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rn ahr  エーラーン教皇国の不定期雑誌。
政治、科学技術からファッション、グルメまで幅広く取り扱う。
3月 29 (日曜日) 2015
【ビジネス】ターター家で下剋上 創業家の娘が父を追放 15:19  エーラーン教皇国 
【ビジネス】ターター家で下剋上 創業家の娘が父を追放

 共産派による内紛の混乱が落ち着かない中、国内最大の財閥であるターター財閥の創業家でお家騒動が起きた。内戦で共産派が担ぎ上げたアーラマーン氏の母は総帥シャーヤール氏の妹であり、そのため同氏は共産派を支持、資金の援助等を行ったとされたものの証拠不十分で起訴には至っていない。一方で、同氏の娘で財閥傘下のトリサントナ社の取締役社長を務めるザルリンドフト氏は「親友(アーラマーン氏)の過ちを正すのが私の役目だ」として出奔し、純血派(政府軍)に参加したとされているが、共産派の鎮圧後は家に戻り、後処理に追われていたようである。

 シャーヤール氏は自身の指示に従わなかったザルリンドフト氏について「悪い子供を持った」と発言し、トリサントナ社株主総会において社長の退任を求める「株主提案」を行った。それに対抗するように、ザルリンドフト氏側も「会社提案」として会長としてのシャーヤール氏の退任を求めた。また同時に持ち株会社のターター・ゾーネにおいても、反社会活動に与して混乱を招いた責任での総帥の退任を求める「株主提案」を行った。

 その結果、トリサントナ社株主総会で「会社提案」が、ターター・ゾーネ株主総会では「株主提案」が可決され、ザルリンドフト氏のトリサントナ社社長としての残留と、ターターゾーネでのシャーヤール氏の会長職解任が決まった。

 今後はザルリンドフト氏が持ち株会社の会長と、トリサントナ社の社長を兼任する総帥としてターター財閥を率いていくことになった。トリサントナ社の株価は高騰しており、市場には今回の結果が4好印象であったことがうかがえる。

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