コムニタス・マリアナ

国名

　正式名称は，Communitas Mariana(コムニタス・マリアナ)．通称，マリアナ．
　ラテン語でマリアナ共同体を意味する．マリアナとは，新天地が聖母に捧げられたことに由来する．

政治

元首

　元首は国家首席(プリンケプス)と呼ばれ，コムニタスの統合の象徴であり，対外的にコムニタスを代表する．プリンケプスの職務は，コムニタスの重要行事を主催すること，外国元首や使節と会見すること，執政(コンスル)を始めとする公職者を任命し又は認証すること及び栄典を授与することなどであり，実質的な権限はない．また，防衛及び公安については，コンスルが最終的な権限を有する．
　現在のプリンケプスは，シルヴェステル２世会総長ベルナール・ド・ロシュフォール及び薔薇の聖母女子修道会総長ディアヌ・アデライド．

行政

　政府の長であるコンスルは議会の多数党から選ばれる．コンスルは参事(コンセイラー)を指名し，行政評議会(コンセイユ・エグセクチフ)を組織する．
　コムニタスの行政組織には執政府を除いて恒久的な省は設置されておらず，一定の纏まりのある行政分野を所管する総局が恒久的な最上位の官僚組織である．
　また，行政評議会の準構成員として翰事(スクレテール)が存在する．スクレテールは，コンスル又はコンセイラーの下で特定の分野を所管する政治任用職で，自己の所管に関する議題についてのみ評議会に出席し発言する．
　現在のコンスルは，キリスト教民主党(ＰＣＤ)のルイ＝シャルル・ブリアン．

軍事

　現時点で常備軍は存在しないが，原則として20歳から30歳までの全ての男性市民は市民防衛隊に所属し，年５日の軍事訓練を受けることが義務付けられている．緊急時には，憲兵・国家警察・機動隊・国境警備隊の機能を併せ持った国家憲兵(ジャンダルムリ)や税関などの準軍事組織や，市民防衛隊を動員し対応することとされている．

国際関係

外交関係を樹立した国家の一覧

地方行政区分

経済

市民

民族

　コムニタスの市民は殆どが地球におけるフランス人としての出自を持つが，人種としては旧世界におけるフランスの民族構成を反映して白人，黒人等多様である．

言語

　公用語はフランス語のみであるが，各民族のコミュニティーでは独自の言語が話されている場合もある．

宗教

　市民のおよそ９割が敬虔なカトリック信者である．ただ，移民船はカトリック信徒であることを募集要件にしたものではなかったため，プロテスタント，ユダヤ教，イスラーム教などの他宗派のコミュニティも存在している．