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- カルセドニー島共和国 へ行く。
17: 2016-10-20 (木) 17:38:29 nazonohito | 18: 2016-11-25 (金) 20:33:05 nazonohito | ||
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Line 29: | Line 29: | ||
#region(市) | #region(市) | ||
- | ***(1)クリソプレーズ首都特別区 [#t75ac924] | + | ++クリソプレーズ首都特別区 [#t75ac924] |
(9,11)地点のクリソプレーズ市を中心としたクリソプレーズ首都特別区はその名の通り首都機能が置かれている。クリソプレーズ市は共和国民が初めて入植した地であり、長い歴史を持っている。過去に、第2次都市化闘争(620年9月)、巨大隕石の落下(621年9月)、火災(同)の3回にわたって壊滅的な被害を受けているが、その都度復興を果たしている。人口は首都圏全体で340万人。このうち北東部の3ヶ所の近郊住宅地は621年の巨大隕石の被害を免れたため、現時点で国内最古の市街地が広がっている。 | (9,11)地点のクリソプレーズ市を中心としたクリソプレーズ首都特別区はその名の通り首都機能が置かれている。クリソプレーズ市は共和国民が初めて入植した地であり、長い歴史を持っている。過去に、第2次都市化闘争(620年9月)、巨大隕石の落下(621年9月)、火災(同)の3回にわたって壊滅的な被害を受けているが、その都度復興を果たしている。人口は首都圏全体で340万人。このうち北東部の3ヶ所の近郊住宅地は621年の巨大隕石の被害を免れたため、現時点で国内最古の市街地が広がっている。 | ||
- | ***(2)クリストバライト市 [#r4fe08be] | + | ++クリストバライト市 [#r4fe08be] |
(11,14)のクリストバライト市とその周辺都市圏を含み、人口は575万人と首都圏を上回っている。現代都市建設以来ジャスパー市に次ぐ共和国の商業地区であり、国の富の多くがこの地へ集まる。過去に目立った災害の被害も受けず、共和国最大の繁栄を謳歌している。ジャスパー市の国営市場の解体に伴い国内商業における重みが増してきたが、他地域も発展しているため現時点では比率的な重要性は下がった。 | (11,14)のクリストバライト市とその周辺都市圏を含み、人口は575万人と首都圏を上回っている。現代都市建設以来ジャスパー市に次ぐ共和国の商業地区であり、国の富の多くがこの地へ集まる。過去に目立った災害の被害も受けず、共和国最大の繁栄を謳歌している。ジャスパー市の国営市場の解体に伴い国内商業における重みが増してきたが、他地域も発展しているため現時点では比率的な重要性は下がった。 | ||
- | ***(3)カーネリアン市 [#jfeb7adb] | + | ++カーネリアン市 [#jfeb7adb] |
現在のカーネリアン市の中心地は(8,8)だが、南東部の旧市街はカーネリアン入植地としてクリソプレーズ市に並ぶ長い歴史を持ち、クリソプレーズ市とは異なり災害の被害もなく発展を続けてきた。現在の人口は520万人。また、市街南西部の「建国記念碑」はカーネリアン入植地とリヨル・カーネリアン暫定総督を記念して644年9月に建設された。 | 現在のカーネリアン市の中心地は(8,8)だが、南東部の旧市街はカーネリアン入植地としてクリソプレーズ市に並ぶ長い歴史を持ち、クリソプレーズ市とは異なり災害の被害もなく発展を続けてきた。現在の人口は520万人。また、市街南西部の「建国記念碑」はカーネリアン入植地とリヨル・カーネリアン暫定総督を記念して644年9月に建設された。 | ||
- | ***(4)サードオニクス市 [#ja0f1849] | + | ++サードオニクス市 [#ja0f1849] |
(11,9)地点のサードオニクス市はカーネリアン市とアゲート市の中間に位置することから名付けられた。ハギワ・サードオニクス前防衛委員長の基盤地域であり、住民にもタカ派が多い。625年に指定都市として認められ、人口は570万人で国内最大級である。 | (11,9)地点のサードオニクス市はカーネリアン市とアゲート市の中間に位置することから名付けられた。ハギワ・サードオニクス前防衛委員長の基盤地域であり、住民にもタカ派が多い。625年に指定都市として認められ、人口は570万人で国内最大級である。 | ||
- | ***(5)ウェストカーネリアン市 [#lc870278] | + | ++ウェストカーネリアン市 [#lc870278] |
(6,10)地点に位置する都市で、627年9月に指定都市化が認められた。都市が建設される際に、住民がカーネリアン市の歴史に因んでこの名前が採用された。人口は市街のみだと570万人だが、周辺の農村地域(659年の制度改正で開発途上区から編入)を含めると685万人で、人口の点では国内最大である。 | (6,10)地点に位置する都市で、627年9月に指定都市化が認められた。都市が建設される際に、住民がカーネリアン市の歴史に因んでこの名前が採用された。人口は市街のみだと570万人だが、周辺の農村地域(659年の制度改正で開発途上区から編入)を含めると685万人で、人口の点では国内最大である。 | ||
- | ***(6)コーサイト市 [#e06afadb] | + | ++コーサイト市 [#e06afadb] |
(6,7)に位置するカルセドニー島西北端の都市。630年7月に指定都市とされた。この都市は初めて計画都市として都市化され、人口は周辺地域込みで533万人と他の指定都市に比べやや少ないものの、公共設備は非常に充実している。 | (6,7)に位置するカルセドニー島西北端の都市。630年7月に指定都市とされた。この都市は初めて計画都市として都市化され、人口は周辺地域込みで533万人と他の指定都市に比べやや少ないものの、公共設備は非常に充実している。 | ||
- | ***(7)アゲート市 [#v33c4a6c] | + | ++アゲート市 [#v33c4a6c] |
(13,11)地点のアゲート市街とその周辺地区を含む。この地域は国内で最も反政府派の活動が活発であり、第2次都市化闘争の際は市南東部で反乱が発生、軍の駐屯地が襲撃される事態にまで発展した。そのせいか、政府には長らく指定都市として認められてこなかったが、632年1月の世界的社会不安の際に指定都市化を求めるデモ活動が発生、4月に指定都市化が認められた。その後左派が政権を獲得してから大幅なてこ入れが行われ、現在は445万人の人口を持つ。 | (13,11)地点のアゲート市街とその周辺地区を含む。この地域は国内で最も反政府派の活動が活発であり、第2次都市化闘争の際は市南東部で反乱が発生、軍の駐屯地が襲撃される事態にまで発展した。そのせいか、政府には長らく指定都市として認められてこなかったが、632年1月の世界的社会不安の際に指定都市化を求めるデモ活動が発生、4月に指定都市化が認められた。その後左派が政権を獲得してから大幅なてこ入れが行われ、現在は445万人の人口を持つ。 | ||
- | ***(8)アメシスト市 [#t178a82e] | + | ++アメシスト市 [#t178a82e] |
(10,6)に位置するエライ海岸の都市。リヨネ現大統領の出身地であり、北部では珍しく民政党の支持が厚い。639年1月に指定都市とされ、現時点での人口は505万人である。 | (10,6)に位置するエライ海岸の都市。リヨネ現大統領の出身地であり、北部では珍しく民政党の支持が厚い。639年1月に指定都市とされ、現時点での人口は505万人である。 | ||
- | ***(9)ムトロライト市 [#i40f0e93] | + | ++ムトロライト市 [#i40f0e93] |
(8,5)に位置するカルセドニー最北の都市。「空いたスペースに押し込んだ」(政府関係者)と言われる強引な都市配置で知られ、市街地の一部は海へ張り出している。643年2月に「北部地域最後の現代都市」として指定都市となった。人口は455万人で、アゲート市に並び国内最小規模の現代都市である。 | (8,5)に位置するカルセドニー最北の都市。「空いたスペースに押し込んだ」(政府関係者)と言われる強引な都市配置で知られ、市街地の一部は海へ張り出している。643年2月に「北部地域最後の現代都市」として指定都市となった。人口は455万人で、アゲート市に並び国内最小規模の現代都市である。 | ||
- | ***(10)ノースジャスパー市 [#dc7bc0ce] | + | ++ノースジャスパー市 [#dc7bc0ce] |
もともとジャスパー市は国営市場が建設されている商業地区だったが、国営市場の解体に伴い南北に分割され、(13,8)に中心市街がある北部のみが643年6月にムトロライト市に続いて指定都市となった。現時点での人口は595万人である。 | もともとジャスパー市は国営市場が建設されている商業地区だったが、国営市場の解体に伴い南北に分割され、(13,8)に中心市街がある北部のみが643年6月にムトロライト市に続いて指定都市となった。現時点での人口は595万人である。 | ||
- | ***(11)ブラッドストーン市 [#rc8a5f34] | + | ++ブラッドストーン市 [#rc8a5f34] |
(9,16)地点に位置する都市で、アルマンディン海峡に面している。ブラッドストーンはヘリオトロープと同じ石を指し、事実上のヘリオトロープ市の衛星都市として計画されたが、海に面しているメリットを生かし経済が発展、ヘリオトロープ市に先駆けて646年12月に指定都市となった。現在も発展途上で、現時点の人口は482万人だが、最終的には560万人の人口を有すると想定されている。 | (9,16)地点に位置する都市で、アルマンディン海峡に面している。ブラッドストーンはヘリオトロープと同じ石を指し、事実上のヘリオトロープ市の衛星都市として計画されたが、海に面しているメリットを生かし経済が発展、ヘリオトロープ市に先駆けて646年12月に指定都市となった。現在も発展途上で、現時点の人口は482万人だが、最終的には560万人の人口を有すると想定されている。 | ||
- | ***(12)ヘリオトロープ市 [#y16787ec] | + | ++ヘリオトロープ市 [#y16787ec] |
(12,17)地点に位置し、共和国の最南端にある市である。ヘリオトロープとは、「太陽を呼び戻す石」の意で、最南端、という位置が最も太陽に近い位置であることから命名された。652年10月に指定都市とされた、現在最も若い市である。人口は現時点で417万人である。 | (12,17)地点に位置し、共和国の最南端にある市である。ヘリオトロープとは、「太陽を呼び戻す石」の意で、最南端、という位置が最も太陽に近い位置であることから命名された。652年10月に指定都市とされた、現在最も若い市である。人口は現時点で417万人である。 | ||
- | ***(13)モスアゲート市 [#v47bfe95] | + | ++モスアゲート市 [#v47bfe95] |
(14,14)地点に位置する都市。アゲート市が実施した南部開拓運動により成立した地域なので、この名がある。経済的にはアゲート市との関係が非常に強い。そのためか、現時点でも現代都市の設置が認められていない。この地域は商業が未発達で、多くの住民がスペサルタイト島行政区の農場に通勤している。人口は207万人で、指定都市に比べると少ない。 | (14,14)地点に位置する都市。アゲート市が実施した南部開拓運動により成立した地域なので、この名がある。経済的にはアゲート市との関係が非常に強い。そのためか、現時点でも現代都市の設置が認められていない。この地域は商業が未発達で、多くの住民がスペサルタイト島行政区の農場に通勤している。人口は207万人で、指定都市に比べると少ない。 | ||
- | ***(14)サウスジャスパー市 [#f53cc222] | + | ++サウスジャスパー市 [#f53cc222] |
(15,12)の防災都市を中心とした地域で、本来は市制が認められない状況だが、ジャスパー市の南北分割の際に例外的に市として認められた。一部の住民はすぐ北の国営市場へ通勤しているが、大部分は農業に従事している。ジャスパー市時代は繁栄していた地域だが、その経済力は全てノースジャスパー市に吸収されてしまい、国内の最貧地域となっている。人口は154万人で、労働力の市街流出が著しい。 | (15,12)の防災都市を中心とした地域で、本来は市制が認められない状況だが、ジャスパー市の南北分割の際に例外的に市として認められた。一部の住民はすぐ北の国営市場へ通勤しているが、大部分は農業に従事している。ジャスパー市時代は繁栄していた地域だが、その経済力は全てノースジャスパー市に吸収されてしまい、国内の最貧地域となっている。人口は154万人で、労働力の市街流出が著しい。 | ||
Line 93: | Line 93: | ||
#region(共和国行政区) | #region(共和国行政区) | ||
- | ***[A]アルマンディン島行政区 [#mff9d56c] | + | --[A]アルマンディン島行政区 [#mff9d56c] |
首都南方に建設された人工島で、軍事工場や畜産場など、国有施設が集中している。 | 首都南方に建設された人工島で、軍事工場や畜産場など、国有施設が集中している。 | ||
- | ***[B]スペサルタイト島行政区 [#i53b0830] | + | --[B]スペサルタイト島行政区 [#i53b0830] |
アルマンディン島よりさらに南西、国家領域の南西端に建設されたアルマンディン島の倍の面積を持つ巨大な人工島で、こちらは農業特区とされている。同地域の農業規模は500万人規模に達し、国家全体の食料を賄っている。 | アルマンディン島よりさらに南西、国家領域の南西端に建設されたアルマンディン島の倍の面積を持つ巨大な人工島で、こちらは農業特区とされている。同地域の農業規模は500万人規模に達し、国家全体の食料を賄っている。 | ||
- | ***[C]パイロープ島行政区 [#m7a23c3c] | + | --[C]パイロープ島行政区 [#m7a23c3c] |
領域の南東部に建設されたスペサルタイト島と同面積の人工島で、こちらは沿岸部に大森林が整備されている。同地には大規模な軍事工場が所在するため、特に認められた国家公務員とその家族以外は同行政区への立入が禁止されている。 | 領域の南東部に建設されたスペサルタイト島と同面積の人工島で、こちらは沿岸部に大森林が整備されている。同地には大規模な軍事工場が所在するため、特に認められた国家公務員とその家族以外は同行政区への立入が禁止されている。 | ||
- | ***[D]ウバロバイト島行政区 [#f7e00db3] | + | --[D]ウバロバイト島行政区 [#f7e00db3] |
スペサルタイト島の東に造成された人工島。 | スペサルタイト島の東に造成された人工島。 | ||
- | ***[E]グロッシュラーライト島行政区 [#q2c81b51] | + | --[E]グロッシュラーライト島行政区 [#q2c81b51] |
国内における特有の生物などを保護する目的でアルフィク海の南部にあった小島を拡大、国立公園が整備された。 | 国内における特有の生物などを保護する目的でアルフィク海の南部にあった小島を拡大、国立公園が整備された。 | ||
- | ***[a]ムトロライト工業区 [#q901bd28] | + | --[a]ムトロライト工業区 [#q901bd28] |
ムトロライト市北西に建設された建材工場群。この地域で製造された建材は共和国の主要な外貨獲得手段となっている。 | ムトロライト市北西に建設された建材工場群。この地域で製造された建材は共和国の主要な外貨獲得手段となっている。 | ||
- | ***[b]ジャスパー工業区 [#f79c996c] | + | --[b]ジャスパー工業区 [#f79c996c] |
ジャスパー市北部の軍事・建材工場群。 | ジャスパー市北部の軍事・建材工場群。 | ||
- | ***[c]エライ海岸工業区 [#t09e3c92] | + | --[c]エライ海岸工業区 [#t09e3c92] |
ジャスパー市東部の建材工場・畜産場群。この地区の畜産場で生産される食肉ははアルマンディン島行政区のものとは若干風味が異なる。 | ジャスパー市東部の建材工場・畜産場群。この地区の畜産場で生産される食肉ははアルマンディン島行政区のものとは若干風味が異なる。 | ||
- | ***[d]宗教地区 [#r3a7b3ee] | + | --[d]宗教地区 [#r3a7b3ee] |
634年~635年にかけて整備された宗教地区。ゾロアスター教やキリスト教など、国内で比較的少数派の宗教者のための施設が並ぶ。 | 634年~635年にかけて整備された宗教地区。ゾロアスター教やキリスト教など、国内で比較的少数派の宗教者のための施設が並ぶ。 | ||
- | ***[e]ジャスパー特別区 [#w91dfec3] | + | --[e]ジャスパー特別区 [#w91dfec3] |
ジャスパー宇宙センター、国会議事堂など旧ジャスパー市のうち特に国家財産とされるものが並ぶ。共和国の「第二の首都」と呼ばれることもある。 | ジャスパー宇宙センター、国会議事堂など旧ジャスパー市のうち特に国家財産とされるものが並ぶ。共和国の「第二の首都」と呼ばれることもある。 | ||
- | ***[f]ジャスパーランド [#u6b3c9b8] | + | --[f]ジャスパーランド [#u6b3c9b8] |
巨大遊園地。「何とかマウス」の類が人気を集めている。 | 巨大遊園地。「何とかマウス」の類が人気を集めている。 | ||
- | ***[α]クリソプレーズ鉱山 [#r8b9f88a] | + | --[α]クリソプレーズ鉱山 |
ウラン鉱の採掘がおこなわれている鉱山。 | ウラン鉱の採掘がおこなわれている鉱山。 | ||
- | ***[β]エライ鉱山島 [#uc02cdc0] | + | --[β]エライ鉱山島 |
銀鉱の採掘がおこなわれている鉱山。 | 銀鉱の採掘がおこなわれている鉱山。 | ||
Line 183: | Line 183: | ||
670年の大統領選挙でリヨネは社会民主党のレハシ・ウェストカーネリアンに敗れ退任した。 | 670年の大統領選挙でリヨネは社会民主党のレハシ・ウェストカーネリアンに敗れ退任した。 | ||
- | ***レハシ・ウェストカーネリアン政権【社会民主党】(671年1月~675年2月) [#m2f41031] | + | ***レハシ・ウェストカーネリアン政権【社会民主党】(671年1月~675年2月) [#wdd2d8b6] |
660年代後半のリヨネ政権と社会民主党の不和は第5回大統領選挙における社会民主党の独自候補擁立につながった。社会民主党はその社会保障政策などで国内の労働者から高い支持を受け、レハシ・ウェストカーネリアン代表を大統領の座に送り込んだ。 | 660年代後半のリヨネ政権と社会民主党の不和は第5回大統領選挙における社会民主党の独自候補擁立につながった。社会民主党はその社会保障政策などで国内の労働者から高い支持を受け、レハシ・ウェストカーネリアン代表を大統領の座に送り込んだ。 | ||
Line 189: | Line 189: | ||
就任時の圧倒的な民衆の歓声からは想像できなかった鮮血の結末をレハシ大統領は迎えることとなってしまった。 | 就任時の圧倒的な民衆の歓声からは想像できなかった鮮血の結末をレハシ大統領は迎えることとなってしまった。 | ||
- | ***第2次リヨネ・アメシスト政権【国民党・民政党・社会民主党】(675年3月~) [#icdcd00b] | + | ***第2次リヨネ・アメシスト政権【国民党・民政党・社会民主党】(675年3月~) [#i0ce9e66] |
レハシ大統領の暗殺を受けて急きょ行われた第6回大統領選挙は、事実上の挙国一致候補となったリヨネ前大統領が圧倒的得票で当選を果たした。 | レハシ大統領の暗殺を受けて急きょ行われた第6回大統領選挙は、事実上の挙国一致候補となったリヨネ前大統領が圧倒的得票で当選を果たした。 | ||
**年表 [#j2939525] | **年表 [#j2939525] | ||
- | ***前史(海域暦) [#v2aef3c9] | + | ***前史(海域暦) [#ofcca4a6] |
-2274年頃:旧世界の衰退により連邦が完全に孤立する | -2274年頃:旧世界の衰退により連邦が完全に孤立する | ||
-2275年頃:カルセドニー計画の実施 | -2275年頃:カルセドニー計画の実施 | ||
Line 200: | Line 200: | ||
-2276年半ば頃:カルセドニー計画参加船団と連邦の間の更新途絶 | -2276年半ば頃:カルセドニー計画参加船団と連邦の間の更新途絶 | ||
- | ***610年代 [#b94e6df1] | + | ***610年代 [#ge7ef69b] |
-616年11月:船団がフリューゲル世界に到着、入植が開始される。 | -616年11月:船団がフリューゲル世界に到着、入植が開始される。 | ||
-同年11月:入植地として選ばれた無人島に、移民計画の名から「カルセドニー島」の名が冠せられる。 | -同年11月:入植地として選ばれた無人島に、移民計画の名から「カルセドニー島」の名が冠せられる。 | ||
Line 210: | Line 210: | ||
-同年11月:総督府陸軍が暴動を鎮圧、政府の支持率が一時的に回復する。 | -同年11月:総督府陸軍が暴動を鎮圧、政府の支持率が一時的に回復する。 | ||
- | ***620年代 [#lebbc84f] | + | ***620年代 [#j0d797a4] |
-620年7月:再び首都近郊で暴動が発生する。 | -620年7月:再び首都近郊で暴動が発生する。 | ||
-同年9月:暴動の被害を恐れた住民が首都から逃亡し、首都機能が停止する。このとき、リヨル・カーネリアン暫定総督が暴徒に襲撃され重傷を負う。 | -同年9月:暴動の被害を恐れた住民が首都から逃亡し、首都機能が停止する。このとき、リヨル・カーネリアン暫定総督が暴徒に襲撃され重傷を負う。 | ||
Line 223: | Line 223: | ||
-同年9月:ウェストカーネリアン市に現代都市が建設される。 | -同年9月:ウェストカーネリアン市に現代都市が建設される。 | ||
- | ***630年代 [#raf7b172] | + | ***630年代 [#z413085e] |
-630年7月:コーサイト市に現代都市が建設される。 | -630年7月:コーサイト市に現代都市が建設される。 | ||
-同年12月:第1回大統領選挙が行われ、リヨン・ジャスパー大統領が65%の支持を集め正式に大統領に就任する。 | -同年12月:第1回大統領選挙が行われ、リヨン・ジャスパー大統領が65%の支持を集め正式に大統領に就任する。 | ||
Line 240: | Line 240: | ||
-639年1月:アメシスト市に現代都市が建設される。 | -639年1月:アメシスト市に現代都市が建設される。 | ||
- | ***640年代 [#x1e5017b] | + | ***640年代 [#n3fde331] |
-640年11月:第2回大統領選挙でリヨン・ジャスパー大統領が再選。 | -640年11月:第2回大統領選挙でリヨン・ジャスパー大統領が再選。 | ||
-643年2月:ムトロライト市に現代都市が建設される。 | -643年2月:ムトロライト市に現代都市が建設される。 | ||
Line 248: | Line 248: | ||
-649年8月:迎撃衛星「アークトゥールス1」の打ち上げに成功。 | -649年8月:迎撃衛星「アークトゥールス1」の打ち上げに成功。 | ||
- | ***650年代 [#z63dd405] | + | ***650年代 [#xa7af21b] |
-650年11月:第3回大統領選挙でリヨネ・アメシスト外務委員長が当選する。 | -650年11月:第3回大統領選挙でリヨネ・アメシスト外務委員長が当選する。 | ||
-652年10月:ヘリオトロープ市に現代都市が建設される。 | -652年10月:ヘリオトロープ市に現代都市が建設される。 | ||
-655年4月:ナウラ条約に調印、アルドラド帝国・ヨリクシ共和国との相互防衛条約が発効する。 | -655年4月:ナウラ条約に調印、アルドラド帝国・ヨリクシ共和国との相互防衛条約が発効する。 | ||
- | ***660年代 [#hf6eaa4c] | + | ***660年代 [#z7002e4a] |
-660年11月:第4回大統領選挙でリヨネ・アメシスト大統領が再選。 | -660年11月:第4回大統領選挙でリヨネ・アメシスト大統領が再選。 | ||
-666年9月:社会保障関連法案が成立する。 | -666年9月:社会保障関連法案が成立する。 | ||
Line 259: | Line 259: | ||
-同年10月:ノホ・ヘレコ連邦と共同で蒼鋼国の工業化支援協定に調印。この種の協定はヨリクシ共和国とのもの以来2例目。 | -同年10月:ノホ・ヘレコ連邦と共同で蒼鋼国の工業化支援協定に調印。この種の協定はヨリクシ共和国とのもの以来2例目。 | ||
- | ***670年代 [#zf7e81af] | + | ***670年代 [#m4e2b935] |
-670年7月:軍事衛星「アンタレス1」の打ち上げが行われるが、発射前点検で整備不良が発見され打ち上げは失敗する。 | -670年7月:軍事衛星「アンタレス1」の打ち上げが行われるが、発射前点検で整備不良が発見され打ち上げは失敗する。 | ||
-同年11月:第5回大統領選挙でレハシ・ウェストカーネリアンが現職のリヨネを破り当選。 | -同年11月:第5回大統領選挙でレハシ・ウェストカーネリアンが現職のリヨネを破り当選。 | ||
Line 269: | Line 269: | ||
-同年6月:サン・ピエル共和国との相互安全保障条約「アウクシリア条約」を締結。 | -同年6月:サン・ピエル共和国との相互安全保障条約「アウクシリア条約」を締結。 | ||
- | **主要な歴史上の出来事 [#h987fbfa] | + | ***680年代 [#b970594a] |
- | ***カルセドニー計画 [#pb5f6929] | + | -680年11月:第7回大統領選挙で、リヨネ・アメシスト大統領が三選を果たす。 |
+ | -681年6月:軍事衛星「アンタレス」の打ち上げに成功。 | ||
+ | -684年3月:ヨリクシ共和国建国50周年記念式典にリヨネ大統領が出席。 | ||
+ | |||
+ | **主要な歴史上の出来事 [#k70a5d5d] | ||
+ | ***カルセドニー計画 [#v9d037a7] | ||
「海域」と呼ばれる旧世界において、旧連邦は度重なる周辺諸国の政府機能停止に危機感を覚えていた。旧連邦政府はいずれ「海域」全体が破滅すると考え、その前に人口の一部を他惑星に移住させる計画を立てた。それが、カルセドニー計画である。旧連邦は汎用型大気機動宇宙船”イレギュラー”の運用経験がなく、無人の人工衛星の打ち上げ経験のみしかなかったため計画は困難を極めたが、何とか実用に耐える有人宇宙船を作り上げて打ち上げた。しかし、大部分の宇宙船は粗雑な設計から故障を生じ、フリューゲルまでたどり着くことができたのはごく一部でしかなかった。 | 「海域」と呼ばれる旧世界において、旧連邦は度重なる周辺諸国の政府機能停止に危機感を覚えていた。旧連邦政府はいずれ「海域」全体が破滅すると考え、その前に人口の一部を他惑星に移住させる計画を立てた。それが、カルセドニー計画である。旧連邦は汎用型大気機動宇宙船”イレギュラー”の運用経験がなく、無人の人工衛星の打ち上げ経験のみしかなかったため計画は困難を極めたが、何とか実用に耐える有人宇宙船を作り上げて打ち上げた。しかし、大部分の宇宙船は粗雑な設計から故障を生じ、フリューゲルまでたどり着くことができたのはごく一部でしかなかった。 | ||
旧世界の閣僚経験者のうち、生きてフリューゲルにたどり着いたのはリヨル・ハギワ・ルナリの3人しかおらず、そのうちハギワは陸軍、ルナリは海軍の軍人であったため統治者にはふさわしくないと判断されたためリヨルが暫定総督としてカルセドニー島入植地を統治することとなった。 | 旧世界の閣僚経験者のうち、生きてフリューゲルにたどり着いたのはリヨル・ハギワ・ルナリの3人しかおらず、そのうちハギワは陸軍、ルナリは海軍の軍人であったため統治者にはふさわしくないと判断されたためリヨルが暫定総督としてカルセドニー島入植地を統治することとなった。 | ||
- | ***「裸の王様」事件 [#b9763249] | + | ***「裸の王様」事件 [#l82fc068] |
旧連邦は「海域」全体の中で強国とは言えない国家だったが、海域のほかの国家がすべて崩壊したために「世界最大の経済大国」として表彰された((13800ターン杯獲得))。このことを「裸の王様」事件と言い、旧連邦時代の世界的な衰退を象徴している。カルセドニー計画参加移民船団は宇宙空間で旧連邦から通信を受け取り、この事件の発生を把握した。しかし、これが旧連邦と移民船団の最後の交信となった((旧連邦が13900ターン杯を獲得することはなかった))。 | 旧連邦は「海域」全体の中で強国とは言えない国家だったが、海域のほかの国家がすべて崩壊したために「世界最大の経済大国」として表彰された((13800ターン杯獲得))。このことを「裸の王様」事件と言い、旧連邦時代の世界的な衰退を象徴している。カルセドニー計画参加移民船団は宇宙空間で旧連邦から通信を受け取り、この事件の発生を把握した。しかし、これが旧連邦と移民船団の最後の交信となった((旧連邦が13900ターン杯を獲得することはなかった))。 | ||
- | ***成蘭連邦王国との貿易トラブル [#e2027842] | + | ***成蘭連邦王国との貿易トラブル [#q8185ca8] |
カルセドニー島入植地総督府は入植開始直後に国際社会にウラン鉱山開発に関する外資導入を表明した。外資導入には6ヶ国の参加が表明されたが、617年7月に総督府は国内の燃料事情が苦しい(当時の燃料備蓄は1500万ガロンまで落ち込んでいた)との判断から外資導入の公募を急きょ締め切り、その時点で支援協定案の提示があった4ヶ国のうち最も条件の良かったノホ・ヘレコ連邦と開発支援協定を締結することが決定された。しかし、結果的に公募から突然締め出された形になった成蘭連邦王国及びレゴリス帝国の代表は強い遺憾の意を表明し、特に成蘭連邦王国は正式な大使級外交関係開設を拒否する姿勢を見せた。 | カルセドニー島入植地総督府は入植開始直後に国際社会にウラン鉱山開発に関する外資導入を表明した。外資導入には6ヶ国の参加が表明されたが、617年7月に総督府は国内の燃料事情が苦しい(当時の燃料備蓄は1500万ガロンまで落ち込んでいた)との判断から外資導入の公募を急きょ締め切り、その時点で支援協定案の提示があった4ヶ国のうち最も条件の良かったノホ・ヘレコ連邦と開発支援協定を締結することが決定された。しかし、結果的に公募から突然締め出された形になった成蘭連邦王国及びレゴリス帝国の代表は強い遺憾の意を表明し、特に成蘭連邦王国は正式な大使級外交関係開設を拒否する姿勢を見せた。 | ||
当時の総督府はこの事態を重大だととらえておらず、リヨル・カーネリアン暫定総督兼外務委員長ではなくリヨン・ジャスパー外務副委員長を成蘭連邦王国との交渉にあたらせた。リヨンは成蘭側の心証を若干改善することには成功したが、結局両国の外交関係は長く利益代表部にとどまることとなる。 | 当時の総督府はこの事態を重大だととらえておらず、リヨル・カーネリアン暫定総督兼外務委員長ではなくリヨン・ジャスパー外務副委員長を成蘭連邦王国との交渉にあたらせた。リヨンは成蘭側の心証を若干改善することには成功したが、結局両国の外交関係は長く利益代表部にとどまることとなる。 | ||
- | ***第1次都市化闘争 [#bb9fc944] | + | ***第1次都市化闘争 [#h1227260] |
カルセドニー島は長くほとんどの土地が農村だったが、619年9月にクリソプレーズ入植地に首都機能が設置されて以降その周辺に人口が集中、スラム化が進行した。そんな中で首都周辺で無政府主義を掲げる暴動が発生した。総督府は直ちに総督府陸軍を派遣してこれを鎮圧、このときは重大事にはならなかった。 | カルセドニー島は長くほとんどの土地が農村だったが、619年9月にクリソプレーズ入植地に首都機能が設置されて以降その周辺に人口が集中、スラム化が進行した。そんな中で首都周辺で無政府主義を掲げる暴動が発生した。総督府は直ちに総督府陸軍を派遣してこれを鎮圧、このときは重大事にはならなかった。 | ||
- | ***第2次都市化闘争 [#y3b6cb73] | + | ***第2次都市化闘争 [#tfe71dce] |
第1次都市化闘争後、1年弱の間国内で暴動は発生せず、危うい均衡が続いていた。しかし、620年9月に再び暴動が発生、一時は首都が完全に暴徒に制圧され政府機能が停止する事態となった。この際に事態の収拾のため自らクリソプレーズ市街に出たリヨル・カーネリアン暫定総督が暴徒に襲撃され重傷を負った。 | 第1次都市化闘争後、1年弱の間国内で暴動は発生せず、危うい均衡が続いていた。しかし、620年9月に再び暴動が発生、一時は首都が完全に暴徒に制圧され政府機能が停止する事態となった。この際に事態の収拾のため自らクリソプレーズ市街に出たリヨル・カーネリアン暫定総督が暴徒に襲撃され重傷を負った。 | ||
この直後に開かれた総督府内の会議でハギワ・サードオニクス防衛委員長が総督府内でイニシアチブを握り、委員長間の互選によって暫定総督代行に就任した。ハギワは就任直後に当時の暫定議会であった住民会議の解散と自身に対する全権委任を要求したが、総督府内で猛反発にあったためこの計画は頓挫した。しかし、ハギワはクリソプレーズ市街の暴徒をかなり強硬的なやり方で軍事鎮圧し((住民側に100人以上の死者が出たことが後の調査で判明した))、国内の安定化を図った。 | この直後に開かれた総督府内の会議でハギワ・サードオニクス防衛委員長が総督府内でイニシアチブを握り、委員長間の互選によって暫定総督代行に就任した。ハギワは就任直後に当時の暫定議会であった住民会議の解散と自身に対する全権委任を要求したが、総督府内で猛反発にあったためこの計画は頓挫した。しかし、ハギワはクリソプレーズ市街の暴徒をかなり強硬的なやり方で軍事鎮圧し((住民側に100人以上の死者が出たことが後の調査で判明した))、国内の安定化を図った。 | ||
- | ***アゲート反乱 [#h89242ea] | + | ***アゲート反乱 [#n5c569e5] |
一方で、首都から東へ150km離れたアゲート入植地では総督府陸軍1個大隊が駐屯して中央の混乱の波及を防いでいた。しかし、ハギワの強硬な暴徒に対する軍事介入の報が伝わり、アゲート入植地の反政府勢力がこれに対して蜂起、総督府陸軍の駐屯地を襲撃した。駐屯地内部でも反乱が発生するなど適切な対応が取れなかった陸軍側は装甲車などの装備を放棄して首都方面へ敗走、蜂起勢力は駐屯地を制圧して装備を鹵獲した。 | 一方で、首都から東へ150km離れたアゲート入植地では総督府陸軍1個大隊が駐屯して中央の混乱の波及を防いでいた。しかし、ハギワの強硬な暴徒に対する軍事介入の報が伝わり、アゲート入植地の反政府勢力がこれに対して蜂起、総督府陸軍の駐屯地を襲撃した。駐屯地内部でも反乱が発生するなど適切な対応が取れなかった陸軍側は装甲車などの装備を放棄して首都方面へ敗走、蜂起勢力は駐屯地を制圧して装備を鹵獲した。 | ||
敗走した陸軍部隊から情報を得たハギワ暫定総督代行は617年のウラン鉱山開発支援協定以来関係が深かったノホ・ヘレコ連邦に反乱の鎮圧を依頼、ノホ・ヘレコ連邦空軍の爆撃によって蜂起勢力は駐屯地ごと消し飛んだ。 | 敗走した陸軍部隊から情報を得たハギワ暫定総督代行は617年のウラン鉱山開発支援協定以来関係が深かったノホ・ヘレコ連邦に反乱の鎮圧を依頼、ノホ・ヘレコ連邦空軍の爆撃によって蜂起勢力は駐屯地ごと消し飛んだ。 | ||
- | ***第1回首長選挙 [#aa8c2d46] | + | ***第1回首長選挙 [#ba1e44d2] |
621年に入り、ハギワの強権的な方針は総督府内の反感を強めていた。その中でリヨル・カーネリアンに代わって外務委員長に就任していたリヨン・ジャスパーが総督府内の反ハギワ派のリーダーに推され、621年5月にリヨンはハギワ政権に対するクーデターを敢行した。総督府内にハギワの味方をする者はおらず、ハギワは暫定総督代行からの退任を余儀なくされ、もとの防衛委員長に戻された。 | 621年に入り、ハギワの強権的な方針は総督府内の反感を強めていた。その中でリヨル・カーネリアンに代わって外務委員長に就任していたリヨン・ジャスパーが総督府内の反ハギワ派のリーダーに推され、621年5月にリヨンはハギワ政権に対するクーデターを敢行した。総督府内にハギワの味方をする者はおらず、ハギワは暫定総督代行からの退任を余儀なくされ、もとの防衛委員長に戻された。 | ||
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国家指導者の名称は暫定総督代行が予定されていたが、リヨンの希望で「大統領」に変更され、国名も「カルセドニー島共和国」に変更された。現在ではこの第1回首長選挙が行われた621年5月19日を共和国の建国記念日としている。 | 国家指導者の名称は暫定総督代行が予定されていたが、リヨンの希望で「大統領」に変更され、国名も「カルセドニー島共和国」に変更された。現在ではこの第1回首長選挙が行われた621年5月19日を共和国の建国記念日としている。 | ||
- | ***巨大隕石の落下 [#d1aea7c8] | + | ***巨大隕石の落下 [#jbc616f2] |
共和国の建国直後、621年9月8日にカルセドニー島を最大の災厄が襲った。首都クリソプレーズ市の南西60kmの地点に直径2kmの巨大隕石が落下、直径90kmの巨大なクレーターが生じクリソプレーズ市は爆風で壊滅的な被害を受けた。大統領府(入植地時代の総督府)のメンバーはかろうじて被害を免れたが、200万人を超える死者が発生する未曽有の大災害となった。 | 共和国の建国直後、621年9月8日にカルセドニー島を最大の災厄が襲った。首都クリソプレーズ市の南西60kmの地点に直径2kmの巨大隕石が落下、直径90kmの巨大なクレーターが生じクリソプレーズ市は爆風で壊滅的な被害を受けた。大統領府(入植地時代の総督府)のメンバーはかろうじて被害を免れたが、200万人を超える死者が発生する未曽有の大災害となった。 | ||
これ以降、670年現在に至るまでカルセドニー島に巨大隕石による被害はなく、この際の被害は共和国史上最大のものとなっている((共和国は究極災難賞を受賞していない))。 | これ以降、670年現在に至るまでカルセドニー島に巨大隕石による被害はなく、この際の被害は共和国史上最大のものとなっている((共和国は究極災難賞を受賞していない))。 | ||
- | ***憲法制定 [#aab546e7] | + | ***憲法制定 [#oa882a3d] |
621年の第1回首長選挙と並行して第1回共和国議会選挙が行われたが、基本的に政治的権力は大統領府に集中していた。そのため、議会側では三権分立の確立と憲法の制定を求める声が強くなっていった。625年に憲法制定に向けた有識者会議が設置され、627年に正式に憲法が公布された。 | 621年の第1回首長選挙と並行して第1回共和国議会選挙が行われたが、基本的に政治的権力は大統領府に集中していた。そのため、議会側では三権分立の確立と憲法の制定を求める声が強くなっていった。625年に憲法制定に向けた有識者会議が設置され、627年に正式に憲法が公布された。 | ||
憲法制定はリヨン大統領が中心となって進めたためか、大統領の任期は20年と極めて長く、3選まで許容されるため最大60年大統領を同一人物が務めることができる「終身大統領制」と揶揄されるようなものとなった。 | 憲法制定はリヨン大統領が中心となって進めたためか、大統領の任期は20年と極めて長く、3選まで許容されるため最大60年大統領を同一人物が務めることができる「終身大統領制」と揶揄されるようなものとなった。 | ||
- | ***セビーリャ共和国への軍事・経済支援 [#c1b359e2] | + | ***セビーリャ共和国への軍事・経済支援 [#ne00204e] |
626年に建国されたセビーリャ共和国はサルバドール・プラダ・ルシエンテス大元帥の統治のもと、建国直後より鉱山開発の外資導入を発表していた。共和国は外資導入に参加を表明し、ウラン鉱山・銀鉱山合わせて資金60兆Va、建材10億トンの援助を行った。これは当時の共和国の経済規模を考えると相当な負担であった。 | 626年に建国されたセビーリャ共和国はサルバドール・プラダ・ルシエンテス大元帥の統治のもと、建国直後より鉱山開発の外資導入を発表していた。共和国は外資導入に参加を表明し、ウラン鉱山・銀鉱山合わせて資金60兆Va、建材10億トンの援助を行った。これは当時の共和国の経済規模を考えると相当な負担であった。 | ||
しかし、ファシスト党独裁のセビーリャ共和国は国内が極めて不安定であり、セビーリャ共和国の言う「共産主義者」「劣等人種」がたびたび反乱を起こしていた。大統領府、特に防衛委員長のハギワはセビーリャにおける反乱に強硬な軍事介入を行い、最終的に8次にわたってセビーリャ共和国の反乱軍に対し爆撃を行った。セビーリャ共和国が独裁国家であることは当時から国際社会の懸念となっていたが共和国は「すでに多額の投資を行っている」ことから撤退を決断できず、状況をいたずらに悪化させていった。 | しかし、ファシスト党独裁のセビーリャ共和国は国内が極めて不安定であり、セビーリャ共和国の言う「共産主義者」「劣等人種」がたびたび反乱を起こしていた。大統領府、特に防衛委員長のハギワはセビーリャにおける反乱に強硬な軍事介入を行い、最終的に8次にわたってセビーリャ共和国の反乱軍に対し爆撃を行った。セビーリャ共和国が独裁国家であることは当時から国際社会の懸念となっていたが共和国は「すでに多額の投資を行っている」ことから撤退を決断できず、状況をいたずらに悪化させていった。 | ||
- | ***フリューゲル同時社会不安 [#d103fec2] | + | ***フリューゲル同時社会不安 [#va036612] |
632年1月に国際的な社会福祉に対する不安感から発生した((システム的には社会保障指数1あたりの幸福度向上効果が0.35から0.2に引き下げられたのが原因))フリューゲル同時社会不安は世界中に混乱を巻き起こした。国内で反乱が頻発したテークサット連合、一時的な警察国家への移行を余儀なくされた昭栄国の両国が最も大きな被害をこうむったが、共和国でも政権支持率が一時19%まで低下する重大事態となった。 | 632年1月に国際的な社会福祉に対する不安感から発生した((システム的には社会保障指数1あたりの幸福度向上効果が0.35から0.2に引き下げられたのが原因))フリューゲル同時社会不安は世界中に混乱を巻き起こした。国内で反乱が頻発したテークサット連合、一時的な警察国家への移行を余儀なくされた昭栄国の両国が最も大きな被害をこうむったが、共和国でも政権支持率が一時19%まで低下する重大事態となった。 | ||
630年に憲政下初めて行われた第1回大統領選挙で大統領に当選していたリヨン・ジャスパーはこの事態に対し強いリーダーシップを発揮し、事態を早期に収拾することに成功した。反リヨン派が多いアゲート市の現代都市建設を認めたことが特に大きく、政権支持率は結果的に同時社会不安以前より高くなった。 | 630年に憲政下初めて行われた第1回大統領選挙で大統領に当選していたリヨン・ジャスパーはこの事態に対し強いリーダーシップを発揮し、事態を早期に収拾することに成功した。反リヨン派が多いアゲート市の現代都市建設を認めたことが特に大きく、政権支持率は結果的に同時社会不安以前より高くなった。 | ||
- | ***クリストバライト9ヶ国会議 [#ub9c46e3] | + | ***クリストバライト9ヶ国会議 [#xed2030a] |
共和国は他の資源輸出国と資源、特に鋼鉄の価格についての協議を行っていたが、その中で某国が「鋼鉄にとどまらず資源輸出国全体での国際会議の開催」を提唱したため、共和国が会場を提供し当時国内最大の現代都市だったクリストバライト市において9ヶ国会議が開催された。しかし、9ヶ国中2ヶ国((ゴルカ連邦共和国及びエウシウワンジャ共和国))は会議に出席の連絡をよこしたのみで代表を派遣せず、そのまま滅亡するなど会議は初めから課題が多く、結局何ら実を結ぶことなく解散した。 | 共和国は他の資源輸出国と資源、特に鋼鉄の価格についての協議を行っていたが、その中で某国が「鋼鉄にとどまらず資源輸出国全体での国際会議の開催」を提唱したため、共和国が会場を提供し当時国内最大の現代都市だったクリストバライト市において9ヶ国会議が開催された。しかし、9ヶ国中2ヶ国((ゴルカ連邦共和国及びエウシウワンジャ共和国))は会議に出席の連絡をよこしたのみで代表を派遣せず、そのまま滅亡するなど会議は初めから課題が多く、結局何ら実を結ぶことなく解散した。 | ||
- | ***旧ク連からの宣戦布告 [#nb2af36a] | + | ***旧ク連からの宣戦布告 [#n99a12fd] |
628年4月に建国されたクイーンズ連邦は民主化移行を進めており、共和国は総督代行選挙の監査人を派遣していた。しかし、クイーンズ連邦においてウェールリズセ連邦共和国大使の殺害事件が発生、ほぼ同時に民族進歩党員プリヘーリヤ・マトヴェーエヴナ・アヴェルチェヴァ(ガトーヴィチ系移民)が総督代行に当選、自らを皇帝と称し国名を大フリューゲル帝国に変更、全世界への宣戦布告を行った。 | 628年4月に建国されたクイーンズ連邦は民主化移行を進めており、共和国は総督代行選挙の監査人を派遣していた。しかし、クイーンズ連邦においてウェールリズセ連邦共和国大使の殺害事件が発生、ほぼ同時に民族進歩党員プリヘーリヤ・マトヴェーエヴナ・アヴェルチェヴァ(ガトーヴィチ系移民)が総督代行に当選、自らを皇帝と称し国名を大フリューゲル帝国に変更、全世界への宣戦布告を行った。 | ||
共和国はこれに対し戦時体制への移行を開始したが、1週間のうちに大フリューゲル帝国は滅亡、共和国が戦火にまみれることは結局なかった。その後、大フリューゲル帝国は共同管理区域クイーンズとして戦勝国のウェールリズセ連邦共和国・エーラーン教皇国によって占領下におかれたが、最終的に国際法の処断により消滅した。 | 共和国はこれに対し戦時体制への移行を開始したが、1週間のうちに大フリューゲル帝国は滅亡、共和国が戦火にまみれることは結局なかった。その後、大フリューゲル帝国は共同管理区域クイーンズとして戦勝国のウェールリズセ連邦共和国・エーラーン教皇国によって占領下におかれたが、最終的に国際法の処断により消滅した。 | ||
- | ***セビーリャ動乱 [#dc9fd90f] | + | ***セビーリャ動乱 [#g4886487] |
'''詳細はセビーリャ戦争を参照のこと''' | '''詳細はセビーリャ戦争を参照のこと''' | ||
Line 342: | Line 347: | ||
当時のリヨン・ジャスパー大統領は「軍事力の不十分だった当時の我が国がファシストに支配された国家を外交交渉でどうにかできると考えたことが誤りだったのだろう」と後に述懐している。 | 当時のリヨン・ジャスパー大統領は「軍事力の不十分だった当時の我が国がファシストに支配された国家を外交交渉でどうにかできると考えたことが誤りだったのだろう」と後に述懐している。 | ||
- | ***ヨリクシ共和国への経済支援 [#e726ec69] | + | ***ヨリクシ共和国への経済支援 [#xddfeee6] |
634年に建国されたヨリクシ共和国は新興国の中では珍しく鉱山開発支援を受けずにウラン鉱山の開発に成功した((鉱脈探査を一発で引き当てる幸運があった。))。共和国はヨリクシ共和国との関係強化を図り、工業化支援協定並びに治安維持協定を締結した。治安維持協定については655年にナウラ条約の発効と同時に失効したが、工業化支援協定は現在も有効で、ヨリクシ共和国の商品は我が国で非常に多く取引されている。 | 634年に建国されたヨリクシ共和国は新興国の中では珍しく鉱山開発支援を受けずにウラン鉱山の開発に成功した((鉱脈探査を一発で引き当てる幸運があった。))。共和国はヨリクシ共和国との関係強化を図り、工業化支援協定並びに治安維持協定を締結した。治安維持協定については655年にナウラ条約の発効と同時に失効したが、工業化支援協定は現在も有効で、ヨリクシ共和国の商品は我が国で非常に多く取引されている。 | ||
- | ***憲法改正 [#n3df9d7e] | + | ***憲法改正 [#b529031e] |
639年に共和国議会は憲法改正の発議を行い、国民投票の結果改憲案が可決された。主な内容は大統領の任期を20年から10年に短縮するもので、これで650年まで任期があったリヨンは640年に任期を満了、大統領選挙が実施されることになった。 | 639年に共和国議会は憲法改正の発議を行い、国民投票の結果改憲案が可決された。主な内容は大統領の任期を20年から10年に短縮するもので、これで650年まで任期があったリヨンは640年に任期を満了、大統領選挙が実施されることになった。 | ||
- | ***成蘭連邦王国との関係正常化 [#l6b994cc] | + | ***成蘭連邦王国との関係正常化 [#v62316d2] |
643年、成蘭連邦王国政府から大使級外交関係開設についての打診があり、事務レベル協議の末643年11月17日付で正式に大使級外交関係が開設された。両国の関係は617年の建国直後から利益代表部にとどまっていたが、四半世紀を経て関係が正常化した。このことについて、リヨン・ジャスパーは「私の大統領在任期間(621年~650年)の中で最も喜ばしい出来事であった」と後に通信社への寄稿文の中で述べている。 | 643年、成蘭連邦王国政府から大使級外交関係開設についての打診があり、事務レベル協議の末643年11月17日付で正式に大使級外交関係が開設された。両国の関係は617年の建国直後から利益代表部にとどまっていたが、四半世紀を経て関係が正常化した。このことについて、リヨン・ジャスパーは「私の大統領在任期間(621年~650年)の中で最も喜ばしい出来事であった」と後に通信社への寄稿文の中で述べている。 | ||
- | ***リヨネ大統領の就任 [#c70ad0c3] | + | ***リヨネ大統領の就任 [#xd071a2b] |
650年の大統領選挙では、健康状態などを理由に引退を表明したリヨン・ジャスパーの後継者争いが注目されていたが、左派政党の支援を受けたリヨネ・アメシスト外務委員長が大統領に当選した。 | 650年の大統領選挙では、健康状態などを理由に引退を表明したリヨン・ジャスパーの後継者争いが注目されていたが、左派政党の支援を受けたリヨネ・アメシスト外務委員長が大統領に当選した。 | ||
- | ***ナウラ条約調印 [#ze18d574] | + | ***ナウラ条約調印 [#ja3e9134] |
655年4月、共和国はヨリクシ共和国・アルドラド帝国との間の相互防衛条約であるナウラ条約に調印した。アルドラド帝国とは共和国が燃料輸出国だったころからの長い燃料取引を継続しており、工業化支援協定を結んだヨリクシ共和国の次に経済関係が深い国家である。両国とは630年代から同盟協議を重ねてきていたが、655年になってついに結実した形になった。 | 655年4月、共和国はヨリクシ共和国・アルドラド帝国との間の相互防衛条約であるナウラ条約に調印した。アルドラド帝国とは共和国が燃料輸出国だったころからの長い燃料取引を継続しており、工業化支援協定を結んだヨリクシ共和国の次に経済関係が深い国家である。両国とは630年代から同盟協議を重ねてきていたが、655年になってついに結実した形になった。 | ||
- | ***蒼鋼国への経済支援 [#i2bffc08] | + | ***蒼鋼国への経済支援 [#aba1bff7] |
669年に建国された蒼鋼国はこの時期かなり少なくなっていた開発能力の高い新興国であり、共和国は建国された直後にウラン鉱山開発支援を行い、さらにノホ・ヘレコ連邦と共同で工業化支援協定を締結した。 | 669年に建国された蒼鋼国はこの時期かなり少なくなっていた開発能力の高い新興国であり、共和国は建国された直後にウラン鉱山開発支援を行い、さらにノホ・ヘレコ連邦と共同で工業化支援協定を締結した。 | ||
蒼鋼国とはのちに安全保障条約が締結され、今後の関係の発展が期待される。 | 蒼鋼国とはのちに安全保障条約が締結され、今後の関係の発展が期待される。 | ||
- | ***石動第三帝国、アルビオン連盟王国とサン・ピエル共和国の外交対立 [#dd2df595] | + | ***石動第三帝国、アルビオン連盟王国とサン・ピエル共和国の外交対立 [#o51ca3db] |
- | 執筆中 | + | 673年、石動第三帝国及びアルビオン連盟王国は「サン・ピエル共和国に対する共同要求」を発表、サン・ピエル共和国の「無礼な外交」に対する非難を述べたうえで同国の事実上の属国化を要求した。サン・ピエル共和国はこれを事実上拒否し、石亜両国の対サン・ピエル宣戦は時間の問題であるかに思われた。 |
+ | 共和国は軍備を有さないサン・ピエル共和国が石亜両国の攻撃で破滅すること、石亜両国が本件で国際社会から非難を浴びることを予測、これを回避し、本件を穏便に収めるため仲介を提案、両陣営がこれを受け入れたため協議が行われ、石亜両国の要求を事実上呑む形の条約の締結が最終的に行われた。しかし、ソサエティが石亜両国を非難、結局石亜両国はソサエティとの関係を決定的に損ねたあげくサン・ピエル共和国の権益を手放すことになった。 | ||
+ | この後両国、特にアルビオン連盟王国はサン・ピエル共和国との関係改善に動き、同国の資源を非常に高額で輸入する条約を締結、同国との貿易は現在のサン・ピエル共和国の主要な資金獲得源となっている。 | ||
- | ***御岳山諸島自治巫女共和国との安全保障条約締結 [#ab8775cc] | + | ***御岳山諸島自治巫女共和国との安全保障条約締結 [#p2eb2522] |
674年、レハシ政権は御岳山諸島自治巫女共和国との安全保障条約締結を行った。両国間の外交関係は御岳山巫女衆臨時政府以降不透明になっていたため、協議は主に両国がともに国交を持つアルビオン連盟王国内でそれぞれの在亜大使を介して行われた。そのため、条約の調印も安全保障条約とは直接関係ないアルビオン連盟王国内の都市エンディバラ(旧スコッチランド共産主義同盟首都)で行われた。 | 674年、レハシ政権は御岳山諸島自治巫女共和国との安全保障条約締結を行った。両国間の外交関係は御岳山巫女衆臨時政府以降不透明になっていたため、協議は主に両国がともに国交を持つアルビオン連盟王国内でそれぞれの在亜大使を介して行われた。そのため、条約の調印も安全保障条約とは直接関係ないアルビオン連盟王国内の都市エンディバラ(旧スコッチランド共産主義同盟首都)で行われた。 | ||
- | ***蒼鋼国との安全保障条約締結 [#e521f1a1] | + | ***蒼鋼国との安全保障条約締結 [#t43faf7f] |
674年、御岳山諸島自治巫女共和国に続いて蒼鋼国との安全保障条約締結を行った。両国は工業化支援協定以降経済関係を深めていたが、それが結実した形となった。 | 674年、御岳山諸島自治巫女共和国に続いて蒼鋼国との安全保障条約締結を行った。両国は工業化支援協定以降経済関係を深めていたが、それが結実した形となった。 | ||
調印式は蒼鋼国首都暁城府で行われたが、結果的にそれがレハシ大統領の最後の対外活動となる。 | 調印式は蒼鋼国首都暁城府で行われたが、結果的にそれがレハシ大統領の最後の対外活動となる。 | ||
- | ***レハシ大統領暗殺 [#u6d15f9c] | + | ***レハシ大統領暗殺 [#p5ceef57] |
675年2月10日、レハシ大統領が遊説先のノースジャスパー市で無政府共産主義者により暗殺された。共和国は副大統領職を置いていなかったので、一時は政府機能がストップする緊急事態になったが、大統領府委員会委員長評議会が大統領の持っていた権限を代行することで政府機能の長期停止は避けられた。 | 675年2月10日、レハシ大統領が遊説先のノースジャスパー市で無政府共産主義者により暗殺された。共和国は副大統領職を置いていなかったので、一時は政府機能がストップする緊急事態になったが、大統領府委員会委員長評議会が大統領の持っていた権限を代行することで政府機能の長期停止は避けられた。 | ||
直後に行われた大統領選挙ではリヨネ前大統領が主要3政党(国民党・民政党・社会民主党)全ての支持を受けて圧倒的得票を獲得して当選した。 | 直後に行われた大統領選挙ではリヨネ前大統領が主要3政党(国民党・民政党・社会民主党)全ての支持を受けて圧倒的得票を獲得して当選した。 | ||
+ | |||
+ | ***サン・ピエル共和国との安全保障条約締結 [#zb91773c] | ||
+ | |||
+ | 678年6月、共和国はサン・ピエル共和国との安全保障条約「アウクシリア条約」の締結に踏み切った。サン・ピエル共和国は先の石亜両国との外交軋轢以降不安定な外交状況が続いていたが、この条約で同国は完全に主権を回復、共和国はその後ろ盾となった形となった。 | ||
+ | |||
+ | ***アルドラド帝国の滅亡 [#veb1241e] | ||
+ | |||
+ | 680年11月下旬、長く政府機能の停止が続いていたアルドラド帝国がついに滅亡した。 | ||
**人口 [#y7424132] | **人口 [#y7424132] | ||
- | 人口は建国以降都市化闘争の時期を除いて一貫して伸び続け、621年8月に人口1000万人、626年5月に人口2000万人、628年8月に人口3000万人、633年3月に人口4000万人、641年4月に人口5000万人、650年11月に人口6000万人、667年7月に人口7000万人を達成した。 | + | 人口は建国以降都市化闘争の時期を除いて一貫して伸び続け、621年8月に人口1000万人、626年5月に人口2000万人、628年8月に人口3000万人、633年3月に人口4000万人、641年4月に人口5000万人、650年11月に人口6000万人、667年7月に人口7000万人、680年5月に人口7500万人を達成した。 |
&ref(population.png){人口}; | &ref(population.png){人口}; | ||
Line 415: | Line 430: | ||
***大統領府 [#rbfd0d07] | ***大統領府 [#rbfd0d07] | ||
- | 大統領府は各種の委員会からなる。委員長の任命・罷免権は大統領に与えられているが、長い間各委員会のトップ事務官が委員長に任命されることが慣例化しており、大統領の任命によるものはなかった。 | + | 大統領府は各種の委員会からなる。委員長の任命・罷免権は大統領に与えられているが、長い間各委員会のトップ事務官が委員長に任命されることが慣例化しており、大統領の任命によるものはなかった。だが、レハシ政権は自身の側近を積極的に委員長のポストにつけ、議論を巻き起こしていた。 |
- | しかし、671年に就任したレハシ大統領は委員会の整理・委員長の任命を積極的に行い、リヨネ政権期から留任したのはリヨナ外務委員長のみとなった。 | + | 684年現在の委員長はレハシ政権期のものをおおむね引き継いでいる。これは670年までの第1次リヨネ政権期の委員長が大部分高齢で引退したことが要因である。 |
|~委員会名|~委員長|~担当分野|h | |~委員会名|~委員長|~担当分野|h | ||
Line 424: | Line 439: | ||
|法務委員会|ラノト・クリストバライト|国内法の整備| | |法務委員会|ラノト・クリストバライト|国内法の整備| | ||
|鉱業資源委員会|アドリアン・カソルラ・コマス((セビーリャ系))|鉱山の整備・管理| | |鉱業資源委員会|アドリアン・カソルラ・コマス((セビーリャ系))|鉱山の整備・管理| | ||
- | |教育社会保障委員会|コーネ・モスアゲート|国民の教育・社会保障の整備| | + | |国土社会保障委員会|コーネ・モスアゲート|インフラ・社会保障の整備| |
- | |外務委員会|空席((リヨナ・クリソプレーズの辞任後、レハシ大統領が事実上外務委員長職を兼務している。))|対外交渉| | + | |外務委員会|キウィン・ウェストカーネリアン|対外交渉| |
|防衛委員会|ルナテ・パームグラネット|怪獣等の脅威からの防衛| | |防衛委員会|ルナテ・パームグラネット|怪獣等の脅威からの防衛| | ||
- | |スポーツ委員会|キウィン・ウェストカーネリアン|国際スポーツ大会の運営協力| | + | |文部科学委員会|キウィン・ウェストカーネリアン|スポーツ大会・教育振興| |
***共和国議会 [#g8eb143f] | ***共和国議会 [#g8eb143f] | ||
Line 518: | Line 533: | ||
#endregion | #endregion | ||
- | ***大統領府委員会委員長評議会 [#f7cd42a1] | + | ***大統領府委員会委員長評議会 [#ne5dfc21] |
レハシ・ウェストカーネリアンは選挙時から「大統領権限の縮小」を公約に掲げ、大統領の権利であった「議会の立法に対する拒否権」を廃止する改憲を主張していた。レハシは大統領当選後、「大統領委員会委員長評議会」を設置、法案への拒否権を評議会に移管した。 | レハシ・ウェストカーネリアンは選挙時から「大統領権限の縮小」を公約に掲げ、大統領の権利であった「議会の立法に対する拒否権」を廃止する改憲を主張していた。レハシは大統領当選後、「大統領委員会委員長評議会」を設置、法案への拒否権を評議会に移管した。 | ||
Line 572: | Line 587: | ||
**外交 [#lfd06c4e] | **外交 [#lfd06c4e] | ||
- | ***外交関係を有する国家 [#b997df9f] | + | ***外交関係を有する国家 [#g7f63a07] |
|~国名|~備考|h | |~国名|~備考|h | ||
- | |ウェールリズセ連邦共和国|活発な外交を行う一方で、国内のインフラ指数は先進国内では極めて低い。| | ||
|レゴリス帝国|今でも世界最大の商業大国であり、商業生産高はカルセドニーの倍近い。| | |レゴリス帝国|今でも世界最大の商業大国であり、商業生産高はカルセドニーの倍近い。| | ||
|ヴァノミス連邦(旧[[王国:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/xpwiki/?%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%8E%E3%83%9F%E3%82%B9%E7%8E%8B%E5%9B%BD]])|他民族の分断国家で、情勢は常に不安定である。| | |ヴァノミス連邦(旧[[王国:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/xpwiki/?%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%8E%E3%83%9F%E3%82%B9%E7%8E%8B%E5%9B%BD]])|他民族の分断国家で、情勢は常に不安定である。| | ||
Line 587: | Line 601: | ||
|ロムレー湖畔共和国|観光立国だが、軍事力は世界有数である。| | |ロムレー湖畔共和国|観光立国だが、軍事力は世界有数である。| | ||
|アルビオン連盟王国|平和友好条約を締結している。警察国家への移行は共和国の重大な懸念である。| | |アルビオン連盟王国|平和友好条約を締結している。警察国家への移行は共和国の重大な懸念である。| | ||
- | |アルドラド帝国|ナウラ条約における同盟国だが、政府機能が停止している。| | ||
|昭栄国|FENAの議長国だが、この同盟が国際社会に大きな役割を果たすことはあるのだろうか?| | |昭栄国|FENAの議長国だが、この同盟が国際社会に大きな役割を果たすことはあるのだろうか?| | ||
|アリア連邦|資金・食料と燃料・商品の定期貿易を行っている。| | |アリア連邦|資金・食料と燃料・商品の定期貿易を行っている。| | ||
Line 597: | Line 610: | ||
|フリュー第二帝政(フリュー帝国)|石動第三帝国からの銀が止まり、経済力が一気に低下したようだ。| | |フリュー第二帝政(フリュー帝国)|石動第三帝国からの銀が止まり、経済力が一気に低下したようだ。| | ||
|ヨリクシ共和国|ナウラ条約における同盟国。カルセドニーの命綱。| | |ヨリクシ共和国|ナウラ条約における同盟国。カルセドニーの命綱。| | ||
- | |大明帝国|萬州・和寧民主共和国を打倒して誕生した政権。政府機能は低い。| | ||
|ラシニア社会共和国|FuCoSTOに加盟しているが、ヘルトジブリールとの経済関係も強い。| | |ラシニア社会共和国|FuCoSTOに加盟しているが、ヘルトジブリールとの経済関係も強い。| | ||
|西岸州独立連合共和国|社会主義国ではないが、SSPactに加盟している。| | |西岸州独立連合共和国|社会主義国ではないが、SSPactに加盟している。| | ||
Line 603: | Line 615: | ||
|サン・ピエル共和国|同盟国となった。これで他国の侵略を受けることはないだろう。| | |サン・ピエル共和国|同盟国となった。これで他国の侵略を受けることはないだろう。| | ||
|蒼鋼国|暁城条約に基づく同盟国。貴重な新興工業国。| | |蒼鋼国|暁城条約に基づく同盟国。貴重な新興工業国。| | ||
- | |フランク連邦|現在情勢が混乱しており、反乱も発生している。| | ||
|御岳山諸島自治巫女共和国|エンディバラ条約に基づく同盟国。議会の力は弱いようだ。| | |御岳山諸島自治巫女共和国|エンディバラ条約に基づく同盟国。議会の力は弱いようだ。| | ||
|ローレル共和国|極めて多くの陣営から支援を受けている。世界で最も開かれた地ではなかろうか。| | |ローレル共和国|極めて多くの陣営から支援を受けている。世界で最も開かれた地ではなかろうか。| | ||
- | ***過去に外交関係が存在した国家 [#c74af53d] | + | ***過去に外交関係が存在した国家 [#nb87e475] |
#region(国交が消滅した国家) | #region(国交が消滅した国家) | ||
|~国名|~備考|h | |~国名|~備考|h | ||
|共同管理区域セビーリャ|セビーリャ自由共和国中央政府の崩壊により、外交関係の継承が不可能になった。| | |共同管理区域セビーリャ|セビーリャ自由共和国中央政府の崩壊により、外交関係の継承が不可能になった。| | ||
+ | |大明帝国|満州・和寧民主共和国から国交は継承していないとの説明がなされた。| | ||
#endregion | #endregion | ||
#region(滅亡した国家) | #region(滅亡した国家) | ||
Line 628: | Line 640: | ||
|ボアーズィチィ合州国(旧[[帝国:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/xpwiki/?%E3%83%9C%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%82%A3%E3%83%81%E3%82%A3%E5%B8%9D%E5%9B%BD]])|民主政権へ転換したが、政府機能が停止・滅亡した。| | |ボアーズィチィ合州国(旧[[帝国:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/xpwiki/?%E3%83%9C%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%82%A3%E3%83%81%E3%82%A3%E5%B8%9D%E5%9B%BD]])|民主政権へ転換したが、政府機能が停止・滅亡した。| | ||
|エルツ帝国|我が国の立場をある程度理解してくれた国の中の1つだったが……。| | |エルツ帝国|我が国の立場をある程度理解してくれた国の中の1つだったが……。| | ||
+ | |フランク連邦|建国後すぐに情勢混乱が発生、国土が反乱軍に踏み荒らされて滅亡した。| | ||
+ | |アルドラド帝国|ナウラ条約における同盟国で、共和国の最高の友邦の1国であった。| | ||
+ | |ウェールリズセ連邦共和国|極めて強い国際的な発言力を持っていたが、インフラ投資不足がきっかけで宇宙へ脱出した。| | ||
#endregion | #endregion | ||
- | ***共和国が締結した条約等の一覧(締結順) [#o7773338] | + | ***共和国が締結した条約等の一覧(締結順) [#nb0f82cf] |
・現在も有効なもの | ・現在も有効なもの | ||
-[[カルセドニー島共和国によるヨリクシ共和国に於ける工業化支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=513]] | -[[カルセドニー島共和国によるヨリクシ共和国に於ける工業化支援協定:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=513]] | ||
Line 642: | Line 657: | ||
-[[暁城条約]] | -[[暁城条約]] | ||
-[[アウクシリア条約]] | -[[アウクシリア条約]] | ||
+ | -[[ローレル共和国・カルセドニー島共和国における治安維持協定]] | ||
・効力が失われたもの | ・効力が失われたもの | ||
Line 671: | Line 687: | ||
*軍事 [#r7e6de0d] | *軍事 [#r7e6de0d] | ||
- | **概説 [#bbb07b74] | + | **概説 [#l4fec568] |
旧来、共和国が入植地であったころには総督府陸軍と呼ばれる軍隊が存在したが、実質的に治安維持部隊に過ぎなかった上、総督府の私兵という扱いであった。また、必要性がなかったため当時は空海軍は存在しなかった。 | 旧来、共和国が入植地であったころには総督府陸軍と呼ばれる軍隊が存在したが、実質的に治安維持部隊に過ぎなかった上、総督府の私兵という扱いであった。また、必要性がなかったため当時は空海軍は存在しなかった。 | ||
Line 712: | Line 728: | ||
なお、中央方面軍は航空宇宙部隊を有しており、各種人工衛星は陸軍の管轄である。 | なお、中央方面軍は航空宇宙部隊を有しており、各種人工衛星は陸軍の管轄である。 | ||
- | ***陸軍編成 [#y3a9a4a6] | + | ***陸軍編成 [#a92700c8] |
-中央方面軍 | -中央方面軍 | ||
--1個機甲師団 | --1個機甲師団 | ||
Line 733: | Line 749: | ||
--2個砲兵師団 | --2個砲兵師団 | ||
- | ***陸軍装備 [#u0004ef4] | + | ***陸軍装備 [#ne757f3d] |
&size(16){主力装備}; | &size(16){主力装備}; | ||
Line 759: | Line 775: | ||
空軍は長く地対地巡航ミサイル「アーリイズ1」のみを装備とする、空軍とは思えない組織であったが、640年代にようやく軍用航空機の開発を行った。現在は対艦攻撃機・迎撃戦闘機各1種を装備している。 | 空軍は長く地対地巡航ミサイル「アーリイズ1」のみを装備とする、空軍とは思えない組織であったが、640年代にようやく軍用航空機の開発を行った。現在は対艦攻撃機・迎撃戦闘機各1種を装備している。 | ||
- | ***空軍装備 [#t3251bf9] | + | ***空軍装備 [#r3e144aa] |
&size(16){主力装備}; | &size(16){主力装備}; | ||
Line 788: | Line 804: | ||
装備艦艇は軽量のコルベット及び巡視艇に限られていたが、現在護衛駆逐艦(フリゲート)の建造が進められている。 | 装備艦艇は軽量のコルベット及び巡視艇に限られていたが、現在護衛駆逐艦(フリゲート)の建造が進められている。 | ||
- | ***海軍編成 [#ce31772b] | + | ***海軍編成 [#t2d3cbf5] |
-第1艦隊 | -第1艦隊 | ||
Line 806: | Line 822: | ||
首都の防衛が主任務の艦隊で、海軍総旗艦であるフリゲート「ガニメデ」とコルベット2隻を有する。この艦隊に配属されるのは海軍学校のエリートだけである。 | 首都の防衛が主任務の艦隊で、海軍総旗艦であるフリゲート「ガニメデ」とコルベット2隻を有する。この艦隊に配属されるのは海軍学校のエリートだけである。 | ||
- | ***海軍装備 [#ja0f6bd8] | + | ***海軍装備 [#s9861838] |
&size(16){主力装備}; | &size(16){主力装備}; | ||
Line 850: | Line 866: | ||
しかしながら、原料の鋼鉄が不足するようになったため、現在重工業政策は終了している。 | しかしながら、原料の鋼鉄が不足するようになったため、現在重工業政策は終了している。 | ||
- | **建材製造 [#w6472cf3] | + | **建材製造 [#n08b8c33] |
木材・石材を原料にした建材の生産は共和国の主力資金獲得源だが、西岸州独立連合共和国以降、政府機能の高い新興国が出現していなかったため、輸出が生産に追いつかず、倉庫には売れ残りの建材が山と積まれている。蒼鋼国との開発支援協定締結で建材の大規模消費が発生した。 | 木材・石材を原料にした建材の生産は共和国の主力資金獲得源だが、西岸州独立連合共和国以降、政府機能の高い新興国が出現していなかったため、輸出が生産に追いつかず、倉庫には売れ残りの建材が山と積まれている。蒼鋼国との開発支援協定締結で建材の大規模消費が発生した。 | ||
- | **砲弾製造 [#t9b93030] | + | **砲弾製造 [#zac2142e] |
共和国の砲弾製造能力は世界的に見ても高い。基本的に同盟国以外への砲弾輸出は許可されていなかったが、近年ノイエクルス連邦への砲弾輸出が行われた。 | 共和国の砲弾製造能力は世界的に見ても高い。基本的に同盟国以外への砲弾輸出は許可されていなかったが、近年ノイエクルス連邦への砲弾輸出が行われた。 | ||
- | *カルセドニー島共和国の成分分析 [#l7753858] | + | *カルセドニー島共和国の成分分析 [#t7b1556d] |
カルセドニー島共和国の62%は怨念で出来ています | カルセドニー島共和国の62%は怨念で出来ています | ||
Line 865: | Line 881: | ||
カルセドニー島共和国の1%は理論で出来ています | カルセドニー島共和国の1%は理論で出来ています | ||
- | 怨念…………某国にかかわらなければもう少しうまくやれていた | + | 怨念…………建国初期の外交の失敗を引きずっている |
気の迷い……敵を作りたくない優柔不断さ | 気の迷い……敵を作りたくない優柔不断さ | ||
お菓子………エルツ先生には「肉」扱いされていたおいしいカルセドニー | お菓子………エルツ先生には「肉」扱いされていたおいしいカルセドニー |
- カルセドニー島共和国 のバックアップ一覧
- カルセドニー島共和国 のバックアップ差分(No. All)
- 1: 2016-04-21 (木) 22:10:44 nazonohito
- Attached file: T23368.png, Deleted an attach file: shogyo.png at 2016-04-21 (木) 22:07:54, Deleted an attach file: population.png at 2016-04-21 (木) 22:08:03, Attached file: population.png, Attached file: shogyo.png
- 2: 2016-06-19 (日) 21:30:24 nazonohito
- Attached file: erakis.jpg, Attached file: antlia.jpg, Attached file: antlia_0.jpg, Attached file: antlia_1.jpg, Attached file: europa.jpg, Attached file: europa_0.jpg, Deleted an attach file: europa_0.jpg at 2016-06-19 (日) 21:26:37, Deleted an attach file: europa.jpg at 2016-06-19 (日) 21:26:44, Deleted an attach file: antlia_0.jpg at 2016-06-19 (日) 21:27:29, Deleted an attach file: antlia_1.jpg at 2016-06-19 (日) 21:28:01, Attached file: Indus.jpg, Attached file: Indus_0.jpg, Deleted an attach file: Indus_0.jpg at 2016-06-19 (日) 21:29:51, Deleted an attach file: T22641.png at 2016-06-22 (水) 22:34:34
- 3: 2016-06-25 (土) 11:46:46 nazonohito
- Attached file: T23740.png, Deleted an attach file: shogyo.png at 2016-06-25 (土) 11:45:53, Attached file: shogyo.png, Deleted an attach file: population.png at 2016-06-25 (土) 11:46:23, Attached file: population.png
- 4: 2016-06-25 (土) 21:36:19 nazonohito
- Attached file: flag-Chalcedony.png
- 5: 2016-06-26 (日) 16:38:53 nazonohito
- 6: 2016-07-01 (金) 17:20:03 nazonohito
- 7: 2016-08-07 (日) 13:16:16 nazonohito
- 8: 2016-08-22 (月) 21:58:42 nazonohito
- 9: 2016-08-23 (火) 23:08:25 nazonohito
- 10: 2016-08-24 (水) 22:54:30 nazonohito
- 11: 2016-08-25 (木) 13:47:25 nazonohito
- 12: 2016-08-27 (土) 15:03:08 nazonohito
- 13: 2016-09-07 (水) 18:50:19 nazonohito
- 14: 2016-09-20 (火) 22:27:25 nazonohito
- 15: 2016-09-25 (日) 12:32:41 nazonohito
- 16: 2016-10-16 (日) 16:05:28 nazonohito
- 17: 2016-10-20 (木) 17:38:29 nazonohito
- 18: 2016-11-25 (金) 20:33:05 nazonohito
- 19: 2016-12-01 (木) 16:50:14 nazonohito
- Attached file: T24693.png
- 20: 2016-12-04 (日) 00:46:30 nazonohito
- 21: 2016-12-10 (土) 21:02:50 nazonohito
- Attached file: Alfirk.jpg, Attached file: Eris.jpg
- 22: 2017-01-05 (木) 00:39:37 nazonohito
- 政策スライダーを完全にHoI2に準拠。
- 23: 2017-01-07 (土) 16:35:59 nazonohito
- 24: 2017-01-14 (土) 12:16:44 nazonohito
- Attached file: GarnetStar.jpg
- 25: 2017-01-30 (月) 21:40:25 nazonohito
- 26: 2017-01-31 (火) 19:06:26 nazonohito
- Attached file: RCI-Government.png
- 27: 2017-02-18 (土) 23:04:41 nazonohito
- 現: 2018-03-06 (火) 11:47:27 nazonohito
- 1: 2016-04-21 (木) 22:10:44 nazonohito
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