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飛燕通信公社  天鶴帝国発信
4月 28 (水曜日) 2010
国際通信紙第九号 00:58   
[国内]産業省発表、次期産業計画

[国内]護国神社建立

[国外]"貿箱万博"、立ち枯れか

[国外]SLZ公国―ガゼイン共和国間の貿易事情

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[国内]産業省発表、次期産業計画

建材産業の拡張を概ね完了したとして、内政府産業省は新たな産業計画

を計画している。内容は建材工場の増設計画以前と同じく農業化の促進に

重きを置く方向で固められているとのこと。新たな現代都市の建設や工業

都市の建設などは計画していないものと見られる。

具体的には開発が停止している本土南西部の半島における耕地化を進める

としている。



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[国内]護国神社建立

283年1月15日、天津守郊外において護国神社の建立記念式典が盛大に

挙行された。式典に先立ち行幸された陛下が本堂を天覧され、帝国の

平和と繁栄を祈念されたという。

また今年は建国10周年目でもあり、帝国の堅固な基盤を象徴する建物

ともなるだろう。



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[国外]"貿箱万博"、立ち枯れか

ノイエクルス連邦南瓜共和国が提唱している"貿易万博"が他国の関心

をまったく引かない事から立ち枯れになっているのではないかと囁か

れている。

内容は旧惑星で行われていた行事の踏襲と思われるが、崩壊した世界

の風習を知る事は困難であることにより、具体的な内容が不明瞭な為

ではないかと思われる。



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[国外]SLZ公国―ガゼイン共和国間の貿易事情

ソ・ラド・ツ・レゲーレン公国とガゼイン共和国が、ガゼイン共和国

成立の経緯から親密な関係にあることは周知の事実であるが、両国の

行なう交易に際しまったく情報開示が為されておらず外政府交易省は

不信感を募らせている。

各国の戸を叩き貿易活動に携わる同省のある交易担当官は

「気付いた時には事が終わっている、そんな秘密主義的な貿易は

閉塞的姿勢を生みだし物流を妨げる要因になるんじゃないか?」

と語り懸念の色を隠さない。

同様の意見は多くの交易担当官から上がっていると見られるが、これ

らの声が外政府の外交方針にどの程度の影響を与えるかは不明瞭だ。
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4月 14 (水曜日) 2010
国際通信紙第八号 05:54   
【本日の紙面】

[国内]秋草氏、公務に復帰

[国内]相次ぐ災害―地震に加え巨大隕石落下

[国外]ダイエルン王国との加工貿易態勢延長へ

[国外]フィターレ共和国が自由経済連合に加盟

[国外]ノ連邦の地方報道機関に放送停止命令

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[国内]秋草氏、公務に復帰

秋草外政府長官が休職を終え、職務に復帰する事が公表された。

復帰にあたり秋草長官は陛下の御所に向かって深々と頭を下げ

今回の不始末に関するお詫びを述べ、今後より一層職務に挺身

していく事を誓った。



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[国内]相次ぐ災害―地震に加え巨大隕石落下

7月半ばから月末までの僅か2期足らずの間に地震及び巨大隕石の

落下が集中的に発生した。被災者は50万人以上に上ると見られている。

また産業方面でも軍需産業の半数を失うなど少なくない被害が出ている。

政府は「統計的には他国で起きている災害より各段に被害の規模は

小さいが経済力に難のある我が国にとって非常に手痛い損失である」

と発表、合わせて復興には相応の時間を要するであろうという見解を示した。



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[国外]ダイエルン王国との加工貿易態勢延長へ

我が国とダイエルン王国の間に結ばれている建材の加工貿易について

現行レートのまま更に建材20億tを増産する方向で契約が更新された。

しかし、近年の災害の影響で建材産業の稼働や拡充は後回しにされる

公算が高く、既に製造日程は大幅な修正を余儀なくされている。



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[国外]フィターレ共和国が自由経済連合に加盟

かねてより加盟を打診していたフィターレ共和国よりこの都度、応諾

する旨が伝えられ、既存の加盟国はこれを承認。自由経済連合は都合

五ヵ国目の加盟国を迎えた。

同時期に加盟を打診していたソ・ラド・ツ・レゲーレン公国からは

慎重な検討を要するとして加盟を見送られたが、新たな国家の参画は

自由経済連合の活動を促進するものとして期待されている。



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[国外]ノ連の地方報道機関に放送停止命令

先頃、ノイエクルス連邦スピリタリア行政区では新たに派遣された

行政長官により同地方に存在する自由放送は公共秩序騒乱罪容疑により

放送停止を命令された。

近年のソ・ラド・ツ・レゲーレン公国及びその周辺に関する過激な

批判報道が原因の一つではないかと見られている。

一部の活動家の中では「国家権力による報道の自由の侵害である」

という声も上がってもいるが、ノ連政府の判断を妥当なものとする

向きが大勢を占めているものと思われる。
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4月 08 (木曜日) 2010
国際通信紙第七号 22:07   
【本日の紙面】

[国内]異例の一時停会

[国内]秋草外政府長官に休職

[国際]ノイエクルス連邦、シュタルファストを承認しない方針

[国際]トンコ帝国に集う支援金

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[国内]異例の一時停会

帝国議会は会期中であるにも関わらずその機能を果たしていないとして

陛下により一時的な停会を命じられた。

先の秋草外政府長官発言に端を発する問題について議会は紛糾していたが

元より政策を議論する為の場で、個人の言動によってそれが妨げられた事が

陛下のご不興を買われたのではないかと推測されている。

停会中の政策策定については陛下より招集が命じられた重臣会議に

おいて行われるものと思われる。

帝国議会の再開時期は明示されていないものの、来年度予算審議開始を

目途に11月頃の再開が見込まれている。



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[国内]秋草外政府長官に休職

帝国議会の停会を受けて本来の職務に復帰した秋草陽一外政府長官に

対し最高国務長官である玉置貞内政府長官は秋草氏に休職を命じた。

帝国政府は「秋草氏は先の私的発言の告発に端を発する問題で国内外を

問わず多方面から非難を浴び、精神的疲労の極みにある」として休職を

命じたとしているが、軽率な発言により結果的に議会の機能を低下

させた事に対する問責ではないかとみられている。

スピリタリア地方における同氏の報道についての質問も飛んだが

「地方行政区のローカルな報道機関について特に述べる事は無い」と

関心を示さなかった。

休職期間中の外政府長官が行う職務については次席である歌合川誠司

外務長官が代行としてこれを執り行う模様。



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[国際]ノイエクルス連邦、シュタルファストを承認しない方針

行政区に続き自治区という名称が国際外交上の問題となっている。

ノイエクルス連邦は自治区に外交権など認められないとして

シュタルファスト特別自治区を独立国として承認しない旨を通達した。

帝国外政府はこの件に関し「依然、動向を見守る方針」と事実上

関与しない方針を明らかにした。シュタルファストの独立宣言時

秋草外政府長官(現在休職中)が不在だったことも影響しているとみられる。



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[国際]トンコ帝国に集う支援金

新たな新興国家が次々と誕生する中、なんと三カ国から支援を申し出

られている国がトンコ帝国である。

支援を表明している国家も上は先進国の北大路国から下は発展途上の

シャイボ共和国までと幅広い。

特に採石場開発に関し、大桜帝国とシャイボ共和国の共同出資案が

持ち上がるなど真新しい試みが見られ、今後の動向が注目される。
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4月 07 (水曜日) 2010
国際通信紙 号外 04:16   
[国際]秋草外政府長官発言



ノイエクルス連邦スピリタリア特別行政区とSLZ公国の間における軋轢に

関して秋草陽一外政府長官が「スピリタリアの自身に都合のよい解釈には辟易する」

と側近に漏らしていた事が発覚し公共事業予算の是非に次いで帝国議会において

集中砲火の的となっている。

これに対し秋草外政府長官は「事実だ。あのような幼稚な言動が通用するものか」

と一蹴、自由経済連合への動議提出前とは異なり強気な姿勢を見せている。

同長官は議会での答弁に立ち、根拠として概ね以下の様な内容を語った。



―価格の高騰、価格上昇に対する見解について

高騰と上昇を同じ意味で捉えているようだが愚かなことだ。

価格の高騰とは市場経済の原理だけでは説明のつかない"不適切な"価格の上昇を

意味している。

価格の上昇とは市場経済の原理内における正常な上げ幅を意味するのだ。

『高騰』に不快を感じ『上昇』に不快を感じないのは当り前であろう。



―属国、一国家という表現に対する見解について

ノイエクルス連邦が公開している情報によると『構成国』として

行政区の名が上げられているのだが、スピリタリア的には彼の地は

属国でも国家でもなく市行政区であるということだ。

如何に国家に比肩する規模を持つとはいえ、たかが市行政区如きが

ノイエクルス連邦議会を無視して非難決議を採択するなどありえるだろうか?

公開されているノイエクルス連邦憲章によれば外交権はノイエクルス連邦が

保有する権限である。

加盟国は外交権の他、幾つかの主権を連邦に移譲することに同意している

ことで加盟国足り得ている。

しかし現実には非難決議の採択は有り得たようなので同行政区は外交権を

独自に主張している事になる。

他国の文書を読む前に自身の拠り所となるべき憲章を読み返すべきであろう。



スピリタリアの国営放送に対し我が国の世論は否定的ではあるものの

秋草外政府長官の攻撃的姿勢は無用な外交摩擦を生むとして各方面から批判を

浴びている。
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Referer  (1)
国際通信紙第六号 02:49   
【本日の紙面】

[国内]都市整備計画を巡って大論争

[国内]国営工場閉鎖

[国際]今度は世界的石材の不足か?

[国際]SLZ公国がパタニア併合

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[国内]都市整備計画を巡って大論争

帝国議会では都市整備計画の一端として組まれている公共事業予算が

国家収入を大幅に上回る額に達していることに関し連日激論が交わされている。

公共投資の効果は産業の活性化と住環境の改善という面で数値として

確認されているが、商業国のように安定した収入を持たない我が国の

経済力では現状を維持することすら困難とする向きが強い。

しかし今後の人口の急増による社会不安の発生を抑制する為にも公共

事業の実行は不可欠とする意見を根強く、論戦は平行線を辿っている。

政府筋によるとこのまま収拾が付かなければ、重臣会議にて陛下に上奏し

ご聖断を仰ぐ可能性もあるとしている。



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[国内]国営工場閉鎖

先日の隕石落下による影響で火災を生じ、機能を半減していた国営工場が

損害の復旧困難と判断され事業の停止、事実上の解散を表明した。

政府によると今後は民間資本による工業育成を目指すとしている。



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[国際]今度は世界的石材の不足か?

ノイエクルス連邦スピタリア特別行政区とソ・ラド・ツ・レゲーレン公国

(以下、SLZ公国)の間における石材貿易を巡る外交摩擦に代表される

ように世界では石材供給の不足が懸念されている。

以前の建材不足により世界各国で建材産業の拡充が図られた結果、石材の

消費量が飛躍的に増大しているのが一因とみられている。

既に大桜帝国が新興のトンコ帝国に採石場開発を持ちかけるなど現状打開

に動き出している。

また資源の偏りが健在化する中、自由経済連合やフリューゲル経済圏連合

などの動向も注目されるのではないかとみられる。



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[国際]SLZ公国がパタニア併合

ソ・ラド・ツ・レゲーレン公国軍(以下SLZ公国軍)がパタニアで発生した

クーデター鎮圧を名目に同国へ進駐していることが公表された。

現在SLZ公国はパタニアを『シュタルファスト特別自治区』と改め

自治政権を樹立させているものとみられる。

しかしSLZ公国の軍事力を鑑みるに同自治区に対する防衛能力には疑問符

を付けざるを得ない面があり、自治区を含めた今後の動向が注目される。
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4月 05 (月曜日) 2010
国際通信紙第五号 03:24   
【本日の紙面】

[国内]深刻化する労働力不足

[国内]都市整備計画

[国際]世界各地で大規模災害が多発

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[国内]深刻化する労働力不足

建材産業の拡充は順調に進められていたが、ここに来て工場を稼働させる為の

労働力が不足気味であることが浮き彫りとなった。

帝国内政府内でも対策協議が持たれているが、急激な人口拡張策は現代都市計画が

発動された直後の政情不安が再現するとして消極的な向きが強く問題は長期化の

様相を呈している。



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[国内]都市整備計画

帝国内政府は主として首都及び現代都市周辺の住環境向上を目的とする

公共事業の実施を予算に盛り込む方針を表明した。

人口増加が頭打ちになる中、住環境の改善によって都市部への人口流入を

促進する狙いがあるとみられる。

しかし政府内においては維持費の捻出や莫大な工事費用が掛るのではないか

危惧する関係者も多く、大規模な事業予算の編成は難しいとみられている。



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[国際]世界各地で大規模災害が多発

近年、巨大隕石や大規模地震などにより世界各国で甚大な被害が出ている。

特に巨大隕石にウラン鉱山を直撃されたミッドガルド帝国では鉱山の復旧が

難航しているものとみられる。

自由経済連合域内でもカアルハセヤ帝国では巨大隕石の落下、ダイエルン王国

では大規模地震の発生が確認されている。我が国でも被害こそ微少であるが

隕石の落下が複数確認されており防災体制の整備が急務となっている。
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