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帝国新報  ガトーヴィチ帝国政府公認の報道機関。新聞の発行が主業務。
7月 01 (月曜日) 2013
【号外】巨大隕石衝突す 14:29  ガトーヴィチ民主帝国 
【号外】巨大隕石衝突す

 477年(Анна8年)5月9日午前3時、突如巨大隕石が帝国南部に衝突し、筆舌に尽くしがたい甚大な被害を生んだ。

 巨大隕石の落下点は(7,15)にある森であった。しかしながら、一般的な巨大隕石は街7つ分の大きさを持つために、落下点近辺にあった軍事工場もろとも水没してしまった。帝国の軍事的躍進に欠かせぬ工場が海の藻屑と化したのは甚だ無念である。更に恐るべきは、衝突時に発生した凄まじい衝撃波である。帝国唯一の港湾であり貿易の要であったВодакой港や、開業目前のポートタワー、海岸近くの長閑な農村風景、これらすべてが砂塵となってしまった。こうして帝国において一、二を争う港附近の繁栄都市は、一瞬にして壊滅したのであった。

 隕石による死者は現時点で20万人。半年前の津浪の死者70万人に比べて被害が小さかった(無論甚大ではあるが)のは、衝突が深夜であり港や工場にいた労働者が少なかったからではないかとみられる。

 衝突時、帝国全土が震度5弱を超える揺れに襲われ、帝都では多くのビルでひび割れが確認された他、コリツォー州では貧困層の住宅が軒並み倒壊。原子力発電所・火力発電所は、耐震化が十二分になされていたため問題が発生しなかった。復興に不可欠な電気が安定供給されることで、復興は迅速に行われるだろう。



【号外】本災害における帝国政府の対応

 衝突後1時間30分経った午前4時半頃には気象庁が緊急会見を開き,情報の詳細な伝達に努めた.当時は帝国民皆何が起こったのか見当もついていなかったため,この会見は帝国民に現状の安堵、そして真実の恐怖を与えるものとなった. それから30分後の午前5時には首相官邸に巨大隕石復興対策本部を設置し,午前5時半までに全閣僚が集合,プチェーリン総理大臣を復興に関する最高権限を持つ本部長に任命し,建設省を中心に復興計画に当たる方針で基本的に一致,一時閉会したのが午前5時50頃であった.



【社会】被災地における駐留軍の活躍/各国より支援賜る

 現在被災地では,成蘭駐留軍による被災者支援活動が大々的に行われている. 駐留軍に救出されたというГさん(仮名)は弊社の取材に,"家の下敷きになっていた私を,大丈夫だよと助けてくれたのは駐留軍でした(さよならの向こう側)""と応えた. 駐留軍と増援部隊の動員数は合わせて10万人(成蘭発表)とのこと.

またタヂカラオ国より1兆Va、石材1000万トン、建材1億トンの援助を賜った。



【政治】議会選また1年延長

 プチェーリン首相は巨大隕石衝突を受け、昨年の津波被害を鑑みて1年先延ばしされていた議会選について、更に1年先延ばす事を提議し、与党の賛成多数で可決された。議会選の投票日(予定)は478年(Анна9年)2月15日。





(今後復興関連号外は本記事に掲載す)









 

 

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