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成蘭報道ネットワーク  成蘭連邦王国の報道を集約する。
5月 14 (月曜日) 2012
低成長時代へ 23:27   
低成長で推移



財務省は近年の経済成長に関するレポートを公表し、我が国の経済が低成長で推移していることを明らかにした。



笠本財務相は「我が国の高度経済成長期は終わりを告げ、先の見えない低成長時代に突入した」と述べた。

一方、菊島康彦首相は「必ずしも高度経済成長が国民にとって望ましいとは言えない。マハエール帝國では繁栄の陰で国民が不満を抱いていたそうだ。」と他国の例を引用した上で「低成長でも確実に堅調に成長することが重要だ。」と低成長に楽観的な姿勢を示した。



大規模な反政府デモ

政府は国内主要都市各地で反政府デモが発生していると発表し、夜間外出禁止命令を発令した。

同時に国内に駐在する各国外交官、貿易関係者に対して警察官の警護を決定、既に決定されている加盟国各国首相、全閣僚に対する警護案を含めて明日にも開始する。

政府発表によると、「10兆Va相当の経済損失を確認している。悲観的な予想ではあるがこの額は明日にも倍増するだろう」とのことだ。



警察省が公表した資料によると、デモを主導しているのは反政府組織で連邦の社会主義化を求めている「成蘭人民軍」と見られ、中央銀行本店、連邦王国軍施設を襲撃したのは同軍の精鋭部隊と思われる。貧困層を中心とした国民も多数交わっており鎮圧の見通しは立っていない。



一方、菊島康彦首相は事態を収束する為連邦王国軍の出動命令を発令した。発令は15年ぶり。

デモ参加者は武器を携帯している為、「鎮圧に必要な範囲内、自己を守る為に武器を使用することは認めると指示している」(菊島首相)という。

コメントも発表し、「定期的に暴動が起こり、そして経済損失で再び景気が悪化するというスパイラルを断ち切るため、何らかの根本的対策を取る必要がある。しかし、低所得者への収入援助等も行っており暴動が定期的に起こる理由があまり分からない」とした。

明日にも警察省幹部、国防省幹部、連邦王国軍情報軍幹部と協議する。



マハエール帝國情勢不安「非常に懸念」官房長官

瀬沢行彦官房長官はマハエール帝國の情勢不安について「貿易上のリスクを考慮すると、非常に懸念を抱かざるを得ない」と懸念を表明した上で「マハエール政府は速やかに事態を収拾し、「革命軍」とやらが政府を脅迫するという異常事態を速やかに終結させるべきだ。」と述べた。



菊島康彦首相はマハエール帝国への渡航制限政策を発表し連邦外政院と各空港管理者に正式に指示した。

貿易関係者以外でマハエール帝国への渡航を目的とする邦人に対する出国許可を原則認めない。



また、マハエール帝国籍の旅客に対しては入国審査を特に厳重化し、「革命軍」及びマハエール政府の破壊工作に於ける関係者については上陸不許可とする。



特に上陸不許可に関しては主権不干渉の原則に反するのではないかという有力な批判が噴出しているが、小崎副首相は「我が連邦に国家を転覆しようとする犯罪者が入国しようとしているならばこれを水際で防止することは国家として当然の義務だ。」として「今後、事態が悪化すれば規制を強化することも視野に入る。」と述べた。



一方、通商代表部副部長で経済担当副首相の屋島徹彦氏は首相、小崎副首相と相次いで会談し「現段階では貿易関係者に対して制限を加えることは考えていない。貿易に関しては支障がないよう最大限通商代表部がバックアップするという方針に変更の予定はない」と話した。



(注 2012年5月15日 17時50分加筆)

(注 2012年5月18日 16時11分再加筆)
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5月 03 (木曜日) 2012
新首相に菊島康彦氏 16:03   
新首相に菊島康彦氏

国王陛下は御言葉を発せられ、菊島康彦国土運輸相を次期首相に任命する旨が明らかになった。



既に政府内では中立派として知られる菊島国土運輸相を次期首相に指名することで政府内の勢力均衡を保ちたいという声が高まっていたとされ、陛下は復興による堅調な経済成長を維持したいと考えており政府内の対立を終息させるため、菊島氏を次期首相に任命した。



菊島氏は先ほどコメントを発表し、「堅実な経済成長を維持し、再度、経済力で先進国入りを果たす」と述べた一方、「国防力の強化も欠かせない。戦艦の建造計画については予算化して実現すべきだ。」という中立派らしいコメントになった。



閣僚については屋島氏を通産相兼経済担当副首相、小崎警察相を国土防衛担当副首相に就任させる。通商代表部長の首相兼務制は当面継続する。また、菊島氏の就任に伴う後任の国土運輸相は当面空席とし、運輸担当副大臣が代行する。



延島内閣は菊島新首相の就任を以って終了する。尚、国王宮殿政治部報道官は新内閣発足と共に解散に踏み切る可能性について「あり得ない。政治は安定せねば意味がないのだ」とコメントした。 
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