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ハイネセル・タイムズ  レゴリス帝国最大の発行部数を誇る有名新聞。発行者はレゴリス総合報道。
8月 31 (月曜日) 2015
【経済】RHI、ガトーヴィチ帝国における高速鉄道入札で不祥事か 23:55  レゴリス帝国 
【経済】RHI、ガトーヴィチ帝国における高速鉄道入札で不祥事か

 昨年11月16日、ガトーヴィチ帝国における高速鉄道整備計画に伴う入札に於いて、帝国が誇る高速鉄道ZGGで応募していたレオン・ヘビー・インダストリーズ(以下RHI)が応募を取り消したことが判明しました。RHI代表取締役社長のベンヤミン・エーベル氏は記者会見の場で「現在ウェールリズセ共和国で問題となっているアキュリス社の事業計画盗用問題に於いて、RHIの担当者が事前に他の企業らの事業計画を全くと言っていいほど読んでなく、その為にアキュリス社の事業計画と内容が類似する項目を意図せず作成してしまっていた事が発覚した」と公表。事前に他国企業の事業計画を確認さえすれば事業計画の項目が類似するが確認でき、応募前に修正が出来た事とした上で、「RHIは非常に重大なミスを犯した」とRHIに非がある事を認め、そのミスがあった為に本入札を取り止めたと説明した。「今回の一件で、高速鉄道の輸出というレゴリス帝国の利益を奪ったばかりか、あまつさえ他国のウェールリズセ共和国の利益をも奪った」として、今回の問題の責任を取り代表取締役社長の職を辞職することを表明しました。

 同日、ガトーヴィチ帝国における高速鉄道整備計画に伴う入札に於いて、RHIとタッグを組んで入札し、今回問題となっている事業計画の監査等を務めていたレゴリス帝国鉄道のディートマル・ボルマン代表取締役社長も記者会見を開き、「本事業計画の監査等を務めた当社にも責任がある」として、その代表たる自らの辞任を表明しました。

 尚、ウェールリズセ共和国内で唱えられているアキュリス社がRHIの事業計画を盗用したという疑惑は潔白で、むしろ後発組であったRHIがアキュリス社の事業計画を盗用したのではという記者の質問に対して、両社長は口を揃えて「そのようなZGGの品位が下がり、我々が属する国家に損害を与えるような事はしない。我が社が盗用したという事実は無い」と否定しました。

 この問題と二人の社長の辞任によりRHIとレゴリス帝国鉄道の株価は大暴落し、始めこそ4000Va近い値をつけていた両社の株価が終了時には2700Va程度まで暴落しました。この暴落でRHIが属する企業グループ、RRグループの各企業も巻き沿いで株価が下落したためレゴリス中央証券取引所では一時大混乱に陥ったが、終了時にはなんとか持ち直しました。

 この問題について、帝国総統官房長官のヴェルナー・ディットリヒ氏は「あくまで民間企業で起きた問題であって、帝国政府として関知する事は無い」としつつも「このような事が二度と起きないよう各企業に留意していただきたい」と今回と同様の事態が今後発生しないよう企業らに対策を促しました。



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発行日:610年1月中旬(21962期)
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Referer  (62)
8月 23 (日曜日) 2015
【政治】レゴリス帝国、建国300周年を迎えるほか 06:12  レゴリス帝国 
【政治】レゴリス帝国、建国300周年を迎える





(写真上:ガストン・ホルスマン記念広場を行進する第10武装擲弾兵教導旅団の将兵ら)

(写真下:ガストン・ホルスマン記念広場上空を飛行するLe-17C/Dヴルダラク、Le-19ノスフェラトゥの編隊…共に弊紙カメラマン撮影)

 フリューゲル歴607年8月16日、レゴリス帝国は建国から300年という記念すべき日を迎えました。

帝国ではこの日は建国記念日に指定されています。何故ならば、旧ノルスモール連邦からレゴリスが解放され、我が帝国が建国された記念日であるからです。

建国記念日は帝国の全ての都市では記念式典が催され、パレードが行われています。その中で最も盛大な記念式典は、首都ブリンストのガストン・ホルスマン記念広場で挙行されました。ガストン・ホルスマン記念広場では、まず総統を始めとした帝国要人や各国来賓等の方々が入場し、次にレゴリス帝国軍・ミッドガルド帝国軍の将兵らが隊列を組んで入場し、広場に整列しました。次に中央軍管区司令官のヴィクトーリア・I・セリューニン陸軍元帥と国防相テレーゼ・バルシュミーデ陸軍元帥が入場し整列した両帝国軍の将兵らを激励し、レゴリス帝国軍の最高司令官であるアプリル・ヴォルケンアンザムルング総統に将兵らの準備が整ったことを報告しました。報告を受けたヴォルケンアンザムルング総統は演壇に立ち、式典の参加者、来賓、全てのレゴリス国民に向けて、次のように演説しました。



「敬愛なるレゴリス国民の皆さん、来賓の皆様、我らが兵士、水兵、軍曹、曹長、准士官、准尉の皆さん、将校、将官、提督の皆さん、建国記念日おめでとう。ノルスモールからレゴリスが解放された我らが民族の栄光の日を受け、皆さんを祝福します。既に祖国解放戦争が終結してから300年の歳月が経過した今、当時を体験した人々こそいなくなっていますが、今もその記憶は薄れてはおらず、世代から世代、親から子供、心から心へと受け継がれています。このような継承の大きな力となっているのは、国家、故郷、近しい人々、家族などへの愛です。

 今ここにいる国民の方々は元より、全ての帝国国民にとって、この日、建国記念日は重要な祝日であり続けています。そして、300年前の今日、ノルスモール連邦に屈せず、私たちの統一と正義と自由を守り、このレゴリス帝国という国家を建国した人々の偉業に、私たちは心より敬意を抱いています。

  しかしながら、その偉業も我が国だけでは成し得るものでありませんでした。何故ならば当時のレゴリス帝国はノルスモール連邦から追い出された只の亡命政権に過ぎず、自らが持つ力もか弱いものでした。ですが、その亡命政権に手を貸してくれた恩人らがいたのです。その恩人らの名はノイエクルス連邦、そして天鶴帝国といいます。彼らは亡命政権がノルスモール連邦に支配されたレゴリスの地に戻れるよう最大限の支援を行い、遂にその亡命政権はノルスモール連邦を打倒し、レゴリスへの帰還を果たしたのです。今では天鶴帝国は崩壊し、ノイエクルス連邦とは491年戦争という非常に悲しい過去がありますが、亡命政府に対して様々な支援を両国がしたことを私達は忘れないでしょう。

 さて、我が国は今日で300年という、大きな節目を迎えました。この300年の永い時の中で、レゴリス帝国では様々な出来事がありました。ノルスモールから勝ち取った勝利と建国に始まり、 ノイエクルス連邦と天鶴帝国の元での復興、20年に渡る内戦、内戦終結後国際社会に復帰してからの再復興、アースガルド条約機構の結成と二度目の内戦、 491年戦争とアースガルド条約機構の解体。帝国再開発計画と超大国化。そして永久同盟の結成・・・。言い始めたら止まらないほど、我が国はこの永い間で様々な出来事がありました。この永い時の間の出来事はレゴリス帝国の偉大なる先人らが様々な困難に打ち勝ってきたという証であり、我が国が世界に誇る歴史といえるでしょう。この偉大なる先人らが築き上げてきた歴史を。世界最大の超大国、そして先進国となった帝国の歴史を、ここで終わらせてはならないのです。我々の為は元より、子孫らの為に、この偉大なる帝国を残していかなければなりません。5世紀、10世紀を経ても尚、このフリューゲルの地に存続し、繁栄を極めながら歴史を刻み続ける。そのような我が国を残さなければならないのです。それは偉大なる先人らが背負ってきた義務であり、今に生きる我々の義務であり、未来で生きている子孫らの義務なのです。

 然しながら、この偉大なる帝国は自らの力だけでは存在しえません。常に寄り添い時に助けてくれる友人がいなければ内から崩壊してしまう、脆い帝国でもあります。その友人となり得たのが盟邦にして永久の同盟を結ぶミッドガルド帝国を筆頭とした様々な国家です。今回、来賓として本式典に御臨席頂いた各国要人の国々は元より、都合がつかず臨席出来なかった国々、そして今では存在しない多数の国家が、帝国の繁栄を支え続けているのです。帝国の繁栄を支える数多の国家に対して、私たちは感謝せねばならないでしょう。

  我が国は偉大なる先人らのたゆまぬ努力により、世界最大の超大国にして先進国という地位につきました。先進国とは、常にこの惑星フリューゲルに存在する全ての国家の規範となるべき存在です。であるならば、それに相応しい振る舞いをしなければなりません。財政支援、災害救援といった慈悲的行為は元より、フリューゲルの平和と安定を志向した外交政策を推し進め、今現在の平和と安定を維持しなければならないのです。その姿勢を放棄した時こそが、かつての491年戦争のような悲劇が始まる時となると確信しています。かつてのような悲劇を起こさないよう、我が国は全力を以って今現在の平和と安定を維持することとなるでしょう。平和を維持するために血を流すこともあるかもしれません。ですが、私たちは勇気を持って前に進みます。嘗ての偉大なる先人らが自らの行動を以って示したように。嘗ての偉大なる先人らが祖国解放戦争に加わり、自らの血を流しながらノルスモールから勝利を勝ち取り、この偉大なる帝国を建国したように………。偉大な勝利、そして建国の日、レゴリスに栄光あれ。万歳!」

ヴォルケンアンザムルング総統が演説を終えた直後に、レゴリス帝国軍将兵が万歳三唱を行いました。

 万歳三唱後には国歌である『世界に冠たる我がレゴリス』が軍楽隊によって演奏され、国歌演奏終了後にレゴリス帝国軍やミッドガルド帝国軍の軍歌が演奏され、ヴィクトーリア・I・セリューニン陸軍元帥を先頭に両帝国軍がパレードを行いました。パレードにはレゴリス帝国軍の全軍種の代表部隊や兵器、そして盟邦たるミッドガルド帝国の軍隊であるミッドガルド帝国軍の代表部隊が参加しました。

 パレードは帝国空軍による航空機の飛行によって幕を閉じました。輸送ヘリコプターから始まり、攻撃ヘリコプター、戦略爆撃機や主力戦闘機であるLe-17C/Dヴルダラク、Le-19ノスフェラトゥ等がガストン・ホルスマン記念広場の上空を通過しました。そして、曲技飛行隊スカーレットマイスターズが記念広場上空に

噴煙で帝国のシンボルたる五稜星を描いて締めを飾りました。記念式典には、ベッテンドルフ前総統を始めとした帝国の政府要人の他、多数の各国からの来賓が臨席しました。



【建国記念式典に御臨席いただいた各国来賓】

ミッドガルド帝国 ゼプテ・カーリツァン皇帝陛下

タヂカラオ国 ジョージ・C・センチュリオン大統領閣下

石動第三帝国 後真備宮太上皇帝陛下 烏帽子宮皇帝陛下 足利晶子征夷大将軍殿下 足利滿子統合参謀本部主席参謀閣下

スコッチランド共産主義同盟 カーク・メイ革命評議会常任幹部会議長閣下

ノホ・ヘレコ連邦 トマシ・ニヨール族長会議議長閣下 テテクラ・ツァッシ首相閣下

ヴェールヌイ社会主義共和国 ヴァシリー・サロート閣僚評議会議長閣下

テークサット連合 エーグナ・タッタ首席大臣閣下

アリア連邦 大統領閣下

ベルサリエーレ王国 レーナ・アレッシア女王陛下

エーラーン教皇国 ゾロアスター3世教皇聖下

ガトーヴィチ帝国 キスラロート君帝陛下 フェドロフスキー外政大臣閣下

成蘭連邦王国 黒石治教国王陛下 伊村重雄連邦首相閣下

ウェールリズセ共和国 イルヴァ・オルランディ外務委員閣下

エルツ帝国 アムヤ・ラフォレーゼ首相閣下

トリヴェント連邦 三脳会議次期外交長閣下

長州国 伊藤俊輔首相閣下

シェロジア共和国 メドリシア・シェゼナ共和国大統領閣下

ノイエクルス連邦 アドリアナ連邦最高評議会議長閣下

ストリーダ王国 シャルガーナ国王・クリスティーナ王妃両陛下

エルツ・アルドラド帝国 イザーク皇太子殿下

フリュー第二帝政 シャルル・B・ジールオール陸軍元帥閣下、ベアトリクス・C・フォン・アレックス陸軍元帥閣下



【国際】レゴリス帝国建国300周年を記念した国際観艦式が行われる





(写真上:ヌイッキ近海で停泊し国際観艦式が始まるのを待つ各国海軍の艦艇)

(写真下:観艦式に参加するためにヌイッキ軍港に入港したレゴリス帝国海軍艦艇)

 8月16日午後、レゴリス帝国海軍最大の海軍基地がある軍民共用港ヌイッキ(14,14)近海で、レゴリス帝国建国300周年を記念した国際観艦式が挙行されました。国際観艦式には本国に駐留している6隻の原子力空母の他、7隻の戦艦、4隻の強襲揚陸艦等の多数の艦艇が参加した他、石動第三帝国海軍から4隻、ベルサリエーレ王国王立海軍から3隻、タヂカラオ国海軍から1隻、エーラーン教皇国救世海軍から2隻、エルツ帝国海軍から1隻、ヴェールヌイ社会主義共和国国家人民軍国境軍から1隻、フリュー第二帝政海軍から1隻が参加しました。また、ヴォルケンアンザムルング総統を始めとした帝国の要人らや午前中にブリンストで挙行された建国300周年記念式典に参加された各国来賓の方々も臨席されました。



 ヴォルケンアンザムルング総統は式典での演説で、建国300周年を祝う言葉と今回の国際観艦式に集った各国海軍の兵士らに感謝の言葉を述べた上でこう述べました。

「海というものは、この広い世界を貿易で以って繋ぐ、フリューゲル共有の財産です。それによって齎される富はフリューゲルの繁栄に大きく寄与してきました。今回、その貿易と我々の営みを護る各国の海軍艦艇が集い、海の一大イベントである観艦式を挙行できる事に、私は喜びに堪えません。

 海は共有すべきフリューゲル共通の財産であり、その恩恵が一部の国家らによる暴挙で以って奪われた場合、我が国はこれを容認するつもりはありません。我が国の海軍は貿易と我々の営み、フリューゲルの繁栄を保障します。不正な行いは打ち払われ、公正さと利益が保障されるでしょう。」

 演説が終了した後、ヴォルケンアンザムルング総統ら一行は観閲部隊旗艦であるミサイル巡洋艦「ラゲイラ」に乗艦し、受閲部隊を観閲し、最後に曲芸飛行隊スカーレットマイスターズが観艦式会場上空に噴煙で帝国のシンボルたる五稜星を描いて締めを飾りました。



【レゴリス帝国建国300周年記念国際観艦式に参加した艦艇一覧】



レゴリス帝国海軍

観閲部隊

 ラゲイラ級ミサイル巡洋艦×2隻

 ハルストア級ミサイル駆逐艦×2隻

 バレンティア級ミサイルフリゲート3隻

受閲部隊

 アルフレッド・F・レゴリス級原子力航空母艦×1隻

 グレーテル・バルシュミーデ級原子力航空母艦×5隻

 アドミラル・ディーツゲン級戦艦×7隻

 ラゲイラ級ミサイル巡洋艦×6隻

 ハルストア級ミサイル駆逐艦×12隻

 バレンティア級ミサイルフリゲート×7隻

 フォーレトゥース級沿海域戦闘艦×9隻

 ブリンスト級強襲揚陸艦×4隻

 ヴィントホーゼ級ドック型揚陸艦×2隻

 テリアン級ドック型輸送揚陸艦×2隻

 エリストラ級原子力潜水艦×8隻

石動第三帝国海軍

 あまてらす級戦艦「あまてらす」

 いざなみ級原子力航空母艦「いざなみ」

 とよたまびめ級重巡洋艦「とよたまびめ」

 やまとひめ級重巡洋艦「やまとひめ」

ベルサリエーレ王国王立海軍

 パンテーラ級戦艦「パンテーラ」

 サンタ・スペッツァーノ級航空巡洋艦「サンタ・フェ」

 アクアーラ級巡洋艦「ロンバルディ・アレーア」

タヂカラオ国海軍

 フリゲート「グリフォン」

エーラーン教皇国救世海軍

 ロスタム級戦艦「ロスタム」

 シャールカーン級航空母艦「シャールカーン」

エルツ帝国海軍

 イスカリオテ級アイギス軽巡洋艦「セントモレア」

ヴェールヌイ社会主義共和国国家人民軍国境軍

 ヴェールヌイ級駆逐艦「アトクラヴィエーンヌイ」

フリュー第二帝政海軍

 ルバニア級戦艦「ルバニア」

 

その他のトピックス

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【国際】石動第三帝国足利晶子前征夷大将軍殿下御逝去。



発行日:フリューゲル歴608年8月初旬(21910期)
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6月 03 (水曜日) 2015
【特集】成蘭国王王妃両陛下レゴリスに訪問ほか 00:13  レゴリス帝国 
【特集】成蘭国王王妃両陛下レゴリスに訪問

 592年8月13日昼、成蘭連邦王国の国王であらせられる黒石治家陛下、並びに王妃であらせられるルティーナ陛下がガストン・ホルスマン国際空港に到着され、18日夜までレゴリス帝国に滞在されました。

 成蘭連邦王国王務省の発表によると、「黒石国王陛下の健康状態を考慮し、最後の外国歴訪となるだろう」としており、陛下が「とりわけ両国の関係が深い国、思い出深い国」としてティユリア連合王国、ガトーヴィチ帝国、石動第三帝国、レゴリス帝国、ヴェールヌイ社会主義共和国の5ヶ国を挙げ、その順で歴訪される旨を表明されていました。レゴリス帝国はそのうちの4番目であり、歴訪された国家の中では6日間という最も滞在時間を取られました。これは両陛下にとって、レゴリスがお気に入りであった為であると言われており、両陛下のレゴリスに対する思い入れが強いということがよく理解できるものとなりました。



[13日-首都ブリンスト]

 初日、ブリンスト近郊に所在するガストン・ホルスマン国際空港に到着された両陛下は帝国の外務大臣であるリーゼロッテ・ヴェルトミュラー女史の出迎えを受け、帝国軍武装親衛隊の護衛の元首都ブリンストの総統官邸へ向かいました。

 総統官邸に到着した両陛下は帝国総統アプリル・ヴォルケンアンザムルング女史の出迎えを受け、そのまま官邸前のレスタディアン通りで行われた歓迎式典に参加されました。歓迎式典では両国の国歌が演奏された後に、黒石国王陛下とヴォルケンアンザムルング総統が帝国軍の儀仗兵らを閲兵しました。歓迎式典後は総統官邸の紫水晶の間にて、ヴォルケンアンザムルング総統と会談し、両国の友好関係等について話し合われた模様です。会談後はそのまま総統官邸の大ホールにて晩餐会が開かれました。

 晩餐会でのスピーチで、ヴォルケンアンザムルング総統は「成蘭連邦王国は、帝国にとって非常に重要な国家です。それは商品輸入を始めとした経済面は元より、『神聖・永久両同盟の対話に関する宣言』に代表される外交面、そして両国の文化交流等の文化面でも。」と両国の関係の親密さを述べた上で「両国の友好的な関係が、盟邦ミッドガルド帝国のように永久に続くことを願ってやみません」と今後のレゴリス・成蘭の友好関係の展望について述べました。

これに対して黒石国王陛下は「我が連邦王国とレゴリスは秋津問題に代表されるように対話を重んじる国家であります。両国が国際社会の安定に責任を有する国の一としてその崇高な外交原則を忘れないことを願います」と述べられた後、乾杯の音頭を取られました。

晩餐会では帝国の政府要人らを始めとして、高級官僚や財界や経済界の要人、文化人等と広く交流されました。



[14日-首都ブリンスト]

 2日目は引き続き首都ブリンストへ滞在され、帝国議会上下両院議長主催による歓迎会に両陛下は出席され、上院議場に集まった上下院両院議員の前で議会演説を行いました。議会演説で黒石国王陛下は「レゴリス帝国は長い歴史と確固たる経済基盤に支えられる『大国』であり、そのような貴国を我が連邦王国は信頼しております。レゴリス帝国はティユリア、ガトーヴィチと並ぶ、我が連邦王国の最高にして最大のパートナーといえるでしょう。」と両国の関係について述べられ、議場は喝采に包まれました。

 歓迎会が閉会した後は帝国大学ブリンストキャンパスへと移動され、帝国大学の学生らが一同に集う中、黒石国王陛下による講演が行われました。講演ではレゴリス・成蘭両国の文化交流の重要性について述べられ、「文化は異文化との交流を通じて洗練されゆくものだと信じております。レゴリス文化と成蘭文化は必ずしも多数の一致点を見出すことはできないでしょうが、相互理解を深めることは当事者の意欲さえあれば、不可能ではありません。現在、私は貴国のロリータファッションについて勉強しているところです。しかし、我が国にはこのような文化に抵抗を示す者が多いのが現状です。非常に残念ですし、障壁をなくす為に我々は努力する必要があるでしょう」と文化交流の大切さを主張され、講演が終了した際にはスタンディングオベーションで拍手が行われました。



[15日-首都ブリンスト]

 3日目も首都ブリンストに滞在され、ブリンスト観光を両陛下は満喫されました。ブリンスト観光では文化人でもあるセシリア・アルヴィドソン文部大臣同行の元、帝国最大の美術館であるレニンツァ美術館を貸切状態で観覧された他、帝国有数のコンサートホールであるブリンスト・フィルハーモニーにて、同ホールを本拠地としているブリンスと・フィルハーモニー管弦楽団による交響曲の演奏を鑑賞されました。

 また、ルティーナ王妃陛下たっての希望で、レゴリス帝国最大のロリータファッションブランド「アトリエ・ナイトメア」の本社への訪問等が行われました。その際にルティーナ王妃陛下は即興で新たな服装のデザイン画を描かれ、そのデザインが非常に素晴らしいものであったことから商品化が即決で決まり、ルティーナ王妃陛下を非常に喜ばせました。



[16日-デルエステ・アグンセラ]

 4日目はおよそ一年前に発生した巨大隕石災害の現場であるデルエステ島へ赴かれ、同災害で消滅後復興途上にあるナハド郊外に所在する「デルエステ島に於ける巨大隕石災害犠牲者の碑」に献花されました。同碑はデルエステ島の80%が消滅し、700万人以上もの国民らが犠牲となったデルエステ島に於ける巨大隕石災害の慰霊のために作られた碑です。献花に際して黒石国王陛下は「巨大隕石による被災者に改めてお見舞い申し上げます。我が国においても、鉱山の破壊を含む甚大な被害をもたらしたのは巨大隕石でした。巨大隕石を早期に発見し、被害を予防するためにも諸国の大学、研究機関との共同研究や情報交流を急ぐべきでしょう。」と仰せになりました。

 その後両陛下はアグンセラ州州都アグンセラへと移動され、郊外にある世界有数の規模を誇るスカイスポーツ専用の飛行場、ルーヴェ飛行場を貸し切りにした上で様々なスカイスポーツを体験されました。両陛下は身体に負担が掛かるスカイダイビング等は行いませんでしたが、グライダーやマイクロライトプレーン等に搭乗し、州都アグンセラやパルチ海峡上空を遊覧飛行されました。一連の体験を終えた黒石国王陛下は「実を言うと、私は高所恐怖症なのです。ですが、王妃からどうしても、という希望があり搭乗することとしました。しかし、アグンセラの素晴らしい街並が目に入るとすぐに恐怖症は治ってしまったようです。」と喜びであらせられました。



[17日-テリアン・バルニッツァ]

 5日目はレゴリス島に戻られ、世界有数の造船所であるRMIテリアン造船所と、同じく世界有数の巨大港であるテリアン港が所在しているテリアンに赴かれました。両陛下はまずテリアン造船所で行われた豪華客船「クイーン・オブ・ルティーナ」の進水式にご臨席になりました。豪華客船「クイーン・オブ・ルティーナ」はルティーナ王妃陛下の名前を冠した世界有数の設備を持った豪華客船であり、就役後は世界一周航路等に使用される予定です。進水式ではルティーナ王妃陛下自らが赤ワインを船に叩きつけ、無事にボトルが割れ進水しました。

 進水式終了後はテリアン港を視察し、成蘭製の商品を積んだコンテナがレゴリス各地へと輸送される一連の流れを見学しました。同行していたパウラ・フェルレーア通商産業大臣は「成蘭製の商品はレゴリスでも非常に人気で、輸入量が減った今では価格が高騰しています。」と成蘭製商品のレゴリスに於ける現状を黒石国王陛下に述べました。それに対して黒石国王陛下は「レゴリスはFENA諸国とともに重要な貿易相手国であり、政府に対してはしかるべき措置をとるよう指示しておるところです。成蘭商品は世界でも親しまれていると聞いております。商品を安定して供給できるよう、体制を整備することが望まれるでしょう。」と述べられました。

 視察終了後、両陛下はバルニッツァ群島へと移動し、バルニッツァ島にある広大な大森林をハイキングされた他、モルヴィナ島に所在するモルヴィナ国立公園では、黒石国王陛下が趣味である絵画制作を行いたいと仰せになり、正味3時間程で素晴らしい絵画をお描きになられました。



[18日-首都ブリンスト]

 最終日の6日目は首都ブリンストにお戻りになられ、ヴォルケンアンザムルング総統主催による昼食会に出席されました。昼食会では成蘭連邦王国の特産品である成蘭牛を用いたドイツ料理や東和産のお茶、ルティーナ王妃陛下の生まれ故郷であるルーシェベルギアス公国の赤ワイン、ルティーナ・クラレット等が振る舞われ、両陛下を喜ばせました。昼食会のさなかにヴォルケンアンザムルング総統が「レゴリスでの6日間は如何でしたか?」と両陛下に質問し、それに対して黒石国王陛下は「6日間あったということもあり、のんびりと過ごすことができました。両国の深い信頼関係が保たれるよう両国政府、両国の全ての市民による不断の努力に期待したいと思います。」と述べられ、またルティーナ王妃陛下は「すばらしい外遊でした。この外遊をきっかけに民間交流が促進されることを願うばかりです。」と仰られ、レゴリスでの6日間が非常に充実したものであった事を述べられました。

 昼食会終了後、全日程を終えた両陛下はヴォルケンアンザムルング総統らの見送りの元、ガストン・ホルスマン国際空港から次の訪問先ヴェールヌイ社会主義共和国へと旅立たれました。

 今回の成蘭国王王妃両陛下のレゴリス御訪問では、移動中の路上などで成蘭国旗とレゴリス国旗を振る帝国国民が多数見受けられ、帝国国民の間においても成蘭国王王妃両陛下の人気が非常に高いものであることが伺えました。また全日程においていずれかの閣僚が同行するなど帝国でも異例の歓迎体制となりましたが、これはアプリル・ヴォルケンアンザムルング総統の「帝国に来られた際には最高のもてなしを行いたいです」という強い意志からこのような歓迎体制になった模様です。



【国際】大和寧帝國皇帝燕海君陛下、有子・アルヴィドソン女史と婚礼の儀へ

 594年3月5日、大和寧帝國皇帝燕海君陛下と事実婚状態であった有子・アルヴィドソン女史が本年7月中旬に正式な婚礼の儀を挙げられることが明らかとなりました。

 陛下と女史は、レゴリス帝国大学留学中に知り合い、卒業後は暫定的に帝国大学政治学部教授のエミーリエ・レゴリス女史の元で助教として研究活動を続けておられました。

 584年の北幹動乱の際にはレゴリス帝国から帰国し拉致された先帝陛下と先皇太子殿下に代わり皇位を継承されました。その際には有子・アルヴィドソン女史も同行し、以降北幹との戦争やノイエクルスの干渉戦争、戦後復興の陣頭指揮を執られた燕海君陛下を支えてきました。

 しかし「形式に拘って臣民に負担を強いることは忍びない。婚礼はなくとも愛は示すことができる。」という燕海君陛下の意向によって正式な婚礼を執り行うことはありませんでした。

 今回、先の戦争の復興や高度工業国家建設計画が成功した事もあり、また「『両陛下』が正式な婚礼をされていないことは、礼儀の国和寧らしくない。」という政府や国民らの声を受け、婚礼の儀実施の決断に至った模様です。

 有子・アルヴィドソン女史がレゴリス人というのも相まって、この慶事に対する喜びの声は帝国各地から聞こえてきます。レゴリス帝国総統のアプリル・ヴォルケンアンザムルング女史は定例記者会見の場でこの「インペリアル・ウェディング」について「有子さんと燕海君陛下の末永い幸せを願います。」と延べ、婚礼の儀にも出席する旨を発表しました。有子・アルヴィドソン女史の養母に当たる文部大臣のセシリア・アルヴィドソン女史は「非常に喜ばしいことです。2人の明るく幸せな将来を祈ります。」と述べました。また、今回の婚礼の儀によって、大和寧帝國皇室のインペリアル・ウェディングに注目が向かい、カップルがインペリアル・ウェディング風の結婚式を挙げる等、結婚式の形態にも変化を与える等の良い影響も出ています。



【国際】アルドラド帝国民主化に伴う混乱に警戒論強まる

 ミッドガルド帝国政府はつい先日、アルドラド帝国の民主化に伴う混乱に対して懸念を示しました。発表内容によると、アルドラド帝国の民主化は歓迎すべきことだとする一方で、民主化に伴い内乱が勃発する等の混乱により、ミッドガルド帝国との通商における問題の発生、第三次産業増加に伴う燃料消費増による国際市場における燃料レートの上昇に対して懸念を示すというものです。

 これを受けレゴリス帝国政府もアプリル・ヴォルケンアンザムルング総統が会見を開き、「アルドラド帝国が民主化し、燃料輸出が停止されたとしても、それは仕方のない事だと割り切るべき」とする一方で、「民主化に伴う様々な混乱により、帝国との通商に支障をきたしたり、商業売上高増加による燃料消費増加に伴う国際市場の燃料レート上昇について、帝国は懸念を示します。」と述べました。

 アルドラド帝国民主化に伴い、アルドラド帝国から輸入している燃料定期輸送契約は破棄される可能性が非常に高いことが既に判明しており、帝国政府も新たにアリア連邦から燃料の定期輸送契約を結ぶなどの対策を行っています。しかし、一方のミッドガルド帝国は先の軽工業ショック以降燃料消費の激化に伴う慢性的な燃料不足に悩まされており、何らかの対応を行うことが期待されていますが、今回のアルドラド帝国民主化では燃料の国際レート高騰も予想されており、ミッドガルド帝国にとっては非常に苦しい舵取りを迫られそうです。



その他のトピックス

【国際】ガトーヴィチ帝国ザガール君帝陛下崩御。イストーチニク君帝陛下即位へ

【国際】ヴェールヌイ社会主義共和国で書記長選挙並びに人民議会選挙行われる。現行路線の維持が確定か?

【国際】スコッチランド赤化。シュシュ元国王らフランドルへ亡命

【政治】レゴリス社会民主党とレゴリス共産党の合併協議始まる。共産党の一部議員ら反発





発行日:595年1月下旬(21423期)
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5月 15 (金曜日) 2015
【政治】第6回総統選挙行われるほか 01:19  レゴリス帝国 
【政治】第6回総統選挙行われる。レゴリス保守党ヴォルケンアンザムルング現外相が当選

 588年5月29日、6回目の総統選挙(直接選挙化後では2回目)が行われ、第1回投票にてレゴリス保守党の総統候補者、アプリル・ヴォルケンアンザムルング現外相が得票率で59%という圧倒的な得票を得た為次期総統へと選出されました。今回の第6回総統選挙では計4名の候補者が出馬を表明し、特にレゴリス保守党のアプリル・ヴォルケンアンザムルング現外相、レゴリス社会民主党・レゴリス共産党連合のヘンリエッテ・ヴェルトミュラー女史が有力候補者として挙げられ、次期総統となるのは2人のうちの誰かであると言われていました。

各候補者らの一覧は以下の通り。



 そして、投票の結果、前述の通り第1回投票にてヴォルケンアンザムルング現外相が得票率で59%という圧倒的な得票により次期総統へと選出されました。有力候補と目されていたヘンリエッテ・ヴェルトミュラー女史は得票率で29%で2位となり、残念ながら次期総統には選出されませんでした。

次期総統へと選出されたヴォルケンアンザムルング現外相は会見を開き、「帝国の現在の繁栄を崩さない政治を行いたい」としました。



【社会】アグンセラ州に巨大隕石落下。死者は700万人超

 591年10月16日、アグンセラ州中央部のデルエステ島に巨大隕石が落下し、同島の約80%の面積が水没ないし焦土と化しました。デルエステ島にはアグンセラ州の新たな州都となる予定であったナハド(11,6)や帝国軍の南部軍管区司令部等が置かれていたランカイ(11,19)等といった巨大都市が存在しており、今回の巨大隕石はそれらに直撃した形となりました。これにより700万人以上の国民らが犠牲になった他、エグモント・アーレルスマイヤー州首相や南部軍管区司令官エトムント・ボプツィーン陸軍上級大将等、アグンセラ州政府の官僚や南部軍管区司令部の軍人らが軒並み犠牲になりました。

 この為アグンセラ州政府と南部軍管区は機能不全に陥り、救出活動等に遅れが生じました。これに伴い帝国政府はアグンセラ州全域に緊急事態を宣言し州政府の業務を肩代わりした他、各軍管区から抽出した部隊群で救出活動部隊を編成し統合作戦本部次長ターニャ・ディブリーク陸軍元帥を司令官に任じその使命を果たすよう命令を下しました。

 今回の巨大隕石落下による直接的な経済損失は約100兆Vaと見られており、都市消滅や人口減少による商業売上高の低下も含むとその額は更に膨らむ模様です。パウラ・フェルレーア通商産業大臣は巨大隕石に伴う帝国経済への影響について緊急会見を開き「今回の災害により帝国経済が失速することはあり得ません」とした一方で、「巨大隕石落下以前に戻るには10年近い時間が必要となるでしょう」と、回復に膨大な時間が掛かる事を明言しました。アプリル・ヴォルケンアンザムルング総統は今回の巨大隕石落下について「非常に悲劇的な災害です」とした上で「アグンセラの地が嘗ての姿に戻るよう全力で事に当たります。」と表明し、アグンセラ復興に力を入れることを表明しました。



【経済】世界的な軽工業における生産力低下が発生

 590年3月下旬、所謂「軽工業ショック」と呼ばれる世界的な軽工業における生産力の低下が発生し、軽工業を工業政策としている国家らの商品生産量が低下、全世界的に商品不足が発生しました。これは今現在も継続して起き続いており、世界統計の商業力と工業力が逆転する等の影響が出ている他、燃料・銀・鋼鉄の不足が発生しています。

 軽工業主体の工業政策を採る国家らが多いFENA諸国を中心に世界各国に大きな打撃を与えており、一部国家らは産業構造の転換を行わなければならないレベルにまで悪化している模様です。帝国も例外ではなく、商品定期輸出額第二位の友邦成蘭連邦王国からは定期輸出額の削減を要請される等の打撃を受けました。幸いにも定期輸出額第1位の盟友ミッドガルド帝国を始めとした他の商品定期輸出国は削減の要請を行わなかった為に帝国経済への大打撃は避けられましたが、今度は燃料の不足が懸念される点として浮上してきました。

 燃料の定期輸入はアルドラド帝国を始めとした5カ国から行っており、その合計は30億ガロン/2ヶ月となっています。しかし、アルドラド帝国の民主化に踏み切った場合、同国での燃料消費激化が予想されており、全ての燃料輸出を取りやめるのでは無いかとの懸念が出ています。同国からは燃料定期輸出国の中で最も多い10億ガロンを輸入しており、これが止まった場合、帝国経済への影響は多大なものとなると考えれています。これについてパウラ・フェルレーア通商産業大臣は会見で「早急に代替先を見つけならなければなりません」と10億ガロン分の代替先開拓に意欲を見せました。

 また、クシミニャール侯国政府が「各超大国による努力か、あるいは分業がなされなくてはならない」と声明を発表したことについては、「既に帝国は商業国として特化しており、我が国の商業、ミッドガルドの工業で分業が十分に成されています。我が国はこれ以上の努力を行う義務も義理もありません」と現状を維持することを事実上表明しました。

 一方で、盟友ミッドガルド帝国が一部先端工業国を人為的資源不足事由創出国家と呼称して非難したことについて、リーゼロッテ・ヴェルトミュラー外務大臣は定期会見で「もしそのような国家が実在するのであれば、盟友たるミッドガルド帝国が言うように、様々な方策を打たなくてはならないでしょう。」とミッドガルド帝国と同調する姿勢を表明しました。

 今回の軽工業ショックにより、国際社会で云わば「エコ」が求められる中、現状を維持する事を選んだレゴリス帝国。今後どうなるのか注視しなければならないでしょう。



その他のトピックス

【政治】ハイネセル州とエルネスティア州の合併延期へ、「巨大隕石の影響により合併に関する業務が行えないため」総統官房長官談

【国際】軽工業ショックに伴う各国の対応

【国際】ノイエクルス連邦元最高評議会議長カルラ・ベルガランサ女史逝去

【国際】成蘭連邦王国国王黒石治家陛下が歴訪の意思を示される。「帝国に来られた際には最高のもてなしを行いたいです」総統談

【軍事】海軍第2艦隊所属の原子力空母2隻が巨大隕石に巻き込まれ轟沈



発行日:591年11月下旬(21309期)
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3月 17 (火曜日) 2015
【国際】エルツ内戦、帝国政府は帝国派を支持。帝国軍派遣へ 21:48  レゴリス帝国 
【国際】エルツ内戦、帝国政府は帝国派を支持。帝国軍派遣へ



(写真:エルツに向け航行している第1・第3艦隊所属の空母打撃群)

 1月30日、帝国外務省はエルツ内戦に於いて、帝国派を支持すると共に、かの勢力を支援する為等の目的で帝国軍を派遣することを公表しました。レオンハルト・ボーリンガー外相は帝国派を支持した理由としてエルツ皇帝を自称しているラインハルト・エル・エルヴァシウス氏の主張を取り上げ、「同氏の主張の裏付けが取れ、事実であることが確認されたからだ」としました。

 また、ボーリンガー外相は「エルツの唯一の正統政権たる帝国派が窮地に陥っているおり(中略)帝国は友人たる彼らを見捨ない」とした上で、帝国軍の派遣を公表しました。(派遣戦力はこちらで公開されています)

 国防省によると、既に第3艦隊の一部がエルツ近海に到着して作戦行動を開始している模様で、陸軍も即応軍所属の第3降下猟兵師団がグロリアーナ学園都市に展開している模様です。
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3月 10 (火曜日) 2015
【国際】フランドルに掛けられた国際法違反国家レゲロへの擁護疑惑ほか 02:02  レゴリス帝国 
【国際】フランドルに掛けられた国際法違反国家レゲロへの擁護疑惑

 579年10月11日、帝国外務省はフランドル第二共和政府に対し、国際法(ローカルルール)違反を犯した国家、レゲロ社会主義人民共和国を擁護するような発言をした事について照会したことを公表しました。公表内容によると、フランドル第二共和政府はレゲロ社会主義人民共和国に対して『貴国の対応は以上に遺憾に思う。しかし手放しでヴォルネスクが擁護され、貴国が批難されている現状は非情に見苦しい(後略。全文はこちらで公開されている)』と国際法違反という重大な罪を犯したレゲロ社会主義人民共和国に対して擁護するかの発言を行った模様です。これに対して帝国政府は実際に擁護してるかどうか問いただす目的で照会を行いました。

 照会に対しフランドル第二共和政府は「ノイエクルス連邦と和解をするならば、レゲロ市民のために食糧を輸出するというニュアンスです。(中略)レゲロ寄りの書き込みをしていたのは勿論軟化を期待してのことです。これは擁護でしょうか?」と説明し、擁護はしていないと主張しました。帝国政府はこの説明に対し「国がレゲロへ食糧を輸出する意思のある間は擁護とも捉えられましたが、その意思が無いことが確認された以上現在の貴国の行動は擁護とはかけ離れたものであると言えるでしょう。(後略)」とし照会を終了しました。

 こうして一件落着と思われた本問題ですが、国内では「『レゲロ寄りの書き込み』ということはつまり擁護していたことを認めているではないか!」「帝国政府は何故これを見逃して照会を終わらせたのか!」等と帝国政府の行動を非難する声が少なからず発せられました。極右政党黄金の夜明けの党首フロレンツ・ベート氏は帝国議会の答弁で「帝国政府は愚行を犯した。フランドルのレゲロを擁護した事を認めず、よもや擁護ではないと宣った。」「フランドルのレゲロに対する擁護の姿勢は明らかである」と批判した上でエーラーン教皇国がフランドル第二共和政府と安保条約を締結したことを関連付け「フランドルと安保を結んだエーラーンもまたレゲロを擁護しているのだ」と発言しました。

 こうした一連の問題に対して、滝沢律也総統官房長官は記者会見にて「フランドルがレゲロの擁護を行っていなかったことは明らかであり、最早この問題について、フランドルに再度照会することは無いでしょう。」と断言しました。

 国際的な疑惑が国内に飛び火した事柄でありますが、帝国政府に対する批判は暫く続くものと見られており、近々行われる直接選挙による総統選挙にも影響が出る可能性があるため、今後の動向が注目されています。



【政治】総統選挙の直接選挙化の是非を問う憲法改正の国民投票が行われる

 578年6月15日、帝国の国家元首、そして国家の最高指導者たる総統を選出する選挙、総統選挙の直接選挙化の是非を問う憲法改正の国民投票がレゴリス帝国全土で行われ、賛成多数により改正が成立し、即日行われました。

 国民投票の投票率は98.2%で、そのうちの賛成票は90.8%と改正成立の要件である過半数を超えたため、憲法改正が成立し、即日行われました。 今回の憲法改正に伴う国民投票はティアナ・ベッテンドルフ総統が就任時に掲げていた公約である「総統選挙の直接選挙化」を為すために行われたもので、現行の憲法では総統選挙に関する事柄は記載されていませんでしたが、今回の改正成立により総統選挙の直接選挙を定めた条文が新たに書き加えられました。

 これにより今までは帝国議会による指名選挙で行われていた総統選挙が、直接国民によって審査される直接選挙で行われることとなりました。直接選挙による総統選挙では、20歳以上のレゴリス帝国国民に投票権が与えられ、立候補の要件には25歳以上のレゴリス帝国国民で、国会議員や地方議員等から500名以上の署名を集めることが必要であること等が決められた他、過半数を得た立候補者が総統に就任できることが明記されました。

 今回の憲法改正について、ティアナ・ベッテンドルフ総統は「(総統選挙の直接選挙化が成されて)感無量です。」とした上で、「総統選挙には勿論出馬します。」と少し早い出馬表明を行いました。

 今回の憲法改正後の総統選挙は580年5月23日に公示、8月30日に投開票となる事が決定し、既に公示日が過ぎた現在、国内では総統選挙の選挙戦が始まっています。

帝国の今後の行く末を決めると言っても過言では無い直接選挙による総統選挙に帝国中の注目が向いています。



【政治】エデレス・フリュー内戦に於ける功労者に対する叙勲が行われる

 573年8月11日、帝国総統府主催によるエデレス・フリュー内戦に於ける功労者らに対する叙勲式が帝都ブリンストの総統官邸で行われました。叙勲式では様々な軍人に勲章が授けられた他、昇進等も言い渡されました。

 エデレス・フリュー派遣軍総司令官を務め、度重なる武勲を重ねた上で内戦終結に大きく寄与したターニャ・ディブリーグ陸軍上級大将に対しては、陸軍元帥への昇進が言い渡され、元帥の証である元帥杖をティアナ・ベッテンドルフ総統自ら授けられました。また、内戦において独立第1地上攻撃航空団に所属し、Le-10攻撃機を用いて敵戦車を累計500両以上、車両で1000両以上を撃破した「破壊の女神」ことハンネローレ・ルーデン空軍中佐には騎士五稜星章の最高位の金柏葉・剣・ダイヤモンド付騎士五稜星章を授けられました。他にも革新派に属する他の国家らの軍人らに対しても様々な勲章が授与され、荘厳たる光景がその場に広がっていました。



主な諸将に対して受勲された勲章の一覧

【柏葉・剣・ダイヤモンド付騎士五稜星章】

ヴィクトーリヤ・イヴァーノヴナ・セリューニン(レゴリス帝国陸軍装甲兵大将・エデレス・フリュー派遣軍参謀長兼第1装甲軍司令官)

ヨーゼフ・ボーリンガー(レゴリス帝国陸軍装甲兵大将・エデレス・フリュー派遣軍第5装甲軍司令官)

・ヴィスワ・シミヴィツカ・ゼッケル(ポートランド=カントリーサイド連合王国准将)

・サー・バーナード・アローニ・フロスト・モントメリー(エデレス連合王国陸軍元帥)

・シャルル・ブリジット・ジールオール(エデレス連合王国陸軍元帥)

【柏葉・剣付き騎士五稜星章】

・エンゲルベルト・バスラー(レゴリス帝国海軍大将・エデレス・フリュー派遣軍第3艦隊司令官)

オットー・リーデルシュタイン(レゴリス帝国空軍航空兵大将・エデレス・フリュー派遣軍独立航空軍団司令官)

・モニカ・クルシンスキー(レゴリス帝国空軍中佐・エデレス・フリュー派遣軍第1戦闘航空団パイロット)

・ベアトリクス・クラウス・フォン・アレックス(ルバニア王国元帥)

・ロコノア・ヨーゼフ・フォン・ピウツカ(ポートランド=カントリーサイド連合王国国民大将)

・ヴォリシア・クレメシア・ロフォヴァルタ・スラミアフ・クロンヴォル・フィルミーナ(プルゴーア王国王女兼王国軍大将)



 ティアナ・ベッテンドルフ総統は叙勲式に際し、エデレス・フリュー内戦に参戦した全帝国軍人に対して「諸君らの活躍により、エデレス・フリュー内戦は終結し、彼の地に平安が戻りました。(中略)諸君らはよく戦いました。今は銃を置き、ゆっくりと休暇を楽しみ、そしてまた軍務に励んでもらいたいと思っています。」と労いの言葉を掛けました。



【国際】大幹帝国皇太曾孫殿下とレゴリス人のデート現場が激写される

 レゴリス帝国の有名週刊誌「ディー・フラウ( Die  Frau)」が現在留学目的で我が国に滞在している大幹帝国皇室の一員である燕海君鶴秀皇太曾孫殿下と懇意の友人である有子・アルヴィドソン氏が恋愛関係にあるのではないかという報道に続報が入った。

 同誌によると、去る8月10日からバルニッツァ州に所在しているリゾート地に二人で旅行に行き、その後1週間ほど同地に滞在したとの事で、その現場を抑えた写真も併せて掲載された。

写真の内容は燕海君鶴秀皇太曾孫殿下と有子・アルヴィドソン氏の二人が、仲良く二人並んで手を繋ぎなら歩いているというもので、鮮明に写っており、本人であることは明らかであると同誌には書かれている。

 これについて会見中に記者に質問された有子・アルヴィドソン氏の養母であるセシリア・アルヴィドソン文部相は「燕海君鶴秀殿下は有子の良い友人であり、有子には居なくてはならない方だと聞いていますわ。」と殿下と養女の交際を仄めかす答えを言った上で、「今後も彼ら二人を暖かく見守って頂ければ幸いです」とコメントした。

 燕海君鶴秀皇太曾孫殿下と有子・アルヴィドソン氏は帝国大学政治学部を卒業後同大学の大学院の政治学研究科博士課程に進み、両名とも無事に博士号を取得し卒業された。卒業後は暫定的に帝国大学政治学部教授のエミーリエ・レゴリス女史の元で助教として働いている。近年燕海君鶴秀皇太曾孫殿下の帰国も囁かれる中、この二人の仲がどうなるのか、今後の動きに注目したい所だ。



【文化】「フリューゲルのオリンピック」仁河国際スポーツ大会が開催される

 565年4月6日、「フリューゲルのオリンピック」とも言われた仁河国際スポーツ大会が大幹帝国で開催されました。本大会は地球時代に行われたスポーツの祭典「オリンピック」をフリューゲルの地で再興し、スポーツを通じ国際親善・国際平和を目指すことを目標として掲げており、実施競技は近代五種競技、野球やサッカー等の27種目となっています。参加国・地域は開催国の大幹帝国やレゴリス帝国等を始めとした12カ国・地域で、どの参加国・地域のチームも鍛え抜かれた強豪であり、歴史に残るような名試合や名競争を生んでいきました。

 レゴリス帝国選手団は多くの種目において果敢に健闘し、射撃とサッカー、100mハードルとウエイトリフティングの4種目で金メダルを獲得した他、フェンシングとボクシング、バスケットボールと100m走で銀メダル、近代五種競技やボート競技、カヌーで銅メダルと計11個のメダルを獲得するという素晴らしい結果を残しました。

 これを受けて、ティアナ・ベッテンドルフ総統は金メダルを獲得した選手及びチームに対しレゴリス帝国功労勲章の大功労十字星大綬章を授与した他、銀メダルや銅メダルを獲得した選手らに対して各種勲章等を授与されました。また、惜しくもメダルを逃した選手らに対しては総統自らが激励の言葉を述べたメッセージを送る等、選手団を労いました。

 本大会について、セシリア・アルヴィドソン文部大臣は会見で「非常に熱い戦いが繰り広げられた大会であり、私自身も大幹帝国に渡り、サッカーの決勝戦を見てきました。」と告白。「次はサッカーを始めとした各種目のレゴリス帝国選手団が、ホームでこのような大会を行えるようにしたい」と話し、次回は帝国主催で国際スポーツ大会を行いたいと暗に表明しました。



その他のトピックス

【国際】神聖同盟と永久同盟が共同でレゲロに対して抗議声明を発表

【国際】石動第三帝国によるCAME・OTO脱退に同情の声「ノイエクルスは今も昔も変わらない。非常に傲慢な国家だ」帝国国民談

【国際】大幹帝国で親CAME・OTO、反石動第三帝国の政権誕生。両国間の友好に大きな亀裂か?

【国際】エーラーン教皇国で共産主義者によるテロか。「動向を注視する」総統官房長官談

【国際】エルツテリア宣言出される

【政治】帝国の財政悪化の原因特定される。原因は商品輸入量減量による歳入の低下

【経済】エルツやフリューに対する兵器供給が本格化。RMIの株価がストップ高

【軍事】ノルスモール級航空母艦エルネスティアとアグンセラの現役復帰工事終わる。近々エルツ海軍に引き渡しか

【軍事】世界各国に展開する帝国軍。フリュー第二帝政の次はエルツへ





発行日:580年8月中旬(20903期)
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3月 05 (木曜日) 2015
【国際】レゴリス・ミッドガルド首脳会談行われる 19:30  レゴリス帝国 
【国際】レゴリス・ミッドガルド首脳会談行われる

 総統府は4月8日、ミッドガルド帝国首都アースガルドに所在する帝宮の桜ヶ丘の間にてレゴリス帝国・ミッドガルド帝国間の首脳会談が行われたことを公表しました。首脳会談にはレゴリス帝国からはティアナ・ベッテンドルフ総統が出席し、ミッドガルド帝国からはゼプテ・カーリツァン皇帝陛下が出席した模様です。

 首脳会談の内容については公表されませんでしたが、政府筋によると、永久同盟の今後の方針やレゲロ社会主義人民共和国の国際法(ローカルルール)違反問題、石動第三帝国のOTO脱退問題等について話し合われたとの事です。

 首脳会談後はカーリツァン陛下自らの案内の元ベッテンドルフ総統が秘密裏にミッドガルドの名所巡りを行い、各所でSPらに囲まれたベッテンドルフ総統らの目撃情報が寄せられていました。

 今回の首脳会談について、ティアナ・ベッテンドルフ総統は記者会見で「とても楽しい日々をミッドガルドの地で過ごせました」とした上で「永久同盟は今後も存続し、フリューゲルの平和に貢献するでしょう」とコメントしました。







発行日:579年4月初旬(ターン20854)
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10月 30 (木曜日) 2014
【政治】レゴリス帝国、建国250周年を迎える 他 00:35  レゴリス帝国 
【政治】レゴリス帝国、建国250周年を迎える





(写真上:ガストン・ホルスマン記念広場を行進する第1武装擲弾兵師団の将兵ら)

(写真下:ブリンスト上空に向け飛行する第1戦闘航空団所属のLe-22ヴリコラカスの編隊…共に弊紙カメラマン撮影)

 フリューゲル歴557年8月16日、レゴリス帝国は建国から250年という記念すべき日を迎えました。帝国ではこの日は建国記念日に指定されており、ノルスモール連邦からレゴリスが解放され、帝国が建国された記念日であり、全国民にとって喜びの日となっています。建国記念日は帝国の全ての都市では記念式典が催され、パレードが行われています。その中で最も盛大な記念式典は、首都ブリンストのガストン・ホルスマン記念広場で挙行されました。

 ガストン・ホルスマン記念広場では、まず総統を始めとした帝国要人や各国来賓等の方々が入場し、次にレゴリス帝国軍・ミッドガルド帝国軍の将兵らが隊列を組んで入場し、広場に整列しました。次にエルツ内戦で活躍したレゴリス軍管区司令官のターニャ・ディブリーク陸軍上級大将と国防相テレーゼ・バルシュミーデ予備役陸軍上級大将が入場し整列した両帝国軍の将兵らを激励し、軍の最高司令官であるティアナ・ベッテンドルフ総統に将兵らの準備が整ったことを報告しました。報告を受けたベッテンドルフ総統は演壇に立ち、式典の参加者、来賓、全てのレゴリス国民に向けて、次のように演説しました。

「敬愛なるレゴリス国民の皆さん、我らが兵士、水兵、軍曹、曹長、准士官、准尉の皆さん、将校、将官、提督の皆さん、建国記念日おめでとう。ノルスモールからレゴリスが解放された我らが民族の栄光の日を受け、皆さんを祝福します。祖国解放戦争が終結してから既に250年の歳月が経過しましたが、今もその記憶は薄れてはおらず、世代から世代、親から子供、心から心へと受け継がれています。このような神聖な関係の大きな力となっているのは、レゴリス、故郷、近しい人々、家族などへの愛です。」

ベッテンドルフ総統は建国記念日は全国民にとって重要な祝日であり続けており、レゴリスは私たちの自由を守り、命を救ってくれた人々の偉業に敬意を抱いていると指摘し、次のように語りました。

「私たちはレゴリス帝国が、ノル連の人間憎悪に貫かれた、血塗られた横暴な計画を阻み、レゴリス全土がノル連共の影響下に置かれることを許さなかったことを忘れはしません。我々の兵士たちは、一度奪われた祖国を奪還し、自由と主権を守り抜きました。怖気づくことなく、レゴリス全土を解放し、勝利を勝ち取りました。その功績は永遠に歴史に残るでしょう。」

 また、演説では数々の友好国の協力により帝国の繁栄が続いている事を指摘し、「一重に友好国を始めとした帝国と関係がある諸国全ての協力あっての250年なのです」と帝国に関わりがある国家全てを賞賛しました。演説の最後には「500年、1000年という長い時を経ても尚、帝国がこのフリューゲルの地に存続し、歴史を刻み続けている事を願います。」と帝国の安寧を願う旨を語り、「偉大な勝利、そして建国の日、レゴリスに栄光あれ。万歳!」と締め、レゴリス帝国軍将兵が万歳三唱を行いました。

 万歳三唱後には国歌である『世界に冠たる我がレゴリス』が軍楽隊によって演奏され、演奏終了後にターニャ・ディブリーク陸軍上級大将を先頭に両帝国軍がパレードを行いました。パレードにはレゴリス帝国軍の全軍種の代表部隊や兵器、そして盟邦たるミッドガルド帝国の軍隊であるミッドガルド帝国軍の代表部隊が参加しました。建国記念日のパレードは空軍による航空機の飛行によって幕を閉じました。輸送ヘリコプターから始まり、攻撃ヘリコプター、戦略爆撃機や最新鋭ステルス戦闘機Le-22ヴリコラカス等がガストン・ホルスマン記念広場の上空を通過しました。そして、曲技飛行隊スカーレットマイスターズが記念広場上空に噴煙で帝国のシンボルたる五稜星を描いて締めを飾りました。

 記念式典には、ディットリヒ前総統夫妻を始めとした帝国の政府要人の他、多数の各国からの来賓が臨席しました。



【建国記念式典に御臨席いただいた各国来賓】

ミッドガルド帝国 イェレナ・プチロフ皇帝陛下

ティユリア連合王国 ヘラクレイオス2世国王陛下 アリアドネ王女殿下

大幹帝国 天安君皇帝・伊勢宮皇后両陛下 丁純憲議政府総理大臣閣下

ガトーヴィチ帝国 ザパーヴナイ皇太子殿下 モデスト=ニシコーヴィチ=デングスキー為政院総理大臣閣下 ルスラン外政大臣閣下

成蘭連邦王国 黒石治家国王陛下 ルティーナ公爵兼王妃殿下

ストリーダ王国 エマ・ブレンケ外務大臣閣下

ガータ・ベルンダ第二帝政 テオバルト・フォン・アイヒロート帝国宰相閣下

長州国 毛利久光元首殿下 吉田丸麿外務大臣閣下

石動第三帝国 真備宮皇帝・三条秀員皇婿両陛下 足利尊子将軍殿下

アルドラド帝国 アロイス・ヘルツォーク外務大臣閣下



【国際】レゴリス、エデレス・フリューに於ける内戦に介入へ



(写真:保守派に属する部隊を攻撃する第3戦闘航空団所属のLe-19多用途戦闘機ノスフェラトゥ 国防省提供)

 帝国政府は558年2月18日、エデレス・フリュー連合に於ける内戦への事実上の介入を行うことを発表した。発表内容によると、帝国はポートランド=カントリーサイド王国を中心とした改革派を支持すると共に、同派を全面的に支援するとのこと。その支援の中には帝国軍の派遣や装備提供等も含まれており、事実上の内戦への介入と見られている。改革派を支持し支援を行う理由について、滝沢律也総統官房長官は記者会見で「同国に於ける内戦の長期化は帝国にとって不利益」とした上で「帝国軍の派遣を含めた包括的な支援を行うことによって内戦を早期に終結させる為に決断した」と説明した。

 同日、国防省も記者会見を開き、派遣戦力の公表などを行った。(派遣戦力一覧についてはこちらで確認できる)エデレス・フリュー派遣軍総司令官にはエルツ内戦においてエルツ派遣軍総司令官として活躍したターニャ・ディブリーク陸軍上級大将が就任。配属される部隊も第1装甲軍を始めとした帝国陸軍最強の部隊と言われ、エルツ内戦に於いても獅子奮迅の活躍を見せた古参の部隊が配属される。更には、帝国本土等から1個航空艦隊規模の戦力による爆撃も行う等、早くも帝国軍の攻勢が始まっているとのこと。これについて、テレーゼ・バルシュミーデ国防相は「派遣軍がエデレス・フリューに於ける内戦の早期終結に寄与することを期待します」と派遣軍の活躍に期待している旨を述べた。

 既に派遣軍の戦力はエデレス・フリューに到着済みであり、早ければ今月中にも大規模攻勢が行われる見通し。今回の派兵により、エデレス・フリューに於ける内戦が早期終結に向かうのか否か、注目されている。



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発行日:558年2月下旬(ターン20094期)
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【軍事】エルツに合計5個軍規模の戦力を増派へ 00:55  レゴリス帝国 
【軍事】エルツに合計5個軍規模の戦力を増派へ









(写真上:東進する西方方面軍所属のレオパード2A6主力戦車 写真中:敵砲兵に対して砲撃を開始する東北方面軍所属のPzH500自走榴弾砲

 写真下:敵砲兵陣地に向け巡航ミサイルを発射するハルストア級ミサイル駆逐艦)



 帝国国防省は15日、新たに2個軍相当の戦力をエルツに派遣。同国東南部への上陸に成功したと公表した。派遣された戦力はこちらで公開している。

 バルシュミーデ国防相は今回の追加派兵について「反乱軍が占領している地域には5万人近い邦人がおり、反乱軍の一刻も早い撃退が望まれている」とした上で、「現状より短時間で作戦行動を終え、占領地域にいる邦人らを救出するためには止むなき派遣である」と国民らに理解を求めた。

 既に昨年12月にエルツ東海岸にローザリンデ・ヴェルトミュラー武装親衛隊全国指導者兼陸軍上級大将率いる東北方面軍(14個師団)が上陸に成功。主戦線を押し戻す成果を得られた一方、東南部では戦力を展開できなかった。その為、エルツ東南部への穴埋めとして今回の東南方面軍が派遣された模様だ。

 また、併せて現在行っている1個航空軍団相当の兵力による爆撃から、1個航空艦隊相当による爆撃へと規模を増やすことも公表した。規模増強の理由としてバルシュミーデ国防相は「東方方面の敵戦線が非常に堅く、東北方面軍や東南方面軍、海軍の2個空母打撃群のみでは突破は不可能と判断したため」とした。

 既にレゴリス帝国は32個師団、4個空母打撃群基幹の3個艦隊、1個航空軍団の総勢約55万人という膨大な戦力をエルツ帝国に派遣しており、兵站能力の限界が近づきつつあるとの指摘が多数されている。他にも、戦費においても国庫に大きな負担を掛けている模様で、「このままでは戦費で財政悪化が進行しかねない」と専門家は警鐘を鳴らしている。

このように、帝国軍は長期戦を行える余裕など無いことが判明しており、短期決戦による内戦終結を軍上層部は志向している模様だ。

 未だ100万人近い戦力を擁している反乱軍は防御に徹する一方、帝国軍を大規模な消耗戦に引きずり込もうとしており、対する帝国軍を始めとした連合軍は攻勢を強めており、両者の戦闘がどう決着がつくのか注目されている。



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発行日:553年2月下旬(ターン19914)
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9月 24 (水曜日) 2014
【政治】レゴリス保守党総裁選、ティアナ・ベッテンドルフ氏が勝利ほか 02:30  レゴリス帝国 
【政治】レゴリス保守党総裁選、ティアナ・ベッテンドルフ経産相が勝利。第8代総統に就任へ

 551年4月30日、レゴリス保守党総裁選挙が行われ、ティアナ・ベッテンドルフ経産相がレオンハルト・ボーリンガー外相代行と久本寺森羅財務相を破って勝利した。今回の総裁選挙は上下院の議員票382票と党員票1200票の計1582票で争われた。

投票結果は以下の通り。

ティアナ・ベッテンドルフ  876票

レオンハルト・ボーリンガー 212票

久本寺森羅         494票

(注)敬称略。過半数は791票

 ベッテンドルフ氏は公約として総統選挙の直接選挙化を公約に掲げ、他の立候補者との差別化を計った。結果としてこれが功を奏し、過半数以上の票を獲得することが出来た。しかし、総統選挙の直接選挙化に反対する者も多く、今後実際に行われる見通しは不透明である。

 翌日の5月1日に招集された帝国議会上下院は本会議を開催し、レゴリス保守党とゾロアスター民主党の一部議員の賛成多数によりベッテンドルフ総裁が総統の指名を受け、同日午後に行われた総統就任式典により正式にベッテンドルフ総裁が第8代総統へと就任し、ベッテンドルフ政権が始動した。

また、同日には新政権の閣僚人事が発表された。内容は下記の通り。



総統 ティアナ・ベッテンドルフ(レゴリス保守党)

副総統 シェリー・ベレスフォード(レゴリス保守党)

外務大臣 レオンハルト・ボーリンガー(レゴリス保守党)

内務大臣 南方行雄(レゴリス保守党)

国防大臣 テレーゼ・バルシュミーデ(無所属・予備役陸軍上級大将)

財務大臣 久本寺森羅(レゴリス保守党)

農政大臣 マンフレート・アーメント(レゴリス保守党)

経済産業大臣 パウラ・フェルレーア(無所属)

文部大臣 セシリア・アルヴィドソン(レゴリス保守党)

法務大臣 コンラート・ビュットナー(レゴリス保守党)

運輸大臣 ローベルト・ブリュハノフ(レゴリス保守党)

科学技術大臣 ソフィア・ミラネージ(レゴリス保守党)

総統官房長官 滝沢律也(レゴリス保守党)



【国際】レゴリス帝国政府、エルツ帝国に軍派遣を決定

 滝沢律也総統官房長官は2月11日、閣僚会議にてエルツ帝国へ軍派遣を行うことが決定されたと発表した。エルツ帝国への軍派遣の理由として、滝沢総統官房長官は「エルツには約200万人もの我が国の国民がおり、彼らは国民軍の迫害の対象となりかねない」とした上で「エルツ帝国軍が分裂し、エルツ帝国政府による保護や救出が望めない以上、我が国が自国民を保護し救出する他ない」と主張。軍派遣の正当性を訴えた。

同日にテレーゼ・バルシュミーデ国防相も記者会見を開き、派遣戦力の公表を行った。内容は以下の通り。



エルツ派遣軍総司令官 ターニャ・ディブリーク陸軍上級大将

陸軍

  レゴリス=スリューフェン軍集団

    第1装甲軍

      第2軍団

        第7装甲師団

        第9装甲師団

        第3装甲擲弾兵師団

  即応軍集団

    第4装甲軍

      第16軍団

        第17装甲師団

        第2山岳猟兵師団

    第1軍

      第17軍団

        第9武装擲弾兵師団

        第12武装擲弾兵師団

    特殊作戦任務軍

      第19軍団

        第1降下猟兵師団

        第3降下猟兵師団

海軍

  第3艦隊

    第5空母打撃群「ヘルムート・ブランケンハイム」

    第6空母打撃群「グレーゴール・ブライトナー」

    第5水上戦闘部隊

    第6水上戦闘部隊

    第3潜水戦闘部隊



空軍

  第1航空艦隊

    第1航空軍団

      第1戦闘航空団

      第3戦闘航空団

    独立第1地上攻撃航空団

  第2航空艦隊

    第3航空師団

      第4戦闘航空団

      第7戦闘航空団

  第3航空艦隊

    第11航空師団

      第11輸送航空団

      第12輸送航空団

      第13輸送航空団



 バルシュミーデ国防相によると既に先陣部隊として2個空母打撃群と2個戦闘航空団、1個降下猟兵師団が現地に到着しており、帝国政府とエルツ政府が共同出資して設立され、在エルツレゴリス人が最も多いグロリアーナ学園都市に展開。

その際に周辺を占領していた反政府勢力から攻撃を受けたことから反撃し、文字通り「殲滅」した事を公表した。早ければ今月中旬頃にも後続の部隊が到着する見通しで、それらの部隊を用いて各地に散らばっている在エルツレゴリス人を救出し保護するとしている。



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発行日:552年2月下旬(ターン19878)
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