6月1日に開催された龍鮮共産党中央委員会拡大会議での李英重同志の基調提起で発言された「万国の労働者階級との階級的団結」が満場一致で採択された。基調の内容として近年の国際産業構造が著しく資本家による搾取の激化を促進していること、昨今勃発したヴォルネスク戦争が排他的民族主義の高揚の結果起こったこと、またその帝国主義的な戦争にいやしくも社会主義を掲げるヴェールヌイが積極的に加担したことが主な内容だ。特に、平和を重んずるはずの社会主義勢力が民族による分断政策を推進し、かつ帝国主義勢力と結託して好戦的な態度を国際的に示したことは世界人民にとっての重大な裏切り行為でしかなく、国際共産主義運動にとってマイナスにしかならず、このような帝国主義の補完勢力・スターリニズム的社会帝国主義は断固としてこれを粉砕しなければならないと強調した。

同時にそれら悪辣なる戦争勢力と対峙するためには労働者階級の国際的連帯が必要不可欠とし、すでに友好関係にある椛太革命政府との共闘関係の構築などを念頭に入れつつ、他の社会主義国や帝国主義国家の支配下にある労働者人民、革命的諸勢力との統一戦線、すなわち第三フリューゲルインターナショナル建設を全世界の同志たちに大々的に呼びかけることを鮮明にした。

720年6月2日、ガトーヴィチ帝国がノイエクルス連邦に対して宣戦を布告した。

背景としてヴォルネスクにおけるノイエ軍による虐殺行為があったというものだが、確かにノイエ軍の蛮行が事実だとすれば国際的な批判は免れ得ないであろう。しかしながら戦争回避の手段はいくらでもあったことは明白である。国際問題を戦争によって解決しようとする姿勢は我が共和国は一切支持しない。また、それらの武力が将来我が国に向かうのであれば人民の武力は猛烈に抵抗するであろうし、無慈悲な鉄槌を侵略者の頭蓋に叩き落すであろう。



また同時に、これに対してヴェールヌイ「社会主義」共和国が加担していることに著しく憤慨する。

ヴェールヌイは社会主義を民族主義に矮小化し、異民族であれば虐殺しても良いというその反人民性を自ら暴露した。これは革命と全プロレタリアートに対する重大な裏切り行為であり、このような帝国主義の補完勢力としてだけでなく、民族によって世界各国の人民を分断するが如き思想はまさしくスターリニズム的発露と言わざるを得ない。

龍鮮人民共和国は、このような反人民的武力集団を断じて社会主義国とは認めず、断固として打倒の対象とすることを明白にするものである。

百戦百勝の鋼鉄の霊将、偉大なる人民の首領にして龍鮮民族の太陽、龍鮮共産党中央委員会委員長李日成同志は、百頭山記念議事堂において龍鮮人民共和国復興宣言をなされました。

宣言において同志は、この復興宣言を革命勢力の決定的勝利とし、全世界に散らばる民族同胞ならびに全世界の労働者階級の解放を高らかに宣言なされました。まさしくこれぞ我が民族の偉大なる軌跡のはじまりと言えるでしょう。

第一次共和国滅亡から300年、帝国主義の悪辣なる魔の手からついに人民を解放したもうた李日成同志の偉大なる功績は海よりも深く山よりも高く未来永劫刻み込まれることでしょう。