国務院国家宗教事務局は我が国の宗教政策に際し、これまでの国家による完全統制から若干緩和した以下の政策を発表した。



一、教団活動の独立性に関してはこれまで通り地域ごとに一定の自治を認める。ただし、共産党の指導に関して批判を行うなど反政府活動に加担しないこと、華夏の法令を遵守することを条件とする。



ニ、外国から派遣された聖職者は政府要人として国家武装警察が警護を担当する。華夏国籍の信徒に関しては華夏公民として扱うので特別に護衛するということはない。



三、私有財産は動産に関しては不可侵とする。不動産は建造物は届け出があり、法令に違反しない基準であれば認可される。土地に関しては原則全て国有のため認めない。



四、宗教施設（記念碑・カテドラル）建設は、全費用(99990億Va+石材5000万トン)を当該宗教団体が負担する。



五、建築する教会において活動する、宗教法人の法人格を認め、これをその他勢力の圧力から保護する。

【経済】

「各地でインフラの整備が進む」

第二次五カ年計画最終年を迎え、党中央は途中報告にて共和国のインフラ整備は約3分の1が完了したと発表。農村部にもその影響は出ており、電気水道の整備がほぼ終了しつつある。外資の導入により普欧系企業などの資本が流入していることも計画が順調に進む要素となっている模様。来年度より始まる第三次五カ年計画では新興工業国入りも視野に入れているという。



【国際】

「成蘭との不可侵条約を締結」

外交部は我が華夏人民共和国と成蘭連邦との不可侵条約を締結した。

本条約により両国に国交が樹立されたが、帰国した朱総理は我が国に対する不信感を取り繕うこと無しに隠しもせずにまた会談で我が国が一方的に侵攻する可能性をも示唆してきたことに不快感を表明した。

本日午後７時（オストマルク時間午前11時）、ミッドガルド帝国が突如オストマルクに対して宣戦を布告、ほぼ同時にオストマルク領内にミッドガルド軍が大挙して侵入した。

国際法的に問題ないとはいえ、この軍事行動はまさに空いた口が塞がらないという具合である。

さらに驚くべきことはそれだけではない。宣戦布告の理由が、一連の国際的政情不安がオストマルクの陰謀であるがごときまさに言いがかりというべき理由なのである。ミッドガルド皇帝の死とレゴリス内戦の誘発は全てオストマルクの陰謀であるという。

党中央は即座に中央委員会を召集し、非難声明を発表した。

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このような恥知らずで破廉恥かつ卑劣な戦争は、未だかつて見たことが無い。平和的交渉を行う努力を怠っておきながら正義を語るのは、平和を希求する国際社会を侮辱するが如き暴挙である。もしミッドガルドに対話を行う能力を持つ人材がいればすぐにこの愚行を中止し、オストマルクと対等な交渉を行うべきである。

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旧秋津皇国領に秋津君主国なる国家が再建された。同国はかつて我が中夏大陸まで進出した秋津民族による国家であり、周辺各国の安全保障上極めて不安定な要素を含むこととなった。

現在龍鮮王国が同国に接近しているという情報もあり、秋津が再び巨大な勢力となることを政府は警戒している。

外交部によると、秋津君主国は長い混乱の中で国力を大いに減退させており、かつてほどの力は無いという。しかしそれは秋津が再び周辺国に牙を剥かないという保証にはならない。各国は連携して国際平和の維持を続けていかなければならない。



こどもQ&A　秋津皇国とは？

秋津皇国とはかつて我が国の東方にあった軍事大国です。古くから我が華夏と交流があり、華夏文明を吸収して独自の文化を築いてきました。しかし華夏人民共和国の前政権である中夏民国末期に秋津は大陸に進出し、現在の領土の大半を併合しました。その後秋津は内戦によって消滅し、中夏民国は独立を達成しましたが、そのことは多くの華夏人に深い傷を与え、二度と侵略されない強い国家を作ろうと決意させました。

先日逝去した李主席の後を受けて国家公安委員長である劉正民同志が党中央委員会及び全国人民代表大会の選出によって国家主席に就任した。

劉主席は就任演説の中で、現体制の限界及び改革の必要性を訴えた。

まず、全国の人民公社を解体し、責任生産制の導入を検討、また、外交において諸国との関係改善を目指していく考えを表明した。



「みんなの授業」

-劉新主席ってどんな人なの？

新国家主席に任命された劉正民同志は内陸部で10年間党書記を務めた叩き上げの人なんだ。

地方の行政手腕を評価されて李前主席に警察のトップとして引き立てられたんだ。

-劉主席は資本主義導入に賛成なの？

若い頃に普欧・ノイエクルスなどの諸国に留学していたことがあるらしい。資本主義に積極的に賛成ではないけれど、ある程度の経済的自由は認められるべきとの考えがあるようだよ。



「内陸部で暴動、軍が鎮圧へ」

内陸部啓蘭族自治区で暴動があった。反政府分裂的策動であるとして、西部地方軍事委員会は即時鎮圧を決定。民間人の死傷者は39名、逮捕者は600名を数えた。