今上33年(477年)5月、フリュー二重帝国で共産主義者の武力蜂起が起こり、クルキアマイト・ロッフェレテシア・ミディアート皇帝陛下がポートランド大公国へ亡命し、フリュー・ソビエトが再興するという政変が起きた。

また、8月には隣国、中夏民国でも同じく共産主義者の蜂起により、李マリア大総統がレゴリス帝国に亡命し、中夏人民共和国が建国されるという政変が起きた。さらには、スオミ王国でも共産主義者と政府の衝突が発生している。



姜首相はフリュー・ソビエトと中夏人民共和国の否認を閣議決定し、龍中国境線の警備強化を命じた。



また、警務院は龍鮮労働党を一時監視下に置くと発表した。

現在、京城市には特別厳戒態勢が敷かれている。(写真は慶福宮を警備する機動隊)



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【龍鮮労働党党内抗争か？】

警務院が監視下に置いた龍鮮労働党で内部抗争が発生している。

今上32年(476年)6月に死去した龍鮮労働党初代総書記、李策明氏の路線を受け継いで議会主義を説く中央の穏健派と武力革命を主張する急進派の対立が深まっている。

急進派は中夏人民共和国と内通しているという噂もあり、政府は事態を注視している。



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龍鮮日報　第十八号　477年(今上33年)11月15日発行