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1: 2016-04-21 (木) 22:10:44 nazonohito ソース
Attached file: T23368.png, Deleted an attach file: shogyo.png at 2016-04-21 (木) 22:07:54, Deleted an attach file: population.png at 2016-04-21 (木) 22:08:03, Attached file: population.png, Attached file: shogyo.png
Line 1: Line 1:
 +|正式国名|カルセドニー島共和国|
 +|英名|Republic of Chalcedony Island|
 +|国旗| &ref(224.png){カルセドニー島共和国国旗};|
 +|首都|クリソプレーズ|
 +|最大の都市|サードオニクス・ウエストカーネリアン|
 +|建国|616年11月初旬|
 +|面積|25.2万平方km(649年2月初旬時点)|
 +|言語|英語、日本語|
 +|元首|リヨン・ジャスパー大統領(621年~現在)|
 +|政体|大統領制|
 +|通貨|Va((現在、新通貨の導入を検討している。))|
 +|所属同盟|なし|
 +*概要 [#a5db2de3]
 +
 + カルセドニー島入植地が後述する経緯によって発展的に解消され、後継として成立した国家。外交関係等は入植地時代のものを引き継いでいる。
 +
 +*地理 [#sb56dec7]
 +
 + &ref(T23368.png){空撮写真};
 +&size(10){649年2月初旬時点の空撮写真(当時の人口:5911万7000人)};
 +
 + 共和国の地方行政区画は「市」を単位に成り立っており、中心都市が形成された地域が順に市として扱われることとなっている。中心都市が存在しない地域に関しては開発途上区とされ、共和国政府の直接の管轄のもと開発を進めることになっている。627年の憲法では、市も「指定都市」とそれ以外の都市に分けられ、指定都市には選挙上の優遇が認められることとなった。
 +
 +#region(市)
 +**市 [#b63e1b00]
 +
 + 以下に、市制あるいはそれに準じる地位を認められた地域を示す。なお、人口等の情報は627年9月時点のものである。
 +
 +***クリソプレーズ首都特別区 [#t75ac924]
 +
 + (9,11)地点のクリソプレーズ市を中心としたクリソプレーズ首都特別区はその名の通り首都機能が置かれている。クリソプレーズ市は共和国民が初めて入植した地であり、長い歴史を持っている。過去に、第2次都市化闘争(620年9月)、巨大隕石の落下(621年9月)、火災(同)の3回にわたって壊滅的な被害を受けているが、その都度復興を果たしている。人口は首都圏全体で250万人強。このうち北東部の3ヶ所の近郊住宅地は巨大隕石の被害を免れた。
 +
 +***クリストバライト市 [#r4fe08be]
 +
 + (11,14)のクリストバライト市とその周辺都市圏を含み、人口は400万人を超えて首都圏を上回っている。ジャスパー市に次ぐ共和国の商業地区であり、国の富の多くがこの地へ集まる。過去に目立った災害の被害も受けず、共和国最大の繁栄を謳歌している。
 +
 +***カーネリアン市 [#jfeb7adb]
 +
 + 現在のカーネリアン市の中心地は(8,8)だが、南東部の旧市街はカーネリアン入植地としてクリソプレーズ市に並ぶ長い歴史を持ち、クリソプレーズ市とは異なり災害の被害もなく発展を続けてきた。624年に指定都市に格上げされ、現在の人口は300万人強となっている。
 +
 +***アゲート市 [#v33c4a6c]
 +
 + (13,11)地点のアゲート市街とその周辺地区を含む。この地域は国内で最も反政府派の活動が活発であり、第2次都市化闘争の際は市南東部で反乱が発生、軍の駐屯地が襲撃される事態にまで発展した。そのせいか、政府には指定都市として認められず、人口は130万人ほどであり、産業も低調でジャスパー市への出稼ぎ労働者が多いという状況である。
 +
 +***サードオニクス市 [#ja0f1849]
 +
 + (11,9)地点のサードオニクス市はカーネリアン市とアゲート市の中間に位置することから名付けられた。ハギワ・サードオニクス防衛委員長の基盤地域であり、住民にもタカ派が多い。625年に指定都市として認められ、人口はカーネリアン市と並ぶ300万人を有している。
 +
 +***ヘリオトロープ市 [#y16787ec]
 +
 + (12,17)地点に位置し、共和国の最南端にある市である。ヘリオトロープとは、「太陽を呼び戻す石」の意で、最南端、という位置が最も太陽に近い位置であることから命名された。指定都市化は認められておらず、人口は130万人となっている。
 +
 +***ジャスパー市 [#ab4eb96c]
 +
 + (16,9)の市場を中心として不規則な形に広がる地域。商業地区や鉱山があるのみで夜間人口はないに等しいが、その巨大な経済力から例外的に市制を認められた。国会議事堂もこの市内に建設され、その意味では立法首都とも言える地区である。
 +
 +***ウェストカーネリアン市 [#lc870278]
 +
 + (6,10)地点に位置する都市で、627年9月に指定都市化が認められた。都市が建設される際に、住民がカーネリアン市の歴史に因んでこの名前になっている。人口は130万人だが、これから大きく伸びると予想されている。
 +
 +***モスアゲート市 [#v47bfe95]
 +
 + (14,14)地点に位置する都市。アゲート市が実施した南部開拓運動により成立した地域なので、この名がある。経済的にはアゲート市との関係が非常に強い。
 +
 +***ブラッドストーン市 [#rc8a5f34]
 +
 + (9,16)地点に位置する都市で、アルマンディン海峡に面している。
 +
 +***コーサイト市 [#e06afadb]
 +
 + (6,7)に位置するカルセドニー島西北端の都市。630年7月に指定都市とされた。この都市は初めて計画都市として都市化され、人口は他の指定都市に比べ少ないものの、公共設備は非常に充実している。
 +
 +#endregion
 +
 +**共和国行政区 [#p55bf05c]
 +
 + 市に属さない地域は先述の通り開発途上区とされているが、これとは別に共和国行政区として以下の4地域が定められている。
 +
 +***アルマンディン島 [#mff9d56c]
 +
 + 首都南方に建設された人工島で、軍事工場や畜産場など、国有施設が集中している。
 +
 +***スペサルタイト島 [#i53b0830]
 +
 + アルマンディン島よりさらに南西、国家領域の南西端に建設されたアルマンディン島の倍の面積を持つ巨大な人工島で、こちらは農業特区とされている。同地域の農業規模は500万人規模に達し、国家全体の食料を賄っている。
 +
 +***パイロープ島 [#m7a23c3c]
 +
 + 領域の南東部に建設されたスペサルタイト島と同面積の人工島で、こちらは沿岸部に大森林が整備され、国内の木材の供給を果たすことが期待されている。同地には大規模な軍事工場が所在するため、特に認められた国家公務員とその家族以外は同行政区への立入が禁止されている。
 +
 +***ウバロバイト島 [#f7e00db3]
 +
 + スペサルタイト島の東に造成された人工島。
 +
 +*歴史 [#jc5369bc]
 +**前史 [#iaea8adf]
 +
 + 旧世界北極海域の諸島を束ねていた国家(フリューゲル世界では単に”連邦”と呼ばれる)の政府が、世界全体の急速な衰退を憂慮し、恒星間移民プロジェクト「カルセドニー計画」を実施、それに参加した連邦住民が入植した場所がカルセドニー島である。連邦は有人宇宙船の打ち上げ経験がなく、気象・観測衛星等と同様のロケットを若干改良しただけの物で実施したため、計画に参加した多くの人々のうち、無事にフリューゲルまでたどり着いたのはごく一部に過ぎなかった。
 + 連邦と移民船団との通信はロケット打ち上げ後まもなくして途絶、計画参加者は連邦の指示なくしての独自行動を強いられることになったが、国民の連邦の一員としての意識は強かったため、初期の国名には「入植地」をつけ、連邦の構成区画であることを強調していた。
 +
 +**入植地時代~憲法施行まで [#mb3ad941]
 +***リヨル・カーネリアン暫定総督政権(616年11月~620年9月) [#wf5262a3]
 +
 + 移民計画に参加した者のうち、文官で唯一旧連邦で大臣を務めた経験のあるリヨルが暫定総督に就任し、初期開発の指揮を取った。最初の2年余りは順調に推移したが、首都が建設され周辺地域が一気に都市化した際に住環境が悪化、首都クリソプレーズ周辺で暴動が発生した(都市化闘争)。619年10月~11月に発生した第1次の暴動は総督府が陸軍を派遣、強引に鎮圧することとなった。その後1年弱小康状態が続くも、620年7月に第2次の暴動が発生、一時は政府機能が停止するほどの大被害を引き起こした。このときリヨル暫定総督が暴徒に襲撃され重傷を負ったため、リヨル政権は継続不能となりハギワ・サードオニクス暫定総督代行に地位が引き継がれた。
 +
 +***ハギワ・サードオニクス暫定総督代行政権(620年9月~621年5月) [#m1034b86]
 +
 + リヨル政権下で防衛委員長を務めていたハギワは、リヨルが倒れた後の総督府委員長会議において総督府陸軍の支持を背景にイニシアチブを握り、暫定総督代行に就任した。この際に治安を乱す暴動を徹底して取り締まる方針を国内に発表、直ちに暴動を起こした民衆を陸軍を派遣して鎮圧したが、この際に反政府組織の中でも特に過激な一団が武装蜂起を起こし、アゲート入植地郊外の総督府陸軍駐屯地を襲撃、その装備を奪取する事態が発生した(アゲート反乱)。反乱軍はノホ・ヘレコ連邦軍の攻撃により撃滅されたが、第2次都市化闘争に始まる一連の混乱による死者数は250万人近くに上ると推定されている。これは当時の人口の3分の1に相当する。
 + ハギワはその後も暴動に対し強硬な態度を取り続けたが、その強引なやり方が総督府内で反感を買い、621年5月に辞職を余儀なくされた。
 +
 +***リヨン・ジャスパー大統領政権(621年5月~630年12月) [#cbadaf5c]
 +
 + ハギワが辞意を表明した際、総督府内では委員長会議の互選で新たな暫定総督代行を決定するべきだという主張が根強かった。しかし、その方法では国内の混乱を収められないと静養中だったリヨル・カーネリアン暫定総督が発言したため、民衆の投票によって首長を決定する方針が定められた。621年5月4日に公示され、5月19日投開票というかなりの強行日程で行われた第1回首長選挙ではリヨン・ジャスパー外務委員長が他を引き離す得票数で当選した。首長の肩書は当初暫定総督代行とする予定であったが、リヨルがもはや暫定総督として国政に復帰する意思がなかったため、リヨンの提案で大統領とすることになった。これに伴い、国名も新時代にふさわしい「共和国」へと変更された。
 + 大統領就任後は無難に業務をこなし、627年に公布された憲法により行われた630年の選挙でも勝利をおさめた。
 +
 +**憲法施行後 [#ffeebf62]
 +***リヨン・ジャスパー政権【国民党】(631年1月~) [#ue222460]
 +
 + 630年12月に行われた第1回大統領選挙の結果、リヨン・ジャスパーは正式に初代大統領として国民の支持を得ることとなった。国内、特に南部では発展が抑えられているとしてリヨンに否定的な見方も強いが、中西部の人口過密地帯ではリヨンの指示が厚く、これが結果的に大統領としての地位を盤石にしている。リヨンは憲法の制定にもかかわっており、自分の当選に有利な選挙制度を作ったと一部の強硬派は非難している。
 + 大統領就任後は積極的な内政・外交政策を展開、任期満了に伴う640年の第2回大統領選挙において再選を果たした。ただ、2期目となった640年代の外交政策では問題が目立ち、リヨンは次期大統領選に出馬しないことを表明した。
 +
 +**年表 [#j2939525]
 +#region(前史)
 +|~海域暦|<|<|h
 +|2274年頃|旧世界の衰退により連邦が完全に孤立する|<|
 +|2275年頃|カルセドニー計画の実施|<|
 +|2276年1月|連邦の孤立を象徴する「裸の王様」事件の発生|<|
 +|2276年半ば頃|カルセドニー計画参加船団と連邦の間の更新途絶|<|
 +#endregion
 +
 +|~フリューゲル暦|<|<|h
 +|616年|11月|船団がフリューゲル世界に到着、入植が開始される|
 +|^|11月|入植地として選ばれた無人島に、移民計画の名から「カルセドニー島」の名が冠せられる。|
 +|617年|5月|カルセドニー島西方沖で津波が発生、20万人が犠牲となる。|
 +|619年|3月|議事堂が建設され、議会制民主主義が確立する。|
 +|^|9月|クリソプレーズ入植地に首都設備が建設される。|
 +|^|10月|初めて大規模な暴動が発生、災難賞を受賞する。|
 +|^|11月|総督府陸軍が暴動を鎮圧、政府の支持率が一時的に回復する。|
 +|620年|7月|再び暴動が発生する。|
 +|^|9月|暴動の被害を恐れた住民が首都から逃亡し、首都機能が停止する。このとき、リヨル・カーネリアン暫定総督が暴徒に襲撃され重傷を負う。|
 +|^|9月|総督府は再び陸軍を派遣して暴動を鎮圧するも、反乱軍が出現して内戦に発展する。|
 +|^|9月|ノホ・ヘレコ連邦軍の攻撃で反乱軍は鎮圧される。|
 +|621年|5月|第1回首長選挙が行われ、リヨン・ジャスパー外務委員長が当選する。首長名が大統領、国名が「カルセドニー島共和国」に変更される。|
 +|^|9月|クリソプレーズ市南西に巨大隕石が落下、200万人超の死者・行方不明者が発生する。|
 +|622年|3月|クリストバライト市に現代都市が建設される。|
 +|624年|9月|カーネリアン市に現代都市が建設される。|
 +|625年|2月|サードオニクス市に現代都市が建設される。|
 +|627年|9月|共和国憲法が正式に発布される。|
 +|630年|7月|コーサイト市に現代都市が建設される。|
 +|^|12月|第1回大統領選挙が行われ、リヨン・ジャスパー大統領が65%の支持を集め大統領に就任する。|
 +|631年|9月|セビーリャ共和国で発生した反乱を空軍が鎮圧、海賊船を除いて初めて国防軍が戦果を挙げる。|
 +|632年|1月|世界同時社会不安が発生、政権支持率が一時19%まで低下する。|
 +|632年|4月|アゲート市に現代都市が建設される。|
 +|634|6月|旧クイーンズ連邦((当時大フリューゲル帝国を名乗っていたが、共和国はこの名称を認めず、公式の外交文書以外では旧ク連と呼称している))から宣戦される。|
 +|^|7月|旧ク連の敗戦を受け、政府は戦時体制を解除。|
 +|635年|10月|国際指標上の先進国入りを建国から19年で達成。|
 +|639年|1月|アメシスト市に現代都市が建設される。|
 +|643年|6月|ノースジャスパー市に現代都市が建設される。|
 +|646年|12月|ブラッドストーン市に現代都市が建設される。|
 +
 +**人口 [#y7424132]
 +
 + 人口は建国以降都市化闘争の時期を除いて一貫して伸び続け、621年8月に人口1000万人、626年5月に人口2000万人、628年8月に人口3000万人、633年3月に人口4000万人、641年4月に人口5000万人を達成した。
 +
 + &ref(population.png){人口};
 +&size(10){人口の推移((データは各年1、7月のもの。621年7月は国内の混乱によりデータなし、推定値。))};
 +
 +*政治 [#x10c7d1c]
 +**政策スライダー [#c69db0bd]
 +
 +|民主的|--◆----|独裁的|
 +|地方分権|-----◆-|中央集権|
 +|保守主義|----◆--|革新主義|
 +|解放社会|-◆-----|閉鎖社会|
 +|自由経済|--◆----|計画経済|
 +|攻撃主義|------◆|防御主義|
 +|陸軍重視|---◆---|海軍重視|
 +|精鋭|◆------|大軍|
 +|孤立主義|----◆--|介入主義|
 +
 +**国家機能 [#ib149e99]
 +
 + 627年9月中旬、正式に憲法が発布され、630年より施行された。以下は憲法に定められている制度である。
 +
 +***大統領 [#ld45154a]
 +
 + 大統領は国民の直接選挙によって選出される。任期は10年で((639年の国民投票により改正))、4選は禁止される。大統領は大統領府を設置し、各種委員会の委員長を任命する。大統領には議会の解散権、議会を通過した法案への拒否権((大統領が拒否した法案は議会の4分の3以上の多数で再可決されない限り、法律とはならない。))、条約の締結権などが認められている。第1回大統領選挙((第1回首長選挙とは異なる。))は630年10月に公示され、12月に投開票が行われた。
 +
 +***大統領府 [#rbfd0d07]
 +
 + 大統領府は各種の委員会からなり、委員長の任命・罷免権は大統領に与えられている。大統領府の631年1月時点の各委員長は以下の通り。
 +
 +|~委員会名|~委員長|~担当分野|h
 +|農務委員会|ヲルハ・アメシスト|農業の発展|
 +|経済委員会|リンロ・クリストバライト|商工業の発展|
 +|財務委員会|レルネ・ジャスパー|国庫金の管理|
 +|法務委員会|キウィア・コーサイト|国内法の整備|
 +|鉱業資源委員会|ラリア・ブラッドストーン|鉱山の整備・管理|
 +|教育社会保障委員会|レーン・クリストバライト|国民の教育・社会保障の整備|
 +|外務委員会|リヨネ・アメシスト|対外交渉|
 +|防衛委員会|ルナリ・パームグラネット|怪獣等の脅威からの防衛|
 +
 +***共和国議会 [#g8eb143f]
 +
 + 入植地時代の住民議会が発展的解消を遂げて成立した機関で、憲法では立法権が認められている。議会は一院制で、中選挙区比例代表並立制を採用している。中選挙区は人口が200万人を超え、政府に指定都市として定められた市((現代都市が建設された都市))は8、定められていない市は3の定数で候補者に直接投票する形で選挙が行われる。比例代表制は全国集計で、中選挙区として割り当てられていない議席が比例代表制で争われる。議員の任期は10年とされている。
 +
 +#region(第1回共和国議会選挙後(~630年))
 +
 +|~政党名|~議席数|~政治的スペクトル|h
 +|国民党|72|中道右派|
 +|民政党|17|中道左派|
 +|共産党|2|左派|
 +|その他、無所属|9|---|
 +
 +#endregion
 +
 +#region(第2回共和国議会選挙後(631年~640年))
 +
 +|~政党名|~議席数|~政治的スペクトル|~増減|h
 +|国民党|69|中道右派|-3|
 +|民政党|25|中道左派|+8|
 +|共産党|2|左派|±0|
 +|その他、無所属|4|---|---|
 +
 +#endregion
 +
 +#region(第3回共和国議会選挙後(641年~650年))
 +
 +|~政党名|~議席数|~政治的スペクトル|~増減|h
 +|国民党|44|中道右派|-25|
 +|保守党|8|右派|---|
 +|民主連合|12|右派|---|
 +|民政党|18|中道左派|-7|
 +|社会民主党|10|中道左派|---|
 +|共産党|4|左派|+2|
 +|その他、無所属|4|---|---|
 +
 +#endregion
 +
 +**政党 [#e39f0cac]
 +#region(憲政以前に成立した政党)
 +***国民党 [#wd247bb4]
 +
 + 憲法の制定時から一貫して政権与党を担う党。経済政策や国際的にも極めて高い水準の社会保障など、数々の成果を挙げており、国内での勢力は強い。ただ、東部~南部にかけての農村地帯の都市化には消極的な立場を取っているため、この地域の住民からの支持は低い。
 +
 +***民政党 [#jb01d03d]
 +
 + 島東南部を支持基盤とする最大野党。同地域の都市化推進、国民党の推進する積極的な外交政策への批判などが主な立場で、セビーリャ共和国への投資政策の失敗が明らかになった630年代後半以降、支持率が急速に伸びている。
 +
 +***共産党 [#o3453b98]
 +
 + 社会主義経済の実現を党是に掲げる政党。二大政党と比べ支持基盤は極めて弱いが、一定の支持を確保しているため議席が維持されている。
 +
 +#endregion
 +
 +#region(憲政後に成立した政党)
 +***保守党 [#v4aa4af6]
 +
 + 中部~北部の都市圏にかけて支持を集める政党。国民党と比較的政策は似ているが、都市圏の経済強化を国民党よりも強力に推進している。東南部における支持はないも同然だが、640年の選挙では多くの議席を獲得した。現在、国民党と連立与党を形成している。
 +
 +***民主連合 [#m2050a07]
 +
 + 634年~635年に実施された東部の宗教地域の建設において、市民による署名をあつめ政府を動かした市民団体が母体の政党。ゾロアスター教、キリスト教など国内で少数派の宗教を信仰する人々から広く支持を集めている。この党の活動のためか、宗教間の対立は国内では弱い。
 +
 +***社会民主党 [#g396d2a7]
 +
 + 共産党内部の穏健派が島を離脱、結成された穏健派社会主義政党で、結成直後から支持を集め、今ではもとの共産党を上回る勢力となった。ヴェールヌイ社会主義共和国のような民主主義と社会主義の両立を目指している。
 +
 +#endregion
 +
 +**国民 [#k9a1c014]
 +***民族 [#r68e3807]
 +
 + 国民は全て「カルセドニー計画」により旧世界から移住してきた住民とその子孫から成り立っており、単一民族国家である。また、旧連邦では名字を名乗る風習はなかったが、移住後に入植した場所に付けられた地名を名字として名乗る習慣が生まれ、現在は全ての住民が名字を持っている。このため、名字が同じだからと言って、必ずしも親族であるとは限らない。
 +
 +***宗教 [#q72c9e67]
 +
 + 旧世界では特定の宗教を信ずる習慣はなく、現在でも少数派である。ただ、特定の氏族((占い師などの一族であることが多かった。))に特別な能力があると信じ、その一族に権力を与える習慣が根付いていたが、近代国家の成立とともにそのような氏族の優越は法律上認められなくなった。また、それらの氏族の中で最大の影響力を持っていたルナ一族の宗家がカルセドニー計画に参加せず断絶している。このため、氏族信仰は現在、表面的にはほぼ見られない。
 + 一方、諸外国の影響を受けゾロアスター教やキリスト教を信仰する者も少しずつ増加している。現在、ゾロアスター教徒は国内に200万人(人口の5%程度)、キリスト教徒は国内に50万人(人口の1%程度)存在するとされている。634年後半から635年にかけて政府が整備した宗教設備中心の国立公園は主にこの2つの宗教の施設によって構成されている。
 +
 +**軍事 [#r7e6de0d]
 +
 + 旧来、共和国が入植地であったころには総督府陸軍と呼ばれる軍隊が存在したが、実質的に治安維持部隊に過ぎなかった上、総督府の私兵という扱いであった。また、必要性がなかったため当時は空海軍は存在しなかった。
 + 第2次都市化闘争の真っただ中であった620年9月中旬、首都から東方に150km離れたアゲート市郊外((1HEXの面積は0.1万km^2なので1HEXの長さは√1000km≒31km、当該事件発生地点はクリソプレーズ市の東方5HEXの位置にある))で総督府陸軍の駐屯地が暴徒に襲撃され、装備が奪われる事態が発生した。この反乱はノホ・ヘレコ連邦軍による攻撃によりすぐに鎮圧されたが、自国内で発生した反乱を鎮圧できずに他国を頼みとせざるを得ない状況に危機感を覚えた総督府は国防軍の創設を決定、直ちに近代的な軍隊の建設に着手した。この姿勢は共和国大統領府にも受け継がれている。
 + 国防軍の創設後10年余を経て、共和国は他国への軍事支援を実施できるほどの軍隊を有するに至った。
 +
 +#region(国防軍の実施した主要な軍事作戦)
 +-第1次セビーリャ共和国反乱鎮圧作戦(631年7月下旬)
 +-第2次セビーリャ共和国反乱鎮圧作戦(632年11月初旬)
 +-クイーンズ連邦反乱鎮圧作戦(632年1月中旬)
 +-第3次セビーリャ共和国反乱鎮圧作戦(632年4月中旬)
 +-第4次セビーリャ共和国反乱鎮圧作戦(632年7月下旬)
 +-第5次セビーリャ共和国反乱鎮圧作戦(632年11月下旬)
 +-アリア連邦クジラ討伐作戦(633年2月下旬~3月初旬)
 +-第6次セビーリャ共和国反乱鎮圧作戦(633年3月下旬)
 +-第7次セビーリャ共和国反乱鎮圧作戦(634年6月初旬)
 +-第8次セビーリャ共和国反乱鎮圧作戦(635年6月下旬)
 +-ジャスパー市におけるサンジラ討伐作戦(638年12月下旬)
 +-ヨリクシ共和国反乱鎮圧作戦(640年4月中旬)
 +-第1次萬州・和寧民主共和国反乱鎮圧作戦(645年10月中旬)
 +-第2次萬州・和寧民主共和国反乱鎮圧作戦(645年11月中旬)
 +-第3次萬州・和寧民主共和国反乱鎮圧作戦(646年4月中旬)
 +#endregion
 +
 +#region(軍事詳細)
 +***陸軍 [#o91730db]
 +
 + 陸軍は歩兵を主体としており、車両は輸送用のトラックとわずかな装甲車に過ぎない。ちなみに、この装甲車は先述したアゲート反乱の際に暴徒に奪われ、これより強力な装備のなかったアゲート駐屯地の総督府陸軍は壊滅的な打撃を受けている。
 +
 +&size(16){主力装備};
 +
 +|~装輪装甲車”アルデラミン”|<|h
 +|&ref(alderamin.jpg){装輪装甲車”アルデラミン”};|重量:11t|
 +|^|全長:6.15m|
 +|^|全幅:2.65m|
 +|^|乗員数:1名+兵員12名|
 +|^|速度:105km/h|
 +|^|兵装:7.7mm機銃×1|
 +|銃弾を通さない装甲を備えているが、武装は最低限に過ぎない。|<|
 +
 +***空軍 [#sdd85dfa]
 +
 + 空軍は短射程巡航ミサイルを装備しているが、戦闘機などの戦闘用の航空機は保持しておらず、強力な戦力というにはほど遠い状況である。ただ、空軍の装備するミサイル「アーリイズ((牡羊座))1」は過去に数隻の海賊船を撃沈する戦果を挙げている。また、631年9月にはセビーリャ共和国での反乱鎮圧任務を行い、大きな戦果を挙げた。
 +
 +***海軍 [#y29c60d6]
 +
 + 625年以降徐々に沿岸防衛艦隊の配備が進められた。防衛艦隊は主に南西部の島嶼部で活動しており、同地域での海上保安にあたっている。
 + 装備艦艇は軽量のコルベット及び巡視艇に限られている。1個防衛艦隊は1隻のコルベットと数隻の巡視艇からなり、実際に戦闘を行えるのは事実上コルベットのみである。
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 +&size(16){主力装備};
 +
 +|~パラス級コルベット|<|h
 +|&ref(pallas.jpg){パラス級コルベット};|排水量:700トン|
 +|^|全長:62.3m|
 +|^|全幅:9.3m|
 +|^|速力:37ノット|
 +|^|兵装:76mm速射砲×1、40mm機銃×2、ミサイル発射筒×6|
 +|沿岸防衛を主任務としているため、海賊船に対抗できる装備しか備えていない。|<|
 +#region(同型艦一覧)
 +|1番艦((正確には8番艦。1番艦パラス~7番艦フローラまでは旧世界の艦である。))|メティス|
 +|2番艦|ヒギエア|
 +|3番艦|パルテノペ|
 +|4番艦|ヴィクトリア|
 +|5番艦|エゲリア|
 +|6番艦|イレーネ|
 +|7番艦|エウノミア|
 +|8番艦|プシケ|
 +|9番艦|テティス|
 +|10番艦|メルポメネ|
 +|11番艦|フォルトゥナ|
 +|12番艦|マッサリア|
 +|13番艦|ルテティア|
 +|14番艦|カリオペ|
 +|15番艦|タリア|
 +|16番艦|テミス|
 +|17番艦|フォカエア|
 +|18番艦|プロセルピナ|
 +|19番艦|ベローナ|
 +|20番艦|アンフィトリテ|
 +|21番艦|ウラニア|
 +#endregion
 +
 +#endregion
 +
 +**外交 [#lfd06c4e]
 +
 + 以下は国交が樹立された国の一覧である(国交締結順)。
 +
 +|~国名|~備考|h
 +|ウェールリズセ連邦共和国|ENECの議長国。現在国際社会で特に大きな影響力を持つ国の1つ。|
 +|レゴリス帝国|言わずと知れた世界一の超大国。|
 +|エーラーン教皇国|食料の定期輸出を行っている。|
 +|ヴァノミス連邦(旧ヴァノミス王国)|専制王国から立憲王国&共和国の連邦へと変革を遂げた。|
 +|成蘭連邦王国|建国直後のリヨル政権の際に貿易トラブルがあった。|
 +|ガトーヴィチ帝国|鎖国政策に転換した模様。交易も中止された。|
 +|ノホ・ヘレコ連邦|かつてウラン鉱山の開発支援を受けた。|
 +|ヘルトジブリール社会主義共和国|我が国より後に建国されたが、我が国より先に先進国入りを達成した。|
 +|トリヴェント連邦|貿易回数が多い。|
 +|テークサット連合|ENEC加盟国。世界同時社会不安の際に特に大きな打撃を受けた。|
 +|コーデクス共和国|ENEC加盟国。|
 +|ヴェールヌイ社会主義共和国|FENA、ENECどちらともつながりのある有力な国家。|
 +|ロムレー湖畔共和国|観光立国。木材の主要輸入先。|
 +|スコッチランド共産主義同盟|鋼鉄の生産を終了、先端工業国へ転換した模様。|
 +|アルドラド帝国|燃料の定期輸出を行っている。|
 +|昭栄国|我が国と同様、商農業を主軸としている。|
 +|セビーリャ自由共和国|商品の大規模な輸入を行っている。|
 +|アリア連邦|資金・食料と商品の定期交易を行っている。|
 +|石動第三帝国|以前食料の定期輸出を行っていた。|
 +|エルツ帝国|以前、外相会談が行われた。|
 +|ストリーダ王国|食料の定期輸出を行っている。|
 +|トロピコ共和国|トロピコ問題の早期解決が期待される。|
 +|トルキー社会主義共和国|現在は鎖国中である。|
 +|タヂカラオ国|建材を非常に安い価格で売却している。利益は出るのだろうか。|
 +|ノイエクルス連邦|ヴォルネスク特別行政区に鋼鉄の生産拠点を移したらしい。|
 +|フリュー第二帝政(フリュー帝国)|農業国から工業国へ転換を果たしたようだ。|
 +|ヨリクシ共和国|工業化支援協定を締結した。商品の最大輸入先。|
 +|ボアーズィチィ帝国|数少ないイスラム国家。|
 +|ルフト共和国|鎖国に近い政策を取っているが、最低限の国家機能は維持されている。|
 +|辺境日ノ本人共和国|SLCNに加盟したらしい。|
 +|萬州・和寧民主共和国|近く体制が大きく変容すると予想される。|
 +|ラシニア社会共和国|政府機能が低いため、開発が停滞している。|
 +|ロヒキ人民共和国|昭栄国の支援を受け、鉱山開発を行った模様。|
 +|西岸州独立自治区|トルキーとの関係は実際、どのようなものなのだろうか。|
 +
 +#region(国交が消滅した国家)
 +#endregion
 +#region(滅亡した国家)
 +|ゴルカ連邦共和国|石材の主要輸入先だったが、突如として消滅した。|
 +|クイーンズ連邦|全世界への同時宣戦布告などの暴挙を経て、最終的に国際司法による処断により滅亡した。|
 +|長州国|地盤沈下をきっかけに政府機能が崩壊、食料不足に陥り全住民が逃亡、滅亡した。|
 +|エウシウワンジャ共和国|警察国家への移行後、反乱が頻発し、政府機能がが崩壊して滅亡した。|
 +|フリスラーン帝国|政府機能低下の影響で反乱が発生、その鎮圧には成功したものの政府機能は回復せず、滅亡した。|
 +|ベルサリエーレ王国|瓦辺戦争後、共和制へ移行したが、その影響で国内が混乱、滅亡した。|
 +#endregion
 +
 +*経済 [#w5efbaf2]
 +
 + 共和国は農業を除いて国営企業の規模が小さく、民間企業に発展を任せる形を取っている。その影響で長らく失業率が高かったが、民間企業の規模拡大につれ失業率は低下、現在は逆に職場が余る状況になっている。
 +
 +**農業 [#v382adb0]
 +
 + つい最近まで農業は国内の最大産業であった。本土の農村地帯に多くの農場が存在するが、現在スペサルタイト島行政区に巨大な国営農場が整備されている。同地の農業規模は1000万人に達し、国内の農業生産の半分以上を占めている。
 +
 +**商業 [#sd6ee89b]
 +
 + 国内の主力産業で、年間の商業売上高は300兆Va(637年)に達している。後述するように工業がほぼ行われていないため、取引される商品はほぼ外国産である。商品の輸入先はかつてはガトーヴィチ帝国・アリア連邦が主だったが、現在はセビーリャ自由共和国・ヨリクシ共和国からのものが多い。
 +
 + &ref(shogyo.png){商業収入};
 +&size(10){商業収入の年別推移};
 +
 +**工業 [#mb6149bc]
 +
 + 国内の工業は現代都市に付随する小規模なもので、工業生産高は凡そ25兆Va/年程度とみられている。旧来共和国は軽工業政策を取っており、工業生産高もそれに見合う程度だったが、630年7月に重工業化が実施され、工業生産高は大幅な向上を見ている。
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