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16: 2018-06-10 (日) 00:10:08 sellafie | 17: 2018-09-20 (木) 23:51:05 sellafie | ||
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Line 87: | Line 87: | ||
*政治 [#caae92de] | *政治 [#caae92de] | ||
中央議会に政府機関としては最も大きく権限が与えられている議会主義体制国家。他のフリューゲル諸国(主にレゴリス帝国)への留学者が学んできた各国の国制からも一定の影響を受け、民主主義の体裁を保っている。 | 中央議会に政府機関としては最も大きく権限が与えられている議会主義体制国家。他のフリューゲル諸国(主にレゴリス帝国)への留学者が学んできた各国の国制からも一定の影響を受け、民主主義の体裁を保っている。 | ||
- | 建国以来政変や暴動の経験はなく、632年初頭の世界同時社会不安や650年代前半のトロピコ戦役出兵の最中においても安定を保った。ここ数十年はフリューゲル最高水準の支持率と満足度を維持しており、治安・支持率・財政などの指標も建国以来恒常的に健全な状況を保ち続けている。 | + | 建国以来政変や暴動の経験はなく、632年初頭の世界同時社会不安や650年代前半のトロピコ戦役出兵の最中においても安定を保った。ここ百数十年はフリューゲル最高水準の支持率と満足度を維持しており、治安・支持率・財政などの指標も建国以来恒常的に健全な状況を保ち続けている。 |
**内政 [#jb27c14f] | **内政 [#jb27c14f] | ||
実務においては各コミューヌへの権限委譲の程度など、かなり分権的な体制であり、また、医療制度や社会保障制度が非常に充実させられた現在でも未だに夜警国家的な理念を持っているところがある。 | 実務においては各コミューヌへの権限委譲の程度など、かなり分権的な体制であり、また、医療制度や社会保障制度が非常に充実させられた現在でも未だに夜警国家的な理念を持っているところがある。 | ||
Line 191: | Line 191: | ||
****コーデクス主義者 [#m32d3f47] | ****コーデクス主義者 [#m32d3f47] | ||
'''「第二のコーデクス―電子頭脳が国家理性を体現する」''' | '''「第二のコーデクス―電子頭脳が国家理性を体現する」''' | ||
- | 合理的規律派のなかでも合理化の方向性としてコーデクスモデルをロムレーにおいても実現しようとする急進的な一派。ロムレーにおいても行政の担い手として第二のCDXを作り出し、議会はそれに諮問するだけの機関にしようとする。外交的には合理的規律派の主流派と異なり、自らの理念を他国にも広げようとする意味で広くフリューゲル全体に目を向けることが多い。 | + | 合理的規律派のなかでも合理化の方向性としてコーデクスモデルをロムレーにおいても実現しようとする急進的な一派。ロムレーにおいても行政の担い手として第二のCDXを作り出し、議会はそれに諮問するだけの機関にしようとする。合理的規律派の主流派と異なり、外交的には自らの理念を他国にも広げようとする意味で広くフリューゲル全体に目を向けることが多く、宗教的には明確に理性の名によって宗教を否定する態度をとる。 |
- | 支持基盤はほぼテクノクラートと軍人に限られ広がりを欠く一方で、技術士官の半分がコーデクス主義かぶれであるともいわれるように特定の層では強い支持を受けている。コーデクス解散後はコーデクス計画の成果を発展させる研究に注力しようという運動に変化し、非政治化した。 | + | コーデクス共和国が実際に存在していた時期には支持基盤はほぼテクノクラートと軍人に限られ広がりを欠いていたが、技術士官の半分がコーデクス主義かぶれであるともされるようにその主唱者たちの形成は進んでいた。コーデクス共和国解散後はコーデクス計画の成果を発展させる研究に注力しようという運動に変化し非政治化していたが、凍結期からテクノクラートとしてセビーリャ統治に関してはむしろ最も主要な政治的アクターとして活動、セビーリャ統治が実際に成功すると政治的な勢力として復活し、既に単なる合理的規律派のなかでの急進派とは言えなくなっている。 |
- | しかし、テクノクラートとして凍結期からセビーリャ統治に深く関与しており、セビーリャ政策に関してはむしろ最も主要な政治的アクターとして活動、次第に政治勢力としての存在感を回復しつつあり、既に単なる急進派以上の役割を担うようになっており、単なる合理的規律派のなかでの急進派という枠組みを超えつつある。 | + | |
|経済|平等|---◆---|市場| | |経済|平等|---◆---|市場| | ||
|外交|国家|◆------|世界| | |外交|国家|◆------|世界| | ||
Line 200: | Line 199: | ||
****サンディカリスト [#ae0f4dc8] | ****サンディカリスト [#ae0f4dc8] | ||
'''「組合による再分配―自由を損なわない平等」''' | '''「組合による再分配―自由を損なわない平等」''' | ||
- | 自営業中心のロムレーではあるが、労働組合や職能組合、協同組合のようなものは比較的多くの産業に存在する。 | + | 自営業中心のロムレーではあるが、労働組合や職能組合、協同組合のようなものは比較的多くの産業に存在する。そのため、再分配に関心を寄せると、その手段としては国有化よりも各種組合中心の経済が構想されやすい。なお、マルクス主義はロムレーではほとんど忘れられており、急進社会主義としては彼らが中心である。外交政策における影響力は皆無に等しいが、カルセドニー開国後はその社会主義からの影響をかなり受けている。 |
- | そのため、再分配に関心を寄せると、その手段としては国有化よりも各種組合中心の経済が構想されやすい。なお、マルクス主義はロムレーではほとんど忘れられており、急進社会主義としては彼らが中心である。 | + | |
組合の類の本部(あるいは事務的な中心地)が置かれることの多いポワンクールに支持者は集中しており、議席も専らポワンクールから送られる。とはいえ、その支持者はそれなりに各地に散らばっている。 | 組合の類の本部(あるいは事務的な中心地)が置かれることの多いポワンクールに支持者は集中しており、議席も専らポワンクールから送られる。とはいえ、その支持者はそれなりに各地に散らばっている。 | ||
|経済|平等|◆------|市場| | |経済|平等|◆------|市場| | ||
Line 218: | Line 216: | ||
一方で、イデオロギー的な拘束も弱く、民族主義などの極端な右派を除くと民主社会主義から伝統保守主義までどのようなイデオロギーも問題としない。 | 一方で、イデオロギー的な拘束も弱く、民族主義などの極端な右派を除くと民主社会主義から伝統保守主義までどのようなイデオロギーも問題としない。 | ||
結果、伝統的な外交政策ではもっぱら安全保障上の理由による対レゴリス安保が軸であり、そのうえでソサエティ諸国との協調を重んじてきた。 | 結果、伝統的な外交政策ではもっぱら安全保障上の理由による対レゴリス安保が軸であり、そのうえでソサエティ諸国との協調を重んじてきた。 | ||
- | しかし近年はコーデクス主義の伸張に伴い、他国、とりわけ新興国との学術交流を拡大し、フリューゲルにおける学問の発展を図ることも一つの外交目標といえるようになっている。 | + | しかし近年はコーデクス主義の伸張に伴い、他国、とりわけ新興国との学術交流を拡大し、フリューゲル全体の学問の発展を図ることも一つの外交目標といえるようになっている。 |
***国交のある国家(樹立順) [#d0ef7cf3] | ***国交のある国家(樹立順) [#d0ef7cf3] | ||
※各国への論評は中央議会における評価意見の大勢であり、公的な効果を持つものではない。 | ※各国への論評は中央議会における評価意見の大勢であり、公的な効果を持つものではない。 | ||
Line 253: | Line 251: | ||
国家解散時に膨大な研究資料の提供を受けており、ロムレー国内においては幅広い学問領域でその後を継ぐ研究が今なお続けられている。 | 国家解散時に膨大な研究資料の提供を受けており、ロムレー国内においては幅広い学問領域でその後を継ぐ研究が今なお続けられている。 | ||
-カルセドニー社会主義連邦共和国 | -カルセドニー社会主義連邦共和国 | ||
- | 開国以降、国際的にも社会主義を掲げる重要な大国としての地位を確立した。カルセドニー島共和国時代と打って変わって、共和国も協調路線を維持している。 | + | 開国以降、国際的にも社会主義を掲げる重要な大国としての地位を確立した。カルセドニー島共和国時代と打って変わり、棲み分けて共存が可能な存在としてロムレーでは認知されている。 |
-%%アリア連邦%%(滅亡) | -%%アリア連邦%%(滅亡) | ||
先進国と新興国の境界線あたりにいたが、あまり積極的な外交をしているのは見かけなかった。 | 先進国と新興国の境界線あたりにいたが、あまり積極的な外交をしているのは見かけなかった。 | ||
Line 259: | Line 257: | ||
強大な皇帝権に先進的な兵器、それらは決して国家の永遠の安定を保障してくれるものではないのだ。 | 強大な皇帝権に先進的な兵器、それらは決して国家の永遠の安定を保障してくれるものではないのだ。 | ||
-ヘルトジブリール社会主義共和国 | -ヘルトジブリール社会主義共和国 | ||
- | 共和国よりも数年遅れて建国され急成長した国で、膨大な商品を世界中に輸出している世界第二の工業大国。社会主義を掲げるものの急進的ではなく、8世紀に入ってからの社会自由派の関心は別府よりこちらに向いている。 | + | 共和国よりも数年遅れて建国され急成長した国で、膨大な商品を世界中に輸出している世界第二の工業大国。社会主義を掲げるもののヴェニス社に国として投資するなどイデオロギーに拘泥しない性質が強い。 |
-%%ノホ・ヘレコ連邦%%(滅亡) | -%%ノホ・ヘレコ連邦%%(滅亡) | ||
ENEC加盟国の中ではあまり共和国との交流の多くない国ではあったものの、セビーリャ作戦での協同など、実績がないわけではなかった。 | ENEC加盟国の中ではあまり共和国との交流の多くない国ではあったものの、セビーリャ作戦での協同など、実績がないわけではなかった。 | ||
Line 276: | Line 274: | ||
-トルキー社会主義共和国 | -トルキー社会主義共和国 | ||
四番手の大国であり、SSPact加盟国。明確に社会主義を掲げているが、議会政治は確立されている様子。 | 四番手の大国であり、SSPact加盟国。明確に社会主義を掲げているが、議会政治は確立されている様子。 | ||
- | -バルバロッサ王国 | + | -%%バルバロッサ王国%%(滅亡) |
- | 自立した国家を目指す新興の小国。中世的とはいうものの別に封建社会ではないようだ。 | + | 自立した国家を目指していたが、何事か解らぬ事情のうちに消えていった。 |
-ラルティスタ社会主義共和国 | -ラルティスタ社会主義共和国 | ||
このサイバネとコンピュータによる社会主義というものは、もしかしたらコーデクス主義者に何か与えるものがあるのではないか? | このサイバネとコンピュータによる社会主義というものは、もしかしたらコーデクス主義者に何か与えるものがあるのではないか? | ||
- | -アオリィカ王国 | + | -%%アオリィカ王国%%(滅亡) |
- | 漸進的な立憲主義議会政治導入を目指す絶対主義の王国。議会主義の伝統が彼らにも根付くことを願おう。 | + | ロムレー議会主義を他国に広げるという試みは、果たして実現不可能なものだったのだろうか。ただ、いずれにしてもこの国においてのその夢の結果は明らかだ。 |
-普藍共和国 | -普藍共和国 | ||
- | 古き大国の遺産の上に築かれた新興国。古さと新しさの中で、新しい学問への扉が開かれるだろう。 | + | 古き大国の遺産の上に築かれた新興国。温故知新の上に、フリューゲル有数の経済大国として発展を遂げた。 |
-(セビーリャ自治政府) | -(セビーリャ自治政府) | ||
コーデクス主義者の手による、壮大な社会実験場。…まあ、コーデクス主義者とセビーリャ住民に任せておいてうまくやれるというのならば、それは結構なことだ。 | コーデクス主義者の手による、壮大な社会実験場。…まあ、コーデクス主義者とセビーリャ住民に任せておいてうまくやれるというのならば、それは結構なことだ。 | ||
Line 302: | Line 300: | ||
-%%[[相互防衛に関する取極:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=574]]%%(失効) | -%%[[相互防衛に関する取極:http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=574]]%%(失効) | ||
680年代から720年代にかけての半世紀の間ロムレーの安全保障政策の主軸を成していた軍事同盟だが、すでに失効している。 | 680年代から720年代にかけての半世紀の間ロムレーの安全保障政策の主軸を成していた軍事同盟だが、すでに失効している。 | ||
- | -[[学術交流協定(ポワンクール協定):http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=685]] | + | -%%[[学術交流協定(ポワンクール協定):http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=685]]%%(失効) |
- | アオリィカ王国の議会政治導入を支援するべく結ばれた協定。同国が安定した中堅国の地位に達するまで、適宜支援するのがよいだろう。 | + | アオリィカ王国の議会政治導入を支援するべく結ばれた協定。しかし残念ながらそれが実現することはなかった。 |
-[[史料保護調査協定(サン=トゥルミエール協定):http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=689]] | -[[史料保護調査協定(サン=トゥルミエール協定):http://tanstafl.sakura.ne.jp/modules/d3forum/index.php?topic_id=689]] | ||
フリューゲル史上大きな影響力を持っていた大国・普欧帝国の遺産が、今の普藍共和国には眠っているという。果たして、そこから我々は何を学べるだろうか。 | フリューゲル史上大きな影響力を持っていた大国・普欧帝国の遺産が、今の普藍共和国には眠っているという。果たして、そこから我々は何を学べるだろうか。 | ||
Line 325: | Line 323: | ||
観光業が高度に発展しており、観光客向けに様々なサービスが提供されている。 | 観光業が高度に発展しており、観光客向けに様々なサービスが提供されている。 | ||
本来の観光業のターゲットが長期滞在の富裕層であったことから、充分な所持金さえあればサービス業関連で困ることはないといえる。 | 本来の観光業のターゲットが長期滞在の富裕層であったことから、充分な所持金さえあればサービス業関連で困ることはないといえる。 | ||
+ | **企業 [#mf8b4d9c] | ||
+ | ***ロムレー・ユニオン銀行 [#edd73940] | ||
+ | ロムレーで最大かつ最も歴史ある銀行で投資銀行やアセットマネジメント、パーソナルバンキングなどの業態を営んでいる。本社はサン・トゥルミエールにある。投資傾向はクレディ・ロムレーに比べると若干保守的。 | ||
+ | ***クレディ・ロムレー社 [#ja0b2b5c] | ||
+ | 投資銀行などを営むロムレー第二の銀行。本社はポワンクールにあり、セビーリャでも事業を展開している。コーデクス主義的潮流が多分に流れ込んでいる。 | ||
+ | ***トリビューン・ド・ロムレー [#ld4a5f35] | ||
+ | ロムレー最大の新聞社で、国内ではLe Tribuneとして知られる大手紙。本社はロムレー市にある。論調は自由思想派寄り。ロムレーのマスメディアとしては最も国際展開に積極的。 | ||
+ | ***ロムレー農業協同組合 [#ea0f0acb] | ||
+ | ロムレー最大の経済団体であり、およそ150万人の組合員を抱える。本部はポワンクールにある。 | ||
+ | ***レゴリス・ミリタリー・インダストリーズ・ロムレー [#y2d53597] | ||
+ | レゴリス帝国の軍需企業レゴリス・ミリタリー・インダストリーズのロムレー法人。レゴリス本国からのライセンスを受けてロムレー軍の装備の製造と維持をロムレー国内で完結される体制を構築しており、ロムレー最大の重工業メーカーである。 | ||
**通貨 [#wfa4d1f8] | **通貨 [#wfa4d1f8] | ||
通貨は独自の法貨として移民船時代以前から続くロムレー・フラン(Fr.,LRF)が使われているが、観光業の発展に伴い、他国の通貨の流通も一般化している。 | 通貨は独自の法貨として移民船時代以前から続くロムレー・フラン(Fr.,LRF)が使われているが、観光業の発展に伴い、他国の通貨の流通も一般化している。 | ||
国際通貨であるVaはロムレー・フランと並んで価格表記にも使われ、また主要な通貨は概ね通用する。 | 国際通貨であるVaはロムレー・フランと並んで価格表記にも使われ、また主要な通貨は概ね通用する。 | ||
**交通 [#uebbac4e] | **交通 [#uebbac4e] | ||
- | 鉄道が比較的発達しており、山がちな地形ながら登山鉄道などによって国中が結ばれている。 | + | 鉄道が比較的発達しており、山がちな地形ながら登山鉄道などによって国中が結ばれている。また湖上や運河を行き来するフェリーや客船も多く運航されている。 |
*国民 [#v2a5401b] | *国民 [#v2a5401b] | ||
主流文化はスイスフランス語かつカルヴァン派のものであり、民族的・宗教的な類縁の民族がフリューゲルには存在しない。 | 主流文化はスイスフランス語かつカルヴァン派のものであり、民族的・宗教的な類縁の民族がフリューゲルには存在しない。 | ||
Line 337: | Line 346: | ||
**宗教 [#u6131ba0] | **宗教 [#u6131ba0] | ||
宗教の構成比率はカルヴァン派66%、カトリック10%、その他プロテスタント4%、CDX信仰3%、その他のキリスト教諸宗派2%、その他の宗教1%、無宗教14%。 | 宗教の構成比率はカルヴァン派66%、カトリック10%、その他プロテスタント4%、CDX信仰3%、その他のキリスト教諸宗派2%、その他の宗教1%、無宗教14%。 | ||
- | 信教の自由はもちろん認められているが、カルヴァン派は事実上の国教の地位にある。ゾロアスター教などを始めとする国際的な宗教勢力は国内にほとんど地歩を持っていないとされ、ロムレー教会評議会に参加しているキリスト教の宗派と無宗教だけで国民の95%以上に達する。 | + | 信教の自由は完全に認められているが、カルヴァン派は事実上の国教の地位にあり、自らの所属する宗派への献金に対する税制上の優遇措置である什一献金特例が公的に定められているなど、政教分離は徹底されていない。 |
+ | ゾロアスター教などを始めとする国際的な宗教勢力は国内にほとんど地歩を持っていないとされ、ロムレー教会評議会に参加しているキリスト教の宗派と無宗教だけで国民の95%以上に達する。 | ||
***ロムレー教会評議会 [#b2241ad7] | ***ロムレー教会評議会 [#b2241ad7] | ||
移民船時代に行われたロムレー内部でのキリスト教のエキュメニズム運動に端を発する組織。 | 移民船時代に行われたロムレー内部でのキリスト教のエキュメニズム運動に端を発する組織。 | ||
ロムレー国内のほぼ全てのキリスト教組織から構成され、国内の宗教間平和と協調を目的としている。 | ロムレー国内のほぼ全てのキリスト教組織から構成され、国内の宗教間平和と協調を目的としている。 | ||
教義上の統一は特に図らず、キリスト者アイデンティティの統合を図ろうとしており、このためにロムレーのキリスト教コミュニティは独自性を維持している部分がある。 | 教義上の統一は特に図らず、キリスト者アイデンティティの統合を図ろうとしており、このためにロムレーのキリスト教コミュニティは独自性を維持している部分がある。 | ||
- | ***ロムレー改革派教会 [#k5c7537a] | + | ****ロムレー改革派教会 [#k5c7537a] |
ロムレーにおいて最も多数派を占め、事実上の国教の地位を持つカルヴァン派の宗派。 | ロムレーにおいて最も多数派を占め、事実上の国教の地位を持つカルヴァン派の宗派。 | ||
- | ***カトリック [#g6b72bc4] | + | ****ロムレー・カトリック [#g6b72bc4] |
ロムレーのカトリック教会は地球上のバチカン以外の教皇座を認めておらず、その長はあくまで大司教位である。カルヴァン派との差別化の都合上、ラテン語による典礼を重視する傾向がある。 | ロムレーのカトリック教会は地球上のバチカン以外の教皇座を認めておらず、その長はあくまで大司教位である。カルヴァン派との差別化の都合上、ラテン語による典礼を重視する傾向がある。 | ||
+ | ***ロムレーCDX教会 [#l5200021] | ||
+ | 無宗教者には什一献金特例が適用されないことから、これに対抗してコーデクス主義者によって設立された宗教法人。献金された資金はそのまま計算機科学を中心とした科学研究につぎ込んでいる。会報の内容も実質的には論集である。 | ||
+ | キリスト教的風土の強いロムレーにおいて公然とキリスト教のドグマを批判するため、ロムレーのキリスト者、特にカルヴァン主義者からは煙たがられている。 | ||
**教育・学術 [#zedb7d90] | **教育・学術 [#zedb7d90] | ||
***学術文化 [#b613d04a] | ***学術文化 [#b613d04a] | ||
Line 352: | Line 365: | ||
***大学 [#f84f5a0a] | ***大学 [#f84f5a0a] | ||
-アンゼロット記念大学 | -アンゼロット記念大学 | ||
- | 移民船時代に余暇を用いて行われていた学術サークルに由来し、612年に法人格を取得、619年に法令上も大学となった共和国最古の大学。サン=トゥルミエール校とポワンクール校の二校が存在し、サン=トゥルミエールは学術サークル時代からの「紙と筆、黒板と白墨、そして学生と教授」さえあればできるような哲学的・数理的な形式科学のほうが、一方ポワンクールは経験的な実験哲学のほうが盛んであるといわれる。ただし、カレッジ制で、多数の学寮が存在しており、カレッジそれぞれで様々な学問が研究・教授されているため、キャンパス間よりもカレッジ間のほうが学風の差は大きい。 | + | 移民船時代に余暇を用いて行われていた学術サークルに由来し、612年に法人格を取得、619年に法令上も大学となった共和国最古の大学。サン=トゥルミエール校とポワンクール校の二校が存在し、サン=トゥルミエールは学術サークル時代からの「紙と筆、黒板と白墨、そして学生と教授」さえあればできるような哲学的・数理的な形式科学のほうが、一方ポワンクールは「実際に試してみればわかる」というような経験的な実験哲学のほうが盛んであるといわれる。ただし、学術サークル時代の下部組織を継承した多数の学寮が存在するカレッジ制をとり、それぞれのカレッジで様々な学問が研究・教授されているため、キャンパス間よりもカレッジ間のほうが学風の差は大きい。 |
-ロムレー大学 | -ロムレー大学 | ||
618年に設立された共和国唯一の国立大学。ロムレー市内に位置し、主に官僚養成を旨とする。アンゼロット記念大学よりも実学と総合科学を重視する。 | 618年に設立された共和国唯一の国立大学。ロムレー市内に位置し、主に官僚養成を旨とする。アンゼロット記念大学よりも実学と総合科学を重視する。 | ||
- | 理学部・工学部・法学部・医学部・社会経済学部・外国語学部が存在する。 | + | 学部組織としては理学部・工学部・法学部・医学部・社会経済学部・外国語学部が存在する。 |
*軍事 [#tbcf805a] | *軍事 [#tbcf805a] | ||
ロムレー軍はその国家規模の小ささに反してイレギュラーを保有し、また海外への航空戦力投射能力も備えている。これは実戦経験としてはトロピコ戦役とセビーリャ作戦という二つの派兵経験を通じて形成されたものである。ただし常設の在外部隊などは基本的に持たない。 | ロムレー軍はその国家規模の小ささに反してイレギュラーを保有し、また海外への航空戦力投射能力も備えている。これは実戦経験としてはトロピコ戦役とセビーリャ作戦という二つの派兵経験を通じて形成されたものである。ただし常設の在外部隊などは基本的に持たない。 | ||
Line 403: | Line 416: | ||
***クロティルド・レイモンド・レーヌ・ビドー [#ee5567ad] | ***クロティルド・レイモンド・レーヌ・ビドー [#ee5567ad] | ||
中央議会第八代議長。 | 中央議会第八代議長。 | ||
- | 農林業の保護を主眼とする重農主義者。 | + | 農林業の保護を主眼とする重農主義者。主だった業績としてはセビーリャ自治政府における聖樹保護推進やユリウス戦役の指揮があげられる。769年に引退した後は自らの農場経営に専念、農協直営店でその名前をよく見かけるという。 |
+ | ***ポール・ラモワン [#m1a9173c] | ||
+ | 中央議会第九代議長。 | ||
+ | 教育局出身の文教族議員。新興国における学術振興を図り、サン=トゥルミエール協定とポワンクール協定を締結した。外交予算から学術的コーデクス主義を支えることになったが、政治的コーデクス主義に関しては本人は微温的だったとされる。782年に引退、その後は母校であるアンゼロット記念大学に再入学して生涯学習に励みながら余生を過ごしている。 | ||
+ | ***レナエル・エミリー・パンルヴェ [#n980eccb] | ||
+ | 中央議会第十代議長。 | ||
+ | 自由思想派の主流派に属する。コーデクス主義に対して懐疑的な態度から、セビーリャの自治を拡大してコーデクス主義者の影響力を削ぐ方針をとった。794年の自由輸出裁量枠制度導入で統治委員会通商部の力を決定的に削げたと判断し795年に退任。 | ||
+ | ***グラシアン・グウェナエル・シャノワーヌ [#e8f84b23] | ||
+ | 中央議会第十一代議長。 | ||
+ | 左派共和主義・社会主義的傾向の強いカルヴァン主義共和派。自由思想派からの反発は強いが、合理的規律派と重農=環境派の対立を仲裁できる数少ない人物であり、北西島嶼の開発計画で盛り上がった両者の対立を融和するために選出された。 |
- ロムレー湖畔共和国 のバックアップ一覧
- ロムレー湖畔共和国 のバックアップ差分(No. All)
- 1: 2016-04-11 (月) 00:30:56 sellafie
- 2: 2016-06-19 (日) 22:47:52 sellafie
- 3: 2016-06-23 (木) 23:56:11 sellafie
- 4: 2016-06-24 (金) 23:02:28 sellafie
- 5: 2016-08-26 (金) 23:32:34 sellafie
- 6: 2016-09-22 (木) 01:28:53 sellafie
- 7: 2016-11-13 (日) 21:55:04 sellafie
- 8: 2017-02-05 (日) 10:00:59 sellafie
- 9: 2017-02-20 (月) 22:50:05 sellafie
- 10: 2017-02-25 (土) 11:20:39 sellafie
- 11: 2017-03-25 (土) 19:26:28 sellafie
- 12: 2017-07-13 (木) 22:03:55 sellafie
- 13: 2018-03-16 (金) 21:12:28 sellafie
- 14: 2018-05-22 (火) 07:24:52 sellafie
- 15: 2018-05-26 (土) 21:46:28 sellafie
- 16: 2018-06-10 (日) 00:10:08 sellafie
- 17: 2018-09-20 (木) 23:51:05 sellafie
- 18: 2019-01-02 (水) 23:58:56 sellafie
- 19: 2019-01-12 (土) 20:51:56 sellafie
- 20: 2019-02-16 (土) 17:22:40 sellafie
- 21: 2019-05-03 (金) 20:26:54 sellafie
- 22: 2019-06-10 (月) 19:17:27 sellafie
- 現: 2019-06-13 (木) 21:37:42 sellafie
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