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ヴェールヌイの報道 ヴェールヌイ社会主義共和国メディアの報道を集約して紹介 | ||
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5月 23 (土曜日) 2015 | ||
【第18号593年5月】労働党書記長選はじまる | 17:35 ヴェールヌイ社会主義共和国 | |
【労働党書記長選はじまる】 オベルタス・スヴィトラーナ書記長が、594年6月で就任から3期15年の任期満了を迎えることから、次期書記長選に向けた準備が進んでいる。この15年間のスヴィトラーナ政権下における経済・外交政策の成功は、人民議会におけるヴェールヌイ労働党の単独過半数維持に大きく寄与している。直近の人民議会選挙においても更なる議席の拡大が期待されており、共和国における労働党指導の輝かしい歴史は継続されるであろうことから、これまでに引き続き、この書記長選は次期国家元首選ともいうべき性格を持つ。現時点で、現政権で外務大臣を務めるヴァシリー・サロート氏、15年前の書記長選において現職に敗れたマクシム・シチェドリン氏の2名が立候補を表明している。 【候補者紹介(二名)】 ヴァシリー・サロート~グムラク出身。カニェーク芸術大学卒業。同大学名誉博士、ストレルカ名誉技師、労働党員、人民議会議員、現外務大臣、国家名誉勲章3級。大学卒業後は10.7工場(現ストレルカ時計工場)配置をうけ、外反全般やピンバックルのデザインで活躍。同工場の国家名誉勲章1級授与に貢献し、自身も3級を授与されている。当時タイル製造を手がけていたスヴィトラーナ書記長と労働者工作技術振興会議で知り合い、それ以来交流があった。スヴィトラーナ政権2期目(民主化後)に民間から外務大臣として抜擢を受け就任。3期目には自身も労働党からの信任を受け、スヴィトラーナ書記長の地元で影響力の強いバイウリェーニャから人民議会議員選に出馬し、民主農民党と共産党の候補に大差をつけて当選している。(この際文化自由連盟も共同推薦した)党内ではノルシュテイン派(穏健派)で、外務大臣として目立った功績はないが、繊細な人物として知られる。(国際的にはヴェールリズセとの協定締結で名前が唯一登場している)【主な主張】現在の経済政策の延長と洗練化を図り、より強固な自主経済体制を目指す。対外関係においては、共和国が現在抱えている対フランドルおよび対レゲロ問題の長期化に終止符をうち、早期解決を実現する。他方、外国の社会主義勢力に対しては、既存友好国と同様に、平和・平等・民主主義の理念に沿って冷静に対処するとした。ただし、黎明期に招致を受け、なし崩し的に加盟したFSIについては、現在の共和国の置かれた現状に基いて、改めて立場を再定義する必要性を認め、諸外国の理解を得ながら努力したいとした。 マクシム・シチェドリン~カニェーク(旧称クラヴィス)出身。サンサルバシオン総合高等専門学校(現サンサルバシオン政治大学)卒業。労働党員、工商行政管理総局責任局員。大学卒業後は党本部に勤務、党政治局員として指導実務の経験を積む。その後党政治局の推薦と閣僚評議会の信任により工商行政管理総局に党責任指導員として在籍。諸外国との貿易・外交について党政治局の立場から指導業務を行っていたが、完全民主化後は行政監督制度の撤廃に伴い、正式に工商行政管理総局の局員となる。579年の前書記長選に立候補、都市部では勝利するも、地方票で圧倒的大差がつき現職に破れている。これにより党専従職を離れることとなったが、功績と経験により民主化後は主要大規模官庁である工商行政管理総局の責任局員となり、名誉局員として各種調整、指導業務を続けている。対レゲロ向け交易支援事業で成果をあげている。【主な主張】経済の合理化を進め、現実に基づき、交易利益も考慮したハイブリット工業を模索する。レゲロの共和国経済組み入れも視野に、経済大国への道筋をつける。また唯一安定した社会主義国という立場・責任を国家として認識する必要性を唱え、間接的な革命支援を強化する為、主体的な外交を展開。FSIでの主導的地位を確立して、社会主義国との関係強化をより強め、相互発展と平和維持構造の構築を目指すとしている。 現職が支持するサロート氏の支持基盤は堅いと見られるが、自主経済の閉塞が危惧される昨今において、シチェドリン氏の掲げる経済大国へのビジョンは新鮮味があり愛国心を高揚させるもので、近年の諸外国における社会主義運動の高まりに対して現政権が積極行動しないことへの不満感も背景に、徐々に支持を拡大しつつある。結果は594年6月の投開票まで予断を許さないと見られる。 | ||
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