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2014 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06
旭日新聞  日ノ本帝国の新聞紙の一つで、屈指の購読者数を誇る。
極端な論調に走る傾向がある。
4月 18 (金曜日) 2014
代え難き友邦ミッドガルド他 00:03   
【特集】「代え難き友邦ミッドガルド」

帝国政府から派遣されている在ミッドガルド駐在大使がこのような最大級の表現を持って感謝の意を同国に伝えたのは、建国以来同国が最も帝国の繁栄に寄与した功績ゆえと言えるだろう。

帝国の成長基盤となった資金源はほぼ銀取引を元にしていると言って過言ではなく、それら初期投資を行ったのはルーシェべルギアス公国とミッドガルド帝国の二ヶ国である。

また当時ケーニヒスベルク事変によるクラーシェとの外交問題が発生するさなかでも中立的立場により帝国経済に急変を生じさせることなく寛容に国際社会からの孤立を防いだという点も親近感を得ている要因の一つだ。

これらを踏まえ、もっとも安定し貿易できる相手国としての信用度も高く、商務省はSLCN加盟に伴う域外貿易規制について対ミッドガルド帝国との銀貿易に特別措置を設けるよう強く要望していた。

外務省もこれを受け交渉し、特例を確保。エーラーン教皇国との銀貿易を開設するとともに、ミッドガルドとの貿易も半減ながら維持できる見通しとなった。

ここまで可及的速やかなる期間で合意が達成できたのも、貿易関係を通じた極めて良好な関係が築けていた証拠だと言えよう。このため帝国外務省担当官は強い好感を持ち、特別に謝意を伝えることになったのだという。

ツクヨミ帝陛下もミッドガルドを大変お気に召されているようで、ガトーヴィチ帝国での100周年記念の催しの次は暫しミッドガルド帝国に長期滞在したいとのお考えを示された。



両国の友好が未来永劫途切れぬことを願い



【国際】エルツ、エーラーンとの民間交流促進事業を検討

帝国政府はSLCN加盟を受けて臣民の間で高まりつつエルツ帝国連邦、エーラーン教皇国への関心について、これを活かして国家発展に役立てるという思惑から民間交流促進事業を主導しようと検討している模様だ。

内容としては学徒達の語学、文化交流等と言った部分である。

軍事・経済の協力は特に官民一体となって既に始動しているが、それ以外の分野をも巻き込んでひいてはともに諸国の将来を率直に語り合える輪を作らねばならない。

SLCN加盟国のうち、フリューとはポートランド時代からの友好を築き上げてきた国で、民間レベルでの交流では先行している好例だ。

世論調査によれば二ヶ国に対する好感度は上々であり、これ以上の機会はないと言えるだろう。



【国際】イタリン共和帝国、弊紙の指摘を受け慌てて総帥の国葬を発表

代え難き友邦国について語る記事の中でこのような残念な国家についても報じなければならないのが報道機関の使命であるわけだが、イタリン共和帝国総帥ムッチリーニ氏の国葬が行われると判明したことは弊紙の使命報道が一つ実を結んだ瞬間と言えるだろう。

しかし、無意味なプライド心からか同国報道機関は徹底してヘイトスピーチを交えて帝国を糾弾している。だが、それはただ単に事実を受け止めきれない非先進国的なみっともなさばかりをアピールするだけであることに気が付けていないようである。

おまけにこれを釈明するかのように出された同国政府声明は「報道の自由は制限しない」の一言である。我々の報道についてとやかく罵った挙句に自国の人種差別行為は見逃すという大いなる矛盾がイタリンには存在するということがハッキリしたことだろう。
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4月 16 (水曜日) 2014
イタリン共和帝国に関する特集 20:58   
イタリン共和帝国

自称先進国を名乗るも、国土は見る影もないほどに無残で、経済至上主義の弊害がここまで如実に表れている国家は数少ないだろう。これは失政と断言してもよいレベルだ。

データ上の生産性は農742%と高いようだが、毎ターンの如く火災の頻発している農村をはたして生産性が高いと言えるのだろうか?

同規模の経済力を持ちながら美しく整備されたオストマルク帝国の国土と比べ、何とも言えない差を感じざるを得ない。

必死にオストマルクに比肩しようとロケット打ち上げに邁進するばかり、足元に対する政策には目も及ばないようである。

これらは決定的に同国が非民主的であることの証左である。イタリン国民は衛星の開発など求めていないはずだ。歪な経済政策を直ちに正さなければ持続的発展は望めないだろう。



ユーリ・ユリウス大統領によるムッチリーニ総帥暗殺疑惑も持ち上がっている。

確定的なのは525年 4月付 イタリン共和帝国電によれば、人工衛星すら打ち上げに成功していない段階でムッチリーニ総帥を載せた有人宇宙船打ち上げを敢行し、空中分解したというのだ。

しかもその後同国は総帥の動静を伝えることなく、何故か人工衛星打ち上げ成功を歓喜している。

大統領による権力的なクーデター行為が介在していたと推測される。

かつて同国は唐突に国民総改宗を行ったりと意味不明な行動を見せることがあった。

この異常性はイタリン特有であり、帝国としても理解し難く、同国を友好国として迎えられない理由である。

帝国政府はかつてドクツに幾度となく警告し続けたようだが、ドクツもまたイタリンの異常性に目を瞑り続けている。
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