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帝国新報  ガトーヴィチ帝国政府公認の報道機関。新聞の発行が主業務。
11月 12 (月曜日) 2012
【政治】帝国の迷走 第3回通常国会 17:37  ガトーヴィチ民主帝国 
【政治班】

=帝国の迷走=
 

 440年4月、第3回通常国会が国会議事堂にて行われた。437年に第1回通常国会が行われた事を考えれば、本来今国会は第4回に

数えられるはずであるが、これは昨年の国会が暴動により行われなかった為である。その為か、今国会は大変内容の濃いものとなっ

ている。



 以下は、ドミトリー・セルゲーエヴィチ・モロゾフ初代政務院大臣の本年度の所信表明演説である。発言の一部を鍵括弧内に掲載し

た。紙面の都合上略している部分がある。



 ・ 国営市場の充実

   「現在帝国は、製造した商品の殆どを外国へ輸出する事で、これを資金源としております。内需が未成熟な現状のままですと、世

界中で商品が飽和した際に、資金不足に陥る恐れがあります。幸いにも内需の伸びしろは十分にある為、内需の拡大はそう難しくは

ありませんが、何れにせよ早急に施すべき課題であると考えております。」



 ・ 先端工業化

   「本年度も国の基本方針である『工業大国』を維持していく方針に変わりはありません。近年製造業界から、帝国独自の先端技術

の確立の要望が、私共のところまで上がっておりますが、これには教育投資、莫大な資金が必要になります。その為、先端工業化は

先程申し上げた「内需の拡大」を一定の水準まで行い、教育投資を行ってからになるものと思います。」



 ・ 世界的燃料不足

   「現在、世界中の比較的多くの国が燃料不足に苛まれております。この燃料不足は、燃料産出国、主に新興国が、工業化或いは

商業化への道を歩み始めると同時に、燃料輸出が難しくなったところに原因があります。帝国もこうした国の1つでありまして、以前か

ら工業化による燃料消費量増加を理由に輸出量削減を行って参りましたが、今年に入って天津飯帝国との貿易を終了した事により、

燃料輸出の時代が終わりました。それどころか、現在の帝国の燃料備蓄量はピーク時の1/3程にまで減少しております。他方銀は含

有量の上限を超えながらも輸出品として活用出来ていない事を踏まえ、銀山の廃止、ウラン鉱山の整備を視野に入れながら、(国会

内どよめき)・・・今後の燃料情勢を見極めるつもりです。先端工業の原料である銀は、輸入100%で採算が取れるかどうか、です。



 ・ 年号の導入

   「最終的には宮内院と会議を開き、陛下の御判断を仰ぐ事になるとは思いますが、帝国独自の年号を制定するつもりです(帝国発

展党の一部の議員が拍手する)・・・これについては追々今国会にて審議したく思います。」





 代表質問では、帝国発展党党首とのやり取りが熱を帯びた。

  帝国発展党党首「帝国は、予てから先端工業化を目指し邁進して参った訳でありますが、それに拘らず、後に建国された大神連邦

  王国を初めとする国々に先を越されています。これは政務大臣の政治に問題があったからではないでしょうか。」


  政務大臣「インフラが未熟な上での急激な工業化は、社会不安を引き起こすと言われております。少しずつ、確実に成長させてい

  く事が重要だとの認識をしております。」


  発展党党首「昨年の暴動を引き起こしたのはどなたですか。言っている事とやっている事が矛盾しています。まるで暴動が他人事

  みたいですな。」


  政務大臣「その暴動を引き起こし、目の当りにした故の教訓を申し上げたまでです。貴方が考える政策を行えば、再び暴動が発生

  するでしょう。」


  発展党党首「(声を荒げて)貴方は自分の責任を他人に擦り付けるのですか。(賛同の野次)」

  政務大臣「そういう訳ではありません。帝国民が幸せに暮らせる社会を作っていくという、政治の王道を述べただけです。」







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中の人です。反転でどうぞ↓

文才が無いので代表質問の場面は辻褄の合っていない点があるかもしれません・・・。

代表質問の辺りに、普欧帝国大衆紙(名前が難しいので許してください)の情報を少しだけ入れたつもりです。

首都(帝都)をLv.3まで上げたのは、工業都市建設の為です。現在はLv.2にダウングレードしています・・・しているはずです。

普欧大衆紙様、参考にさせていただきます。
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