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1: 2016-04-03 (日) 23:38:18 Zoroaster ソース
Line 1: Line 1:
 +|CENTER:&font(200%){''エーラーン教皇国''};&br;&font(100%){''えーらーんきょうこうこく''};&br;&font(100%){'' 英名:'''Hierophantic state of Eran'''''};&br;&font(100%){'' 正式 Kirchenstaat von Eran''};||h
 +|CENTER: &br;&ref(国旗(政府旗).png,mw:300,mh:300);&br;&font(120%){''国旗''};&br;|CENTER:&br;&ref(エーラーン教皇国 国章.png,mw:300,mh:300);&br;&font(120%){''国章''};&br;|
 +|~元首|CENTER:エーラーン教皇ゾロアスター3世聖下|
 +|~政体|CENTER:立憲君主制・神官政治・宗教的社会民主主義|
 +|~首都|CENTER:ペルセポリス|
 +|~人種|CENTER:エーラーン人98%その他2%|
 +|~宗教|CENTER:ゾロアスター教99%その他1%|
 +|~人口|CENTER:約7000万|
 +|~通貨|CENTER:ダリク'''Daric'''(Dr)|
 +|~国歌|CENTER:In diesen heil'gen Hallen(この聖なる殿堂では)|
 +|~国花|CENTER:ハオマ|
 +|~国鳥|CENTER:ホマ|
 +|~言語|CENTER:エーラーン語(第一公用語)&br;英語(第二公用語)|
 +|~標語|CENTER:神は天に在り、全て世は事もなし|
 +|~建国|CENTER:フリューゲル暦500年7月14日|
 +#contents
 +*概要 [#tc42860f]
 +エーラーン教皇国はフリューゲル暦500年7月14日に成立した国家。
 +聖マズダー教国の領域・国民などのすべてを継承している。
 +国家と宗教の最高機関が同一であるという極めて特殊な政体をとっている。
 +国民のほとんどはゾロアスター教徒であり、政治や文化の多くがゾロアスター教と密接な関係がある。
 +
 +SLCN議長国であり、加盟国のエルツ帝国とは政治・経済・軍事といったあらゆる面で非常に強い関係がある。
 +高い技術力を背景とする大規模な先端工業が盛んで、大量生産された商品は世界各国に輸出されている。
 +
 +**国名 [#a1ff7835]
 +正式名称は'''''Kirchenstaat von Eran'''''
 +美称として''Ērān Šahr''(エーラーン・シャフル 『神の国』の意)がある。
 +英語表記は'''''Hierophantic state of Eran'''''
 +漢字表記は''祆教宗国''
 +通称は''エーラーン''もしくは''教皇国''。漢字表記を略して''祆''とされることもある。
 +
 +**国旗・国章 [#t5aa0cbe]
 +***国旗 [#rfe94a3b]
 +正式には長方形ではなく正方形である。しかし、国際慣習に則って縦横比2:3のものが掲げられることもある。
 +左半分の濃い赤色(マルーン色)は信仰のために流れる「血」と聖なる「火」を象徴し、
 +右半分の白色は信徒が身にまとう「クスティ」と、純粋で汚れのない「善性」を象徴している。
 +政府旗・軍用旗では右側に国章が描かれるが、市民旗では描かれない。
 +
 +***国章 [#qc787533]
 +エーラーン教皇国の国章は教皇庁の紋章と同一である。
 +概ね紋章学の規則通りだが、フィールドに原色ではなくマルーンが使われている。
 +交差する二本の鍵のうち、金の鍵は天上の鍵であり、宗教的な権威を示し、銀の鍵は地上の鍵であり、世俗的な権威を示す。
 +教皇冠(三重冠)は、「司祭・司牧・教導」の三権を象徴するとされ、教皇の最高権力を意味する。
 +
 +**通貨 [#gf787788]
 +通貨単位は「ダリク」で、法定通貨としてエーラーン中央銀行が発行する各種「ダリク硬貨」「ダリク紙幣」がある。
 +ただし、国際通貨である「Va」、「ダラット」の流通も認められている。
 +
 +**国の標語 [#tdad5447]
 +「神は天に在り、全て世は事もなし」はロバート・ブラウニングの劇詩『ピッパが通る』の一節。
 +マズダー神は天上から見守っているので、この世界では我々は何の心配も抱く必要はない。という意味。
 +
 +**国歌 [#gd978ad8]
 +
 +|&font(b){[[In diesen heil'gen Hallen:https://www.youtube.com/watch?v=kXcZ3t2KtO4]]};&br;(日本語題 この聖なる殿堂では)&br;モーツァルト作曲 オペラ「魔笛」より|In diesen heil'gen Hallen&br;Kennt man die Rache nicht,&br;Und ist ein Mensch gefallen,&br;Führt Liebe ihn zur Pflicht.&br;Dann wandelt er an Freundes Hand&br;Vergnügt und froh ins bess're Land.&br;&br;In diesen heil'gen Mauern,&br;Wo Mensch den Menschen liebt,&br;Kann kein Verräter lauern,&br;Weil man dem Feind vergibt.&br;Wen solche Lehren nicht erfreun,&br;Verdienet nicht, ein Mensch zu sein.|この聖なる殿堂では、&br;人々は復讐ということを知らない。&br;もし誰かが過ちを犯したとき、&br;愛が彼を本来の使命に導くのだ。&br;こうして彼は、友の手にいざなわれて、&br;楽しく満ち足りて、より良き国に至るのだ。&br;&br;この神聖な城では、&br;人と人が愛し合っていて、&br;裏切り者が存在する余地はない、&br;人々は敵でさえも赦すのだから。&br;このような教えを喜ばない者は、&br;人間であることに価しないのだ。|
 +
 +*歴史 [#nc955fc4]
 +#region(聖マズダー教国時代)
 +|>|公選教皇期|
 +|447年3月|ゾロアスター教徒により建国|
 +|448年3月|繁栄賞受賞|
 +|448年6月|超繁栄賞受賞|
 +|448年12月|首都ペルセポリス建設|
 +|449年6月|究極繁栄賞受賞|
 +|449年7月|議事堂建設|
 +|450年8月|ウラン鉱山開発|
 +|451年5月|第一回主教・司祭選挙|
 +|452年10月|インフラ不備に対する暴動発生 災難賞・超災難賞受賞|
 +|453年1月|首都北西に総主教座となる聖カルティール大聖堂(カテドラル)を建設|
 +|453年3月|首都北部にアフラ・マズダー大神殿を建造|
 +|455年7月|首都東部に総督府(軍事機関)建設|
 +|459年8月|総主教「教皇」に即位|
 +|460年7月|ツァラトゥストロブルク宮殿を造営|
 +|463年9月|究極災難賞受賞|
 +|>|スピターマ朝期|
 +|477年3月|教皇位を禅譲 スピターマ朝成立|
 +|478年1月|共産テロ発生 首都圏壊滅|
 +|479年7月|首都圏再建 憲法改正 7月14日を建国記念日に制定|
 +|492年2月~503年10月|アクアマリン王国との軍事協定に基づきオセアニカ・アースガルド戦争に参戦|
 +#endregion
 +
 +#region(エーラーン教皇国)
 +|>|スピターマ朝|
 +|500年7月|新憲法発布 国号を「エーラーン教皇国」に改める|
 +|512年3月|祆伊安保条約に基づき、クラーシェ誓約者同盟へ宣戦布告|
 +|514年1月|停戦条約締結 クラーシェ戦役が終結|
 +|519年1月|カンピュセス皇太子銃撃事件|
 +|520年7月|ゾロアスター2世即位|
 +|522年12月|神聖なる協働的國家聯盟に加盟|
 +|531年10月|南ヴォルネスク王国の建国を支援|
 +|531年11月|ヴォルネスク統一政府(南西ヴォルネスク)に宣戦布告。後に撤回|
 +|550年7月|シャフトサール宮殿が完成|
 +|550年7月|建国50周年記念式典を挙行|
 +|578年3月|鎖国解除し、開国|
 +|578年7月|ゾロアスター3世即位|
 +|578年11月|モルダード教区で共産テロ|
 +|581年5月|マニ教徒がファルザーム暗殺|
 +|581年7月|純血派シャフナーズを奉じてクーデタ蜂起|
 +|582年7月|枢機卿議会が教皇の即位の無効を決議|
 +#endregion
 +
 +*地理 [#f706cd03]
 +エーラーン島(大エーラーン島,エーラーン本島)とアバルカワン島(小エーラーン島)の主要な二つの島で構成される。
 +エーラーン島には首都ペルセポリスがあり、中央部は商業、東部・西部は工業が発達している。
 +アバルカワン島はペルセポリス湾に位置しているため、重要な軍事拠点とされており、そのほとんどが軍用地である。
 +
 +**ペルセポリス首都特別区 [#ue08a73f]
 +-&font(140%){''ペルセポリス''(10,12)};
 +|&ref(ペルセポリス.jpg,mw:600,mh:450);|
 +|ペルセポリス中心部|
 +エーラーン教皇国の首都であり、最大の都市。
 +交通の要衝であって人の往来が激しく、
 +それゆえ経済の中心として栄えている。
 +--''ペルセポリス港''(11,13)
 +&ref(ペルセポリス港.jpg,mw:240,mh:180);
 +国内最大の貿易港。大型艦船が多数入港できる設計になっている。
 +--パラスト・デア・ナショネン
 +&ref(パラスト・デア・ナショネン.jpg,mw:240,mh:180);
 +SLCN本部がある施設。
 +本部以外にも事務局ビルや会議室や図書館が入居するビルが併設されている。
 +-''聖カルティール大聖堂''(11,12)
 +&ref(カテドラル.jpg,mw:,mh:200);&ref(カテドラル 内部.jpg,mw:,mh:200);
 +エーラーン総主教座聖堂であり、ゾロアスター教の総本山である。
 +教皇庁の庁舎としても機能し、内部に各省庁のオフィスが存在している。
 +建築技術の粋を集めた建造物で、観光名所としても知られる。
 +聖堂の入口前は「スプンタ広場」と呼ばれる美しい広場となっている。
 +-''ツァラトゥストロブルク宮殿''(12,11)
 +&ref(宮殿.jpg,mw:240,mh:180);
 +教皇の住居である。外国からの賓客を招くこともある。
 +--''ペルセポリス美術館''
 +&ref(ペルセポリス美術館.jpg,mw:240,mh:160);&ref(ペルセポリス図書館.jpg,mw:,mh:160);
 +ツァラトゥストロブルク宮殿内部にある美術館・博物館・図書館の総称。
 +地球時代を含む古今東西の絵画や彫刻、書物等を多く所蔵している。
 +-''アフラ・マズダー大神殿''(11,11)
 +&ref(ゾロアスター教 神殿.jpg,mw:,mh:200);
 +最高神アフラ・マズダーを祀る神殿。「クーヘ・ラフマト」と呼ばれる丘の上に建てられている。
 +内部には「聖なる火」が安置され、限られた者しか立ち入ることができない。
 +-''議事堂''(10,13)
 +&ref(議事堂.jpg,mw:,mh:200);
 +信徒議会・枢機卿議会が開かれる場所。
 +-''総督府''(12,12)
 +&ref(総督府.jpg,mw:,mh:200);
 +エーラーン教皇国における軍隊を統制する機関。国防を担う「救世軍」を指揮する。
 +
 +**バフマン教区 [#y2bc3877]
 +-&font(140%){''ヴェネーディヒ''};
 +&ref(ヴェネーディヒ.jpg,mw:,mh:210);&ref(ヴェネーディヒ 聖堂.jpg,mw:,mh:210);
 +バフマン教区主教座がおかれている都市。
 +水上都市であり、水運が発達している。
 +諸外国とのかかわりが深いため、他の都市とは異なる独特の文化をもつ。
 +
 +-&font(120%){''テロ・マルティウス''};
 +&ref(テロ・マルティウス.jpg,mw:,mh:210);
 +アバルカワン島の中心都市。近くに救世軍の基地がおかれている軍港であり、
 +救世海軍の司令部が置かれている。軍需産業が盛んである。
 +郊外には「マルティウス刑務所」がある。
 +--マルティウス刑務所
 +&ref(刑務所.jpg,mw:,mh:210);
 +
 +**オルディーベヘシュト教区 [#t054ae99]
 +-&font(140%){''コロニア(16,11)''};
 +&ref(コロニア.jpg,mw,mh:210);&ref(コロニア 聖堂.jpg,mw:,mh:210);
 +オルディーベヘシュト教区の主教座所在都市。
 +工業が盛んであり、多くの工業メーカーが本社を置く。
 +
 +**アールマティ教区 [#aa4b6e5e]
 +-&font(140%){''フロレンティア''};
 +&ref(フロレンティア.jpg,mw:,mh:210);&ref(フロレンティア 聖堂.JPG,mw:,mh:210);
 +首都ペルセポリスに近いことから商業が発展し、ペルセポリスの玄関口として栄えている。
 +メディツィン家の影響力が強いことで知られ、
 +ほとんどの住民が何らかの形でメディツィン家と関係を持っているとされる。
 +
 +**シャフリーヴァル教区 [#u3b04183]
 +-&font(140%){''ボンベイ''(14,8)};
 +&ref(ボンベイ.jpg,mh:210);&ref(ボンベイ 聖堂.jpg,mh:210);
 +北部の中心都市。インド・エーラーン人が多い。
 +国内最大の財閥ターター・グループが本社を置いている。
 +インド系文化の中心地にもなっており。他の地域とは異なる雰囲気を持つ。
 +
 +--エーラーン中央銀行本店
 +&ref(エーラーン中央銀行.jpg,mh:210);
 +
 +-''ハザール海''
 +&ref(ハザール海.jpg,mw:,mh:180);
 +シャフリーヴァル教区の領域の大部分を占める国内最大の湖。
 +塩湖であり、生息するチョウザメからとれるキャビアは名産品。
 +周辺は観光地化が進んでいる。
 +
 +**ホルダード教区 [#e36b8db2]
 +-&font(140%){''マイラント(9,6)''};
 +&ref(マイラント.jpg,,mh:210);&ref(マイラント 聖堂.jpg,mw:,mh:210);
 +ホルダード教区の主教座所在都市。国内ファッションの中心地であり、服飾産業が盛んなほか、金融の中心地でもある。
 +また、観光地としても名高い。
 +
 +-''シャフトサール宮殿(11,9)''
 +&ref(シャフトサール宮殿.jpg,,mh:210);
 +教皇の避暑地である近くには御料農園があり、教皇に供される食事のほとんどを賄っている。
 +
 +**モルダード教区 [#qcf396d7]
 +-&font(140%){''ウィンドボナ(7,8)''};
 +&ref(ウィンドボナ.jpg,mw:,mh:210);&ref(ウィンドボナ 聖堂.jpg,,mh:210);
 +周囲を自然が多いことから「森の都」の美称を持つ。また、クラシック音楽が盛んで「音楽の都」・「楽都」とも呼ばれる。
 +
 +*政治 [#l04c251e]
 +「エーラーン教皇国憲法」を最高法規とし、同憲法上の規定から、
 +国家元首を「教皇」とし、『エーラーン教皇庁』を国権の最高機関とする。
 +行政権は『内閣』、立法権は『議会』、司法権は『裁判所』が教皇からその権能を委任される。
 +
 +**政策スライダー [#qbac8aec]
 +|民主的|----◆--|独裁的|神官中心の政治|
 +|政治的左派|--◆----|政治的右派|社会保障は充実している|
 +|開放社会|-◆-----|閉鎖社会|諸外国との積極的な交流を望んでいる|
 +|自由経済|---◆---|中央計画経済|国有企業の影響力が大きい|
 +|常備軍|◆------|徴兵軍|軍事力は強大|
 +|タカ派|---◆---|ハト派|他国への軍事介入にはやや消極的|
 +|介入主義|-◆-----|孤立主義|国際平和を求めて意欲的に外交を行っている|
 +
 +**元首 [#b1117bea]
 +***教皇(Hierophant) [#t87d8828]
 +エーラーン教皇国の国家元首は『教皇』である。
 +教皇はゾロアスター教の最高指導者であり、その地位は代々スピターマ家(教皇家)が世襲する。
 +教皇は教皇大権(統治権・統帥権)を持つが、憲法で緩やかな制限を受けており、慣例上その権利を行使しない。
 +教皇はエーラーン教会総主教も兼任する。
 +一般的には「総主教」と「教皇」は同一のものであり、特に必要のない場合は「教皇」の呼称が使用される。
 +
 +「[[人物団体等 皇族:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/xpwiki/?%A5%A8%A1%BC%A5%E9%A1%BC%A5%F3%B6%B5%B9%C4%B9%F1#a55bb287]]」も参照のこと
 +
 +***教皇秘書長(Camerlengo) [#c38335ab]
 +教皇によって枢機卿の中から任命される役職。枢機卿団の事務長を兼任する。
 +教皇を補佐し、ときにはその名代を務めることもある。
 +他国の皇太子に相当し、慣例的に教皇家から任命される。
 +
 +**エーラーン教皇庁 [#x9f62387]
 +ゾロアスター教会組織の最高機関であり、エーラーン教皇国における国権の最高機関でもある。
 +教皇を長として、ゾロアスター教の神官によって組織され、全世界のゾロアスター教会を統率する。
 +教皇に任命された『枢機卿』たちが中心となって組織運営を行う。
 +
 +***教会組織 [#i44e2b9a]
 +'''詳細は『ゾロアスター教』を参照'''
 +エーラーン教皇庁が全世界のゾロアスター教会を統括しており、
 +独立教会・自治教会に一部の管轄地域の業務が委任されている。
 +
 +***聖職者 [#u7ea7cea]
 +ゾロアスター教の聖職者は、エーラーン教皇庁や各国のゾロアスター教会、及びそれらの下位機関に所属する。
 +各教会での聖職者の人事についてはそれぞれの首座主教の裁治権の範疇である。
 +
 +エーラーン教皇国において神官は、教皇庁すなわち各省・聖省に所属する者(教皇庁神官)と、教区及び小教区で信徒を教え導く者(教区神官)に加え、修道会に所属する者(修道神官)がいる。
 +前二者はそれぞれ国家・地方公務員としての役割を持つが、修道会は政治機構には含まれない。
 +
 +***修道会 [#k7662912]
 +教皇庁の認可を受けた組織で、それぞれが独自の使命を自任して活動する。
 +会員は修道士(修道女)とよばれ、婚姻を認められず、それぞれの会の規則に従って活動に従事し、修道院で寝食を共にする。
 +主要な修道会の活動は以下の通り。
 +|修道会名|活動内容|
 +|パリーサー慈善修道会|世界各国で慈善活動を行う。パリーサー・スピターマ慈善基金で有名。|
 +|インマヌエル修道会|世界中で布教活動を行っている最大規模の修道会。会員は約2万人。|
 +
 +**行政 [#fc30f728]
 +
 +***内閣 [#j262bacb]
 +行政権の執行機関としてその権能を教皇より委任される。
 +国務省長官を中心に各省の長官で組織され、
 +一般行政・教会行政のすべてを統括し、意思決定を行う。
 +各長官の任免は、枢機卿議会の決定により、教皇によって行われる。
 +
 +|~国務省長官|ベフルーズ・スピタメネス枢機卿|
 +|~外務省長官|ヴィルマー・シュヴァイガー枢機卿|
 +|~浄財省長官|ヴィリバルト・ベーレンドルフ枢機卿|
 +|~経済産業省長官|キアー・ターター枢機卿|
 +|~国土運輸省長官|アンスガー・エルプ枢機卿|
 +|~教育科学技術省長官|ファルジャード・エフェンディ枢機卿|
 +|~公安省長官|シュテファン・クライネルト枢機卿|
 +|~福祉労働省長官|ジギスヴァルト・ベーア枢機卿|
 +|~国防省長官|ガレアッツォ・フォン・ビツィンガー枢機卿|
 +|~布教聖省長官|ヴォルデマール・シュルツ枢機卿|
 +|~典礼秘跡聖省長官|ダーヴィト・シュプリンガー枢機卿|
 +|~聖職者聖省長官|ジークベルト・リンデンベルク枢機卿|
 +|~検邪聖省長官|ヨハン・フォン・ボルジャ枢機卿|
 +|~教皇内事管理室長|アルフォンス・フォン・ドスタル枢機卿|
 +
 +***官庁 [#r1ddabb2]
 +エーラーン教皇国における行政組織はすべて教皇庁の内部に存在し、
 +一般行政を司る「省」(&font(Lime){緑};)と教会行政を司る「聖省」(&font(Aqua){水色};)、及びそれらの外局である「局」や「委員会」が存在する。
 +「省」は内閣の決定にしたがって業務を行う。一方で「聖省」は長官が入閣するが、内閣の意思決定に従う義務はない。
 +また「省」「聖省」以外に、教皇に直属する機関(&font(Fuchsia){紫};)も存在する
 +以下は一覧
 +|BGCOLOR(Lime):''国務省''|ベフルーズ・スピタメネス枢機卿|
 +|>|国家の基本的仕組みに関わる諸制度、国民の経済・社会活動を支える基本的システムを所管する|
 +|||
 +|BGCOLOR(Lime):''外務省''|ヴィルマー・シュヴァイガー枢機卿|
 +|>|外交政策、外交使節、条約等の国際法規の締結・運用、外国政府との交渉を行う。|
 +|''血の協約連絡委員会''|エーラーン・エルツ間の友情と同盟に関する協約に基づいて設置される。|
 +|BGCOLOR(Lime):''浄財省''|ヴィリバルト・ベーレンドルフ枢機卿|
 +|>|国の財政を管理する。寄進の管理も行う。|
 +|BGCOLOR(Lime):''経済産業省''|キアー・ターター枢機卿|
 +|>|経済産業政策、通商政策、産業技術、貿易・商務流通政策などを所管する|
 +|''貿易管理局''||
 +|BGCOLOR(Lime):''国土運輸省''|アンスガー・エルプ枢機卿|
 +|>|国土計画、都市、道路、建築物、河川、港湾、交通・観光政策、気象業務、防災対策など、国土・交通・社会資本整備に関する事項を管轄する。|
 +|''観光局''||
 +|BGCOLOR(Lime):''教育科学技術省''|ファルジャード・エフェンディ枢機卿|
 +|>|教育制度の整備、科学技術の振興を担う。|
 +|''エーラーン学士院''|国立の学術団体。多々あるアカデミーを統括する機関。|
 +|''エーラーン航空宇宙センター''|エーラーン教皇国の航空技術および宇宙開発を担う機関|
 +|BGCOLOR(Lime):''公安省''|シュテファン・クライネルト枢機卿|
 +|>|公共の安全や秩序の維持を目的とする活動を統括する。|
 +|''警察局''|国内の治安維持、犯罪の取り締まりを行う。|
 +|''消防局''|国内で起こる災害事案への対処を行う。|
 +|BGCOLOR(Lime):''福祉労働省''|ジギスヴァルト・ベーア枢機卿|
 +|>|社会福祉制度の管理・労働問題の解決を行う|
 +|''労働委員会''|労働争議の調整や不当労働行為の審査を行う|
 +|BGCOLOR(Lime):''国防省''|ガレアッツォ・フォン・ビツィンガー枢機卿|
 +|>|救世軍の管理・運営、軍需物資の調達を行う。|
 +|''救世軍''|「[[軍事 救世軍:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/xpwiki/?%A5%A8%A1%BC%A5%E9%A1%BC%A5%F3%B6%B5%B9%C4%B9%F1#d02eb40a]]」の項に詳しい|
 +|BGCOLOR(Aqua):''布教聖省''|ヴォルデマール・シュルツ枢機卿|
 +|>|布教活動・広報活動および在外教会の管理を行う。|
 +|''宗教間対話委員会''|他宗教との交流や対話を行う|
 +|''布教団''|未布教地域への伝道を行う|
 +|BGCOLOR(Aqua):''典礼秘跡聖省''|ダーヴィト・シュプリンガー枢機卿|
 +|>|儀式・祭祀を執り行い、宗教的活動を司る。|
 +|''内赦院''|ゆるしの秘跡について審議する。詳しくは「司法」の項を参照。|
 +|BGCOLOR(Aqua):''聖職者聖省''|ジークベルト・リンデンベルク枢機卿|
 +|>|神官試験・神官資格者の管理や教会人事を行う。|
 +|BGCOLOR(Aqua):''検邪聖省''|ヨハン・フォン・ボルジャ枢機卿|
 +|>|教会の教義を整理し、神官の違反の有無を審査する。教会法等に係る事案の捜査権・逮捕権を有しており、教会に著しく不利益を被る異端者を逮捕することもある。|
 +|''異端審問所''|異端審問を行う機関。詳しくは「司法」の項を参照。|
 +|BGCOLOR(Fuchsia):''教皇内事管理室''|アルフォンス・フォン・ドスタル枢機卿|
 +|>|教皇及び皇族に関係する事務を行う。宮殿の管理や皇族の普段の生活一切に責任をもつ。|
 +|BGCOLOR(Fuchsia):''聖ザラスシュトロ教皇騎士団''|ブリュンヒルデ・フォン・イーゼンステイン教皇騎士団長|
 +|>|教皇直属の軍事組織。皇族の身辺警護だけでなく、有事の際の精鋭部隊としての活躍を期待されている。|
 +
 +**立法 [#b6950b24]
 +特殊な二院制を採用している。
 +国民の選挙で選出された議員による「信徒議会」が法案審議を行い、すべての枢機卿で構成される「枢機卿議会」がそれら可決されたものを審議し、可決することで法が成立する。すなわち、枢機卿議会は信徒議会の決定を差し戻すことができる。
 +枢機卿議会での成立後、法律は首席枢機卿によって教皇に奏上され、教皇の名において公布される。
 +
 +***枢機卿議会 [#d8327cc1]
 +教皇庁内に存在し、教皇庁の最高意思決定機関としても機能する。
 +全ての枢機卿によって構成される。
 +国政における権能としては、信徒議会で可決された法案・予算案を審議し、可決もしくは否決・差し戻しを行うほか、
 +省庁の長官の指名を行う。なお、任命は教皇が行う。
 +
 +|~議長|シーザー・フォン・ボルジャ首席枢機卿|
 +
 +***信徒議会 [#q1138d1f]
 +定数は290名で、議員の任期は4年。
 +法案・予算案の先議権、内閣不信任決議権、憲法改正発議権を持つ。
 +通常の議決は過半数(146票以上)の賛成をもって可決となるが、
 +憲法改正の発議のみ総議員の3分の2(194票以上)の賛成を要する。
 +
 +***政党 [#lad1af0d]
 +
 +|ゾロアスター教民主同盟|【中道右派】 保守派の政党。現在の緩やかな経済成長の継続を主張する。&br;社会民主党による教育改革に反対しているほか、左翼党・国家民主党とは思想面で対立している。|
 +|エーラーン社会民主党|【中道左派】 社会民主主義の思想を持つ。資本主義に懐疑的ではあるが、否定はせず、その中で平等な社会の構築を目指す。&br;具体的な政策の方針としては高レベル教育の実践・商工業化の推進を掲げている。|
 +|自由民主党|【中道右派】 自由主義を掲げる。小さな政府の実現や国営企業の民営化推進を政策方針としている。民主同盟とは政策に共通点が多く。しばしば協力体制をとる。|
 +|国家民主党|【極右】 異教徒の排斥を訴える。国力増強が政策方針の根幹であり、軍備拡大を主張する。少数派宗教連合とはたびたび抗争が起こり、けが人が出ることもある。|
 +|左翼党|【左翼】 反資本主義が主張の中心である。党としての主張は労働者の権利の保護にとどまるが、一部の急進派は資本主義を排除し、労働者階級による国体への改変を求めている。|
 +|少数派宗教連合|【左翼?】少数派宗教の信徒に対する差別問題の解決と少数派宗教の保護を訴える。|
 +|エーラーン共産党|【極左】教皇庁による集権政治を否定。労働者階級によるプロレタリア革命を説く。|
 +
 +**司法 [#pd0c7e06]
 +エーラーン教皇国の司法制度は特殊な三審制である。
 +|(聖座署名院)&br;最高裁判所|司法権を担当する国の最高機関。民事・刑事訴訟の第三審裁判所として機能するほか、行政の適法性審査も行う。|
 +|控訴院|各教区に置かれる民事・刑事訴訟の第二審裁判所。|
 +|地方裁判所|各小教区に置かれる民事・刑事訴訟の第一審裁判所。|
 +|内赦院|正確には司法機関ではなく、典礼秘跡聖省管轄下の行政機関。「ゆるしの秘跡」に関する事案を個別に審議し、&br;追認もしくは無効の判断を行う。&br;「ゆるしの秘跡」とは、宗教・道徳上の罪を犯した信徒が自らの過ちを悔い改め、告白した際に&br;それをゆるして、責められないことを保証する主教・司祭の権能のこと。|
 +|異端審問所|険邪聖省管轄下の機関。異端者を摘発し、「異端審問法」に基づいて裁判を行う。&br;異端審問は通常の控訴は認められず、最高裁判所への上告のみの二審制である。|
 +
 +**地方制度 [#cc289b0c]
 +***行政区画 [#w46c16f5]
 +エーラーン教皇庁が国内に設置した6つの教区がそれぞれ地方行政組織として機能する。
 +また、首都周辺は特別区として教皇庁が直轄する。
 +各教区はさらにいくつかの小教区に細分化される。
 +教会行政と仕組みは同じなので、教皇国内では、教会が一般行政をも担うと考えればわかりやすい。
 +***教区 [#a99508fb]
 +各教区の長は教区主教である。
 +行政は教区教会が行い、司法の面では各教区に控訴院が設置される。
 +一院制議会が置かれ、議員の半数は選挙によって、残りの半数を教区主教の選任によって任命される。
 +***小教区 [#i7c0c51e]
 +教区主教に任命された司祭が長である「主任司祭」となる。
 +行政の最小単位であり、直接に行政サービスを行うほか、
 +第一審裁判所の地方裁判所が設置される。
 +
 +*軍事 [#s093a06e]
 +詳細は「エーラーンの軍事」を参照
 +
 +**救世軍 [#d02eb40a]
 +法制上は国防省の管理下の組織だが、実質独立して活動している。
 +「専守防衛」を基本理念としているが、
 +昨今の政国際情勢の中で、集団的自衛権の行使のため、攻撃能力の強化を求める声が強まっている。
 +陸軍・海軍・空軍の3軍種からなり、それらは総督府に統括される。
 +
 +***救世軍総督府 [#v7ef6323]
 +救世軍の最高統帥機関であり、救世軍全体に対する命令・指導を行う権限を持つ。
 +救世軍の長である「総督」を中心に組織され、戦時には総司令部として機能する。
 +**その他の軍事機関 [#b320e5ef]
 +
 +-聖ザラスシュトロ教皇騎士団
 +教皇の私兵であり、法律上は準軍事組織(義勇軍)として扱われる。
 +騎士団員がすべて騎士であるわけではなく、
 +「騎士」を名乗れるのは教皇より「騎士号」を与えられたものだけである。
 +
 +-特務機関“NERVEN”
 +省や聖省とは異なる教皇庁附属の特別の機関。
 +枢機卿議会の統制下に置かれている。
 +
 +*外交 [#he33fa0e]
 +**各国との関係 [#d8e29666]
 +|盟邦|同盟|親密|良好|普通|不穏|険悪|敵対|宿敵|
 +|>|>|>|>|>|>|>|>|←良―――――――――――――――――――――悪→|
 +|国名|我が国との関係|備考・寸評|
 +|エルツ共和国|&font(Lime){盟邦(SLCN)};|最愛の友邦。文化・経済面での交流が進展しつつある|
 +|フリュー第二帝政|&font(Green){同盟};|歴史的経緯から関係が深い|
 +|石動第三帝国|良好||
 +|ヴァノミス連邦|良好||
 +|ウェールリズセ連邦共和国|良好||
 +|テークサット連合|良好||
 +|ノホ・ヘレコ連邦|良好||
 +|レゴリス帝国|良好|我が国を除くと、最もゾロアスター教徒が多い国。信徒による政党結成。|
 +|辺境日ノ本人皇国|良好||
 +|アリア連邦|普通||
 +|アルドラド帝国|普通||
 +|ガトーヴィチ帝国|普通|信徒による政党結成|
 +|カルセドニー島共和国|普通||
 +|ストリーダ王国|普通||
 +|タヂカラオ国|普通||
 +|トリヴェント連邦|普通|定期貿易を禁止するという特殊な外交方針を採る国家|
 +|トロピコ共和国|普通||
 +|ノイエクルス自由国|普通|フリューゲル世界最初の国家|
 +|ボアーズィチィ帝国|普通||
 +|ロムレー湖畔共和国|普通||
 +|南瓜共和国|普通|ノイエクルス連邦を形成する|
 +|萬州・和寧民主共和国|普通||
 +|成蘭連邦王国|&font(Purple){不穏};|関係改善の兆し|
 +
 +
 +
 +|滅亡した国家||||
 +|スオミ王国|%%&font(Navy){親密};%%|同国王家と教皇家は縁戚関係にあった|
 +|ティユリア連合王国|%%&font(Purple){不穏};%%|最大の建材生産国&br;南西ヴォルネスク問題に関連して経済制裁の対象となっていた。|
 +|ミッドガルド帝国|%%普通%%|フリューゲル随一の軍事強国であった|
 +※関係についてはL'Osservatore Eranaによる世論調査を参考として担当者が独自に整理したものであり、外交的な意図はありません。
 +
 +**所属する国際機関 [#tc7bb6f5]
 +|神聖なる協働的國家聯盟【SLCN】|加盟国間の軍事・経済分野に於ける協力を目的とする国際機構|
 +|ゾロアスター教公会議【ZEC】|教皇を中心とする世界中のゾロアスター教指導者による会議|
 +**条約・協定 [#b839915f]
 +|>|軍事・安全保障|
 +|エーラーン教皇国・貴族帝政ポートランド軍事同盟協約|511年1月~|
 +|エーラーン教皇国とエルツ帝国連邦との間の安全保障条約|521年2月~|
 +|エーラーン・ファイアリヒ相互安全保障条約|538年12月~|
 +|エーラーン・佰愿安全保障条約|546年11月~|
 +|エーラーン・エルツ間の友情と同盟に関する協約|603年1月~|
 +|>|経済・貿易|
 +|エーラーン教皇国・エルツ帝国間の経済連携協定|603年1月~|
 +|>|その他|
 +|神聖なる協働的國家聯盟規約|522年12月~|
 +
 +*経済 [#df3b5e26]
 +**概要 [#jafe60ad]
 +エーラーン教皇国はフリューゲル世界において屈指の経済大国である。
 +先端工業が主な産業であり、その工業規模は世界トップレベルである。
 +また、国内商業も世界屈指の規模を持つ。
 +-農業
 +政府方針によって農業は規模が制限されており、現在は首都北部の御料農園と聖樹(ハオマ)栽培地が存在するのみである。
 +
 +-工業
 +先端工業が盛んである。
 +政府は軍事工業の振興に力を入れている。
 +
 +-商業
 +国内の各地域で商業が活発である。
 +とりわけ首都ペルセポリス周辺は盛んで、世界的な商業規模を誇る。
 +ペルセポリス港が他国との貿易の窓口となり、国内で生産された工業製品を大量に輸出している。
 +
 +**主要な企業 [#f001db9a]
 +***公企業 [#w2c9c584]
 +-''エーラーン中央銀行''
 +出資は100%エーラーン教皇国であり、浄財省の管理下にあるが、実質、独立して業務を行う。
 +国内唯一の発券銀行であり、通貨量の調整や政策金利操作等の方法で国内経済の安定化についての業務を行う。
 +他には、経済統計を取るほか、近年は国家に対する貸付も行っている。
 +
 +-''セント・マズダー鉄道''
 +国内最大手の鉄道会社。国土運輸省が99%の株式を保有している。
 +国内全域に鉄道網が整備され、一部の私鉄を除き、すべてをこの会社が管理・運営している。
 +各都市間を結ぶ高速鉄道「Intercity-Express」の整備が完了し、首都ペルセポリスから国内のいずれの地域にも3時間以内で行くことが可能になった。
 +
 +-''聖マズダー航空''
 +エーラーン教皇国のナショナルフラッグキャリア。
 +会社のロゴはペルシャ神話に登場する「ホマ」という神鳥をモチーフにしており、
 +また、社名(Holy-Mazda Air)を略すと「Ho M A」となることから、
 +聖マズダー航空も「ホマ」の愛称で親しまれる。
 +ハブ空港はペルセポリス空港
 +
 +-''ペルセポリス放送''
 +エーラーン教皇国の国営放送局。布教聖省所管。
 +ラジオ・テレビ番組を制作し、放送している。
 +その内容は宗教関連のものを含め、多岐にわたっている。
 +
 +-''ホーリーメール・ホールディングス''
 +郵便・電話事業を営むコングロマリット。国務省の郵便事業部を公社・法人化したもので、国務省が100%の株を保有している。
 +
 +-''エーラーン航空産業機構''(''EAIO'' Eran Aviation Industries Organization)
 +国内の航空産業を統括・支援する法人団体。国防省の管理下にある。
 +独自に航空機の開発も行っている。
 +
 +***私企業 [#q1eeeb61]
 +-''ターター・グループ''
 +国内最大の財閥。傘下に自動車、製鉄、IT、電力、観光(ホテル経営)等の企業がある。
 +経営者一族は熱心なゾロアスター教徒であり、その影響からか企業倫理が厳しく、不祥事はほとんど起こらない。
 +社会福祉活動にも意欲的である。
 +#region(グループ企業)
 +
 +-ターター・ゾーネ
 +グループの持ち株会社。ターター家の当主が社長を務め、総帥と称される。
 +他国への進出、他社との提携に意欲的で、総帥自らが世界中を飛び回っている。
 +
 +-ターター・モータース
 +国内最大の自動車会社。
 +世界最安の自動車を販売したことで有名。
 +
 +-ターター・ティー
 +同名の紅茶ブランドを擁するエーラーン最大手の紅茶・コーヒー販売代理店。
 +国内シェアのほぼ100%を占め、国外の愛好者にも通信販売を行っている。
 +
 +-ターター・パワー
 +国内最大の電力会社。
 +
 +-トリサントナ(小売業)
 +ターターグループ傘下のエーラーン最大手小売チェ-ン。国内小売シェアの60%を占める。
 +大型スーパーや書店、衣料品店を経営する。
 +--【デカデンツ・デス・メートヒェン/Dekadenz des Mädchen】
 +--【ホフヌング・デス・メートヒェン/Hoffnung des Mädchen】
 +ターターグループがもつロリータファッションブランド。
 +'''詳細は「[[文化 ファッション:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/xpwiki/?%A5%A8%A1%BC%A5%E9%A1%BC%A5%F3%B6%B5%B9%C4%B9%F1#gf48a160]]」の項を参照'''
 +
 +-ターズホテルズ・リゾーツ
 +ムンバイにあるターズマハルホテル等を経営する高級ホテルチェーン。
 +シャフリーヴァル教区における観光開発に深く関わっている。
 +
 +-ターター・コンサルタンシー・サービス
 +ターター・グループのソフトウェア企業。
 +コンサルティング、ソフトウェア開発、インフラ管理におけるITサービスを提供するなど事業内容は多岐に渡っている。
 +#endregion
 +#region(海外支社)
 +
 +-ターター・エルツ
 +エルツにあるターターグループ支社。
 +エーラーン本国から製品の輸入と現地での販売を行う。
 +
 +-ターター・ユースウェリア
 +ユースウェリアのターターグループ支社。
 +エーラーン本国から製品の輸入と現地での販売を行う。
 +#endregion
 +
 +-''ズィーメンス社''
 +情報通信、電力関連、交通・運輸、医療、防衛、生産設備、家電製品等の分野を幅広く手掛けるコングロマリット。
 +鉄道車両の製造に関しては世界トップクラスの技術を持ち、高速鉄道「ICE」の車両を製造しているのも同社である。
 +#region(傘下企業)
 +
 +-クラフトヴェルク・ユニオン
 +電力プラント建設を手掛ける企業。原子炉技術は卓越しており、国内のほぼすべての原子力プラントを請け負っている。
 +
 +-ウンエントリヒ・テクノロジーズ
 +ズィーメンスから分離した半導体メーカー。主要製品は集積回路。
 +エーラーンで最大のIT企業である。
 +#endregion
 +
 +-''エッサー・グループ''
 +レイア族のシャシ・レイアが創業した大手コングロマリット。
 +ボンベイを拠点に多業種に事業を展開している。
 +#region(グループ企業)
 +--エッサー・スティール
 +国内屈指の製鉄会社。エサー・グループの中核企業。
 +--エッサー・オイル
 +エーラーン最大の石油企業。石油精製・小売の他、石油資産事業にも進出。
 +バフマン教区において石油採掘を行っている。
 +--エッサー海運
 +#endregion
 +
 +-''ファーベン・インダストリー''
 +エーラーンの化学業界を牽引する大企業。
 +主力製品は染料、合成皮革、無機化学製品、窒素、写真製品の他、多岐にわたっている。
 +
 +-''メディツィン銀行''
 +フロレンティアに本店を置く巨大銀行。
 +多くの大企業を顧客に持つほか、貴族階級の資産運用も手掛けている。
 +
 +-ベテラスマン・マルチメディア
 +大手メディア・コングロマリット。出版・放送・音楽ソフトなどの事業を展開している。
 +労使協調の社風で有名。
 +
 +***私企業(軍事関連企業) [#cf4b41a7]
 +-''EAVRグループ''(Eran Aeronautik Verteidigung und Raum AG)
 +エーラーンの大手航空・宇宙企業。
 +民間・軍用航空機に加え、ミサイル・宇宙ロケット・関連システムの開発・販売を行っている。
 +#region(グループ企業)
 +
 +--ルフトバス社
 +EAVRグループの中心企業である国内最大の民間航空機メーカー。民間機シェアはほぼ100%。
 +軍用機も開発している。
 +
 +--ルフトバス・ヘリコプター
 +大手ヘリコプターメーカー。民間・軍用双方のヘリコプターの製造・サポートを行っている。
 +製品はすべて回転翼機(ヘリコプター)であり、固定翼機などは製造していない。
 +
 +--フォナングリフ社
 +軍用機の製造メーカー。戦闘機や攻撃機などを製造する。
 +#endregion
 +#region(主要航空機製品)
 +|BGCOLOR(silver):&font(120%){''ルフトバス G340''};||
 +|&ref(R340.jpg,mw:240,);|ルフトバス社が開発・製造する4発ジェット旅客機。長距離路線向けの大型機であり、座席数は240~440席。|
 +|^|開発・製造:ルフトバス社|
 +|^|スペック:加筆中|
 +|BGCOLOR(silver):&font(120%){''ルフトバス G380''};||
 +|&ref(R380.jpg,mw:240);|ターボファン4発の2階建て超大型旅客機。あまりに大型のため、対応可能な空港が限定される。|
 +|^|開発・製造:ルフトバス社|
 +|^|スペック:加筆中|
 +#endregion
 +
 +-''ノルドロップ社''
 +主に戦闘機・軍用輸送機・人工衛星・ミサイル・軍艦などを製造している軍需メーカー。
 +高い技術力を持ち、EAVRとしばしば提携している。
 +#region(傘下企業)
 +
 +--ノルドロップ・シップビルディング
 +造船会社。大規模建造が可能な造船所を有しており、空母建造などで知られる。
 +#endregion
 +
 +-''メッセキント社''
 +軍用機などを製造する航空機メーカー。ノルドロップ社とライバルであり、採用時に競争になることが多い。
 +
 +-''クリュップ社''
 +石炭・鉄鋼・兵器コングロマリット。
 +鉄道・鉄鋼事業で躍進し、軍事産業に進出した。
 +砲・軍艦の製造技術の高さで有名。
 +#region(傘下企業)
 +
 +--クリュップ・マリンシステムズ
 +クリュップ社傘下の造船会社。軍艦の製造も行っている。
 +#endregion
 +
 +-''ニコラウス=マッフェイ社''
 +兵器等の開発製造を行う重機械メーカー。
 +レオパルド2A6主力戦車のライセンス生産を行うほか、独自の兵器開発を行っている。
 +レヌスメタル社と合同で軽防空システムを開発した。
 +
 +-''レヌスメタル社''
 +国内最大手の軍事産業コングロマリット。
 +特に火砲や機関銃などの小火器の開発・製造で知られる。
 +「軽防空システム」の開発に加わっている。
 +
 +-''ヘックラー&コッホ''
 +国内最大の銃器メーカー。その商品は救世軍・騎士団のほとんどで採用されている。
 +
 +*交通 [#pe906eac]
 +**鉄道 [#b7519ff8]
 +|&ref(メトロ.jpg,mw:240,);|国内にある各都市鉄道の総称およびそれらを一括して管理・運営する会社。&br;ヴェネーディヒ以外のすべての主教座所在都市に存在し、それぞれペルセポリス・メトロというように都市名を冠する。&br;全路線で自動運転による運航が行われている。&br;セント・マズダー鉄道との相互連絡を行うことで、都市内の移動と都市間の移動で住み分けがなされている。|
 +|エーラーン・メトロ|^|
 +|&ref(ICE.jpg,mw:240);|セント・マズダー鉄道が運行する高速列車。&br;ペルセポリスを中心に各主要都市間を結ぶ。&br;最高速度は300km/hに達する。|
 +|ICE|^|
 +
 +**航空 [#h97e1743]
 +空の便に関してはナショナルフラッグキャリアである聖マズダー航空が各国に航空路線を持っており、ハブ空港のペルセポリス国際空港と世界各国の主要空港が結ばれている。
 +航空事業大手のEAVRグループによって国産開発される航空機により、エーラーンにおける航空への信頼は厚い。
 +工業国であることも相まって、ビジネスにおける他国との間での人の往来は多く、航空はそれらの大きな助けとなっている。
 +
 +**海運 [#q24423f3]
 +*教育・科学技術 [#gd7b29f1]
 +
 +**教育 [#g6a47336]
 +***著名な大学等 [#qff04304]
 +
 +|~&font(b){ペルセポリス大学};|<|
 +|&ref(ペルセポリス大学.jpg,mw:240);|~文学部・経済学部・法学部・教育学部・理学部・工学部・神学部・医学部|
 +|^|国内最大の国立大学&br;国際交流が盛んであり、留学生が多く在学する。&br;あらゆる学術分野で多角的に研究している。|
 +|~&font(b){ペルセポリス・ラフマト神学大学};|<|
 +|&ref(ペルセポリス=ラフマト神学大学.jpg,mw:240,mh:240);|~神学部(実践神学科・組織神学科・エキュメニカル神学科)|
 +|^|教皇庁が設立した官立学校。ゾロアスター教神学を中心とする種々のゾロアスター教に関する研究を行っている。聖職者養成過程が存在し、キャリア神官となるための登竜門となっている。&br;近年はエキュメニカル神学・比較宗教学の研究が盛んであり、諸宗教の研究も行われている。|
 +|~&font(b){ザルドゥシュト自由大学};|<|
 +|&ref(ザルドゥシュト自由大学.jpg,mw:240);|~|
 +|^|国内最大の私立大学群。&br;本部はペルセポリス。&br;在籍学部生数は100万を超える。|
 +|~&font(b){ボンベイ理科大学院};|<|
 +|&ref(ボンベイ理科大学院.jpg,mw:240);|~|
 +|^|ボンベイにあるターター財閥が設立した大学院。医学や工学分野の研究を行っている。|
 +|~&font(b){救世軍大学校};|<|
 +|&ref(救世軍大学校.jpg,mw:240);|~陸軍科・海軍科・空軍科・軍医科・技術科・特殊科|
 +|^|救世軍将校・士官を育成する学校。士官養成課程の卒業生は各軍の少尉に任官される。また、現役将校の再教育を行う幹部養成課程の修了は昇進に大きく寄与する。|
 +|~アレウォルディク学園||
 +|&ref(アレウォルディク学園.jpg,mw:240);|~初等科・中等科・高等科・大学|
 +|^|国ではなく教皇庁が設立した官立学校。ゾロアスター教に基づく道徳教育を中心に、良家の子女にふさわしい教養と精神を養成することを目的とする。&br;皇族の多くが入学することで知られる。|
 +
 +**科学技術 [#n6254e16]
 +
 +-%%ハオマーゼによるアンチエイジング技術(仮称)%%
 +%%ハオマーゼを利用した半不老不死化技術。開発チーム主任研究員はオポカッタ博士。%%
 +%%古来ゾロアスター教の儀式に用いられた神酒「ハオマ」は老化を防ぎ、死を遠ざけるとされているが、%%
 +%%副作用である強力な酩酊作用と中毒性、そして常用すると脳機能障害を誘発することからから、教皇庁によって使用・流通が取り締まられており、御料農園の一部のみで研究対象として栽培されている。%%
 +%%フリューゲル暦517年にボンベイ理化学研究所のオポカッタ博士が、ハオマ草からの「ハオマーゼ」の抽出に成功。%%
 +%%ハオマーゼは染色体のテロメアを修復する能力を持つ。%%
 +%%生体に「ハオマーゼ」を定期的に投与することで、細胞が不死化すると考えられている。%%
 +%%現在マウスによる臨床実験が各研究機関で行われている。%%
 +重大な研究不正が判明したため、研究は凍結されている。
 +
 +-義体化技術
 +エーラーン学士院研究所によって進められるアンドロイド技術研究の総称。
 +義手、義足、人工臓器の概念を全身に拡張した技術で、脳と基幹神経系だけを残してほぼ全身を人工物(義体)に置換することが可能だという。
 +実用化されているものの、莫大な費用が掛かるほか、
 +倫理的問題があるため、施術には教皇庁の許可が個別に必要とされるため、一般的な普及には至っていない
 +
 +*国民 [#t6c47f39]
 +
 +**民族 [#peec053b]
 +国民の約9割はエーラーン語を母語とするエーラーン民族である。
 +また、クルジス人やレイア族といった少数民族も存在する。
 +-エーラーン民族
 +エーラーン語を母語とし、ほとんどがゾロアスター教を信仰する。
 +混成民族であり、祖先の地球時代の出自から3系統に分けられる。
 +--イラン系
 +エーラーン人の約20%を占める。著しく長命であり、老化が極めて遅い。そのため、美男美女が多いと言われる。
 +聖職者が多く、教皇家もイラン系のルーツを持つ。
 +正統派を自負しており、純血にこだわって、他系統・他人種との婚姻を嫌う傾向があるとされる。
 +--ドイツ系
 +エーラーン人の約30%にあたる。イラン系には劣るものの総じて長寿である。
 +知的能力が高い傾向があり、聖職者の他、学者や研究者・技術者も多く輩出する。
 +その反面、運動能力にはやや劣る。
 +--インド系
 +エーラーン人の約半数。旧世界においてイラン系から分かれ、インドに移住したグループ。
 +イラン系同様、老化が遅く長命。
 +商才が優れるものが多く、多数の企業家や資産家を輩出する。
 +-レイア族
 +旧アクアマリン王国地域のフリューゲル原住民族。同国滅亡後は四散し、大きい集団の一つがマリアリア妃とともにエーラーン島へ渡って、居住を認められた。
 +-クルジス人
 +旧クルジスタン共和国の住民。滅亡後も多くは同地域にとどまっていると考えられている。
 +エーラーン教皇国には小規模なクルジス人集落が複数存在し、多くはヤズィード教を信仰している。
 +
 +**言語 [#pc404232]
 +-エーラーン語
 +エーラーン教皇国の国語であり、国民のほぼ100%が話者である。
 +ドイツ語とペルシャ語を上層言語とするクレオール言語である。
 +文法は概ねドイツ語と同様で、ドイツ語語彙とともに多くのペルシャ語の語彙が用いられる。
 +文字は多くの場合ドイツ語アルファベットが用いられる。
 +-英語
 +公用語とされ、学校教育にも導入されている。
 +-日本語
 +公用語ではないがフリューゲル世界の国際標準語であるため、
 +公式の文書や国際的な場で用いられる。
 +文法や語彙が独特で習得は困難とされる。
 +*人物・団体等 [#xc2035e7]
 +
 +**略系図 [#jaedae00]
 +&ref(系図.png,mw:480,mh:360);
 +
 +**皇族 [#a55bb287]
 +地球世界においてゾロアスター教を創始した教祖ゾロアスターの一族。
 +当主は「エーラーン教皇位」及び「エーラーン総主教位」に就く。
 +また、他国の皇太子に相当する「カメルレンゴ」には、当主嫡男もしくは当主に指名されたものが就く。
 +
 +***教皇家 [#ve7729bb]
 +-シャフナーズ・スピターマ
 +ゾロアスター3世。アーラマーンの異母妹。母はスピタメネス家の出身。分家であるフォシャー家の出身であるが、紆余曲折あって本家に養子に入り、教皇位を継いだ。
 +類稀なほど容姿端麗であるが、そこからは計り知れない気の強さを持つ。
 +いわゆる女王様気質で、完璧主義者。傑出したカリスマ性を持っている。
 +しかしスピターマ家の娘らしく、心優しい慈悲の面も持ち合わせている。
 +兄の親友であるザルリンドフト・ターターを姉のように慕っている。
 +
 +#region(故人)
 +-サーラール・スピターマ
 +教皇ゾロアスター1世。退位後は名誉教皇として、教皇に助言を行っていた。典型的な宗教家というより、政治家としての素質に長けている。高位聖職者試験をトップで合格した経験を持つ。
 +-マリアリア・リスライン
 +元アクアマリン王国少女王、元アクアマリン王国宰相。教皇サーラール・スピターマの皇妃で、2代教皇の母。
 +フリューゲル原住民レイア族の出身とされる。
 +結婚は政略的なものではなく、恋愛結婚である。
 +-カンビュセス・スピターマ
 +第2代教皇。前教皇サーラール・スピターマとマリアリア・リスラインの子。
 +深謀遠慮を欠き、政治能力には疎かった。
 +その反面、美的センスに優れ、シャフトサール宮殿の設営などの業績を残した。
 +-アーラマーン・フォシャー・スピターマ
 +ファルザーム・フォシャー・スピターマの息子。母はターター家の娘。
 +学識が深く、組織経営の手腕にも長けた人物で、
 +思想面では共産主義やマニ教の共有主義に関心がある。
 +分家出身だが、前教皇は未婚で子供がいなかったため、養子として宗家に入り、教皇に即位した。
 +しかし、純血派のクーデタに際しては共産党を擁護したために、枢機卿議会による「即位無効決議」で廃位される。
 +ザルリンドフト・ターターとは幼馴染で親友。
 +-パリーサー・スピターマ
 +初代教皇の妹。敬虔なゾロアスター教徒であるが、聖職者とはならず慈善団体を組織して、貧困層や病人のために活動していた。スオミ王家に嫁いだ。
 +-ファルザーム・フォシャー・スピターマ
 +初代教皇の弟。工学分野で天才的な発明を繰り返し、神童と謳われていたが、
 +ある日いきなり出奔。その後は行方知れずに。
 +突然帰国後は学士院の幹部研究員として義体化技術の研究を行っていたが、その研究が「死を否定するものだ」として過激派マニ教徒により殺害される。
 +#endregion
 +
 +**貴族・名家 [#tb9c7245]
 +
 +***ターター家 [#w922add9]
 +国内最大財閥ターター財閥の創業家。
 +インド系の名門神官家系であり、高位神官も輩出しているが、政治との癒着を嫌う家風であり、クリーンな経営で評価が高い。
 +-シャーヤール・ターター
 +ターター家現当主であり、前ターター・グループ総帥。
 +現在はエーラーン商工会議所の会頭を務めている。
 +共産はクーデタ後のお家騒動で失脚。
 +教皇家とも親交があり、特に故・ファルザーム殿下とは古くからの知己だった。
 +企業経営の腕は一流。特に新分野の開拓に意欲的で、様々な業種への新規参入に成功した。
 +-[[ザルリンドフト・ターター:https://yande.re/post/show/228299/dress-miruto_netsuki]]
 +シャーヤールの一人娘であり、ターター財閥総帥兼トリサントナ社社長。
 +お家騒動で父を経営から追放するなど、その政治手腕は類稀なものである。
 +経営に関しては金儲けは上手いが、敵を作らないことで有名。
 +また魔術研究に熱心であり、ファルザーム・フォシャー・スピターマとは研究者として分野・世代を超えた親交がある。
 +アーラマーン・スピターマとは幼馴染であり、本人たちは互いを「親友」と認めている。
 +シャフナーズ(ゾロアスター3世)からは姉のように慕われており、公私ともに緊密な関係である。
 +
 +***ボルジャ家 [#h032fe3f]
 +ドイツ系の神官家系。多くの高位神官を輩出しており、教皇庁内での発言力は大きい。
 +生粋の政治家の家風であり、政治闘争も頻繁に起こしている。
 +-シーザー・フォン・ボルジャ
 +ボルジャ家当主。枢機卿であり、血縁の枢機卿らを従えて一大勢力を形成している。
 +教皇庁において最も有力な神官の一人である。
 +-ルイーゼ・フォン・ボルジャ
 +シーザーの一人娘。優雅で貴族らしい女性であり、宗教的な物事を好まないため、
 +エーラーンの社交界では異質である。
 +エルツ皇帝レーフェン・フォン・エルヴァシウスと結婚。
 +
 +-ヨハン・フォン・ボルジャ
 +シーザーの弟。教皇庁所属の高位神官である。
 +ヴァノミス王国に内政顧問として赴任。
 +
 +***ビツィンガー家 [#s27c0989]
 +ドイツ系の家系。元々は軍人の家系であったが貴族化した、マイラントで勢力を持つ家柄である。
 +-フランツ・フォン・ビツィンガー
 +元軍人で元ホルダード教区司教。経済界に強い影響力を持つ。
 +ゴスロリファッションに造詣が深く、しばしばメディアに評論家として出演している。
 +現在、ウェールリズゼ共和国の内政顧問を務めている。
 +-ガレアッツォ・フォン・ビツィンガー
 +フランツの長男。残忍な性格で、他の貴族との抗争が絶えない。
 +現在、ビツィンガーの当主である。
 +-ビアンカ・フォン・ビツィンガー
 +ガレアッツォの娘。
 +-カテリーナ・フォン・ビツィンガー
 +ガレアッツォの娘。ヨハネス・フォン・メディツィンの妻。
 +
 +***スピタメネス家 [#za684a99]
 +イラン系の軍人家系で、ドイツ系に親和的な家柄。スピターマ家(教皇家)の遠戚にあたると言われる。
 +婚姻の結果、血筋的にはイラン系というよりもドイツ系に近い。
 +バフマン教区に影響力を持つ。
 +
 +-ベフルーズ・スピタメネス
 +現当主。ウィダルナの父。枢機卿であり、元国務省幹部。
 +
 +-[[ウィダルナ・スピタメネス:https://yande.re/post/show/273565/armor-celia_cumani_aintree-komori_kei-pantyhose-th]]
 +【聖ザラスシュトロ教皇騎士団勲章】
 +教皇騎士。生粋の軍人であり、高潔な女性。
 +イーゼンステイン総長の側近であり、彼女に心酔している。
 +
 +***メディツィン家 [#i0c06c28]
 +銀行業で財を成し、貴族化した神官の一族。アールマティ教区の経済を牛耳っている。
 +文化への関心が強く、多くの芸術家のパトロンとなっている。
 +-ローレンツ・フォン・メディツィン
 +メディツィン家当主。メディツィン銀行総裁。
 +政治家肌で、堅実な性格。
 +-ヨハネス・フォン・メディツィン
 +救世軍総督。ローレンツの息子。
 +血気盛んな軍人らしい見た目とは裏腹に、打算的な性格を持っている。
 +
 +**軍人 [#z54cfc88]
 +-[[ブリュンヒルデ・フォン・イーゼンステイン:https://yande.re/post/show/172535/fuuten_nozomi-nun-pixiv_fantasia-pixiv_fantasia_v-]]
 +【聖ザラスシュトロ教皇騎士団勲章】
 +聖ザラスシュトロ教皇騎士団総長。非神官家系であるものの、古くから教皇家に仕えてきた軍人家系の出身。
 +眉目秀麗で、武術・学力ともにトップレベルであるという類稀な才能を持つものの、
 +徹底した教皇偏愛という性格が玉に瑕。
 +空港での事件後、義体化手術を受けて一命を取り留めた。そのため、事実上の不老不死である。
 +
 +-ヨハネス・フォン・メディツィン
 +救世軍総督。詳細は『メディツィン家』を参照。
 +
 +-ヨハンナ・フォン・シャルンホルスト
 +【フール・ダム・エラヒム勲章(エルツ帝国)】
 +救世陸軍少将。
 +平民出身でありながら、実力を認められて貴族の地位を与えられた人物。
 +他の将校と異なり、身だしなみには無頓着であるため、軍人らしさを欠いているものの、
 +知的で寡黙な様子や、出自に関係なく人材を引き立てたことで、多くの将兵から尊敬を受けている。
 +
 +-ペトラ・ティルピッツ
 +救世海軍中佐。水雷戦隊司令。
 +政治分野に明るく、海軍拡大案を提唱する頭脳派である。
 +ヴァノミス王国に軍事顧問として赴任。
 +
 +**その他 [#deb66cf1]
 +-デイブ・スペクトル
 +数多の分野に精通するマルチ評論家。その出自は謎に包まれている。
 +教皇庁とのパイプを持っており、しばしばL'Osservatore Eranaの取材を受けている。
 +
 +-ゲンドー・セクスタンス
 +特務機関“NERVEN”の司令。
 +目的のためには手段を択ばない冷酷な性格。
 +
 +-リン・チュウコー
 +中夏出身の軍事・政治評論家。国際紛争に関して広い見識を持ち、
 +新聞への寄稿やテレビへの出演も多い。
 +
 +**団体・組織 [#ia0add59]
 +-エーラーン農業協会
 +国内農業の発展・向上を目的とする団体。食品の検査や品評を行っている。
 +-エーラーン商工会議所
 +エーラーン教皇国で最大の経済団体。国内で地域ごとの企業によって組織される商工会議所の連合体である。
 +調査研究や証明・鑑定・検査、技術や技能の普及・検定、取引の仲介・あっせん、貿易振興などの経済活動に寄与する業務を行っている。
 +
 +
 +-純血派
 +教皇庁における神官の派閥で、教皇庁はイラン系エーラーン人のみで構成されるべきだと考える勢力。
 +ドイツ系はイラン系の分派であるとみなしているが、
 +経済界に影響力のあるインド系に関しては劣等民族と蔑視している。
 +
 +**国民以外の人物 [#fa64993d]
 +-マティアス親王
 +スオミ王国親王。現王レオ1世の三男。母親は前教皇の妹パリ―サー妃。ゾロアスター教に惹かれており、改宗も考えている。アレウォルディク学園に在学中。
 +
 +*勲章等 [#y9579272]
 +**勲章 [#v21d9484]
 +-アフラ・マズダー最高勲章
 +ゾロアスター教に多大な功績のあったものに対し、教皇から授与される勲章。
 +ゾロアスター教会にとって最も名誉ある勲章で、授与例はごく少数。
 +
 +-聖ザラスシュトロ教皇騎士団勲章
 +エーラーン教皇への貢献や功績のあった女性(修道女)に、エーラーン教皇庁から授与される勲章。
 +受賞者には教皇騎士号が与えられ、聖ザラスシュトロ教皇騎士団員となる。
 +
 +-ブラウアー・マックス勲章
 +エーラーン教皇国が授与する勲章で、戦功章と平和章がある。
 +戦功賞は軍人に対する(教皇騎士団勲章を除き)最高の名誉勲章である。
 +平和賞は人文科学、自然科学、ファインアートの三つの分野のいずれかで特に功績のあったものに与えられる。
 +
 +-スピターマ家勲章
 +教皇家から与えられる勲章。
 +国家への奉仕に限らず、人々の幸福のために尽力した人物に与えられる。
 +
 +**貴族位・騎士号 [#tee9d7c3]
 +エーラーン教皇国には爵位が存在しないものの、慣例的に貴族として扱われる地位が存在する。
 +その多くは代々枢機卿などの高位神官を務めている家系や、優れた戦功を挙げた軍人の家系に世襲されている。
 +-“フォン(ツー)”号
 +一般的な貴族が姓に冠する号。教皇から与えられ、世襲される。また、教皇の命で剥奪されることもある。
 +フォン号は古くからの名家に多く、ツー号は新興の家柄に多い。
 +ツー号は事実上、フォン号への途上の地位と言える。
 +-騎士号
 +教皇より騎士団の幹部に与えられる称号。与えられた者は「騎士」を称することができる。
 +騎士は様々な社会的特権を得るが、その代わりに多くの責任を課される。
 +その資格は1代限りのもので、世襲されない。
 +--教皇騎士号
 +「教皇騎士」の称号は教皇より教皇騎士団の幹部に与えられる。
 +教皇騎士号所有者は、教皇への拝謁を許可されるなど、様々な特権を得る。
 +教皇騎士は武芸に秀でていることはもちろん、学才に優れていて、容姿端麗であることが必要とされ、
 +何よりも厚い信仰心と教皇への絶対的忠誠が条件とされる。
 +この厳しい条件の一方で、教皇騎士は社会的な名誉と高く安定した地位を保障され、
 +高位聖職者になりにくい女性にとって、最高の名誉職とされる。
 +
 +*文化 [#b3fefefc]
 +**食文化 [#s39015ee]
 +他の宗教と異なりゾロアスター教では食事に対する制限がないため、豊かな食文化が成立している。
 +エーラーン人の出自がイラン・ドイツ・インドを中心としているので、食文化もそれらを混合したものとなっているが、
 +気候が似ているイランのものが多く根付いている。
 +
 +
 +-紅茶(チャイ)
 +&ref(チャイ.jpg,mw:160,mh:120,);
 +エーラーンでは紅茶(チャイ)は最も一般的な飲み物とされている。&br;その飲み方は独特で、ストレートで煮出したチャイをソーサーで受け、それをすすって飲む。その際、角砂糖を口に含み、チャイに少しずつ溶かすというもの。
 +エーラーン産の茶葉はラヒージャーンが有名。
 +
 +-キャビア
 +&ref(キャビア.jpg,mw:160,mh:120);
 +ハザール海でとれるキャビアは高品質であり、高値で取引される。
 +-ピスタチオ
 +&ref(ピスタチオ.JPG,mw:160,mh:120);
 +独特の風味があるナッツで、「ナッツの女王」とも呼ばれる。
 +熟した種子を殻果ごと焙煎し、塩味をつけたものが肴や茶請けとして用いられる。
 +他にも、ケーキやクッキーの飾りつけに用いたりする。
 +
 +**ファッション [#gf48a160]
 +-【デカデンツ・デス・メートヒェン/Dekadenz des Mädchen】
 +ターターグループがもつゴシックロリータファッションブランド。
 +ブランド名そのままに「少女の退廃」を基本コンセプトとする。
 +モノクロの色彩と芸術的デザインが特徴。
 +キャッチコピーは「『ゴシック』を忘れた既存のゴスロリ業界に一石を」
 +代表的モデル名:アリーセ・イェレミース
 +主な出資者名:トリサントナ社及びターターグループ各社
 +主たる市場国家、地域:エーラーン教皇国
 +イメージURL[[https://yande.re/post/show/276166/dress-tagme:https://yande.re/post/show/276166/dress-tagme]]
 +
 +-【ホフヌング・デス・メートヒェン/Hoffnung des Mädchen】
 +「デカデンツ・デス・メートヒェン」の姉妹ブランドであるロリータファッションブランド。
 +姉妹ブランドにはよくあるように、もう一方と正反対のコンセプトを持つ。
 +基本コンセプトはブランド名の通り「少女の希望」。
 +白を基調とした明るくかわいらしいデザインが特徴。
 +キャッチコピーは「ロリータの原点を大切に護る」
 +代表的モデル名:エルナ・ブルーム
 +主な出資者名:トリサントナ社及びターターグループ各社
 +主たる市場国家、地域:エーラーン教皇国
 +イメージURL[[https://yande.re/post/show/275756/garter-lolita_fashion-nardack-stockings-thighhighs]]
 +
 +**芸術 [#z4189839]
 +
 +-エーラーン絨毯
 +&ref(絨毯.jpg,mw:240,mh:180);
 +絨毯の生産が盛んである。全世界の3分の1の絨毯は当国の生産である。
 +最高級品には3,000億Vaの値がつくものもある。
 +
 +-陶器
 +--ラスター彩
 +&ref(ラスター彩.jpg,mw:240,mh:180);
 +錫釉による白色陶器に銀,銅酸化物を含む顔料で絵付をし,低火度還元炎で再度焼成する。
 +銀と銅の配合によって赤から金色まで色調が変化し、焼成後は金属のような光沢を放つ。
 +
 +**音楽 [#g7568e0d]
 +教会音楽の影響で音楽文化は著しく発展しており、特にクラシック音楽の人気は高い。
 +ペルセポリス・フィル・ハーモニー管弦楽団やペルセポリス少年合唱団が存在する。
 +-ペルセポリス・フィル・ハーモニー管弦楽団
 +国内最大のオーケストラ。
 +毎月一度の定期演奏会の他、ニューイヤーコンサートや宮殿の庭園での屋外コンサートを行っている。
 +多くの楽団員はクラシック音楽だけでなく、ジャズやポップスにも精通しており、個別に室内楽グループを組織しての活動もしている。
 +-ペルセポリス少年合唱団
 +エーラーン教皇庁が創設した少年合唱団で、宮廷付き聖歌隊としても活動する。
 +団員は通常5歳から7歳の間に入団するが、他の児童合唱団と違い、変声期を迎えた少年たちを退団させずにそのまま合唱団に残し、コンサート内容によってはテノールやバスのパートを作り合唱する機会を与えている。
 +レパートリーは幅広く、宗教音楽や民族音楽から、モーツァルト、ブラームス、シューベルトの歌謡曲や有名なオペラやオペレッタの作品まで合唱している。
 +
 +**スポーツ [#r645b9da]
 +-レスリング
 +エーラーンではレスリングが盛んであり、後述するペフルワーニーの影響もあり、世界的に見てレスリング人口が多い。
 +国内での人気は非常に高く、小学生の将来の夢をレスリング選手とサッカー選手が二分するほど。
 +--ペフルワーニー
 +&ref(ペフルワーニー.jpg,mw:240,mh:180);
 +エーラーンの伝統武術でレスリングに似た格闘技である。
 +エーラーンの国技に指定され、軍隊の訓練にも取り入れられている。
 +-サッカー
 +レスリングと並び、国内で人気を誇るのがサッカーである。
 +エーラーン・サッカー連盟によるプロリーグがあり、1部リーグは16チーム、2部リーグは28チームが参加している。
 +
 +*宗教 [#n3f5378f]
 +憲法で信仰の自由が保障されているが、国民のほとんどは国教であるゾロアスター教を信仰している。
 +国家と教会組織の最高機関が同一であるため、宗教と政治は互いに深く影響を及ぼしている。
 +**ゾロアスター教 [#k7224c6f]
 +国教であり、国民の約98%が信仰している。
 +最高指導者はエーラーン教皇であり、エーラーン教皇庁が教会組織の最高機関である。
 +
 +フリューゲル移住後はキリスト教に範をとる教会組織を構築し、以前はなかった聖堂の建築も行うようになった。
 +それが功を奏し、世界中に多数の信徒を持つ「世界宗教」となった。
 +
 +**少数派諸宗教 [#tedb5304]
 +ゾロアスター教から分かれた宗教や影響を受けて成立した宗教が複数ある。
 +信仰の自由が保障されているものの、いわゆる「異端」であるこれらの信者は差別の対象となっている。
 +-マーニー教
 +ゾロアスター教やキリスト教などの諸宗教が混交して成立した宗教で、厭世主義と禁欲主義を特徴とする。
 +ゾロアスター教会からは「異教」とされており、信徒は宗教的差別の対象となっている。
 +-ヤズィード教
 +イスラム・キリスト・ゾロアスター教の影響を色濃く受ける宗教。孔雀天使マラク・ターウースを信奉する。
 +ゾロアスター教会からは「異教」とされている。閉鎖的なコミュニティを形成しており、他教徒との接触は少ない。
 +-マズダク教
 +財産や女性の共有を主張する宗教。ゾロアスター教やマニ教の影響を受け成立したとされるが、ゾロアスター教を強く批判している。国は「危険思想」であるとして、マズダク教団を公安省の監視対象としている。
 +
 +*その他雑記等 [#madcf0ae]
 +**聖職者・軍人等の階級一覧及び比較 [#ed51b2a8]
 +以下は各種の職位の一覧と比較の表である。
 +同段の階級・職位は同格とされる。
 +|>|>|BGCOLOR(silver):教皇庁の職制|BGCOLOR(silver):聖職者位階|BGCOLOR(silver):救世軍|BGCOLOR(silver):騎士団|
 +|>|>|教皇|総主教|―|―|
 +|国務省長官|信徒・枢機卿議会議長|最高裁判所長官|首席枢機卿|―|―|
 +|^|^|^|枢機卿|―|―|
 +|省長官・聖省長官|||^|総督|教皇騎士団総長|
 +|>|>|局長官・委員会議長|大主教|(元帥)|―|
 +|>|>|^|府主教|将官|教皇騎士|
 +|>|>|教区長|主教|佐官|^|
 +|>|>|―|司祭|尉官|従士|
 +|>|>|―|輔祭|兵卒|^|
 +
 +*関連するページ [#a35e2648]
 +-エーラーンの軍事
 +-ゾロアスター教
 +-神聖なる協働的國家聯盟


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