きい。 
- 一方、諸外国の影響を受けゾロアスター教やキリスト教を信仰する者も少しずつ増加している。現在、ゾロアスター教徒は国内に300万人(人口の4%程度)、キリスト教徒は国内に70万人(人口の1%程度)存在するとされている。634年後半から635年にかけて政府が整備した宗教設備中心の国立公園は主にこの2つの宗教の施設によって構成されている。これらの宗教を信仰する人々は「ともに国内で少数派である」という考えのためか、宗教的な対立はほぼ見られない。 + ただし、これらの氏族の優越は旧連邦の成立以降“法律的には”認められなくなっており、旧連邦の大統領が特に世襲されたという事実はない。また、氏族信仰は表面的には認められなくなりつつあり、氏族の優劣が直接経済・政治的な利益に結びつくことはない。ただ、これまでの共和国の大統領が全て5大氏族の出である(レハシ・ウェストカーネリアンは一族との縁をほぼ切っていたが)ことなどを考慮すると共和国における氏族信仰が完全に失われたとは言えない。 
- 660年代のエーラーン教皇国の政府機能停止~滅亡、キリスト教徒の多いセビーリャ自由共和国の惨状の影響で、国内で宗教離れが進みつつある。+ 
 + 一方、諸外国の影響を受けゾロアスター教やキリスト教を信仰する者も少しずつ増加している。現在、ゾロアスター教徒は国内に400万人(人口の4%程度)、キリスト教徒は国内に100万人(人口の1%程度)存在するとされている。634年後半から635年にかけて政府が整備した宗教設備中心の国立公園は主にこの2つの宗教の施設によって構成されている。これらの宗教を信仰する人々は「ともに国内で少数派である」という考えのためか、宗教的な対立はほぼ見られない。 
 + 660年代のエーラーン教皇国の政府機能停止~滅亡、キリスト教徒の多いセビーリャ自由共和国の惨状の影響で、国内でこれらの宗教に対する懐疑的な見方が広がっている。その結果として、旧来からの氏族信仰が再び勢力を盛り返しつつある。
**外交 [#lfd06c4e] **外交 [#lfd06c4e]
Line 636: Line 761:
|~国名|~備考|h |~国名|~備考|h
|レゴリス帝国|今でも世界最大の商業大国であり、商業生産高はカルセドニーの倍近い。| |レゴリス帝国|今でも世界最大の商業大国であり、商業生産高はカルセドニーの倍近い。|
-|ヴァノミス連邦(旧[[王国:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/xpwiki/?%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%8E%E3%83%9F%E3%82%B9%E7%8E%8B%E5%9B%BD]])|他民族の分断国家で、情勢は常に不安定である。|+|ヴァノミス連邦(旧[[王国>ヴァノミス王国]])|他民族の分断国家で、情勢は常に不安定である。|
|ガトーヴィチ帝国|鎖国直前に警察国家体制に移行している。| |ガトーヴィチ帝国|鎖国直前に警察国家体制に移行している。|
|ノホ・ヘレコ連邦|蒼鋼国への工業化支援を共同で行った。| |ノホ・ヘレコ連邦|蒼鋼国への工業化支援を共同で行った。|
Line 657: Line 782:
|ラシニア社会共和国|FuCoSTOに加盟しているが、ヘルトジブリールとの経済関係も強い。| |ラシニア社会共和国|FuCoSTOに加盟しているが、ヘルトジブリールとの経済関係も強い。|
|西岸州独立連合共和国|社会主義国ではないが、SSPactに加盟している。| |西岸州独立連合共和国|社会主義国ではないが、SSPactに加盟している。|
-|エノテーク|政府機能が極めて不安定だが、燃料を売ってくれるのはありがたい。| 
|サン・ピエル共和国|同盟国となった。これで他国の侵略を受けることはないだろう。| |サン・ピエル共和国|同盟国となった。これで他国の侵略を受けることはないだろう。|
|蒼鋼国|暁城条約に基づく同盟国。貴重な新興工業国。| |蒼鋼国|暁城条約に基づく同盟国。貴重な新興工業国。|
Line 671: Line 795:
#endregion #endregion
#region(滅亡した国家) #region(滅亡した国家)
-|~国名|~備考|h +|~国名|~印象|~備考|h 
-|ゴルカ連邦共和国|石材の主要輸入先だったが、突如として消滅した。| +|ゴルカ連邦共和国|普通|石材の主要輸入先だったが、突如として消滅した。| 
-|クイーンズ連邦|全世界への同時宣戦布告などの暴挙を経て、最終的に国際司法による処断により滅亡した。+|クイーンズ連邦|同情|全世界への同時宣戦布告の末、国際司法による処断により滅亡した。
-|長州国|地盤沈下をきっかけに政府機能が崩壊、食料不足に陥り全住民が逃亡、滅亡した。| +|長州国|普通|地盤沈下をきっかけに政府機能が崩壊、食料不足に陥り全住民が逃亡、滅亡した。| 
-|エウシウワンジャ共和国|警察国家への移行後、反乱が頻発し、政府機能がが崩壊して滅亡した。| +|エウシウワンジャ共和国|普通|警察国家への移行後、反乱が頻発し、政府機能がが崩壊して滅亡した。| 
-|フリスラーン帝国|政府機能低下の影響で反乱が発生、その鎮圧には成功したものの政府機能は回復せず、滅亡した。+|フリスラーン帝国|普通|クリストバライト9ヶ国会議に参加した国家の1つ。
-|ベルサリエーレ王国|瓦辺戦争後、共和制へ移行したが、その影響で国内が混乱、滅亡した。| +|ベルサリエーレ王国|普通|瓦辺戦争後、共和制へ移行したが、その影響で国内が混乱、滅亡した。| 
-|ルフト共和国|鎖国に近い政策を取り続け、最終的に滅亡した。| +|ルフト共和国|普通|鎖国に近い政策を取り続け、最終的に滅亡した。| 
-|ロヒキ人民共和国|昭栄国の支援を受け、鉱山開発を行った国家だが、結局開発を放棄されてしまった。+|ロヒキ人民共和国|普通|昭栄国の支援を受けていた国家だが、結局開発を放棄されてしまった。
-|トロピコ共和国|コマンドの入力ミスがどれほどの惨事を引き起こすかの好例だろう。| +|トロピコ共和国|良好|コマンドの入力ミスがどれほどの惨事を引き起こすかの好例だろう。| 
-|成蘭連邦王国|貿易トラブルを乗り越え、友好関係を建設する途上であったのだが……。| +|成蘭連邦王国|良好|貿易トラブルを乗り越え、友好関係を建設する途上であったのだが……。| 
-|エーラーン教皇国|宗教大国の滅亡によって、世界のゾロアスター教徒に暗雲が立ち込めている。| +|エーラーン教皇国|普通|宗教大国の滅亡によって、世界のゾロアスター教徒に暗雲が立ち込めている。| 
-|ボアーズィチィ合州国(旧[[帝国:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/xpwiki/?%E3%83%9C%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%82%A3%E3%83%81%E3%82%A3%E5%B8%9D%E5%9B%BD]])|民主政権へ転換したが、政府機能が停止・滅亡した。+|ボアーズィチィ帝国|微妙|民主政権(合州国)へ転換したが、政府機能が停止・滅亡した。
-|エルツ帝国|我が国の立場をある程度理解してくれた国の中の1つだったが……。| +|エルツ帝国|良好|我が国の立場をある程度理解してくれた国の中の1つだったが……。| 
-|フランク連邦|建国後すぐに情勢混乱が発生、国土が反乱軍に踏み荒らされて滅亡した。| +|フランク連邦|普通|建国後すぐに情勢混乱が発生、国土が反乱軍に踏み荒らされて滅亡した。| 
-|アルドラド帝国|ナウラ条約における同盟国で、共和国の最高の友邦の1国であった。| +|アルドラド帝国|最高|ナウラ条約における同盟国で、共和国の最高の友邦の1国であった。| 
-|ウェールリズセ連邦共和国|極めて強い国際的な発言力を持っていたが、インフラ投資不足がきっかけで宇宙へ脱出した。|+|ウェールリズセ連邦共和国|険悪|セビーリャ戦争以降、共和国最大の仮想敵国だった。| 
 +|エノテーク|感謝|政府機能が停止に近い中、長い間燃料を%%タダで%%売ってくれた。|
#endregion #endregion
***共和国が締結した条約等の一覧(締結順) [#hd8a2f15] ***共和国が締結した条約等の一覧(締結順) [#hd8a2f15]
-・現在も有効なもの +-現在も有効なもの 
--[[カルセドニー島共和国によるヨリクシ共和国に於ける工業化支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=513]] + 
--[[十河会議共同声明:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=562]] +&size(16){・[[カルセドニー島共和国によるヨリクシ共和国に於ける工業化支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=513]]}; 
--[[ナウラ条約]] + 
--[[アルビオン及びアイレランド立憲連盟王国とカルセドニー島共和国の友好及び平和条約:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=587]] +637年11月中旬発効 
--[[アルビオン及びアイレランド立憲連盟王国とカルセドニー島共和国との共同宣言:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=588]] + ヨリクシ共和国の工業化支援について定めた協定。 
--[[カルセドニー島共和国及びノホ・ヘレコ連邦による蒼鋼国に於ける工業化支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=589]] + 
--[[エンディバラ条約]] +&size(16){・[[十河会議共同声明:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=562]]}; 
--[[暁城条約]] + 
--[[アウクシリア条約]] +654年頃発効 
--[[ローレル共和国・カルセドニー島共和国における治安維持協定]]+ 昭栄国と発した農業国間の経済的な連帯を定めた共同声明だが、共和国の産業構造が商業重視に触れていくにつれて意義を失いつつある。 
 + 
 +&size(16){・[[ナウラ条約]]}; 
 + 
 +655年4月初旬発効 
 + ヨリクシ共和国・アルドラド帝国との相互防衛条約。アルドラド帝国滅亡により、現在はヨリクシ共和国と2国間で運用されている。 
 + 
 +&size(16){・[[アルビオン及びアイレランド立憲連盟王国とカルセドニー島共和国の友好及び平和条約:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=587]]}; 
 + 
 +669年頃発効 
 + アルビオン連盟王国との相互不可侵・貿易関係について定めた条約。 
 + 
 +&size(16){・[[アルビオン及びアイレランド立憲連盟王国とカルセドニー島共和国との共同宣言:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=588]]}; 
 + 
 +669年頃発効 
 + アルビオン連盟王国と発した「世界の紛争を平和的に解決すべき」という趣旨の共同宣言だが、サン・ピエル危機などの影響で実効性は低い。 
 + 
 +&size(16){・[[カルセドニー島共和国及びノホ・ヘレコ連邦による蒼鋼国に於ける工業化支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=589]]}; 
 + 
 +669年10月初旬発効 
 + ノホ・ヘレコ連邦と共同で実施した蒼鋼国への工業化支援について定めた協定。 
 + 
 +&size(16){・[[エンディバラ条約]]}; 
 + 
 +674年2月中旬発効 
 + 御岳山諸島自治巫女共和国との相互防衛関係について定めた条約。御岳山諸島自治巫女共和国はそれ以前国内が混乱しており、その影響でこの交渉はアルビオン連盟王国の仲介で行われた。条約がスコッチランドの都市エンディバラで行われたのもその影響である。 
 + 
 +&size(16){・[[暁城条約]]}; 
 + 
 +674年3月下旬発効 
 + 蒼鋼国との相互防衛関係について定めた条約。 
 + 
 +&size(16){・[[アウクシリア条約]]}; 
 + 
 +678年6月初旬発効 
 + サン・ピエル共和国との相互防衛関係について定めた条約。同国は“サン・ピエル危機”と呼ばれる外交的な問題の渦中にあったが、この条約で完全な外交的自立を取り戻している。 
 + 
 +&size(16){・[[ローレル共和国・カルセドニー島共和国における治安維持協定]]}; 
 + 
 +678年9月下旬発効 
 + ローレル共和国に於ける怪獣討伐支援(反乱軍は含まない)を定めた協定。付属議定書に基づき同国に陸空軍部隊を派遣している。 
 + 
 +-効力が失われたもの
-・効力が失われたもの +&size(16){・[[ノホ・ヘレコ連邦とカルセドニー島入植地に於けるウラン鉱山開発支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=448]]};
--[[ノホ・ヘレコ連邦とカルセドニー島入植地に於けるウラン鉱山開発支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=448]]+
- 620年3月下旬、「カルセドニー島入植地で産出する燃料の定期取引に関する公開入札」完了をもって満了、失効。+617年頃発効、620年3月下旬、「カルセドニー島入植地で産出する燃料の定期取引に関する公開入札」完了をもって満了、失効。 
 + 建国直後、ノホ・ヘレコ連邦から受けたウラン鉱山開発支援協定。この協定でカルセドニー島入植地は資金90兆Va、建材5億トンという莫大な支援を受け取り、しかも燃料定期取引の公開入札に入札国が現れなかったため結果的に一切対価を支払う必要がなかった。
--[[カルセドニー島共和国とセビーリャ共和国に於けるウラン鉱山開発支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=463]] +&size(16){・[[カルセドニー島共和国とセビーリャ共和国に於けるウラン鉱山開発支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=463]]}; 
--[[カルセドニー島共和国とセビーリャ共和国に於ける銀鉱山開発支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=463]]+&size(16){・[[カルセドニー島共和国とセビーリャ共和国に於ける銀鉱山開発支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=463]]};
- 636年5月下旬、セビーリャ共和国内の国家保衛警察のクーデターによる政権掌握をもって失効。+ともに630年頃発効、636年5月下旬、セビーリャ共和国内の国家保衛警察のクーデターによる政権掌握をもって失効。 
 + 商業を主産業として定め、商品供給を獲得する必要が生じた共和国は、当時建国されたセビーリャ共和国に対し鉱山開発支援を行った。しかし、同国の内情を考慮せずに行われたこの支援は結果的にセビーリャ戦争とそれに伴うウェールリズセ連邦共和国との外交関係悪化を引き起こした。
--[[カルセドニー島共和国とトルキー臨時社会主義連合に於けるウラン鉱山並びに採石場開発支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=499]]+&size(16){・[[カルセドニー島共和国とトルキー臨時社会主義連合に於けるウラン鉱山並びに採石場開発支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=499]]};
- 現実時間2016年3月17日、トルキー臨時社会主義連合における「燃料輸出に関する公開入札」完了をもって満了、失効。+636年7月中旬発効、642年頃(現実時間2016年3月17日)、トルキー臨時社会主義連合における「燃料輸出に関する公開入札」完了をもって満了、失効。 
 + トルキー臨時社会主義連合に行った鉱山開発支援について定めた協定。同国はこの鉱山開発から順調に経済発展を続け、最終的に世界有数の経済大国に成長したが、本協定は「共和国に何の利益ももたらさなかった」などとする批判もある。
--[[カルセドニー島共和国とヨリクシ共和国に於ける治安維持協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=530]]+&size(16){・[[カルセドニー島共和国とヨリクシ共和国に於ける治安維持協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=530]]};
- 655年4月初旬、両国間の破棄合意によって失効。+643年11月初旬発効、655年4月初旬、両国間の破棄合意によって失効。 
 + ヨリクシ共和国における治安維持支援について定めた協定。640年にヨリクシ共和国で発生した「蜂起軍」事件の際に同国とは共同で鎮圧にあたっており、それ以降同国との軍事関係が深まっていた。治安維持協定はナウラ条約が締結された655年4月初旬に失効したが、結局この協定に基づいた治安維持活動は一度も行われなかった。
--[[カルセドニー島共和国とラシニア社会共和国に於ける銀鉱山開発支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=532]]+&size(16){・[[カルセドニー島共和国とラシニア社会共和国に於ける銀鉱山開発支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=532]]};
- 646年4月、「セビーリャ自由共和国とラシニア社会共和国間の銀取引契約」の成立によって満了、失効。+644年頃発効、646年4月頃、「セビーリャ自由共和国とラシニア社会共和国間の銀取引契約」の成立によって満了、失効。 
 + ラシニア社会共和国において行った銀鉱山開発支援について定めた協定。同国情勢は現在に至るまで安定しているとはいえず、この投資は「失敗だった」とする声が国内では大半である。
--[[カルセドニー島共和国のローレル共和国に於ける開発支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=606]]+&size(16){・[[カルセドニー島共和国のローレル共和国に於ける開発支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=606]]};
- 677年、協定第5条に基づき満了、失効。+676年1月初旬発効、677年頃、協定第5条に基づき満了、失効。 
 + ローレル共和国の幸福度向上のための各種設備の建設費用支援について定めた協定。協定に定められた施設全ての建設完了に合わせて失効した。
--[[カルセドニー島共和国と蒼鋼国に於けるウラン鉱山開発支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=585]]+&size(16){・[[カルセドニー島共和国と蒼鋼国に於けるウラン鉱山開発支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=585]]};
- 670年11月下旬より開始された燃料定期輸送契約が675年11月下旬に満了、定期取引自体も683年4月初旬に終了した。+669年6月中旬発効、670年11月下旬より開始された燃料定期輸送契約が675年11月下旬に満了、定期取引自体も683年4月初旬に終了した。 
 + 鉱山開発支援としては4例目で、「これまでで最もうまくいった」と評されている。蒼鋼国はこの鉱山開発で得た資金で産業化に成功し、今では共和国の商品供給のかなりの割合を同国産の製品が占めている。
*軍事 [#r7e6de0d] *軍事 [#r7e6de0d]
Line 768: Line 941:
-モスアゲート市いのら討伐作戦(685年6月初旬) -モスアゲート市いのら討伐作戦(685年6月初旬)
-サードオニクス市キングいのら討伐作戦(686年3月中旬) -サードオニクス市キングいのら討伐作戦(686年3月中旬)
 +-ローレル共和国キングいのら討伐作戦(690年6月中旬)
 +-ローレル共和国サンジラ討伐作戦(692年2月初旬)
 +-シャムレー民主共和国いのら討伐作戦(692年4月中旬)
 +-サン・ピエル共和国反乱鎮圧作戦(692年6月中旬)
 +-ラシニア社会共和国いのら討伐作戦(693年5月初旬)
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Line 803: Line 981:
&size(16){主力装備}; &size(16){主力装備};
-|~装輪装甲車”アルデラミン”|<|h +|~装輪装甲車“アルデラミン”|<|h 
-|&ref(alderamin.jpg){装輪装甲車”アルデラミン”};|重量:11t|+|&ref(alderamin.jpg){装輪装甲車“アルデラミン”};|重量:11t|
|^|全長:6.15m| |^|全長:6.15m|
|^|全幅:2.65m| |^|全幅:2.65m|
Line 812: Line 990:
|銃弾を通さない装甲を備えているが、武装は最低限に過ぎない。|<| |銃弾を通さない装甲を備えているが、武装は最低限に過ぎない。|<|
-|~主力戦車”エラキス”|<|h +|~主力戦車“エラキス”|<|h 
-|&ref(erakis.jpg){主力戦車”エラキス”};|重量:40t|+|&ref(erakis.jpg){主力戦車“エラキス”};|重量:40t|
|^|全長:9.54m| |^|全長:9.54m|
|^|全幅:3.25m| |^|全幅:3.25m|
Line 820: Line 998:
|^|兵装:105mm砲×1、7.7mm機銃×2| |^|兵装:105mm砲×1、7.7mm機銃×2|
|軍の威信をかけて開発された主力戦車。|<| |軍の威信をかけて開発された主力戦車。|<|
 +
 +|~短距離地対空ミサイル“アルフィク”|<|h
 +|&ref(Alfirk.jpg){短距離地対空ミサイル“アルフィク”};|重量:40t|
 +|^|全長:9.14m|
 +|^|全幅:2.80m|
 +|^|乗員数:5名|
 +|^|速度:80km/h|
 +|^|兵装:地対空ミサイル×6|
 +|非制空権下の強襲上陸作戦を想定して開発された対空ミサイルで、水上浮行可能。|<|
 +
 +|~汎用型大気軌道宇宙船“ガーネット・スター”|<|h
 +|&ref(GarnetStar.jpg){汎用型大気軌道宇宙船“ガーネット・スター”};|重量:2000t|
 +|^|全長:56.1m|
 +|^|全幅:8.7m|
 +|^|乗員数:7名|
 +|^|速度:数km/s|
 +|^|兵装:レーザー砲×1、対衛星23mm機関砲×2|
 +|軌道上からのレーザー攻撃を行う有人宇宙船。|<|
**空軍 [#sdd85dfa] **空軍 [#sdd85dfa]
Line 882: Line 1078:
|^|速力:37ノット| |^|速力:37ノット|
|^|兵装:76mm速射砲×1、40mm機銃×2、ミサイル発射筒×6| |^|兵装:76mm速射砲×1、40mm機銃×2、ミサイル発射筒×6|
-|^|艦載機:なし|+|^|艦載機:なし((画像は旧世界で運用されていた一番艦パラスのもので、こちらはヘリコプターの搭載が可能である。))|
|沿岸防衛を主任務としているため、海賊船に対抗できる装備しか備えていない。|<| |沿岸防衛を主任務としているため、海賊船に対抗できる装備しか備えていない。|<|
Line 892: Line 1088:
|^|兵装:76mm速射砲×1、40mm機銃×2、ミサイル発射筒×8| |^|兵装:76mm速射砲×1、40mm機銃×2、ミサイル発射筒×8|
|^|艦載機:ヘリコプター×1機| |^|艦載機:ヘリコプター×1機|
-|戦闘能力はパラス級と大差ないが、ヘリコプターを搭載することができる((上の画像のパラス級にはヘリコプターが乗っているように見えるが、''気のせいである''。))|<|+|戦闘能力はパラス級と大差ないが、ヘリコプターを搭載することができる。|<| 
 + 
 +|~ハウメア級潜水艦|<|h 
 +|&ref(Eris.jpg){ハウメア級潜水艦};|排水量:1810トン((潜航時))| 
 +|^|全長:64.4m| 
 +|^|全幅:6.5m| 
 +|^|速力:22.5ノット((潜航時))
 +|^|兵装:533mm魚雷発射管×8| 
 +|^|艦載機:なし| 
 +|小型の通常動力潜水艦。その排水量にしては強力な武装を有する。|<|
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