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Tribune de Lomeray  ロムレー共和国の新聞社
9月 09 (土曜日) 2017
テークサット滅亡、PDEC失効ほか 18:03  ロムレー湖畔共和国 
【国際】テークサット滅亡、PDEC失効。ENECの行方や如何に

長らく政府活動が停止していたテークサット連合であるが、732年11月が終わると同時に国際法上も主権国家としての資格を喪失した。これにより、PDECの加盟国は既にレゴリス帝国がこれを脱退していることもあって共和国のみとなり、第22条によってPDECは効力を失うこととなった。共和国政府はこれを確認するとポワンクール市内に位置するPDEC本部を接収した。

これについて外交部会での説明にあたったアネットPDEC部臨時部長は「テークサットの崩壊に伴い、PDEC締約国は共和国のみになった。よって二十二条の定めにより、当然にPDECは消滅する」と説明。一方でENECについては自由思想派の議員からは「民族主義を始めとする反自由主義者の巣窟と化したENECにどうして共和国がいなければいけないのか」、カルヴァン主義共和派の議員からは「まともな議会政治を行っている参加国がもはや存在しない現状、ENECなどつぶしてしまうべきだ」などの意見も聞かれ、同様にENECも第十五条の定めによって失効するのではないかとの質問もあった。これに対してアネット女史はENEC部長として「外交局としてはそのように解釈しているが、オブザーバー国である共和国はそれを宣告する地位にない」と答弁。この件については一部のENEC部職員から「準加盟国は締約国に準じる扱いであるから、第十五条に定める締約国の一部を成し、ENECは失効していない」との意見も聞かれたが、アネット女史によると「準加盟国はENEC第三議定書の締約国ではあるが、ENEC憲章の締約国ではないため、そのように解釈する余地はない」とのこと。準加盟国やオブザーバー国を正規加盟国に昇格させるというオプションも考えられるものの、外交局としてはENECについて積極的に存続を目指す方針ではないとみられる。



【国際】トルキー、タヂカラオと国交樹立

テークサット滅亡に伴い大使級関係を持っている国がわずか8ヶ国となってしまった現状に対応すべく、比較的安定して議会政治を運用できている国との国交を図るべきであるとの考えから、新たにタヂカラオ国およびトルキー社会主義共和国との国交が開設された。共和国が他国と国交を樹立するのはストリーダ以来のことであり、実に100年ぶりのこととなる。これを受け、タヂカラオ大使館とトルキー大使館がロムレー市街に設置され、市内各地で歓迎のためさまざまな交流イベントが催された。



【国際】ルポ・停戦から10年、ヴォルネスクは今

かつては訪問も困難であったヴォルネスク。現在もロムレーとの国交は結ばれていないが、取材班はガトーヴィチ経由で問題なく入国することができた。

つい数ヶ月前(733年1月下旬、26388期)には飢饉の中で住民が牧場を略奪したという報告もあり、ロムレー外交局は停戦以来の観光旅行延期勧告を渡航延期勧告に再度格上げした状況下ではあるが、取材班を出迎えたのは素朴な人々であった。街の声を聞く。

「期待していたほど独立で状況は改善されなかったね。けれども、やっぱりノイエクルスに支配されているよりは独立していたほうがいいんじゃないかい?」

「そりゃ先進国からすればどのみち雀の涙かもしれないけれど、当局の理不尽な統制が去って、自由に商売ができるようになったんだ」

「この前のパレードでの民族大行進は見たかい?あれはすごかったぞ。スラヴ民族の団結力で、きっとこの国も瓦や別府のような豊かな国にたどり着けるさ」

各地でのパレードに代表されるように、積極的な宣撫政策の成功もあって現政権への支持率は高い水準を維持している。我々が街頭で聞いた限りでも、8割がたは今の政府に期待している。独立直後の希望を、まだこの人々は失ってはいない。

一方で、課題は山積している。インフラ指数は今も0、教育は初等教育こそ普及しているが中等教育以降への就学は進んでいない。幸福度指数50台というのは、共和国の水準からすると想像を絶するし、標準的なフリューゲル国家からみても問題がないと言うことは到底できない。とはいえ、特別行政区時代には幸福度指数は30を割り込んでいたというから、これでも随分と改善されたのだろう。

しかし、4000万の人口を抱えていた特別行政区時代から、今や2000万余りに人口が減少したという事実はぬぐえない。動乱の前後で流出した国民はいまだ戻ってきてはいない。住民が逃亡してできた荒野は、原野となるに任されている。辺境地域には反乱軍が事実上の支配権を確立している地域もある。掃討作戦はいまだ行われていない。

ヴォルネスク紛争とは何だったのか。独立は彼らを幸せにしたのか。10年経っても達成されない幸福、彼らはその夢をいつか実現するのだろうか。あるいは、いつか現実に気づく時が来るのだろうか。



(その他ヘッドライン)

【国際】ヴァノミスで民族主義を背景とした王位僭称者の多数出現、内戦により事実上の国家瓦解

【経済】「分散型ホテル」のメリットとデメリット―ロムレー観光業の新たな起爆剤となるか

【政治】石油公社の通商局への移管を巡り論争、「石油は輸出資源ではなく戦略資源」安全保障局



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・『叢書コーデクス諸学』、第229号「空間歪曲技術の理論と応用」、第230号「言語類型論入門―コーデクス語が膠着語を選択した理由の探究」発売。近刊・第231号「流体力学のブレイクスルーへ―コーデクス法によるナヴィエ・ストークス方程式の解決について」、第232号「国際政治シミュレータにおける変数選択」、第233号「新コーデクス語設計における文法範疇の検討過程」(アンゼロット記念大学出版局)

・ダイヤ改定によりロムレー―ポワンクール間は最速15分に、ますます高速化するロムレー・チューブで快適な移動を!(ロムレー高速鉄道)
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