今上王18年(462年)4月2日に勃発した華夏内戦は、10月3日国民党軍の勝利により終結し、中夏民国復興が宣言されました。尹明策議政府総理大臣は中夏民国政府を華夏大陸における唯一の合法で正当な政府として承認することを閣議決定しました。

【内戦に対する議政府の対応についての総括】

華夏内戦勃発の情報は、駐華大使により外交院に伝えられ勃発2時間後に尹総理へ報告されました。尹総理は華夏駐在中の龍鮮国民に帰国を勧告し、陸海軍幹部を招集し、非常警戒体制の構築と国境警備の強化を指示しました。(写真は龍華国境を警備する陸軍兵士)

尹総理は4月4日の緊急閣議で内戦不介入・国民保護・国境防衛の方針を決定し、龍華国境には陸軍6個師団・警務院特別機動隊2万人が展開され警備任務に努めました。

また、華夏東北部に建国された萬州国や広州に建国された華夏祆教国については、内戦不介入の方針から承認を見送る措置を取りました。

【難民保護についての総括】

地続きの華夏東北部や海を隔てた東山半島より、亡命した華夏人難民は一時、50万人にも上り、北部の安平道や沿海部の黄海道・京畿道は混乱に陥ったものの、軍・警察により保護されました。内戦終結の報を受けて、議政府は難民の送還を検討しています。

フリューゲル暦459年2月15日、尹明策首相は華夏人民共和国が提唱した「東方諸国共同宣言」に署名しました。

以下に「東方諸国共同宣言」を紹介します。



東方諸国共同宣言

我々平和を愛する東方諸国民は長きにわたる分裂と統合そして戦乱の歴史を踏まえ、政治経済文化等のあらゆる分野で協力し、相互の発展及び諸国の繁栄を願い、ここにその団結の意志を国際社会に示すために以下の項目に合意した。

一、東方諸国は相互の主権を確認し、これを尊重する。

一、東方諸国は相互の紛争に関し、武力行使ないしは武力による恫喝を永久に放棄する。

一、東方諸国は人、商品、サービスの往来に関し、その障壁となる制度等を順次撤廃していく交渉を行う。

一、東方諸国はその相互の発展のために経済協力のための枠組み構築を行う。

一、東方諸国は諸般の分野で相互に交流を活性化させる。

一、以上の項目を実現化するために、東方諸国は早期に交渉を開始する。

東方諸国首脳は適切な時期に首脳会議を行うことにした。

フリューゲル暦459年2月15日



また、龍鮮・蔡洲・華夏・秋津・神桜・石動の五カ国と一地域が本宣言の効力を有する地域として登録されました。

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【普欧帝国ヴィルヘルム2世陛下国葬に朴純徳王世子殿下、尹明策首相出席】

フリューゲル暦459年8月24日、普欧帝国でヴィルヘルム2世陛下の国葬が執り行われた。朴純徳王世子殿下と尹明策首相が龍鮮王国を代表して国葬に出席しました。また、国王陛下は「龍鮮発展に御力を下さった陛下の遺徳を偲び、御冥福をお祈りする。」と述べ、喪に服されました。