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Tribune de Lomeray  ロムレー共和国の新聞社
4月 24 (水曜日) 2019
レゴリス帝国、突如セニオリス共和国併合を発表 ほか 02:08  ロムレー湖畔共和国 
【国際】レゴリス帝国、突如セニオリス共和国併合を発表

831年9月28日、レゴリス帝国政府はセニオリス共和国との併合条約の調印式が挙行した。この条約についてはレゴリス最大の新聞社ハイネセル・タイムズでも「突如として発表」されたと報じられるなど、まさに青天の霹靂といえるもので、各国に衝撃が走っている。

セニオリス共和国といえば、先の813年戦争で敗戦しディースブルク講和条約による軍備制限の最中にあることで知られるが、820年代半ばに普蘭・中夏に領海内で衛星レーザー兵器の試射実験が行われた際にもこれに抗議しないなどの特異な外交態度が特徴である。この併合の直前にも、そのような主権意識の欠如を懸念するレゴリス帝国がFENA総会で準加盟国への格下げを発議し、レゴリスとこれに反対する普蘭との間で論戦が繰り広げられるなど、近年の外交問題の争点となっていた。今回の併合についても、ヴェルトミュラー総統は演説でセニオリスの体制が改善されるまでの間レゴリスが保護することにあるとしている。

一方で、その経緯については不透明な点が多く、そもそも主権意識の欠如を非難していたはずのレゴリスがセニオリスの主権意識欠如の極北である「セニオリスという国家を消滅させる」行動における一方のアクターとなったのかに関しては容易には理解しがたいところである。これについては<赤光>紙(カルセドニー労働党)などが出来レースではないかと指摘しているが、レゴリスとセニオリスの間で行われた協議の議事録が公開されていない以上、現段階で憶測を述べることは避けたい。

この併合を巡ってはトラハト=ラシュハ外相も「何が何だか分からない」、中夏ではカルセドニーによる併合を求める声が現れ、セニオリスのかつての同盟国であるガトーヴィチ帝国でもヴェスニン軍務相が「主権を渡すような国と組んだから負けた」と発言(その後引責辞任)、普蘭でも「無道の働きにて利を得たる者、天罰遂に遁れ難し」というFENA総会への風刺が流行、レゴリス帝国においてすらも「養分を吸い続けた寄生虫が1人立ち。次の宿主は何処だろうか?」という怪文書が拡散し、野党レゴリス社会民主党や与党レゴリス保守党の内部からも足柄前総統が苦言を呈するといった異論が続出するなど、各国で様々な反応を見せている。共和国国内における反応は二面。



【政治】中央議会外交部会、大荒れ

レゴリスによるセニオリス併合を受け、外交部会の審議はロムレー史上稀に見る大荒れ模様となった。

9月29日の外交部会では、自由思想派議員からは「事前にレゴリス帝国側からこのような外交政策の実施に関して根回し等はなかったのか」、コーデクス主義者の議員から「今回、レゴリス帝国は併合条約において全く異民族であるセニオリス人を一切の経過措置なく統合する方針を示しているが、これは共和国が長らく推進してきたセビーリャ政策における中長期的な自治拡大と権限委譲という方針に関して、どのような影響がありうるか」、別の自由思想派議員は「ディースブルク講和条約による制限を継承するのはレゴリス領セニオリス州か、あるいはレゴリス帝国それ自体か、継承するといしてその制限の範囲はどのように決められるのか」、社会自由派議員から「セニオリス人は一般のレゴリス人と対等の権利を保障されているが、共和国が友好国としてレゴリス人に認めている様々な待遇はこの併合によりセニオリス人に適用されるか」、安全保障族の合理的規律派議員から「レゴリス=ロムレー安保条約によるとレゴリス施政権下への攻撃に関して共和国には対処義務があるとされるが、今回の併合が実施された場合共和国は同意なくしてセニオリス地域の防衛義務を負うことを意味すると考えてよいか」などといった質問が行われ、この併合がもたらしうる問題について様々な懸念が示されたが、外交局側は「外交機密なのでお答えできない」「現在検討中である」「レゴリス帝国側に確認する」といった答弁に終始し、明確な回答を避けた。一方で、ある外交族のカルヴァン主義共和派議員は「レゴリス帝国がこの併合を実施しない場合、レゴリス帝国は自ら保護を与えると一度請け負った国に対して保護を与えられないことになり、それはすなわち同盟国たる共和国にとっても安全保障状況の悪化を意味する」と発言するなど、レゴリスが単に手を引いただけでは収まらないという見解もある。これはレゴリスが手を引いた場合に発生する問題を論じるものであって、手を引かなかった場合のリスクと秤量がなされていない以上、レゴリスが併合を撤回すべきでないという主張の論拠としては弱すぎるが、親レゴリス政策を推進するカルヴァン主義共和派としてはこの状況にあっても懐疑的な態度を示すのは難しく、厳しい状況に置かれた格好である。

市井でも、この件により親レゴリス政策の伝統的な担い手であるカルヴァン主義共和派への支持が低下傾向にあり、代わってリアルポリティクスを批判するサンディカリスト、アナーキストといったラディカリストが注目を集めている。ここ数か月間、ポワンクール市外でのラディカリスト諸派への関心の増加は世論調査・通信上のアクセスの増加などで明らかとなっており、これはロムレー史上かつてない現象である。

外交局も消息筋から「レゴリス帝国には以前よりセニオリス・リスクには慎重な対処をするよう促したにもかかわらず、今回の対応。率直に言うとこれは現在の共和国がロムレー史上最大の外交リスクに直面していることを意味する、と判断している」、「率直に言って、セニオリスがもたらす安全保障リスクを中央議会は受容するまい。安全保障局からも「(セニオリスに対する安全の保障は)現実的に不可能」と聞いた。もしこのまま適切な説明がなされずに併合手続きが進められたならば、ロムレーの安全保障体制の維持には難しいかじ取りが必要になるだろう」といった声が聞かれ、共和国の外交的状況はこの併合によって極めて困難な局面を迎えたといえるだろう。



(その他ヘッドライン)

【国際】エーラーン教皇国再建



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