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公方府公報  石動第三帝国公方府公式報道
7月 25 (木曜日) 2013
龍鮮王国にて全権委任法可決。事実上国家社会主義君主制へ。 23:30   
 480年10月1日、友邦龍鮮王国にて遂に全権委任法が可決された。これは愛国行動党総統の姜英哲首相閣下に国政の全権限を委任する法律で、この法律は大石動帝国で言えば、第二帝国建国後に制定された公選の内閣総統に立法・行政の全権限を委任する「内閣統治委任法」に相当する。これにより龍鮮王国は名実ともに我が国と政体を同じくする国家社会主義君主制国家となったのである。



 また愛国行動党以外の全ての党も解体され、「挙国政治連盟」に統合された様だ。



 ただ、蔡洲特別自治道ではこの件は波紋を読んでいる様で、道政府は「本国の揺るぎ無い政権の確立を歓迎するが、自由を信奉する蔡洲に影響がない事を切に願う。」との声明を発したという。



 我らが高野直総統閣下は「友邦龍鮮王国が遂に名実ともに国家社会主義同志となった。しかも我が国と違い、議会の決定によって合法的に国家社会主義君主制を名実化させたのである。これは誠に喜ばしい事であり、フリューゲルにおけるの国家社会主義の大躍進と言えよう」と述べられた。



【経済】ガドーヴィチより銀の定期輸入を開始。しかし先端工業化に失敗か。



 帝国は皇紀70年5月1日よりガドーヴィチ帝国より銀5000トン=資金7兆5000億Vaによる銀の定期輸入を開始した。これに呼応し商工省は5月10日に先端工業化奨励政策を展開、58の企業が先端工業での工業生産を開始ないし拡大し、6月1日には例年の5兆Va相当を大きく上回る7兆2190億Va相当という数字に登ったが、しかし直後に銀が欠乏。これにより政府は2ヶ月5000トンの銀供給での先端工業化は不可能と判断し、即座に6月11日に先端工業化奨励政策を取り止め、軽工業中心生産に落ち着いた。政府は「現在の財政では大量の銀購入は困難であり、また採石場ないしウラン鉱山の銀鉱山化も国内外の需要を考慮すれば困難である。この為鉄鋼の輸入による重工業化を試みるものとする」と発表した。
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7月 19 (金曜日) 2013
政府、秋津併合条約の失効を宣言。秋津地域は我が国の主権外へ。 22:25   
 皇紀69年6月12日、政府は「石動第二帝国による秋津皇国併合に関する条約」の失効を宣言、同時に秋津皇王領秋津州は我が国の主権外の地域となった。これにより5年に渡る我が国の秋津州統治は幕を下ろした。秋津州自治政府は国家としての独立を目指す模様であると思われるが、かの狡猾かつ無礼千万な秋津が作った国家が国際社会の承認を得ることは非常に困難であろう。



 そもそも統治時代、我が国が石材などの物資を大量に送っていたにも関わらず、ニュータウンの現代都市化も1都市に留まり、また総督府が要求していたインフラ整備を遅々として進めなかったのも、我が国の統治を秋津が中夏に対する隠れ蓑としてのみ利用していた事と考えれば、誠に合点がいく。なんと狡猾で寝穢い民族であろう。品性を疑わざるを得ない。





秋津州の殆どの道路がこの様な未舗装道路である。このインフラの劣悪さは同国の商工業生産に多大な悪影響を与えている事だろう。



 失効宣言を終えられた高野総統閣下は以下の様に述べられた。



「帝国の病魔は今まさに切除された。これからあの悪辣な秋津人達が国際社会に対し如何様に振舞うかは全く以て見ものだ。しかしそんな事はどうでも良い。我々がこれから考えねばならないのは、秋津州経営に無下に費やした貴重な5年間を如何に取り戻すかだ。幸い我が国には友邦龍鮮王国のご厚意により借り受けた資金がある。この資金を有効活用し、帝国の失われた5年間を取り返さなければならない」



 また、今回の条約失効を受けての帝国臣民たちの声をご紹介しよう。



「秋津人は性格もマナーも悪いんですよ。もうあそこに行くことが無くなると思うと肩の荷が降ります」

38歳男性 貿易会社勤務



「断交して然るべきだろう」

29歳男性 交通巡査



「ええことじゃ。これで景気も上がったらもっとええわ」

46歳男性 トラック運転手



「柏宮様は怒って帰って来られたんでしょ?秋津の人らは一体どんな事言ったんじゃろうねぇ」

27歳女性 飲食店経営者



「秋津人は馬脚を表したんですよ」

20歳女性 龍鮮人留学生
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政府、年内の秋津州主権放棄を宣言。総督府職員らにも帰国命令。 01:46   
 昨今、政府は秋津州との関係改善を図るため、秋津総督柏宮親王殿下並びに秋津総督府総務課長山田太志氏による秋津自治政府代表との会談を開いた。しかし、会談を終えた両名は険しい顔で在秋津記者団と対面した。残念ながら会談内容は極秘につき開示されなかったが、柏宮殿下は「秋津自治政府は性質陰険にして無礼千万。もはや秋津との対話は不可能」と述べられ、山田総務課長は「ここ数年秋津に費やした我が国の努力は全て無駄だった」と述べた。



 また、秋津州は総督府へ何の通達もなく3つの現代都市を工業都市にしてしまい、あまりにも露骨な本国への反骨と相成ったどころか、これにより秋津州の商業は修復不可能なほどに萎縮し、もはや秋津州の商業化によってのみ利益を得る事ができる我が国は、今や秋津州開発に何のメリットも持たなくなった。



 これら一連の事態を受け高野直総統閣下は次の様に述べられた。



「そもそも秋津併合にあたり彼らは『貿易権を除く全ての権限を石動政府へ譲渡したい』と言ってきたのだ。さらに併合当時は我が国が示した商業化案にも肯定的だった。



にも関わらず秋津は我ら帝国臣民の期待を裏切り、外交権を手放すと言いながらアクアマリン王国と無断で会談を行い、そして総督府の再三の指示を無視し、既に同国内で育まれてきた商業を握りつぶしてまで、工業大国である我が国と反目する強引な工業化政策に踏み切ったのだ。



何故か?今まさにここで侵略を受けた秋津と正義を愛する我が国の宿敵であった中夏民国を思い出してもらいたい。秋津が我が国に対し反目したのは何時だったのか?それは中夏が滅びた後だ。中夏から侵略を受ける秋津を救いたいという一心の我が国は、利己的で己の事しか考えられない秋津政府に中夏の隠れ蓑として利用されたのだ!そして中夏という目下の驚異が去った秋津は際限ない軍拡を繰り返し、その武力を背景に我が国に反旗を翻したのだ!



もはや我が国は秋津を信用してはならない。あの様な中夏にも劣る虚言と利己に満ちた東方諸国の恥さらしと、我々は二度と関わってはならぬ。今回の主権放棄は、いうなれば厄介払いである。愚かにも自国内の商業生産を急落させ、東方の工業大国である我が国に反旗を翻した秋津は、その劣悪な外交態度により自滅の道を辿るであろう!」



【社会】南海に巨大隕石落下。同海域を哨戒中の第三艦隊が消滅。



【国際】柏宮親王殿下ご帰国「もう二度と秋津の土は踏みとうない」
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7月 15 (月曜日) 2013
アクアマリン・秋津州会談の会談内容を入手。加藤全権大使の発言内容に政府狼狽。他 11:50   
 昨今、政府はアクアマリン王国・秋津州間の会談内容をアクアマリン王国より入手した。そもそも秋津州は我が国への併合時「貿易権を除く一切の外交権を石動に委ねる」と確約しており、総督府への通達もなしの秋津州独断による今回の会談実施に政府は大きな衝撃を受けた。以下はその会談内容である。



ユリティア・エアリーヌ国王陛下

「秋津皇王領秋津州とアクアマリン王国の会談の場です。

会談は首都アクアティアラにて行われます。



弊国からは私、ユリティア・エアリーヌが出席致します。



アクアティアラへようこそ。

弊国は加藤大悟全権大使の御訪問を歓迎致します。

しかし、独立国家ではない貴州からの訪問に驚きと戸惑いを感じます。

早速ではございますが、この度の訪問目的をお教え頂けますでしょうか?」



加藤大悟全権大使

「本会談には私加藤大悟が出席します。



貴国を訪問したのは他でありません。

平和主義国家であり高い外交力持つアクアマリン王国との友好を更に深めたく思った次第であります。

まずは我が州の名刀善光なる刀剣を献上いたします。

お受けとりください。」



ユリティア陛下

「貴州の御好意、感謝いたします。

しかし弊国は武力の撤廃を掲げており、

友好の証として刀剣を頂くのは抵抗がございます。

申し訳ありませんが、この刀剣はこのままお持ち帰りください。



ところで、会談の理由は他にございますでしょう?

貴州と本国である大石動帝国との関係に齟齬が出ていると

成蘭連邦王国の報道機関が報道しております。

もしや弊国の支援を得るために今回の訪問を取り決めになったのでは御座いませんか?



貴州が独立を視野に活動をされているとするのであれば

弊国はこれら行動を支持する訳には参りません。



むしろ弊国は貴州に対してお聞きしとうございます。

軍事力は属州とはいえ、本国を圧倒するものがあると聞き及びます。

この兵力を持って独立戦争を仕掛けるとの噂は本当でございましょうか?



以前の中夏問題で国際的に孤立している貴州が独立戦争を仕掛けると

中夏問題で足下にした国々が大石動帝国側に立って介入してくる恐れがある。

そこで弊国の支持と取り付けると共に、これを盾にして他国の介入を防ごうとしている。

これら予想は私の杞憂でしょうか?



非礼をお許しください。

しかしこれらの疑念には是非ともお答え頂きたく思います。」



加藤全権大使

「これは失礼しました。

平和を愛する貴国に刀剣などというものは不釣り合いでございましたな。

では物資を貴国にお贈りしましょう。

これならお受け取り頂けると思っています。



数々の厳しいご指摘痛み入る。

一部は事実ですが大半の予想は異なっています。

本国と多少意志疎通がうまくいかなかったことは認めます。

これが事実である点。

それ以外ついては全く根拠の無い噂で我が州としては心外の極みです。

今回の訪問は最初に申し上げた様に友好発展の為であります。

もし本国がこれを機に自治政府への指示や要求を行う回数が減少すれば願ったり叶ったりではありますがね。



ユリティア陛下

「貴州からの贈り物を確認致しました。

心遣いに感謝申し上げます。

聞けば、貴州は鋼鉄の生産が盛んな様ですね。

今後、定期貿易などは可能でしょうか?

弊国資金5000億Vaに対して貴国鋼鉄5000億トンの輸送を希望いたします。



貴州の見解はよく分かりました。

武力行為を行う意志が無いと判明して安堵しました。

肥沃な貴州を狙う国家は多いと聞きます。

安易な行動に走り、戦乱を引き起こす様な真似だけはおやめ下さい。

中夏亡き今、東方諸国には平和が訪れるものと信じております。」



加藤全権大使

「定期貿易については可能であります。

早速設定致しましょう。



我が州は訪問の目的を達しました

少女王陛下から他にお話はございますかな?

無ければこれで会談は終了とさせて頂きたい。」



ユリティア陛下

「ありがとうございます。

弊国側も設定を行いました。



ではこれにて会談を終了致しましょう。

遠路はるばる御越しいただきありがとうございました。」



 今回の加藤全権大使の発言に政府関係者、秋津総督府関係者の多くが狼狽した。

 高野直総統閣下は



「本国へ一言もなく他国との会談を強行したどころか、我が国の秋津州への政策を秋津自治政府関係者が堂々と批判するとは何事か。この発言は外交の場で我が国の顔に泥を塗ったも同じである」



 と述べられ、また現秋津総督であらせられる明日香宮先帝陛下の第二皇女殿下、近江宮陛下の姉上にあたる石動柏宮親王殿下は



「本国と秋津州を結ぶ我が総督府を斯様に無下に扱われた事は遺憾でならぬ。剰え加藤全権のこの不誠実な発言は、秋津州発展を願う我ら総督府関係者は無論、秋津州発展のために日々努力している秋津同胞に対しても無礼ではなかろうか」



 と述べられた。



 今後政府は、秋津自治政府との間で再度協議を行い、事態の改善を図る所存であるという。



【国際】総統閣下始め龍鮮派遣軍全将兵が勲章授勲



 龍鮮戦争終結に際し、龍鮮政府は全参戦国家、勢力に勲章授与を行った。我が国の受勲者は下記の通りである。



「無窮花大勲章」



高野直総統閣下



添内優大外務卿



「武功勲章」



帝国陸軍参謀総長 足利佳代陸軍大将



帝国龍鮮派遣軍総司令 楠木雅之陸軍中将



帝国陸軍航空総隊司令 檜山四郎陸軍少将



帝国海軍軍令部長 藤井浩二海軍大将



帝国海軍連合艦隊司令長官 伊坂三依海軍中将



帝国武装親衛隊全国指導者 平坂宏太



「従軍勲章」



龍鮮派遣軍陸海軍、武装親衛隊兵士



秋津州軍龍鮮派遣軍兵士



 高野総統閣下は無窮花大勲章の受勲をいたく心酔され「石動・龍鮮の永遠の信頼関係の証となろう」と述べられ、中礼服左胸の、菜良島奪還作戦の際受勲された金鵄勲章の隣に大勲章をお付けになられた。



【経済】帝国、龍鮮王国より100兆Vaを借款。無利子無期限という好待遇



 現在慢性的資金不足に陥っている帝国は、現状打開のため龍鮮王国へ100兆Vaの借款を打診した。帝国大蔵省の提案では利子5%、変換期限は10年となっていたが、龍鮮王国蔵務院は「我が国は先の戦争で貴国の支援を受けた大恩があります。100兆Vaは無利子・無期限で融資いたしましょう」と述べられ、これにより100兆Vaを無利子、無期限という好待遇で借款することが成った。龍鮮王国の大義ある処置に我ら臣民は感謝せねばならない。
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7月 06 (土曜日) 2013
【速報】龍鮮危機に際し帝国軍派遣。 07:21   
 我らが国家社会主義同志たる龍鮮王国における北部不穏分子によるテロ行動は、中夏共産勢力の無用な介入により一層激しさを増し、もはや精鋭龍鮮王国陸軍を以てしても対応できない状態となっている。政府は龍鮮政府の要請を受け、遂に2月25日、帝国陸軍近衛第一師団、第六、第七師団、武装親衛隊第二親衛機甲師団ヤマタノオロチの派遣を断行した。

 これは兵力にして約5万であるが、全部隊に新型の七〇式重戦車ジハが配備されており、さらに全歩兵部隊が一九式戦闘装甲車セニに乗車しており、帝国陸軍の中でも最精鋭である。





七〇式重戦車



 さらに海軍からも戦艦アマテラス麾下タケミナカタ級重巡タケミナカタ、トヨタマビメ級重巡トヨタマビメ、他軽巡洋艦6隻を派遣。止む終えぬ場合は北部テロ集団への巡航ミサイルによる直接攻撃も辞さぬ構えである。



 さらに陸軍は来月中旬にも第一~第四師団約5万の増派を予定しており、もはや我が帝国精鋭部隊と龍鮮精鋭部隊の連合軍の前には北部不穏分子の弱兵、テロ支援集団中夏共産政府の烏合の衆は数日を待たず惨敗するであろう。
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