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L'Osservatore Erana  エーラーン教皇庁の「半公式」新聞
2月 28 (土曜日) 2015
【政治】突如 即位式を挙行 教皇ゾロアスター3世が誕生 21:29  エーラーン教皇国 
【政治】突如 即位式を挙行 教皇ゾロアスター3世が誕生

 アーラマーン・スピターマ殿下は以前からの予定を取消し、急遽即位式を行った。これには各枢機卿も戸惑いを見せており、新教皇聖下の心中での何らかの変化があったものと推察される。

 即位後すぐに教皇聖下は「少数派宗教の保護に関する回勅」を発せられ、マーニー教をはじめ種々の少数派宗教への保護政策を開始なされた。マーニー教団は国内でも多数の事件に関与しているとされ、公安当局による監視がされることもある団体であり、各地のゾロアスター教会関係者は危機感を露わにしている。

枢機卿団内部でもこの件に関しては意見が分かれており、「他宗教に対する懐柔の一策」、「未だ自覚のない教皇聖下の戯れ」といった評価をする者もいる。マーニー教の思想には共有思想があり、一部の過激派共産主義者との関係も噂されている。昨今の共産主義の台頭を鑑みると、今回の回勅は小さく無い刺激となったかもしれない。



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2月 26 (木曜日) 2015
【政治】アーラマーン殿下 ゾロアスター3世として即位 他 18:36  エーラーン教皇国 


【政治】アーラマーン殿下 ゾロアスター3世として即位

 長らく空位であったエーラーン教皇位に前教皇の甥にあたるアーラマーン・フォシャー・スピターマ殿下が即位なさることが決まった。

 アーラマーン殿下の父・ファルザーム殿下は前教皇の弟で、現在はエーラーン学士院の名誉院長と附属研究機関の幹部研究員として学術分野で活躍されている。殿下ご自身も学問に明るく、なおかつ名門財閥ターター家の血を引いており、その経営力についても折り紙つきだ。今後はまず開国して国外との関係を安定化させ、後顧の憂いがなくなった段階で教皇即位式を執り行う予定とのことだ。



【経済】開国による経済混乱の可能性

 新教皇が決定され、政治においては安定の兆しを感じるが、経済においては今後はより一層予断を許さない状況になると予想される。

 我が国はフリューゲル世界屈指の工業国であり、先端工業を軸に発展してきた歴史がある。工業国で不可欠な「燃料」とともに我が国の経済において最も重要な資源は「銀」である。「燃料」「銀」ともに国内でも産出されているが、その量は十分ではなく、工業国の性として商品輸出による外貨の獲得も必要であり、それを考慮すると資源の量は全くと言っていいほど足りていないのである。

 鎖国中においてはマズダー神の加護の下、奇跡的に深刻な経済混乱は起きなかったが、開国にあたってこれらの問題のクリアが当面の課題となるのは必至だ。







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2月 14 (土曜日) 2015
【政治】ゾロアスター2世聖下崩御後 大空位時代が続く 13:09  エーラーン教皇国 
【政治】ゾロアスター2世聖下崩御後 大空位時代が続く

 ゾロアスター2世聖下が崩御あそばされ、エーラーン教皇国は国外との一切のかかわりを断ち、鎖国体制に入っているが、それでもなお国内情勢の混乱は収まりを見せない。

 前教皇聖下は未婚で嫡子がいなかったため、カメルレンゴであるフォシャー家アーラマーン殿下の即位が取りざたされたが、殿下の母親がターター家出身であることから、スピタメネス家やメディツィン家を筆頭に有力な枢機卿が難色を示し、内戦寸前の様相をみせた。そのためボルジャ家のシーザー卿が「枢機卿団による臨時統治案」を提案し、枢機卿議会はこれを採択、教皇不在の統治が開始された。

同案は教皇聖下から授かった「行政権」のうち、外交権を停止する代わりに内政権を大幅に拡充するというもの。鎖国をする代わりに、内政は教皇の認可なしに枢機卿団が独断で行うという、苦肉の策である。

 教皇庁の権威は失墜し、国内には少数派宗教を奉じる民衆の蜂起や、共産主義勢力による事件が連続しており、この「大空位時代」を終結させるべきという意見が高まっている。スピタメネス家やメディツィン家内部でも態度を軟化させる動きがあり、有識者の間ではアーラマーン殿下の即位が成るのではないかという見方が広がっている。





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