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2011
| 02
飛燕通信公社 天鶴帝国発信 | ||
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8月 28 (土曜日) 2010 | ||
国際通信紙 第二十一号 | 19:20 | |
我らが祖国の輝ける指導者、天鶴帝万歳 【本日の紙面】 [国外]ノルスモール連邦に対し宣戦布告 [国外]ラステリア共和国において採石場開発 =============================== [国外]ノルスモール連邦に対し宣戦布告 旧レゴリス帝國領の返還交渉が頓挫した事を受けレゴリス帝國亡命 政府は我が国に対し旧帝國領の回復並びにノルスモールの地における 正統政府たる亡命政府によって同地域での政治的混乱の収拾を図るべく 支援要請を求められている事が帝国外政府の緊急記者会見により公表 されました。 帝国外政府より上奏を受けられた陛下は直ちに重臣会議の招集をお命じ になられ六時間に及ぶ協議の結果、亡命政府の要請を受諾することが 陛下の御意の下に決定されました。 この決定に基づき帝国外政府は305年8月6日付けでノルスモール連邦に対する 宣戦布告文書を作成し、既に同国外務省に通達が為されているとの事です。 =============================== [国外]ラステリア共和国において採石場開発 近年稀に見る有望な新興国家、ラステリア共和国が我が国の支援の下 採石場開発に乗り出しました。既に採石場の整備は完了し、後は石材 の採掘を待つばかりとなっています。 同国産の石材が輸入されればこれまでの膨大な燃料消費を伴う鋼鉄に よる建材製造体制の見直しが可能となり燃料消費低減に大きな役割を 果たすものと期待されています。 =============================== | ||
8月 22 (日曜日) 2010 | ||
国際通信紙 第二十号 | 02:18 | |
我らが祖国の輝ける指導者、天鶴帝万歳 【本日の紙面】 [国内]首都近郊に巨大隕石落着、被害甚大 [国外]オーレリア企業複合体がオーレリアの全権を掌握 [国外]ノルスモールで再び内戦勃発か =============================== [国内]首都近郊に巨大隕石落着、被害甚大 303年3月13日、首都近郊に巨大隕石が落着しアラハバキを含む半島一帯 に壊滅的な被害をもたらしました。幸いにも陛下は天津守の護国神社へと 行幸された折の出来事であり御身はご無事であった為、政府機能は 数カ月に渡って麻痺状態に陥ったものの、陛下と緊急招集された重臣 会議における迅速な対処が功を奏し、先頃月夜に招集された暫定の 帝国議会において臨時政府が立ち上げられる運びとなりました。 暫定的にアラハバキ2と号された首都も再建が進められるにつれ改名案 が議論されるまでに至りましたが最終的には旧呼称を継続する方向で 意見が固まっているとの事です。 =============================== [国外]オーレリア企業複合体がオーレリアの全権を掌握 長期間の内戦状態に陥っていたオーレリア合衆国でしたが遂に政府軍 が首都失陥という形で事実上の敗北を喫し、政府機能はAC社を主体 とした"オーレリア企業複合体"なる組織に移行したということです。 我が国はかねてより内戦については国内外の情勢から不干渉を標榜して おりましたが、企業複合体よりの使節が正式にオーレリア合衆国の 後身として国交を継続の意志を明らかにした事により未だ同盟国足り うる要件を満たしていると判断され帝国外政府はこれを承認する運び となった模様です。 =============================== [国外]ノルスモールで再び内戦勃発か レゴリス帝國亡命政府の旧領返還問題について亡命政府とノルスモール 連邦政府との間で交渉が持たれる中、ハイネセル共和国を始めとする ノルスモール連邦構成国はこの交渉について『政府閣僚の独断』であると 決めつけ同連邦からの離脱と新たにハイネセル連邦共和国の建国を宣言 しました。 これにより同連邦は混乱の極みにあり政治経済はもとより他国との交易 にまでも深刻な影響を受け、事実上国家機能は停止状態にある模様です。 帝国外政府は本件について「ハイネセル連邦共和国はレゴリス帝國に 端を発する諸問題の解決について平和的解決の道を自ら放棄するという 愚挙に及んだ。彼らの蜂起は徒に国を混迷に追いやり彼の地に住まう 人間を徒に不幸へと追いやるばかりであり、この状況が続くようで あればあらゆる手段を持って最終的な解決を図らねばならないだろう。」 とする声明を発表しています。 =============================== | ||
8月 05 (木曜日) 2010 | ||
国際通信紙 第十九号 | 01:14 | |
我らが祖国の輝ける指導者、天鶴帝万歳 【本日の紙面】 [国内]レゴリス帝國亡命政府発表 [国外]オーレリア合衆国、非常事態宣言を発令 [国外]北大路国演習場の保有意図、遂に聞かれず [国外]FERUを取り巻く疑念の声 =============================== [国内]レゴリス帝國亡命政府発表 レゴリス帝國亡命政府は報道官を通し、当面の目標を旧領回復として これに向け活動を開始する事を正式に発表いたしました。 「ノル連政府は我々の故郷たるレゴリス帝國領についてこれを直轄地 として我々と同等の政治を敷いていると言う。しかしこれほど欺瞞に 満ちた発表は無いでしょう。我が国に対するユーフォリアの武力侵攻 が無ければノルスモール連邦という国家の体面も維持できなかった国に ノル連国土の半分を占めるレゴリス帝國領を維持できようはずがない。 我々は一刻も早く故国へ復帰し、その政治的安定に努めなければなら ない。力無く、思想無く、誇りも無いノルスモール連邦の官僚どもが 我々の故郷に取り返しのつかない混乱を招く、その前に。」 パーシヴァル・イェンス亡命政府報道官はこの様に述べた上で故国に 復帰する為の第一歩としてノルスモールの地における正統政権としての 承認を各国より取り付けたい考えを示しました。 =============================== [国外]オーレリア合衆国、非常事態宣言を発令 オーレリア合衆国における政治中枢の一つである議事堂において ミサイル攻撃と思われる爆発が発生したらしい、との報がオーレリア 大使館よりもたらされ急遽、重臣会議が招集されているとの事です。 同国では既に軍の出動が手配されながら、命令に従わない部隊が一部 存在するという情報もあり近日中に不明勢力との武力衝突に発展する 可能性も懸念され、オーレリア政府を支援する為に国防軍に再度の 戦闘態勢発令も検討されている模様です。 ですが関係者筋の情報によると陛下はノルスモール連邦内戦前後から レゴリス帝國亡命政府樹立宣言に至るまでの長期間に渡り出動していた 国防軍に対し直ちの再動員を命ずる事を良く思わない意向をお示しに なられたという話も聞かれ、常設軍の警戒配備に留まる可能性もある との事です。 =============================== [国外]北大路国演習場の保有意図、遂に聞かれず 我が国の都市型演習場について、不確定な情報から虐殺などと言う 荒唐無稽な懸念を突き付けてきた北大路国ですが、同国がありもしない 懸念を突き付けた演習場と同型ものの設置を検討しているという情報 に接し、帝国外政府外務省はその保有意図に関して外交ルートを通じ これを照会致しました。 既に迎撃衛星を有するなど高度な軍事技術を有する同国が何故演習場を 必要としているのか、その理由の確認が目的であったものの北大路政府 よりの回答は『国際的に認められており、貴国に干渉される所以は無い』 とまったく的外れなものであったという事です。外政府外務省は再度 北大路政府に対し保有意図の説明のみを欲している旨を通知しましたが 今日に至るまで返答は行われておらず黙殺されたのではないかと見ら れています。 外務省はこの件について会見の場を設け"現段階において"という限定 を付けながらも「意図を明らかにせずただ不干渉のみを要求してきた 事は、即ち他国からの干渉が懸念される利用意図を持っていると判断 せざるを得ない。」と北大路国の今後の動向を注視する必要性に言及 致しました。 現在、北大路国は演習場建設の意志を取り下げていないものの それらしい施設の建設に進捗が見られていない事から状況に変化が あるまでは様子を窺う方針が固められているとの事です。 =============================== [国外]マグザムを取り巻く疑念の声 我が国によるレゴリス帝國の亡命希望者受け入れ及び亡命政府樹立に 関してFERUの盟主と目されるマグザム共和国は批判的な姿勢を 示しました。しかし同じFERUに属するノルスモール連邦の内戦に なんら対応を取らなかったマグザム共和国が今頃になって示した この態度に対し域内外を問わず批判的な声が多く聞かれています。 帝国外政府でもこの件は大した関心も示されず「対応する予定は無い」 とにべにもなく一蹴したとの事です。 また同国は近年、新興国に対して節度に乏しい過剰な資金援助を行って おり、あたかも国を金で買うかの如き横暴な振る舞いに官民問わず 嫌悪感を強めています。 =============================== | ||
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