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ハイネセル・タイムズ  レゴリス帝国最大の発行部数を誇る有名新聞。発行者はレゴリス総合報道。
12月 30 (水曜日) 2015
【国際】永久同盟、アルドラド・エルツ二重帝国・ヴァノミス王国に対して遺憾の意を表明 01:39  レゴリス帝国 
【国際】永久同盟、アルドラド・エルツ二重帝国・ヴァノミス王国に対して遺憾の意を表明

 レゴリス帝国副総統兼外相のリーゼロッテ・ヴェルトミュラー女史は11月30日の定例記者会見の場で、永久同盟代表国としてアルドラド・エルツ二重帝国、並びにヴァノミス王国に対して遺憾の意を伝えたことを公表しました。ヴェルトミュラー副総統兼外相はその理由として「ヴァノミスに於ける一連の問題での関係国会議に於いて合意が成されたファルロイト協定への調印を約10ヶ月に渡り行っていない為」としました。ヴェルトミュラー副総統兼外相は「本協定はヴァノミスにおける一連の問題の云わば最終的解決を図ったものであり、本協定に対して早急に調印することがヴァノミス問題の早期解決に繋がりますが、アルドラド・エルツ二重帝国とヴァノミス王国はその調印を何故か躊躇しています。」とした上で、「既に彼らは関係国会議に於いて代表国たるエルツ帝国を通じてファルロイト協定の内容に賛同し、締結に合意したにも関わらずです。」と関係国会議で合意をしていることを指摘。「よもや合意後にその意思を翻して協定を反故にするとは思ってはおりませんが、関係国会議にて合意が成された以上、彼の国らには調印するという義務が発生します。それを放棄している現状は、既に調印した永久同盟、新興諸国経済理事会の2組織はもとより、協定締結会議の会場を提供したストリーダ王国に対する背任行為であると言えるでしょう」と述べました。



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発行日:629年12月初旬(22678期)
name: @Guest  Comment: Was this article useful?: Yes No
12月 20 (日曜日) 2015
【国際】永久同盟、ENECと共同でヴァノミス王国に対して勧告を発すほか 21:17  レゴリス帝国 
【国際】永久同盟、ENECと共同でヴァノミス王国に対して勧告を発す

 628年3月中旬、永久同盟と新興諸国経済理事会(以下ENEC)は共同でヴァノミス王国に対して声明並びに勧告を発しました。

 声明文によるとENECに提出されたウェールリズセ連邦共和国の『ヴァノミス王国農村爆撃事件に関する報告書』を元にENEC加盟国、並びに永久同盟加盟国の計7カ国が外相会談を開き、民主主義政体への移行、国家主権の譲渡に伴う永久同盟並びにENEC加盟国内で選出された信託国家の一定期間の信託統治等といった処置を講じるようヴァノミス王国に対し勧告すると共に、これらが履行されない場合、永久同盟とENECは様々な必要な処置を講じるとしました。

 本声明・勧告が前触れも無く突然公表された為、ヴァノミスの一連の事態における『資源輸送保障原則』適応の是非について議論が紛糾していた帝国議会上院・下院両議会は呆気にとられ、急遽一時的な閉会を余儀なくされました。概ねの政党は今回の声明・勧告に賛同している模様ですが、一部政党からは「ヴァノミスを見捨てるのか!」「『資源輸送保障原則』を適応しないのでは国際社会に示しがつかない」といった意見が見られました。資源輸送保障原則を今回適応しなかった理由に「ミッドガルド帝国と協議が行えなかった」「ミッドガルド帝国の強い反対に遭った」など諸説ありますが、帝国政府が公表していないため真偽の程は不明です。

 また、長年の交流がある神聖同盟とではなく、まだ交流が浅いENECと本声明・勧告を発したことから、「神聖同盟と永久同盟の協力関係が蔑ろにされた」などと言った意見があることについて、

帝国総統官房長官であるヴェルナー・ディットリヒ氏は「ENECと共同で声明・勧告を出したことにより、神聖同盟、というよりは成蘭連邦王国との協力関係が損なわれることは無い」と反論。「成蘭連邦王国はミッドガルド帝国に次ぐ我が国の『盟友』であり、過去・現在、そして未来においても、両国の協力的かつ友好的な関係は持続されるでしょう」としました。



【政治】ヴォルケンアンザムルング総統、次期総統選挙への出馬を表明

 ヴォルケンアンザムルング総統は5月16日、第15回総統選挙(直接選挙化後では8回目)への出馬を表明しました。ヴォルケンアンザムルング総統は出馬する理由として、「最初私は今期を以って引退するつもりでしたが、ヴァノミスに関連した一連の問題、ハイネセル州とエルネスティア州の合併問題、燃料供給の問題など、未だ続いている問題は数多くあります。今期での引退はそれらの問題の責任を途中で放棄するものだと考え、今回の出馬に至りました」と説明しました。

 ヴォルケンアンザムルング総統は588年より5期40年も総統を務めており、今期を以って引退するという前評判があったため、今回の表明に政界では驚きの声が出ています。特に次期総統候補と呼ばれていたリーゼロッテ・ヴェルトミュラー副総統兼外相は今回の報を受け落胆したと言われています。

 この出馬表明について、事実上の対抗馬であるゴリス社会民主党・共産党連合推薦のアレクサンドラ・フーデマンレゴリス社会民主党党首は「例え5期40年の現行候補が相手であっても私はそう簡単には負けません」として、出馬を辞退しない意思を改めて強調しました。

 今回の総統選挙にヴォルケンアンザムルング総統が勝利した場合、6期48年を務めることになりますが、これは約50年務めた第3代総統グレーテル・ヴァルシュミーデ女史や約49年務めた第7代総統のヴァルター・ディットリヒ氏、約48年務めた第5・6代総統の故リーゼロッテ・ヴェルトミュラー女史と就任期間において足を並べることになります。



【軍事】ウェールリズセ海軍向けハルストア級ミサイル駆逐艦が完納

 4月12日、レゴリス帝国国防省のガブリエーレ・バルヒェット報道官は定例記者会見でレゴリス・ミリタリー・インダストリーズ(以下RMI)とゲネラール・ダイナミクス・エレクトリック・ボート(以下GDEB)の2社がそれぞれ建造していたウェールリズセ連邦共和国海軍向けに建造していたハルストア級ミサイル駆逐艦フライトII全12隻をウェールリズセ海軍に引き渡したことを公表しました。バルヒェット報道官は「彼らはとてもよい仕事をしました。エルツ帝国海軍向けの30隻に及ぶハルストア級の建造を行いながら、更に12隻ものウェールリズセ海軍向けの艦艇を建造を同時並行で行ったのです。工程の遅延などもなく、予定通りに全ての艦艇が建造され引き渡されました。」と述べ、RMIとGDEBの2社に対して謝意を述べました。また、今年度予算でハルストア級フライトIの後継艦としてフライトIIを20隻建造する事を改めて表明。RMIとGDEBに10隻ずつ発注する旨を初めて公表しました。

 他にも、現在ウェールリズセ連邦共和国海軍に派遣している軍事顧問団について、バルヒェット報道官は「今後1年以内を目処に引き上げる」と初めて発表しました。これは軍事顧問団団長を務めている足柄真瑠璃海軍上級大将が「既にウェールリズセ海軍は世界でも有数な海軍に成長しつつある。最後の試験に合格すれば最早私たちレゴリス帝国海軍の軍事顧問団は不要」と申し出た為としました。その最後の試験には本国から1個空母打撃群が参加し、その戦力対ウェールリズセ連邦共和国海軍で大規模な模擬戦闘を行う模様です。

 また、帝国の友好国の一つであるロムレ-湖畔共和国に対して軍事顧問団を派遣することを公表しました。併せてレゴリス帝国製の各種兵器が輸入されることも公表されました。これについてバルヒェット報道官は「帝国の兵器供与や軍事顧問団派遣を通じて、友好国の国家防衛能力の物的・質的向上の一助となれば幸い」とした上で、今後も積極的に各種兵器や軍事顧問団派遣を友好国に対して提案・実行していくことを表明しました。



【軍事】砲弾輸出、今後は『自国兵器を輸入した実績がある国家』『安全保障条約を結んでいる国家』に該当しない国家への輸出禁止を発表

 レゴリス帝国総統官房長官のヴェルナー・ディットリヒ氏は5月12日、レゴリス帝国製の砲弾の輸出を『自国兵器を輸入した実績がある国家』『安全保障条約を結んでいる国家』のどちらかに該当している国家にのみ輸出し、それらに該当しない国家への輸出を禁止すると発表しました。

 今回の砲弾輸出に関する制限が決められた理由として、ディットリヒ総統官房長官は「長州国からヴァノミス王国に輸出された砲弾が自国民虐殺という愚行に使われたことを鑑み、今回新たな制限を盛り込むに至った」と説明。「これにより、砲弾はミッドガルド帝国やフリュー第二帝政、ウェールリズセ連邦共和国やエルツ帝国等の一部国家のみに輸出される事となる」としました。

また、「『自国兵器を輸入した実績がある国家』という条件は削除し、『安全保障条約を結んでいる国家』のみにすべきなのでは?」という記者の質問については、「『自国兵器を輸入した実績がある国家』、つまりこれはレゴリス帝国製の何かしらの兵器を軍で採用し運用している訳ですが、安全保障条約を結んでいないにせよ、我が国の兵器を売却する国家は我が帝国が信頼を置いている国家のみに限られます。ですから、ヴァノミスでの1件のように我が国の兵器が他国の、それもその国の自国民を虐殺する等と言った事態を引き起こされる可能性は非常に低いと判断して本項目を盛り込んだ訳です。」とした上で、「もしも仮にヴァノミスの1件のような事態が我が国が輸出した兵器によって

引き起こされた場合、それを引き起こした国にはそれ相応の罰を与えることとなるでしょう。無論、武力制裁等も含めた強力な制裁で」と答えました。



【経済】バルシュミーデ・ゲーエムベーハー、ウェールリズセ国内で巨大空港を2つ竣工させる

 526年8月28日、バルシュミーデ・ゲーエムベーハー(注1)はウェールリズセ連邦共和国で建設していた「ウィリーツェン国際空港」「サンジュブレ国際空港」の2つの巨大空港を竣工させ、ウェールリズセ連邦共和国に引き渡した事を公表しました。両空港はそれぞれ516年と517年にバルシュミーデ・ゲーエムベーハーの受注が決まり、以降設計・主工事を担当しました。一部工事に置いては

ウェールリズセ内の企業数社に受託し、同国企業の技術力向上に協力しました。

 本空港について、バルシュミーデ・ゲーエムベーハー代表取締役会長のブルーノ・バルシュミーデ氏は竣工記念式典で「両空港が双方ともに約10年で無事竣工させることが出来たのも一重にウェールリズセ連邦共和国政府の様々な協力、例えば迅速な用地買収や騒音問題の解決等が挙げられますが、

それ無くして今日の竣工はありませんでした。」とし、ウェールリズセ連邦共和国政府に対して謝意を述べました。また、ウェールリズセのアゼロティータで建設が進められている国際空港については「我が社が積極的に技術協力を行い、空港建設の一助を担うつもりです。」と述べ、ウェールリズセ企業が受注した場合においても技術の面で協力する旨を公表しました。

 両空港の竣工について、リーゼロッテ・ヴェルトミュラー副総統兼外相は記者会見の場でこう述べました。「ウェールリズセ連邦共和国に於いて、ウィリーツェン・サンジュブレの両国際空港の建設に

レゴリス帝国企業であるバルシュミーデ・ゲーエムベーハーが主体として率い、無事竣工したことに対して祝意を申し上げます。(中略)かの企業がウェールリズセ国内において、このような巨大プロジェクトに参画出来たのも、両国政府の経済協力の一つの成果であると言えるでしょう。今後も帝国政府はウェールリズセ連邦共和国との経済協力を推進し、更なる成果と成功が得られるよう努力する所存です」



注1: バルシュミーデ・ゲーエムベーハーは総合建設業を営む企業。石油コンビナート、発電所、ダム、空港、港湾などの建設を請け負う世界有数規模の建設会社であり、創設者はレゴリス帝国第三代総統のグレーテル・バルシュミーデの実妹であるデボラ・バルシュミーデ。建設実績としてガストン・ホルスマン国際空港やハイネセル空軍基地、 テリアン港等がある。





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発行日:628年5月下旬(22623期)
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