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2011
| 02
飛燕通信公社 天鶴帝国発信 | ||
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3月 29 (月曜日) 2010 | ||
国際通信紙第四号 | 02:06 | |
【本日の紙面】 [国内]公安組織の拡大を検討 [国際]ダイエルン王国との間に加工貿易の態勢が成立 [国際]他国貿易関連 =============================== [国内]公安組織の拡大を検討 都市部の治安の悪化に対応する為、帝国内政府では既存の公安組織を 拡大し、治安維持体制の強化を図る施策を検討している。 軍隊と共同しての治安維持は現在の所、上手く機能しているが完全な 連携は難しく先頃の暴動に対しては公安側に事前連絡も無く、軍独自の 判断で武力鎮圧が行われたとされる。 内務省内では「軍は治安維持を制圧任務と勘違いしている」という声 が高まっており、公安組織の拡大の機運を後押ししているとみられる。 =============================== [国際]ダイエルン王国との間に加工貿易の態勢が成立 世界的な建材不足の中、我が国とダイエルン王国の間で建材を加工貿易 によって取引する試みが合意された。 ダイエルン王国では石材が産出されている為、これを原料として我が国が 保有する建材工場により建材へと加工、これをダイエルン王国へ供給する。 我が国は原材料の調達費用が必要ない分、安価で建材を供給できる。 また産業省は当初予定されていた6500~7500万t規模までの建材工場整備を 1億t規模まで引き上げる方針を打ち出しているという。 世界的建材不足から建材産業の育成を掲げる国家が増えており、各国の 整備目標が概ね1億t程度とみられる事からその流れに乗った形となる。 =============================== [国際]他国貿易関連 カアルハセヤ帝国とソ・ラド・ツ・レゲーレン公国間では現在、鋼鉄資源の 定期輸出取引を巡って交渉が持たれている。 重工業を推進するカアルハセヤ帝国は鋼鉄資源の安定的確保が重要課題で あると思われ、今回もその流れの一環であると思われる。 岸中聡交易長官はこの件に関し「当面、我が国の経済に影響はないだろう。」 と述べているが、省内には最大の取引先であるカアルハセヤ帝国への輸出量 低下を危惧する声も少なくないとみられる。 また278年11月現在でカアルハセヤ帝国の鋼鉄資源の備蓄は17億tにも 達しており、不定期の輸出を軸としている我が国にとって今回の交渉の行方は 注意深く見守っていかねばならないだろう。 | ||
3月 25 (木曜日) 2010 | ||
国際通信紙第三号 | 01:15 | |
前号の国際面に掲載された記事の内容に付きまして一部不正確な 報道が為され、他国との外交問題に発展しました事につきまして 帝国外務省より当公社に対し改善勧告を賜りました。 購読者の皆様方におかれましてはご迷惑をお掛けしました事を深く お詫び申し上げますと共に、当公社はより一層の努力を以って 正確な報道に邁進する所存であります。 今後とも飛燕通信公社国際紙をどうぞ宜しくお願い申しあげます。 【本日の紙面】 [国内]治安維持に軍隊投入か [国内]農業改良センター建設 [国際]続・世界に広まる先端工業 [国際]世界規模で慢性的な建材不足か [国際]自由経済連合関連 [国際]フリューゲル経済圏連合関連 =============================== [国内]治安維持に軍隊投入か 現代都市建設に伴う都市化の進行により区画の再整理が着々と 進められている中、治安の悪化が懸念されている。 この件に関し内政府内務省は既に外政府国防省に掛けあい陸軍の一部を 以って治安維持に協力を要請しているとのこと。 外政府国防省は既に陸軍常設部隊より部隊の選抜を開始しており 内務省公安局所属の職員と共同で治安維持にあたる構えだ。 =============================== [国内]農業改良センター建設 都市化による農耕地の減少を補うべく農耕作業の効率化を図る為 農業改良センターが建設された。 国が保有している大型農場では同施設の技術により飛躍的な生産効率の 向上が見込まれている。 反面、都市化に伴い市場が拡大し労働力の確保が難しくなっており 政府内では今回の大規模な投資を疑問視する向きもみられる。 =============================== [国際]続・世界に広まる先端工業 マグザム共和国、南瓜共和国に続き、バーミンガム共和国が先端工業の 導入を目指している事が同国報道機関より公表された。 今はまだ検討段階であるとのことであるが、仮に先端工業化が成功した 場合、同国の工業人口からみてマグザム共和国をも超える工業生産高を 達するものとみられる。 必要とされる銀資源についてもダヂカラオ国と事前交渉において一定の 成果を収めている他、新興国である東亜連邦内における銀鉱の開発、 更にはソ・ラド・ツ・レゲーレン公国が関心を示しているという情報もあり 見通しはかなり明るい物とみられる。 =============================== [国際]世界規模で慢性的な建材不足か 現在、ダイエルン王国とスピリタリア自由国が大々的に建材を募集しているが 両国が必要とする建材の見積もりは合計40億tという膨大な量に達している。 世界有数の建材産業を抱えるユーフォリア帝国が建材輸出に乗り出す見通しを 示しているものの建材を必要としている国はこの二国だけではないと考えられ 今後、世界的に建材が不足するのではないかと見られている。 =============================== [国際]自由経済連合関連 各加盟国大使らによる活発な経済論議が続く中、最近では域外課税について 論議が持たれているようだ。 しかし連合加盟国は域外課税による保護貿易に対し反対の姿勢を表明している バーミンガム共和国と良好な貿易関係を持つ国が多く我が国も例外ではない。 仮に域外課税の動議が提出されたとしても成立する公算は低いと思われる。 しかしオーレリア共和国で誕生間もない民間企業『オーレリア商事』は 自由経済連合加盟国に対しては個別の優遇レートを用意している。 これは課税以外の方法によって域内交易を促進する試みとみられ 今後の動向が注目される。 =============================== [国際]フリューゲル経済圏連合関連 マグザム共和国の提唱するフリューゲル経済圏連合(以下、FERUと表記)の 加盟打診に対し回答を保留していたフィタ―レ共和国は結局、これを断り 現状の貿易態勢を維持する旨を表明した。これに続き北大路国及び ソ・ラド・ツ・レゲーレン公国も不参加を表明した。 特に北大路国は不参加の理由としてFERU他、各経済共同体が世界経済の ブロック化を推進するのではないかという懸念を指摘している。 | ||
3月 22 (月曜日) 2010 | ||
国際通信紙第二号 | 23:40 | |
【本日の紙面】 [国内]現代都市建設計画 [国内]外政府長官、辞任表明するも認められず [国際]世界に広まる先端工業 [国際]自由経済連合関連 [国際]フリューゲル経済圏連合関連 =============================== [国内]現代都市建設計画 277年11月上旬、陛下の勅命による現代都市の建設計画が発動された。 首都建設以来の大規模な国家事業であり、およそ半年の準備期間を要したが 低調路線の国内経済を刺激する大きな1歩になると期待されている。 =============================== [国内]外政府長官、辞任表明するも認められず 報道内における不適切な発言により各方面から非難が集中していた 秋草陽一外政府長官は辞表を提出したが、帝国政府はこれを受理せず 継続して職務の執行を命じた。 政府は「この国の歴史と同じ長さの経験を持つ外務官をただ一度の 失敗でみすみす失う事はできない。」と今回の処置に関する見解を示した。 また政府筋によると事の次第を聞き及びになられた陛下の計らいによる 恩赦であるらしいという情報も入っている。 =============================== [国際]世界に広まる先端工業 マグザム共和国に続きノイエクルス連邦の一角を成す南瓜共和国においても 工業政策の転換が行われ、先端工業が稼働し始めた。 月産は約15兆Va相当に達しており先進国にも劣らぬ生産力を発揮している。 同国内の報道でも活気に満ちた職場の様子が伝えられている。 =============================== [国際]自由経済連合関連 建国以来初となる本格的国際外交は一部波乱を呼ぶ展開があった ものの概ね成功と言える結果を残した。 失言問題で身動きの取れなくなった外政府長官に代わり急遽 主任外務担当官の歌合川昌治氏が全権代表として立てられた (次席である外務長官はバーミンガム共和国への燃料定期輸送の 計画立案を指揮していた為)が、本会議では淀みなく我が国の 主張を論じ、カアルハセヤ帝国に与えた誤解を解き、全加盟国より 動議に対する賛意を得る事が出来た。 今後、加盟国間における活発な意見交換が行われる事を期待されている。 =============================== [国際]フリューゲル経済圏連合(以下、FERUと表記)関連 FERUへの加盟を打診されていたダヂカラオ国が加盟を拒否した理由を FERUの提唱国であるマグザム共和国よりの質問に対する回答の中で公表した。 それによると多少ニュアンスは違うものの我が国が加盟要請に応じない旨を 返答した時と同じようにFERUの方針と自国の方針との相違が障害に なっているものと思われる。 近年のマグザム共和国における貿易活動を見ると先進国に対し国際標準 レートを大きく逸脱した取引を提案し、これを拒否されている。 これをして民間の政治学者の中には『民間企業の過剰な利潤追求姿勢は 政府ぐるみで容認されている』と評する声もありマグザム共和国政府の 政治的指導力を疑問視する向きもある。 とはいえ、ミッドガルド帝国が新たに加盟を表明するなどFERUの方針に 賛同する国家もある事は事実で、その動向は依然注目を集めるている。 | ||
3月 20 (土曜日) 2010 | ||
飛燕通信公社 国際通信紙第一号 | 14:08 | |
フリューゲル歴277年6月を以って運営を開始致します飛燕通信公社 であります。天鶴帝国の情報速達便として末永くご愛顧頂けるよう 公社一同、努力していく所存であります。 【本日の紙面】 [国内]帝国、発展途上への道を踏み出す [国際]バーミンガム共和国との燃料定期輸送協議 [国際]マグザム共和国の工業政策転換 [国際]自由経済連合 =============================== [国内]帝国、発展途上への道を踏み出す 建国4年目にして帝国は後発発展途上国から発展途上国へと評価を上げた。 帝国内政府は今後、現代都市の建設による商業振興を主目標に掲げ更なる発展を企図している。 しかし政府高官によると国力に比して貧弱な防衛戦力の増強、インフラ整備の必要性など 問題山積である現状、商業振興策は後回しにされる可能性も示唆されている。 =============================== [国際]バーミンガム共和国との燃料定期輸送協議 帝国外政府は先進国の中の先進国、バーミンガム共和国より我が国に 対し燃料の定期供給を求める打診があったことを公表した。 政府内では帝国の不安定な経済状況を打開する好機と捉えており陛下 の裁断を頂き同国との協議を開始している。 =============================== [国際]マグザム共和国の工業政策転換 長年に渡り先端工業化を目指していたマグザム共和国ではその努力が結実し 今や月産30兆Va相当の商品が生産されている。先進諸国で商品不足が深刻な 現在、同国は自由経済連合に対抗しうる経済的共同体の設立を目指している こともあり同国の営業次第では大きな国際的地位の向上が予想されている。 =============================== [国際]自由経済連合関連 帝国外政府は近々、自由経済連合に動議を提出する予定だ。 内容は加盟各国の経済的役割を分担する提案であるとされている。 外政府長官は「加盟各国の貿易促進の為には他国との生産調整が必須であり加盟国間 での活発な協議を期待している」と述べ、意欲を覗かせている。 しかし内政府側では加盟各国の経済状況からあまり大きな開発方針の変更は見込めない だろうという観測の元、帝国側の勇み足に終わるのではないかと危惧されている。 | ||
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