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カルセドニー中央通信  カルセドニーの報道機関です。RB通信が中心となり発足しました。住環境委員会のもとに設置されています。
7月 21 (土曜日) 2018
【政治】連合党副代表、ペレネ・モスアゲート氏大統領就任へ―第24回共和国議会選挙 23:17  カルセドニー社会主義連邦共和国 
【政治】連合党副代表、ペレネ・モスアゲート氏大統領就任へ―第24回共和国議会選挙



 左派政権が更なる追い風を受ける結果となった。785年12月20日に投開票が行われた第24回共和国議会選挙において、労働党の議席数は選挙前と変化がなかったものの、連合党が改選議席を大幅に上回る83議席を獲得、この結果与党は定数600のうち381議席を占める大勝となった。一方、この結果により連合党は労働党を上回って議会第1党の地位を獲得、憲法の規定で今季会議で退任するレクハ・アメトリン大統領に代わって大統領を選出することを労働党に対し要求、労働党がこれに合意したことで連邦共和国成立20年を経て初めて、連合党大統領が誕生する運びとなった。当初、連合党大統領は代表のトリク・ユーファストーン氏が有力視されていたが、トリク氏は「最大20年となる任期を果たしうる若い人材が共和国を率いるにふさわしい」と述べて大統領就任を固辞、3ヶ月前に副代表に抜擢されていたペレネ・モスアゲート氏が共和国第2代大統領として就任する運びとなった。

 また、連合党は閣僚ポストの大半を占める6つの委員長職を獲得、選挙前と比べ政権内の連合党の影響力は極めて大きくなった。この、事実上「労働党から連合党への政権交代」とも言えるような新政権の構造について、労働党の幹部の1人は「連合党は『労働党から大幅な譲歩がない限り共和党と連立政権を発足させる構えがある』などと脅しをかけ、社会主義の大義を天秤にかけるようなことをしたことで利益をむさぼった」と述べており、今回の政権発足が単なる与党の勝利ではないことをうかがわせている。ただし、共和党との連立方針について連合党は「右翼と手を組むことは考えられない」と公式に否定、共和党も「我々は正当な方法で自由主義の回復を目指している」と発表し両党の連立交渉についての事実は不明である。



政党  改選議席数  議席数 政治的スペクトル 増減

労働党   75     188   最左派     ±0

連合党   83     193   左派      +49

進歩党    8     80   中道左派    -33

共和党   34     139   右派      -16



 各党の獲得議席は以上の通り。進歩党は前回同様内政政策については労働党に、外交方針については連合党に支持を奪われ改選議席中わずか8議席の獲得にとどまる大惨敗を喫した。想定外の大敗について進歩党本部は「共和国の民主主義は今日死んだ」などと記者に対して述べ、主要4党で唯一「民主主義」を政策の前面に押し出している同党に支持が集まらないことは民衆の無理解が原因だと主張した。進歩党の大敗により労働党が進歩党と連立交渉を行うことが不可能になったため連合党に足元を見られたのではないかとも推測されており、この結果は与党内の情勢にも影響を与えている。

 共和党はガーネット州を中心に安定した支持基盤を築きつつあるが、連合党が「南の風」に対し好意的な政策を表明したことで一部の支持がそちらに流れ、選挙前と比べて議席をわずかに減らした。ただし、政権内で連合党の発言力が増したことから共和党がかねてから要求しているガーネット州の自治権拡大については前進がみられると考えられ、一概に敗北したとは言えない状況となっている。



【政治】ペレネ新大統領、ガーネット州内の4新都市を正式に承認



 ペレネ新大統領は就任後最初の執務でガーネット州の「南の風」が建設した4ヶ所の新都市を正式に承認し、「南の風」が命名した通称をそのまま市名として採用すると発表した。「南の風」は発足後、スペサルタイト島に2ヶ所、グロッシュラーライト南島に1ヶ所、先の784年8月下旬にウバロバイト島に1ヶ所の現代都市を建設しており、これまで政府はこれらの新都市を「不法占拠地域」として扱い地方自治の対象としてこなかった。しかし、連合党主導の新政府は地方自治権の拡大を公約しており、その第1段階として4新都市の承認に踏み切った。

 4都市はそれぞれ住民投票により命名されており、その地域の多数派を占める住民の民族的指導者などから名前がとられている。スペサルタイト島の2都市は「カロベニス」「コロンハルス」、グロッシュラーライト南島の都市は「ルシエンテス」、ウバロバイト島の都市は「ヘファイストス」と呼ばれており、この名前がそのまま承認された。これらは全てカルセドニー国内では初めて石英に由来しない都市名となる。また、エラキス州最南部にも都市が新設され、こちらは旧来の命名基準をそのまま用い「トリディマイト」と命名されている。



【国際】ユリウス地域国際社会に再度混乱をもたらす



 785年10月、国際社会に“ユリウス臨時王国”と称する組織が出現した。同組織がかつて国際社会に害悪をばらまいた挙句カルセドニーが主導する連合軍により殲滅された“ユリウス王国”と称する組織の後継者であることはすぐに確認され、国際法の下同地域が連合軍の戦勝権下にあることが宣言された。この後、戦勝権を有する連合国は直ちに協議を行い、ユリウス地域の管理を簡略化するためカルセドニー政府が同地域を掌握すると定められた条約が作成されたが、その発効を待たずしてユリウス地域は再び崩壊し国際社会から姿を消した。政府は「爾後ユリウスと称する地域を一切相手としない」と声明を発表、同地域が仮に今後再度出現したとしても直ちに国際司法により処断されるのみであることを国際社会に伝えた。



【社会】時空不連続が相次いで観測される。魔方陣の呪いであるとの説を政府は「非科学的」と一蹴

【経済】国内の商品供給過多傾向続き、PLC委員会の財政支出急増。
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